JPS61237724A

JPS61237724A - 水道用口具

Info

Publication number: JPS61237724A
Application number: JP7903285A
Authority: JP
Inventors: 竹島　弘江
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-04-14
Filing date: 1985-04-14
Publication date: 1986-10-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、水道用口具に関する。

（従来技術）水道水の使用には通常下向きに吐水する蛇口が使用され
る。

ところが、水道水の使用からすると、上向き放水が要求
される場合も多いものであり、この要求から従来より蛇
口の吐水管に湾曲する先管を回動自在に連結し、この先
管の吐水口を上向きに回動させることで上向き放水も行
い得る構成の蛇口が提案されている。

（発明が解決しようとする問題点）上記する先管付き蛇口では、上向き放水が終わると再び
もとの常態位置、つまり先管の吐水口を下向きに回動さ
せておくことが必要で、取扱上から煩雑であり、構成も
回転継手を有し複雑で経時的に故障しやすく、高価なも
のである。

また水道水の上向き放水は、ある程度の放水高さが必要
であったり、水量よりも集中的放水で水圧が求められる
使用法が多いものであるが、上記する先管付の蛇口では
その先管の吐水口が下向き吐水に主眼をおいたものであ
るから、比較的開口断面積が大きくできており、上向き
放水の際には必要以上に放水量を多くして無駄水が多く
なり、水道水の利用率を低下させるばかりでなく、集中
放水による水圧利用は期待できない難点がある。

この発明は上記の点に鑑がみなされたものであって、水
道水を使用する蛇口をはじめとする口具において、その
吐水口を塞ぐ簡単な動作で吐水口からの吐水とは逆向き
に集中的な上向き放水を実現し、しかもその放水高さも
自由に調整できて、水道水を効果的に使用できる便利な
水道用６具を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するため、この発明の要旨とするとこ
ろは、水道水を吐水する吐水口を有する口具において、
吐水口近傍にこの吐水口からの吐水方向と向きを変えて
噴水ノズルを設けたことを特徴とする水道用口具にある
。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明を適用した蛇口の一部を欠除した正面
図である。

図において、１は蛇口本体、２はその操作ハンドル、３
は中間部を湾曲させて下向きに吐水口４を有する吐水管
で、蛇口本体１の構成は周知構成のものである。

５は吐水管３の湾曲部において上向きに設けた噴水ノズ
ルで、この噴水ルズル５に対しては吐水管内の通水路６
から分岐通水路７を分岐させ、この分岐通水路７の開口
８を吐水口４寄りに設け、吐水口４からの通常吐水時に
分岐通水路７への圧力水の流入がないように、図示例で
は開口８を吐水口４側へ向けている。

第２図はこの発明を適用した蛇口吐水管に嵌着する連結
口具の一部を欠除した正面図である。

図において第１図と共通、もしくは対等部分については
、同一符号を付ける。

図において、９は連結口具で、下端に吐水口４′を有し
、上端開口１０を蛇口の吐水管３に嵌着して使用される
周知構成のものである。

５′は連結口具９の側面に設けた噴水ノズルで、口具体
内の通水路６′から噴水ノズル５′に分岐通水路７′を
分岐させており、上記の蛇口同様に吐水口４′からの通
常の吐水時には分岐通水路７′への圧力水の流入がない
ように、図示例では通水路６′の断面積を、分岐通水路
７′の開口部位から下流側を上流側より大きくしている
。

（作　　用）上記構成において、普通に蛇口からの吐水を使用する場
合は、従来同様にハンドル操作で放水量を調整し、吐水
口４．４′からの吐水をそのまま使用する。

そして、噴水ルズル５，５′からの上向き放水を使用す
る場合は、ハンドル操作で放水量を適量に調整して吐水
口４．４′から吐水するようにし、指先をこの吐水口４
．４′に塞ぐように当てると噴水ノズル５．５′からの
放水に変わる。

そして、この時の放水高さは指先による吐水口４．４′
の開口度を適当に調整するか、または吐水口４，４′を
閉塞しておいてハンドル操作で水量を調整する。

尚、上記実施例では、蛇口とこの蛇口に嵌着して使用す
る連結口具に対してこの発明を通用した場合につき説明
したが、図示はしてないが、水道水を使用するシャワー
口具にも同様に適用可能であることは勿論である。

（効　　果）この発明は、上記の如く構成したものであり、水道水の
使用で普段は口具の吐水口からの吐水をそのままで従来
通りに使用し、上向き集中放水を使用する場合は、この
吐水口から吐水させる状態にしておいて指先を吐水口に
当てて吐水を止めるようにすると、吐水口からの吐水と
なるべき水が噴水ノズルから上向きに集中放水になるも
のであり、ここでの噴水ノズルからの放水高さも簡単に
自由に調整できる。

従って蛇口にあっては、例えば洗眼に使用したり直接に
水道水を飲んだりするのに水道水が無駄なく効果的に使
用でき、取扱い面でも煩雑なところがなく、また普段で
は噴水ルズルの孔に造花などを差しておいて蛇口を飾っ
ておくことにも利用できて便利なものであり、簡単な構
造ながらその実用的効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した蛇口の一部を欠除した正面
図、第２図はこの発明を通用した蛇口吐水管に嵌着する
連結口具の一部を欠除した正面図である。１・・・蛇口、２・・・操作ハンドル、３・・・吐水管
、４．４′・・・吐水口、５．５′・・・噴水ノズル、
６．６′・・・通水路、７．７′・・・分岐通水路、８
・・・開口、９・・・口具、１０・・・開口。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水道水を吐水する吐水口を有する口具において、
吐水口近傍にこの吐水口からの吐水方向と向きを変えて
噴水ノズルを設けたことを特徴とする水道用口具。
（２）上記噴水ノズルの向きを、吐水口からの吐水方向
と逆向きにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の水道用口具。