JPS61175613A - 回転多面鏡光偏向装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技生分裏 本発明は、回転多面鏡側使用してレーザ光線を所定の角
度範囲を偏向させて書込み走査を行なうレーザプリンタ
等の光偏向装置に関する。

従来抜携 レーザプリンタ等において１画像信号により変調された
レーザ光線を所定の角度範囲偏向させて感光体面を走査
し、光書込みを行なうための光偏向装置として回転多面
鏡が広く使用されている。

回転多面鏡を用いた光偏向装置では１回転多面鏡を回転
軸に装着する際、回転多面鏡を軸に設けられた取付部材
に固定するビス等の締め付は方が強すぎて回転多面鏡が
歪むと鏡面の面倒れが生じ、画像にピッチムラを生ずる
。これを防止するため。

回転多面鏡を回転軸に取付ける方法として、回転軸に固
定された受け部材の、回転軸に直交する受け面に回転多
面鏡の取付基準面を当接させ、回転多面鏡の取付基準面
の反対側の面を弾性部材により適度の押圧力で押圧し１
回転多面鏡を受け部材に固定するようにする方法が採用
されている。

上記の構成による光偏向装置で、回転多面鏡を取付は部
材に押圧するための弾性部材としては、従来、例えば第
７図に示す如く、回転軸１に圧入又は接着により固定し
た受け部材２の、軸に直交する受け面２ａに回転多面鏡
３の取付は基準面３ａが当接するように１回転多面鏡３
の中心の孔を軸１に嵌合させて載置し、その上からブツ
シュナツトを軸１に押し込んで、その周辺部下面で回転
多面鏡３の基準面の反対側の面３ｂを押圧する方法が知
られている。ブツシュナツト４は、第８図（ａ）、　（
ｂ）に示す如く、軸１の外径より小さい孔を明けた弾性
材料製の円板の孔の周囲から外方へ切込み４ａを設けた
ものである。これを第７図に示す如く軸１の上端から押
し込むと、切込み４ａによって形成された舌片４ｂは軸
ｌに軸端によって押し曲げられ、その内周面は軸１の外
周面に圧接しながら摺動し、平面状をなす円板外周部４
ｃが回転多面鏡の上面３ｂに所要の押圧力で当接する迄
押し込まれる。ブツシュナツト４は舌片４ｂの弾性によ
りその内周縁が軸１の外周面に圧接して摩擦力で固定さ
れ、ブツシュナツトと回転多面鏡の上面−３ｂの間の押
圧力もブツシュナツトの舌片４ｂの弾性により得られる
。

又、第９図に示す如く、回転軸１の回転多面鏡３の上面
３ｂよりある距離の位置に環状溝１ａを設けてＥリング
等の係止部材５を嵌合させ、該部材５と回転多面鏡上面
３ｂの上に載置した押えリング６との間に圧縮バネ７を
設けて、回転多面鏡３を受け部材２に押圧し固定するよ
うにした取付方法も知られている。

しかし、前者のブツシュナツト方式の場合は、軸方向の
位置決め、抜は止め部がないため、ブツシュナツトの係
止位置の寸法管理が容易でなく、ブツシュナツト内径と
軸外径と寸法のバラツキにより挿入圧が変化し、ひいて
は回転多面鏡の押圧力がバラツキ易く、押圧力が大きす
ぎるときは回転多面鏡が歪み、面倒れが発生し、押圧力
が小さい時は回転多面鏡と受け部材との間でスリップが
発生する。

又、後者の軸に係止されるＥリング等の部材と圧縮バネ
による固定方法の場合は、バネ取付位置の寸法管理は容
易であるが、部材の点数が多くなるため組付けに手数が
掛り、コスト高につく欠点がある。

さらに、バネの両端位置を決める環状溝と回転多面鏡を
受ける受け部材とが別の部材であるため、組付時の寸法
管理がむつかしくなる欠点がある。

又、いずれの場合にも、回転多面鏡の中心に穿設され、
モータの回転軸に嵌合させて回転軸心の位置決めを行な
うための孔の直径は、モータの軸の外径と一致させなけ
ればならないので、小径とならざるを得す１回転多面鏡
を多数枚同時加工するために多数枚の加工物を保持軸に
通して支持した場合、保持軸の剛性が小さくなり、加工
力により上記保持軸が変形し易く、又ビビリを生じ加工
精度の低下を招く欠点がある。

ｌ−煎 本発明は、上記の従来の回転多面鏡固定方法による光偏
向装置の上述の欠点を除去した簡単な構成で弾性部材取
付部の寸法管理が容易で組付けが容易であり、又、回転
多面鏡の多数枚同時加工を行なう場合に剛性の高い保持
軸で保持することができる回転多面鏡光偏向装置を提供
することを目的とする。

盈−双 本発明は上記目的を達成させるため、受け部材にモータ
回転軸と同心に回転軸を囲繞して回転多面鏡側に軸方向
に突出した円筒状突出部を設け、回転多面鏡には上記突
出部に嵌合する孔を穿設し、上記突出部に弾性部材の回
転多面鏡押圧側の反対側端部の軸方向の移動を防止する
係止部を設けたことを特徴とする。

以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。

第１図に示す実施例では、モータ回転軸１に固定された
受け部材２の回転多面鏡２ａには軸１を囲繞して軸方向
に突出する円筒状突出部２ｂが設けられている０回転多
面鏡３の中心には、上記円筒状突出部２ｂに嵌合する円
形孔が設けられ、これを突出部２ｂに嵌合させて取付基
準面３ａを受け部材２の受け面２ａに当接させている０
円筒状突出部２ｂには１回転多面鏡３の上面よりやへ上
方に上側面がくるように環状溝２ｃが設けられている。

環状溝２ｃには、第２図（ａ）　、　（ｂ）に示す弾性
部材１０が装着されている。弾性部材１０は、スナップ
リング状の１箇所が切断された円環状部１０ａとその外
周面より半径方向外方にやＮ下方に傾斜して突出した舌
片１０ｂとが一体に弾性材料により形成されて構成され
ている。切断部を開いて円環部１０ａの内径を受け部材
の円筒状突出部２ｂの外径より大きくなるようにし上端
より挿入し、環状溝２ｃに一致する位置でもとの状態に
復元させる。この状態で弾性部材の舌片１０ｂの先端は
舌片自身の弾性により、回転多面鏡３の上面を弾性的に
押圧し、その反力により円環状部１０ａの上面は環状溝
２ｃの上側の面に当接して軸方向に位置決めされる。

本実施例の光偏向装置は以上の如く１回転多面鏡３の基
準面を受ける受け面２ａと、弾性部材１０の上端を位置
決めする環状溝２ｃの上側面とは同一の受け部材２に加
工形成されているので、受け部材２の加工精度を良くす
るだけで弾性部材１０の取付寸法の管理を容易に行なう
ことができ、常に一定の押圧力で回転多面鏡を受け面に
抑圧して固定することができ、押圧力の過大に起因する
鏡面の面倒れ及び押圧力の不足に起因するスリップを防
止することができる。

又１回転多面鏡３の回転中心を位置決めする孔の直径が
モータの回転軸の外径にかかわらず、必要な大きさにす
ることができるので、多数枚同時加工を行なう場合、十
分な剛性を備えた太い軸に保持することができ、加工精
度を向上させることができる。

回転多面鏡３を受け部材２に押圧する弾性部材としては
、第２図に示したものの他、第３＠（ａ）。

（ｂ）に示した波形ワッシャ２０の１箇所を切断して内
径を拡げることができるようにしたものや、第４図に示
すようなそりのついたスナップリング３０なども利用で
きる。第５図及び第６図は夫々これらの弾性部材２０．
３０を用いて回転多面鏡３を受け部材２に押圧して固定
した状態を示す断面図である。

勺−二１ 以上の如く、本発明によれば簡単な構成で１回転多面鏡
を受け部材に押圧する弾性部材の取付部寸法管理が容易
になり鏡面の面倒れ及びスリップを防止することができ
、又１回転多面鏡の同時多数枚加工の精度を向上させる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図（ａ）、
（ｂ）は夫々その実施例に使用される弾性部材の一例の
平面図及び断面図、第３図（ａ）　、　（ｂ）及び第４
図（ａ）　ｔ　（ｂ）は本発明に使用される弾性部材の
他の例の平面図及び断面図、第５図及び第６図は夫々第
３図及び第４図に示す弾性部材を使用した実施例の断面
図、第７図は従来の光偏向装置の回転多面鏡取付部の構
成を示す断面図、第８図（ａ）。 （ｂ）はそれに使用される弾性部材の断面図及び平面図
、第９図は他の従来の回転多面鏡取付部の構成を示す断
面図である。 １・・・回転軸　　　　　２・・・受け部材２ａ・・・
受け面　　　　２ｂ・・・円筒状突出部２ｃ・・・環状
溝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転軸に固定された受け部材の上記回転軸に直交する受
   け面に回転多面鏡の取付基準面を当接させ、回転多面鏡
   の上記取付基準面の反対側の面を弾性部材により弾性的
   に押圧し、回転多面鏡を受け部材に固定した光偏向装置
   において、上記の受け部材には上記の回転軸と同心に回
   転軸を囲繞して回転多面鏡側に軸方向に突出した円筒状
   突出部を設け、回転多面鏡にはその中心に該突出部に嵌
   合する孔を穿設し、上記突出部に上記弾性部材の回転多
   面鏡押圧側の反対側端部の軸方向の移動を防止する係止
   部を設けたことを特徴とする光偏向装置。