JPS6123717Y2 - - Google Patents

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JPS6123717Y2
JPS6123717Y2 JP15885580U JP15885580U JPS6123717Y2 JP S6123717 Y2 JPS6123717 Y2 JP S6123717Y2 JP 15885580 U JP15885580 U JP 15885580U JP 15885580 U JP15885580 U JP 15885580U JP S6123717 Y2 JPS6123717 Y2 JP S6123717Y2
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JP
Japan
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seal
housing
seal ring
rotating member
inner hole
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JP15885580U
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JPS5780762U (ja
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  • Sealing Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種の流体機器におけるシール構造、
特にハウジングの内孔内にて回転する回転部材の
外周溝内に四弗化エチレン樹脂(商標名、テフロ
ン)を主体とするシールリングを収納して該シー
ルリングにより内孔の内周壁と回転部材の外周面
間をシールするようにしたシール構造の改良に関
するものである。
従来、例えばラツク・ピニオン式動力舵取装置
に使用されるロータリーバルブにおいては、第1
図に示したように、ハウジング10の内孔11内
にて回転する筒体の弁体12の各外周溝12a内
にシールリング13を収納して、これら各シール
リング13により流入孔10aから流出孔10
b、10cに選択的に流れる圧力油の洩れを防止
している。この場合、一般にハウジング10はア
ルミニウム等の軟質金属からなり一方筒状の弁体
12は鉄等の硬質金属からなるため、シールリン
グ13としてガラス繊維を含有する四弗化エチレ
ン樹脂からなるシールリングを採用すると、弁体
12の回転によつて内孔11の内壁面が摩耗し、
第2図に示したような段付摩耗Dが発生する。こ
のため、シールリング13のシール性能が劣化す
るとともに回転摩擦力が増大する等の不具合を惹
起する。このような不具合に対処するためには、
ハウジング10の材質を硬質金属に変更したり、
内孔11の内周壁面にアルミナ層を形成したり、
或いは鉄製のライナを鋳込んだりする等の対策が
考えられるも、これらの対策は生産コストを高
め、また重量増加の原因にもなつて得策とはいえ
ない。
本考案は、上記の問題に着目して案出されたも
ので、その要旨とするところは、ハウジングおよ
びその内孔内にて回転する回転部材のいずれか一
方の部材をアルミニウム等軟質金属にて形成しか
つ他方の部材を鉄等硬質金属にて形成してなり、
前記回転部材の外周溝内に四弗化エチレン樹脂を
主体とするシールリングを収納して該シールリン
グにより前記ハウジングの内孔の内周壁と前記回
転部材の外周面間をシールするようにしたシール
構造において、前記シールリングの前記一方の部
材との接触面に合成ゴム等前記シールリングに比
して摩擦係数の大なるシール部材を添着したこと
を特徴とするものである。すなわち、本考案にお
いては、ハウジングが軟質金属からなりその内孔
内にて回転する筒状弁体等の回転部材が硬質金属
からなる場合には内孔の内周壁に対するシールリ
ングの接触面にシールリングに比して摩擦係数の
大なるシール部材を添着してシールリングと回転
部材間にのみ相対的な回転を許容し、またハウジ
ングが硬質金属からなり回転部材が軟質金属から
なる場合には回転部材に対するシールリングの接
触面にシールリングに比して摩擦係数の大なるシ
ール部材を添着してシールリングと内孔の内周壁
間にのみ相対的な回転を許容するようしたことに
ある。
以下に本考案の実施例を図面を参照して説明す
ると、第3図において、符号20はアルミニウム
等ハウジングの一部を示し、符号22はハウジン
グ20の内孔21内に回転する鉄等の回転部材を
示し、また符号23はガラス繊維を含有する四弗
化エチレン樹脂に成形したシールリングを示して
いる。しかして、この実施例においては、シール
リング23の外周面にシールリングに比して摩擦
係数の大なる合成ゴム製シール部材24を焼付に
より一体的に添着したことにその特徴があり、こ
れによりシールリング23は図示矢印方向から圧
力油が作用したとき回転部材22の外周溝22a
内にて内孔21の内周壁と外周溝22aの側端面
に押し付けられ、かかる状態にて回転部材22が
回転すると、シールリング23はシール部材24
の摩擦力によつて内孔21の内周壁側に固定され
回転部材22に対してのみ相対的に摺接する。こ
のため、ハウジング20が軟質金属があつても摩
耗することなく保護され、シールリング23は硬
質金属からなる回転部材22との摺接によつてそ
のシール性能を適確に発揮する。
第4図は、第3図に示したハウジング20が鉄
製で回転部材22がアルミニウム製である場合に
実施例を示していて、この実施例においてはシー
ルリング23の一側面にシールリングに比して摩
擦係数の大なる合成ゴム製シール部材24aを焼
付により一体的に固着したことにその特徴があ
り、これによりシールリング23は図示矢印方向
から圧力油が作用した状態にて回転部材22′が
回転するとシール部材24aの摩擦力によつて回
転部材22′と共に回転する。このため、回転部
材22′が軟質金属であつても摩耗することなく
保護され、シールリング23は硬質金属からなる
ハウジング20′の内周壁面との摺接によつてそ
のシール性能を発揮する。
なお、上記実施例においてはいずれもシールリ
ング23の一方向からのみ圧力油が作用する例に
ついて説明したが、例えばハウジング20がアル
ミニウム製で回転部材22が鉄製である場合にお
いて、第5図に示したように環状の合成ゴム製シ
ール部材24bの両面に四弗化エチレン樹脂製シ
ールリング23b,23bを接着して、シール部
材24bを圧力油の作用によりハウジング内孔2
1の内周壁面に圧着させ、いずれか一方のシール
リング23bが回転部材22の外周溝22aの一
側端面と摺接する滑り面を形成するようにしても
よく、或いは第6図に示したように四弗化エチレ
ン樹脂シールリング23cの外周に合成ゴム製O
リング25を嵌め込んでOリング25を圧力油の
作用によりハウジング内孔21の内周壁面に圧着
させ、シールリング23cのいずれか一方の側面
が回転部材22の外周溝22aの一側端面と摺接
する滑り面を形成するようにしてもよい。
以上詳述したとおり、本考案によれば、ハウジ
ングが軟質金属からなりその内孔内にて回転する
筒状体等の回転部材が硬質金属からなる場合に
は、内孔の内周壁に対する四弗化エチレン樹脂製
シールリングの接触面にシールリングに比して摩
擦係数の大なるシール部材を添着して、シールリ
ングと回転部材間のみ相対的な回転を許容し、ま
たハウジングが軟質金属からなり回転部材が軟質
金属からなる場合には、回転部材に対するシール
リングの接触面にシールリングに比して摩擦係数
の大なるシール部材を添着して、シールリングと
内孔の内周壁間にのみ相対的な回転を許容するよ
うにしたので、軟質金属からなる回転部材のシー
ルリングによる摩耗を防止して当該部位における
シール性能の低下を防止することができるととも
に、摩耗金属粉による他のシール面、摺動面、オ
リフイス等の部分への悪影響をなくすことができ
る。さらに、上記の構成によれば摩擦係数の大な
るシール部材にてシール性能を向上させ、シール
リングにありがちな吹き抜け現象が最小限に防ぐ
ことができ、またシールリングによるシール面が
一ケ所になるため0℃以下の低温時におけるシー
ル性の劣化を極力抑制することができる。
なお、前者の場合においては特にシールリング
の滑り面がハウジング内壁よりも内側に位置しそ
の分だけ摩擦半径が小さくなつて回転摩耗力を抵
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるロータリーバルブ
の一例を示す断面図、第2図は従来のシール構造
を示す部分断面図、第3図〜第6図は本考案の各
実施例を示す部分断面図である。 符号の説明、20……軟質金属からなるハウジ
ング、20′……硬質金属からなるハウジング、
21……内孔、22……硬質金属からなる回転部
材、22′……軟質金属からなる回転部材、23
………四弗化エチレン樹脂を主体とするシールリ
ング、24……合成ゴム製シール部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングおよびその内孔内にて回転する回転
    部材のいずれか一方の部材をアルミニウム等軟質
    金属にて形成しかつ他方の部材を鉄等硬質金属に
    て形成してなり、前記回転部材の外周溝内に四弗
    化エチレン樹脂を主体するシールリングを収納し
    て該シールリングにより前記ハウジング内孔の内
    周壁と前記回転部材の外周面間をシールするよう
    にしたシール構造において、前記シールリングの
    前記一方の部材との接触面に合成ゴム等前記シー
    ルリングに比して摩擦係数の大なるシール部材を
    添着したことを特徴とするシール構造。
JP15885580U 1980-11-05 1980-11-05 Expired JPS6123717Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15885580U JPS6123717Y2 (ja) 1980-11-05 1980-11-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15885580U JPS6123717Y2 (ja) 1980-11-05 1980-11-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5780762U JPS5780762U (ja) 1982-05-19
JPS6123717Y2 true JPS6123717Y2 (ja) 1986-07-16

Family

ID=29517901

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JP15885580U Expired JPS6123717Y2 (ja) 1980-11-05 1980-11-05

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JP (1) JPS6123717Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2134604B (en) * 1983-01-28 1986-03-12 Cross Mfg Co Rotatable shaft seals

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Publication number Publication date
JPS5780762U (ja) 1982-05-19

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