JPS6117945B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6117945B2
JPS6117945B2 JP18829383A JP18829383A JPS6117945B2 JP S6117945 B2 JPS6117945 B2 JP S6117945B2 JP 18829383 A JP18829383 A JP 18829383A JP 18829383 A JP18829383 A JP 18829383A JP S6117945 B2 JPS6117945 B2 JP S6117945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
strip
rollers
liquid
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18829383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5988964A (ja
Inventor
Kutsutsu Yohanesu
Itsutogenhorusuto Deiitaa
Koonen Yuriusu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS5988964A publication Critical patent/JPS5988964A/ja
Publication of JPS6117945B2 publication Critical patent/JPS6117945B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、液体を収容した処理槽と該処理槽内
に互いに平行に隣接しかつ垂直方向に可動に配置
され該液体に浸された水平回転ローラを有し帯状
体が該ローラにより導かれる帯状体処理装置に関
する。
〔公知技術〕
このような装置の1つがドイツ特許出願公告第
1087443号公報から公知である。この公知の装置
においてはそのローラが処理槽の上縁に対してま
わりをシールされており、そしてその処理槽の中
の液体は加圧されており、従つてそのローラは処
理槽から上向きに押し上げられてその上方に配置
された押えローラに当接し、且つこのローラと共
にローラ間隙を構成して、ローラ上の水分に対し
て安定な、例えば、織物ような帯状体をこのロー
ラ間隙で相当な圧力で押し絞りすることができ
る。この圧力は、帯状体の全幅にわたつて均等に
かけられる。というのはこれは処理槽内の液体の
一様な圧力によつてもたらされるからである。こ
の公知の装置が基礎としている本発明思想は総合
的に言つて比較的強力な絞り作用を達成するため
のその液体の圧力を高めることを包含している。
しかし、シール部材が長くなるために密封性の問
題が現われる。駆動動力の著しい部分がこのシー
ル部分の摩擦を克服するために失われてしまうか
らである。又、この公知の装置はその作業速度が
制限されている。その圧力発生装置は更に動力消
費をもたらす。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記の従来の欠点を除去し、
簡単な構造でかつ高速の帯状体処理装置を提供す
ることにある。
〔発明の説明〕
本発明の一つによれば、ローラを液体の浮揚力
を高める閉じた中空円筒体より構成し、かつロー
ラ同志に互いに接触することなく垂直動させる案
内手段を設けた帯状体処理装置が提供される。
ローラが水平方向に延びていなければならない
ということは、それが一義的な姿勢をとつて帯状
体に問題なく送りを可能とするようにそれらの姿
勢が水平面内で確定していなければならないとい
うことを意味する。しかしながら、これらのロー
ラはその垂直方向においては自由に動くことがで
きる必要がある。これによつてこれらのローラが
阻害されることなく浮揚力に従つて動くことがで
き、そしてこの力の作用のもとに帯状体を緊張さ
せようとするものである。
上記の案内手段は、ローラに設けたローラ軸が
垂直に案内されこのローラ軸を介してローラに外
力が全くかけられないようになつているものであ
るか、ローラに取り付けられたジヤーナル軸に係
合し、ローラの中心軸に対し直角に延び、その一
端で枢支され、ローラを円弧に沿つて垂直及び水
平方向に移動させるが水平方向の移動が無視でき
るレバーを有するものかである。
ローラが液体の浮揚力の作用を受けるだけでよ
いのであれば、ローラには全くシール部材を必要
としない。何故ならば、その液体が加圧されてい
ないからである。同じ理由からその液体に圧力を
形成させるための手段も省略される。シール部材
を省略したことによつてこのローラのところに全
く摩擦が生ぜず、又従つて著しい速度の制限や摩
耗の問題も起らない、それらのローラの表面は滑
りシールを用いなければならないローラの場合の
ように研摩あるいは研削する必要はない。これら
のローラはその表要が若干とも精密に形成された
金属板又は合成樹脂からなるドラムとして作られ
ていれば充分である。ただし、その容積によつて
決まる浮揚力がローラの自重によつてあまり多く
失われることがないようにローラはできるだけ軽
く構成されるということに注意すべきであること
は勿論である。
本発明は2つの態様を有し、その第一の態様に
おいてはローラは液体中で自由に浮動し、従つて
全くローラ間隙を形成せず、そしてその浮揚力は
これらのローラが相手方ローラに何等の力も及ぼ
すことなく、ただローラを液体中に支えるだけの
役目をする。その第2の態様においてはその浮揚
力によつてそれらのローラに及ぼされる力がロー
ラ間隙内に直線上での圧力を発生させるために利
用される。
本発明の重要な実施形態はローラを中心軸が同
一水平面上に配列して構成したものである。
処理用液体は同時に浮揚力を発生させる液体で
ある。即ち、水平方向に並んだ案内手段によつて
その姿勢が保持されている各ローラはこの液体の
中で浮動した状態で保たれる。このような配置に
おける特に重要な効果は、その液体中で浮動して
いるローラの回転が容易であるということであ
る。もちろんこの水平方向に並んだ案内手段がこ
のような回転可能性を阻害しないような手段を予
め講ずる必要がある。しかしながらいずれにして
も全重量を軸受けにかけてそれにより避けること
ができない高い回転抵抗がもたらされるようなロ
ーラに較べてその回転の容易さは著しく大きい。
この回転容易性の特に有利な効果の一つは、特
に張力の低い帯状体の案内が可能であるというこ
とである。これは例えば帯状体の熱水の作用に曝
されてそれによつてできるだけ阻害されることな
く収縮することができるようなけん縮装置の場合
にある役割を果す。
もしもこの様なけん縮装置が、本発明における
と同様に多数のローラを前後してすなわち水平に
並べて配置した平坦な処理槽を有しており、帯状
体が交互にこれら前後に連つているローラの上又
は下を通して導かれている場合には、僅かな仕事
で著しい効果がもたらされる。
実験によれば直径約320mmの7個のローラを用
いた装置の場合に、その処理槽の端部から転向ロ
ーラを介して引出されてトレーの中に取りおろさ
れる帯状体の端部の約1500mmの落差における重量
が、全部のローラを回転させ且つその上にこの装
置に前置された約1500mmの直径の材料巻き束から
帯状体を巻き出すのに充分であることを示されて
いる。即ち、この実験装置はいかなる駆動手段を
も用いることなく材料巻き束と受取りトレーとの
間の高低差のみによつて全く自動的に運転された
のである。より大きい装置で重い材料巻き束の場
合には勿論この巻束のために巻き出し駆動装置を
設ける必要があると思われる。
いずれにしても約1500mmの帯状体自重がその実
験装置を通して材料を引出すのに充分であつたと
いうことは、その帯状体に僅かな張力しかかから
ないということの証拠になる。
もう一つの重要な事実はその液体中で浮動して
いるローラが駆動的に互いに結合されておらず、
従つて帯状体は個々のローラの間に任意の長さで
掛けられていることができ、ローラの駆動によつ
て外部からもたらされる何等の張力も生ずること
なく、ローラの回転、また従つて帯状体の張力は
全く自動的に種々の条件に適合するということで
ある。
回転ローラにジグザグ状に巻きかけられた帯状
体の進行方向上向きになつた部分と、この進行方
向側のローラとの間の液中の楔形部に上向きに液
体を射出するノズル手段を設けると、液体の交換
が容易になる。
この効果は上述の張力の低い帯状体の案内が達
成できることと緊密に関連している。帯状体が強
く緊張されればされる程織物の個々の繊維の間に
入り込んでいる不純物を取り出すことが困難とな
るからである。
流動性媒体である液体を吹き込むこと、即ち、
例えばその処理槽中に存在する液体等へ液体ある
いは空気等を楔形部に吹き込むことによつてその
溶液の中に上向きの流れがもたらされる。しかし
ながらその処理液はこの楔形部から両端方向へ向
つてのみ流出できるので空気などの流体の吹き込
みによつてローラ軸に平行な垂直面内にローラの
両端へ向い帯状体とローラー表面との間に軸方向
にある流れが生ずる。この流れは移送作用を意味
する。例えばこの装置を洗浄あるいはすすぎのた
めに使用する場合に種々の不純物が良好に運び出
されて常に新鮮な溶液がその帯状体に送り込まれ
る。これは例えばビロード等のような帯状織物材
料を染色する場合にも重要であり、この場合には
優れた結果がもたらされる。
実験によればこの装置は例えばけば立て材料
(Polartikeln)、中でもビロード(Samt)や家具
材料を染色するのに良好に適していることが示さ
れている。この場合に特に均一な染色がもたされ
る。空気を吹込むことによつてけば(Pol)が開
放され、そして非常に良好なすすぎ作用を受け
る。煮ながら行なうことも可能であり、そのため
には処理槽に覆いを設ける。
液体中で浮動している1本の中空ローラがほぼ
同じ高さで相互に横方向の間隔を置いて配置され
た互いに平行な2本のローラに対して下側から当
接し、そしてこれらとローラ間隙を構成している
ような装置がフランス特許第1123519号公報から
公知である。
この発明の2番目のものは、ローラは一列以上
の上下列に並べ、各ローラの上方にそのローラの
直径よりも小さな間隔を置いて各ローラにつき一
対の案内ローラを同一高さに固定的に設け、ロー
ラと案内ローラで帯状体を挾むように構成されて
いる。
これによつて狭い空間に対して多数のローラ間
隙が形成できてこれらを通して帯状体を順次案内
することができるような処理装置が得られる。こ
れによつて、中に浮動ローラが存在している液体
を何度も絞り出してそれにより液体の強力な交換
を達成することが可能である。同時に、ローラを
密に充填したことによつて帯状体の自由走行長さ
を小さく保つことができ、それによつてこの種の
装置はマーセル化等の含浸処理に対して特によく
適合する。処理液体、即ちアルカリ液はこの場合
に同時にローラのキヤリヤ液体でもある。
それぞれのローラに二つのローラ間隙があり、
従つて上下に3個及び左右に3個づつ設けたロー
ラの配置の場合には極めて小さな所要空間に18個
のローラ間隙が存在することになる。
これらローラ間隙の数は、液中に完全に浸つて
いるローラに対応している案内ローラの案内手段
を垂直方向に動くようにすることによつて更に多
くすることができる。この場合には下側の各ロー
ラは垂直に自由に動くことができる各案内ローラ
を追加的に更にそれぞれその上に配置されたロー
ラの下側に押し付け従つて1個のローラについて
更に二つのローラ間隙が生じ、そして上述した配
置においては36個の押し絞り過程を行うことがで
きる。
本発明に従う装置は種々の連続的方法に対して
適しており、すなわち帯状体がその装置を通り、
且つ更に別な前置又は後置された処理ステーシヨ
ンを通過するような方法に適している。この場合
にその帯状体は本発明に従う装置の中で唯一回処
理される。
しかしながら多くの場合には帯状体を処理の間
に本発明に従う装置を前後して何度も通過させる
のが望ましい。
このような追加的な課題は最後のローラから送
り出された帯状体を最初のローラへ搬送するコン
ベア手段を用いて解決される。
これによれば帯状体は処理槽を出た後で再びそ
の出発点に導き戻され、その上でこのものはその
処理槽内に設けられた一連のローラを改めて再び
通過する。その場合には帯状体は無端状で、即ち
このものはある限定された長さしか有することが
できないようなものでなければならないが、この
ようなことは実際においては限定された長さのも
のに特定の処理をほどこさなければならないよう
な場合に極めてしばしば現われる。
その加工又は処理されるべき帯状体の長さを増
大させて且つ所望の場合にはその帯状体に処理槽
の外部で中間の滞留期間を与えることを可能にす
るためにはコンベヤ装置に中間貯留装置を用いる
ことが推奨することができ、これは特に、コンベ
ヤ装置上にそれよりも長い長さの帯状体を載置す
る載置装置を設けることで実現することができ
る。比較的長い帯状体をコンベヤ装置の上に取り
おろすには、最後のローラとコンベヤ装置との間
にひだ寄せ装置を用いて行うのがよい。
空間的な利用から、そしてまたその処理槽内の
開放したローラ配置に自由に手入れすることを阻
害しないようにするために、コンベヤ装置を処理
槽の下方に配置することが推奨される。
コンベヤ装置はベルトコンベヤとして構成する
ことができる。処理槽中に液体用加熱槽を設け、
かつ処理槽上部にカバーを設ける。こうすること
によつて、処理液及びキヤリア液体の温度の上昇
を可能とし、且つ過剰な蒸発損失が阻止される。
ローラの浮揚力はローラ内部を減圧したり、そ
れに空気よりも軽いヘリウムのような気体を充填
して増強することができる。
〔実施例による説明〕
以下本発明をその若干の実施例が図式的に示さ
れている図面によつて更に説明する。
第1図の帯状材処理装置50は幅出機又はけん
縮機である。処理槽40′は平らな浅い槽として
構成されており、これは熱水で満されている。幅
出ないしはけん縮(シユリンキング)されるべき
帯状体1は巻き束(ロール)41から巻き出さ
れ、そして転向ローラ42を介して処理槽40′
中に達する。この実施例においては、この中に7
個のローラ4が相互に接触することなく平行に並
び、それらの軸(ローラ軸)44が水平面内で垂
直の滑り案内手段43の中で案内されて垂直方向
に自由に動くことができるように、設けられてい
る。これらのローラ4は閉じた中空体として軽い
構造になつており、そして、処理槽40′中の熱
水の中で垂直に動く。帯状体1は第1図の左側の
最初のローラ4の下を通り、次にローラ4の上を
経て第3番目のローラ4の下を通り以降交互のロ
ーラの上下を通つてジグザグ状に案内される。右
側の最後のローラ4は堰45によつて区画された
冷水部40″の中に存在し、そして帯状体1を装
置50から出て行く前に冷却する役目をしてい
る。帯状体1は最後に転向ローラ46によつて機
外へ導かれており、そして次にトレー47上に落
下する。右側にみられる転向ローラ46からトレ
ー47に至る落下部はこの装置を運動状態にする
のに、即ち、帯状体1を熱水を通して引出すのに
十分な落下長を有している。巻き束41が太い場
合には勿論駆動装置を設けなければならない。ロ
ーラ軸44の軸受けは容易に嵌め込むことができ
るものであるのがよい。これは処理槽40′の内
方に向つて開放している。U字型突出部の中に通
されていてその中で上下に滑ることができるよう
な、いわゆる炭素軸受けであることができる。
帯状体1は装置50においてはけん縮過程に要
求されるような非常に僅かな長手方向の張力しか
受けない。
第5図に示した装置60は、本質的に上記装置
50に相当するものであつて、帯状体1をいくつ
かの“フローテイング”ローラ4の設けられた一
連の区画を通してローラ4の上下に沿つて順に導
き、帯状体1を洗浄し及びすすぐ染色−洗浄装置
の終端部分を表わしている。その末端に設けられ
ている区画に設けられた後洗部55の中で帯状体
1はもう1度冷たいすすぎ液で後洗いされる。後
洗部55のハウジングはフローテイングローラ4
を囲繞しており、このローラ4は、その上にロー
ラ間隙56を形成する固定ローラ8を共同してす
すぎ液をよく絞り取る。次いでこの帯状体1をも
う一度別の処理槽57の中で清浄な冷水で再度後
洗いし、次に高能率絞り装置58の中で絞る。
装置60では本発明の2つのことが実現されて
いる。すなわち第1に、後洗部55においてはロ
ーラ4に液体中で作用する揚力によつて直線状圧
力がかかり、第2に、液体中の浮力の作用によつ
てローラ4を浮遊状態で支持することによつて、
回転抵抗をできるだけ小さくしかつ帯状体1にか
かる張力も小さくなる。
第2図の装置70はその上方部分が第1図のそ
れに相当するものであるが、但し、処理槽40′
の下にコンベヤ装置80が設けられており、これ
は水平コンベヤベルト81を包含し、このものは
転向ローラ82,83によつて処理槽40′の長
手方向に平行に循環し、そしてその全長にわたつ
て延びている。このコンベヤベルト81の上側走
行部は支持ローラ84によつて支持されている。
転向ローラ46から下向きに案内される帯状体
1の部分はコンベヤベルト81上に達してここか
ら矢印Aの方向に処理槽40′の下を通してその
出発部まで導かれ、ここから転向ローラ42へ向
つて引上げられる。
ある適当な長さを処理することを可能にするた
めにコンベヤベルト81を中間貯留装置として用
い、そして帯状材料1を例えば板から成るひだよ
せ装置85によつて第2図に示すようにベルトコ
ンベヤ81上にひだよせをすることができる。
コンベヤベルト81の上に降ろされた帯状体1
の量に従つて転向ローラ46と42との間に多か
れ少なかれある長さの滞留時間がもたらされる
が、これが別の問題の処理に際しても望ましい場
合がある。
コンベヤベルト81自身を中間貯留装置として
利用する代りに、例えば、材料用トレーの形式の
別個の中間貯留装置(図示されていない)を設け
ることも可能であり、このような材料トレーの中
に帯状体1を転向ローラ41の通過後に送り込
み、そしてここからコンベヤ装置によつて取出す
ようにしてもよい。
第1,5、及び第2図の装置50,60、及び
70の重要な一実施例が第3図及び第4図に示さ
れている。これは液体3が処理のために帯状体1
に接触するのを強めるのに用いられる。この実施
例はノズル管48を設けたものであつて、これは
液体3の中に2つのローラ4の間に設けられてお
り、そしてこのもののノズル51は帯状体1の上
記の2つのローラ4間の上向きに走行している部
分と下手側のローラ4との間の断面楔形空間部5
2へ向つて上向きに設けられている。このノズル
管48からノズル51を通して例えば処理槽4
0′の中の液体あるいは空気等の流動性媒体を吹
込むことができ、それによつて上記楔形部52へ
向う流れが生じ、これは上記楔形部が一方におい
てローラ4により、そして他方において帯状体1
によつて閉じられているために帯状体1によつて
第4図の矢印53,54の方向へ向きを変えて帯
状体1からこの装置の両側方へ向つて案内され
て、この帯状体1と平行な液体の動き及び移送効
果をもたらす。帯状体1は非常に僅かな長手方向
の張力がかかるだけなので帯状体1の中で強力な
処理液の入れ替り、中でも良好な洗浄及びすすぎ
作用がもたらされる。
この装置によつて沸騰温度領域で染色し、従つ
てその液体3が沸騰している染色液である場合に
は処理槽40′は第2図に点線で示すカバー71
を有する。この場合に必要な染色液の加熱装置7
2は、第2図では、2本の加熱管によつて図式的
に示されている。
装置50,60、及び70で処理するための材
料としては主として帯状の繊維材が(例えば織物
材)あげられる。しかしながら、これらの装置5
0,60、及び70は帯状の織物材料の使用だけ
に限定されるものではない。例えば帯状の不織繊
維(Vliesbahnen)や紙等も場合によつては湿潤
処理又は含浸処理が必要であり、これらは以上に
記述した装置によつて実施することができるもの
である。
第6図の装置40は帯状の織物材を含浸し、特
にマーセル化するのに用いられる。処理槽22は
箱型の液体貯槽として構成されており、これは液
体流入口23及び液体排出口24を有している。
この処理槽22の中に3つの区画25,26,2
7が形成されており、これらの中にそれぞれ3個
のローラ4が上下に並べられて配置されている。
マーセル化液は液体流入口23のところから区画
25の中に流入し、そしてこの区画25を充填高
さ28まで満たし、次いで溢流部29及び流路3
0を経て下側の出口31のところから区画26の
中に達する。この区画26は若干低い充填高さ3
2を有している。この区画26からは、液体が溢
流部33から流路34を通つて区画27の中に移
る。この区画27は更に低い充填高さ35を有し
ている。
ローラ4は、マーセル化液3の中に薄い金属板
よりなる閉じた円筒型の浮きとして形成された軽
量もので、その端面にローラ軸44を有してお
り、これらローラ軸44は、処理槽22の両側面
の内側に固定された垂直案内部43の中で案内さ
れており、これらのローラ4は上記垂直案内部4
3の中で垂直に自由に動くことができるけれど
も、これによつて水平方向の変動は阻止されてい
る。各区画25,26,27の下側の2本のロー
ラ4は完全に液中に没しており、各区画の最上部
のローラ4はマーセル化液3の中に部分的に浸つ
ている。
これらのローラ4はマーセル化液3の中で浮揚
力を受ける。これらはそのものが押しのけた液体
の量よりも本質的に軽量に形成されており、従つ
てこの浮揚力は合成されてローラ4を上向きに押
し上げようとする。
それぞれのローラ4には各2つの同じ高さに設
けられた平行な案内ローラ11,12が従属して
おり、これらにローラ4が上記浮揚力によつて下
方から押しつけられる。区画26及び27の中で
は案内ローラ11,12は処理槽22の中に固定
的に支承されている。下側の案内ローラ11,1
2はそのすぐ上に置かれているローラ4に対して
僅かな間隙を有する。この間隙は下側のローラ4
とローラ間隙が生じると案内ローラ11,12と
上方のローラ4との間には間隙がなくなる程度の
ものである。
帯状体1は矢印Bで示した方向にこの装置を通
して導かれる。即ち、第6図において、帯状体1
が、まず、区画27において上方から下向きにロ
ーラ4左側に沿つて、ローラ4の右側に沿つて上
方に進み、区画26の中で再びローラ4の左側で
上方から下向きに、そして右側において下側から
上向きに案内される。1個のローラ4についてこ
の実施形態の場合には2つのローラ間隙が形成さ
れる。というのは案内ローラ11,12が固定的
に支承されていて、且つそれぞれのその上方に存
在するローラ4から間隙をあけているからであ
る。
第6図の右側の区画25の中に別の態様のもの
が示されており、この場合には最も上の案内ロー
ラ11,12のみが固定的に支承されているが、
2番目以下に置かれている案内ローラ11,12
並びにすべてのローラ4はそれぞれ対応する案内
部材11′,12′の中で垂直に自由に動くことが
できる。浮揚力の作用によつて上下に並んだロー
ラ4及び案内ローラ11,12は上向きに押し上
げられ、その際案内ローラ11,12はすぐ下側
並びにすぐ上側のローラ4に帯状体1を介して接
触する。従つて38の位置のみならず39の位置
のおいてもローラ間隙が形成され、即ちローラ4
の1つについて4つのローラ間隙がもたらされ
る。このようにして僅かな空間に対して設けるこ
とのできる絞り間隙の数を更に増大させることが
できる。
処理槽22を通しての処理液の図示した通過方
向及び記述した帯状体1の走行方向において向流
的な案内がもたらされる。ローラ4の直径は実際
には300ないし500mmのものを用いることができ、
又案内ローラ11,12の直径は80ないし200mm
のものを用いることができる。
種々の変つた実施形態を第6図に示したように
組合せることができること、あるいは又装置全体
を幾つかの方式に構成することができるというこ
とは容易に理解されるところである。第6図に示
した装置を50,60,70の各装置に対応する
種々の装置と組合せることも勿論考えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく帯状体処理装置の一実
施例の縦断面図、第2図は別の実施例の縦断面
図、第3図は第1図の装置の第4図の−線に
沿う断面図、第4図は第3図の−線に沿う断
面図、第5図及び第6図は、それぞれ、更に別の
実施例の縦断面図である。 1……帯状体、3……処理液体、4……ロー
ラ、11,12……案内ローラ、22,40,4
0′,57……処理槽、52……楔形部、42,
46……転向ローラ、43……垂直案内部、44
……ローラ軸、45……堰、47……トレー、4
8……ノズル管、51……ノズル、58……高能
率絞り装置、59……液面、71……カバー、7
2……加熱手段、80……コンベヤ装置、81…
…コンベヤベルト、85……ひだよせ装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大気圧が作用している液体を収容した処理槽
    と、該処理槽内に互いに平行に隣接して配設され
    た複数の密閉された中空円筒形水平回転ローラ
    と、該水平回転ローラを互いに接触させることな
    く該液体内で垂直方向に浮かせると共に該水平回
    転ローラの中心軸を実質的に同一水平面内に位置
    せしめる案内手段と、帯状体を隣接する水平回転
    ローラの間を通つて該水平回転ローラにジグザグ
    状に巻き掛けて移動させる移動手段と、該液体の
    液面の下方に位置し該帯状体が上向きに移動する
    部分とこの部分を上側で受ける水平回転ローラと
    の間の断面楔形空間部に上向きに加圧流体を吹き
    付け該空間部の該液体を該水平回転ローラの軸に
    沿う両方向へ移送するノズル手段とを具備して成
    ることを特徴とする帯状体処理装置。 2 大気圧の液体を収容した処理槽と、該処理槽
    内に互いに平行に隣接しかつ該液体に浸された複
    数の閉じた中空体から成り帯状体を順次に導く水
    平回転ローラの群と、該ローラの群を互いに接触
    させることなく垂直方向に移動させる案内手段
    と、該帯状体の進行方向の最後のローラから該帯
    状体を受け取り該進行方向の最初のローラへ連続
    的に送るためのコンベヤ手段とを具備して成るこ
    とを特徴とする帯状体処理装置。 3 前記コンベヤ手段は無端コンベア装置を包含
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記
    載の帯状体処理装置。 4 前記コンベヤ手段は前記最後のローラからの
    前記帯状体の部分を貯留させるための中間貯留装
    置を包含することを特徴とする特許請求の範囲第
    2項又は第3項に記載の帯状体処理装置。 5 前記コンベヤ手段は前記コンベヤ装置上にそ
    の長さ以上の前記帯状体の部分を載せる載置手段
    を具備することを特徴とする特許請求の範囲第4
    項に記載の帯状体処理装置。 6 前記載置装置は、前記最後のローラと前記コ
    ンベヤ装置との間の前記帯状体のひだ寄せ装置で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記
    載の帯状体処理装置。 7 前記コンベヤ装置を前記処理槽の下に配置す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項乃至第
    6項のいずれかの1に記載の帯状体処理装置。 8 前記コンベヤ手段は少なくとも前記処理槽の
    全長にわたつて延在するコンベアベルトを包含す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第
    7項のいずれかの1に記載の帯状体処理装置。 9 前記ローラの内部は減圧されるか空気より軽
    い気体が充填されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項乃至第8項のいずれかの1に記載
    の帯状体処理装置。 10 大気圧が作用している液体を収容した処理
    槽と該処理槽内に垂直に配置された複数の密閉さ
    れた中空円筒形水平回転ローラとを有し、隣接す
    る上下及び最も上の水平回転ローラの両側に1対
    ずつの互いに平行な水平案内ローラを設け、各対
    の水平案内ローラの中心距離を対応の水平回転ロ
    ーラの上側面が帯状体を介して当るように該水平
    回転ローラの直径より少なくし、最も上の水平案
    内ローラは垂直方向及び水平方向両方に移動不能
    に軸支され、他の水平案内ローラを垂直方向のみ
    に移動させる水平案内ローラ案内手段により案内
    されて成ることを特徴とする帯状体処理装置。 11 前記垂直に配置された水平回転ローラ及び
    水平案内ローラの組は複数列から成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第10項に記載の帯状体処
    理装置。
JP18829383A 1982-10-09 1983-10-07 帯状体処理装置 Granted JPS5988964A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3237507.7 1982-10-09
DE3237507 1982-10-09
DE3248048.2 1982-12-24
DE3324352.2 1983-07-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5988964A JPS5988964A (ja) 1984-05-23
JPS6117945B2 true JPS6117945B2 (ja) 1986-05-09

Family

ID=6175357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18829383A Granted JPS5988964A (ja) 1982-10-09 1983-10-07 帯状体処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5988964A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6371646U (ja) * 1986-10-30 1988-05-13
JPH0619438U (ja) * 1992-02-24 1994-03-15 宏 山本 果菜類の敷枕

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6371646U (ja) * 1986-10-30 1988-05-13
JPH0619438U (ja) * 1992-02-24 1994-03-15 宏 山本 果菜類の敷枕

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5988964A (ja) 1984-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL8000950A (nl) Inrichting en werkwijze voor het impregneren van een droge vezelmat.
US2045755A (en) Method of treating fabrics
US2960963A (en) Fabric treating machine
US6432202B1 (en) Textile yarn slashing system
US1825478A (en) Method and means for treating textile fabrics
US4142854A (en) Continuous liquid processing of cloth in a high pressure steamer
US2659225A (en) Apparatus for advancing and processing strands
JPS6117945B2 (ja)
US3308639A (en) Apparatus for the fluid treatment of fabrics in rope form
US1432319A (en) Apparatus for the dyeing and other treatment of textile fibers in the loose state
US5791165A (en) Small textile-finishing installation
US3470571A (en) Process of and apparatus for treating sheet materials
US3646785A (en) Apparatus for final immersion washing of continuous pieces of fabric
US3573875A (en) Seal for the end faces of parallel rollers
US5359743A (en) Continuous process and installation for treating textile fabric webs
KR860002055B1 (ko) 섬유재료의 웨브(web)를 처리하기 위한 장치
US3210970A (en) Apparatus for high temperature dyeing
GB2075073A (en) Continuous steam treatment of textiles
US4614096A (en) System for the continuous and open-width washing of a fabric
US656315A (en) Apparatus for mordanting, & c.
US4592216A (en) Apparatus for continuous wet-heat treatment of a cloth
US3421164A (en) Method and apparatus for padding absorbent materials
JPS5848663B2 (ja) 布を洗浄する方法および装置
US3849068A (en) Process for continuous treatment of webs with hot liquids
US20190136430A1 (en) Device for applying a foamed treating material under pressure to a traveling sheet of textile yarn