JPS6119529A - クランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はクランプ装置に係り、特に横断面の形状が種々
の形態をした型材（加工品）を基準軸まわりに任意の角
度だけ回動させた状態で締付は固定できるようにしたク
ランプ装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般に航空機の構造物には多種多量の取付金具、隅金具
等が使用され、これら金具は長尺状の型材に対して外形
切削、面削り、穿孔、ねじ立て、切断等の各種作業を順
次節こすことにより製造される。型材としてはアングル
、Ｈ形、チャンネル等の規格品を使用することもあるが
、場合によっては、隣り合ったウェブの挟角が直角のも
のに限らず鋭角や鈍角のものも使用される。また型材に
対して所定の傾斜角を与えた状態下で面切削や穿孔作業
をしなりればならない場合もある。

ところが、従来の万力形式のクランプ装置は、締金の締
付面が、固定した垂直面と一致しているから、傾斜角度
を付したスペーサブロックを併用しない限り加工品を傾
斜した状態で締付【ノ固定することばできなかった。ま
た、スペーサブロックを使用した場合には、加工品の基
準軸の位置がいずれかの方向にずれて一定せず連続加工
するうえで芯だしが問題となっていた。

〔発明の目的〕

そこで、本発明の目的は種々の横断面形状を有する加工
品を基準軸まわりに任意の角度で回動させ所定の位置で
締付は固定できるようにしたクランプ装置を提供するこ
とにある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために、本発明によるクランプ装置
は、内側円筒面の一部によって形成された支え面を上面
に備えたベッドと、上記支え面と曲面接触可能な外側円
筒面の一部をもったクランプ台と、上記クランプ台を上
記外側円筒面の極率中心まわりに回動させる旋回駆動装
置と、上記クランプ台上に搭載され、加工品の回動中心
を通る線に関して対称的に接近離間できるようにした一
対のメインクランパと、このメインクランパを開閉駆動
する装置と、これらメインクランパのそれぞれの内側に
上下動可能に組込まれた締金とを備えたことを特徴とす
るものであり、クランプ台を旋回駆動さぼることによっ
て加工品を基準軸まわりに回動さゼることができる。

〔発明の実施例〕

以下本発明によるクランプ装置の一実施例を図面を参照
して説明する。

第１図は本発明によるクランプ装置１を組込んだ型材切
削機を示したものであり、その構造の概略を説明する。

図中符号２は据付面３上に据置かれたベッドを示し、こ
のベッド２の上に本発明によるクランプ装置１が搭載さ
れている。上記クランプ装置１の隣りにはインデックス
クランプ４が設置され、このインデックスクランプ４を
通して加工品としての加■ずべき型材５が図の右方から
左方に向って供給され型材５の図の右端近くは受は台６
によって支承されている。

上記ベッド２のはダ中央にはコラム７が直立して設けら
れ、このコラム７には主軸ヘッド８が担持され、主軸ヘ
ッド８内に工具９を回転駆動するためのスピンドル１０
が嵌装されている。スピンドル１０に対する工具９の着
脱は自動工具交換器１１を使って行なうことができる。

次に本発明の主要部を構成するクランプ装置１の構成の
詳細を第２図乃至第５図を参照して説明する。

上記ベッド２の上面には支え面１２が形成され、この支
え面１２は、極率中心Ｏを中心とした半径Ｒの内側円筒
面の一部によって構成されている。

この支え面１２の上にはクランプ台１４が曲面接触可能
に装着されている。このクランプ台１４は、上記支え面
１２と曲面接触可能な底面１５を有する一方、クランプ
台１４の上方にはテーブル１６が一体的に形成されてい
る。このテーブル１６の上面には、メインクランパを構
成する第１締付フレーム１７Ａと第２締付フレーム１７
Ｂとが前記極率中心Ｏを通る垂直面１８に関して対称に
接近離間できるように載置されている。これらの締付フ
レーム１７Ａ、１７Ｂの下面にはナツト１８Ａ。

１８Ｂが一体的に突設されている。これらのナツト１８
．Ａ、１８Ｂ−には左ねじ１９Ａと石ねじ１９Ｂを形成
したクランプねじ２ｏが螺合されている。

しかして、上記第１締付フレーム１７Ａの垂直な前面に
は横断面が鳩尾状のガイド２１Ａが垂直方向に延設され
ており、このガイド２１Ａには上下方向に摺動可能な第
１ホルダ２２Ａが滑り結合されている。この第１ホルダ
２．２Ａは油圧駆動によって上下動され、図示の例では
、第３図に示されたように、油圧シリンダ２３Ａが第１
締付フレーム１７Ａに上に固着され、この油圧シリンダ
２３Ａ内で往復動するピストン２４Ａの先のピストンロ
ンド２．５　Ａが第１ホルダ２２Ａに結合されている。

上記第１ホルダ２２Ａはアングル状の形態をなし、その
内側に第１締金２６Ａが抱持されている。この第１締金
２６Ａは、前面と頂面との挟角が鋭角となるように構成
され、その頂点には小半径の丸味が形成されている。

同様にして、第２締付フレーム１７Ｂの側には、ガイド
２１Ｂ、第２ホルダ２２Ｂ１油圧シリンダ２３Ｂ１ピス
トン２４日１ピストンロッド２５Ｂおよび第２締金２６
’Ｂが配置されている。

一方、上記第１締付フレーム１７Ａの上には、加工品を
上から押えるための補助クランプ装置２８が搭載されて
いる。この補助クランプ装置２８は、第４図に示される
ように、スライダ２９を有し、このスライダ２９は第１
締付フレーム１７Ａ上に設けられた直線ガイド３０に沿
って前後方向へ滑動できるようになっている。

上記スライダ２９は、駆動シリンダ装置３１によって往
復駆動され、駆動シリンダ装置３１はシリンダハウジン
グ３２内で往復動するピストン３３を有し、ピストン３
３と一体のピストンロット３４がスライダ２９に結合さ
れている。また、上記スライダ２９は上方に向って延出
するブラケット３５を有し、このブラケット３５にはク
ランプアーム３６の基端が枢支軸３７を介して揺動可能
に枢着されている。上記クランプアーム３６は前方に向
ってほず水平に延出し、その先端には支軸３８がボルト
３９によって固定され、支軸３８の先端には押圧子４０
が固定されている。

しかして、上記クランプアーム３６は駆動シリンダ装置
４１によって枢支軸３７を中心として揺動できるように
なっている。上記駆動シリンダ装置４１はシリンダ軸が
垂直方向を向いたシリンダ孔を上下方向に動くピストン
４２を有し、このピストン４２からのピストンロッド４
３は上方へ延出し、その先端がピン４４を介してクラン
プアーム３６に結合されている。

なお、第２締付フレーム１７Ｂの上にも全く同一の描成
を有する補助クランプ装置２８が搭載されている。

次に前記クランプ台１４に対してスイベル運動を与える
ための旋回駆動装置４５について説明する。

第２図において、符号４６はＤＣサーボモータを示し、
このＤＣサーボモータ４６の出力軸４７は、軸受４８に
よって回転可能に支承されており、その軸上にはウオー
ム４９が固着されている。このウオーム４９にはウオー
ムホイール５０がかみ合っており、ウオールホイール５
０が固着された軸５１上には中間歯車５２が固定され、
この中間歯車５２は、クランプ台１６に固定されたセク
タ歯車５３とかみ合っている。このセクタ歯車５３は、
ビッヂ円の中心が前記外側円筒面の極率中心と一致して
いる。

次に上述したクランプ装置の使用の態様を説明する。

図示の例では型材５としてＴ形鋼の例が示されており、
型材５は受台６の上に載置され、例えば芯出しゲージ（
図示省略）を使って基準軸Ｏの位置が“決められインブ
ラタスクランプ４を通して工具９の直下の加工位置まで
引き出され、次に述べるように本発明のクランプ装置１
によって締め刊けられる。すなわち、油圧シリンダ２３
Ａ、２３Ｂを駆動して第１締金２６八と第２締金２６Ｂ
の高さが設定され、さらにクランプねじ２０がサーボモ
ータにより回転駆動され、締付フレーム１７Ａ、１７Ｂ
が互いに接近駆動され、第１締金２６Ａと第２締金２６
８とによってＴ形鋼のウェブが両側から締付けられる。

この状態で加工すべき型材５の基準軸と、クランプ台１
４の回転中心Ｏとは合致している。したがって、サーボ
モータ４６を駆動してウオーム４９を回転させると、ウ
オームホイール５０が中間歯車５２を回転し、これとか
み合っているセクタ歯車５３を回動させ、その結果、ク
ランプ台１４は極率中心Ｏを中心として回動し、このと
きクランプ台１４の底面１５がベース２の支え面１２上
で曲面接触する。このようにクランプ台１４を旋回動さ
せることにより型材５を基準軸まわりに任意の角度で回
動させることができる。

また、型材５の加工時にビビリ振動を防止する必要があ
るときには、駆動シリンダ装置４１を駆動してクランプ
アーム３６を駆動させ、押圧子４０で型材５の上を押圧
すればよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、クラ
ンプ台上に締付は固定された加工品の横断面内に設定さ
れた基準軸まわりにクランプ台を任意の角度で回動でき
るようにしたから、加工品の回動中心を変化させる。こ
となく加工品の任意の角度回動させて加工品に対して種
々の加工をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるクランプ装置を組込んだ型材切削
機を示した側面図、第２図は本発明によるクランプ装置
の一部を断面で示した正断面図、１・・・クランプ装置
、１２・・・支え面、１４・・・クランプ台、１７Ａ、
１７Ｂ・・・締付フレーム、２０・・・クランプねじ、
２６Ａ、２６Ｂ・・・締金、４５・・・旋回駆動装置、
４６・・・サーボモータ、４７・・・出力軸、４つ・・
・ウオーム、５０・・・ウオームホイール。 出願人代理人　　猪　　股　　　　清 躬１目 拓３目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内側円筒面の一部によって形成された支え面を上面に備
   えたベッドと、上記支え面と曲面接触可能な外側円筒面
   の一部をもつたクランプ台と、上記クランプ台を上記外
   側円筒面の極率中心まわりに回動させる旋回駆動装置と
   、上記クランプ台上に搭載され、加工品中の基準軸を通
   る線に関して対称的に接近離間できるようにした一対の
   メインクランパと、このメインクランパを開閉駆動する
   装置と、これらメインクランパのそれぞれの内側に上下
   動可能に組込まれた締金とを備えてなるクランプ装置。