JPS61174287A - 耐火性シ−リング材 - Google Patents

耐火性シ−リング材

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JPS61174287A
JPS61174287A JP1394285A JP1394285A JPS61174287A JP S61174287 A JPS61174287 A JP S61174287A JP 1394285 A JP1394285 A JP 1394285A JP 1394285 A JP1394285 A JP 1394285A JP S61174287 A JPS61174287 A JP S61174287A
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宮澤 照佳
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信宏 清水
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Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、土木、建築、車輌、船舶、コンテナー等にお
いて、防風、防塵、防音、防水等の目的で使用される耐
火性シーリング材に関するもので、プライマー処理を施
すだけで良好なる密着性を有する目地となり、しかも、
高度の耐火・耐炎性能をはじめ、防水性、耐候性、耐久
性、耐寒性、耐オゾン性、耐汚染性、塗装適性等に優れ
た性質を有し、なおかつ耐樹脂ヤセに対しても優れた性
質を奏するシーリング材を提供するものである。
土木、建築、車輌、船舶、コンテナーなどの接続箇所に
防風、防塵、防音、防水性等を付与する目的で使用され
るシーリング材としてはブチル系、アクリル系、シリコ
ーン系等の油性コーキング材やエマルジョンコーキング
材等が使用されているが、これらのシーリング材は、特
に近年高層建築物等において要求されている耐火・耐炎
性において十分に満足され得るものではないのが実情で
ある。
本発明は、吸熱分解型無機化合物よりなる無機質難燃剤
と繊維状チタン酸カリウムとの無機質成分と、シリコー
ン樹脂と常温、常圧下で無定形状態の変成シリコーン樹
脂との有機質成分とを含有する混合組成物からなるシー
リング材とすることにより、良好なる密着性の目地とな
り、しかも、高度の耐火・耐炎性能をはじめ、防水性、
耐候性、耐久性、耐寒性、耐オゾン性。
耐汚染性、塗装適性等に優れた性質を有し、なおかつ樹
脂ヤセに対しても優れた性質を奏する新規なシーリング
材を提供し得だものである。
以下、本発明の耐火性シーリング材を構成する混合組成
物について説明する。
本発明の耐火性シーリング材を構成する混合組成物は、
吸熱分解型無機化合物よりなる無機質難燃剤と繊維状チ
タン酸カリウムとの無機質成分と、シリコーン樹脂と常
温、常圧下で無定形状態の変成シリコーン樹脂との有機
質成分とを必須の構成成分とし、これに所望に応じて添
加される可塑剤、その他の無機質充填材、硬化剤、硬化
促進剤2着色剤等を含有するペースト状の組成物である
本発明の耐火性シーリング材を構成する混合組成物中の
吸熱分解型無機化合物よりなる無機質難燃剤は、本発明
の耐火性シーリング材に十分な難燃特性を付与するもの
で、例えば焼石膏。
明ばん、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム。
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイドロタ
ルサイト系ケイ酸アルミニウム々との結晶水放出型、炭
酸ガス放出型、分解吸熱型および相転換型等からなる吸
熱分解型無機化合物よりなる無機質難燃剤が使用される
混合組成物中の必須の無機質成分のもう一方である繊維
状チタン酸カリウムは、本発明の耐火性シーリング材に
十分な耐熱、耐火特性と補強効果とを与えるものである
。この繊維状チタン酸カリウムは、その成分が一般式に
2o−mTio2・nH2O(式中mは8以下の正の整
数、nは0まだは4以下の正の整数を表わす)で示され
る一般に繊維径0.1〜0.7μm、繊維長10〜50
μmのウィスカーであり、酸化チタンと炭酸カリウムと
を原料として焼成法、水熱法、フシックス法等で製造さ
れるものである。繊維状チタン酸カリウムは、前記のも
のをそのまま使用することも出来るが、これによるより
優れた補強効果を発現させるためには、繊維状チタン酸
カリウムに対して0.05〜1.0重量%程度のシラン
カップリング剤、例えばγ・アミノプロピルトリエトキ
シシラン、γ拳グリシドキシグロビルトリメトキシシラ
ン等のシランカップリング剤で繊維表面が処理されてい
るものを利用するのが好ましい。
混合組成物中の必須の有機質成分であるシリコーン樹脂
としては、一般的には、水素原子。
ビニル基、アリル基、アリール基、ヒドロキシル基、炭
素数1〜4のアルコキシル基、アミン基、メルカプト基
々どの置換基が少なくとも1個以上含まれているたとえ
ばポリジメチルシロキサン系シリコーン樹脂、ポリジフ
ェニルシロキサン系シリコーン樹脂、ポリメチルフェニ
ルシロキサン系シリコーン樹脂およびこれらを他の樹脂
で変性したエポキシ変性シリコーン樹脂。
ポリエステル変性シリコーン樹脂、脂肪酸変性シリコー
ン樹脂、アルキッド変性シリコーン樹脂、アミン樹脂変
性シリコーン樹脂などのオルガノポリシロキサン系シリ
コーン樹脂をはじめ、ポリアクリルオキシアルキルアル
コキシシラン系シリコーン樹脂やポリビニル系シリコー
ン樹脂などの加熱硬化型樹脂や触媒存在下の常温硬化型
樹脂が使用される。
混合組成物中のもう一方の必須の有機質成分である常温
、常圧下で無定形状態の変成シリコーン樹脂は、例えば
ポリプロピレンオキシド主鎖の末端にメチルジメトキシ
シリル官能基を有するテレケリツク液状ポリマー、メル
カプトアルカノン酸、チオジアル力ノン酸及び3個以上
の水酸基を有するポリオキシプロピレンポリオールとの
反応により得られるメルカプタン末端の液状ポリマー、
不飽和基を分子中に数個有するポリプロピレンオキシド
をニトリルオキシド架橋剤で硬化させたもの、ポリオキ
シプロピレンポリオールとポリインシアネートとの反応
により得られる末端インシアネート基のプレポリマーに
アリルアルコールを付加してアリル末端となし、続いて
ポリメルカプタン化合物を反応させて得られるメルカプ
タン末端液状ポリマー、PPGとポリイソシアネートと
の反応により得られる末端インシアネート基のプレポリ
マーにγ−アミノプロピルトリメトキシシランを反応さ
せて得られるシリル基末端液状ポリマー等である。
本発明の耐火性シーリング材を構成している混合組成物
において、その組成物中の有機質成分としてシリコーン
樹脂と常温、常圧下で無定形状態の変成シリコーン樹脂
との両者を利用することの理由は以下の通りである。
そもそも、シリコーン樹脂は、耐熱性、防水性、耐候性
、耐久性、耐寒性、耐オゾン性等において優れた性質を
奏するもので、これをシーリング材として利用する、即
ちペースト状で利用する際には、前記シリコーン樹脂に
低分子量のシリコーンオイルを混合した組成物としたり
、あるいはキシレン等の溶媒を添加した組成物の形態で
利用されるのが普通である。
然して、前記低分子量のシリコーンオイルを含有するも
のは、シーリング材中のシリコーンオイルが被着体上に
移行するため、ゴミが吸着され易く、例えば御影石など
の石目地に使用された場合に被着体を汚染し易く、耐汚
染性において弱点がある。また、前記キシレン等の溶媒
を添加したものは、シーリング材の施工後溶媒の気化が
進行し、気化した溶媒量に応じて樹脂ヤセの弊害が発生
する。更に、前述の従来のシリコーン樹脂によるシーリ
ング材は、施工されたシーリング材表面(すなわち硬化
表面)が高度の撥水性となっているため該面への塗料の
付着性が大変悪く、例えば外壁板と同時に目地部分にも
塗装仕上げを要望する場合に、ペイントの乗りが悪いと
いう欠点をも有している。
これに対して、前記本発明で使用される前述の常温、常
圧下で無定形状態の変成シリコーン樹脂は、これ自体は
高粘度のものであるが、シリコーン樹脂中に配合されて
シリコーンオイルの働きをするもので、かつ、同じくシ
リコーンオイルの働きをする可塑剤の添加、配合を可能
とし、高伸度タイプのものにする働きを奏するものであ
る。
すなわち、本発明の耐火性シーリング材中におけるシリ
コーン樹脂と常温、常圧下で無定形状態の変成シリコー
ン樹脂との配合物は、前述の耐汚染性、塗装不適性、樹
脂ヤセ等の問題が全く無く、シかも樹脂成分として変成
シリコーン樹脂のみを含有する組成物が有する硬化初期
における残留タックの問題が生ずるようなことも無く、
シーリング材として良好な性状を呈するものである。
本発明の耐火性シーリング材において、シリコーン樹脂
と変成シリコーン樹脂とは互に良く相溶するが、混合組
成物の均一安定性、貯蔵安定性等の面で、50〜95:
50〜5(重量比)程度が最も好ましい。
本発明の耐火性シーリング材を構成する混合組成物中に
は、前述の必須の構成成分、即ち、吸熱分解型無機化合
物よりなる無機質難燃剤と繊維状チタン酸カリウムとシ
リコーン樹脂と常温、常圧下で無定形状態の変成シリコ
ーン樹脂とからなる必須の構成成分のほかに、シーリン
グ材に高伸度特性を付与させるだめに、例えばフタル酸
エステル、リン酸エステル、脂肪酸エステル、芳香族炭
化水素等の可塑剤を配合したり、更には所望に応じて無
機質充填剤、前記吸熱分解型無機化合物よりなる無機質
難燃剤以外の難燃剤、硬化剤、硬化促進剤、着色剤等が
適宜添加、含有されているものである。無機質充填剤と
しては、例えば酸化チタン、マイカ、アルミナ、タルク
、ガラス繊維粉末、岩綿微細繊維、シリカ粉末、クレイ
等の各種無機物が挙げられる。
まだ、より優れた防炎特性を具備する混合組成物たらし
めるために配合される前記吸熱分解型無機化合物よりな
る無機質難燃剤以外の難燃剤としては、例えばリン酸エ
ステル型、有機ハロゲン化合物型、ホスファゼン化合物
型などの有機難燃剤やアンチモン化合物等の無機質難燃
剤等が利用される。硬化剤や硬化促進剤は当業者間に周
知のものが使用され、シリコーン樹脂に対して例えば金
属カルボン酸塩、有機スズ化合物、チタンキレート化合
物、三級アミン化合物。
過酸化物および白金系触媒などが、壕だ変成シリコーン
樹脂に対して例えば第3級アミン、スズ(II)脂肪酸
塩系触媒などが使用される。
本発明の耐火性シーリング材は、前述の通り吸熱分解型
無機化合物よりなる無機質難燃剤と繊維状チタン酸カリ
ウムとシリコーン樹脂と変成シリコーン樹脂とを必須の
構成成分とする混合組成物であるが、該組成物中におけ
る繊維状チタン酸カリウムの量は、組成物中におけるシ
リコーン樹脂と変成シリコーン樹脂とによる撥水作用と
、繊維状チタン酸カリウムによる防炎作用及び補強作用
とがバランスして発現されるように、シリコーン樹脂と
変成シリコーン樹脂との合計量100重量部に対して繊
維状チタン酸カリウム5〜400重量部程度を含有する
ものが好ましく、まだ無機質充填剤を併用する場合には
、繊維状チタン酸カリウムの10〜90重量%を無機質
充填剤で置き換えて併用するのが好捷しい。また、もう
一方の必須の添加成分たる吸熱分解型無機化合物よりな
る無機質難燃剤の量は、該難燃剤による十分な難燃性能
が発現されるように、シリコーン樹脂と変成シリコーン
樹脂との合計量100重量部に対し吸熱分解型無機化合
物より々る無機質難燃剤20〜300重量部程度を含有
することが好ましく、またそれ以外の難燃剤を併用する
場合には、前記吸熱分解型無機化合物よりなる無機質難
燃剤の10〜50重量%をそれ以外の難燃剤で置き換え
て併用するのが好ましい。
本発明の耐火性シーリング材は、前記シリコーン樹脂組
成物中の各・成分が均一に溶解あるいは分散せしめられ
るよう々溶剤、例えばキシレン、ナフサ、ガソリン、あ
るいはベンゼン等の石油系溶剤を使用したフェスの型態
でも利用されるものであるが、シーリング材における樹
脂ヤセを回避するために、混合組成物中における溶媒は
10重量%以下と々るようにされるものである。
本発明の耐火性シーリング材は以上の通りの構成から成
るものであり、プライマー処理を施すだけで目地として
の良好なる密着性が発現され、しかも高度の耐火・耐炎
性能をはじめ、防水性、耐候性、耐久性、耐寒性、耐オ
ゾン性。
耐汚染性、塗装適性等に優れた性質を有し、なおかつ耐
樹脂ヤセに対しても優れた性質を奏するものである。
以下、本発明の耐火性シーリング材を構成する混合組成
物の具体的々構成について、その製造実施例を以って説
明する。
実施例1 下記(1)〜(9)からなる混合組成物を小型スーパ−
ミキサーで攪拌、混合して略均−な高粘稠の分散液から
なるシリコーン樹脂−変成シリコーン樹脂ワニス〔粘度
 35万cps(25℃〕〕を得た。
(1)シリコーン樹脂      ・・・・・・・ 7
0重量部(分子量70,000〜74,000)(2)
  変成シリコーン樹脂(※1)・・・・・・・・・ 
30重量部(分子量7,000〜9,000) (3)繊維状チタン酸カリウム  ・・・・・・・・・
 20重量部(4)  ワラストナイト      ・
・・・・・・・・  8重量部(5)水酸化アルミニウ
ム    ・・・・・・・・・120重量部(6)マイ
カ          ・・・・・・・ 30重量部(
325メツシユパス) (7)着色剤         ・・・・・・・・  
3重量部(8)分散剤         ・・・・・・
・  1重量部(9)キシレン        ・・・
・・・・・  4重量部面、変成シリコーン樹脂(※1
)は、ポリプロピレンオキシド主鎖の末端にメチルジメ
トキシシリル官能基を有するテレケリツク液状ポリマー
〔商品名「カネ力MSポリマー■」、鐘淵化学工業(株
)製〕である(以下同様)。
続いて、前記得られたシリコーン樹脂−変成シリコーン
樹脂フェス286重量部に、シリコーン樹脂用硬化剤及
び硬化促進剤11重量部、変成シリコーン樹脂用硬化剤
(オクチル酸錫)及び硬化促進剤(ラウリルアミン)1
.4重量部を添加し、施工用の本発明の耐火性シーリン
グ材の一実施例品CI’3を得た。
実施例2 下記(1)〜(7)からなる混合組成物を小型スーパー
ミキサーで攪拌、混合して略均−な高粘稠の分散液から
なるシリコーン樹脂−変成イリコーン樹脂ワニスを得た
後、これに前記実施例1と同様に硬化剤及び硬化促進剤
を添加し、施工用の本発明の耐火性シーリング材の一実
施例品〔■〕を得だ。
(1)  シリコーン樹脂      ・・・・・・・
・・ 70重量部(分子量70,000〜74,000
)(2)変成シリコーン樹脂(※1) ・・・・・・・
・・ 30重量部(分子量7,000〜9,000 ’
)(3)繊維状チタン酸カリウム  ・・・・・・・・
・ 28重量部(4)水酸化アルミニウム    ・・
・・・・・・・150重量部(5)着色剤      
   ・・・・・・・・  3重量部(6)分散剤  
       ・・・・・・・・・  1重量部(7)
キシレン        ・・・・・・・・・  4重
量部実施例3 。
ジオクチルフタレートからなる可塑剤を変成シリコーン
樹脂に混合し、得られた混合物にシリコーン樹脂を添加
した組成物をその他の充填材及び溶剤と共に小型スーパ
ーミキサーで攪拌。
混合して、下記(1)〜(8)から々る混合組成物の略
均−な高粘稠の分散液からなるシリコーン樹脂−変成シ
リコーン樹脂フェスを得た後、これに前記実施例1と同
様に硬化剤及び硬化促進剤を添加し、施工用の本発明の
耐火性シーリング材の一実施例品(m)を得た。
(1)  シリコーン樹脂      ・・・・・・・
・ 70重量部(分子量70,000〜74,000)
(2)変成シリコーン樹脂(※1) ・・・・・・・・
・ 30重量部(分子量7,000〜9,000) (3)繊維状チタン酸カリウム      28重量部
(4)水酸化アルミニウム       150重量部
(5)着色剤              3重量部(
6)分散剤              1重量部(7
)キシレン            4重量部(8)可
塑剤              15重量部(ジオク
チルフタレート) 実施例4 前記実施例3の手順において可塑剤(ジオクチルフタレ
ート)の添加量を7.5重量部にする以外は、全て前記
実施例3と同様に処方し、本発明の耐火性シーリング材
の一実施例品〔■〕を得た。
以上の各実施例品の引張伸度と引張強度とを第1表に表
示する。
第   1   表 比較例1 下記(1)〜(6)から々る混合組成物を小型スーツく
−ミキサーで攪拌、混合してシリコーン樹脂フェスを得
た後、このシリコーン樹脂フェス262重量部に第3級
アミン化合物と白金系触媒とからなるシリコーン樹脂用
硬化剤及び硬化促進剤17重量部を添加し、施工用の比
較のだめのシーリング材〔1〕を得た。
(1)シリコーン樹脂      ・・・・・・・・・
100重量部(分子量70,000〜74,000 )
(2)繊維状チタン酸カリウム  ・・・・・・・・ 
28重量部(3)水酸化アルミニウム    ・・・・
・・・・・120重量部(4)着色剤        
 ・・・・・・・・・  3重量部(5)分散剤   
      ・・・・・・・・・  1重量部(6)キ
シレン       ・・・・・・・・・ 10重量部
比較例2 下記(1)〜(5)からなる混合組成物を前記比較例1
における混合組成物と同様に処理し、無溶剤の比較のだ
めのシーリング材〔11〕を得た。
(1)低分子量シリコーンオイル ・・・・・・・・・
100重量部(分子量30,000以下) (2)  繊維状チタン酸カリウム  ・・・・・・・
・ 28重量部(3)水酸化アルミニウム    ・・
・・・・・・・120重量部(4)着色剤      
   ・・・・・・・・・  3重量部(5)分散剤 
        ・・・・・・・・・  1重量部以上
の各実施例及び比較例で得られた各シーリング材の耐火
性試験結果、耐汚染性試験結果、塗装適性試験結果、耐
樹脂ヤセテスト結果、硬化初期の耐残留タック試験結果
をまとめて第2表に表示する。
尚、各試験の試験方法は以下の通りである。
耐火性試験 JIS−A 1304に準拠して作成した簡易小型垂直
耐火試験炉、すなわち、添付図面の第1図に示されるよ
うに、縦1000m、横500mm。
厚さ60聴の二枚の耐火用石綿セメント押出板1.2を
、両者の間に12Nnの間隙部(S)を存して配置し、
間隙部(S)の裏面に縦100 rtan 。
横100 rrrm 、厚さ10謳の3枚の杉板3,3
.3を上、下方向3箇所(A) 、 (B)、(C)に
接当し、次いで符号4で表示される位置に、ガラス繊維
不織布からなる第2次防火用シール材を前記間隙部(S
)の約半分相当に充填した後、前記各実施例及び比較例
で得られたシーリング材をコーキングガンで充填し、2
4時間経過後に、第1次シール材5表面から火焔を当て
、建築基準法施工令弟107条第1号の規定に基く加熱
標準曲線に沿って30〜60分間加熱したときの第2次
シール材4の裏面温度を、前記杉板3の接当位置にて測
定することによって実施した。
後記第2表には、前記測定温度のうちの最高温度を表示
した。
日本電気ガラス(株)製のネオパリエ(人工大理石)を
被着体として使用し、交通量の激しい道路端で、しかも
火山灰土等の木コリやゴミの発生し易い屋外で、試験期
間3か月で実施した。
シーリング材で形成されている塗膜の表面に、塗料〔関
西ペイント(株)製 ビニデラックス−300、外装用
アクリルエマルジョン〕を吹付け、その付着性を目視評
価した。
前述の耐汚染性試験の際のセットの目地における樹脂ヤ
セの状態を目視評価した。
タックフリーの状態を触感評価した。
尚、耐汚染性については 耐汚染性のあるもの    ・・・・・・・・・ ○か
なりの汚染のあるもの  ・・・・・・・・・ ×で表
示した。
塗装適性は 塗装適性を有するもの   ・・・・・・・・・ ○塗
装適性のないもの    ・・・・・・・・・ ×で表
示しだ。
耐樹脂ヤセは 樹脂ヤセの殆んどないもの ・・・・・・・・・ ○樹
脂ヤセがかなりあるもの ・・・・・・・ ×で表示し
た。
硬化初期の残留タックは 残留タックが8時間未満のもの ・・・・・・・・・ 
○残留タックが8〜12時間のもの ・・・・・・・・
・ △で表示した。
第   2   表 本発明の耐火性シーリング材は以上の通りの構成から成
るもので、プライマー処理を施すだけで良好なる密着性
を有する目地となり、かつ、高度の耐火・耐炎性能をは
じめ、防水性、耐候性、耐久性、耐寒性、耐オゾン性、
耐汚染性。
塗装適性等に優れた性質を有し、また耐樹脂ヤセについ
ても優れた性質を奏するものである。
まだ、本発明の耐火性シーリング材は、該シーリング材
を構成する組成物中に可塑剤を含有させることが可能で
あり、この可塑剤の添加で高伸度の耐火性シーリング材
となし得るものであるため、伸度特性を必要とする分野
での耐火性シーリング材として優れた作用、効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はシーリング材の耐火性試験で実施した試験装置
の平面図、第2図はその縮小背面図である。 1.2 耐火用石綿セメント押出板、3.杉板、4 第
2次シール材、5゛第1シール材、(A) 、 (B)
 、 (C)  裏面温度測定位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸熱分解型無機化合物よりなる無機質難燃剤と繊
    維状チタン酸カリウムとの無機質成分と、シリコーン樹
    脂と常温、常圧下で無定形状態の変成シリコーン樹脂と
    の有機質成分とを必須の構成成分とすることを特徴とす
    る耐火性シーリング材。
  2. (2)フタル酸エステル、塩素化パラフィン、脂肪酸エ
    ステル、リン酸エステル、プロセスオイル等の可塑剤を
    含有する特許請求の範囲第1項記載の耐火性シーリング
    材。
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Cited By (6)

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