JPS6123621Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6123621Y2 JPS6123621Y2 JP2613480U JP2613480U JPS6123621Y2 JP S6123621 Y2 JPS6123621 Y2 JP S6123621Y2 JP 2613480 U JP2613480 U JP 2613480U JP 2613480 U JP2613480 U JP 2613480U JP S6123621 Y2 JPS6123621 Y2 JP S6123621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- center electrode
- insulator
- combustion
- ignition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 35
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 11
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 12
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 4
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 2
- 150000001721 carbon Chemical class 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の燃焼室に関する。
燃焼室内における燃焼時間を短かくするために
は着火火炎が点火源から燃焼室の周辺部に伝播す
るまでの火炎伝播時間をできるだけ短かくするこ
とが必要であり、このためには点火栓電極をでき
るだけ燃焼室の中心部に近づけることが必要であ
る。しかしながらこのように点火栓電極を燃焼室
の中心部に近づけるために点火栓を燃焼室内に突
き出すと吸気弁を介して燃焼室内に吸入された混
合気中の液状燃料が点火栓中心電極を包囲する絶
縁碍子に直接衝突して付着する。次いでこの付着
燃料は炭化してカーボンとなり、このカーボンが
絶縁碍子上に堆積する。その結果、中心電極に供
給された点火電流が堆積したカーボンを介して漏
洩するために点火エネルギ低下してしまうという
問題を生ずる。更に、点火栓を燃焼室内に突き出
すと点火栓電極の温度が上りすぎて過早着火等の
異常燃焼を発生しやすくなる。
は着火火炎が点火源から燃焼室の周辺部に伝播す
るまでの火炎伝播時間をできるだけ短かくするこ
とが必要であり、このためには点火栓電極をでき
るだけ燃焼室の中心部に近づけることが必要であ
る。しかしながらこのように点火栓電極を燃焼室
の中心部に近づけるために点火栓を燃焼室内に突
き出すと吸気弁を介して燃焼室内に吸入された混
合気中の液状燃料が点火栓中心電極を包囲する絶
縁碍子に直接衝突して付着する。次いでこの付着
燃料は炭化してカーボンとなり、このカーボンが
絶縁碍子上に堆積する。その結果、中心電極に供
給された点火電流が堆積したカーボンを介して漏
洩するために点火エネルギ低下してしまうという
問題を生ずる。更に、点火栓を燃焼室内に突き出
すと点火栓電極の温度が上りすぎて過早着火等の
異常燃焼を発生しやすくなる。
本考案は点火電流の漏洩並びに異常燃焼の発生
を阻止しつつ燃焼速度を速めることのできる内燃
機関を提供することにある。
を阻止しつつ燃焼速度を速めることのできる内燃
機関を提供することにある。
以下、添附図面を参照して本考案を詳細に説明
する。
する。
第１図を参照すると、１はシリンダブロツク、
２はシリンダブロツク１内で往復動するピスト
ン、３はシリンダブロツク１上に固締されたシリ
ンダヘツド、４はピストン２とシリンダヘツド３
間に形成された燃焼室、５は吸気弁、６は吸気ポ
ート、７は点火栓を夫々示す。なお、図には示さ
ないが吸気弁５に隣接して排気弁が設けられる。
点火栓７は燃焼室４内に突出する中心電極８と接
地電極９とを具備し、これらの中心電極８と接地
電極９間に放電間隙１０が形成される。なお、中
心電極８の根元部は円筒状の絶縁碍子１１によつ
て包囲される。一方、吸気弁５の当り面１２と当
接する弁シート１３がシリンダヘツド３に形成さ
れる。
２はシリンダブロツク１内で往復動するピスト
ン、３はシリンダブロツク１上に固締されたシリ
ンダヘツド、４はピストン２とシリンダヘツド３
間に形成された燃焼室、５は吸気弁、６は吸気ポ
ート、７は点火栓を夫々示す。なお、図には示さ
ないが吸気弁５に隣接して排気弁が設けられる。
点火栓７は燃焼室４内に突出する中心電極８と接
地電極９とを具備し、これらの中心電極８と接地
電極９間に放電間隙１０が形成される。なお、中
心電極８の根元部は円筒状の絶縁碍子１１によつ
て包囲される。一方、吸気弁５の当り面１２と当
接する弁シート１３がシリンダヘツド３に形成さ
れる。
今、弁シート１３の当り面を含む円錐面Ａを考
えると、本考案によれば点火栓７はその絶縁碍子
１１が円錐面Ａの外側に位置し、中心電極８の先
端部並びに放電間隙１０が円錘面Ａの内側に位置
するように配置される。吸気行程時、吸気弁５の
当り面１２と弁シート１３間の間隙を介して吸気
ポート６から燃焼室４内に吸入された混合気は燃
焼室４内に流入するや否やある程度燃焼室４内に
広がるが混合気中に含まれる液状燃料は慣性によ
つてほぼ円錐面Ａの内側に沿つて燃焼室４内に流
入する。ところが上述したように点火栓７の絶縁
碍子１１は円錐面Ａの外側に位置しているので混
合気中に含まれる液状燃料は絶縁碍子１１上に付
着することがなく、従つて絶縁碍子１１上にカー
ボンが堆積することがないので点火電流が漏洩す
ることなく、斯しくて常時十分な点火エネルギを
確保することができる。一方、第１図に示される
ように中心電極８並びに接地電極９の大部分は円
錐面Ａ内に位置しているので吸気弁５を介して燃
焼室４内に流入する混合気並びにその中に含まれ
る液状燃料はこれら中心電極８並びに接地電極９
に直接衝突する。その結果中心電極８並びに接地
電極９はこれら混合気並びに液状燃料によつて冷
却され、斯くして中心電極８並びに接地電極９の
過熱が防止されるので過早着火等の異常燃焼を阻
止することができる。
えると、本考案によれば点火栓７はその絶縁碍子
１１が円錐面Ａの外側に位置し、中心電極８の先
端部並びに放電間隙１０が円錘面Ａの内側に位置
するように配置される。吸気行程時、吸気弁５の
当り面１２と弁シート１３間の間隙を介して吸気
ポート６から燃焼室４内に吸入された混合気は燃
焼室４内に流入するや否やある程度燃焼室４内に
広がるが混合気中に含まれる液状燃料は慣性によ
つてほぼ円錐面Ａの内側に沿つて燃焼室４内に流
入する。ところが上述したように点火栓７の絶縁
碍子１１は円錐面Ａの外側に位置しているので混
合気中に含まれる液状燃料は絶縁碍子１１上に付
着することがなく、従つて絶縁碍子１１上にカー
ボンが堆積することがないので点火電流が漏洩す
ることなく、斯しくて常時十分な点火エネルギを
確保することができる。一方、第１図に示される
ように中心電極８並びに接地電極９の大部分は円
錐面Ａ内に位置しているので吸気弁５を介して燃
焼室４内に流入する混合気並びにその中に含まれ
る液状燃料はこれら中心電極８並びに接地電極９
に直接衝突する。その結果中心電極８並びに接地
電極９はこれら混合気並びに液状燃料によつて冷
却され、斯くして中心電極８並びに接地電極９の
過熱が防止されるので過早着火等の異常燃焼を阻
止することができる。
前述したように点火源、即ち放電間隙１０を燃
焼室４の点火部に近づければ近づけるほど燃焼時
間を短かくすることができ、従つて安定した燃焼
を確保することができる。このことについて第２
図を参照して説明する。第２図において縦軸Ｔは
トルク変動の大きさを示し、横軸Ｈは絶縁碍子１
１からの中心電極８の突出量mm（第１図）を示
す。なお、第２図において破線Ｃはトルク変動Ｔ
の許容限界を示している。第２図から、中心電極
８の突出量Ｈを大きくすればするほど、即ち、放
電間隙１０を燃焼室４の中心部に近づければ近づ
けるほど燃焼が安定してトルク変動が小さくな
り、中心電極８の突出量Ｈがほぼ４mm以上であれ
ばトルク変動Ｔが許容限界内にあることがわか
る。
焼室４の点火部に近づければ近づけるほど燃焼時
間を短かくすることができ、従つて安定した燃焼
を確保することができる。このことについて第２
図を参照して説明する。第２図において縦軸Ｔは
トルク変動の大きさを示し、横軸Ｈは絶縁碍子１
１からの中心電極８の突出量mm（第１図）を示
す。なお、第２図において破線Ｃはトルク変動Ｔ
の許容限界を示している。第２図から、中心電極
８の突出量Ｈを大きくすればするほど、即ち、放
電間隙１０を燃焼室４の中心部に近づければ近づ
けるほど燃焼が安定してトルク変動が小さくな
り、中心電極８の突出量Ｈがほぼ４mm以上であれ
ばトルク変動Ｔが許容限界内にあることがわか
る。
以上述べたように本考案によればどのような形
状の燃焼室であつても吸気弁シート当り面を含む
円錐面に関連して中心電極、放電間隙並びに絶縁
碍子の位置を適切に選択することによつて点火電
流の漏洩並びに異常燃焼の発生を阻止しつつ燃焼
速度を速めて安定した燃焼を確保することができ
る。
状の燃焼室であつても吸気弁シート当り面を含む
円錐面に関連して中心電極、放電間隙並びに絶縁
碍子の位置を適切に選択することによつて点火電
流の漏洩並びに異常燃焼の発生を阻止しつつ燃焼
速度を速めて安定した燃焼を確保することができ
る。
第１図は本考案に係る内燃機関の側面断面図、
第２図はトルク変動を示すグルフである。 ４……燃焼室、５……吸気弁、７……点火栓、
８……中心電極、９……接地電極、１０……放電
間隙、１１……絶縁碍子、１３……弁シート。
第２図はトルク変動を示すグルフである。 ４……燃焼室、５……吸気弁、７……点火栓、
８……中心電極、９……接地電極、１０……放電
間隙、１１……絶縁碍子、１３……弁シート。
Claims (1)
- 吸気弁シートの吸気弁当り面を含む円錐面の外
側に点火栓中心電極を包囲する絶縁碍子を配置
し、該円錐面の内側に点火栓中心電極先端部と放
電間隙とを配置し、該中心電極を絶縁碍子から４
mm以上突出させた内燃機関の燃焼室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2613480U JPS6123621Y2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2613480U JPS6123621Y2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56129525U JPS56129525U (ja) | 1981-10-01 |
| JPS6123621Y2 true JPS6123621Y2 (ja) | 1986-07-15 |
Family
ID=29622144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2613480U Expired JPS6123621Y2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6123621Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-03 JP JP2613480U patent/JPS6123621Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56129525U (ja) | 1981-10-01 |
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