JPS61221832A - 処理選択方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数のキューに振分けられた処理要求を選択的に抽出す
るものにおいて、各キューを調査（サーチ）する順序を
定義するテーブル手段を設け、このテーブル手段の各行
（エントリ）に登録される複数種類のキュー調査順序情
報を読出すことにより、各キューを任意の順序で、且つ
優先順位を保持しつつサーチすることを可能とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、その種類等に応じて複数のキューに振分けら
れた処理の要求を、予め定めた処理の優先順位を保持し
つつ、各キューにある要求を確実に抽出して実行するこ
とが可能となる処理選択方式に関する。

一つ又は複数の処理要求源から、複数の要求を受付けて
処理を行なうシステムにおいては、受付けた要求を一時
バンファリングするためのキューが用いられる。

そして処理側では、このキューに接続（キューイング）
された処理要求を取出して、その要求に応じた処理を実
行するよう構成される。

この場合、要求のある処理が全て同一の優先レベルであ
れば、受付けした要求の順に処理を行えば問題がない。

しかしながら、処理要求の中で優先レベルがあるものは
、優先レベルの高い要求を先に処理するための何らかの
対策が必要である。

尚、ここで云う優先レベルとは、システム或いは要求源
にとって、処理側のより高速な処理の応答を必要とする
度合（処理の優先度）である。

〔従来の技術〕

従来、このような優先レベルを意識した処理の方法とし
て、例えば、受付けた要求の中に最優先レベルの処理（
特急処理）があるか否かを常時チェックするルーチンを
処理部側に設ける事が行わ要求の種類を判別し、特急処
理のものとその他の処理とを別々のキューに接続する。

そして処理部側では、この特急処理のキューを常時調査
する。

この場合の常時とは、処理部によるキュー調査の事象発
生時に、常に最初に当該キューを調査することを意味す
る。

これにより、特急処理の必要性のある要求については、
常に最優先に実行される。一方その池の処理については
、特急処理が存在しない場合に限って、要求受付順に実
行されることになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来技術においては、要するに処理部において
、特急処理の取扱いを意識するというものである。従っ
て、特急処理として、更に複数の優先レベルを設定した
場合、その優先レベル制御が複数となる。また優先レベ
ルの細かな区分により、下位のレベルの処理については
、実行されないという事態が生じる問題点もある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上述した従来の欠点を取除くべく、簡単な構
成で、きめ細やかな各処理要求の優先レベル制御を行う
ことが可能となり、且つ各レベルの処理を確実に実行す
ることも保障できる処理選択方式を提供することを目的
としている。

第１図は、上記目的を達成する本発明の原理を示すブロ
ック図である。

図において、１３は要求受付部であり、１つ又は複数の
要求源より発せられる処理要求を受付け、その内容を分
析し、その要求する処理の種類に応じて複類の分岐キュ
ー１８のいずれかに要求を振分けるものである。即ち、
各キューＱ、　、　Ｑ、　。

−−−Ｑ　ｎには、受付けた要求の優先レベルに応じた
、それぞれ同一レベルの要求がキューイングされる。

１５は処理選択部であり、分岐キュー１８をサーチし、
各キューにキューイングされてる要求があれば、その要
求を抽出する抽出部１４を具える。

更に選択部１５には、各キュー１８をサーチする順序に
関する情報を定義するテーブル１７、及びこのテーブル
に定義される複数種のサーチ順序情報を指示する指示手
段１６が設けられる。

１９はキュー国査順序の決定部であり、指示手Ｙ＆１６
による指示に従って、テーブル１７に定義される順序情
報のいずれかを選択する機能を備える。

尚、第１図では、テーブル１７の各行（エントリ）１７
ａ、１７ｂ、　・−に１回のキュー調査の為の順序情報
を格納し、これら各行を、カウンタ等の指示手段１６に
し指示する例を示す。

〔作用〕

以上の構成により、分岐キュー１８の各々のキューをサ
ーチする順序をテーブル１７に予め登録するのみで、各
キューを任意の順序（任意の頻度）でサーチすることが
可能となる。しかも、このキューサーチ順序は、処理部
側によって意識する必要もない。単なるテーブル索引作
業で、キューサーチ順序の制御が可能となるものである
。

以下実施例を用いて本発明を詳述する。

〔実施例〕

第２図は、本発明が通用されるに好適なシステム例を示
す図である。

図においては、回線を介して複数のＰＯ８端末３−１．
・−３−ｎが、上位コントローラであるＰＬＵ、コント
ローラ１に接続されるＰｏＳシステムを示す。

ＰＬＵコントローラ１は、ＰＬＵファイル（プライス・
ルック・アップファイル）９１を備え、各商品コード（
単品コード９）に対応した商品名及び単価を求める処理
を行う。更に、図示しない単品集計フシイル（各商品毎
の売上げ数、売上げ金額累計ファイル）等を備える。

そして、各端末３から１つの電文形式にて送出される処
理要求に対応した処理を実行し、応答電文を送出する。

またコントローラ１は、回線を介して上位装置２からの
処理も受付け、実行する。

これらの動作の詳細は、第３図及び第４図を用いて後述
する。

第２図において、各ｐｏｓ端末３−１．　＋、　　３−
ｎは、例えば１つの量販店（スーパーマーケット等）の
各売場のレジ（精算−場所）に設置され、各レジの係（
オペレータ）による商品登録が行われる。

ＰＬＵコントローラ１は、例えば量販店の事務所内、或
いはｐｏｓ端末３の近傍に設置される。

また上位装置２は、複数の量販店（チェーン店）を結ぶ
事務所等に設置される。

以下簡単にシステムの動作を説明すると、各ＰＯ８端末
のオペレータは、お客の買上げる商品に附された商品コ
ードを入力する。これら各商品に貼付けられたバーコー
ドラベルを図示しないスキャナ等によって読取らせるこ
とより行われる。

ＰＯ８端末では、入力された商品コードを含むＰＬＯ要
求電文をＰＬＯコントローラ１に送出する。ＰＬＵコン
トローラ１では、ファイル９１をサーチし、与えられた
商品コードに対応する品名及び単価を求める。そして求
めた品名及び単価の各データはＰＯ８端末への応答電文
として返送される。これにより、１つの商品の品名及び
単価がＰＯ３端末側に通知され、以後オペレータによる
当該商品の買上げ個数入力等によって、１つの商品登録
が完了する。

また、ＰＯ８端末３からは、上述したＰＬＵ要求電文の
他に、単位（１人）の取引終了により、゛登録された商
品情報（商品コードと買上げ数量）をＰＬＯコントロー
ラ１へ通知するための明細電文（集成電文）、ＰＬＵコ
ントローラ１の持つ単品集計ファイル或いは各ｐｏｓ端
末の持つ部門別、グループ別等の集計ファイルの中途集
計情況を要求する集計電文、及び、コントローラ１の持
っＰＬＵファイル９１の卵容変更（単価の変更、新しい
商品の登録）を要求するファイルメンテナンス要求電文
等がある。

一方、上位装置２からも、上述した集計要求電文、ファ
イルメンテナンス要求電文等が発せられる。

第３図（ａ）〜（ｄ）は、第２図に示したＰＬＯコント
ローラ１の構成を示す一実施例である。図において各々
対応する部分には同一の符号を附すものである。

同図に示す如＜ＰＬＵコントローラは、メインＣＰＵＩ
　１０と、３つのサブＣＰＵ１５０，１６０．１７０か
ら成る。そして、各ＣＰＵ内に示すブロックは、各ＣＰ
Ｕの持つ機能を示すもので、例えば単位のプログラム（
ルーチン）にて実現されるものと考えて良い。

サブｃｐｕは、各ｐｏｓ端末３−１．−との回線（下位
回線）制御を行う下位回線サブＣＰＵ（以下Ｌ−ＣＰＵ
と称す）１５０、上位装置２との回線（上位回線）制御
を行う上位回線サブｃｐＵ（以下Ｈ−ＣＰＵと称す）１
６０、及び後述する演算ＣＰＵＩ　７０から成る。

Ｌ−ＣＰＵＩ　５０は、ｐｏｓ端末との間の電文の送受
信制御を行う電文制御部１５５、ｐｏｓ端末からの受信
電文をメインＣＰＵＩ　１０へ送出する上りＤＭＡ制御
部１５１．ＰＯ３端末への送信電文をメインＣＰＵＩ　
１０より受取る下りＤＭＡ制御部１５２、及び、メイン
ＣＰＵｌｌ０からのコマンド受信或いはステータス通知
のための制御処理部１５３を備える。またタイマー処理
部１５４は、回線上の電文送受信監視、メインＣＰＵ１
１０とのデータ送受信監視等を行うものである。

またＨ−ＣＰＵＩ　６０にも、第３図世）に示す如（Ｌ
−ＣＰＵと同様の対回線、及び対メインＣＰＵの０通信
インタフェース機能が設けられる。

一方、メインＣＰＵＩ　１０には、これらＬ−ＣＰＵ１
５０及びＨ−ＣＰＵ１６０に各々対応して各インタフェ
ース機能１２１〜１２６が設けられ、更に、下位及び上
位回線の制御タスク１１１．１１２が設けられる。

第３図（Ｃ）より明らかな如（、メインＣＰＵＩ　１０
には、上述した回線制御タスク１１１，１１２の外に複
数の処理タスク１１３〜１１６が設けられる。即ち、下
位回線制御タスク１１１にて受信した電文の分析を行う
分析タスク１１３、同様にタスク１１２にて受信した電
文の分析を行う分析タスク１１４．モジュール分岐タス
ク（第４図にて後述）１１５、及びフロッピィ処理タス
クが設けられる。

これ−ら各タスク１１１〜１１６は、図示しないモニタ
部により、順次実行権が与えられる。そして各タスク間
のデータの授受は、各キュー１１８〜１２０及び１２９
を介して行われる。

尚、第３図にはＰＬＵコントローラ１の持つＰＬＵファ
イル、単品集計ファイル、及びフロッピィドライブ等の
ハード構成は示していない。

モジュール分岐タスク１１５は、第１図にて示した処理
選択部１５に対応するもので複数の分岐キュー１１８に
接続される要求電文を抽出する機能を備える。また、こ
のタスク１１５の配下にＰＬＵコントローラの行う各処
理、即ち前述したＰＬＵ照会、収集、集計、或いはファ
イルメンテナンス等の処理を行うための処理モジュール
０〜ｎ（１１７）が設けられる。

更に、これらの処理モジュール１１７の各々に対応して
、演算ＣＰＵＩ　７０にはタスク０Ｎｎ（１７５）が設
けられている。従って各モジュール１１７に演算処理が
発生した場合、対応する演算ＣＰＵＩ　７０内のタスク
１７５が起動されることになる。そして第３図（ｄｌに
示す如く、メインＣＰＵＩ　１０及び演算ＣＰＵＩ　７
０の各々には、各モジュール１１７と対応するタスク１
７５との間の処理受渡しを行うためのインタフェース機
能１３０〜１３３、及び１７１〜１７４．１７９が設け
ら、れている。

しかして、第３図（Ｃ）に示す例では、分岐キュー１１
８を３つのキューＱ、−Ｑ、より構成し、ＰＯ８端末よ
り受付ける処理要求を３つの優先レベルに区分する場合
を示す。

具体的には、キューＱ、に最優先レベルの要求がキュー
イングされるもので、該当する要求電文としては、ＰＬ
Ｕ要求電文と集成（明Ｉ［）電文である。

そしてキューＱ２にキューイングされる中位レベルの要
求電文としては、各種ファイルの集計要求電文が該当す
る。また、最下位レベルの要求がキューイングされるキ
ューＱ、には、ファイルメンテナンス要求電文等が該当
するものである。

つまり第２図に示したシステムにおい゛ては、特にＰＬ
Ｕ要求に対するコントローラ１側からの迅速な応答が必
須となる。各ＰｏＳ端末においては、オペレータがスキ
ャナ等により１つの商品のバーコードラベルを読ませる
と、その商品に対応した商品名、単価が表示器（図示せ
ず）に表示されることが必要である。従って、ＰＬＵコ
ントローラ１によるＰＬＵ照会の処理を優先する必要が
ある。

また集成処理についても同様であって、ＰＬＵコントロ
ーラ１による単品の集計もリアルタイムで行うことが要
求される。

従って、メインＣＰＵｌｌ０における各電文分析タスク
１１３，１１４においては、ｐｏｓ端末或いは上位装置
より受信した要求電文の処理の種類を判別する。これは
、電文中に含まれる電文識別項目を解析することによっ
て行われる。そして判別した処理の種類に応じて各キュ
ーＱ　　−Ｑのいずれにキューイングすべきかを振分け
る。より具体的には、この処理の種類の情報として、当
該要求電文を実行するモジュール１１７の番号情報が含
まれている。各分析タスク１１３，１１４はこのモジュ
ール番号を見て、処理の優先度、キューイングすべき分
岐キューを判別するものである。

一方、モジュール分岐タスク１１５においても、この電
文中に含まれるモジュール番号に従って、対応するモジ
ュールを起動するものである。

第４図は、この分岐タスク１１５における構成及び動作
を示す図である。

図に示す如く、分岐タスク１１５は、テーブル５７及び
カウンタ５６を備える。

テーブル５７は、図示しないツールにより書替え（変更
）可能なテーブルであり、それぞれ連続した番号５７゛
が付された複数の行（エントリ）５７　ａ　＋　　５７
　ｂ　、・−を有する。そして各エントリには、分岐キ
ュー１１８の各キューＱ／〜Ｑ、をサーチする順序デー
タが予め格納されている。第４図に示した例で云えば阻
１のエントリには、ｒｌ、２，３Ｊ即ち、ｒＱ、、Ｑ、
、Ｑ３　Ｊの順にサーチする順序データが定義されてい
る。同様に、Ｎ１２のエントリには［Ｑユ、Ｑ、、Ｑ、
、Ｊの順にサーチする順序、データが予め定義される。

一方カウンタ５６は、このテーブル５７を構成する各エ
ントリ番％（図示例ではＯ〜９の１０種）をサイクリッ
クに指示する機能を有する。このカウンタ５６は、指示
したエントリの順にキューサーチを完了した場合、或い
はキューサーチによってキューイングされた要求電文を
抽出して実行した段階で＋１される。

第４図のテーブル５７の例で云えば、１０回（隘０〜９
）のキューサーチ動作のうち、６回がｒＱｌ−’Ｑコ→
Ｑ３　Ｊの順に、３回がｒＱ、→Ｑ。

→Ｑ、　ｊ、１回がｒＱ３→Ｑ、−’Ｑコ」のそれぞれ
の順に行セれる。このようなサーチ順序の割合により、
キューＱ／の処理の優先レベルを保ちつつ、且つ最下位
レベルのキューＱ、の要求もその処理実行を保障するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明によれば、複数のキューをサーチする
順序に関する情報をテーブル手段によって任意に定義す
ることが可能となる。従って、処理部側では、単なるテ
ーブルの参照動作を行うのみで、各キューを所望の順序
でサーチする動作を行うことになり、制御も簡単化でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の原理を示す図、第２図は本発明が通
用されるシステムの例を示す図、第３図（ａ）〜（ｄ）
は第２図システムにおけるＰＬＵコントローラの構成の
一実施例を示す図、第４図は実施例における分岐タスク
１１５の構成及び動作フローチャートを示す図である。 包ｆｆ要求 本発明が通用：？れるシステムめ一例 更２図 誓ｎ口９（ ６ｍ口９（ 分岐９スフにｈｌｆｆる情１Ｅ−動作フローナヤート第
４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数種類の処理の要求を受付ける要求受付部（１
   ３）と、 受付けられた要求の種類に応じて各要求を振分ける複数
   の分岐キュー（１８）とを備え、 これら各分岐キュー（１８）に振分けられた処理要求を
   選択的に取出して実行する処理実行装置において、 上記各分岐キュー（１８）にキューイングされた要求の
   有無を調査するための複数種類の各キューの調査順序を
   定義するテーブル手段（１７）、及び、 このテーブル手段にて定義される複数種類の調査順序の
   うちのどの調査順序を用いるかを指示する指示手段（１
   ６）を備えた処理選択部（１５）を設け、 この指示手段（１６）によって指示された調査順序にし
   たがって各キュー（１８）を順次調査して、キューイン
   グされた処理要求を抽出するとともに、 処理要求の抽出によって上記指示手段を更新し、新たに
   指示される調査順序にしたがって、次の処理要求を抽出
   することを特徴とする処理選択方式。
2. （２）上記テーブル手段（１７）はそれぞれ連続番号が
   附された複数行のエリア（１７ａ、ｂ、・・・）を備え
   、各行にそれぞれ１通りのキュー調査順序を示す情報が
   格納されるものであり、 上記指示手段（１６）は、このテーブル手段の各行の番
   号をサイクリックに指示するカウンタであることを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項記載の処理選択方式。
3. （３）上記分岐キュー（１８）には、それぞれ異なる処
   理の優先度に区分された種類の要求が振分けられるもの
   であり、 上記テーブル手段（１７）は、処理優先度の高い要求が
   キューイングされるキューから順次調査するための調査
   順序情報が他の調査順序情報よりも頻繁に読出されるよ
   う構成されることを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項記載の処理選択方式。