JPS6122109Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6122109Y2
JPS6122109Y2 JP1978031744U JP3174478U JPS6122109Y2 JP S6122109 Y2 JPS6122109 Y2 JP S6122109Y2 JP 1978031744 U JP1978031744 U JP 1978031744U JP 3174478 U JP3174478 U JP 3174478U JP S6122109 Y2 JPS6122109 Y2 JP S6122109Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
floor
flooring
nailing
plywood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978031744U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54135011U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1978031744U priority Critical patent/JPS6122109Y2/ja
Publication of JPS54135011U publication Critical patent/JPS54135011U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6122109Y2 publication Critical patent/JPS6122109Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリート床等の建造物躯体上に
直接施工することによつて木質製の化粧床を構成
することのできる直貼用化粧床材に関する。
化粧床を構成するに、従来は、第4図イあるい
はロに示されるように、床板11の裏面に緩衝体
12を貼着して、床面13の多少の不陸になじむ
ように形成された床材を床面に貼着し、しかる後
に、前記床板11の上面に化粧材(図外)を貼着
するものであつた。
しかしながら、これらは何れも、床材を床面1
3に貼着する工程と、該床材に化粧材を貼着する
工程を要し、作業性が悪くかつ現場での施工時数
を多く要し、そして第4図イに示すものは、床材
を接着のみによつて床面13に貼着するだけのも
のであるから、床材間の接合部に隙間ができない
ように強く叩き込むと、先に施工した床材がずれ
たり、浮上つたりすることがある。またコンクリ
ート床はなるべく水平であることが望ましいが現
実の問題として5mm程度の不陸は避けられない。
施工すべき床面に凸部があるとき床材の緩衝体の
当接部分は圧縮された状態で接着固定されるが緩
衝体の反発力により接着剤が硬化するまでに浮上
つてしまい、歩行時に浮沈するいわゆる「ウキ」
を生じることがある。
一方、第4図ロの構造のものは、接着剤に釘打
を併用し、接着剤が硬化するまで釘で押えつける
ようにして、上記欠点を解消しようとしたもので
あるが、軟い緩衝体に直接釘14を打つても釘は
十分効かず、押え力が不均一になると共に「ウ
キ」を生じやすいものであり、また次の床材を嵌
めて接合部に隙間があかぬように叩き込んだと
き、相対的に釘が緩衝体中を若干移動し先に施工
した床材がずれるという欠点があつた。
また前記第4図イ,ロに示す両者共接合部に隙
間があかないように叩き込むときは、接合用の凸
条15を当木を介して叩くのであるが、このとき
当木により凸条15がつぶれて接合しにくくなる
という欠点があつた。
本考案はこのような欠点を解消したものでその
目的とするところは、少ない施工手数でもつて作
業性良く木質の化粧床をコンクリート床上に構成
できると共に、緩衝体を下面に貼着した床材を確
実にコンクリート床に固定でき、かつ床衝撃音の
少ない使用面並びに施工面で有利な直貼用化粧床
材を提供するところにある。以下本考案を図面に
示す実施例に基づいて説明する。
第1,2図において、四周端面に接合用凹条溝
5及び凸条6を有する化粧床板1の下面に、該化
粧床板1と幅、長さがほぼ同寸法の副え板3とそ
の下面に貼着した緩衝体4よりなる下地材2を貼
着し、かつ、該下地材2を前記化粧床板1の相隣
る2辺において化粧床板1より外方へ突出させて
釘打部7を形成して直貼用化粧床材を構成したも
のである。
本考案の化粧床板1は、その上面が適宜方法で
化粧を施こされた出来るだけ反りのない合板製の
ものであり、具体的には厚さ6〜12mmの比較的薄
い合板に厚さ0.3〜0.6mmの化粧単板または厚さ3.0
mm程度のモザイクピースを貼着し、適宜塗装仕上
げをしたものが好適に用いられる。また化粧床板
1の四周端面には接合用凹条溝5及び凸条6が形
成される。接合形状は他にも相欠き等種々の形式
を採用し得るが施工したとき段違いを生じにくい
という点で本形状が優れている。
下地材2は副え板3と緩衝体4を公知の接着剤
で貼合せたものであり、その寸法は化粧床板1と
幅、長さが同じか或いは若干小さ目とされる。副
え板3は、例えば厚さ3.0mm程度の合板製であ
り、容易に釘打ちを行ない得るものであるが、釘
打ちによるキレツを危惧する上で、予め釘孔8を
あけてある。
緩衝体4としては、コンクリート床に若干の不
陸があつても緩衝体が部分的にへこむことにより
ぴつたりなじむ必要性があり、ある程度の軟らか
さが必要である。また、床衝撃音を発生させない
ため遮音、吸音効果のあるものが要求され、また
住宅は耐用年数が長いので、長期間の使用にも物
性変化の少いものを選択する必要がある。具体的
にはインシユレーシヨンボード等の有機繊維板、
ガラス繊維板や岩綿板等の無機繊維板、あるいは
有機無機複合繊維板が好適に用いられる。これら
に防腐、防水のためアスフアルトピツチを含浸し
てもよい。ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン、ポリウレタン等の合成樹脂発泡体や
合成ゴム、発泡合成ゴムであつてもよい。この他
フエルト、ニードルパンチ、カーペツト、厚手帆
布等の繊維物質及び各種材質のハニカムも使用で
きる。これらの緩衝体はその床に必要とされる性
能により適宜選択され、また必要に応じ組合せて
使用されることもある。緩衝体の厚みは床面の凹
凸の程度により加減する必要があるが、具体的に
は床面凸部が5mm以内ならば緩衝体4の厚みは8
〜10mmが適当である。また緩衝体4は一枚の板状
物であつてもよいが、棒状であつて若干の間隔を
あけて副え板3の下面に貼着されてもよく、また
有孔であつたり、緩衝体表面に適宜形状の凹部が
配列形成されていてもよい(図示せず)。
化粧床板1と下地材2は公知の木材用接着剤で
接着一体化される。このとき前述したように下地
材2を化粧床板1の相隣る2辺において該化粧床
板1より外方へ50〜70mm突出させて釘打部7を形
成する。この釘打部7の幅は出来る限り正確にし
ておかないと、施工時に下地材同士がぶつかつて
化粧床板に隙間ができるので注意を要する。
本考案の直貼用化粧床材を使用して化粧床を施
工するには、第3図に示すようにまずコンクリー
ト床Cの所定部分に公知のコンクリート用接着剤
をくし目ごてを用いて塗付する。次に化粧床材A
を所定位置に置き化粧床材全体を床面に押しつけ
るようにして釘打部7に適当数の釘9を打込んで
固定する。次に化粧床材Bを施工するには前記同
様コンクリート床Cに接着剤を塗り、さらに化粧
床材Aの釘打部7に公知の木材用接着剤を塗付
し、化粧床材Bを接合用凹条溝5及び凸条6を使
用して化粧床材Aに嵌め込み、副え板3の端面3
aを叩いて接合部に隙間ができないようにすると
共に、床面に押えつけながら釘打部7より釘9を
打つて固定する。以下この作業を繰返して施工を
完了する。
尚、床面に5mm以上の凸部10があるときはグ
ラインダーで削り落し、凹部のあるときには接着
剤等で埋める。凹凸が激しいときにはモルタル仕
上とかセルフレベリング材により、出来る限り水
平な床面としておくことが望ましい。
本考案は以上のように構成されているので、 〇 化粧床材を接着し且つ釘打ちするだけで、従
来のように更に化粧材を貼着する工程を要する
ことなく、作業性良く短時間のうちに木質の化
粧床をコンクリート床等建造物躯体の上に構成
できる。
〇 緩衝体の上面に合板製の副え板を設けて釘打
ちを行なうので、緩衝体の移動や浮上りが生ぜ
ず、従つて木質化粧床を平滑且つ面一に、そし
て美麗に仕上げることができる。
〇 釘打ちしても釘頭が陥没することがなく、十
分釘が効き、この釘打ち部とそれに相対向する
辺の接合部とによつて化粧床材を可及的に均一
にコンクリート床等建造物躯体側に押圧させる
ことができ、従つてコンクリート床面に多少の
凸部があつても緩衝体の当接部分は圧縮された
まゝ接着剤が硬化するまで確実に保持でき、接
着剤だけで施工するときのように硬化するまで
浮上つてしまうということがない。
〇 同時に、コンクリート床等建造物躯体側の凹
凸を緩衝体にて吸収し、木質化粧床の一層の平
滑性および面一性を保つことができる。
〇 化粧床材の一枚一枚が釘で躯体側に確実に固
定されるので施工時接合部に隙間のできないよ
う強く叩き込んでも、先に施工した化粧床材が
ズレたり、浮上つたりすることがない等確実な
施工ができる。
〇 下地材を化粧床板の相隣る2辺において化粧
床板よりも突出させて釘打部を設けたので誤つ
て床板を傷つけるおそれもなく、釘打作業が極
めて容易であり、接合部に隙間の出来ないよう
叩き込むときも副え板の端面を叩くので接合部
を損傷することがない等、施工上のミスも少
い。
等の多大な効果を奏する。
尚、本考案の床材はコンクリート床だけではな
く、合板製床下地の上にも好適に施工できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す斜視
図及び平面図、第3図は施工状態を示す断面図、
第4図イ,ロは従来品の施工状態を示す断面図で
ある。 1……化粧床板、2……下地材、3……副え
板、4……緩衝体、5……凹条溝、6……凸条、
7……釘打部、8……釘孔、C……コンクリート
床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート床等の建造物躯体上に直貼りする
    木質製の床材であつて、四周端面に接合用凹条溝
    及び凸条を有する合板製化粧床板の下面に、それ
    ぞれが前記化粧床板と幅及び長さがほぼ同寸法の
    合板製副え板とその下面に貼着した緩衝体よりな
    る下地材を貼着し、かつ、該下地材を前記化粧床
    板の相隣る2辺において化粧床板より外方へ突出
    させて釘打部を形成してなる直貼用化粧床材。
JP1978031744U 1978-03-11 1978-03-11 Expired JPS6122109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978031744U JPS6122109Y2 (ja) 1978-03-11 1978-03-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978031744U JPS6122109Y2 (ja) 1978-03-11 1978-03-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54135011U JPS54135011U (ja) 1979-09-19
JPS6122109Y2 true JPS6122109Y2 (ja) 1986-07-02

Family

ID=28883898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978031744U Expired JPS6122109Y2 (ja) 1978-03-11 1978-03-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6122109Y2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037516U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 大建工業株式会社 畳等の床下地用複合板
JPS61137964A (ja) * 1984-12-10 1986-06-25 株式会社ブリヂストン 床板材
JPH0412202Y2 (ja) * 1985-08-12 1992-03-25
JPH083263B2 (ja) * 1986-05-19 1996-01-17 株式会社ブリヂストン 床仕上材
JPH0728301Y2 (ja) * 1986-06-20 1995-06-28 大建工業株式会社 防音防振パネル
JP2507072Y2 (ja) * 1986-10-03 1996-08-14 段谷産業 株式会社 直貼り化粧床材
JPS63247466A (ja) * 1987-04-30 1988-10-14 朝日ウッドテック株式会社 木質系化粧床の施工方法
JP2017096219A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 川崎重工業株式会社 弁座リング

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5045880U (ja) * 1973-08-24 1975-05-08
JPS526523B2 (ja) * 1972-12-26 1977-02-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS526523U (ja) * 1975-07-01 1977-01-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS526523B2 (ja) * 1972-12-26 1977-02-23
JPS5045880U (ja) * 1973-08-24 1975-05-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54135011U (ja) 1979-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10219975A (ja) 置き敷き床材の設置構造
JPS6122109Y2 (ja)
JP3430349B2 (ja) コルク床材
JP3030677B2 (ja) 床 板
JPH035464B2 (ja)
JPS5927815B2 (ja) 乾式床下地工法
JPS6139467B2 (ja)
JPH0478777B2 (ja)
JPS5868546U (ja) 床構造
JPS6141896Y2 (ja)
JP2646145B2 (ja) 床材の直貼り施工方法
JP2597837Y2 (ja) 床構造
JPH0610036Y2 (ja) 防音床材
JP2507072Y2 (ja) 直貼り化粧床材
JPH0436346Y2 (ja)
JPH0712538Y2 (ja) 遮音床材
JP2501199Y2 (ja) 木質系直貼用拘束型制振床部材
JPH0318576Y2 (ja)
JP3305680B2 (ja) 野地板
JPH08284363A (ja) 建築用下地材及び該下地材を用いた壁構造の施工方法
JPS5935714Y2 (ja) 建築用下地材
JPH0540191Y2 (ja)
JPH037468Y2 (ja)
JP2812918B2 (ja) 床下地材の施工方法
JPH11210118A (ja) 外壁構造