JPS61252370A - カチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理用油剤及び該油剤によるカチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理方法 - Google Patents

カチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理用油剤及び該油剤によるカチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理方法

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JPS61252370A
JPS61252370A JP60092081A JP9208185A JPS61252370A JP S61252370 A JPS61252370 A JP S61252370A JP 60092081 A JP60092081 A JP 60092081A JP 9208185 A JP9208185 A JP 9208185A JP S61252370 A JPS61252370 A JP S61252370A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はカチオン染料可染性ポリエステル繊維(以下、
可染ポリエステルと略記する)の処理用油剤及び該油剤
による可染ポリエステルの処理方法に関する。
主としてエチレンテレフタレート単位からなる一般のポ
リエステル繊維(以下、一般ポリエステルと略記する)
が、その優れた各種特性忙よシ、例えば衣料用繊維とし
て多用されている。しかし、この一般ポリエステルは、
反応基を有していないため、染色性に問題があシ、例え
ばウールやアクリル繊維のように鮮明な色相が得られず
、また染色堅牢度も充分でない。
そこで近年、上記染色性の問題に対応して、エチレンテ
レフタレート単位主体のポリエステルの主鎖又は末端に
例えば金属塩スルホネート基を導入し、カチオン染料に
対し高圧又は常圧で可染性を示すような可染ポリエステ
ルが種々開発されている。ところが、これらの可染ポリ
エステルには、これらを延伸や仮撚等の加工工程に供す
ると、予期し難い捲縮斑や毛羽等が頻繁に発生して品質
を低下させ、また同様に糸切れ等も頻繁に発生して作業
性を低下させるという特有の問題がある。
本発明は可染ポリエステルにおける上記特有の問題に対
応する処理用油剤及び該油剤による可染ポリエステルの
処理方法に関するものである〇〈従来の技術、その問題
点〉 従来、一般ポリエステルの常用油剤を可染ポリエステル
に付与しても、該常用油剤が所望の効果を殆んど発揮し
ないところから、ポリエーテル化合物を含有する可染ポ
リエステル用の油剤が提案されている(特開昭51−5
5496、特開昭52−74021等)0 しかし、この種の従来油剤では、可染ポリエステルの均
斉度向上や強伸度低下防止に一応の効果が認められるも
のの、可染ポリエステルの加工における特有の難問、す
なわち可染ポリエステルを延伸や仮撚等の加工工程に供
すると予期し難い捲縮斑や毛羽更には糸切れ等が頻繁に
発生して品質や作業性を著るしく低下させるという問題
を解決できない。
〈発明が解決しようとする問題点、その解決手段〉 本発明は狭止の如き可染ポリエステルの加工における特
有の問題点を解決する処理用油剤及び該油剤による可染
ポリエステルの処理方法を提供するものである。
しかして本発明者らは、可染ポリエステルの加工で、前
記のような特有の問題が発生することについて注意深く
観察した結果、その原因が、繊維−繊維間及び繊維−金
属間の摩擦と、そして特にヒータートラックからの走行
糸条の飛び出し現象(以下、ジャンピングと略記する)
に大きく影響されていることを見出した。そこで更に本
発明者らは、上記摩擦に抗し且つ上記ジャンピングを抑
制する油剤を開発するべく鋭意研究した結果、特定の高
分子量ポリエーテル化合物が繊維−繊維間及び繊維−金
属間の耐摩耗性を向上せしめ、また特定の第4級アンモ
ニウム塩がジャンピングを低下させ、したがってこれら
を所定割合で含有する油剤が正しく好適であって、該油
剤を可染ポリエステルへ適切付与すると可染ポリエステ
ルの加工における特有の問題点が総合的に一層よシ良く
解決できることを見出したのである。
すなわち本発明は、 炭素数2〜4のアルキレンオキサイドから誘導される分
子量が3500以上の高分子量ポリエーテル化合物を1
0〜70重量%、及び次の一般式(I)で示される第4
級アンモニウム塩を5〜30重量%含有して成る可染ポ
リエステルの処理用油剤に係る第一発明と、 可染ポリエステルに対し、これを溶融紡糸後で延伸又は
仮撚前の段階において、上記処理用油剤を0.3〜1.
2重量%付与する可染ポリエステルの処理方法に係る第
二発明とからなる。
一般式(I) 又はアルケニル基、又はR5−CON−、(CHz )
を−で示されるN−アシルアミノアルキル基(ここに 
R5はともに炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニ
ル基。R6は水素、メチル基、ヒドロキシエチル基又は
ヒドロキシプロピル基Ojは2又は3の整数)。
R2,R31R’は、それぞれ独立して、メチル基、“
エチル基、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル
基。
A はカルボン酸、リン酸、リン酸エステル、硫酸エス
テル又はスルホン酸エステルの各基から水素イオンを除
いたn価のアニオン残基。
H+は水素イオン。
m、nは、0≦m≦2.1≦n≦3、そしてn−72g
=1〜3を充足する0又は1〜3の整数。〕本発明にお
いて、処理対象となる可染ポリエステルは、カテ・オン
染料で可染となるように改質されたポリエステル繊維を
意味し、これには例えば、エチレンテレフタレート単位
主体のポリエステルの主鎖又は末端に金属塩スルホネー
ト基を導入したようなものがあるが、ノンキャリアー常
圧ボイル染色を可能とするために他の共重合成分を用い
たもの等も含まれる。
また本発明において、高分子量ポリエーテル化合物は分
子量が3500以上のもので、これを油剤中に10〜7
0重量%含有させる。分子量が3500未満であったり
、或いは含有量が10i景チ未満であったシすると、可
染ポリエステルの加工工程(延伸工程、仮撚工程、延伸
仮撚工程等)において、繊維−繊維間及び繊維金属間の
耐摩耗性が劣シ、集束性や潤滑性も不充分になる。逆に
、含有量が70重量%を超えると、巻形状に問題を生じ
、綾落ちが出たシ、その他の弊害をもきたすようになる
。通常、該高分子量ポリエーテル化合物は分子量が35
00〜15000のものを便宜的に使用できる。
高分子量ポリエーテル化合物の具体例を挙げると、アル
コール類(炭素数1〜18の飽和アルコール、オレイル
アルコール、炭素数10〜15の合成アルコールや還元
アルコール、ヘキサデカノール等の1価アルコール。炭
素数2〜12のジオール。グリセリンやトリメチロール
プロパン等の多価アルコール。アルキルフェノール等)
、カルボン酸類(カプリン酸、アジピン酸、トリメリッ
ト酸等)、アミン系化合物(ラウリルアミン、エチレン
ジアミン、トリエタノールアミン等)、チオエーテル系
化合物又はメルカプタン系化合物(チオグリコール、ト
リエチレングリコールジメルカプタン等)へ、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド又はブチレンオキサ
イドをブロック又はランダムに付加重合させたものがあ
る。この際、テトラヒドロフラン等を付加させてもよく
、また付加重合物の末端ヒドロキシ基をエーテル化やシ
リル化したもの、更にはその2分子の末端ヒドロキシ基
をホルマール化やシリル化で縮合したものでもよい。
そして本発明において、第4級アンモニウム塩は前記一
般式(I)によって示されるもので、これを油剤中に5
〜30重量%含有させる。一般式(■)の但し書き条件
を外れたシ、含有量が5〜30重量%を外れたシすると
、ジャンピング抑制効果が劣シ、更には可染ポリエステ
ルへの油剤付着が不安定になったシ或いは毛羽が発生し
たシする等の他の弊害をもきたすようになる。
第4級アンモニウム塩の効果をよシ良く発揮させるため
には、一般式(I)のR1−R4やHfnA−”等を、
処理対象である可染ポリエステルの構成内容や該可染ポ
リエステルの加工条件(撚数、デニール、フィラメント
カウント等)に応じて適宜選定されるリン酸エステルイ
オン又はR90S o;で示される硫酸エステルイオン
にするのが好ましい(ここに、R7−R9は、それぞれ
独立して、メチル基又はエテル基)0 一般式(I)で示される第4級アンモニウム塩の具体例
を挙げると、次のa)〜k)等がある。
H3 C2H5 ?H3 h)  (C□IH23CONHCH2CH2CH2N
 CH3]・CHaO8Oa■ Ha H3 C2H50H これらの第4級アンモニウム塩は常法により容易に合成
することができる。例えば、前記のa)〜c)は、相当
する第3級アミンに水の存在下でエチレンオキサイドを
反応させて第4級アンモニウムハイドロオキサイドを得
、更にリン酸を加えて攪拌することによシ得る仁とがで
き、また前記d)〜f)は、相当する第3級アミンとト
リエチルホスフェート或いはトリメチルホスフェートと
を攪拌し反応させることにより得ることができ、そして
前記g)〜i)は、相当する第3級アミンとジメチル硫
酸或いはジエチル硫酸とを攪拌し反応させることてよシ
得ることができる。
本発明に係る油剤は、以上説明したような高分子量ポリ
エーテル化合物と第4級アンモニウム塩とを各所定量含
有して成るものであるが、該油剤へ次のB群から選ばれ
る1種又は2種以上を含有せしめるのも有効である。こ
の場合、高分子量ポリエーテル化合物として分子量70
00以上のものを用いるのが好ましく、分子量7000
以上の高分子量ポリエーテル化合物/一般式(I)で示
される第4級アンモニウム塩/B群の化合物=10〜4
015〜30/30〜80(各重量%)で含有する処理
用油剤とするのが良い。
B群二 分子量700〜3500のポリエーテル化合物
、脂肪酸エステル、鉱物油。
上記B群の化合物は、実質的に潤滑剤乃至摩擦抵抗低下
剤として機能するものであれば特に制限されないが、耐
ヒーター汚染性等その他の点で、次に例示するような脂
肪酸エステルや精製鉱物油が好ましい。すなわち、脂肪
族アルコールと1価脂肪酸とのエステル〔オレイルラウ
レート、オレイルオレート、イントリデシルステアレー
ト、オクチルパルミテート等〕、脂肪族アルコールと脂
肪族二塩基酸とのエステル〔ジオレイルアジペート等〕
、ポリオキシ(エチレン/プロピレン)脂肪族アルコー
ルと1価又は2価の脂肪酸とのモノ又ハシエステル〔F
OE(3モル)オクチルエーテルオクタノエート、PO
E(5モル)POP(5モル)ブチルエーテルオレエー
ト、POE(7モル)オクチルエーテルオクタノエート
、ビスPOE(2モル)テシルエーテルセバケート、P
OE(6モル)1.4−ブタンジオールデカノエート等
、ここにPOEはポリオキシエチレンの略、POPはポ
リオキシプロピレンの略〕、脂肪族多価アルコールと脂
肪酸とのエステル〔トリメチロールエタントリデカノエ
ート、トリメチロールプロパントリベラルゴネート、l
、6−ベキサンジオールジオレート、グリセリントリオ
レート等〕、以上のような脂肪酸エステルがある。
また本発明に係る油剤は、分子量7000以上の高分子
量ポリエーテル化合物及び一般式(I)で示される第4
級アンモニウム塩並びに前記B群の化合物へ更に加えて
、1〜2価の脂肪族カルボン酸石ケンを0.5〜3重量
%含有せしめると一層有効になる。これは、可染ポリエ
ステルが、一般ポリエステルに比べ、その各種加工工程
(撚糸編立整径工程、織布準備工程等)において金属摩
耗や金属腐蝕を引き起こし易く、そこでかかる不都合を
も防止するためである。該脂肪族カルボン酸石ケンには
、炭素数8〜20の脂肪族モノ又はジカルボン酸の、ア
ルカリ金属塩やアミン塩又はアルカノールアミン塩があ
り、よシ具体的には、イソステアリン酸トリエタノール
アミン塩やドデセニルコハク酸ナトリウム塩等がある。
尚、本発明に係る油剤は、以上の各成分の他に、乳化剤
、乳化調節剤、湿潤剤、静電気防止剤、防錆剤、防腐剤
等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜含有し得る
次に、以上説明した本発明に係る油剤によって可染ポリ
エステルを処理する方法について説明する。該油剤は、
紡糸油剤として可染ポリエステルに適用され、その効果
をよシ良く発揮する。その使用に当たシ、水性エマルジ
ョンとして、有機溶剤溶液として又は油剤そのままで、
可染ポリエステルに付与することができる。可染ポリエ
ステルに対し、その付着量は、0.2〜1.5重量%(
油剤実効成分)にするのが良い。そして特に、可染ポリ
エステルに対し、これを溶融紡糸後で延伸又は仮撚前の
段階において、該油剤を0.3〜1.2重量%(油剤実
効成分)付与すると、所期効果の発現が極めて著るしい
〈作用、発明の効果等〉 極ぐ一般的なポリエーテル化合物や第4級アンモニウム
塩それ自体は繊維用油剤成分として既によく知られてい
る。しかし、その加工において可染ポリエステルに特有
の問題点、すなわち繊維−繊維間及び繊維−金属間の摩
擦や特にジャンピングという問題点を、本発明のように
特定の高分子量ポリエーテル化合物と特定の第4級アン
モニウム塩とを各所定量含有せしめた油剤によって明ら
かに解決した例は未だ見られない。特に、可染ポリエス
テルの表面に存在するスルホン基の如きアニオン基を効
果的にマスキングして該表面の性質を変化させるためと
推察されるが、特定の第4級アンモニウム塩によシ、可
染ポリエステルの加工で特有に頻発するジャンピングを
抑制するというような例は未だかつて全く見られないの
である。
しかして本発明には、可染ポリエステルの加工における
当業界の緊急課題、すなわち繊維−繊維間及び繊維−金
属間の摩擦や特にジャンピングを解決し、よって捲縮斑
や毛羽更には糸切れ等の発生を防止して究極的には製品
品質や作業性を著るしく向上することができる効果があ
る。
〈実施例等〉 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の構成及び効果
をよシ明瞭にするが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
・実施例1〜10、比較例1〜9 第1表に記載した各油剤をそれぞれ配合調整した。そし
て、これらの油剤を用い、いずれも次の方法で、可染ポ
リエステル糸を製造し、更に該可染ポリエステル糸を仮
撚加工して、仮撚加工時のジャンピング、得られた仮撚
糸の毛羽、及びヒーター汚染を測定乃至評価した。結果
を第1表に示した。
・・可染ポリエステル糸の製造 5−スルホイソフタル酸ナトリウムを3モルチ共重合さ
せたポリエチレンテレフタレートのポリマーを283℃
で溶融紡糸し、空冷後、各油剤の10%エマルジョンを
ローラータッチ法で給油して、各油剤を0.8重量%(
油剤実効成分)付着させた。引き続き、1200m/分
の速度で捲き取、9.3.2倍に延伸して、75デニー
ル×36フイラメントの可染ポリエステル糸を製造した
・・仮撚加工 上記可染ポリエステル糸を下記条件−で一段仮撚加工し
た。
施撚方式ニスピンドル方式(サファイヤピン) 糸条走行速度:130m/分 オーバーフィード率:+4% 仮撚数:3100T/m 仮撚加工温度=190℃ ・・ジャンピングの測定評価 仮撚加工時において、可染ポリエステル糸が正常な糸道
からトルク方向の異常な箇所へ外れる特異な現象すなわ
ちジャンピングが発生する0このジャンピングは、ある
時間経過すると元に戻り、さらに仮撚加工を続けている
と再び発生したシする。そこで、仮撚時間をA分(目標
60分)とし、その間にジャンピングしている積算時間
をB秒として、次式のジャンピング値を算出し、次の基
準で評価した。
ジャンピング値=(B/A)XIO ○:ジャンピング値0 △:ジャンビング値1〜10 ×:ジャンピンク値11以上 尚、ジャンピングが発生すると、捲縮斑、毛羽糸切れ等
がそれに応じて発生する。
・・仮撚糸の毛羽の評価 仮撚糸チーズ(2kg捲き)の端面における毛羽の有無
を肉眼観察し、次の基準で評価した。
○:毛羽発生無し ×:毛羽1〜2個有シ yx:毛羽3個以上有夛 ・・ヒーター汚染の評価 前記仮撚条件で6日間連続運転した。この間、ジャンピ
ング等で糸切れしたものは、その都度、糸を再仕掛けし
て仮撚した。そして、ヒーターの糸道におけるタール化
物発生の有無を拡大鏡によって観察し、次の基準で評価
した。
○:殆んどヒーター汚染が認められない。
×:ヒーター汚染が認められる。
尚、ヒーターが汚染されると、糸がそれだけ損なわれる
注)表中数値は重量%。
A、B、Cはそれぞれ次のポリエーテル化合物。
A :       CH20−C(PO)/(EO)
 E −HCH3CH2C−CH20−C(PO)/(
EO) 、l −HCH20−((PO)/(KO) 
E −Hここに、POはプロピレンオキサイド、EOは
エチレンオキサイド、PO/EO=30/70 (重量
比、以下同じ)、ランダム付加、分子量7000゜B:
Aと同じもので、分子量3500゜C:   C4H9
0−C(PO)/(EO) )−CHaで、PO/EO
= 50150、ブロック付加、分子量10ay O*
 e+ f+ g+ hは第4級アンモニウム塩で、そ
れぞれ前掲の記号に相当するもの。
a′:     ?H3 CC5Hty −f−C2H4OH)・Cll0?さH
3 g’ :        C2H3 (C4H9−N”C2H5) ・C2H508Cf?2
H5 *1:トリメチロールエタントリデカノエート*2:鉱
物油(I60レッドウッド秒)*3:ポリオキシエチレ
ン(I5モル)ヒマシ油エーテル *4:ビスポリオキシエチレン(2モル)デシルエーテ
ルセバケート *5:アルキルスルホネートナトリウム塩*6:ポリオ
キシエチレン(2モル)ラウリルホスフェートカリウム
塩 *7:イソステアリン酸トリエタノールアミン塩 第1表の結果からも、本発明の優れた効果は明白である
。尚、比較例1〜6及び8の油剤について、各油剤を、
可染ポリエステルに代えて一般ポリエステルを使用した
こと以外は全て同様に行ない、測定乃至評価し良が、こ
の場合例えば、ジャンピング値は全て0であった。した
がって、比較例の各油剤は、一般ポリエステルの加工に
おいて適用できても、ジャンピング等の特有の問題を抱
える可染ポリエステルの加工には適用できないことが判
る。
・実施例11〜14、比較例10〜13第2表に記載し
九各油剤を配合調整した。そして、これらの油剤を用い
、いずれも次の方法で、可染ポリエステルのPOYを製
造し、更に該POYを延伸仮撚加工して、前述の場合と
同様に測定乃至評価した。
・・POYの製造 5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩及び1゜4−ブタ
ンジオールを各々2モルチ共重合させたポリエチレンテ
レフタレートのホリマーt−285℃で溶融紡糸し、空
冷後、各油剤の10%エマルジッンをローラータッチ法
で給油して、各油剤を0.6重量%(油剤実効成分)付
着させた。引き続き、3300”7分の速度で捲き取り
、115デニール×36フイラメントのPOYを製造し
た0・・延伸仮撚加工 上記POYを下記条件で一段延伸仮撚加工した。
施撚方式ニスピンドル方式(す7アイヤビン) 糸条速行速度: 180”/分 延伸倍率:1.518 仮撚数:3200T/m 仮撚加工温度=200℃ 第2表 注)表中数値は重量%。
D、Eはそれぞれ次のポリエーテル化合物。
D:   HO−((PO)/(EO))−Hで、PO
/EO= 50150、ランダム付加、分子量1000
0゜ E :   Cl2H230−((PO)/(EO) 
)−Hで、PO/EO= 50150、ブロック付加、
分子量1000゜ dは第4級アンモニウム塩で、前掲の記号に相当するも
の。
*7は第1表の場合と同じ。
*8:オクチルオクタノエート。
*9:ポリオキシエチレン(7モル)オレイルエーテル
第2表の結果からも、本発明の優れた効果は明白である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素数2〜4のアルキレンオキサイドから誘導され
    る分子量が3500以上の高分子量ポリエーテル化合物
    を10〜70重量%、及び次の一般式( I )で示され
    る第4級アンモニウム塩を5〜30重量%含有して成る
    カチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理用油剤。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼         
                     +〔但し、R^1
    はともに炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基
    、又は▲数式、化学式、表等があります▼で 示されるN−アシルアミノアルキル基(ここに、R^5
    はともに炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基
    。R^6は水素、メチル基、ヒドロキシエチル基又はヒ
    ドロキシプロピル基。lは2又は3の整数)。 R^2、R^3、R^4は、それぞれ独立して、メチル
    基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロ
    ピル基。 A^−^nはカルボン酸、リン酸、リン酸エステル、硫
    酸エステル又はスルホン酸エステルの各基から水素イオ
    ンを除いたn価のアニオン残基。 H^+は水素イオン。 m、nは、0≦m≦2、1≦n≦3、そしてn−m=1
    〜3を充足する0又は1〜3の整数。 2 分子量が7000以上の高分子量ポリエーテル化合
    物を10〜40重量%、及び一般式( I )で示される
    第4級アンモニウム塩を5〜30重量%含有し、更に次
    のB群から選ばれる1種又は2種以上を30〜80重量
    %含有して成る特許請求の範囲第1項記載のカチオン染
    料可染性ポリエステル繊維の処理用油剤。 B群:分子量700〜3500のポリエーテル化合物、
    脂肪酸エステル、鉱物油。 3 加えて1〜2価の脂肪族カルボン酸石ケンを0.5
    〜3重量%含有して成る特許請求の範囲第2項記載のカ
    チオン染料可染性ポリエステル繊維の処理用油剤。 4 一般式( I )において、H^+_mA^−^nが
    ▲数式、化学式、表等があります▼(ここに、R^7、
    R^8は、それぞれ独立して、メチル基又はエチル基)
    で示されるリン酸エステルイオンである特許請求の範囲
    第1項〜第3項のいずれか一つの項記載のカチオン染料
    可染性ポリエステル繊維の処理用油剤。 5 一般式( I )において、H^+_mA^−^nが
    R^9OSO^−_3(ここに、R^9はメチル基又は
    エチル基)で示される硫酸エステルイオンである特許請
    求の範囲第1項〜第3項のいずれか一つの項記載のカチ
    オン染料可染性ポリエステル繊維の処理用油剤。 6 カチオン染料可染性ポリエステル繊維に対し、これ
    を溶融紡糸後で延伸又は仮撚前の段階において、炭素数
    2〜4のアルキレンオキサイドから誘導される分子量が
    3500以上の高分子量ポリエーテル化合物を10〜7
    0重量%、及び次の一般式( I )で示される第4級ア
    ンモニウム塩を5〜30重量%含有する油剤を0.3〜
    1.2重量%付与することを特徴とするカチオン染料可
    染性ポリエステル繊維の処理方法。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R^1はともに炭素数6〜18のアルキル基又
    はアルケニル基、又は▲数式、化学式、表等があります
    ▼で 示されるN−アシルアミノアルキル基(ここに、R^5
    はともに炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基
    。R^6は水素、メチル基、ヒドロキシエチル基又はヒ
    ドロキシプロピル基。lは2又は3の整数)。 R^2、R^3、R^4は、それぞれ独立して、メチル
    基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロ
    ピル基。 A^−^nはカルボン酸、リン酸、リン酸エステル、硫
    酸エステル又はスルホン酸エステルの各基から水素イオ
    ンを除いたn価のアニオン残基。 H^+は水素イオン。 m、nは、0≦m≦2、1≦n≦3、そしてn−m=1
    〜3を充足する0又は1〜3の整数。 7 分子量が7000以上の高分子量ポリエーテル化合
    物を10〜40重量%、及び一般式( I )で示される
    第4級アンモニウム塩を5〜30重量%含有し、更に次
    のB群から選ばれる1種又は2種以上を30〜80重量
    %含有する油剤を付与する特許請求の範囲第6項記載の
    カチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理方法。 B群:分子量700〜3500のポリエーテル化合物、
    脂肪酸エステル、鉱物油。 8 加えて1〜2価の脂肪族カルボン酸石ケンを0.5
    〜3重量%含有する油剤を付与する特許請求の範囲第6
    項記載のカチオン染料可染性ポリエステル繊維の処理方
    法。 9 一般式( I )において、H^+_mA^−^nが
    ▲数式、化学式、表等があります▼(ここに、R^7、
    R^8は、それぞれ独立して、メチル基又はエチル基)
    で示されるリン酸エステルイオンである特許請求の範囲
    第6項〜第8項のいずれか一つの項記載のカチオン染料
    可染性ポリエステル繊維の処理方法。 10 一般式( I )において、H^+_mA_−_n
    がR^9OSO^−_3(ここに、R^9はメチル基又
    はエチル基)で示される硫酸エステルイオンである特許
    請求の範囲第6項〜第8項のいずれか一つの項記載のカ
    チオン染料可染性ポリエステル繊維の処理方法。
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