JPS61176539A - 脱アルキル化方法 - Google Patents

脱アルキル化方法

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JPS61176539A
JPS61176539A JP60014348A JP1434885A JPS61176539A JP S61176539 A JPS61176539 A JP S61176539A JP 60014348 A JP60014348 A JP 60014348A JP 1434885 A JP1434885 A JP 1434885A JP S61176539 A JPS61176539 A JP S61176539A
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JP
Japan
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zeolite
dealkylation
catalyst
raw material
reaction
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JP60014348A
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English (en)
Inventor
Tamio Onodera
小野寺 民夫
Akio Namatame
生天目 昭夫
Kimihiko Sato
公彦 佐藤
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a9発明の技術分野 本発明は、触媒組成物およびその触媒組成物を使用して
アルキルベンゼン類を脱アルキル化する方法に関する。
更に詳しくは、成る特定のX線格子面間隔の特徴づけら
れる結晶性アルミノシカケートゼオライトを含有する触
媒組成物およびベンゼン核の核炭素に炭素数2以上のア
ルキル基を少くとも一個有するアルキルベンゼン及び/
又はメチル基を3個以上有するポリメチルベンゼンから
、これらのアルキル基を選択的に脱アルキル化する方法
に関する。
更には、上記の触媒9組成物およびベンゼン核の核炭素
に炭素数2以上のアルキル基を少くとも一個含有するア
ルキルベンゼン及び/又はメチル基を3個以上有するポ
リメチルベンゼン及び/又はトルエンから、これらのア
ルキル基を選択的に脱アルキル化すると共に必要に応じ
て脱アルキル化された該アルキル基のうちメチル基の一
部をトルエンにトランスメチル化する方法に関する。
b、従来技術 現在、工業的に利用されている芳香族炭化水素のうち、
ベンゼン、トルエン及びキシレン(以下、この3つの芳
香族炭化水素はまとめて“BTX”と略称することがあ
る)は、その生産量及び需要からみて、工業的に最も有
用なものである。
従来、かかるBTXは、接触改質油、熱分解ガソリンな
どの原料油から芳香族炭化水素成分を溶融抽出等により
分離した後、その抽出液から蒸留分離することにより得
られる。一方、BTXを分離した後に釜残に残る主とし
て炭素数9以上の芳香族炭化水素を含む高沸点残漬はそ
のままでは利用価値が低(、従来その大部分は燃料とし
て使用されているに過ぎない。
他方、キシレンの3種の異性体及び場合によりエチルベ
ンゼンを含む炭素原子数8個の留分(以下、Cs留分と
呼ぶことがある)から、工業的に最も価値の大きなp−
キシレンをできるだけ多量に回収するため、従来からC
s留分を異性化触媒の存在下に処理することが行なわれ
ており、工業的にはCs留分を異性化反応に供する工程
、得られる異性化反応混合物からキシレン異性体を分離
する工程及び分離後の残余成分を異性化反応工程に適宜
組合わせて実施されている。この際の異性化反応工程で
、は、主反応であるキシレン類の異性化の他に、キシレ
ン類の不均化、エチルベンゼン類の不均化、キシレン類
とエチルベンゼンのトランス−アルキル化がおこり、こ
の副反応の結果、エチルトルエン類、トリメチルベンゼ
ン類、エチルキシレン類。
ジエチルベンゼン類等の炭素原子数9個以上(Cs ”
 )のアルキル置換芳香族炭化水素混合物(以下、′ヘ
ビーエンド”と呼ぶことがある)を発生する。
そこで本発明の目的は、上記のCs”″のアルキル置換
芳香族炭化水素混合物を水素化−説アルキル化処理する
ことによってより工業的価値の高いBTXに効果的に変
換することにある。
更に本発明の目的はトルエンと上記の09+アルキル置
換芳香族炭化水素の混合物を水素化−脱アルキル化する
と共に、脱アルキル化された該アルキル基のうちメチル
基の一部をトルエンにトランスメチル化することによっ
て、バラ−キシレン製造業者にとってBTXの中でもよ
り価値の高いキシレン留分を効果的に回収する方法を提
供することにある。
更に本発明の他の目的は、水素化−説アルキル化条件に
おいて、ベンゼン環の水添反応9分解反応等の副反応が
少く、かつ、触媒のコーク生成量が少く経済的に安定し
たプロセスを提供することにある。
これらの上記の目的が達成されるならば、バラ−キシレ
ン製造プロセスにおいてはキシレン収率の向上、循環流
量の減少による燃料使用量の低下、副製品の価値向上な
どの点から、工業的に多大な利益を発生することは自明
のことである。
従来、この水素化−説アルキル化処理のための触媒組成
物及び/又は処理条件についているいろと提案されてい
る。例えば下記のものが挙げられる。
(υ Cy−Csアルキル芳香族炭化水素を590℃以
上の温度、Hz/HCモル比4以上でクロミア・アルミ
ナ触媒上で脱アルキル化反応を行わせる方法(英田特許
第959,609号明細書参照)。
(i)  アルキル芳香族炭化水素を含む留分を水素と
共に少量の硫黄の存在下で、540〜820℃の温度、
20〜68気圧の圧力の条件下でクロミア・アルミナ触
媒を用いて水素化脱アルキル化反応を行う方法(ベルギ
ー特許第618,928号明細書参照)。
(iii)沸点220°F以上の芳香族に富む原料を水
素の存在下、水素化脱水素成分と組合せた28M−5触
媒と500−1000°F、約100−600 psi
(1,WH8V O,5〜1.5. Hz /HCモル
比1−6の範囲の条件下で接触させて芳香族炭化水素を
製造する方法(米国特許第3.948,958号明細書
参照)。
(へ) C6より大きい分子量の芳香族炭化水素を水素
の存在下で550−1000’″F、約100〜200
0psio、 H2/ HCモル比o、s−i、o、 
wH8V 0.5〜200(7)範囲の条件下t’ZS
M−5触媒と接触させて通常の不均化あるいはアルキル
交換反応による重質芳香族炭化水素が実質的に生成しな
いC6−Cs芳香族炭化水素を製造する方法(米国特許
第3,945,913号明細書参照)。
これらの従来技術に記載されている触媒組成物を使用す
る水素化−説アルキル化法の欠点は、一般に、比較的高
い温度(450〜650℃)及び圧力(1〜3ONf/
Cl1G)で行われていることであり、更にベンゼン環
の縮合反応、ベンゼン環の水添反応及び分解反応等の副
反応が多く、触媒組成物自体の安定性が悪いことである
一方、同一の触媒上、水素化脱アルキルと同時にトラン
スアルキル化を高いレベルで工業的に実施しうるプロセ
スは未だ開発されていない。
そこで本発明者らは、前述した如き従来法における水素
化脱アルキル化方法の欠点を改良するために、成る特定
の脱アルキル化反応を生ぜしめ、かつ、ベンゼンリング
の水添1分解反応等の副反応の少ない方法についての研
究、及び上記の水素化脱アルキル化反応と同時にトラン
スアルキル反応とも高度に行い得る方法について研究を
進めたところ、特定の結晶性アルミノシリケートゼオラ
イトに、選択された金属および耐火性無機酸化物を成る
一定割合で、かつ定められた条件下で含有された触媒組
成物を用いて行う方法が上記の目的を意図的に実施しう
ろことを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、特定め結晶性アルミノシリケートゼオ
ライトに水素化/脱水素機能を有する金属、就中白金、
パラジウム、ロジウムおよびイリジウムよりなる群から
選ばれた少くとも一種の金属および耐火性無機酸化物を
含有させるに際し、アンモニウムイオン共存下に含有さ
せた触媒組成物を用いて行うことに特徴を有する。
従来特定の結晶性アルミノシリケートに前記の如き水素
化/脱水素機能を有する金属を含有する触媒組成物が、
アルキル芳香族炭化水素に対して著しい脱アルキル活性
を示すことは当業者にとって公知である。しかしながら
、前記金属がアルキル芳香族炭化水素のベンゼン環をも
水素化する機能を有し、更には結晶性アルミノシリケー
トの酸活性点とあいまって、環分解反応を起こし、目的
とする芳香族収率が著しく低下することもよく知られて
いる。このために前記金属の水素化/脱水素機能を弱め
る為に第2の金属成分を添加したり、反応条件を厳しく
制御する方法等が提案されているが、脱アルキル化活性
、芳香族収率の見地から未だ充分とは言えない。
しかるに本発明者らは、これらの問題点を解決するべく
鋭意検討した結果、上記の金属を結晶性アルミノシリケ
ートに含有させるに際し、アンモニウムイオンを共存さ
せることが、触媒組成物の水素化脱アルキル化活性を高
度に維持したままで、環水素化及び7分解活性を著しく
低下させることを見い出したものである。この効果が触
媒組成物の如何なる変化に基くものか定かではないが、
本発明者らは、共存するアンモニウムカチオンが上記の
金属の分散性9粒径に何らかの影響を与え、このことが
アルキル芳香族炭化水素に対する脱アルキル活性を維持
しつつも、ベンゼン環への水素化1分解活性を抑制して
いるものと推察している。更に、本発明の方法によると
特定の結晶性アルミノシリケートを用いることによって
、水素化−説アルキル化と共に、脱アルキル化された該
アルキル基の一部を原料中に含まれる特定のアルキル芳
香族炭化水素へ効率的にトランス・アルキル化すること
も可能となる。
かくして本発明によれば、 A、Si 02 /AJ1203  <モル比)が10
〜100の範囲であり且つX線格子面間隔が表−八に示
した特徴を有する結晶性アルミノシリケートゼオライト B、白金、パラジウム、Oジウムおよびイリジウムより
なる群から選ばれた少くとも一種の金属 および C0耐火性無機酸化物 より主としてなる触媒組成物であって、該触媒組成物は
、前記旧の金属の化合物を前記Aの結晶性アルミノシリ
ケートゼオライトにアンモニウムイオン存在下に含有さ
せることによって得られたものであり、該触媒組成物を
基準として前記Bの金属をo、ooi〜5重量%含有し
ており且つ前記Aの結晶性アルミノシリケートゼオライ
トを10〜90重量%含有している触媒組成物に気相で
水素の存在下アルキルベンゼン類を含有する炭化水素原
料を接触せしめることによる脱アルキル化方法が提供さ
れる。
かかる本発明の方法で用いられる触媒組成物の成分であ
る結晶性アルミノシリケートゼオライト(以下単に゛ゼ
オライト″と略称することがある)は、ZSM−5と同
様に高い5102/AUzO3(モル比)の組成を有す
るが、X線回折における格子面間隔においてZSM−5
とは明確に区別される。
以下本発明の方法で用いられる触媒組成物を形成してい
るゼオライトについてさらに詳しく説明する。前記の該
ゼオライトはゼオライト25M−5と同様に高いSt 
02 /AJ120g(モル比)を有しており、その割
合は10〜100の範囲、好ましくは15〜70の範囲
、より好ましくは20〜50の範囲にある。
また前記の該ゼオライトは下記表−八に示されたX線格
子面間隔の特徴を有しているが、本発明者らの解析によ
れば該ゼオライトのX線回折チャートをZSM−5のそ
れと詳細に比較検討すると、若干の相違が認められるこ
とがわかった。その1つの大きな相違点はZSM−5の
最強ピークを与えるX線格子面間隔d(入)は、米山特
許第3.702,886号明細書によれば、d(入)−
3,85< 20−23.14 >に認められるが、該
ゼオライトはその最強ピークが分校し、d(^) −3
,86および3.83 (2θ−23,05)において
認められるd(入) −3,00(2θ−29,76)
の1つのピークが、該ゼオライトでは同じd(入) −
3,00(2θ=29.75 )において分校した凹型
のピークとして観察されることである。この後者の凹型
ピークは該ゼオライトの全てに於いて認められるわけで
はないが、はとんどの場合認められる。次に該ゼオライ
トのX線格子面間隔d(入)とその相対強度を示す。
この相対強度(I/Io>はd(A)=3.86(2θ
=23.05 )の強度(Io)を100とした場合の
各ピークの相対的強度[I/Io(%)]を100〜6
0がVS(非常に強い)、60〜40がS(強い)、4
0〜20がM(中位)、20〜10がW(弱い)で表わ
したものである。
表−八 11.26       7.85         
 中  位10.118.75     弱い〜中位9
.83      9.00          弱 
 い9.129.70          弱  い7
.51      11.80          弱
  い6.78      13.05       
   弱  い6.05   14,65     弱
い〜中位5.74      15.45      
    弱  いs、ei       is、go 
         弱  い5.41      16
.40          弱  い5.00    
  17,75          弱  い4.65
      19.10          弱  い
4.39      20.25          
弱  い4.28   20.75     弱い〜中
位4.11   21.65     弱い〜中位4.
04      22.05          弱 
 い3.86   23.05     非常に強い3
.83   23.25     非常に強い3.75
     23.70          強  い3
.74     23.80          強 
 い3.66   24.30     中位〜強い3
.61      24.65          弱
  い3.50   25.45     弱い〜中位
3.46   25.75     弱い〜中位3.3
6      26.50          弱  
い         13.33   26.80  
   弱い〜中位    13.28     27.
20          弱  い        $
3.26      27.35          
弱  い         プ3.06   29,1
5     弱い〜中位    13.00   29
,75     弱い〜中位2.98   29.95
     弱い〜中位2.96      30.20
          弱  いさらに本発明の方法で用
いられる触媒1組成   ;物の成分である該ゼオライ
トに特徴的なd(入)= 3.86および3.83の2
つの゛非常に強い″(ピークは、一般にd(入”)= 
3.86  (2θ−23,05)のピークの強度(I
o)を100とした   −場合のd(入)= 3.8
2  (2θ−23,25)のビ   1−りの相対的
強度(I/Io)が少くとも70であり、好ましくは少
くとも75であり、より典型   −的には77〜80
の範囲内にあるという相関を有している。      
               (さらに、本発明の方
法で触媒組成物の成分と)て用いられる該ゼオライトの
好ましい態様はヒ学的活性においても特異な性質を示し
、例えf、活性、化された状態のゼオライトは後述する
臣義によって測定されるシクロヘキサン分解指り比が少
なくとも1.1、好ましくは少なくとも1.5、より好
適には1.7以上である。
本明細書において、前記「活性化された状態」=は、上
記の該ゼオライトの合成された直後にiまれるアルカリ
金属イオンの大部分が公知のり法に従って、水素イオン
で置換されているこヒを意味するものである。即ち、該
ゼオライト)アルミナに基くカチオン交換サイトの70
%以上、好ましくは90%以上が実質的に水素イオン?
占められることを意味し、これによって活性ヒ状態のゼ
オライト(かかる状態のゼオライト貯゛H型ゼオライト
”と呼ぶことがある)が得ジれる。
一般に、ゼオライトはその5iOz/AJlz)3 (
モル比)によってその活性、殊に酸性度は大略法った値
を有している。しかし本発明の方法で用いられる触媒組
成物の成分である該ゼオライトの1つの特徴は、それと
ほぼ同じ3i02 /A 1203  (モEL/比)
を有するZSM−5の活性と比較して高い値を示してい
る。つまり成る標準のZSM−5のシクロヘキサン分解
活性を1とした場合、それとほぼ同じ5102/A11
203モル比゛有する本発明に拘わる該ゼオライトのシ
クロヘキサン分解活性は、前述のとおり、シクロヘキサ
ン分解指数比で表わすと1.1以上、好ましくは1.5
以上である。
このことは、本発明の方法で用いられる触媒。
組成物の成分である該ゼオライトはZSM−5と比較し
てその細孔内における酸強度が大であることに起因して
いるものと本発明者らは推察している。なお、本発明に
拘わる該ゼオライトのシクロヘキサン分解指数比の上限
は一般に3、好ましくは2.5以下であることが望まし
い。
本発明の方法に用いられる触媒組成物は、(A)前記特
徴を有するゼオライト(A成分)、(B)白金(Pt)
、パラジウム(Pd)、ClラジウムRh )およびイ
リジウム(Ir)よりなる群から選ばれた少くとも一種
の金属(C成分)および(C)耐火性無機酸化物(C成
分)より主としてなり、前記Bの金属の化合物を前記へ
の結晶性アルミノシリケートゼオライトにアンモニウム
イオン存在下に含有させることによって得られたもので
あり、該組成物を基準にしてB成分の金属を0.001
〜5重量%含有しまたA成分ゼオライトを10〜90重
量%、好ましくは30〜70重量%含有しているもので
ある。かかる触媒組成物は前記A、BおよびC成分を前
記割合で含有していればよいが、その具体的で且つ好ま
しい調製法は後で詳細に説明するが、その前に前記ゼオ
ライトの合成法についても説明することにする。
■、ゼオライトの合成法 本発明において使用されるゼオライトは前記5tOz/
A旦203 (モル比)の割合を有し且つ前記X線格子
面間隔の特徴を有するものであればよく、その合成法の
種類には特に左右されない。その内好ましいゼオライト
は、前記シクロヘキサン分解指数比が少くとも1.1、
好ましくは少くとも1.5のものであり、一層好ましい
のは下記の如き方法で合成されたゼオライトであるが、
下記に示した合成法は一例であって、本発明において用
いられるゼオライトはそれらに限゛定されるわけではな
い。
方法A この方法Aは、本発明者らが先に見出し既に提案した方
法であって、下記にその詳細を説明する。
すなわちこの方法はSi 02 /Auz Os(モル
比)が20〜300の結晶性アルミノシリケートゼオラ
イトZSM−5を、該ゼオライトZSM−5の1g当り
 0.1〜1gのアルカリ金属水酸化物を含有する水溶
液中で、80〜250℃間の温度に加熱する方法である
。この方法は本発明者らが、昭和58年6月17日に出
願した明細書(発明の名称;「新規結晶性アルミノシリ
ケートゼオライト及びその製造法」)に具体的、且つ詳
細に説明されている。
この方法の原料であるZSM−5は、特公昭46−10
064号公報に記載された方法によって製造することが
出来、またモービル・オイル・コーポレーションに商業
的に製造されているのでそれを使用することも出来る。
この28M−5の5iOz/A皇203モル比は20〜
300の範囲のもの、好ましくは30〜200の範囲の
ものが方法Aのゼオライトを製造するために有利に使用
される。5iOz/Alz03モル比が20よりも低い
ZSM−5はそれ自体製造が極めて困難であるばかりで
なく、入手も容易でない。所がこの方法AによればSi
 02 /A11203モル比が20以上、好ましくは
30以上のZSM−5を原料として3i02/AuzO
aモル比が20以下のゼオライトを容易に製造すること
が可能であるばかりでなく、そのようなぜオライドが前
述した如き特異な活性を示すことは驚くべきことである
上記原料ゼオライトZSM−5の処理に用いられるアル
カリ金属酸化物としては、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム等が挙げられるが、中で
も特に水酸化ナトリウムが好適である。かかるアルカリ
金属水酸化物の使用量は、使用するZSM−51g当り
0.1g〜1gであり、好ましくは0.2g〜0.7g
の範囲、さらに好ましくは0.39〜0,5gの範囲と
することができる。
アルカリ金属水酸化物は一般に水溶液の形で原料ゼオラ
イトZSM−5粒子と接触せしめられる。この場合水の
量は限界的ではなく、用いるZSM−5及び/又はアル
カリ金属水酸化物の種類や量等に応じて広範に変えるこ
とができるが、通常、供給されたZSM−5の全量が水
溶液によって充分に浸漬されるに充分な量以上であれば
よい。アルカリ金属水酸化物の水溶液中における濃度も
限定的ではなく広範に変えうるが、一般には1〜10重
量%、好ましくは7重量%の範囲が適当である。
反応は80℃〜250℃、好ましくは100℃〜200
℃の範囲の温度に加熱することによって行なわれる。
反応は前記特性をもつゼオライトが実質的に生成するま
で行なうことができ、その生成の目安として、形成され
たゼオライト/原料セオライトZSM−5の重量比を用
いることができる。すなわち、反応は該重量比が10〜
80%の範囲、好ましくは20〜70%の範囲、ざらに
好ましくは30〜60%の範囲になるまでつづけること
ができる。
かくして得られるゼオライトは前記の特定を有し、化学
的組成は下記式で表わされる。
XM2 /no−Auz O8・ ysL 02・・・
・・・(I) [但し、式は無水の状態における酸化物の形で表わした
ものであり、Mは0価の一種または二種以上の陽イオン
、Xは0.5〜4、■は10〜200の値を示す] ここでMは、方法Aで製造された直後のゼオライトでは
アルカリ金属殊にナトリウムを表わすが、これは通常知
られたイオン交゛換法に従って、水素イオン、アンモニ
ウムイオン。
他の金属イオンなどの陽イオンに交換することができる
。もちろんナトリウムイオン以外の他の陽イオンに交換
したものであっても本質的に本発明の前記ゼオライトの
要件を具備しているものである。
また上記式(I)においてXはゼオライトに結合してい
るカチオンの量の指標であり、前記の該ゼオライトの場
合には0.5〜4、好ましくは0.9〜3の範囲内であ
ることができる。
この方法へによって得られたゼオライトは、前述した特
徴を有している他に、公知のせオライドZSM−5及び
その他の類似ゼオライトと比較して下記の特徴を有して
いる。その特徴の1つは、(シクロヘキサン/n−ヘキ
サン)吸着比が異常に大きいことである。この方法Aに
よるゼオライトは、前記吸着比が少なくとも0.7、好
ましくは少なくとも0.8、一層好ましくは0.9以上
の値を有している(シクロヘキサン/n−ヘキサン)。
吸着比は、後述する定義に従って測定される値であるが
、ZSM−5はその値がいずれも0.7よりも低い値で
あって、0.7以上のものは本発明者らが知る限り存在
しない。
この吸着比はn−へキサンに対するシクロヘキサンの吸
着割合を示す値であって、この値が高い程ゼオライト中
の細孔の径(大きさ)が大きいことを示す指標となる。
この方法Aによるゼオライトの吸着比の上限は一般に1
.3程度、典型的には1.2程度であり、このゼオライ
トは適度の細孔径をもっている。
次にこの方法Aによって得られたゼオライトの特徴を表
わす指標である「(シクロヘキサン/n−ヘキサン)吸
着比」及び「シクロヘキサン分解指数比」の定義及び測
定法について詳細に説明する。
この(シクロヘキサン/n−ヘキサン)吸着比は、ゼオ
ライトの単位重量当りに吸着されるn−ヘキサンの重量
に対するシクロヘキサンの重量比を表わし、ゼオライト
の細孔径を規定するパラメーターであり、この値が大き
くなるということは、シクロヘキサンのような分子断面
積の大きい分子が細孔内に拡散しやすくなることを表す
ゼオライト単位重量当りの吸着量は次 のように測定される。即ち、電気炉中で450℃にて8
時間焼成したペレット状のゼオライトを吸着装置のスプ
リング・バランスを用いて精秤する。次いで吸着管内を
真空にした後、60±2 M HQに達する迄シクロヘ
キサン又はn?−ヘキサンをガス状にて導入し、20±
1℃にて2時間保持する。ゼオライトに吸着したシクロ
ヘキサン又はn−ヘキサンの吸着量は吸着前後のスプリ
ング・バランスの長さの差から測定することができる。
シクロヘキサン分解指数比は、同一の シリカ/アルミナ(モル比)を有する活性化された状態
のH型ZSM−5に対して前記の方法Aで得られたH型
ゼオライトのシクロヘキサン分解指数の割合として定義
される。
シクロヘキサン分解指数は、50重量パーセントのγ−
アルミナを含む10〜20メツシユのペレット状に成型
したゼオライトを電気炉中で450℃にて8時間焼成し
た後、その一定重量を固定床反応器に充填し、350℃
、−気圧の条件下で(重量単位時間空間速度WH8V−
2HR−1(全重量基準)のシクロヘキサン及び水素/
シクロヘキサン= 2/1  (モル比)の水素を供給
することによって測定される。この時のシクロヘキサン
の転化量 (フィード100重量当り)をシクロヘキサン分解指数
という。尚、WH8Vは次式 により計算される値である。
友?fB この方法Bもまた本発明者らが先に見出し既に提案した
方法であり、その出願は昭和58年7月5日に、「結晶
性アルミノシリケートゼオライトの製造方法および新規
結晶性アルミノシリケートゼオライト」という発明の名
称で出願された。その内容はその出願明細書に具体的且
つ詳細に説明されているが以下にその要旨を説明する。
この方法Bは、シリカ源、アル、ミナ源並びにゼオライ
トZSM−5及び下記に示す特性をもつゼオライトから
選ばれるゼオライトを該ゼオライト1g当り1〜200
ミリモルのアルカリ金属水酸化物を含む水溶液中にて、
結晶性アルミノシリケートゼオライトが生成するような
温度、圧力及び時間条件下に維持することを特徴とする
、下記特性をもつ;(ω シリカ/アルミナのモル比が
10〜100の範囲にあり、 (b)X線格子面間隔dが明細書の表−八に示したとお
りであり、且つ、 (C)  n−ヘキサンの化成着量が少なくとも0.0
7979である、 結晶性アルミノシリケートゼオライトの製造方法である
この方aBは、従来のZSM−5の製造におけるように
有機アミン類を実質的に使用することなく、換言すれば
かかる有機アミンに由来する有機カチオンが実質的に存
在しない条件下に、ZSM−5又は方法Bによって予め
製造されたゼオライトの存在下に、ゼオライトの製造を
行なうことに本質的特徴を有する。
この方法Bは、原料として通常ゼオライトの合成に使用
されるシリカ源、アルミナ源及びアルカリ金属水酸化物
の水溶液とゼオライトZSM−5及び方法Bで製造され
るゼオライトから選ばれる出発ゼオライトを使用するの
みで、原料として使用した出発ゼオライトに対して数倍
、好適条件下では拾数倍に相当する極めて高い収率でゼ
オライトを合成することができる。
この方法Bにおいて、シリカ源としては、ゼオライト製
造に通常に使用されるものがいづれも使用可能であり、
例えばシリカ粉末。
コロイド状シリカ、水溶性ケイ素化合物、ケイ酸などが
挙げられる。これらの具体例を詳しく説明すると、シリ
カ粉末としては、エーロジルシリカ、発煙シリカ、シリ
カゲルの如きアルカリ金属ケイ酸塩から沈降法により製
造された沈降シリカが好適であり、コロイド状シリカと
しては種々の粒子径のもの、例えば10〜50ミクロン
の粒子径のものが有利に利用できる。また、水溶性ケイ
素化合物としては、アルカリ金属オキシド1モルに対し
て5iO21〜5モル、特に2〜4モルを含有するアル
カリ金属ケイ酸塩例えば水ガラス。
ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなどが挙げられる。
シリカ源としては就中、コロイド状シリカまたは水ガラ
スが好ましい。
一方、アルミナ源としては、一般にゼオライトの製造に
使用されているものは、いずれも使用可能であり、例え
ば、アルミナ、アルミニウムの鉱酸塩、アルミン酸塩な
どが挙げられ、具体的には、コロイド状アルミナ、プソ
イドベーマイト、ベーマイト、γ−アルミナ、α−アル
ミナ、β−アルミナ・三水和物の如き水和されたもしく
は水和されうる状態のアルミナ:塩化アルミニウム、硝
酸アルミニウム、硫酸アルミニウム;アルミン酸ナトリ
ウム、アルミン酸カリウムなどが例示されるが、この中
でアルミン酸ナトリウムまたはアルミニウムの鉱酸塩が
好適である。
また、シリカ及びアルミナ共通の供給源としてアルミノ
ケイ酸塩化合物、例えば天然に産出される長石類、カオ
リン、酸性白土、ベントナイト、モンモリロナイト等を
使用することも可能であり、これらアルミノケイ酸塩を
前述したシリカ源の一部または全部と交換してもよい。
本発明の原料混合物におけるシリカ源の量は5102に
換算して一般に、原料とする出発ゼオライトは1g当り
0.1〜200ミリモルの範囲、好ましくは1〜100
ミリモルの範囲、さらに好ましくは5〜80ミリモルの
範囲内とすることが有利であり、またアルミナ源の量は
AlI303に換算して一般に出発ゼオライト1g当り
 0.01〜20ミリモル、好ましくは0.1〜10ミ
リモル、さらに好ましくは0.5〜5ミリモルの範囲内
となるようにすることが好ましい。かつ、このシリカ源
とアルミナ源の混合比は限定的ではないが、一般には、
それぞれS!Oz及びAρ203に換算してS i 0
2 /A 4120s モル比カ1〜2ooノ範囲、好
ましくは5〜100の範囲内となるようにすることが好
ましい。このモル比が1よりも少ないと目的とするゼオ
ライトは得られず、また200を越えると変性の割合が
低くなる。
アルカリ金属水酸化物としては特に水酸化ナトリウム及
び水酸化カリウムが好適であり、これらはそれぞれ単独
で用いることができ、或いは組合わせて用いてもよい。
かかるアルカリ金属水酸化物は、出発ゼオライト1g当
り1〜200ミリモル、好ましくは5〜100ミリモル
、さらに好ましくは10〜80ミリモルの範囲の量で使
用される。また、前記シリカ源及びアルミナ源に対して
アルカリ金属水酸化物は、アルカリ金属水酸化物/(S
i 02 +AAl2S3モル比に換算して、一般ニ0
.1〜10、好マシクハo、2〜5、サラに好ましくは
0.3〜1の範囲内の量で使用される。
上記アルカリ金属水酸化物は通常水溶液の形で使用され
、その際の水溶液中におけるアルカリ金属水酸化物の濃
度は一般に、反応系中の水の全量を基準にして水1モル
当り1〜100ミリモル、好ましくは5〜50ミリモル
、さらに好ましくは10〜40ミリモルとするのが好都
合である。
さらに、この方法Bにおいて、生成ゼオライトの結晶母
体となりうる出発ZSM−5は公知のものであり、アル
カリ金属カチオンと共に成る特定の有機カチオンを組み
合わせ、シリカ源、アルミナ源と共にアルカリ水溶液中
において水熱合成条件下で合成されるところの公知の方
法に従って得ることができる(例えば、特公昭46−1
0064号公報参照)。
この公知の方法で合成したゼオライトzSM−5は通常
十分水洗した後、例えば300〜700℃、好ましくは
400〜600℃の範囲の温度で焼成することによって
有機カチオンが除去される。しかしながら、方法Bで使
用するZSM−5にはかかる有機カチオンを焼却したも
のであっても或いは残留したものであっても差支えない
また、原料混合物であるZSM−5ゼオライトは、前記
の焼成装置の後に公知の方法に従って、ゼオライト中に
元々存在するイオンの一部または全部を他のカチオン例
えばリチウム、銀、アンモニウムなどの一価力チオン;
マグネシウム、バリウムなどの二価のアルカリ土類カチ
オン:コバルト、ニッケル、白金。
パラジウム等の第■族金属カチオン:稀土類金属の如き
■価のカチオンによってイオン交換したものであっても
良い。
ざらにこの方法Bでは、上記28M−5ゼオライトの代
わりに、この方法Bで得られたゼオライトを出発ゼオラ
イトとして用いても同様の目的を達成することもできる
。かかるゼオライトの形態は、それが合成直後のスラリ
ー状であっても良く、濾液と分離し、轄燥。
焼成過程を経たものであっても良い。さらに該ゼオライ
トが前記28M−5ゼオライトと同様に、前記金属カチ
オンとイオン交換したものであってもさしつかえない。
方法Bにおいては、前記した如き、シリカ源、アルミナ
源、アルカリ金属水酸化物、ゼオライトおよび水を前述
した如き割合となるような原料混合物を結晶性ゼオライ
トが生成するのに充分な濃度、圧力及び時間条件下に維
持することによりゼオライトの合成が行われる。
上記のゼオライト合成反応の温度は限定的ではないが、
従来のZSM−5製造の際の温度条件と本質的に同じ範
囲とすることができ、通常90℃以上、好ましくは10
0〜250℃、さらに好ましくは120〜200℃の範
囲の温度が有利に用いられる。
更にこの方法Bを用いるならば、従来の方法よりも著し
く反応速度が促進されている結果、反応時間は通常30
分〜7日、好ましくは1時m〜2日、特に好ましくは2
時I11〜1日は充分である。圧力はオートクレーブ中
での自生圧乃至それ以上の加圧が適用され、自生圧下に
行うのが一般的で、窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下
で行っても良い。
この方法に従いゼオライトを合成するにあっては、前述
した原料成分の全てを混合物として反応釜に仕込み前記
の条件下で反応を行うバッチ方法を用いることができる
。或いは、アルカリ金属水酸化物の水溶液及び出発せオ
ライドを予め仕込んだ反応釜にスラリー状のシリカ源、
アルミナ源を連続的に送給しつつ段階的に反応を行わせ
しめる連続方法を用いても良い。
さらに、前記方法で得られた生成物の一部。
を取り出し、これに新たにアルカリ金属水酸化物の水溶
液、シリカ源及びアルミナ源をバッチ式で或いは連続的
に供給して反応を行わせることもできる。
ゼオライトの形成反応は、所望の温度に原料混合物を加
熱し、要すれば攪拌下にゼオライトが形成される迄継続
される。
かくして結晶が形成された後、反応混合物を室温まで冷
却し、例えばイオン伝導度が50μ0/as以下となる
迄水洗し、結晶を分別する。さらに要すれば、結晶は乾
燥する為に、常圧或いは減圧下で50℃以上で5〜24
時間保持される。
かくして上記方法Bによるならば、原料として通常、ゼ
オライトの合成に使用されるシリカ源、アルミナ源及び
アルカリ金属水溶液の他にゼオライトZSM−5或いは
、方法Bで得られるゼオライトを使用するのみで原料と
して使用したゼオライトに対して、バッチ式では数倍、
好適条件下では拾数倍に相当する量のゼオライトを合成
することができ、連続式では百倍以上のせオライド合成
も可能である。
かくして得られたゼオライトは、陽イオンがアルカリ金
属イオンを含有するものであり、それ自体公知の方法、
例えばこれに塩化アンモニウム水溶液を作用されてイオ
ン交換しカチオンサイトをアンモニウムイオンで置換す
ることもでき、これをさらに焼成すればアンモニウムイ
オンを活性化された状態である水素イオンに変えること
ができる。
更に、得られたゼオライトのアルカリ金属イオンの一部
又は全部を他のカチオンと交換することもできる。イオ
ン交換し得るカチオンとしては、例えばリチウム、カリ
ウム、銀などの一価金属カチオン;マグネシウム、カル
シウム、バリウムなどのアルカリ土類金属カチオン:マ
ンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛などの二価
遷移金属カチオン:ロジウム、パラジウム、白金などの
貴金属を含むカチオン;ランタン、セリウムなどの稀土
類金属カチオンなどが含まれる。
前記の種々のカチオンと交換する場合には、公知の方法
に従って行えば良く、ゼオライトを所望するカチオンを
含有する水溶液を含む水溶性もしくは非水溶性の触媒と
接触処理すれば良い。かかる接触処理は、バッチまたは
連続式のいずれの方式によっても達成できる。
かくして得られたゼオライトは100〜600℃、好ま
しくは300〜500℃の温度で、5〜40時間、好ま
しくは8〜24時間焼成してもよく、この焼成したもの
も本発明のゼオライトとして使用される。
この方法Bによって得られたゼオライトは、前記した特
徴を有している他に、公知のせオライドZSM−5及び
その他の類似ゼオライトと比較して下記の如き特徴を有
している。
その特徴の1つは、n−ヘキサンの化成着量が少な(と
も0.07g/gであるという極めて高い値を有するこ
とである。
このn−ヘキサンの化成着量は下記の定義に従って測定
された値である。n−ヘキサンの化成着量はゼオライト
の細孔容積に関連する要因であり、この値が大きいこと
は、ゼオライトのチャンネル(Channels )の
細孔容積が大きいことを意味する。しかしn−ヘキサン
の化成着量には自ずと上限があり、この方法Bにより製
造されるゼオライトのn−ヘキサンの化成着量の上限は
一般に0.1g/g程度、典型的には0.08g/9程
度であり、好適には0.07〜0.099/9の範囲の
n−ヘキサン比吸着量を有している。
前記方法臼により製造されるゼオライトのさらにもう1
つの特性として(2−メチルペンタン/シクロヘキサン
)吸着比を挙げることができる。この吸着比は後述する
方法で測定される値であるが、このゼオライトは一般に
1.1〜1.6、好ましくは1.2〜1.5、さらに好
ましくは1.25〜1.45の範囲の(2−メチルペン
タン/シクロヘキサン)吸着比を持つことができる。
この(2−メチルペンタン/シクロヘキサン)吸着比は
、ゼオライトのチャンネルの細孔径に関、連する要因で
あり、この値が大きいことはシクロヘキサン分子の如き
その断面の大きな分子はそのゼオライトのチャンネルに
入り難く、一方シクロヘキサンよりその断面が小さい2
−メチルペンタン分子がそのチャンネルに入り易いこと
を意味する。
従って、吸着比が上記範囲のチャンネルの細孔径を有す
るゼオライトを触媒として使用する場合には特異な形状
選択性を発揮するため工業的には価値の高い新規な触媒
となる。
次に方法Bのゼオライトの特徴を表わす指標である「n
−ヘキサンの比吸着量」及び「(2−メチルペンタン/
シクロヘキサン)吸着比」の定義及び測定法について詳
細に説明する。
(1)n−へキサンの比吸着量 この指数は、下記の一定条件下においてゼオライト1g
重最に吸着されるn−ヘキサンの重量として定義され次
のように測定される。即ち電気マツフル炉中で450℃
、8時間焼成したペレット状ゼオライトを吸着装置のス
プリング・バランスを用いて精秤する。次いで吸着管内
を1時間排気(OamH,Q ) L/た後、吸着管内
が50±1 s H(Jに達するまでn−ヘキサンをガ
ス状にて導入し、室温(20±1℃)にて2時間保持す
る。吸着したn−ヘキサンの重量は吸着前後のスプリン
グ・バランスの長さの差から算出することができる。
0i)(2−メチルペンタン/シクロヘキサン)吸着比 この指数は、一定条件の条件下においてゼオライト1g
当りに吸着されるシクロヘキサンの重量に対する2−メ
チルペンタンの重量比で表わされる。各成分の吸着量の
測定方法は上記(+)項と全く同じである。
なお前記方法Bにより得られたゼオライトの化学的組成
は、前記方法Aのゼオライトのそれとほぼ同じであるの
でここでは説明を省略する。
方法C 特開昭56−17926号公報記載の方法により得られ
たゼオライト。
方法り 特開昭56−123815号公報記載の方法により得ら
れたゼオライト。
方法E 特開昭51−67299号公報記載のゼオライト。
これらの方法C〜六方法のゼオライトは、本発明の方法
で用いられる触媒成分のゼオライトにおいて特定した特
徴を有しているが、他に(シクロヘキサン/n−ヘキサ
ン)吸着比が0.7より小さく、一般には0.4〜0.
7である点が特徴の1つである。さらに他の特徴はn−
ヘキサンの比吸着量が、0.03〜0.06g/gの比
較的小さい値を有していることである。
前記したゼオライトの合成法の具体例のうち、方法Aお
よび方法Bによって得られたゼオライトを使用すると、
本発明の目的とする脱アルキル化活性が一層高く、かつ
並行的にトランスアルキル化を起すことができるので好
ましい。
■、触媒組成物の調製 前記ゼオライト(A成分)、前記金属(B成分)および
耐火性無機酸化物(C成分)から主としてなる触媒を調
製するには、通常知られた種々の調製法を採用すること
ができるが、本発明の方法において用いられる該触媒組
成物は、就中前記金属(B成分)を、アンモニウムイオ
ン存在下に前記ゼオライト(A成分)に含有させること
によって得られたものである。
該触媒組成物の調製段階に必須であるアンモニウムイオ
ンの供給は、合成後のゼオライトのカチオンサイトを占
有しているカチオン(通常はアルカリ金属もしくはアル
カリ土類金属イオン)を公知の方法に従ってアンモニウ
ムイオンを含む化合物で水溶液中処理して、充分水洗し
た後、該ゼオライト中に含まれるアンモニウムイオンに
よって行われるか、もしくは前記金属(B成分)を前記
ゼオライト(A成分)に含有させるに際し、任意のアン
モニウム化合物を新たに追加することによって達成され
る。更に、前記双方の組合せであってももちろんさしつ
かえない。
本発明の方法に於いて用いられる該触媒組成物を調製す
るに際し必要なアンモニウムカチオンの1は、含有させ
る前記金属(B成分)の量。
種類、もしくは前記ゼオライト(A成分)のシリカ/ア
ルミナ比に基くカチオン・サイトの数に応じる為に必ず
しも限定的では無いが、通常、アンモニウムカチオン/
金属をモル比換算で表して、好ましくは0.01〜10
0、更に好ましくは0.05〜50の範囲のアンモニウ
ムカチオンが用いられる。更に、アンモニウム化合物と
しては、可溶性溶媒(例えば、水、アルコール、ケトン
等)に可溶なものであれば、無機化合物。
有機化合物の何れであっても構わないが、通常、硝酸ア
ンモニウム、塩化アンモニウム、酢酸アンモニウム、水
酸化アンモニウム等の水に可溶な塩が好ましく用いられ
る。
B成分の金属化合物をA成分のゼオライトを含む組成物
に含有する方法は、大別して含浸法とイオン交換法に分
類される。
含浸法の場合、塩化白金酸、塩化パラジウムの如きB成
分の塩化物や硝酸塩を可溶性溶媒(例えば水、アルコー
ル、ケトンなど)に溶解し、この溶液をゼオライトを含
む組成物に含浸せしめ、次いで溶媒を蒸発除去する方法
であり、またイオン交換法の場合、イオン交換能を有す
るB成分の金属の化合物(例えば金属アミン錯体)の水
溶液中にゼオライトを含む組成物を浸漬し次いで濾過し
、洗浄する方法である。
又、B成分の金属の好ましい含有量は金属の種類によっ
て若干相異するが、触媒組成物当り金属の重量として白
金(Pt )の場合0.001〜3%、パラジウム(P
d)、ロジウム(Rh )及びイリジウム(Ir)の場
合0.01〜5%の範囲が適当である。好ましい金属は
白金(Pt )であり、その好適な量は0.002〜2
.0%、更に好適にはo、oos〜1.0%の範囲が適
当である。
更に、C成分の耐火性無機酸化物としては、一般にゼオ
ライトの成型に結合剤として使用されているものを用い
ることができ、それは天然のものであってもよくまた合
成のものであってもよい。例えばシリカ、アルミナ、シ
リカ−アルミナ、シリカマグネシア、カオリンなどが用
いられるが、とりわけアルミナが好ましい。
本発明の方法で用いられる触媒組成物の調製法は、通常
知られた下記の方法を採用することができる。即ち、 (1′)ゼオライト(A成分)を金属(B成分)で変性
し、次いでこれを耐火性無機酸化物(C成分)と混合し
成形する方法: (○)ゼオライト(A成分)と耐火性無機酸化物(C成
分)を混合し、得られた混合物を金属(B)成分で変性
する方法; (ハ)耐火性無機酸化物(C成分)を金属(B成分)で
変性し、次いでこれとゼオライト(A成分)と混合し成
型する方法; (ニ)  ゼオライト(A成分)を金属(B成分)で変
性し、一方耐火性無機酸化物(C成分)を金属(日成分
)で変性し、両度性物を混合して成形する方法; 等が挙げられるが、金属(B成分)で変性する段階にお
いて、前記の方法によってアンモニウムカチオンが共存
しているならば何れの方法であってもさしつかえは無い
。(イ)もしくは(C1)の方法で調製された触媒組成
物が本発明にあっては好ましく用いられる。
調製した触媒組成物は必要に応じて成形した後、例えば
200〜600℃、好ましくは250〜550℃の温度
で、酸素(02)、窒素(N2)、ヘリウム(He )
などのガス雰囲気下で1〜5時間焼成される。
以上説明した調製法は、好ましい例を挙げたに過ぎない
ものであって、これら調製法の改良、或いは組合せであ
っても本発明の要件を満足する限り、触媒組成物として
使用できることは云うまでもない。
II製された触媒組成物は、粉末状で使用することも出
来、また成形物として例えばペレット状、タブレット状
として使用することができる。
反応に供する前に還元雰囲気下(例えば水素只有ガス雰
囲気下)で例えば200〜600℃、好ましくは250
〜550℃の温度で還元熱処理することが好ましい。こ
の還元熱処理は、触媒を反応器中に充填する前に行って
もよく、また後に行ってもよい。
′ ■、脱アルキル化反応 前述の如くして得られた触媒組成物を用いる本発明の方
法は、アルキルベンゼンの脱アルキル化活性が橿めて高
く、またその活性は種々の特徴を有している。
その1つの大きな特徴は、本発明の方法に従うと、後述
する反応条件下ではベンゼン核の核水添反応及び分解反
応が従来技術に比べはるかに起りにく(その結果、芳香
族収率が高いということである。
更に他の1つは、脱アルキル化反応に供する炭化水素原
料中に、ベンゼン核に結合したメチル基及び炭素数2以
上のアルキル基が共存すると、該メチル基は脱メチル化
を受けにくく、炭素数2以上のアルキル基が優先的に脱
アルキルされるという反応を行うことが出来ることであ
る。従って、例えばエチル基、ブOビル基、ブチル基な
どのアルキル基とメチル基とを別々に或いは同様にベン
ゼン核に含有するアルキルベンゼンもしくはアルキルベ
ンゼン混合物を原料として使用するとエチル基、ビOビ
ル基、ブチル基が比較的高い選択率で脱アルキル化され
た対応するベンゼン類を高い転化率で収率よく得ること
ができる。
他の1つの特徴は、ベンゼン核に3個以上のメチル基を
含有するポリメチルベンゼンに対する脱メチル化能を有
していることである。すなわち、例えば1,2.4− 
トリメチルベンゼン。
1.3.5− トリメチルベンゼン、  1,2,4.
5−テトラメチルベンゼンなどポリメチルベンゼンを本
発明の脱アルキル化反応に供すると、メチル基の1個、
成る場合には2個脱離した、工業的に最も価値のあるキ
シレン類に変換することが出来る。殊に、例えば1,3
.5−トリメチルベンゼン、  1,2,4.5−テト
ラメチルベンゼンの如きバルキー構造のポリメチルベン
ゼンの場合にも従来技術よりも有利に脱メチル化が起り
、キシレン類を得ることが出来る。
他の一つの特徴は、前記の脱アルキル化反応と同時に、
脱アルキル反応から生成したアルキル基の一部分を効率
良く他のアルキル芳香族炭化水素のトランスアルキル化
することができるということにある。即ち、より具体的
には、ベンゼン核に結合した炭素数2ヶ以上のアルキル
基を少くとも1ケ有するアルキル芳香族炭化水素、及び
ポリメチルベンゼン及びモノメチルベンゼンもしくはベ
ンゼンを含む原料を該触媒組成物に供給することにおい
て、炭素数2ヶ以上のアルキル基が選択的に脱アルキル
化されて該アルキル基は対応するアルカンへ転化すると
共に、ポリメチルベンゼンから脱アルキルされたメチル
基の一部は、モノメチルベンゼンもしくはベンゼンにト
ランスアルキル化されることが可能である。
本発明は上記触媒組成物の特徴を利用して、種々の工業
的に実用性のある脱アルキル化反応を行うことが可能と
なる。
本発明の方法において脱アルキルの出発原料として使用
される炭化水素原料は、ベンゼン核に結合した炭素原子
数2個以上のアルキル基を少なくとも1個含有するアル
キルベンゼン類を少なくとも1種含有するものであるこ
とができる。かかる炭化水素原料は該アルキルベンゼン
類の1種のみからなることができ、又は該アルキルベン
ゼン類の2種もしくはそれ以上の混合物から成ることも
でき、ざらに或いは、これらアルキルベンゼン類の少な
くとも1種とそれ以外のアルキルベンゼン及び/又は脂
肪族及び/又は脂環式炭化水素との混合物から成ること
もできる。
上記アルキルベンゼン類は、置換基として炭素原子数2
個以上、好ましくは2〜4個の低級の直鎖状又は分岐鎖
状のアルキル基のみを有することができ、或いは場合に
よりかかるアルキル基に加えてベンゼン核に結合したメ
チル基をさらに有することもできる。かかる炭素数2以
上のアルキル置換基の例には、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、  5ec−
ブチル、 tert−ブチル基等が包含され、中でも本
発明の方法はエチル基を置換基として含有する炭化水素
に対して特に有利に適用することができる。該炭素数2
個以上のアルキル置換基の数は特に制約はないが一般に
1〜3個、好ましくは1または2個である。また、存在
していてもよいメチル置換基の数もまた特に制限はない
が、存在する場合には一般に1〜5個、特に1〜4個と
することができる。
しかして、本発明の方法が有利に適用できるアルキルベ
ンゼン類としては、例えばエチルベンゼン、エチルトル
エン、ジエチルベンゼン。
エチルキシレン、n−プロピルベンゼン、クメン及びシ
メン等が挙げられる。
また前述したように、本発明の方法は、例えば1,2.
−4−トリメチルベンゼン、  1,3.5− トリメ
チルベンゼン、  1,2,4.5−テトラメチルベン
ゼンの如きメチル基を3個以上有するポリメチルベンゼ
ンを用いた場合には、これらのメチル基の一部が脱メチ
ルを起し、有用なキシレン類となる。従ってかようなポ
リメチルベンゼンを含有する炭化水素を原料として使用
することもできる。
更に本発明の方法は、例えば、前記のトリメチルベンゼ
ン類、テトラメチルベンゼン類の如きメチル基を3ヶ以
上有するポリメチルベンゼン類に加えて、ベンゼン及び
/もしくはトルエンを含有する原料を用いた場合には、
ポリメチルベンゼンは脱メチル化を起し、有用なキシレ
ン類へと転化すると共に、咳脱メチル化により生じたメ
チル基は、ベンゼン及び/もしくはトルエンにトランス
アルキル化することによって有用なトルエン及び/もし
くはキシレン類へ転化することができる。かかる原料に
加えて、前記の如きベンゼン核に結合した炭素原子数2
ヶ以上のアルキル基を少くとも一ヶ含有するアルキルベ
ンゼン類が包含されている場合においても、夫々の反応
を前記の反応方法に於いて独立的に行うことが可能であ
る。
前記本発明の触媒組成物の特徴から、脱アルキル化は炭
素数2以上のアルキル基を少くとも1個含有するアルキ
ルベンゼン、メチル基を3個以上含有するアルキルベン
ゼン或いはこれら2種のアルキルベンゼンの混合物を含
有する炭化水素を原料として使用すると有利であり、一
般的に総炭素数が9以上11以下のアルキルベンゼン類
を含有する炭化水素を用いることが一層望ましい。更に
又、前記の炭化水素原料に加えて、ベンゼン及び/もし
くはトルエンを包含する原料も有利に使用される。
また本発明方法の脱アルキル化は、下記に説明するキシ
レンの異性化工程における副反応生成物の重質留分、所
謂ヘビーエンドに対して施すことが工業的に極めて有利
である。何となれば、このヘビーエンド中には、エチル
トルエン。
ジエチルベンゼン、エチルキシレン、トリメチルベンゼ
ン、テトラメチルベンゼンなどの炭素数9〜11のアル
キルベンゼンが比較的高い濃度で含まれており、この留
分は利用価値の少ないものであり、この留分に対して本
発明の脱アルキル化方法を行なうことにより、容易に有
用な成分に変換することができるからである。
すなわち、ベンゼン、トルエン、キシレンは工業的に接
触改質油、熱分解ガソリンなどの原料油から芳香族炭化
水素成分を溶、媒抽出などにより分離した後、その抽出
液から蒸留分離することにより得られている。−万有用
なベンゼン。
トルエン、キシレンを分離した後に釜残に残る主として
炭素数9以上の芳香族炭化水素を含む高沸点残渣分はそ
のままでは利用価値が低く、従来その大部分は燃料とし
て使用されているに過ぎない。
他方、キシレンの3種の異性体及び場合によりエチルベ
ンゼンを含む炭素原子数8個の留分く以下、C8留分と
呼ぶことがある)から、工業的に最も価値の大きなp−
キシレンをできるだけ多量に回収するため、従来からC
8留分を異性化触媒の存在下に処理することが行なわれ
ており、工業的には、C8留分を異性化反応に供する工
程、得られる異性化反応混合物からキシレン異性体を分
離する工程、及び分離後の残余成分を異性化反応工程に
再循環する工程を適宜組合わせて実施されている。この
際の異性化反応工程では、主反応であるキシレン類の異
性化の他に、キシレン類の不均化、エチルベンゼン類の
不均化、キシレン類とエチルベンゼンのトランス−アル
キル化がおこり、この副反応の結果、エチルトルエン類
、トリメチルベンゼン類、エチルキシレン類、ジエチル
ベンゼン類等の炭素原子数9個以上(Cs ” )のア
ルキルベンゼン混合物、つまりヘビーエンドを発生する
このヘビーエンドを本発明の脱アルキル化反応に施すこ
とによって、より工業的価値の高いベンゼン、トルエン
、キシレン、に効異的に変換することができ、パラ−キ
シレン製造プロセスにおいては、キシレン収率の向上1
、循環流量の減少に伴う燃料消費量の低下、副製品の価
値向上などの工業的に多大のメリットが発生する。
しかして、本発明の方法に供される炭化水素原料は、前
記アルキルベンゼン、殊に炭素数9以上のアルキルベン
ゼンを少くとも20重量%、好ましくは30重量%以上
、さらに好ましくは40重量%以上の濃度で含有するこ
とができる。また、該炭化水素原料は、炭素数9以上の
アルキルベンゼン中の炭素数2以上のアルキル基を有す
る前記の如きアルキルベンゼンの割合が少くとも60重
量%、好ましくは70重量%以上、特に好ましくは80
重量%以上を占めることが望ましい。
更に又、本発明の方法に供される炭化水素原料は炭素数
9以上のアルキルベンゼンを前記の割合で含有すること
に加えて、ベンゼン及び/もしくはトルエン、好ましく
はトルエンを30重量%以上、好ましくは40重量%以
上の濃度で含有することもできる。
又、該炭化水素原料は、炭素数92以上のアルキルベン
ゼン及びベンゼン及び/もしくはトルエンの割合が70
重量%以上、好ましくは80重量%以上を占めることが
望ましい。
本発明の脱アルキル化を実施するに当っては、250〜
500℃、好ましくは300〜450℃、特に好ましく
は320〜430℃の範囲の温度で行うのが有利である
。この範囲より低い温度では、脱アルキル化反応が起り
にくくなりまたベンゼン環の水添反応がより起るように
なるので好ましくなく、一方前記範囲よりも高い温度で
は環分解反応が促進され脱アルキル化の選択性が低下し
、また触媒活性の経時劣化が著しくなるので不適当であ
る。
反応圧力は常圧〜300 psto、好ましくは常圧〜
200 psig、特に好ましくは常圧〜100 ps
igの範囲であるのが有利である。反応圧が過度に高い
と脱アルキル反応の選択性が低下し、又、核水添及び分
解反応が生起するため好ましくない。
本発明方法に従って炭化水素原料を脱アルキル化する場
合、該炭化水素原料の供給割合は、用いる炭化水素原料
及び/又は触媒の種類等に応じて広範に変えうるが、一
般に0.2〜50、好ましくは0.5〜40、さらに好
ましくは1〜20の範囲内の重量単位時間空間速度で供
給するのが有利である。
本明細書において「重量単位時間空間速度」は下記式 単位時間当りの炭化水素原料の供給重量触  媒  の
  重  量 により算出される値であり、ここで「触媒の重量」は該
触媒のベースとなる結晶性アルミノシリケートゼオライ
トの重量を意味する。
また、本発明の脱アルキル化は水素の存在下で実施され
る。その際の水素の供給割合は用いる炭化水素原料及び
/又は触媒の種類等に応じて広範に変えることができる
が、水素/炭化水素原料のモル比で表わして、一般に0
.5〜10、好ましくは1〜8の範囲内になるような割
合で供給するのが適当である。
以上述べた本発明の方法によれば、従来の同様の技術に
比べて以下に述べる如き、種々の優れた利点を達成する
ことができ、工業上貢献する所極めて大である。
以下、本発明の脱アルキル化法の利点を示すと下記の如
くである。
(1)  本発明においては、高転化率でアルキル芳香
族炭化水素原料、就中、p−キシレン製造プロセスに於
いて副生ずるが如き炭素数9ヶ以上の該原料を反応させ
ても、ベンゼン核の水素化によるナフテン類の生成中、
ベンゼン環の水酸化/分解反応が極めて少い為に、芳香
族収率の優れた生成物を得ることができる。
(2)  L、かも本発明によれば、該アルキル芳香族
炭化水素原料中にベンゼン核に結合したメチル基及び炭
素数2ヶ以上のアルキル基が共存すると、該メチル基は
、脱メチル化を受けにくく、炭素数2以上のアルキル基
が優先的に脱アルキルされる。
(3)  また1、2.4− トリメチルベンゼン、 
 1,3.5−トリメチルベンゼン、テトラメチルベン
ゼンの如きメチル基を3個以上有するポリメチルベンゼ
ンは本発明方法によりメチル基の1個又は2個が脱離し
、キシレン類に効果的に変換される。
(4)更に、前記のメチル基を3ヶ以上有するポリメチ
ルベンゼン類に加えて、ベンゼン及び/もしくはトルエ
ンを含有する原料は本発明の方法によりポリメチルベン
ゼンが脱メチル化を起こし、有用なキシレン類へ転化す
ると共に、該脱メチル化により生じたメチル基はベンゼ
ン、及び/もしくはトルエンにトランス・アルキル化す
ることによって有用なトルエン、及び/もしくはキシレ
ン類へ転換することができる。しかも、かかる原料に加
えて前記の如きベンゼン核に結合した炭素数2ヶ以上の
アルキル基を少くとも一ヶ含有するアルキルベンゼン類
が包含されている場合に於いても、夫々の反応を前記の
反応方法に於いて独立して行うことができる。
(5)従って、本発明の方法によれば、例えばキシレン
の異性化工程から排出されるそのままでは殆んど工業的
に利用価値のないヘビーエンド中に主として含まれるC
9以上の芳香族炭化水素、例えばエチルトルエン、エチ
ルキシレン等を極めて効率よく、工業的に価値の高いト
ルエン、キシレン等に転化することができ、またポリメ
チルベンゼンをキシレン類へ有利に変換できる。その上
、転化生成されたトルエン、キシレン等は、ナフテン等
の副生物の生成が少ないため、簡単な蒸留操作によって
容易に精製することができる。
(6)  また、本発明の方法によれば、比較的低温及
び低圧という温和な反応条件下で反応が行われるため、
コークの形成が非常に少なく、触媒の寿命を長く保持す
ることができ、触媒の再生頻度を大巾に減少させること
ができる。
(力 本発明の方法によれば、比較的低い反応温度及び
圧力で操作されるため、反応設備の建設、維持費、エネ
ルギー消費等のコスト・ダウンを図ることができる。
以下、実施例を掲げて本発明方法を詳述するが、本発明
はこれらに限定を受けるものではない。
実施例−1 (ω 米国特許第3,766.093号明細書に開示さ
れている方法に従ってシルカ/アルミナモル比が71.
9のZSM−5ゼオライトを合成した。
即ち、合成に際して有機カチオン源として、トリーn−
プロピルアミンとn−プロピルブロマイドを添加した。
得られた合成物を濾過し、充分水洗した後、電気乾燥器
中100℃で16時間、次いで200℃で8時間乾燥し
、更に空気流通下500℃で16時間焼成した。
次いで、上記ZSM−5を30gとり、フラスコ中の水
酸化ナトリウム9,669を溶解した水溶液520dに
懸濁させた。これを90℃にて攪拌しながら3時間保持
した後残留物を濾過し充分水洗して、電気乾燥器中10
0℃で16時間乾燥した。乾燥後の重量は14.59で
あり、このもののシリカ/アルミナモル比は37.1に
減少し、且つ、Cu−Ka線の照射によって得られるX
線回折パターンにおいては前記表−Aに示した如<ZS
M−5で得られるd(入) −3,84の最強ピークが
d(入)−3,86とd(入) −3,83に明確に分
離することが認められた(ゼオライトA−1)。更に粉
末状ゼオライトA−1を5wt%の塩化アンモニウム水
溶液を用いて70℃で16時間イオン交換を実施した。
使用した塩化アンモニウム水溶液の量は、ゼオライト1
g当り51&であり、この操作を二度繰返した。イオン
交換後、ゼオライトを上記の如く、充分水洗し90℃の
電気乾燥器中で16時間放置することによってNH4+
型ゼオライト(ゼオライトA−2)を得た。更に前記ゼ
オライトA−2の一部をとり、これを電気マツフル炉中
、空気流通下500℃で16時間焼成することによって
H+型ゼオライト(ゼオライトA−3)へ交換した。
山) 前記のゼオライトA−1を10〜20メツシユの
大きさに成型した後、電気マツフル炉中にて450℃で
8時間焼成した。約0.5gを吸着管内につるしたスプ
リング・バランスにのせ、スプリングの伸びからゼオラ
イト重量を精秤した。次いで吸着管内を真空にした後、
ガス・ホルダーを充填したn−ヘキサン又はンクローヘ
キサンを吸着管内に導入した。吸着は20℃、60am
HOの条件で2時間行った。ゼオライトに吸着した吸着
質重量は、吸着前後のスプリング・バランスの長さの差
から算出した。該ゼオライトへのn−へキサン及びシク
ロヘキサン吸着量はゼオライト重量当り夫々6.6wt
%、  6.3wt%であり、n−ヘキサンに対するシ
クロ−ヘキサンの吸着比率は0.95であった。
(C)  前記のゼオライトA−2にクロマトグラフ用
アルミナゲル(300メツシユ以下)を重量比で1/1
加えて充分混合し、10〜20メツシユの大きさに成型
した。該成型物を電気マツフル炉中、450℃にて8時
間焼成した後、4りを固定床反応管に充填した。触媒床
温度を350℃とした後、シクロヘキサン89/Hr。
及び水素/シクロヘキサン−271(モル比)の水素を
供給してシクロヘキサン分解指数を測定したところ22
.0であった。ゼオライト八−2と同じシリカ/アルミ
ナ(モル比)を有するZSM−5のシクロヘキサン分解
指数は図−1の相関曲線から12.5であり、従ってゼ
オライトA−2のシクロヘキサン分解指数比は1.76
であることが判る。
(小 NH4+型ゼオライトA−2を7gとり、塩化白
金酸・6水和物を37.2■含む35M!水溶液に浸漬
した。50℃で6時間攪拌を続けた後、ロータリーエバ
ポレーターを用いて水を留去し、電気乾燥器中100℃
で16時間乾燥した。
これにゲル状y−アルミナ(30’0メツシユ以下)を
等重量加えて充分混合し、10〜20メツシユの大きさ
に成型したく触媒−■)。前記と全く同じ方法でH+型
ゼオライトA−3から触媒−■を調製した。双方の触媒
の白金含有量は0,1wt%であった。
(e)  本発明の方法の効果を確めるために、触媒I
、触媒■を用いて、Ca+アルキル芳香族炭化水素の水
素化脱アルキル反応を実施した。
触媒反応器に充填する前に電気マツフル炉中450℃で
焼成を行い、6gを固定床反応管に充填した。触媒床温
度を窒素気流下400℃迄昇湿した後、水素を流通(1
00d/Win ) L/、この温度で2時間保持して
触媒中の白金を還元した。
しかる後、触媒床温度400℃9反応圧力120 ps
iaにて表−1に示す如きCa+アルキル芳香族炭化水
素原料を12g/Hr及び水素/芳香族炭化水素−4/
1モル比の水素と共に供給した。通油開始後10時間目
のプロダクト組成を表−1に示す。この結果は、触媒π
を用いる本発明の方法が触媒工に比べて芳香族収率の面
で著しく優っていることを示すものである。
実施例−2 (ω 水酸化ナトリウム(和光純薬製特級試薬)11.
3gを227mの純水に溶解したアルカリ水溶液にアル
ミナ源として硫酸アルミニウム16〜18水和物(和光
純薬製特級試薬) 32.09を加え、更にシリカ源と
してシリカゾル(触媒化成製カフロイドS−30L  
Si Oz 30wt%)70.59を添加してゲルを
調製した。
次いで、このゲルを300m容ステンレスオートクレー
ブに仕込んだ侵、実施例1−(ωで合成したZSM−5
ゼオライト4.09を添加した。仕込物の組成はZSM
−51g当りで表して S i 02 =88.1111+110I、 A l
l 20g = 1,270゜N a OH−70,9
iaol であり、又モル比で表わして Si 02 /AfLz 02 = 70 。
OH−/Si 02 +A立203−0.71 、  
 ”OH−/Hz O−0,016 そあった。仕込物を穏かに攪拌しながら180℃自生圧
で6時間反応した。反応物を取出し、濾別した後、純水
で洗浄液が50μ07α以下になる迄充分に洗浄し、9
0℃で一晩乾燥した後、重量を測定したところ10.0
9であり、仕込28M−5ゼオライトに対して1.86
重量倍のプロダクトを得た。シリカ、アルミナを定量し
た結果、シリカ/アルミナ(モル比)−19,Oであり
、X線回折パターンは前記表−へに示した特徴を有する
ものであり、殊に23M−5で得られるdi人) −3
,84の最強ピークがd(入)−346とd(入)−3
,83に著しい分離を示した(ゼオライトB−1)。
この粉末状ゼオライトB−1から実施例−1と同じ方法
によってNH4+型ゼオライト(ゼオライトB−2)、
H+型ゼオライトくゼオライトB−3)を得た。
;) 前記のゼオライトB−1を10〜20メツシユの
大きさに成型した後電気マツフル炉中にて450℃で8
時間焼成した。約0.5gを吸着管内につるしたスプリ
ング・バランスにのせスプリングの伸びからゼオライト
重量を精秤した。次いで吸着管内を真空にした後、ガス
・ホルダーに充填したn−ヘキサン又は2−メチルペン
タン又はシクロヘキサンを吸着管内が50±1a*HC
Iに達する迄導入した。室温(20℃±1℃)にて2時
間保持した後、ゼオライトに吸着した吸着質重量を吸着
前後のスプリング・バランスの長さの差から算出した。
該ゼオライトに対するn−ヘキサン、2−メチルペンタ
ン及びシクロヘキサン比吸着量は、ゼオライト重量当り
夫々0.0859 / g。
0.0549 / g及び0.040g/ gであり、
シクロヘキサンに対する2−メチルペンタンの吸着比率
は1.35であった。
更に実施例1−(C)に記載した方法に従ってゼオライ
トB−2のシクロヘキサン分解指数比を測定したところ
2.1であった。
(CINH4+型ゼオライトB−2を7gとり、塩化白
金酸・6水和物を37,2#I9含む35RRの水溶液
中に浸漬した。50℃で6時間攪拌を続けた後、ロータ
リーエバポレーターを用いて、水を留去し、電気乾燥型
中100℃で16時間乾燥した。これにゲル状8−アル
ミナ(300メツシユ以下)を等重量加えて充分混合し
10〜20メツシユの大きさに成型した(触媒−■)。
前記と全く同じ方法でH+型ゼオライトB−3から触媒
−■を調製した。
更にH+型ゼオライトを7gとり、塩化白金酸・6水和
物を37.2IPJ及び硝酸アンモニウム0.861g
を含む40#Ii!の水溶液に浸漬した。
50℃で6時間攪拌を続けた後上記と同一の処理を行っ
て触媒Vを得た。
(小 本発明の効果を示すために、触媒■、触媒■、触
媒Vを用いて、実施例i −(e)の手順に従って、又
、同一の反応条件においてCa+アルキル芳香族炭化水
素の脱アルキル反応を実施した。通油開始後10時間目
のブOダクト組成を表−2に示す。この結果に於いても
触媒■、触媒Vを用いる本発明の方法が触媒■を用いる
方法に比べて芳香族収率の面で著しく優れていることが
判る。
(以下余白) 表−2 実施例−3 この例では、本発明の方法の脱アルキル反応が選択的で
あることを示すものである。実施例2− (C1で調製
した触媒Tf13gを固定床常圧反応器に充填した。1
00d/Hrの水素を400℃で2時間流通することに
よって触媒中の白金を還元した。而る後宮圧下反応温度
400℃でエチルキシレン6g/Hr及び水素/エチル
キシレン=1/4モル比の水素を供給した。通油開始後
4時間目のフィード100重量基準のプロダクト組成は
、非芳香族分:20.1.ベンゼン:  1,1゜トル
エン:  2,6.キシレン: 69.5.エチルキシ
レン:  6.5.重質分:0,9(単位:重量)であ
り、非芳香族分の95 vo1%はエタンであった。
これらの結果は、エチルキシレン中のエチル基が選択的
に脱エチルされ、エチルキシレン中のメチル基の大部分
が保持され、この為キシレン収率が高いことが判る。
参考例 この例では、本発明の方法で用いられる触媒がポリメチ
ルベンゼンから脱メチル化したメチル基のトランスメチ
ル化に有効であることを示す。即ち実施例3中の原料の
エチルキシレンをトルエン/ 1,2.4−トリメチル
ベンゼン−1フ1例3と全く同一の方法で反応を実施し
た。
通油開始後4時間目のフィード100重量基準のプロダ
クト組成は、非芳香族分:  1.4,ベンゼン:  
2.9, トルエン: 26.0,キシレン: 36.
8。
トリメチルベンゼン:34,1,重質分1,9(単位二
重量)であった。
実施例−4 本発明の効果を示すために、実施例2 − (C)で調
製した触媒■を用いてトルエンとCa+芳香族炭化水素
混合原料の反応を実施した。触媒の充填,還元方法は実
施例i −(e)に記載したのと全く同一である。反応
は触媒165F,温度400℃.圧力120 psia
,原料供給速度12g/Hr。
水素/芳香族炭化水素=4/1モル比の条件で実施した
。表−3にフィード組成及び経時的なプロダクト組成を
示した。これらの結果は本発明の方法が水素化脱アルキ
ル反応と共にトランスアルキル反応が効果的に進行する
ことを示す。
更に又、本発明の方法は芳香族収率に優れ、経時的に安
定であることも判る。
(以下余白) 表−3
【図面の簡単な説明】
添付図面は、シクロヘキサン分解指数比(C。 D、R)を算出するために基準となるH型zSM−5ゼ
オライトのシリカ/アルミナ(モル比)とシクロヘキサ
ン分解指数の相関を示すものである。 特許出願人  帝人油化株式会社 Sμ)zlAbOs(モノL上と) 手続補正書 昭和60年p月め日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、A、SiO_2/Al_2O_3(モル比)が10
    〜100の範囲であり且つX線格子面間隔が表−Aに示
    した特徴を有する結晶性アルミノ シリケートゼオライト B、白金、パラジウム、ロジウムおよびイリジウムより
    なる群から選ばれた少くとも一 種の金属 および C、耐火性無機酸化物 より主としてなる触媒組成物であって、該触媒組成物は (i)前記Bの金属の化合物を前記Aの結晶性アルミノ
    シリケートゼオライトにアンモニウムイオン存在下に含
    有させることによって得られたものであり、 (ii)前記Bの金属を該触媒組成物を基準にして、0
    .001〜5重量%含有しており、かつ (iii)前記Aの結晶性アルミノシリケートゼオライ
    トを触媒組成物を基準にして10〜90重量%含有して
    いる ことによって特徴づけられる触媒組成物に、気相で水素
    の存在下アルキルベンゼン類を含有する炭化水素原料を
    触媒せしめることを特徴とする脱アルキル化方法。 2、該炭化水素原料がベンゼン核に結合した炭素数2以
    上のアルキル基を少くとも1個有するアルキルベンゼン
    を含有する第1項記載の脱アルキル化方法。 3、該炭化水素原料が、エチルトルエン、エチルキシレ
    ンおよびジエチルベンゼンよりなる群から選ばれた少く
    とも一種のアルキルベンゼンを含有する第1項記載の脱
    アルキル化方法。 4、該炭化水素原料がトルメチルベンゼンを含有する第
    1項記載の脱アルキル化方法。 5、該炭化水素原料がトルエン及びトリメチルベンゼン
    を含有する第1項記載の脱アルキル化方法。 6、該接触を250〜500℃の範囲の温度で行なう第
    1項記載の方法。 7、該接触を0〜300psigの範囲の圧力で行なう
    第1項記載の脱アルキル化方法。 8、該接触を重量単位時間空間速度(W.H.S.V)
    が0.2〜50の範囲となるよう行なう第1項記載の脱
    アルキル化方法。 9、該接触を炭化水素原料に対し0.5〜10モル倍の
    水素の存在下に行なう第1項記載の脱アルキル化方法。
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Cited By (1)

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