JPS61189409A - 入渠船位置計測装置 - Google Patents

入渠船位置計測装置

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JPS61189409A
JPS61189409A JP2986685A JP2986685A JPS61189409A JP S61189409 A JPS61189409 A JP S61189409A JP 2986685 A JP2986685 A JP 2986685A JP 2986685 A JP2986685 A JP 2986685A JP S61189409 A JPS61189409 A JP S61189409A
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修 山本
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金藤 悟
Mikiro Ono
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は船体をドック内の所定位置に案内するための
入渠船位置計測装置に関する。
「従来の技術」 船の船体を修理する場合には船体をドックに入渠させ、
ドックの梁底に設けたキール盤木及び腹盤木等の台座上
に船体を支持させて修理を行う。
第1O図を用いてドックの構造を概略説明する。
岸壁1に扉船(水門)2が設けられ、扉船2の内側にド
ックが設けられる。ドックは前方渠壁3^と右渠壁3B
、左渠壁3C5底渠壁3D、及び扉船2とに囲まれて構
成される。底渠壁3Dには中央にキール盤木4が峻けら
れ、キール盤木4の両側に腹盤木5^、 5Bが設けら
れる。 6A、 6Bは油圧で動作する油圧腹盤木を示
す、これらキール盤木4と腹盤木5A。
5B及び油圧1!盤木6A、 6Bによって台座が構成
される。
7はドックに入渠する途中にある船体を示す。
船体7はドックの入口まではタグボート8によって誘導
される。船体7の船首がドックに入渠した状態で船首側
にワイヤ9が掛けられ、ワイヤ9をウィンチ11によっ
て引くことにより船体7をドック内に案内する。
船体7を台座の所定位置に乗せるためには船体7を水面
上において予めキール盤木4の真上の位置に存在する状
態に誘導しキール盤木4に対して位置合わせを行った上
で排水を行う必要がある。
また船底が腹盤木5A、 5Bに対して傾きを持つこと
なく水平状態を維持し、着座する過程に・おいて゛左舷
側船底及び右舷側船底かは\゛同時腹盤木5A。
5Bに接触して着座しなければならない。
従来水に浮かんでいる船体7を台座に対して所定位置に
来るように位置合わせする作業は人為的目視によって行
っている。つまり船首がドックの所定位置まで入渠し、
船尾と扉船2の距離が所定の値になったかどうかを確認
する。船底の中心がキール盤木4の中心に合致している
か否か、船体7に傾きが有るか否か等をダイバが目視に
よって行っている。
「発明が解決しようとする問題点」 このように従来はドックの各部に監視員を配置しトラン
シーバ等の通話手段により連絡をとり合いながら船体7
に掛けたワイヤ9をウィンチ11によって操作し、船体
7を所定位置に誘導する。また水中にダイバが潜って船
底と腹盤木5A、 5Bの間の間隙を目視により測定し
、この結果を船に連絡して船体7の傾きを修正させる等
の煩雑な作業が要求されている。
このため従来は多くの人手を必要とする上に目視によっ
て船体7の位置を計測しているため、その信頼性は監視
員の熟練度に依存し、危険が伴う欠点がある。
「問題点を解決するための手段」 この発明ではドックに入渠した船体の各部の位置を超音
波送受波器によって構成される測距装置によって計測し
、その計測した結果を演算処理して船体の平面、側面及
び正面形状を表示した図面の関連する位置にディジタル
表示及びアナログ表示方式によって表示し、船体とドッ
クの位置関係を一目で知ることができる構造したものだ
ある。
このための構成としては、 A、ドック内の船体の船首側左舷及び右舷位置のずれを
検出するためにドック内の左右渠壁に設けられた船首側
船体中心検出用超音波送受波器と、 B、ドック内の船体の船尾側左舷及び右舷位置を検出し
船尾側船体中心のずれを検出するためにドック内の左右
渠壁に設けられた船尾側船体中心検出用超音波送受波器
と、 C,ドック内の船体とキール盤木間の間隙を計測するた
めにドック内の梁底に設けられた船体深度検出用超音波
送受波器と、 D、ドック内の船体の船首位置を計測するためにドック
内の前方渠壁に設けられた船首位置検出用超音波送受波
器と、 E、ドック内の梁底のキール盤木の中心線から左舷及び
右舷方向に等しい距離の位置に設けられ、船体の傾き量
を計測するための傾き検出用超音波送受波器と、 F、上記各超音波送受波器によって得られた計測値から
船首側船体中心のずれ、船尾側船体中心のずれ、船体深
度、船尾と扉船までの距離及び船体の傾き量を算・出す
る演算装置と、G、船体の平面、側面、正面の各部形状
を図面として表示すると共に表示された各図面の関連し
た位置に上記′演算装置によって得られた数値を表示す
ると共にその値とずれの方向とをアナログ表示する画、
像表示器、 によって入渠船位置計測装置を構成したものである。
このような構成によれば人手を使うことなく船体とドッ
クの位置関係を計測することができる。
然もその計測した結果を表示器に表示し、船体の現在位
置を正確に知ることができるがらゎずがな人員で危険を
伴うことなく船体をドックの台座に正確に着座させるこ
とができる。
よって省力化に伴う経済的効果及び信頼性の向上によっ
て得られる効果は頗る大である。
「実施例」 第1図にこの発明による入渠船位置計測装置を構成する
超音波送受波器の配置図を示す、前方渠壁3八、右渠壁
3B及び左渠壁3C(図では手前であるため省略)に超
音波送受波器12A、12B、13A。
13B、14A、14Bを取付ける。
これらの超音波送受波器の中の12Aと12Bはドック
内の船体7の船尾側左舷及び右舷と対向して右渠壁3B
と左渠壁3cに設けられ、船体7の船尾側左舷泣面及び
右舷位置を検出し、船尾側船体中心のずれを検出する船
尾側船体中心検出用・超音波送受波器として動作する。
ドックの中央の左右の渠壁38と3cに設けた超音波送
受波器13Aと13Bは小型又は中型船が入渠したとき
、これらの船体7の船首側左舷及び右舷と対向し、船体
7の船首側左舷位置及び右舷位置を検出し、船首側船体
中心のずれを検出する船首側船体中心検出用超音波送受
波器として動作する。
前方渠壁3Aの近くに設けた超音波送受波器14A。
14Bはドックに大型船が入渠したとき大型船の船首側
左舷及び右舷と対向するように左右の渠壁3Bと30に
設ける。従って小型或いは中型船の場合はこの超音波送
受波器14A、14Bは動作せず、大型船が入渠したと
きだけ超音波送受波器13A、 13Bに代って動作し
、大型船の船首側船体中心のずれを検出する船首側船体
中心検出用超音波送受波器として動作する。
これら超音波送受波器12A、 12B、 13A、 
13B。
14A、14Bの下側に同様の超音波送受波器12G、
12D、13C,13D、14G、14Dを設け、上側
の超音波送受波器12A−14Bが水面から上に出た場
合にこれらの超音波送受波器12C,12D、13C,
130゜14G、14Dによって計測を続けることがで
きる構造としている。
前方渠壁3Aには船体7の船首と対向する位置に超音波
送受波器15を設ける。この超音波送受波器15は前方
渠壁3Aと船首との間の距離を計測し、船首位置を検出
する船首位置検出用超音波送受波器として動作する。
型底3Dには船尾側と船首側のそれぞれに船底の幅方向
の中心と対向して超音波送受波器16 A 、 161
1を設けている。この超音波送受波器16A、16Bに
より船底と型底30との間の距離を計測し、キール盤木
4と船底との間の間隙を船首側と船尾側に分けて検出し
ている。つまりこの超音波送受波器16A、16Bは船
体の深度を検出する船体深度検出用超音波送受波器とし
て動作する。
尚型底3Dの前方型壁3A近くにも超音波送受波器16
Cを設けている。この超音波送受波器16Gは大型船を
入渠させたときに超音波送受波器16Bの代りに動作し
、大型船の船首側深度を検出する超音波送受波器として
動作する。
一方梁底3Dの中央にはキール盤木4の中心線から左舷
及び右舷方向に等しい距離の位置に超音波送受波器17
Aと17Bを設ける。この超音波送受波器17Aと17
Bによって船底までの距離の差を計測し船体7のロール
方向の傾きを検出する。従ってこの二つの超音波送受波
器17A、17Bは船体の傾き検出用超音波送受波器と
して動作する。
これらの超音波送受波器12A−120,13A −1
30,14A〜140.15.16A、 168.17
A、 17Bは全て第2図に示すように接続筐1Bを介
して入渠船位置計測装置本体19の端子台21に接続さ
れる。入渠船位置計測装置本体19は端子台21の外に
超音波信号の送信及び受信を行う超音波信号送受信部2
2と、演算装置23と、画像表示器24とによって構成
することができる。
端子台21.送受信部22.演算装置232画像表示器
24は第3図に示すように構成される。
端子台21は多ピンコネクタ21Aと、ラインフィルタ
21Bと、双方向性サイリスクのようなスイッチ素子2
ICと、商用電源用コンセント21Dとによって構成さ
れる。多ピンコネクタ21Aには超音波送受波器を接続
する接栓部Mと商用電源電圧を受電する電源用接栓Nと
が設けられる。商用電源用接栓Nにはラインフィルタ2
1Bが接続され、ラインフィルタ21Bとスイッチ素子
21Gを通じて商用電源用コンセント21Dに接続され
る。スイッチ素子2ICは演算装置23の前面パネルに
設けた電源スィッチ23Aをオン、オフすることによっ
てオンの状態とオフの状態に遠隔制御されコンセント2
1Dに与えられる商用電源電圧を断続制御する。
コンセント21Dにはプラグ25が差込まれプラグ25
を通じて商用電源電圧が送受信部22と、演算装置23
1画像表示器24に給電される。
多ピンコネクタ21Aの超音波送受波器用接栓部Mには
多芯ケーブル26が接続され、このケーブル26が送受
信部22のコネクタ27に接続される。
送受信部22は超音波送受波器の数に等しい数の超音波
送信器を内蔵した送信器群22Aと、送受波器と同じ数
の受信増幅器を内蔵した受信器群22Bと、これらを動
作させる電源ユニット22Cとノーヒユーズブレーカ2
2Dとが設けられる。先に説明した超音波送受波器の一
つには送信器群22Aの中の一つの超音波送信器と、受
信器群22Bの中の一つの受信増幅器が接続され、各超
音波送受波器を励振すると共に反射波を受波して得られ
る受渡信号を受信増幅器によって増幅し、その増幅され
た受渡信号を演算装置23に送る。
演算装置23には電源スィッチ23Aの外にマイクロコ
ンピュータ23Bと、数値設定スイッチ1123Cと、
入力用押釦スイッチ群23Dと、電源ユニット23E、
ノーヒユーズブレーカ23Fとを有し、マイクロコンピ
ュータ23Bによって送信器群22Aの送信器を作動さ
せる順序が決められ、時分割で送信器群22Aの中の送
信器が順次超音波信号を出力する。この送信制御信号は
マイクロコンピュータ23Bからケーブル2Bを通じて
送(8器群22Aに送られる。
第4図に演算部23のパネル盤を示す、パネル盤には電
源スィッチ23Aと、小型中型船設定スイッチ23C−
1,大型船設定スイ723C−2,データの平均化回数
設定スイッチ23C−3,船体長設定スイッチ23C−
4.船体幅設定スイッチ23C−5が設けられている。
受信器群22Bの受信増幅器は出力側が共通接続され、
各受信信号はケーブル28の中の一対の導線を通じて演
算装置23に送られる。
演算装置23では送信制御信号をどの送信器に送ったか
どうかによって受信信号がどの超音波送受波器からの信
号であるがを判別し、送信から受信までの時間を計測し
て各部の距離を測定する。
超音波送受波器の励振順序は超音波の反射残留波が次の
測定系に干渉しないように前回測定が行われた超音波送
受波器からなるべく遠く離れた超音波送受波器を選んで
決定する。その−例を第5図に示すフローチャートで説
明する。第5図に示すフローチャートにおいてルーチン
Aは小型又は中型船を入渠させる場合の超音波送受波器
の励振順序を示す、またルーチンBは大型船を入渠させ
る場合の超音波送受波器の励振順序を示す、演算装置2
3のパネル盤に設けた押釦23G−1又は23C−2に
より小型又は中型船を誘導することを設定すると、その
設定がマイクロコンピュータ23Bに記憶される。この
記憶により第5図に示すフローチャートにおいて判断ス
テップ29において大型船か否かを判定し、小型船に設
定されている状態ではルーチンAを実行する。また大型
船の場合はルーチンBを実行する。ルーチンAとBの違
いは先に説明したように超音波送受波器13A〜13D
と16Bを用いるか又は超音波送受波器14A−14D
と16Cを用いるかの違いである。またこのフローチャ
ートから明らかなように上側に配置した超音波送受波器
12A、12B、13A、13B (又は14A、 1
4B)と下側に配置した・超音波送受波器12C,L2
D、 13C,13D (又は14c、14D)は常時
動作シーケンスに含まれており、水面の位置に関係なく
常時計測動作を行っている。
マイクロコンピュータ23Bはメインメモリの外にダイ
レクトメモリを具備し、このダイレクトメモリによって
超音波の往復する時間を距離に換算して直接距離データ
を得るようにしている。つまり送信器群22Aの各超音
波送信器に送信指令を与えるのと同時にダイレクトメモ
リのアドレスを1づつ歩進させ、反射波を検出するとそ
のときアクセスされているアドレスに信号を書込む、こ
の信号が書込まれたアドレス位置を読取ることによって
送信から受信までの時間つまり各部の距離を求める。尚
距離の測定方法については後で詳しく説明することとす
る。
各部の船体7までの距離を求めると、その距離の値を演
算処理し、例えば船体中心のずれ量等を求めそのデータ
を画像表示・器24に送る。船体7までの距離を求める
具体的な方法及び距離の値を基に行う演算処理に関して
は後に詳しく説明する。
画像表示器24は画像表示ユニッ)24Aと、この表示
ユニット24Aに電源を与える電源ユニット24B、ノ
ーヒユーズブレーカ24Cとによって構成される。表示
ユニッl−24Aは例えば陰極線管を用いることができ
、リフレッシュメモリ24Dを具備している。
リフレッシュメモ1724Dにはマイクロコンピュータ
23Bからケーブル31をillして画素信号が書込ま
れ、例えば第6図に示すような画像を表示する第6図に
示す画像において32は船体の平面図、33は側面図、
34は正面図をそれぞれ示し、この各図面に演算装置2
3によって求めた数値をその関連する位置に表示する。
これと共にその数値を棒グラフ或いは矢印等のアナログ
方式によって方向と量を直視的に表示する。
図中35Aは船首側船体中心のずれの値を表す数値の表
示欄、36Aは船尾側船体中心のずれの値を表す数値の
表示欄、37Aは船尾と扉船2までの距離を表す数値の
表示欄、38Aは船首側船体の深度を表す数値を表示す
る表示欄、39Aは船尾側船体の深度を表す数値を表示
する表示欄、41Aは船体のロール方向の傾きを表す数
値の表示欄を示す。
一方35Bは船首側船体中心のずれ量と方向を表すアナ
ログ表示方式のグラフを示す、このグラフの指示する方
向と長さによって船首側船体中心のずれの方向及びその
ずれ量を直視的に知ることができる。ずれの量を表す他
の数値表示欄36A、38A、39A、41Aのそれぞ
れにグラフ36B、38B。
39B、41B、41Gを表示する。尚鉛体7の傾きを
表すグラフ41Bと41Cは傾いている側だけ表示され
る。
このように各図面32.33.34にはその関連する位
置に船体中心のずれ量、plJ尾と扉船までの距離。
船体の深度、傾きを表すそれぞれの数値及びグラフを表
示し、−目で船体7の現在位置が正しいか否かを判断す
ることができる。
表示器24に表示される図面32.33.34は例えば
マイクロコンピュータ23Bから起動時にROM等に記
憶した絵素データをリフレッシュメモリ24Dに転送し
、この絵素データをリフレッシュメモリ24Dから読出
して表示する。数値表示及びグラフはマイクロコンピュ
ータ23Bにおいて演算処理が終了する都度そのデータ
がリフレッシュメモリ24Dに転送されて表示される。
(距離の測定方法の説明) 超音波の水中における伝搬速度は1500m/秒である
。音波の反射を利用した場合距離りと時間Tの関係はL
  150Qx T / 2−750+*/s −Tと
なる。
これは1.33秒でIm−の速度に対応する。従って超
音波の送信と同時にダイレクトメモリを1.33μ秒の
クロックでアドレスを歩進させ受信信号が到来したとき
、そのときアクセスされているアドレスに受信信号を書
込めば、その書込位置までのアドレス数を読出すことに
より1アドレス当り1w11の精度で距i!i1t L
を知ることができる。
ここで1.33μ秒の整数倍(N)のクロックでダイレ
クトメモリのアドレスを歩進させた場合は1アドレス当
りN鶴として距#1llLに換算される。従うでダイレ
クトメモリに与えるクロックの周波数を切換えることに
・より測定精度を切換えることができる。
このためこの実施例では当初船体までの概略の距離を求
めるまでは例えば1アドレス当り128 uの精度で距
離を、測定し、概略の距離の値が決まった時点で拡大モ
ードで動作させ例えば1アドレス当り2■璽の精度で測
定を行うように構成した。
第7図はA概略の距離を測定する状態のタイミング図、
第7図Bは拡大モードにおけるタイミング図を示す0図
の中の送信トリガ幅T^は超音波送信器群22Aに与え
るパルスのパルス幅を示す、このパルス幅TAの開用音
波信号を発信させる。
シフト範囲TBは超音波を発信している時間とその直後
の成る時間までの間受信器群22Bの利得を絞り、受信
不能にしておく時間である。
受信時間TCはダイレクトメモリにクロックを与え受信
信号が入来するか否かをチェックしている時間。
受信クロックPCはダイレ・クトメモリのアドレスを歩
進させるためのクロックパルスを示す、船体7までの概
略の距離を求める場合はこのクロックパルスPCの時間
間隔TOを一例として128 X 1.33μ秒に選定
した。
パルスP[!は受信終了を指令するパルスである。
船体7までの概略の距離が求まると、次回から拡大モー
ドで動作する。
拡大モードでは受信時間TCを前回取込・んだ距離値り
を中心に±2mの範囲に拡大する。つまり目標距離の手
前−2mに相当する時間からダイレクトメモリのアドレ
スの歩進を開始させる。このときクロックパルスPCの
パルス間隔TEt−2X 1.33μ秒に選定した。従
って拡大モードでは1ビア)当り2龍の精度で測定され
る。
ダイレクトメモリで求められた距離データはマイクロコ
ンピュータ23Bのメインメモリに取込まれる。メイン
メモリには各超音波送受波器毎にファイルが用意され、
過去複数回の例えば9回の測定データを記憶する。この
過去複数回のデータの中の最新データから任意の数のデ
ータにさかのぼってその平均を算出し各部の距離データ
として利用する。平均化するデータの数は数値設定スイ
ッチ群23Cの中の平均回数設定スイッチ23C−3(
第4図参照)によって1〜9回の任意の数を設定するこ
とができる。
(演算処理について) 各部の距離値の平均データを基に船首側船体中心のずれ
量XA、船尾側船体中心のずれ量χB、船尾と扉船まで
の距離xc、船首側船体深度XD、船尾側船体深度XH
,船体の傾きI!tXFは次のようにして求められる。
小型船の場合において船首側船体中心ずれit x A
+は超音波送受波器13Aと13Bで計測した距離り、
とLt及びキール盤木4の中心位置のずれを補正する補
正値門、によって求められる。また下側の超音波送受波
器13Cと13Dによって計測した距離1,1. Lオ
と補正値11とによって次式で求めることができる。
XA+  =L+ −Lt±M1 XAz  = Ls   L4 ±L 通常は超音波送受波!513Aと13Bで求めたXA、
を優先して表示し、超音波送受波器13A、13Bが水
面から出た後はXA、を表示器24に表示する。
船尾側船体中心のずれ量XBも同様に超音波送受波器1
2Aと12B及び12Cと12Dによって計測した距離
Ls、 L&とLt、 L@及び補正値門、とによって
次式%式% 船尾と扉船までの距MxCは船首位置検出用超音波送受
波器15で計測した距離L?と船体a L + o及び
ドック長L II+  ドック長補正値H1とによって
次式で求められる。
XC= L ++ −(L q + L to)±M。
船首側船体深度XDは船首側船体深度検出用超音波送受
波器16Bによって計測した船底までの距離り、。
と、その位置のキール盤木4の高さLt3と、キール盤
木高さ補正値H1とによって次式で求められるX口=L
11   Lt3 ± M4 船尾側船体深度XBは船尾側船体深度検出用超音波送受
波器16Aによって計測した船底までの距離Lliとそ
の位置のキール盤木4の高さLISとキール盤木高さ補
正値りにより次式で求められる。
XE= LIS  LtsfMs 船体の傾きIXFは超音波送受波器17Aと17Bによ
って計測した船底までの距離LI6とLtを及び補正値
H1により次式で求められる。
XF=L+i   Leff± Mh 補正値Mffi+ Ms+ M4. Ms+門、はそれ
ぞれ補正値1′11の部分で説明したように数値設定ス
イッチ群23Cの中のスイッチによってそれぞれ設定す
ることができる。
これらの演算処理によって得られた各部の数値データは
表示器24のリフレッシュメモリ24Dに書込まれ図面
32.33.34に付加されて表示される。
(マイクロコンピュータの動作説明) 上述した各部のシーケンス動作及び演算処理はマイクロ
コンピュータ23Bによって実行される。
第8図にマイクロコンピュータ23Bを動作させるため
のプログラムの概要を示す。
起動と共に初期設定モードをステップ■で実行する。こ
の初期設定モードはマイクロコンピュータ23Bに付加
されているROM、RAM等のメモリ関係をチェックし
、また人力及び出力ボートの初期化1表示器24の初期
化1図面データをリフレッシュメモ1J24Dに転送し
、図面32.33.34を表示すること、及び超音波送
信器群22A及び受信器群22Bの初期化等を実行する
初期化を実行した後ステップ■で数値°設定スイッチ群
23Cの各設定値を読込む。
ステップ■では励振しようとしている超音波送受波器に
関するデータファイルを読出す。
ステップ■で第7図に示した送信時間TA、受信器群の
利得を絞る時間TB、受信時間TC,クロックPCのパ
ルス間隔TO等をダイレクトメモリの制御器にセットす
る。
ステップ■ではステップ■で選択した超音波送受波器の
送信器に超音波信号の発信指令信号を与える。
ステップ■でダイレクトメモリにクロックを与え始め受
信波を検出したとき、ダイレクトメモリに受信信号を書
込む。
ステップ■で受信終了パルスPEを出力し受信終了処理
を行う。
ステップ■でダイレクトメモリに書込まれた受信信号の
アドレス位置を読出しこれを距離データとしてマイクロ
コンピュータ23Dに取込む。
ステップ■で次に励振する超音波送信器を選択し、時間
15〜1口をセットする。
ステップ0でマイクロコンピュータ23Bに取込んだデ
ータが前回のデータと大きく異なるか否かを比較し、妥
当な値であるか否かを判定する。
ステップ■ではいま取込んだ距離データが妥当な値であ
ったときその超音波送受波器に割当てたファイルにデー
タを書込む。
ステップ@では各ファイルに取込んだデータを平均化し
ながら読出して演算を行い上述した各部のずれ量及び距
離値XA+ 、 XA! 、 XB+ 、 XBt 、
 XC。
XD、 XE、 XFを算出する。
ステップ■ではこれらの算出結果を表示器24に転送し
、表示を行う。
ステップ0からステップ■に戻り、次の計測を行う。
面この実施例では距離の測定を複数回行った上で距離デ
ータを平均化し、その平均化した距離データを使って船
体のずれ等を算出しているから船体の移動速度が成る時
点で急に速くなった場合等において平均回数を大きく設
定していると、表示の値と船体の実際の位置との間にず
れが生じるおそれがある。
つまり第9図に示すように曲線Aに示すように船体の動
きが時点?、からTtにかけて急に遠くなったとすると
、平均回数が大きいままの状態で動作させていたとする
と表示値は曲線Bに示すようにゆっくりとしか変化しな
いこととなる。このために船体の位置と表示の値の間に
大きなずれが生じる。
このためこの実施例では表示値と現在の距離測定値(船
の現在位置に対応する)との間の差を監視し、その差が
成る設定値を越えると平均化数を減少させることを行っ
ている。実際には前回の表示値と距離測定値との差に1
と、前回の表示値と今回の距離測定値との差に、の平均
値SをKl  +に! S=  □ で求め、この平均値が一定値以上例えば50cI11以
上になったとき平均化回数を例えば1回に変更させる、
この結果表示値は第9図の曲線Cのように変化し、船体
の動きに追従して正しい値を表示するようにしている。
「発明の効果」 上述したようにこの発明によれば船体の位置を超音波送
受波器で監視し、距離の計測結果を演算処理して船体と
ドックとの間の相対的な位置関係を求め、その位置ずれ
等の値を船体の図形を表示した図面上に表示させる構造
としたから、船体の位置を一目で見ることができる。よ
って各所に船体と渠壁との間の距離を監視する人を配置
しなくて済むため少人数で船をドックに入渠させること
ができる。また船体と渠壁間の距離を超音波送受波器に
よって測定するから正値で、然も時々刻々変化する船体
の位置を見ることができるためドック内の所定位置に正
確に然も短時間に案内することができる。この点で省力
化が達せられ、その経済的な効果は大きい。
また超音波によって距離を測定しているためその計測値
の信頼度は大きい、従って信鯨性よく船体を案内するこ
とができるため船体が傾いた状態で着座し船体を破損さ
せるような事故が起きることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による入渠船位置計測装置に用いる超
音波送受波器の配置の例を説明するための斜視図、第2
図はこの発明による装置の全体の概要を説明するための
ブロック図、第3図はこの発明による装置の各部の構成
を説明するためのブロック図、第4図はこの発明による
装置の操作パネルの状態を説明するための正面図、第5
図はこの発明による装置の超音波送受波器の動作順序を
説明するためのフローチャート、第6図はこの発明によ
る装置の表示器の表示状態を説明するための正面図、第
7図はこの発明による装置に用いた超音波測距装置の動
作を説明するためのタイミングチャート、第8図はこの
発明の装置に用いたマイクロコンピュータの動作順序を
説明するためのフローチャート、第9図はこの発明によ
る装置の動作を説明するためのグラフ、第10図は従来
の入渠手順を説明するためのドックの平面図である。 l:岸壁、2:扉船、3A=前方渠壁、3B:右渠壁、
3C:左渠壁、311m底、4:キール盤木、5A、5
8:Ill盤木、6^、6B:油圧腹盤木、7:船体、
8:タグボート、9:ワイヤ、11:ウィンチ、12A
〜12D;船尾側船体ずれ検出用超音波送受波器、13
A−13D :小型船用の船首側船***置検出用超音波
送受波器、15:船首位置検出用超音波送受波器、16
A〜16C:船体深度検出用超音波送受波器、17A、
 17B :船体傾き量検出用超音波送受波器、18:
接続筐、19:船体誘導装置本体、21:端子台、22
:超音波送受信部、22A:送信器群、22B:受信器
群、22C:ノーヒユーズプレー力、22D:[源ユニ
ット、23:演算部、23A:電源スィッチ、23B二
マイクロコンピユータ、23C:数値設定スイッチ群、
23D=入力用押iロスイツチ、23E:電源ユニット
、23F二ノーヒユーズブレーカ、24:画像表示器、
24A:表示ユニット、24B:電源ユニット、24C
:ノーヒユーズプレー力、24D:IJフレッシェメモ
リ、32:船体の平面図、33:船体の側面図、34:
船体の正面図、35A:船首側船体中心ずれ量表示欄、
35B:船首側船体中心ずれ量と方向を指すグラフ、3
6A:船尾側船体中心ずれ量表示欄、36B:船尾側船
体中心ずれ量と方向を指すグラフ、37A:船尾と扉船
までの距離を表示する欄、38A:船首側船体深度表示
欄、38B:船首側船体深度の量を表示するグラフ、3
9A:船尾側船体深度表示欄、39B=船尾側船体深度
を表示するグラフ、41A:船体傾き量表示欄、41B
、 41C:船体1頃き量と方向を指すグラフ。 特  許  出  願  人 株式会社光電製作所 代  理  人    草  野     卓定 5 
図 ′yr78  Σ LILI  趣 −E−−OJ^ −II胚 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A、ドック内の船体の船首側左舷及び右舷位置の
    ずれを検出するためにドック内の左右渠壁に設けられた
    船首側船体中心検出用超音波送受波器と、 B、ドック内の船体の船尾側左舷及び右舷位置を検出し
    船尾側船体中心のずれを検出するためにドック内の左右
    渠壁に設けられた船尾側船体中心検出用超音波送受波器
    と、 C、ドック内の船体とキール盤木間の間隙を計測するた
    めにドック内の渠底に設けられた船体深度検出用超音波
    送受波器と、 D、ドック内の船体の船首位置を計測するためにドック
    内の前方渠壁に設けられた船首位置検出用超音波送受波
    器と、 E、ドック内の梁底のキール盤木の中心線から左舷及び
    右舷方向に等しい距離の位置に設けられ、船体の傾き量
    を計測するための傾き検出用超音波送受波器と、 F、上記各超音波送受波器によって得られた計測値から
    船首側船体中心のずれ、船尾側船体中心のずれ、船体深
    度、船尾と扉船までの距離及び船体の傾き量を算出する
    演算装置と、G、船体の平面、側面、正面の各部形状を
    図面として表示すると共に表示された各図面の関連した
    位置に上記演算装置によって得られた数値を表示すると
    共にその値とずれの方向とをアナログ表示する画像表示
    器、 から成る入渠船位置計測装置。
JP2986685A 1985-02-18 1985-02-18 入渠船位置計測装置 Granted JPS61189409A (ja)

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JPH0323876B2 JPH0323876B2 (ja) 1991-03-29

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6425782U (ja) * 1987-08-05 1989-02-13
WO2018219813A1 (en) * 2017-05-29 2018-12-06 Online Marina Sweden Ab Method for detecting abnormal movements of a moored boat hull
CN109556581A (zh) * 2018-10-29 2019-04-02 广州黄船海洋工程有限公司 一种基于全站仪在浮动平台上的测量方法
CN109579803A (zh) * 2018-10-29 2019-04-05 广州黄船海洋工程有限公司 一种船舶坐墩定位监测方法

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WO2018219813A1 (en) * 2017-05-29 2018-12-06 Online Marina Sweden Ab Method for detecting abnormal movements of a moored boat hull
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