JPS61215353A - 2―置換―ナフタリン―6―カルボン酸の製造方法 - Google Patents
2―置換―ナフタリン―6―カルボン酸の製造方法Info
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- JPS61215353A JPS61215353A JP60057147A JP5714785A JPS61215353A JP S61215353 A JPS61215353 A JP S61215353A JP 60057147 A JP60057147 A JP 60057147A JP 5714785 A JP5714785 A JP 5714785A JP S61215353 A JPS61215353 A JP S61215353A
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- C07C63/33—Polycyclic acids
- C07C63/337—Polycyclic acids with carboxyl groups bound to condensed ring systems
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- C07C63/36—Polycyclic acids with carboxyl groups bound to condensed ring systems containing two condensed rings containing one carboxyl group
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- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
皮呈上q且朋分互
本発明は、下記式(I)°で表わされる新規な2−置換
−ナフタリン−6−カルボン酸及びその製造方法に関す
る。
−ナフタリン−6−カルボン酸及びその製造方法に関す
る。
(式中Xは一00H又は−0■を表わす)本発明の対象
である式(1)で表わされる上記2−置換−ナフタリン
−6−カルボン酸は、優れた高弾性、高張力及び高耐熱
性などの特性を有する故に、近年、繊維及びその他の成
形品の高分子素材として注目されている2−ヒドロキシ
ナフタリン−6−カルボン酸を製造するための中間体と
して有用な化学物質である。すなわち、上記2−置換−
ナフタリン−6−カルボン酸を酸分解することにより、
容易に2−ヒドロキシナフタリン−6−カルボン酸を得
ることができる。
である式(1)で表わされる上記2−置換−ナフタリン
−6−カルボン酸は、優れた高弾性、高張力及び高耐熱
性などの特性を有する故に、近年、繊維及びその他の成
形品の高分子素材として注目されている2−ヒドロキシ
ナフタリン−6−カルボン酸を製造するための中間体と
して有用な化学物質である。すなわち、上記2−置換−
ナフタリン−6−カルボン酸を酸分解することにより、
容易に2−ヒドロキシナフタリン−6−カルボン酸を得
ることができる。
従来茨血
従来、上記2−ヒドロキシナフタリン−6−カルボン酸
(以下BON−6と略記する)の製法として下記方法が
知られている。
(以下BON−6と略記する)の製法として下記方法が
知られている。
i)β−ナフトールのカリウム塩を高温、加圧下に炭酸
ガスと反応させる方法(米国特許第1,593゜816
号、第4.287.357号、第4.345.095号
、第4.329.494号、第4.345.094号)
。
ガスと反応させる方法(米国特許第1,593゜816
号、第4.287.357号、第4.345.095号
、第4.329.494号、第4.345.094号)
。
ii)β−ナフトールのカリウム塩を、高沸点媒体中で
高温加圧下に炭酸ガスと反応させる方法(特開昭57−
95939号及び特開昭58−99436号)。
高温加圧下に炭酸ガスと反応させる方法(特開昭57−
95939号及び特開昭58−99436号)。
1ii)6−ブロム−2−ナフトールをメタノール中で
一酸化炭素と反応させる方法(特開昭57−91955
号)。
一酸化炭素と反応させる方法(特開昭57−91955
号)。
しかし、これらの方法には次のような欠点がみられる。
すなわち、上記i)及びii)の方法ではいずれも反応
に260〜280℃の高温が必要であり、またiii
)の方法では70kg/−に達する高圧が必要であるた
め、製造装置上のコストが高くなる。また、i)及びi
i)の方法では多量のβ−ナフトールが副生ずるため、
後処理としてのその分離が必要となって工程が複雑にな
る。更に、i)及びii)のけられないので、その分離
の困難と反応選択性の低下の問題がある。
に260〜280℃の高温が必要であり、またiii
)の方法では70kg/−に達する高圧が必要であるた
め、製造装置上のコストが高くなる。また、i)及びi
i)の方法では多量のβ−ナフトールが副生ずるため、
後処理としてのその分離が必要となって工程が複雑にな
る。更に、i)及びii)のけられないので、その分離
の困難と反応選択性の低下の問題がある。
上記欠点に加えて、上記公知の方法はいずれもBON−
6の収率が低いため、工業的製造法として不適当である
。例えばりの方法では上記収率は26.5%程度、ii
)の方法では45%程度並びにiii )の方法では3
7i程度である。
6の収率が低いため、工業的製造法として不適当である
。例えばりの方法では上記収率は26.5%程度、ii
)の方法では45%程度並びにiii )の方法では3
7i程度である。
が ンしようとするp 占
本発明者は、上述した状況に鑑み、BON−6の工業的
に有利な製造方法について検討している過程において、
さきに、BOX−6に効率よく導き得る化合物として2
−(2−ハイドロパーオキシ−2−プロピル)−ナフタ
リン−6−カルボン酸メチルの合成に成功した。すなわ
ち、2−イソプロピルナフタリン−6−カルボン酸メチ
ルをコバルト又はマンガンの有機酸塩触媒の存在下に酸
化するとことにより、2−(2−ハイドロパーオキシ−
2−プロピル)−ナフタリン−6−カルボン酸をを高収
率で得ることができる(特願昭59−99383号)、
′ しかし、この方法では、2−イソプロピルナフタリン−
6−カルボン酸(以下2.6−NMCAと略記する)の
イソプロピル基を所望のように酸化するためには上述の
ように、6位のカルボキシル基を予めエステル化したも
のを出発原料として用いることが必要である。
に有利な製造方法について検討している過程において、
さきに、BOX−6に効率よく導き得る化合物として2
−(2−ハイドロパーオキシ−2−プロピル)−ナフタ
リン−6−カルボン酸メチルの合成に成功した。すなわ
ち、2−イソプロピルナフタリン−6−カルボン酸メチ
ルをコバルト又はマンガンの有機酸塩触媒の存在下に酸
化するとことにより、2−(2−ハイドロパーオキシ−
2−プロピル)−ナフタリン−6−カルボン酸をを高収
率で得ることができる(特願昭59−99383号)、
′ しかし、この方法では、2−イソプロピルナフタリン−
6−カルボン酸(以下2.6−NMCAと略記する)の
イソプロピル基を所望のように酸化するためには上述の
ように、6位のカルボキシル基を予めエステル化したも
のを出発原料として用いることが必要である。
そこで、本発明者は、2.6−NMCAのイソプロピル
基の酸化について更に検討を進めた結果、2.6−NM
CAの6位のカルボキシル基を予めニス゛チル化するこ
となく 、2.6−NMCAのイソプロピル基を直接酸
化することにより、文献未載の新規化合物である2−(
2−ハイドロパーオキシ−2−プロピル)−ナフタリン
−6−カルボン酸もしくは2−(2−ヒドロキシ−2−
プロピル)−ナフタリン−6−カルボン酸を合成するこ
とに成功した。そして、更に、本発明者は、これらの化
合物を酸分解することによりBON−6が高純度で有利
に得られることの知見を得て、上述した従来法にみられ
る問題点を解決することに成功し、本発明をなすに至っ
た。
基の酸化について更に検討を進めた結果、2.6−NM
CAの6位のカルボキシル基を予めニス゛チル化するこ
となく 、2.6−NMCAのイソプロピル基を直接酸
化することにより、文献未載の新規化合物である2−(
2−ハイドロパーオキシ−2−プロピル)−ナフタリン
−6−カルボン酸もしくは2−(2−ヒドロキシ−2−
プロピル)−ナフタリン−6−カルボン酸を合成するこ
とに成功した。そして、更に、本発明者は、これらの化
合物を酸分解することによりBON−6が高純度で有利
に得られることの知見を得て、上述した従来法にみられ
る問題点を解決することに成功し、本発明をなすに至っ
た。
以下本発明の詳細な説明する。
鬼皿Ω盪底
本発明の特徴は下記式(1)
(式中Xは一〇〇〇又は−0■を表わす)で表わされる
2−置換−ナフタリン−6−カルボン酸、すなわち、下
記式(I[)を有する2−(2−ハイドロパーオキシ、
2−プロピル)−ナフタリン−6−カルボン酸(以下N
MCA−HPOと略記する)および下記式(III)を
有する2−(2−ヒドロキシ−2,プロピル)−ナフタ
リン−6−カルボン酸(以下NCCと略記する)にある
。
2−置換−ナフタリン−6−カルボン酸、すなわち、下
記式(I[)を有する2−(2−ハイドロパーオキシ、
2−プロピル)−ナフタリン−6−カルボン酸(以下N
MCA−HPOと略記する)および下記式(III)を
有する2−(2−ヒドロキシ−2,プロピル)−ナフタ
リン−6−カルボン酸(以下NCCと略記する)にある
。
また、本発明は、2−イソプロピルナフタリン−6−カ
ルボン酸を、アルカリ水溶液中において過硫酸塩触媒の
存在下に分子状酸素と加熱下に反応させることにより、
上記式(1)で表わされる2−置換−ナフタリン−6−
カルボン酸を製造するための方法を特徴とする。
ルボン酸を、アルカリ水溶液中において過硫酸塩触媒の
存在下に分子状酸素と加熱下に反応させることにより、
上記式(1)で表わされる2−置換−ナフタリン−6−
カルボン酸を製造するための方法を特徴とする。
本発明に係る新規な2−置換−ナフタリン−6−カルボ
ン酸の各化合物の理化学的性質を示すと表1のとおり!
ある。
ン酸の各化合物の理化学的性質を示すと表1のとおり!
ある。
次に、本発明に係る2−置換−ナフタリン−6−カルボ
ン酸の製造法について説明する。
ン酸の製造法について説明する。
本発明の方法では、2−イソプロピルナフタリン−6−
カルボン酸(2,6−NMCA)を出発原料とし、これ
をその3〜20倍量、好ましくは5〜10倍量のアルカ
リ水溶液中において、過硫酸塩を触媒として用い、該触
媒の2.6−NMCAに対して5〜30重量%、好まし
くは10−15重量%の存在下で、常圧もしくは加圧下
に50〜90℃、好ましくは60〜70℃の温度におい
て分子状酸素ガスを吹き込んで10時間以上反応させる
。ついで反応終了後、得られた反応混合物を稀鉱酸でp
H6に調整して未反応の2.6−NMCAを晶析させて
濾別し、濾液に更に稀鉱酸を加えてpH3,5に調整す
ることによりNMCA−HPOとNCCが白色結晶とし
て析出する。すなわち、NMCA−HPO及びNCCが
徘産して得られる。
カルボン酸(2,6−NMCA)を出発原料とし、これ
をその3〜20倍量、好ましくは5〜10倍量のアルカ
リ水溶液中において、過硫酸塩を触媒として用い、該触
媒の2.6−NMCAに対して5〜30重量%、好まし
くは10−15重量%の存在下で、常圧もしくは加圧下
に50〜90℃、好ましくは60〜70℃の温度におい
て分子状酸素ガスを吹き込んで10時間以上反応させる
。ついで反応終了後、得られた反応混合物を稀鉱酸でp
H6に調整して未反応の2.6−NMCAを晶析させて
濾別し、濾液に更に稀鉱酸を加えてpH3,5に調整す
ることによりNMCA−HPOとNCCが白色結晶とし
て析出する。すなわち、NMCA−HPO及びNCCが
徘産して得られる。
上記方法において用いるアルカリ水溶液としては炭酸ソ
ーダ、苛性ソーダ、重・炭酸ソーダ、炭酸カリ、苛性カ
リ、重炭酸カリ等の水溶液を例示でき、ソノ使用量は、
2.6−NMCA+、:対し1100〜200重量%、
好ましくは110〜130当量%が適当である。
ーダ、苛性ソーダ、重・炭酸ソーダ、炭酸カリ、苛性カ
リ、重炭酸カリ等の水溶液を例示でき、ソノ使用量は、
2.6−NMCA+、:対し1100〜200重量%、
好ましくは110〜130当量%が適当である。
また、触媒として用いる過硫酸塩としては過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム等を例示し得るなお、2.6−
NMCAをアルカリ水溶液中で上述のようにして反応さ
せるに際しては、反応系のpHによる反応速度及び副生
物生成への影響が重要であるので、上記pI(を7.5
〜14、好ましくは9〜12の範囲にコントロールする
。
ニウム、過硫酸カリウム等を例示し得るなお、2.6−
NMCAをアルカリ水溶液中で上述のようにして反応さ
せるに際しては、反応系のpHによる反応速度及び副生
物生成への影響が重要であるので、上記pI(を7.5
〜14、好ましくは9〜12の範囲にコントロールする
。
上述のようにして反応させて得られる反応混合物の組成
は、反応条件により異なるも、例えば60℃の温度で2
0〜30時間反応させた場合には、下記のとおりの組成
のものが得られる。
は、反応条件により異なるも、例えば60℃の温度で2
0〜30時間反応させた場合には、下記のとおりの組成
のものが得られる。
2.6.、NMCA (未反応)30〜50モル%NM
C八−HPO+ NCC45〜70モlし%その他
0〜5モル% すなわち、本発明の方法における反応では、副生物の生
成がないか、もしくはあっても少量である。
C八−HPO+ NCC45〜70モlし%その他
0〜5モル% すなわち、本発明の方法における反応では、副生物の生
成がないか、もしくはあっても少量である。
上述した反応により併産されるNMCA−HPOとNC
Cの比率は、反応条件の選択により変化させ得るが、N
MCA−HPO: NCC=40〜60: 5〜10
の比率で生成する場合が多い。勿論、反応条件の選択
によりNCCの比率を更に高くすることも可能である。
Cの比率は、反応条件の選択により変化させ得るが、N
MCA−HPO: NCC=40〜60: 5〜10
の比率で生成する場合が多い。勿論、反応条件の選択
によりNCCの比率を更に高くすることも可能である。
なお、上述のように併産されたNMCA−11POとN
CCをそれぞれ分離する必要のある場合には、逆相カラ
ム久ロマトグラフイー、再結晶などの手法を通用して単
離することができる。しかし、NMCA−HPOもNC
Cも同一の条件下で酸分解すればそれぞれほぼ定量的に
BON−6を生成するのでNMCA−HPO及びNCC
をBON−6を製造するための原料物質(中間体)とし
て利用することの観点からすれば、反応により得られる
上記両物質の生成比率や分離は重要でない。
CCをそれぞれ分離する必要のある場合には、逆相カラ
ム久ロマトグラフイー、再結晶などの手法を通用して単
離することができる。しかし、NMCA−HPOもNC
Cも同一の条件下で酸分解すればそれぞれほぼ定量的に
BON−6を生成するのでNMCA−HPO及びNCC
をBON−6を製造するための原料物質(中間体)とし
て利用することの観点からすれば、反応により得られる
上記両物質の生成比率や分離は重要でない。
すなわち、本発明の方法においては、むしろ両物質の合
計量としての選択率が高いこと、及び副生物を生成させ
ない反応条件を前述のように選定することが重要である
。
計量としての選択率が高いこと、及び副生物を生成させ
ない反応条件を前述のように選定することが重要である
。
以下に実施例を示して本発明及びその効果を更に具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1
攪拌装置、還流冷却器、ガス吹込み管及び温度計を備え
付けた200m 7!容量のガラス製四ロフラスコに、
Na2COi 6.25g、水100g 、 2.6−
NMCA Log及びに2S2081.26gを仕込み
、温度60℃で攪拌しながら、純酸素ガスを2J/hr
の割合で吹込みつつ反応を行なった。30時間反応させ
た後、下記組成の反応混合物を得た。
付けた200m 7!容量のガラス製四ロフラスコに、
Na2COi 6.25g、水100g 、 2.6−
NMCA Log及びに2S2081.26gを仕込み
、温度60℃で攪拌しながら、純酸素ガスを2J/hr
の割合で吹込みつつ反応を行なった。30時間反応させ
た後、下記組成の反応混合物を得た。
2.6−NMCA 30.9モル%NMCA−H
PO55,3モル% NCC9,5モル% 上記組成の分析は高性能液体クロマトグラフィー (H
PLC)による。
PO55,3モル% NCC9,5モル% 上記組成の分析は高性能液体クロマトグラフィー (H
PLC)による。
次に、上述のようにして得られた反応混合物を室温下に
おいて稀硫酸を用いてpfl 6に調整して析出する結
晶を濾別して採取し、水洗後乾燥して白粉末体3.55
gを得た。このものの組成は下記のとおりである。
おいて稀硫酸を用いてpfl 6に調整して析出する結
晶を濾別して採取し、水洗後乾燥して白粉末体3.55
gを得た。このものの組成は下記のとおりである。
2.6−NMCA(未反応> 84.8wt%NMC
A−HPO8,7i1t% その他 6.5wt% 一方上記結晶を濾別して得られた濾液を、稀硫酸により
pH3,5に調整して析出する微結晶を濾別して採取し
、水洗後乾燥して白色粉末体6.6gを得た。このもの
の組成をHPLC分析により分析した結果、下記のとお
りである。
A−HPO8,7i1t% その他 6.5wt% 一方上記結晶を濾別して得られた濾液を、稀硫酸により
pH3,5に調整して析出する微結晶を濾別して採取し
、水洗後乾燥して白色粉末体6.6gを得た。このもの
の組成をHPLC分析により分析した結果、下記のとお
りである。
NMCA−HPO91,5ivt%
NCC8,5御t%
次に、得られたNMCA−)IPO、!: NCCとの
混合物から成る上記白色粉末体を、アセト、ニトリルの
媒体中にて過酸化水素並びに過塩素酸を加えて50℃の
温度で30分反応させると、両物質は同時に酸分解され
て、はぼ定量的にBON−,6を生成することが、HP
LC分析の結果認められた。
混合物から成る上記白色粉末体を、アセト、ニトリルの
媒体中にて過酸化水素並びに過塩素酸を加えて50℃の
温度で30分反応させると、両物質は同時に酸分解され
て、はぼ定量的にBON−,6を生成することが、HP
LC分析の結果認められた。
実施例2
実施例1で用いたと同じ20(1ml容量のガラス製画
ロフラスコに、水100g 、 Na2COa 6.2
5g、 2.6−NMCA Log及び(NHJzS2
0s 1.07gを仕込み、実施H1に記載したと同様
の手順で反応を行なった。
ロフラスコに、水100g 、 Na2COa 6.2
5g、 2.6−NMCA Log及び(NHJzS2
0s 1.07gを仕込み、実施H1に記載したと同様
の手順で反応を行なった。
30時間反応させた後、下記組成の反応混合物を得た。
2.6−NMCA 37.0モル%NMC^−HP
O48,0モル% NCC10,5モル% 上記組成はHPLC分析による。
O48,0モル% NCC10,5モル% 上記組成はHPLC分析による。
上述のようにして得られた反応混合物を実施例1に記載
したと同様の手順で処理して下記組成の白色粉末体4.
25gを得た。
したと同様の手順で処理して下記組成の白色粉末体4.
25gを得た。
2.6−N肛A(未反応) 87.0wt%NMC
A−tlP0 8.5ht%その
他 4.5wt%上記白色粉末体を得
る際に得られた濾液について、稀塩酸でpH3,5に調
整して析出する結晶を濾別し、水洗後乾燥して白色微結
晶5.70gを得た。
A−tlP0 8.5ht%その
他 4.5wt%上記白色粉末体を得
る際に得られた濾液について、稀塩酸でpH3,5に調
整して析出する結晶を濾別し、水洗後乾燥して白色微結
晶5.70gを得た。
このものの組成は下記のとおりである。
NMCA−HP、0 90.5evt%NCC9,
5賀t% 次に得られたNMCA−HPOとNCCとの混合物から
成る上記白色微結晶をア七ト二トリル中で、過酸化水素
と過塩素酸の存在下に50℃の温度にて30分反応させ
ると、両物質は同時に酸分解されてほぼ定量的にBON
−6を生成することがそのHPLC分析により認められ
た。
5賀t% 次に得られたNMCA−HPOとNCCとの混合物から
成る上記白色微結晶をア七ト二トリル中で、過酸化水素
と過塩素酸の存在下に50℃の温度にて30分反応させ
ると、両物質は同時に酸分解されてほぼ定量的にBON
−6を生成することがそのHPLC分析により認められ
た。
遣」廊と九果
上記実施例にみられるとおり、本発明の方法によると、
NMCA−HPO及びNCCを高・選択率かつ高収率で
得ることができるので工業上極めて有利である。
NMCA−HPO及びNCCを高・選択率かつ高収率で
得ることができるので工業上極めて有利である。
そして、NMC^−14PO及びNCCは酸分解するこ
とにより、同時に定量的にBON−6に変換することが
でき、しかも両物質とも安定な結晶であり、アセトン、
アルコール、DMSO(ジメチルスルホキシド)などの
多くの有機溶剤に可溶であって、極めて取扱い易いので
2−とドロキシナフタリン−6、カルボン酸(BON−
6)の工業的製造上の原料として極めて有用な物質であ
ると言える。
とにより、同時に定量的にBON−6に変換することが
でき、しかも両物質とも安定な結晶であり、アセトン、
アルコール、DMSO(ジメチルスルホキシド)などの
多くの有機溶剤に可溶であって、極めて取扱い易いので
2−とドロキシナフタリン−6、カルボン酸(BON−
6)の工業的製造上の原料として極めて有用な物質であ
ると言える。
因に、一般に、ハイドロパーオキサイドは、1−ブチル
ハイドロパーオキサイドやクメンハイドロパーオキサイ
ドなどにみられるように、衝撃や摩擦に敏感であって、
極めて着火し易いため、危険性が大きく、したがって、
工業的原料としては取扱い上使用し難いものとされてい
るが、本発明にイ系る2−(2−ン1イドロバーオキシ
ー2−プロピルフタリン−6−カルボン酸(NMCA−
1(PO)は、上述したように極めて安定であってその
取扱いも容易であると言い得るものである。
ハイドロパーオキサイドやクメンハイドロパーオキサイ
ドなどにみられるように、衝撃や摩擦に敏感であって、
極めて着火し易いため、危険性が大きく、したがって、
工業的原料としては取扱い上使用し難いものとされてい
るが、本発明にイ系る2−(2−ン1イドロバーオキシ
ー2−プロピルフタリン−6−カルボン酸(NMCA−
1(PO)は、上述したように極めて安定であってその
取扱いも容易であると言い得るものである。
第1図と第3図は本発明に係るNMCA−HPOとNC
Cのそれぞれの赤外線吸収スペクトルであり、第2図と
第4図は同じくそれぞれの’HNMRスペクトルである
。第5図は、NCCの質量分析を示したものである。
Cのそれぞれの赤外線吸収スペクトルであり、第2図と
第4図は同じくそれぞれの’HNMRスペクトルである
。第5図は、NCCの質量分析を示したものである。
Claims (6)
- (1)下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、式中Xは−OOH又は−OHを表わす)で表
わされる2−置換−ナフタリン−6−カルボン酸。 - (2)下記式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) を有する特許請求の範囲第(1)項記載の2−置換−ナ
フタリン−6−カルボン酸。 - (3)下記式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) を有する特許請求の範囲第(1)項記載の2−置換−ナ
フタリン−6−カルボン酸 - (4)2−イソプロピルナフタリン−6−カルボン酸を
、アルカリ水溶液中において過硫酸塩触媒の存在下に分
子状酸素と加熱下に反応させることを特徴とする下記式
( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Xは−OOH又は−OHを表わす)で表わされる
2−置換−ナフタリン−6−カルボン酸の製造方法。 - (5)過硫酸塩触媒が過硫酸アンモニウム又は過硫酸カ
リウムである特許請求の範囲第(4)項記載の製造方法
。 - (6)過硫酸塩触媒を、2−イソプロピルナフタリン−
6−カルボン酸に対して5〜30重量%、好ましくは1
0〜15重量%存在させる特許請求の範囲第(4)項記
載の製造方法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP60057147A JPS61215353A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | 2―置換―ナフタリン―6―カルボン酸の製造方法 |
US06/838,525 US4638087A (en) | 1985-03-20 | 1986-03-11 | 6-substituted naphthalene-2-carboxylic acids and process for producing the same |
DE19863608312 DE3608312A1 (de) | 1985-03-20 | 1986-03-13 | 6-substituierte naphthalin-2-carbonsaeuren und verfahren zu deren herstellung |
GB08606738A GB2174389B (en) | 1985-03-20 | 1986-03-19 | 6-substituted naphthalene-2-carboxylic acids |
FR868604020A FR2579200B1 (fr) | 1985-03-20 | 1986-03-20 | Nouveaux acides naphtalene-2-carboxyliques 6-substitues et procede pour leur production |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60057147A JPS61215353A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | 2―置換―ナフタリン―6―カルボン酸の製造方法 |
US06/838,525 US4638087A (en) | 1985-03-20 | 1986-03-11 | 6-substituted naphthalene-2-carboxylic acids and process for producing the same |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0437059B2 JPH0437059B2 (ja) | 1992-06-18 |
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Family Applications (1)
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GB8606738D0 (en) | 1986-04-23 |
DE3608312C2 (ja) | 1988-08-25 |
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