JPS6123611Y2 - - Google Patents

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JPS6123611Y2
JPS6123611Y2 JP1980059266U JP5926680U JPS6123611Y2 JP S6123611 Y2 JPS6123611 Y2 JP S6123611Y2 JP 1980059266 U JP1980059266 U JP 1980059266U JP 5926680 U JP5926680 U JP 5926680U JP S6123611 Y2 JPS6123611 Y2 JP S6123611Y2
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JP
Japan
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tank
cap
air
vent pipe
coolant
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JP1980059266U
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JPS56161124U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タンク本体内部に垂下する垂下部を
有するエヤ抜きパイプを用いることにより、自動
車の加減速、揺れ等に伴なう冷却液の洩れを防止
するようにした自動車のラジエータ用リザーバタ
ンクに関する。
ラジエータ内の冷却液の保守を簡易化するため
にラジエータに近接してリザーバタンクが配置さ
れることが多いが、このリザーバタンクとラジエ
ータとの間で冷却液の出入りを容易にするため、
リザーバタンク内を大気に連通させる必要があ
る。従つて、従来例えば第7〜8図に示すごとく
キヤツプaに小孔bを開穿し、又はキヤツプaの
突部cに迷路状の細孔dからなる空気孔を設ける
ことによつて、内外空気を連通せしめてきた。し
かしながら、かかる空気孔のものでは例えば自動
車の加、減速に伴ない慣性力によりタンク内の冷
却液がその前後壁面に片より押付けられると同時
にはね返つた際、その跳躍する冷却液がそのまま
小孔bを通り抜け、外部に洩出するのを防止しえ
ず、又迷路状の細孔dもはね返り液が直接しのま
ま通過することは防ぎうるとはいえ、やはり該孔
dに付着する水がタンクの動揺又は冷却液の流入
に伴なう内圧の変圧によつて外部に流出しした
り、その孔径をあまり大きくできないため充分な
エヤ抜き効果がえられない等の問題があつた。
本考案はかかる問題点を解決しうる自動車ラジ
エータ用リザーバタンクの提供を目的とし、以下
一実施例に基づき本考案を詳しく説明する。
第1〜4図において、本考案の自動車ラジエー
タ用リザーバタンク1は、稍細長い直方体状のタ
ンク本体2と、該タンク本体2の上壁に開穿され
た冷却液注入口3の周壁4に冠着するキヤツプ5
とを具え、前記タンク本体2は底部に連結される
接続ホース6を介し、ラジエータ7上端の、例え
ばプレツシヤ型ラジエータキヤツプ8を挿入する
ボス部9に導通している。キヤツプ5には、その
中央から半径外方に向かう水平部10と、キヤツ
プ中央で下方に延長される垂下部11とを有し、
かつ内部に本実施例では直径dが約4mm度である
空気孔12を連通せしめたエヤ抜きパイプ13が
キヤツプ5と一体に成形されている。
なお水平部10はその長さが約15mm程度で
ありかつ該水平部10を通る空気孔12はその内
周下縁がキヤツプ上面5aと略面一に形成され
る。又前記垂下部11の下端は、水平部10形成
方向に向つて水平線と約30゜の角度をなし傾斜し
て切上がる傾斜切口14に形成され、かつキヤツ
プ下面5bから傾斜切口14下端14aまでが約
18〜19mm程度の長さを有する一方、注入口3
の周壁4高さhが約10mm程度に設定されているた
め、垂下部11の下端14aは約8〜9mm程度タ
ンク本体2の上部内面2aから下方に垂下してい
る。なお冷却液の液面Lはその最大上昇位置でも
垂下部11の下端14aとの間に間隙gを有する
ごとく設定される。キヤツプ5周縁には、さらに
先端に環状部15を有する取付具16が水平部1
0形成側に突設されるとともに、その反対側周縁
にはキヤツプ取外し用の水平な突片17が設けら
れる。
タンク本体2はその長辺を自動車の進行方向に
一致させ取付けられるとともに、その上面には前
記取付具16の環状部15を係着しうる係止部1
8を、タンク注入口3から自動車の後進方向に所
定の距離を隔てて形成することにより、エヤ抜き
パイプ13の垂下部11下端の傾斜切口14は自
動車の後進方向に向つて開口することとなる。
然して本考案の自動車ラジエータ用リザーバタ
ンク1のエヤ抜きパイプ13は、垂下部11を有
するため、たとえ冷却液がエヤ抜きパイプ13の
下端開口から侵入しても、垂下部11により勢い
を減じられた外部へ洩出することなくタンク内へ
落下するのである。またエヤ抜きパイプ3、空気
孔2の径を比較的大きく形成することができ、エ
ヤ抜き効果も良好なものとすることができ。さら
に傾斜切口14を後方に向け開口させているた
め、通常大きな慣性力が作用する急減速時におい
て、タンク本体2の前壁2bに片よりかつはね返
る冷却液も、傾斜切口14の前方縁が障壁となり
傾斜切口14への冷却液の流入をより確実に防止
する。さらにエヤ抜きパイプ13の水平部10は
下方からの異物の浸入を防止する。
叙上のごとく本考案のタンクは、垂下部を有す
るエヤ抜きパイプを用いてタンク本体の内外を導
通せしめる結果、自動車の振動、動揺、加減速に
伴なうリザーバタンク内の冷却液の洩れを確実に
防止でき、冷却液の減少を防止でき又安価に生産
できる等優れた効果を奏しうる。
なお本考案のタンクは第5〜6図に示すごとく
傾斜切口14にかえて垂下部14の後進方向側に
切欠溝14bを設けてもよく、又単なる水平切口
14cに形成することもでき、さらにキヤツプ5
ではなくてタンク本体2にエヤ抜きパイプ13を
取付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装の一使用例を示す部分斜視
図、第2図は本考案の装置の一実施例を示す側面
図、第3図はそのA−A線部分断面図、第4図は
そのB−B線部分断面図、第5〜6図は垂下部下
端の他の例を夫々示す部分斜視図、第7〜8図は
従来の空気孔を例示する部分図である。 2:タンク本体、5:キヤツプ、11:垂下
部、12:空気孔、13:エヤ抜きパイプ、1
4:傾斜切口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気孔を設けたエヤ抜きパイプ本体内に垂下
    しその垂下部をタンク本体内の冷却液液面上で
    開口させることによりタンク内外を連通せしめ
    たことを特徴とする自動車ラジエータ用リザー
    バタンク。 (2) 前記エヤ抜きパイプがキヤツプに付設された
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のリザーバ
    タンク。 (3) 前記垂下部下端が自動車の後進方向に切上が
    る傾斜切口を有する実用新案登録請求の範囲第
    2項記載のリザーバタンク。
JP1980059266U 1980-04-30 1980-04-30 Expired JPS6123611Y2 (ja)

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JP1980059266U JPS6123611Y2 (ja) 1980-04-30 1980-04-30

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JP1980059266U JPS6123611Y2 (ja) 1980-04-30 1980-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS56161124U JPS56161124U (ja) 1981-12-01
JPS6123611Y2 true JPS6123611Y2 (ja) 1986-07-15

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ID=29653735

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100822534B1 (ko) * 2002-05-03 2008-04-16 한라공조주식회사 자동차용 냉각수 리저버 탱크

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5150933U (ja) * 1974-10-16 1976-04-17
US4006775A (en) * 1974-03-07 1977-02-08 Avrea Walter C Automatic positive anti-aeration system for engine cooling system

Patent Citations (2)

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JPS5150933U (ja) * 1974-10-16 1976-04-17

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JPS56161124U (ja) 1981-12-01

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