JPS61203859A - 電磁式アクチユエ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔・！Ｒ業上の利用分野〕 この発明は、例えば磁気ディスク装ｆｌＫおける情報書
込、読取ヘッドの変位駆動用として使用される電磁式ア
クチュエータに！Ｓ１し、特にその磁気ユニットの改良
に関する。

〔従来の技術〕

第４図、第５図、＠６図に磁気ディスク装置のヘッド駆
動用電磁式アクチュエータの従来の構成を示している口 この電磁式アクチェエータは、＠７図のように、ハウジ
ング（１）に固定された磁気ユニット（２）と、ハウジ
ング（１）の軸（６）Ｋ回転自在に取り付けられた可動
アーム（５）と、可動アーム（５）の基端部に取り付け
られ、磁気ユニット（２）と協動して可動アーム（５）
を回動変位させる可動コイル（３）とからなり、可動ア
ーム（５）の先端にヘッド（４）が取り付けられている
。

磁気ユニット（２）の構成と可動コイル（３）の関係を
第５図と第６図に示している。

磁気ユニット（２）はヨークと２つの永久磁石１２）と
からなる０ヨークは、互いに対向する一対の側枠（７）
と、両側枠（７）の上下両端部をそれぞれ１絡する上枠
（８）および下枠（９）と、両側枠（７）の中央部を膚
、諮する中枠（１ｏ）とからなる。ただし第６図のよう
に、中枠（１ｏ）の中央部にはスリット（１１）があり
、このスリット（１１）　Ｋよって中枠（１０）は完全
に分割されている０ 永久磁石（１２）は上枠（７）の下面および下枠（９）
の上面に取り付けられており、これから生じ念磁束はヨ
ーク中を矢印Ｉのように流れ、中枠（ｌＯ）と上枠（８
）および下枠（９）とが対向する空隙部（１３）　Ｋこ
こを横断するほぼ一５ｌｋｔａ界を発生させる。

可動コイル（３）は中枠（１ｏ）の周囲に巻き付くよう
に配置され、中枠（１０）Ｋ＆って（矢印１方向Ｋ）自
由に移動する。この可動コイル（３）にある方向の電流
を流すと、空隙部（１３）の磁界ととの電流とくよるフ
レミングの法則に従った作用により、可動コイル（３）
Ｋ矢印？方向の駆動力が作用し、その方向に変位する。

この変位によって可動アーム（５）が回動し、へンド（
４）を変位させる。

ところで、可動フィル（３）に通電すると、その電流に
よる磁界が誘起され、上記ヨークに矢印ｙで示すように
磁束が形成される。このコイル電流による磁束が大きい
と、口−りの磁気１和が生じ、磁気ユニット（２）から
の漏洩磁束が増加し、周辺の磁気ディスクに悪ｌｅ＃を
与えたシ、可動コイル（３）のインダクタンスが増加し
て応答性が悪くなる。

上記の問題を軽減するために、ヨークの中枠（１０）の
中央部にスリブ）　（１１）が設けられている。中枠（
！０）が中央のスリブ）　（１１）で分割されているた
め、この部分の磁気抵抗が大きくなシ、上述のコイル電
流によって生じる矢印Ｙ方向の磁束量を少なくすること
ができる◇なお、永久磁石（１２）による矢印Ｘ方向の
磁気回路に悪＃響を与えないように、スリブ）　（１１
）は中枠（１０）の中央に設けている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の電磁式アクチェエータにあっては、上記
ヨークの中枠（１０）が中央のスリット（１１）で完全
に２分゛潤されているため、この中枠（１０）は磁気ユ
ニット（２）の機械的剛性に寄与しない。そのため磁気
ユニット（２）の剛性が低く、充分な耐Ｉ展性が得られ
ないという問題があった。つまシ外部振動により磁気ユ
ニット（２）が振動しやすく、その振動が可動アーム（
５）を介してヘッド（４）に伝わり、磁気ディスクへの
情報書込、読取創作のエラーが生じる。

この発明は上述した従来の問題点に！みなされたもので
、その目的は、上記磁気ユニットの電磁特性を低下させ
ることなく機械的剛性を増し、耐振性能Ｋｆれた電磁式
アクチュエータを実現することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

そこでこの発明では、磁気ユニットのヨークにおける上
記中枠の中央部、あるいは上記上枠と下枠のそれぞれの
中央部（、この枠体の長手方向と直交する部分スリット
を、この部分スリットの両端部にこの枠体の肉部を残し
て形成した。

〔作　用〕

上記部分スリットは枠体（中枠あるいは上枠、下枠）を
完全に分割している訳ではなく、部分スリットの両端に
枠体の肉部が残っていて、スリットの両側部分は残肉部
を介して一体に連続している。したがって部分スリット
形成部分も磁気ユニットの剛性を高めるのに大いに寄与
する：、また、部分スリブ）Ｋ残肉部を半っていても、
上述した可動フィルの電流による磁束量を低減させる効
果は光分に得られる。

〔実施例〕 ｙ４１図はこの発明の第１実施例を示す。この実施例は
、磁気エニン）　（２）のヨーク中枠（１０）Ｋおける
スリット形成構造のみが前述した従来のものと異なる。

その他の点は従来と同じなので、同一部分については同
一符号を付し、説明は省略する。

磁気ユニット（２）は、一対の側枠（７）、上枠（８）
、下枠（９）および中枠（１０）からなるヨークと、２
個の永久磁石（１２）とより構成されている。可動コイ
ル（３）は前述の可動アーム（５）に覗り付けられ、中
枠（１０）の周囲にあってこれに膚って自由に移動する
０ 、中枠（１０）の中央部には（ａが中心線を示す）部分
スリブ）　（２２１Ｌ）が、紙面の表裏方向に！通し、
中枠（１０）の長手方向と直交して形成されている。部
分スリブ）　（２２Ｌ）は中枠（１０）を２分割してい
る訳ではなく、部分スリブ）（２２ａ）の上下に中枠（
１０）の肉部が残っている。

ここで上枠（８）、下枠（９）の幅を大とすると、中枠
（１０）の１１は２ｔである。そして部分スリット（２
２ａ）の幅ｔ、はＱ、３Ｘ２ｔであり、中枠（１０）の
残肉部の幅は上下合計ｔ！＝０．２Ｘ２ｔ＝＝０．４ｔ
である。この具体例と第６図の従来例（上枠、中枠、下
枠の幅は両者等しい）とについて比較すると、次のよう
になる。

インダクタンスＬと磁気エネルギＥの関係はＬ＝　２’
　Ｋ　／が（工は可動コイル（３）に流れる電流）で表
わされ、インダクタンスＬは磁気エネルギｍに比例する
。そこで、本発明の具体例と従来例とについてそれぞれ
磁気エネルギＥを求めた結果、従来例を１とすると本発
明のものは１，０８にな、た。

つまシ、中枠（１０）の残肉部によりインダクタンスは
増加するが、その増加量は極微であり、部分スリブ）　
（２２ａ）はコイル電流による磁束壮を低減させるのに
充分の効果を発１車する。

磁気ユニット（２）の剛性について比較する。

中心線ａ−ａＫおける剛性は、単車にはａ−ａ線上の各
枠体の合計幅の３乗：で比例する。従来例のものは、中
枠（１０）が中央で分割されているために合計幅には関
係なく、上枠（８）と下枠（９）の合計幅２ｔのみが剛
性に関与する。これに対して第１図の実施例では、中枠
（１０）の中央に嘔０．４ｔの残肉部があるので、合計
幅は２．４ｔである。したがって従来例の剛性を１とす
ると、本発明のものの剛性は１．７となる。

このように１本発明によれば、コイル電流による磁束が
増えることなく、すなわちインダクタンス増加による応
答特性の劣下がなく、磁気ユニットの剛性が増し、アク
チュエータとしての耐振性能が向上する。

次に１この発明の他の実施例について説明する。

ｆ、２図の実施例では、ヨーク中枠（１０）の中央に、
部分スリット（２２°）を上下方向く貫通して形成して
おシ、部分スリット（２２Ｃ）の前後端に中枠（ｌＯ）
の残肉部がある。

第３図の実施例では、ヨーク上枠（８）の中央およびヨ
ーク下枠（９）の中央にそれぞれ、紙面ｆ！裏方向に貫
通し、上下端に肉部を残した部分スリット（２２ｋｌ）
を形成している。この場合も、永久磁石（１２）の磁気
回路に影響を与えずに、コイル電流による磁束を低減さ
せる効果がある。

第２図、第３図の実施例においても、部分スリットの形
成された枠体も磁気ユニット（２）の剛性を高めるのに
寄与する。

なお、この発明による電磁式アクチェエータは磁気ディ
スク装置だけでなく、他の装置のサーボ系にも勿論使用
することができる。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、この発明の電磁式アクチュ
エータは、磁気ユニットのヨーク枠体の中央のスリブ）
Ｋ枠体の肉部な残すようにしたので、スリットを設けた
枠体もヨークの剛性を高くするのに寄与することとなり
、電−磁性性を劣化させることなく、アクチェエータと
しての耐賑性能を大きく向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例における磁気ユニット部分
のｉ面図、第２図は第２実施例の磁気ユニットの要部斜
視図、第３図はホ３実施例における磁気ユニット部分の
正面図、ｆ４４図は従来のアクチュエータの概略図、第
５図は第４図のものの磁気ユニット部分の斜視図、第６
図は第５図のものの動作を示す正面図である。 図において、（１）　はハウジング、（２）　は磁気エ
ニツ）、（３）　　は可動コイル、（５）は可動アーム
、（７）は側枠、（８）は上枠、（９）は下枠、（１０
）は中枠、（２２ａ）、（２２１））、（２２０）は部
分スリットである。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　弁理士　大　岩　増　庫 （ほか２名） 第１図 １ｏ：中　枠 ２２ｏ、紳分スリーＩト 第２図 ２２ｃニ−ｆβ分スリーｙＦ 第３図 ８：Ｊ−砕 ９：Ｆ　ｎ ２２ｂ：畜ｐ分スリーｉト 第４図 第５図 第６図 特許庁長官殿　　　　　　　　　　　　　　　　　い１
、事件の表示　　　特願昭　　６０−０４２３０９号２
、発明の名称 電磁式アクチュエータ ３、補正をする者 ５、補正の対象 明細囚の発明の詳細な説明の欄及び図面。 ６、補正の内容 以上 第１図 １０゛中　枠 ２２ａ：ｉＦ分スリーノト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに対向する一対の側枠とこの両側枠の上下両
   端部をそれぞれ橋絡する上枠および下枠と上記両側枠の
   中央部を橋絡する中枠とからなるヨークと、上記ヨーク
   における上記中枠と上記上枠および上記下枠とが対向す
   る空隙部にここを横断する磁界を発生させるべく上記ヨ
   ークに取り付けられた永久磁石と、可動アームに取り付
   けられ、上記ヨークの上記中枠の周囲に巻き付くように
   配置され、上記中枠に沿つて自由に移動する可動コイル
   とを備えた電磁式アクチュエータにおいて、上記ヨーク
   における上記中枠の中央部、あるいは上記上枠と下枠の
   それぞれの中央部に、この枠体の長手方向と直交する部
   分スリットを、この部分スリットの両端部にこの枠体の
   肉部を残して形成したことを特徴とする電磁式アクチュ
   エータ。