JPS61243040A - フエノ−ルのヘミホルマ−ル - Google Patents

フエノ−ルのヘミホルマ−ル

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JPS61243040A
JPS61243040A JP8150685A JP8150685A JPS61243040A JP S61243040 A JPS61243040 A JP S61243040A JP 8150685 A JP8150685 A JP 8150685A JP 8150685 A JP8150685 A JP 8150685A JP S61243040 A JPS61243040 A JP S61243040A
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JP
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hemiformal
phenol
formaldehyde
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JP8150685A
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フランク、ハーベイ、コビツ
ジヨージ、ルイス、ブロード
スイーウ、チヨウ
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Union Carbide Corp
Original Assignee
Union Carbide Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発#Jはホルムアルデヒドとフェノール類の水酸基と
の間で反応が起ってヘミホルマールを形成するホルムア
ルデヒドとフェノールとの反応生成物に関する。更に詳
細には、本発明は安定であり、かつかなりの時間に亘っ
て貯蔵することができるフェノールのヘミホルマールに
関する。従来のフェノール・ホルムアルデヒド硬化触媒
を用いて利用した場合に、フェノール樹脂へ硬化可能で
ある液状ヘミホルマール全意図するものである。
フェノールのヘミホルマールの製造については、かなフ
の期間に亘って文献に推測がなされてきた。
この工うな文献を例示すると、レインホルト・ノぞブリ
シング・0orp(Reinhold Publish
ing 0orpor−ration Iニューヨーク
、1964年)出版の「ホルムアルデヒド」第3版、3
05,306頁(Walker著)があり、そこには下
記のことが述べらnている: 「添加触媒の不存在下では、無水ホルムアルデヒドおよ
びノぞラホルムアルデヒドは、反応は明らかでないが、
溶融フェノールに溶解してホルムアルデヒド臭の強い透
明無色の溶液を生成する。このような溶液では、おそら
く、いくらかの溶媒和が生じて、06H500H20H
、C6H50CH20CH20H等のヘミホルマールが
存在するものと思われる。しかしながら、ホルムアルデ
ヒドポリマーの研究の結果、フェノールはとnらの化せ
物のための溶媒であり、フェノール溶液中の溶解ホルム
アルデヒドの大部分は重合状態にあると思わする。メジ
トールのナトリウムフェルレートの存在下おLび不存在
下での希薄アルカリ性ホルムアルデヒド水溶液中のヒド
ロキシイオン#I!度の測定を含むF’itgeral
d 、 J、 S、およびMartin 、 R,J、
 L、、による研究(Au5tra目anJ、 Ohe
m、 8.194−214(1955))は、ヘミホル
マールの濃度が非常に少なすぎるのでこの方法では測定
できないことを指摘している。しかしながら、著者の考
えでは、メジトールなどの障害フェノールによるヘミホ
ルマールの形成は、ホルムアルデヒドの認識し得る程の
溶媒和も何等示さなh第三ブチルアルコールによるヘミ
ホルマールの形成に類似している。フェノールホルムア
ルデヒド非水溶液と、アルコールおよび他の極性溶媒中
のホルムアルデヒド溶液との類似点が明らかにある。R
eychJer A、  (8ull Sot、 Oh
im、 (4) 1.1189−95 (1907) 
、 Ohem、 Abs、第2巻、1266頁(190
8))にLt″Lば、少量のナトリウムアルコートニ、
ナトリウムアルコレートがメタノール、エタノールオよ
ヒ他のアルコール溶液に触媒作用するように、直鎖ホル
ムアルデヒドポリマーのフェノール溶液に触媒作用する
。フェノールと、メタノール含有ホルムアルデヒド溶液
との酸接触反応からメチルフェニルホルマールを単離す
ることによってヘミホルマールヲ製造するとと−も指摘
されている[Rreslauer r J、著。
Pictel、A、Berichte、40.3789
(1907):]。
ウオルカ−(Walker)の論文に提起される結論に
よる難点のうちの1つは、フェノールと、メタノール含
有ホルムアルデヒド溶液との酸接触反応からヘミホルマ
ールが生じるという点である。酸が作用してフェノール
とホルムアルデヒドとの反応に触媒作用し、ホルムアル
デヒドによるフェノールの通常のアルキル化を行って7
工ノールm IIW’を製造することは周知である。〃
1くして、ウオルカーによるヘミホルマールの存在の提
案としてわかることは、公知の反応以上には何もない。
この公知の反応は酸触媒の存在下でのメタノールとホル
ムアルデヒドとの反応であって、生じた生成物が次いで
フェノールと反応して、反応の最終生成物として特徴づ
けらnるエーテル生成物を生じるものである。実際には
、ヘミホルマールを生成させるホルムアルデヒドと7エ
ノールとの間の反応は平衡反応を生じ、これはウオルカ
ーによって特徴づけらnた反応からは全く存在しない。
このことは、ウオルカーが提案した理論的な反応では、
まずホルムアルデヒドがメタノールで安定化され、次い
で生成物がフェノールと反応することを再び示唆してい
る。
BakelindおよびRender n 「Indu
strial andEngineering Ohe
mistry J第17巻、第3号、225〜237頁
(1925年)の論文において、フェノールの理論上の
ヘミホルマールの形成に関する下記の説を述べている。
「フェノールはまずアルデヒドと直接「ヒ会してエーテ
ル/アルコール混合出会物(XXXI[I )t−形成
し、生じたエーテル基は非常に急速に転位してフェノー
ルになる。
(X后(’In)          CX)Oα)」 (XXXV)                   
        (XXXVT)かくして、Bakel
andお工びRenderは下記のとと金はっきりと指
摘している。すなわち、ヘミホルマールは存在するとし
ても、最良でも瞬間の物質であり、この物質はこ1が生
成した条件で不安定であり、かつ最良でもフェノール樹
脂の製造における中間体をなす理論上の組成物である。
8trupinskaya  等はPlant、 Ma
ssay (1968年(12))の18〜20頁にお
いて、ホルムアルデヒド対フェノールの比3:10でホ
ルムアルデヒドを溶融フェノールへ吸収することによる
生成物の製造全説明している。この比はホルムアルデヒ
ド対フェノールのモル比0.94 : 1に相当する。
ホルムアルデヒド源は、メタノールを約10チ含有する
転換炉ガス流であり、生成物の分析の結果、メタノール
t−8%まで含有することが判明した。
メタノールの存在では、この引例(Plast、 Ma
sa)に述べている上記引用のウオルカーの論文に開示
の生成物に類似のメタノール安定化生成物が推測され、
すなわち、ホルムアルデヒドがメタノールと反応し、次
いでフェノールと反応してエーテル生成物を形成するも
のと思わnる。また、ホルムアルデヒド対フェノールの
低い比でHlに1工す高いホルムアルデヒド対フェノー
ルの平均比を有するヘミホルマールはこの方法ではおそ
らく形成されないと思われる。
1965年11月16日発行さnたベルギー特許第66
7360号明細書(Ohemische WerkeH
uels A、G、 )には、l:1のホルムアルデヒ
ド対フェノールの比でモノマーホルムアルデヒドによる
フェノールを含む種々のヒドロキシ化合物の処理が開示
さ1ている。ホルムアルデヒド対フェノ−ルの低い比で
は、形成されたヘミホルマールはヘミホルマール鎖構造
中にホルムアルデヒド部分の構造を平均して1個以上は
含有しない。上記引用のBakeland  おLぴR
enderの論文に開示さnている工うに、ヘミホルマ
ールは瞬間のすなわち不安定な種であることは当業界で
公知であり、ヘミホルマール鎖の長さが増すにつnて増
々不安定になることが当業者には予期されるところであ
る。
従って、Huels法に添加さn7’(追加のホルムア
ルデヒドは、ホルムアルデヒド対フェノールの一層高い
比ヘミホルマールを形成するのではなく、フェノールと
芳香族環の他の位置で例えばパラ位置またはオルト位置
で反応することが予期される。
従って、当業者が予期することとしては、1個より多い
ホルムアルデヒド部分を有するヘミホルマール鎖が形成
さnるl:1より大きいホルムアルデヒド対フェノール
の比を有するヘミホルマール組成物に不安定であって、
他の7エノール/ホルムアルデヒド樹脂生成物を形成し
たり、解離して遊離ホルムアルデヒドを形成したりする
本発明は、その構成する面でに、第一に、1↓す大キい
ホルムアルデヒド対フェノール部分の平均モル比ヲ有す
るフェノールのヘミホルマールが生成され、このヘミホ
ルマールは認知性の安定性であシ、単離可能であり、貯
蔵可能であり、種々の生成物(その内の1種は、もちろ
ん、フェノールホルムアルデヒド樹脂である)の形成に
利用することができることが確立さf′したことにある
。従来、フェノールのこの工うなヘミホルマールの形成
を確立する試みは首尾よく成功しなかったし、フェノー
ルのこの=うなヘミホルマールが事実上存在するという
ことを確立する公知方法は、文献には全く開示さnてい
ない。
カナダ特許出願筒417716−9号(G、 erod
eおよび8. Ohow K工って1982年12月1
5日出願)ハ、メチロールfヒフエノールのヘミホルマ
ールを開示しており、この場合、ホルムアルデヒドはフ
ェノールのフェノール性水酸基以外にメチロール基とも
反応してヘミホルマール七形成する。
カナダ特許出願筒417715−1号(G、 erod
eおよびS、 Chow Ic Lって1982年12
月15日出願)お↓びカナダ特許出願筒418533−
1号(G、 Brode + S、 Ohowお工びw
、Haleによって1982年12月23日出願)ハ、
フェノールの種々のヘミホルマールを熱硬「ヒ性溶液に
使用し、この溶液tffl維強比複強化の形成に使用す
ることを開示している。こnらの出願は、本発明のヘミ
ホルマールなどのようなフェノールのヘミホルマールヲ
使用して有用な熱硬化性生成物を形成する方法を示して
いる。
本発明のヘミホルマールは硬化性でしかも安定な組成物
であって、典型的には約35℃と約55℃との間の温度
で良好な安定性を有する組成物である。実際、この工う
な物質は貯蔵状態でかなりの期間、約35℃〜約55℃
の範囲エフ低い温度ま7′cは高い温度にさえも保つこ
とさえできる。しかしながら、より低い@度に保つ場合
、ホルムアルデヒドが種々の濃度で生成物から分離して
ノRラホルムアルデヒドの結晶の形成を来たす傾向があ
る。55℃金越える温度では、ヘミホルマール構造から
ホルムアルデヒドが損失する可能性が増し、このホルム
アルデヒドはフェノール/ホルムアルデヒド樹脂系構造
の形成を引き起こすホルマール構造に対して典型的には
オルト位置ま?cはノξう位置で、ベンゼン環と反応す
るのに有効になることがある。これが起る割合は、もち
ろんヘミホルマールを貯蔵する温度により決まり、より
高い温度ではフェノール/ホルムアルデヒド構造を有す
る網台型の生成物がより急速に形成することになる。
ホルムアルデヒドは、35℃より低い温度では分離して
ノぐラホルムアルデヒド系構造となるが、生成物を約3
5℃〜約55℃の温度に戻すことによって透明なヘミホ
ルマール生成物に復帰させることができる。〃為〈シて
、晶出または沈降が起る工うな一層低い温度で貯蔵した
生成物は、約35℃〜約55℃の適度の温度にそれらを
もたらすことによって最も効果的な形態で利用すること
ができ、本発明の生成物を達成することができる。
本発明のヘミホルマールは、約35℃〜約55℃で測定
した場合、約20〜100センチポアズ(ブルックフィ
ールド)のように非常に低い粘度を有する液状物質であ
る。一般に、粘度に35℃で約75センチポアズである
本発明のヘミホルマールは、下記式(1)で表わさ上記
式(1)中、nt!1エリ大きい正数、好ましくはlよ
り大きく、かつ約5エク小さい数であり、最も好ましく
は、nは約1.2〜約2.5の平均値を有する。nにつ
いての上記範囲に関して、これらの数はnの平均値をな
すことを理解しなければならず、本発明のヘミホルマー
ルは典型的にはnの値が変化する種々の分子の混、合物
であることがわかる。
また、本発明は上記のヘミホルマール(式■参照)ヲ1
組成物の全重量全基準にして約50モル係までの量の下
記弐It−有する他のヘミホルマールと組會せて利用す
ることを包含する。
上記式(IDにおいて、nは先に定義した通りであり。
R[フェノール構造に関連して典形的に用いらnる任意
の一価の置換基であり、そしてXは1〜約3の値を有す
る。Rについては、好ましくは一価の基であり、例金挙
げると、炭素原子数約1〜約18個のアルキル、炭素原
子数5〜8個のシクロアルキル、1〜約3個の芳香族環
を含有するアリール、炭素原子数1〜約18個のアラル
キル、アルカーリル、アルコキシ、1〜3個の芳香族核
を有するアロキシ、塩素、臭素、フッ素およびヨウ素な
どのハライド、炭素原子数1〜約18個のフルキルフル
フィト、1〜約3個の芳香族核を有するアリールフルフ
ィト等がある。式■のヘミホルマールは、好ましい実施
態様では式■のヘミホルマールのモルa度を越えるべき
ではない。弐…のへミホA/ ”f −/l/ f 、
 式1のヘミホルマールトノ組み会わせで利用すること
の利点の1つハ、紡者(式II)のヘミホルマールが両
者の組会せから誘導される任意の生成フェノール樹脂の
特性金変える傾向があるという点であり、か27λる特
性の変化はフェノール樹脂生成物の最大限の種類を考慮
しての種類のものである。例えば、ハロゲン置換体は生
成フェノール樹脂の難燃性を高める。水酸基をも含有す
るアリール/アルキル置換体、例えばビスフェノールA
fl優n7(塗料樹脂であるフェノール樹脂をもtらし
、そして良好な色特性を有する。また、ビスフェノール
になどのジフェノールは、追加の7エノール性水酸基を
有していて、こnがヘミホルマール製造のための他の位
置を提供する。好ましくは、弐Hに示さnる置換フェノ
ール系ヘミホルマールは、2個の官能基のうち少なくと
も1個の官能基全盲しており、すなわち、少なくとも両
方のオルト位置、或はオルト位置とノソラ位置とが開い
ている。こnは本発明のヘミホルマールが硬fヒすると
きに架橋反応が起ることを考慮してのものである。以上
でRとして明記した如き、弐■中の種々の置換基は、弐
Hのヘミホルマールと1式Iのヘミホルマールとの共反
応によって形成さnた最終の樹脂生成物に従来のフェノ
ール樹脂化学で予期さnる諸特性金与える。
あまに油またはきり油変性フェノール′などの油変a7
1−/−ルかう誘導される置換ヘミホルマール混合声も
また意図している。こnらの変性フェノールは酸型イオ
ン交換樹脂の存在下でフェノールと油とを反応させるこ
とに工って製造さnる。
変性フェノールが、フェノール、およびフェノールと帥
記油の炭素鎖中の不飽和位置との反応から誘導される種
々の置換フェノールを含有する複雑な混合物よりなるこ
とは周知である。次込で、生成した置換または変性フェ
ノール混合物を、本明細書に記載のようにホルムアルデ
ヒドで処理してヘミホルマール混合物を製造することが
できる。
油変性フェノールを使用してヘミホルマール混合物する
際、使用したフェノールの少なくとも50モル%は、油
と未反応とすべきである。上記分類のヘミホルマールは
ガス状ホルムアルデヒドを液状フェノールに通すことに
よって製造される。液状フェノールとは、熔融フェノー
ル、またはフェノール類およびアルデヒドに非反応性の
尋媒に溶解しているフェノールを意味する。好ましくハ
熔融フェノールを使用する。熔融フェノールはフェノー
ル自身でもよいし、あるいは上記式Hに示されたRで置
換さf′Lだフェノールでもよい。置換フェノール%ま
たはこnらから得らnるヘミホルマールは、反応温度で
固体であることがある。このような場合、非反応性溶媒
を使用して液状溶液を形成すnばよい。ガス状ホルムア
ルデヒドは。
多くの源から得ることができる。ガス状ホルムアルデヒ
ドを製造する好ましい方法は、ノぐラホルムアルデヒド
を加熱分解してホルムアルデヒドとし。
そしてこのホルムアルデヒドを水のない状態で熔融フェ
ノール中に通すことによる。ガス状ホルムアルデヒドを
製造する他の方法は、メタノールを酸化分解することに
工って製造さnるままのホルムアルデヒドを直接得て、
このホルムアルデヒドを水のない状態で熔融フェノール
に導入する方法である。
ホルムアルデヒドと熔融フェノールとの反応に、フェノ
ールが融解する温度、例えば、フェノールの融点的40
°から約75℃、好ましくは約45℃から約60’Cま
での温度で起る。
前述のように、ホルムアルデヒドは水を含有し7ないこ
とが望ましい。しかしながら、水を含有しないホルムア
ルデヒドを得るのは全く困難であり、普通の場合、反応
に供されるホルムアルデヒドでは、水が導入さnてしま
う。通常1本発明の実施において許さnる水の量は、ヘ
ミホルマールとの会合で、ヘミホルマール組成物の全重
量を基準にして約15重f憾までの水の!1度をなす水
の量である。好ましい実施態様では、生成ヘミホルマー
ル中に存在する水の量は、ヘミホルマール組成物の全量
を基準にして約5重量%を越えないことが望ましい。
反応は触媒の存在下で行う必要はなく、好ましい実施態
様では、触媒の不在下で反応を行う。樹脂構造を生成さ
せるために7エノールとホルムアルデヒドとの反応に利
用される典型的な酸性または塩基性触媒はヘミホルマー
ルの形成に悪影響企及ぼすので、反応にこれらの触媒が
存在しないことが非常に好ましい。ガス状ホルムアルデ
ヒドと熔融フェノールとの間の反応は、反応体の密な混
合を行い、かつ均一な反応を確保するように攪拌しなが
ら行う。
反応を大気圧以下で行ってもよいし、あるいは大気圧以
上で行っても↓いが、しかし通常の場合は、ヘミホルマ
ール反応を大気圧条件で実施する。
ヘミホルマールを製造するためホルムアルデヒドとフェ
ノールとの反応は、僅かに穏やかな発熱反応であるので
、所望の生成物を生成させるためには温度制御をほとん
ど必要としない。
先に指摘したように、本発明のヘミホルマールは安定な
物質である。このことに35℃〜約55℃の温度で、ヘ
ミホルマール部分中にあるホルムアルデヒドがヘミホル
マール部分の芳香族部分と実質的に反応し゛てフェノー
ル樹脂状構造を生成することを意味している。例えば、
データが指摘していることとしては、約35℃の温度で
、ヘミホルマール構造に存在するホルムアルデヒド濃度
0.04モル係だけが24時間後に反応するのである。
温度が55℃まで上昇すると、その結果、反応速度が上
昇する。
式■の本発明の液状ヘミホルマールは、単独ま7cは上
記式Hのヘミホルマールとの組合せでフェノール樹脂の
製造に典型的に用いらnる種々の酸ま72:は塩基触媒
の任意の1種を利用することによってフェノール樹脂へ
容易に転化し得る。特定の樹脂組成物についてのホルム
アルデヒド対フェノールの比を調整するために、フェノ
ールをヘミホルマール組成物に添加するのが望ましい。
ヘミホルマール組成物への7エノールの添加により、ホ
ルムアルデヒド対フェノールの比の均衡をとり、それに
よ#)ノボラックま?Cはレゾールいずれかの樹脂組成
物を製造し得る。この場合、ヘミホルマール中−に存在
するホルマール部分の各々に、ホルムアルデヒド分子の
全当量を構成する。かくしてヘミホルマールのホルムア
ルデヒド濃度から、簡単にフェノールを添加したり添加
しなかったりすることによって、どの種類のフェノール
樹脂を製造したいかを正確に定めることができる。ヘミ
ホルマールは触媒の存在下で極めて反応性であるので、
と九らのヘミホルマールからフェノール樹脂を製造する
とき、熱を加える必要はない。フェノールとともに、あ
るいはフェノールなしで、触媒をヘミホルマールに単に
添加するだけで、重合が起って所望のフェノール樹脂が
製造される。
下記の諸実施例に本発明を何等限定しようとするもので
はない。
実施例1 下記の手順によりフェノールの液状ヘミホルマールを製
造した。
パラホルムアルデヒドの熱分解によってモノマーホルム
アルデヒドを以下の如く発生させた。すなわち、鉱油5
00−中の市販ノぞラホルムアルデヒド(91係ホルム
アルデヒド)200fのスラIJ  km攪拌機、温度
計、ガス入口および出口管を備え7C:2リツトルフラ
スコて仕込んだ。この混合物t−窒素雰囲気下、120
℃〜140℃で加熱した。形成したガス状ホルムアルデ
ヒドを、窒素流を加熱された連結ガラス管を経てコール
ドトラップ(−20℃)に通すことによって清浄し、次
いで熔融フェノール400tに供給した。熔融フェノー
ルの温!fは約40〜60℃であった。熱分解に1って
消費さnているときに、鉱油にノぞラホルムアルデヒド
をさらK100F添加した。生成物ハ上記のようなフェ
ノールのヘミホルマールであった。ヘミホルマールから
のホルムアルデヒドの有効量を次の如く測定した。すな
わち、ヘミホルマール約1〜1.5f’i、メタノール
約75−中に攪拌し、そして4.0のpHに調節した。
1規定(1k)のヒドロキシルアミン塩醗塩溶液(75
−)をこれも!たpH4,0でメタノール溶液に添加し
、約1時間反応させた。次いで、この溶液を標定0.5
 N水酸化ナトリウムでpH4,0まで滴定した。
この生成ヘミホルマールはホルムアルデヒドをその34
.4%+7;)当量分含有していることがわかった。
こnfll、6:1のホルムアルデヒド対フェノールの
比と同じである。
実施例■ フェノールのヘミホルマールと、置換フェノール(クレ
ゾール)のヘミホルマールとの混合物よりなるヘミホル
マールを下記の手順に工って製造した。
実施例■に記載の方法に工って発生させたホルムアルデ
ヒドを、40〜60℃でp−クレゾール(54F)とフ
ェノール(141F)との混合物中に吸収させた。その
結果生じた混含ヘミホルマールを実施例と同様に分析し
て1.73 : 1の0H20/(フェノール+p−ク
レゾール)のモル比と同じであるホルムアルデヒドをそ
の34.7%の当量分含有していることがわかった。
実施例■ この実施例は油変性フェノールのヘミホルマールの製造
を説明するものである。
製造 攪拌機を備えた三つ首フラスコ中で、あまに油69.5
 f 、フェノール188fおよび酸型イオン交換樹脂
〔アンバーリス)A−15(商標名)〕2ft−150
℃で4時間混合することによって、あまに油変性フェノ
ールを製造した。次いで、イオン交換樹脂を濾過により
、あまに油変性フェノールから除去した。
ガス状ホルムアルデヒドを上記実施例と同様に製造し、
45〜65℃で変性フェノール中に供給した。その結果
生じたヘミホルマールを上記実施例1と同様に分析して
、 1.6 二1のホルムアルデヒド対変性フェノール
のモル比に相当する27%ホルムアルデヒドの当量分を
含有していることがわかった。
b)キリ油変性フェノールのヘミホルマールの製造攪拌
機付きの三つ首フラスコで、?!す油s2t、フェノー
ル188fおLび酸型イオン交換樹脂(アンバーリス)
A−15)188fk100tl::で3時間混合する
ことによってきり油変性フェノールを製造した。
ヘミホルマールを製造するために、実施例1と同様に製
造したガス状ホルムアルデヒドを45〜65℃で変性フ
ェノール中に供給した。その結果生じたきり油変性フェ
ノールのヘミホルマールを実施例■と同様に分析して2
゜7:1のホルムアルデヒド対変性フェノールのモル比
に相当する40チホルムアルデヒド当量を含有している
ことがわかった。
実施例■ この実施例は、フェノールのヘミホルマールが。
硬fヒして複合体全形成する熱硬化性組成物に使用する
ことができることを説明するものである。
実施例■のヘミホルマールと後述の芳香族ポリエステル
との溶液を、該ヘミホルマール319tを60〜70℃
で激しく攪拌し、次いで前記ぼりエステルを】時間にわ
たって60〜70℃で添加してポリエステル29.4重
量%を含有する溶液を形成することに1って製造した。
前記ポリエステルは、無水トリクロロベンゼン3L中ネ
オペンチルグリコール31.25 f (0,3fモル
)、イソフタロイルクロリド152.3f(0,759
モル)およびテレフタロイルクロリド50.769 (
0,259モル)エリなる混合物を、還流温°度で攪拌
することによって製造した。遊離した塩化水素を窒素流
により反応混付物から放散させた。約2〜3時間を要し
て塩化水素の放出が終ったとき、ビスフェノール−A 
I 71.3 f(0,75モル)′t−添加した。加
熱および窒素に↓る放散を、塩化水素が最早放出しなく
なるまで続けた。この溶液を冷却し、メタノール中での
凝析により回収したポリエステルは0.2dllfの換
算粘度(50℃のp−クロロフェノール中)t−有り、
yc。
カくシて形成された芳香族ポリエステルは末端位置にフ
ェノール部分を有していた。
溶液の全重量を基準にして1,8重量係のへキサメチレ
ンテトラミンをアンモニアの放出にエリ触媒として作用
すべくヘミホルマール/ポリエステル溶液と混合した。
次いで、この混合物を強化用ガラス繊維と混合した。こ
のガラス繊維は不織ガラスマットであって、 P PG
  Industries Inc。
(アメリカ合衆国、ペンシルバニア州、ビッツパークン
からタイプAKMとして市販されている。
ガラス含有量は硬化複合体の全重量全基準にして30重
量係であった。上記混合物を約15分間約60〜160
℃で加熱して、部分的に硬化した不粘着性組成物を生成
させ7c(B一段階〕。次いで。
この部分硬化組成物を金量に140〜150℃で45分
間装入して完全硬化複合体を得た。
特許出願人・  3易オン、カーバイド、コーポレーシ
璽ソ、、+−−−−−ffi

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは1より大きい正数である) を有し、約35℃と約55℃との間で安定であり、かつ
    フェノール/ホルムアルデヒド硬化触媒の存在下でフェ
    ノール樹脂に硬化可能であることを特徴とするフェノー
    ルの液状ヘミホルマール。 2、nが1より大きく、かつ約5より小さい正数である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液状ヘ
    ミホルマール。 3、nが約1.2と約2.5との間の正数であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液状ヘミホル
    マール。 4、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) を有するフェノールのヘミホルマールと、式:▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) (式中、nは1より大きい正数であり、mは1より大き
    い正数であり、xは1ないし約3の値を有し、Rは一価
    の基である) を有するヘミホルマールとより成り、式(II)のヘミホ
    ルマールにおける−O(CH_2)_mH基に対するオ
    ルトまたはパラ位置のうちの少なくとも2箇所の位置が
    あいており、そしてヘミホルマール( I )対ヘミホル
    マール(II)のモル比が少なくとも1であることを特徴
    とする液状ヘミホルマール混合物。 5、nが1より大きく、かつ約5より小さい正数であり
    、そしてmが1より大きく、かつ約5より小さい正数で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の混
    合物。 6、nが約1.2と約2.5との間の正数であり、そし
    てmが約1.2と約2.5との間の正数であることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項に記載の混合物。 7、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは1より大きく、xは0ないし約3の値を有
    し、Rは一価の基である) を有する液状ヘミホルマール組成物であつて、該組成物
    においてO(CH_2O)_nH基に対するオルトまた
    はパラ位置のうちの少なくとも2箇所の位置があいてお
    り、そして該組成物の少なくとも50モル%については
    x=0であることを特徴とする液状ヘミホルマール組成
    物。 8、nが1より大きく、かつ約5より小さい正数である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の組成物
    。 9、nが約1.2〜約2.5であることを特徴とする特
    許請求の範囲第7項に記載の組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503474A (ja) * 2010-10-20 2014-02-13 バイオフオーミツクス・インコーポレイテツド エネルギー移動手段の存在下での急速回収を用いたメチレンマロナートの合成

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JP2014503474A (ja) * 2010-10-20 2014-02-13 バイオフオーミツクス・インコーポレイテツド エネルギー移動手段の存在下での急速回収を用いたメチレンマロナートの合成

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