JPS61206586A - レ−ザ加工機の加工テ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、レーザ加工機の加工テーブル酪と関し、より
詳しくは、レーザ加工中は閉じて被加工物を支持すると
ともに所要時に開いて被加工物を排出する排出部材を備
えたレーザ加工機の加工テーブルに関する。

「従来の技術」 従来、レーザ加工機として、被加工物にレーザ光線を照
射するフォーカスヘッドと、被加工物を支持する加工テ
ーブルと、上記被加工物を把持してこれを加工テーブル
上で移動させる把持手段と、上記加工テーブルに設けた
排出部材とを備えたものが知られている。そして上記排
出部材は、レーザ加工中は閉じて上記被加工物が把持手
段によって移動されるのを支持し、所要のレーザ加工の
終了時には開いて被加工物を外部に排出するようになっ
ている。

［発明が解決しようとする問題点」 しかるに、従来の上記排出部材を備えた加工テーブルで
は、その排出部材と被加工物とが直接に接触していたの
で両者の間に大きな摩擦力が生じていた。特に、板状の
被加工物から大きな形状の製品をレーザ加工で打抜いて
上記排出部材から排出させるようにした場合には、その
製品を打抜く寸前に板状素材と製品との間に摩擦力によ
るずれが生じるので、正確な打抜きが困難になるという
問題があった。

ｒ問題点を解決するための手段」 本発明は上述した問題点に鑑み、上記排出部材に被加工
物との間の摩擦抵抗を減少させる摩擦低減手段を設ける
ようにしたものである。この摩擦低減手段としては１例
えば排出部材の表面に形成した多数の開口と、その開口
へエアを供給する供給装量とから構成したものや、排出
部材の表面に回転自在に設けた複数のローラや球状体か
ら構成したものなどを利用することができる。

「作用」 そのような摩擦低減手段を設ければ、排出部材と被加工
物との間の摩擦抵抗を減少させることができるため、た
とえ大きな形状の製品を打抜く場合であっても被加工物
と製品間の摩擦力によるずれを可及的に防止して円滑な
レーザ加工を施すことができるようになる。

「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、図におい
て、１はレーザ加工機の加工テーブルで、この加工テー
ブルｌの上方に図示しないレーザ加工機の機枠に設けた
フォーカスへラド２を配置しており、図示しない駆動装
置によって図のＸ方向に往復移動できるようにしている
。このフォーカスへラド２は、上記Ｘ方向に往復移動す
る際に、図示しないレーザ発振機から放射されたレーザ
光線りを常に下方の被加工物３に向けて照射できるよう
にしであることは勿論である。

上記加工テーブル１の一側にはガイドレール４を配設し
て機枠に固定してあり、このガイドレール４に駆動部材
５を走行自在に取付けるとともに、この駆動部材５の両
端に被加工物３を把持する把持手段５ａ、５ｂを設けて
いる。上記駆動部材５にはガイドレール４に沿って図示
しないラックを取付けてあり、そのラックを機枠に設け
た駆動モータ８ａのピニオンに噛合させることにより、
その駆動モータ８ａの回転によって上記駆動部材５およ
び把持手段５ａ、５ｂをガイドレール４に沿って上記Ｘ
方向と直交するＹ方向に往復移動させることができるよ
うにしている。

したがって、フォーカスへラド２が上記Ｘ方向に、把持
手段５ａ、５ｂがそれと直交するＹ方向にそれぞれ往復
移動するようになるので、フォーカスへラド２を被加工
物３上の任意の位置に移動させることができることとな
る。

次に、上記加工テーブル１は、同一平面上で所要の間隔
を隔てて配設固定した一対の支持板７ａ、７ｂを備えて
おり、各支持板７ａ、？ｂの表面並びに各支持板７ａ、
７ｂの下部に配設した複数のローラ８間にそれぞれ無端
状の搬送ベル）９ａ、８ｂを掛渡し、さらに各組の複数
のローラの１つに駆動モータＥｌｂ、　８ｃをそれぞれ
連動させている〜、この一対の駆動モータｅｂ、８Ｃお
よび上述の駆動モータ６ａはそれぞれ同期して一対の搬
送ベル）９ａ、９ｂおよび把持手段５ａ、　５ｂを同一
方向に同一速度で移動させるようになっており、これに
より一対の搬送ベルト９ａ、　９ｂ上に跨がって載置し
、かつ把持手段５ａ、　５ｂで把持した被加工物３をＹ
方向に円滑に往復移動させることができるようにしてい
る。

さらに上記一対の支持板７ａ、７ｂの間には、上記フォ
ーカスへラド２の移動方向に沿ってその両側に一対の板
状の排出部材１５を開閉可能に設けている。各排出部材
１５は上記フォーカスへラド２の移動方向と平行に配設
した支持軸１Ｂを中心として回転可能となっており１両
排出部材１５を閉じた際には、各排出部材１５の表面は
上記搬送ベルト９ａ、９ｂの表面と同一平面となって上
記把持手段５ｄ、５ｂおよび一対の搬送ベル）９ａ、３
ｂによって移動される被加工物３を支持できるようにな
っている。

これに対し、上記支持軸１８を中心として排出部材１５
を下方に開かせた際には、その一対の排出部材１５間で
レーザ加工されて被加工物３から打抜かれた製品をその
開いた排出部材１５の間から下方に落下排出させること
ができるようなっている。

然して、上記各排出部材１５には被加工物３との間の摩
擦を減少させるための摩擦低減手段２０を設けてあり１
本実施例の摩擦低減手段２０は、各排出部材１５の内部
を中空としてその排出部材１５の被加工物３を載置する
側の表面に複数の開口２１を設けるとともに、各排出部
材１５を図示しないエアの供給装置に接続して、その供
給装置から排出部材１５内に供給されるエアを上記開口
２１から噴出するように構成している。

以上の構成において、レーザ加工時には排出部材１５は
閉じており、その開口２１からエアが噴出している。そ
して被加工物３は搬送ベル）９ａ、ｓｂ上に載置されて
側部が把持手段５ａ、５ｂに把持されており、この状態
で３つの駆動モータ６ａ、８ｂ、８ｃによってＹ方向に
往復移動される。他方、フォーカスへラド２は図示しな
い駆動装置によりＸ方向に往復移動されるとともに、被
加工物３に向けてレーザ光線りが照射される。

この状態では、上記排出部材１５の開口２１からエアが
噴出して被加工物３と排出部材１５との間にエアの膜が
形成されているので、排出部材１５と被加工物３との摩
擦抵抗は極めて小さく保たれており、したがって板状の
被加工物３から大きな形状の製品をレーザ加工によって
打抜く場合でも、その被加工物３と製品とは最終的に打
抜かれるまで一体に移動するようになるので良好なレー
ザ加工を施すことができる。

またレーザ加工によって打抜かれた製品は、一対の排出
部材１５を開くことによって加工テーブル１の下方に排
出することができる。

なお、上記実施例では排出部材１５の開口２１からエア
を噴出するようにしているが、その代わりに排出部材１
５の表面にローラや球状体等を回転可能に配設すること
によっても、本実施例と同様な作用効果を得ることがで
きる。

「発明の効果」 以上のように、本発明によれば排出部材と被加工物との
摩擦抵抗を減少させることができるので、円滑なレーザ
加工を施すことができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す斜視図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加工物にレーザ光線を照射するフォーカスヘッ
   ドと、被加工物を支持する加工テーブルと、上記被加工
   物を把持してこれを加工テーブル上で移動させる把持手
   段と、上記加工テーブルに設けられ、レーザ加工中は閉
   じて上記被加工物を支持するとともに所要時に開いて被
   加工物を外部に排出する排出部材とを備えたレーザ加工
   機において、上記排出部材に、被加工物との間の摩擦抵
   抗を減少させる摩擦低減手段を設けたことを特徴とする
   レーザ加工機の加工テーブル。
2. （２）上記摩擦低減手段が、上記排出部材の表面に形成
   した多数の開口と、その開口へエアを供給する供給装置
   とから構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載のレーザ加工機の加工テーブル。