JPS6124887A - 複数パイプライン同時平行敷設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 この発明は、複数本のパイプラインを同時にかつ平行状
態で敷設する方法に関するものである。

〔従来技術〕

従来、２本のパイプラインを地中に同時に敷設する方法
としては、第１２図に示すように、軌道制御を行ないつ
つ掘削した彎曲あるいは直線状の小径掘削孔５内に挿入
されている小径の先行ドリルバイブロの後端部に、拡掘
用ピント７を連結すると共に小径の後続ドリルパイプ８
の前端部を連結し、拡掘用ピット７によシ掘削された大
径掘削孔９よりも若干小さい外径の鞘管１０の前端内部
に保持部材１１を固定し、その保持部材１１の中心部に
は後続ドリルパイプ８を、軸受１２を介して回転自在に
かつ軸方向移動不能に嵌設し、前記鞘管１０の前端側の
側部に連結部材１３の基端部を取付け、その連結部材１
６の先端部に、小径バイグライン１４の前端部を連結し
、かつ連結部材１３の前部に回転掘削具１５を設け、前
記拡掘用ビット７によシ鞘管１０の前部の地盤を掘削す
ると共に、前記回転掘削具１５により連結部材１６の前
部の地盤を掘削しながら、推進装置により鞘管１０の後
端部を把持して推進すると共に、その鞘管１０により連
結部材１３を介して小径パイプライン１４を推進する方
法が知られている（詳細については特開昭５８〜１３１
２９６号公報参照）。

しかるに、前記従来の同時敷設方法の場合は、鞘管１０
の後部に推進力を加えてこれと小径パイプライン１４と
を推進するので、鞘管１ｏＫ大きな圧縮力が作用し、そ
のため鞘管１ｏとして大きな直径のものを使用する必要
があるので、比較的小径の２本のパイプラインの敷設方
法としては不適当であシ、また鞘管１０走小径パイプラ
イン１４との間の地盤は回転掘削具１５により掘削され
ているので、小径パイプライン１４が鞘管１ｏに近接あ
るいは接触する恐れがあり、この状態で外方が作用する
と、パイプの塗覆装が損傷す−る恐れがある。

〔発明の目的、構成〕

この発明は前述の問題を有利に解決できる複数パイプラ
イン同時平行敷設方法を提供することを目的とするもの
であって、この発明の要旨とするところは、牽引用パイ
プライン１を地上の発進場所から到達場所に向かって推
進して地盤２に貫通させたのち、前記牽引用パイプライ
ン１の先端部に複数の翼状支持アーム６の基端部を連結
すると共に、各支持アーム乙の先端部にそれぞれ被敷設
パイプライン４の先端部を連結し、次に前記牽引用パイ
プライン１を牽引することにより、各被敷設パイプライ
ン４を同時にかつ平行状態で地中に牽引敷設していくこ
とを特徴、とする複数パイプライン同時平行敷設方法に
ある。

〔実施例〕

次にこの発明を図示の例によって詳細に説明するＯ 第８図ないし第１０図はこの発明の実施例において用い
られる掘削連結具１６を示すものであって、後端部が閉
じられている管体１７の前端部に連結用雌ねじ１８が設
けられ、かつその管体１７の直径方向の両側には中空扁
平断面の翼状支持アーム６の基端部が一体に連設され、
各翼状支持アーム６の先端部の前部には、前方に向かっ
て泥水を噴射する掘削用ノズル１９が設けられ、さらに
翼状支持アーム３の先端部の後部には連結用雌ねじを有
するソケット２０が一体に設けられ、前記管体１７の内
部は翼状支持アーム６の内部を経てノズル１９に連通し
、そのノズル１９およびソケット２０の中心線は管体１
７の中心線と平行な直線上に配置されている。

この発明を実施して複数本例えば２本のパイプラインを
同時に平行状態で敷設する場合は、まず′第１図に示す
ように、小径鋼管からなる牽引用パイプライン１の先端
部に、そのパイプライン１内の先端側に固定された公知
の水圧駆動型モータにより回転されるビット２“１を取
付け、そのパイプライン１を地上に設置された推進牽引
機２２により推進して、軌道側（ｉ［ｌＩを行ないなが
ら、円弧状に彎曲掘進し、パイプライン１の前端が地上
の到達予定場所に突出したのち、パイプライン１の先端
部を地上で切断して前記モータ内蔵部分を撤去する。

次に第２図ないし第５図に示すように、掘削連結具１６
における管体１７の前端部を牽引用パイプライン１の先
端部に設けられた雄ねじ部に螺合連結し、かつ各支持ア
ーム３の先端のソケツ）２０に被敷設パイプライン４の
前端部を螺合連結する。

次に地上に設置した推進牽引機２２により牽引用パイプ
ライン１を牽引する七共に、地上から牽引用パイプライ
ン１に供給した泥水をノズル１９から噴出させて、泥水
により被敷設パイプライン４の前方の地盤を掘削または
軟化させながら、各被敷設パイプライン４を同時に平行
状態で地中に牽引敷設していく。この場合、支持アーム
６は翼状すなわち扁平であるので、地中移動時の蝋抗が
小さく、かつ支持アーム３が通過する際に地盤が圧縮さ
れて、地盤に小中のスリットが生じるが、ある時間を経
過すると地盤の復元力によりスリットが閉じられる。

前記各被敷設パイプライン４の前端部が地上に突出した
のち、その被敷設パイプライン４の前端が切断されて、
掘削連結具１６が撤去され、敷設後のパイプライン４は
ガス管、水道管、電気ケーブル収納用管、より大径のパ
イプラインを敷設するためのパイロットパイプラインま
たはその他の用途に用いられる。

地中に牽引用パイプラインを推進貫通する方法としては
、第６図に示すように、水圧駆動型モータによシ回転さ
れるビット２１により掘削しながら小径のパイロットパ
イプ２４を地中に推進すると共に、先端に拡孔用ピント
２５を備えている大径パイプライン１Ａを前記パイロッ
トパイプ２４により誘導しながら地中に推進して貫通し
、その大径パイプライン１Ａを牽引用バイグラインとし
てもよい。

また前記複数本のパイプライン４を地中に貫通敷設した
のち、第７図に示すようにそのパイプライン４の後端部
に、拡孔用ビット２５を一般けると共に、その後に軸受
は装置、曲げを伝えない装置を取付け、大径の被敷設パ
イプライン４Ａ’を連結し、前記パイプライン４から泥
水を供給して推進牽引機２２により拡孔用ビット２５を
回転牽引しながら、前記パイプライン４により大径の被
敷設パイプライン４Ａを地中に牽引敷設してもよい。

第１１図は掘削連結具１６の他の例を示すものであって
、各支持アーム乙の先端部の後部に筒状の水圧駆動型モ
ータ２６の前端部が連結され、そのモータ２６の駆動軸
には、支持アーム乙の先端部の前部に配置されたビット
２７が連結され、がつ前記モータ２６の後端部に被敷設
パイプライン４の前端部が着脱自在に連結され、そのパ
イプライン４から送られる泥水によりモータ２６が駆動
されるように構成されている。

この発明を実施する場合、被敷設パイプラインが比較的
小径である場合は、前記掘削用ノズル１９およびビット
２７を省略して、支持アーム乙の先端部の前部に砲弾型
の地盤圧縮推進用頭部を設けてもよい。

同時に平行状態で敷設されるパイプラインは６本以上で
あってもよく、またこの発明は複数本のパイプラインを
直線状に同時平行敷設する場合にも実施することができ
る。

牽引用パイプライン１を牽引して複数本の被敷設パイプ
ライン４を牽引敷設するとき、牽引用バイプラ、イン１
の通過により生じる孔にモルタル等を適当な手段により
注入充填してもよく、また第８図に示すような構造の掘
削連結具１６を使用すれば、発進側の地上に設置した泥
水供給設備のみによって、第１図におけるビット２１を
回転するための水圧駆動型モータの運転およびノズル１
９からの泥水噴射を行なうことができる。

また被敷設パイプライン４の前端部を掘削連結具１６の
ソケット２０に螺合連結しておけば、牽引敷設中にトラ
ブルが発生した場合、被敷設パイプライン４を回転して
掘削連結具１６のソケット２０から外すことにより、そ
のパイプライン４を引抜いて回収することができる。

この発明を実施する場合、バイグライーン１を牽引する
ときの抵抗を少なくする目的で、掘削連結具１６におけ
る管体１７の前端部に、回転および推力伝達用軸受を介
して雌ねじ金具を回転自在に取付け、かつその雌ねじ金
具にパイプライン１の先端部を螺合連結し、推進牽引機
２２によりパイプライン１を回転しながら牽引してもよ
い。

この発明によれば、予め牽引用パイプライン１を地上の
発進場所から到達場所に向かって推進して地盤２に貫通
させたのち、前記牽引用パイプライン１の先端部に複数
の翼状支持゛アーム６の基端部を連結すると共に、各支
持アーム６の先端部にそれぞれ被敷設パイプライン４の
先端部を連結し、次に前記牽引用パイプライン１を牽引
するので、簡単な手段によって複数の被敷設パイプライ
ン４を同時にかつ平行状態で地中に牽引敷設していくこ
とができ、かつ被敷設パイプライン４に作用する力は引
張力であって圧縮力は作用しないので、複数本の小径パ
イプラインをも容易に敷設することができ、さらに支持
アーム６は扁平な翼状であるので、地中移動時の抵抗が
小さく、しかも支持アーム乙の通過により地盤が圧縮さ
、れてスリットが生じるが、そのスリットの巾は小さく
かつ圧縮された地盤の復元力により比−髄時間でスリッ
トが消滅するかまたはスリットの巾がさらに小さくなる
ので、各被敷設パイプライン４の接近移動を防止して、
敷設されたパイプライン４を平行状態に保つことができ
る等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は牽引用パイプラインを推進敷設している状態を
示す縦断側面図、第２図ないし第５図は複数本の被敷設
管を牽引敷設している状態を示すものであって、第２図
は側面図、第６図は牽引用パイプラインと被敷設パイプ
ラインとの連結部を示す平面図、第４図はその一部横断
平面図、第５図は第６図のＡ−Ａ線断面図である。第６
図は大径の牽引用バイア°ラインを推進敷設している状
態の正面図、第１０図は第８図のＢ−Ｂ線断面図、第１
１図は掘削連結具の他の例とパイプラインとの関係を示
す平面図である。第１２図は従来の複数バイグライン同
時敷設方法を実施する装置を示す一部縦断側面図である
。 図において、１は牽引用パイプライン、２は地盤、ろは
翼状支持アーム、４は被敷設パイプライン、１６は掘削
連結具、１９は掘削用ノズル、２０はソケット、２１は
ビット、２２は推進牽引機、２４けパイロットパイプ、
２５は拡孔用ピント、２６は水圧駆動型モータ、２７は
ビットである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 牽引用パイプライン１を地上の発進場所から到達場所に
   向かつて推進して地盤２に貫通させたのち、前記牽引用
   パイプライン１の先端部に複数の翼状支持アーム３の基
   端部を連結すると共に、各支持アーム３の先端部にそれ
   ぞれ被敷設パイプライン４の先端部を連結し、次に前記
   牽引用パイプライン１を牽引することにより、各敷設パ
   イプライン４を同時にかつ平行状態で地中に牽引敷設し
   ていくことを特徴とする複数パイプライン同時平行敷設
   方法。