JPS61192703A - 吸水性樹脂の製造方法 - Google Patents

吸水性樹脂の製造方法

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JPS61192703A
JPS61192703A JP3391285A JP3391285A JPS61192703A JP S61192703 A JPS61192703 A JP S61192703A JP 3391285 A JP3391285 A JP 3391285A JP 3391285 A JP3391285 A JP 3391285A JP S61192703 A JPS61192703 A JP S61192703A
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water
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hydrocarbon solvent
temperature
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Kazuhisa Yoshida
和久 吉田
Koji Masamizu
正水 孝二
Sanae Fujita
早苗 藤田
Kenji Karube
軽部 健二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、土壌の保水剤、種子コーティング剤、止水剤
、結露防止剤、生理用ナプキンや紙オムツ等への体液吸
収剤などの幅広い用途を有する吸水性樹脂、特に高吸水
性でかつ吸水速度の優れた吸水性樹脂の製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
アクリル酸やアクリル酸アルカリ金属塩などのエチレン
性不飽和モノマーを逆相懸濁重合法により重合して吸水
性樹脂を製造する方法に関しては、これまでに種々の方
法が知られている。
例えば、特開昭53−46389号には、分散剤として
HL83〜6の界面活性剤を溶解した石油系脂肪族炭化
水素溶媒中で、水溶性ラジカル開始剤を含有する40%
以上の濃度のアクリル酸およびアクリル酸アルカリ金属
塩水溶液を、水溶性架橋剤の不在下に重合させて自己架
橋型の吸水性樹脂を製造する方法が開示されている。特
開昭56−131608号には、分散剤としてHL88
〜12の界面活性剤を溶解した炭化水素または脂環式炭
化水素中で、水溶性ラジカル開始剤を含有するアクリル
酸およびアクリル酸アルカリ金属塩水溶液を重合させる
方法が開示されている。又、特開昭56−161408
号には、分散剤としてHLB2〜9の界面活性剤を溶解
した石油系脂肪族炭化水素溶媒中で、過硫酸塩とヒドロ
パーオキサイドといった特定の2種類の水溶性ラジカル
開始剤を含有する30%以上の濃度のアクリル酸および
アクリル酸アルカリ金属塩水溶液を重合させる方法が開
示されている。しかしながら、これらの方法によって製
造された吸水性樹脂は、分散剤として界面活性剤を使用
しているために、得られた重合体の粒径が100ミクロ
ン以下(平均粒径40ミクロン)といった微粉末になっ
てしまい、取扱う際に粉じん対策が必要となる。また粉
体が水性液体と接した場合いわゆる“ままこ”現象を起
し易く、その結果吸水速度が遅くなるという欠点が有る
そこでこれらの欠点を改良するために、特開昭57−1
58209号、特開昭57−158210号、特開昭5
7−74308号、特開昭57=21405号、特開昭
57−74309号、特開昭5’?−94011号、特
開昭5’7−98512号、特開昭57−98513号
などに開示されているように、分散剤として高分子系分
散剤を使用、して粒径を大きくすることが行われている
。しかしながら、本発明者等が検討した結果、これらの
高分子系分散剤を使用する方法においても問題があるこ
とがわかった。つまり、1つには、確かに粒径は大きく
なるが、吸水剤の表面に高分子系分散剤が残留しており
水に対する濡れ性が低下してしまうので、これを除去し
なければ本来の性能を発揮できない、という点であり、
もう1つは、粒径が大きくなりすぎて表面積が小さくな
る結果、吸水速度が低下するという点である。〔発明が
解決しようとする問題点〕 本発明は、適度な大きさの粒径を有し、特別な粉じん対
策を必要とせず、まま粉になりにくく、高吸水性で、し
かも特別な除去操作を行わなくとも水性液体に対して濡
れ性の良い吸水性樹脂が得られる効率的な製造方法を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、逆相懸濁重合により吸水性樹脂を製造するに
あたり、モノマー水溶液中のモノマー濃度を特定の狭い
範囲とすること、並びに重合温度に保持された炭化水素
溶媒に該炭化水素溶媒の温度を20℃以上上昇させない
ようにモノマー水溶液を加えて逐次重合を行なうこと、
という特定の条件を組合せると、上記問題点のない吸水
性樹脂が効率的に製造でき、かつ重合時にポリマーが凝
集しないとの知見に基づきなされたものである。   
 ゛すなわち、本発明は、エチレン性不飽和モノマーと
水溶性架橋剤とを含有するモノマー水溶液を、脂肪族炭
化水素及び脂環式炭化水素の群から選ばれる少なくとも
1種の炭化水素溶媒中に分散させ、水溶性ラジカル開始
剤の存在下に重合を行なって吸水性樹脂を製造するにあ
たり、モノマー濃度が30〜42重景%のモノマー水溶
液を用い、炭化水素溶媒量をモノマー重量の4倍以上と
し、かつ重合温度の炭化水素溶媒に該炭化水素溶媒の温
度を20℃以上上昇させないようにモノマー水溶液を加
えて重合させることを特徴とする吸水性樹脂の製造方法
を提供する。
本発明において使用するエチレン性不飽和モノマーとし
ては、カルボキシル基又はカルボキシレート基を有する
ビニルモノマーであるアクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸及びこれらのアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩などの塩、さらにこれらの1種又は2種
以上の混合物が例示される。これらのうち、アクリル酸
、メタクリル酸、これらの部分中和物(60〜90%中
和)が吸水性の点から好ましい。さらに他の共重合し得
るモノマー、例えば、アクリルアミド、2−アクリルア
ミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、酢酸ビニ
ル、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びそ
の4級アンモニウム塩等の七ツマ−を上記モノマーと、
例えば1〜50%の範囲で併用することもできる。本発
明で用いるモノマー水溶液中のモノマー濃度は、30〜
42重量%(以下、%と略称する。)であることが必要
である。モノマー濃度が42%を越えると、重合反応時
に重合体が凝集する結果となり、乾燥後粉末状とするた
めの粉砕工程が必要となり好ましくない。また、34%
未満であると乾燥に多大のエネルギーが必要となり好ま
しくない。これらのことから好ましくは35〜40%の
範囲である。
また、本発明にふいては、上記モノマーに対して、更に
、2個以上の重合性不飽和基、またはカルボキシル基と
反応する反応基を有する水溶性の架橋剤を共重合するこ
とが必要である。使用する架橋剤としては、N、N’−
メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、グリシジルメタアクリレート
、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテル、
(ポリ)グリセリンジ(トリ)グリシジルエーテル等が
例示される。
架橋剤の使用量は、架橋剤の種類および目的とする吸水
倍率によって異なるが、一般に、モノマーに対して0.
01〜5.0%であり、この割合でモノマー水溶液中に
配合される。
本発明に使用される溶媒は、脂肪族炭化水素及び脂環式
炭化水素の群から選ばれる1種又は2種以上の混合物で
ある。このうち、脂肪族炭化水素としてはn−ペンタン
、n−ヘキサン、n−へブタン、リグロイン等が好まし
く、脂環式炭化水素としては、シクロペンクン、メチル
シクロペンクン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン等が好ましい。そして、本発明においては、特に溶媒
とモノマーとの比率を、4/1(重量比)以上とするこ
とが必要である。471未満であると、反応時に重合体
が凝集する結果となり、乾燥後粉末状とするための粉砕
工程が必要となるからである。
好ましくは、4/1〜7/1の比率である。
又、本発明においては分散剤、例えば、特にHLBが2
〜3の界面活性剤を用いるのが最も好ましい。このよう
な分散剤としては、上記HLB範囲のポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、エチレングリコール脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ペンクエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルピクン脂肪酸エステル等が使用され   ゛
る。なかでもポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エ
ステルが好ましく、特にポリオキシエチレン(EO4モ
ル)ソルビトールテトラステアレートが好ましい。HL
Bが3を越えると粒子径が小さくなり、一方2未満であ
ると重合時にポリマーが塊状になってしまうからである
分散剤の使用量は、モノマーに対して3〜30%が適切
な範囲である。3%以下では、重合時にポリマーが凝集
するために粉砕工程が必要となり、30%以上使用して
も、それに伴う好結果が得られず経済的ではない。より
好ましくは、4〜15%の範囲である。上記分散剤は通
常重合前に炭化水素溶媒中に均一に溶解して使用される
本発明における重合開始剤としては、一般に使用される
水溶性のラジカル重合開始剤である過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム等が適し、これらと亜硫酸塩等とを併
用したレドックス系開始剤として使用する事も可能であ
る。一方、油溶性のラジカル重合開始剤は、重合が不安
定化し粒状の重合体を得られないので不適である。重合
開始剤の使用量は、モノマーに対して0.01〜5.Q
wt%の範囲が適当である。重合開始剤は通常、重合開
始に先だち、炭化水素系溶媒中又はモノマー水溶液中に
添加される。このうち、モノマー水溶液中に加えてふき
、重合温度以下に保持して右を、これを重合に用いるの
が製造上好ましい。
上記の条件に加えて、本発明では、重合温度に保持され
た炭化水素溶媒に、モノマー水溶液を該炭化水魚溶媒の
温度が20℃以上上昇しないように加えて重合を行なう
ものである。重合温度は、使用するモノマ一種に依存す
るが、30〜100℃、40〜90℃の範囲で行なうの
が望ましい。
特に本発明では、重合に伴う発熱によって反応系の温度
が上昇するのを防止しながら、重合温度の上昇を20℃
以下、好ましくは10℃以下に保持できるように、モノ
マー水溶液を少量ずつ添加することを意味するものであ
る。代表的には、モノマー水溶液を切れ目なく、又は分
割して供給する滴下重合法によるものが好ましい。又、
モノマー水溶液の添加速度としては、モノマー水溶液全
量を1〜3時間かけて添加するのがよい。本発明の重合
法に右いては、通常の攪拌手段により、重合中糸を均一
にするように50〜500rpm 、好ましくは100
〜300rpn+の速度で攪拌が行なわれる。従って、
溶媒が重合温度に保持されているので、モノマー水溶液
の添加に伴い、逐次重合が進行するのである。
本発明においては、上記の方法により製造した吸水性樹
脂を、公知の方法により炭化水素溶媒から分離し、粉末
粒状の形態とされる。例えば、一般に20〜90℃の温
度でデカンテーション、濾過、遠心分離等の操作により
重合物を溶媒と分離する。このようにして得られた重合
体は、通常水分を58〜70%含む含水ゲルとなってい
るので、この分離した含水ゲルを減圧乾燥機、流動乾燥
機、プレート乾燥機等の手段を用いて、含水量が0〜1
0%となるように、通常50〜150℃の温度で乾燥す
る。このようにして、平均粒径が70〜200μの吸水
性樹脂が容易に得られる。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によれば、高分子分散剤を使用しなく
ても、重合によって生成するポリマーの粒子径を大きく
することができ、粉じん対策が不要になるとともに、高
吸水性かつ吸水速度の速い吸水性樹脂が、製造時に凝集
することなく安定に得られるという利点がある。
本発明による吸水性樹脂は、平均粒径が70〜200μ
の範囲にあり、前記のような優れた特性を持つので、生
理用ナプキンや紙オムツ等の吸水性樹脂として有利に利
用できる。また、土壌の保水剤、種子コーティング剤、
止水剤、結露防止剤等広範に利用できる。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
〔実施例〕
実施例及び比較例において、スラリーの分散性、ママ粉
の生成及び吸水速度は、次のようにして測定した。
○スラリーの分散性 重合後の反応生成物100gを8メツシユ(2,38m
m)のフルイに通し、充分振とうした後に金網上に残っ
た固形分の重量を測定した。濾過残が2%以下のものを
凝集なし、2%を越えるものを凝集ありとした。
○ママ粉の生成 10 Qmlのビーカーに吸水性樹脂2gを入れ、これ
に純水50m1を加えた後、ガラス棒で軽く攪拌し、吸
水性樹脂の吸水状態を目視により判定した。
○吸水速度 吸水性樹脂0.3 gを不織布製袋に封入し、垂直にし
て試料を底に詰める。これを300ccの生理食塩水の
入ったビーカー中に垂直に60秒間浸漬する。その後引
き上げて金網上で1分間水切りして重量を測定する。別
に吸水性樹脂の入っていない不織布製袋を試験して得た
重量をブランクとする。上記測定値からブランクを差し
引き、吸水性樹脂1g当りの重量に換算して得た値を吸
水速度とした。数値の大きいほど吸水速度が高いことを
示す。
実施例1 攪はん機、還流冷却機、滴下ロート、チッソガス導入管
を付した11−4つロフラスコに、シクロヘキサン50
0 g、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均4
モル付加物)ソルビトールテトラステアレート(HL8
2.4)6.0gを仕込んだ後、チッソガスをふきこん
で溶存酸素を追い出し70℃まで昇温した。別のフラス
コ中で、アクリル酸100gに対して43gの水酸化ナ
トリウムを純水164gに溶解した水酸化ナトリウム水
溶液で中和して、モノマー水溶液を得た。このモノマー
水溶液に、さらに過硫酸アンモニウム0.2g1エチレ
ングリコールジグリシジルエーテル0.1gを添加溶解
し、続いてチッソガスをふきこんでこのモノマー水溶液
゛中の酸素を除去した。このモノマー水溶液中のモノマ
ー濃度は40%、中和率は75モル%、温度は20℃で
ある。次に、このモノマー水溶液を滴下ロートから上記
4つロフラスコ中に2時間かけて滴下したく炭化水素溶
媒/モノマー−5フ1重量比)。滴下終了後70℃に2
時間保持して反応を終了した。尚、反応中、系は25O
rpmの速度で十分攪拌されており、温度は70〜73
℃に保持された。この重合スラリー中ではポリマー粒子
が均一に分散しており、また重合スラリーを120℃で
減圧噴霧乾燥し、次の粒度分布を有する平均粒径が12
0ミクロンの    ”球状粒子を得た。
350〜250 μ  (40〜 60メフシz)  
    0.4 %250〜149 μ  (60〜1
00メフシz)     25.6 %149〜74 
μ  (100〜200メフシl)    59  %
74 μ以下    (200メフシlバス)    
  15  %実施例2 シクロヘキサン(500g)を700gに、分散剤をソ
ルビタントリステアレート(HL82.1)15gに変
え、またモノマー水溶液に水を78g加えて、モノマー
濃度を35%にした(炭化水素溶媒/モノマー=7/1
)以外は実施例1と同一の条件℃吸水性樹脂を製造し、
平均粒径150μの球状粒子を碍た。
実施例3 シクロヘキサン(500g)を400gとし、モノマー
水溶液にさらに水を137g加えてモノマー濃度を30
%としたく炭化水素溶媒/モノマー= 4 / 1 ”
)以外は実施例1と同様にして吸水性樹脂を製造し、平
均粒径90μの球状粒子を得た。
実施例4 アクリル酸100gをアクリル酸90gと2−アクリル
アミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸10gに
代えた以外は実施例1と同様にして吸水性樹脂を製造し
、平均粒径120μの球状粒子を得た。
実施例5 シクロヘキサンをヘキサンに代え、重合温度を60°〜
62℃に保持したほかは、実施例1と同様にして吸水性
樹脂を製造し、平均粒径110μの球状粒子を得た。
実施例6 モノマー水溶液を10等分し、2時間かけて4つロフラ
スコに添加した以外は実施例1と同様にして吸水樹脂を
製造し、平均粒径140μの球状粒子を得た。
比較例1 モノマー濃度45%のモノマー水溶液を用いた   ゛
ほかは、実施例1と同様に行った。この重合スラリー中
ではポリマー粒子が凝集し、粒径が3〜5關となった。
比較例2 シクロヘキサンの量を300gとしたく炭化水素溶媒/
モノマー=3/l)以外は、実施例1と同様に行った。
この重合スラリー中ではポリマー粒子が凝集し、粒径が
3〜5 mmとなった。
比較例3 実施例1と同じ装置を用い、ヘプタン250g。
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均4モル付加
物)ソルビトールテトラステアレート(HL B 2.
4 ) 3.0 gを仕込んだ後、チッソガスをふきこ
んで溶存酸素を追い出し60℃まで昇温した。
別のフラスコ中で、アクリル酸50gを82gの純水に
溶解した2 1.5 gの水酸化ナトリウムで中和して
、モノマー水溶液を得た。
このモノマー水溶液にさらに過硫酸アンモニウム0.1
g、エチレングリコールジグリシジルエーテル0.05
 gを添加溶解し、続いてチッソガスをふきこんでこの
モノマー水溶液中の酸素を除去した。このモノマー水溶
液中のモノマー濃度は40%、中和率は75モル%、温
度は20℃である。
次に、このモノマー水溶液を上記4つロフラスコ中に一
気に添加した(炭化水素溶媒/モノマー−5フ1重量比
)。添加後、外温を60℃に3時間保持して反応を終了
した。
尚、反応中、系は25 Orpmの速度で十分攪拌され
ており、添加1時間後には、内温90℃まで上昇した。
この重合スラリー中ではポリマー粒子が均一に分散して
おり、また重合スラリーを120℃で減圧噴霧乾燥し、
平均粒子が40μの球状粒子を得た。
上記の種々の方法によって製造した吸水性樹脂の特性を
まとめて表−1に示すが、本発明の製造方法によれば吸
水速度の速いすぐれた吸水性ポリマーが得られることが
わかる。
表  −1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン性不飽和モノマーと水溶性架橋剤とを含
    有するモノマー水溶液を、脂肪族炭化水素及び脂環式炭
    化水素の群から選ばれる少なくとも1種の炭化水素溶媒
    中に分散させ、水溶性ラジカル開始剤の存在下に重合を
    行なって吸水性樹脂を製造するにあたり、モノマー濃度
    が30〜42重量%のモノマー水溶液を用い、炭化水素
    溶媒量をモノマー重量の4倍以上とし、かつ重合温度の
    炭化水素溶媒に該炭化水素溶媒の温度を20℃以上上昇
    させないようにモノマー水溶液を加えて重合させること
    を特徴とする吸水性樹脂の製造方法。
  2. (2)エチレン性不飽和モノマーがカルボキシル基又は
    カルボキシレート基を有するビニルモノマーである特許
    請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
  3. (3)分散がHLB2〜3の分散剤の存在下に行なわれ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
  4. (4)重合が滴下重合法により行なわれる特許請求の範
    囲第(1)項記載の製造方法。
  5. (5)水溶性ラジカル開始剤がモノマー水溶液中に含有
    され、かつ重合温度以下に保持されたモノマー水溶液が
    使用される特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01294703A (ja) * 1988-05-20 1989-11-28 Mitsubishi Kasei Corp 吸水性樹脂を製造する方法
JP2014196512A (ja) * 2014-07-14 2014-10-16 三菱レイヨン株式会社 重合体の製造方法、およびレジスト組成物の製造方法
KR20170095268A (ko) 2014-12-05 2017-08-22 가부시키가이샤 닛폰 쇼쿠바이 흡수성 수지의 제조 방법

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