JPS6121102B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6121102B2
JPS6121102B2 JP1407480A JP1407480A JPS6121102B2 JP S6121102 B2 JPS6121102 B2 JP S6121102B2 JP 1407480 A JP1407480 A JP 1407480A JP 1407480 A JP1407480 A JP 1407480A JP S6121102 B2 JPS6121102 B2 JP S6121102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
sheet
sterilization
tank
ultraviolet sterilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1407480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56112252A (en
Inventor
Masaaki Momotome
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP1407480A priority Critical patent/JPS56112252A/ja
Publication of JPS56112252A publication Critical patent/JPS56112252A/ja
Publication of JPS6121102B2 publication Critical patent/JPS6121102B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシート表面に附着しているごみ、菌等
を同時に洗浄殺菌することのできる紫外線殺菌装
置に関するものである。
一般に包装材料の殺菌方法には大別すると、化
学殺菌法と物理殺菌法の二種がある。
化学殺菌法にはエチレンオキサイドガス殺菌、
プロピレンオキサイドガス殺菌、過酸化水素殺菌
等が考えられる。
エチレンオキサイドガス殺菌、プロピレンオキ
サイドガス殺菌は、ガス殺菌なので包装材料作製
の最終段階で殺菌することができて殺菌方法とし
て有効な方法である。
しかしエチレンオキサイドガス、プロピレンオ
キサイドガス共に有毒ガスであるために包材中の
残留が問題になることが多い。
過酸化水素殺菌は包材殺菌として非常に有効な
方法であるが、近年その発ガン性が指摘され以前
のように使用するのは困難となつた。
又、過酸化水素は、漂白作用もあるために作業
者の健康上からもよくない。
一方物理殺菌方法には、τ線殺菌、紫外線殺菌
等があり非常に有効な殺菌手段である。
特にτ線はプラスチツク包材を透過するのでガ
ス殺菌と同様に包材作製の最終工程で殺菌できる
という利点がある。
しかしこの方法にもτ線照射後ヒートシール強
度の低下、プラスチツクフイルムの黄色化等の物
性面での劣化がみられる。
次に紫外線殺菌法は紫外線そのものがγ線β線
に比較して人体に対して影響がすくなく安全であ
る。又そのために取りつけが容易であるという利
点がある。
しかしながら、紫外線は表面のみしか殺菌性が
なく完全殺菌が困難である。
以上のようにいずれの殺菌方法も一長一短があ
つて完全なものがないのが現状である。
本発明は以上のような現状に鑑みて発明された
ものであつて、紫外線透過性溶液中をシート状物
が通過する殺菌処理槽に、紫外線殺菌器を装置し
てシート状物に対し紫外線照射ができるように構
成し、前記溶液中をシート状物が通過する間に同
時に洗浄殺菌することができるようにしたもので
ある。
ところで、紫外線による殺菌方法は、前述した
ように装置設置の容易さ、殺菌コストの低さ、乾
燥状態で殺菌できる等種々の長所がある反面、紫
外線自身が包装材料の表面のみしかあたらないた
めにごみ等が付着した場合完全殺菌が望めない。
しかるに、本発明のものは、紫外線による殺菌
の利点をそのまゝ生かし、その欠点とするところ
を紫外線透過性の溶液中を通過させることにより
シート状物からごみの除去を行ない、併せて化学
殺菌をもできるようにして完全殺菌ができるよう
にしたものである。
以下図面に示す実施例にもとづいて説明する。
先ず、第1図に示す実施例から説明すると、シー
ト状包装材料3はAからBに向つて進行するもの
で、その進行過程中で殺菌処理槽1を通過させ
る。
槽1には紫外線透過性溶液が入つていて、その
溶液は熱湯水、アルコール、過酸化水素、βプロ
ピオラクトン、サラシ粉、高度サラシ粉、次亜塩
素酸ナトリウム、過酢酸、ポリエチレングリコー
ル、ホルムアルデヒド、有機酸等である。しかし
てこの溶液は包装材料まで十分に254hm波長の
紫外線が透過するものでなければ効果が少ない。
槽1の壁にはシート状物を間にはさんでその上
壁と下壁とに石英ガラス等からなる254hm波長
の紫外線を十分に透過させる紫外線透過窓7,7
があり、これに対応して紫外線殺菌器として紫外
線殺菌ランプ2,2,2,2が設置されている。
この紫外線殺菌ランプの殺菌波長は例えば254h
mであつて、その殺菌力はランプ自身の強度と照
射時間によるのでその効力を上げるためには、ラ
ンプ自身の強度を上げるか、ランプ数を増やして
照射時間を長くするか、距離を近づけるか、包装
材料のラインスピードを落すかの何れかで行な
う。
又殺菌処理槽1中の上記溶液はポンプ8によつ
て循環せしめる。
この循環パイプ9中には無菌フイルター4があ
る。
このフイルター4は槽1で除去したごみ、微生
物を槽1内に残さないようにするためのものであ
る。
かくてシート状の包装材料は案内ローラ10を
介して槽1中をAからBに向つて進行し、その槽
1中で紫外線による照射が行なわれ表面に付着し
たごみ、微生物は除去される。
そして、槽1を経たシート状包装材料3は配管
11中で先ずノズル6から噴出するジエツト無菌
エアーでそれに付着した大部分の液が吹き落さ
れ、引続いて無菌乾燥エアー噴出口5,5からの
エアーで乾燥される。第2図に示すものは、殺菌
処理槽1に化学殺菌剤洗浄槽12を連結したもの
を示してあり、第1図と同一の部分は同一符号で
示してある。
これは槽1中に化学殺菌剤を用いている場合で
あつて、シート状包装材料にその残留が完全にな
いようにするためのものである。
化学殺菌剤洗浄槽12には無菌エタノール等か
らなる無菌水が用いられ、ポンプ13を用いて循
環するようになつている。
その循環パイプ15中に化学殺菌分解槽14を
設けると完全にシート状物から残留を取りさるこ
とができる。
なお、循環式に無菌水を流すことなく一方的に
流すシステムにしてもよい。
次に第1,2図に示す紫外線殺菌装置を用いて
テストを行なつた実施例について説明する。
実施例 1 この実施例は第1図に示す紫外線殺菌装置を用
いてテストを行なつた例である。
殺菌処理槽1には熱湯水を用い、紫外線殺菌器
2としてスイスのブラウンボベリカンパニ
(BBC)のUV−Cタイプの殺菌ランプを、シー
ト状包装材料3には12μ厚さのPETと40μ厚さ
のPEとからなる積層プラスチツク包材を、無菌
乾燥エアー5は90℃のものをそれぞれ用いた。包
材3に106個/10cm2のB.subtilis菌をスプレーで塗
布し、乾燥後上記装置を用いて殺菌テストを行な
つた。ラインスピードは30m/minで紫外線の包
材表面での強度は70W/cm2.Sである。
以上のようにしてAから入れた包材はBから出
てきたとき完全に殺菌されていた。
実施例 2 この実施例は第2図に示す紫外線殺菌装置を用
いてテストを行なつた例である。
殺菌処理槽1には温度が22℃の5%concの過
酸化水素液を用い、紫外線殺菌器2としてスイス
のブラウンボベリカンパニ(BBC)のUV−Cタ
イプの殺菌ランプを、シート状包装材料3には12
μ厚さのPETと40μ厚さのPEとからなる積層プ
ラスチツク包材を、無菌乾燥エアー5は90℃のも
のを、化学殺菌剤洗浄槽には水を、化学殺菌剤分
解器14には二酸化マンガン充填フイルターをそ
れぞれ用いた。
包材3に106/cm2のB.subtilis菌をスプレーで塗
布し、乾燥後上記装置を用いて殺菌テストを行な
つた。
ラインスピードは50m/minで紫外線の包材表
面での強度は70mw/cm2.Sである。
以上のようにしてAから入れた包材はBから出
てきたとき完全に殺菌されていた。
以上何れにしても、本発明は紫外線透過性溶液
中をシート状物が通過する間に紫外線照射が行な
われるようにしたから、シート表面に付着してい
るごみ、菌等の洗浄除去とシート面の殺菌とを同
時に完全に行なうことができるという特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はそれぞれ異なる実施例にかゝる本
発明紫外線殺菌装置の概略図である。 1……殺菌処理槽、2……紫外線殺菌ランプ、
3……包装材料、4……無菌フイルター、5……
無菌乾燥エアー噴出口、6……ジエツト無菌エア
ーノズル、7……紫外線透過性窓、8……ポン
プ、12……化学殺菌剤洗浄槽、13……ポン
プ、14……化学殺菌剤分解器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紫外線透過性溶液中をシート状物が通過する
    殺菌処理槽に紫外線殺菌器を装置してシート状物
    に対し紫外線照射ができるように構成し、前記溶
    液中をシート状物が通過する間にシート表面に付
    着しているごみ、菌等を同時に洗浄殺菌すること
    を特徴とする紫外線殺菌装置。 2 殺菌処理槽壁に石英ガラス等よりなる紫外線
    透過窓を設け、この窓を通じてシート状物に対し
    紫外線照射ができるように構成された特許請求の
    範囲第1項記載の紫外線殺菌装置。 3 殺菌処理槽中の溶液は無菌フイルターを通じ
    て循環せしめるように構成された特許請求の範囲
    第1項記載の紫外線殺菌装置。 4 無菌エタノール等のような無菌水を循環せし
    めるか又は一方的に流通せしめるように構成され
    た化学殺菌剤洗浄槽を殺菌処理槽の次に連結し
    て、これに殺菌処理槽を経たシート状物を通過せ
    しめるように構成された特許請求の範囲第1項記
    載の紫外線殺菌装置。 5 シート状物に付着した殺菌洗浄処理液を吹き
    落す無菌エアー噴出用のジエツトノズルと、シー
    ト状物を乾燥せしめる無菌乾燥エアー噴出口とを
    殺菌処理槽又は化学殺菌剤洗浄槽の次にシート状
    物の進行方向に向つて順次配設してなる特許請求
    の範囲第1項記載の紫外線殺菌装置。
JP1407480A 1980-02-07 1980-02-07 Ultraviolet sterilizing apparatus Granted JPS56112252A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1407480A JPS56112252A (en) 1980-02-07 1980-02-07 Ultraviolet sterilizing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1407480A JPS56112252A (en) 1980-02-07 1980-02-07 Ultraviolet sterilizing apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56112252A JPS56112252A (en) 1981-09-04
JPS6121102B2 true JPS6121102B2 (ja) 1986-05-26

Family

ID=11850952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1407480A Granted JPS56112252A (en) 1980-02-07 1980-02-07 Ultraviolet sterilizing apparatus

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56112252A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02108404U (ja) * 1989-02-15 1990-08-29

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143173A (en) * 1980-04-05 1981-11-07 Ckd Corp Washing and sterilizing device for resin film
JPS6131449U (ja) * 1984-07-30 1986-02-25 株式会社 ダスキン 殺菌処理機
JPS6134245U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 株式会社 ダスキン 殺菌処理機
JPH07112489B2 (ja) * 1989-06-26 1995-12-06 エフ エム シー コーポレーション 過酸化水素、過酸及びu.v.照射による容器の殺菌法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02108404U (ja) * 1989-02-15 1990-08-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56112252A (en) 1981-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210030908A1 (en) Apparatus and process for focused gas phase application of biocide
KR101736388B1 (ko) 차량 거점 소독기 제어 시스템
EP1080734B1 (en) Sterilization
KR20200080058A (ko) 자동차 살균 관리 시스템 및 이의 자동차 살균 관리 방법
WO2013115469A1 (ko) 휴대용 세정기
JPS6121102B2 (ja)
KR101112037B1 (ko) 소방 장비 세척기구 및 이를 이용한 감염방지장치
EP0445386A1 (en) Process for sterilizing a web of packaging material
JPH0214116B2 (ja)
CN102985026A (zh) 医疗器具清洗方法及医疗器具清洗装置
CN212881867U (zh) 适用于污水废气的杀菌除臭***
CN214910954U (zh) 适用于服装的强效消毒柜
JPH10119935A (ja) 包装用容器の殺菌方法
JP3081148B2 (ja) 電解酸性水と紫外線併用による食品容器の殺菌法
JPH11113547A (ja) 除菌水および殺菌水を用いた食材の洗浄方法と除菌水および殺菌水のリサイクルシステム
CN111467955A (zh) 适用于污水废气的杀菌除臭***
JP2002291850A (ja) 殺菌灯付きパスボックス
JPH01267131A (ja) 殺菌方法
KR200422473Y1 (ko) 카트 살균장치
CN215022881U (zh) 一种使用便捷的新生儿暖箱消毒装置
CN221106506U (zh) 一种养殖场净化专用人员消毒通道
JPS58216527A (ja) 電子線による包材殺菌装置
JP7300116B2 (ja) 内容物充填システム及び殺菌方法
KR102660129B1 (ko) 대인 무균소독기
CN212067257U (zh) 一种纺织加工用纺织品消毒装置