JPS6116996A

JPS6116996A - ロ−ソク

Info

Publication number: JPS6116996A
Application number: JP13647284A
Authority: JP
Inventors: 千冬船着; 船着　由美子; 徹岡田; 規之松本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-07-03
Filing date: 1984-07-03
Publication date: 1986-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）食卓上等に置いて食卓を照らし、あるいは室内照明のだ
めのローソクに関するものである。

（従来の技術）従来、ローソクは形状的には多種多様なローソクが市場
に於いて使用されているが、ローンりの芯に点火した際
通常普通の炎の色（黄棒−色）をしておシ、特殊な光を
発するローソクは無くローソクスタンド等に被冠して設
けるホヤに好みの色を着色して使用し、赤色、緑色等の
光を得ていた。

（発明が解決しようとする問題点）本発明はホヤに着色することなくローソク自体の炎の色
を赤色、緑色等適宜色の炎を提供することにある。一般
にはホウ素は緑色を、リチウムは赤色あるいはアルカリ
金属、アルカリ土類金属はそれぞれ独特の炎色反応をお
こすことが知られている。しかしこれらの金属、非金属
を着色炎物質として通常ロウ状物質、例えばパラフィン
、カルナバロウ、モンタンロウ、ステアリン酸、木ロウ
などに単純に添加しても単独物質では殆んど溶解せず、
又化合物等にし強制的に混合して固化させても炎の熱に
よりロウ部が溶融して芯を伝わって炎となる部分へのロ
ウの上昇に際し前記着色炎物質は均一に上昇しないため
安定的な着色炎を得ることが出来ない。

又、前記着色炎物質を大量に混合した場合、炎に点火し
なかったり又発煙をおこし満足な炎が得られなかった。

又、ローソクとして常温で一定の形態を有していること
が必要で、かつ上記特殊な炎のローソクを製作するに際
し燃焼時に有害物質の発生しないことも当然要求される
。

（問題点を解決するだめの手段）ホウ素、リチウム等燃焼時に色彩色を発する金属、非金
属、あるいはこれらの化合物よりなる着色炎物質をアル
コールあるいはアルコール重合化合物を溶解剤として、
パラフィン、カルナバを初めとするロウ物質に混合せし
めることによジローツクを形成したことにある。

（作　用）アルコールあるいはアルコール重合化合物と溶解剤とし
て用いることによりロウに着色炎物質を融解し、これを
固化させることにより均一な混合濃度のローソクを得る
ことが出来、燃焼時に着色炎物質もアルコール及びロウ
物質と一緒に燃焼し安定内炎を得ることが出来る。

（実施例）（イ）緑色炎を得る場合、着色炎物質としてＢ１３ＢＩ
、　３Ｂ２０．　、Ｎ、、　Ｂ、　０．　、Ｈ３ＢＯ，
、（、Ｒｏ）３ｎ　（Ｒハアルキル基）　、Ｃａ、　Ｂ
６０．、　３Ｂｏｒｉｃ　Ａｃ１ｄ　Ｔｒｉ−。

−ｔｏｌｙｌ　Ｅｓｔｅｒ　（ＣＨ２Ｏ，Ｉ（４０）３
Ｂ　Ｏ各々を単独、あるいは複数を溶解成分としてアル
コール（１価、２ｆＬ　多価アルコール）、アルコール
重合化合物（ポリエチレングリコール、ポリビニルアル
コール）とを常温もしくは１２０’Ｃ０−Ｒ迄で加熱し、ＲＯＢ　、ｏ　　ｎの組成状態（ポリエチ
レングリコールでは末端基のＯＨがＢと反応してＲ−０
−Ｂ／となる場合もある）にし、この物質をステアリン
酸等の脂肪酸、パラフィン系化合物、オレフィン系化合
物、モンタンロウ、カルナバロウ、不ロウ等のロウ物質
に均一に５０〜１２０℃で溶解混合させ、これを固化さ
せローソクを得る。

具体的混合例を以下に示す。（混合パーセントは重量パ
ーセントあシ、数値の範囲内の混合（全量を１００チ）
であることを示す）　５　一実施例イー１　ホウ素化合物単一成分を用いた場合ａ無水ホウ酸（”ｔＯｓ　）　　　　、　　　０．１〜
３０　％ｂエチレングリコールとポリエチレングリコールの合計　　　　　　　　　　０．１〜９ｏチ
Ｃロウ成分　　　　　　　　　２トロロチ実施例イー２
　ホウ素化合物を２種から４種混合を用いた場合ａ　Ｂ、０３＋Ｈ３ＢＯ３＋Ｎａ２Ｂ、０７０．２〜３
０１ｂエチレングリコールとポリエチレングリコールの合計　　　　　　　　　　１〜９ｏチＣロ
ウ物質　　　　　　　　　　２０〜６ｏチ実施例イー３
　バリウムを用いた場合ａＢｇＯ（又はＢａ）　　　　　　　０．１〜２０％ｂ
アルコール化合物　　　　　　　　５〜８ｏチＣロウ物
質　　　　　　　　　　２０〜８ｏチ実施例イー４分子鎖の内部に二重結合を有するアルケンを高温化（１
６０℃程度）でホウ水素化したホウ素化合物（ホウ素含
有量０．１〜２（１）とロウ物質（残量）を添加する。

Ｒ−ＣＨ２−ＣＨ＝　ＣＨ−ＣＨ２−Ｒ＋　Ｂ４Ｈ６→
Ｒ−Ｃ鴇−ＣＨ−ＣＨ２−ＣＨ，−Ｒ以上４つの実施例では上記範囲内に於いて、ローソクの
長さにか＼わらず良好で安定的な緑色炎を得ることが出
来た。

なお、炎の状態は中央部が普通の炎で周囲が緑色の炎を
得たこの緑色の割合は発光色材の割合を変えることによ
り１０〜１００％（完全緑色炎）に調整できこの範囲で
良好な炎状態となった。

又、上記混合範囲ではローソクとして常温で定形性を有
ｌ−１かつＣ−＋ＣＯ２、Ｈ→Ｈ２０３Ｂ→Ｂ２０．と
燃焼ｌ−安全である。

（ロ）赤色炎を得る場合、着色炎物質としてＬｉ１Ｌｉ
ｃＡ又はＲＣＯＯＬｉ　（Ｒは炭素数１７以下の不飽和
脂肪酸と塩基酸）、Ｌｉ、０　、ＬｉＢｒ　、　Ｌｉ　
Ｉ　Ｏ各々あるいは複数を溶解成分として、アルコール
化合物を用い、これをロウ物質に５０℃〜１２０℃で溶
解混合したものである。

実施例ロー１ａ　ＬｉＣＡ　　　　　　　　　　　　　Ｏ，１〜２０
％ｂエチレングリコール又はグリセリン及びポリエチレングリコールの合計　　５〜８０チＣロ
ウ物質　　　　　　　　　　２０〜６０％なお、ａノＬ
ｉｃＡノ代シにＬｉ、　Ｌｉ２Ｏ、ＬｉＢｒ。

ＬｉＩやＲＣＯＯＬｉあるいはＣＨ３０Ｌｉのごとくア
ルコールのＲＯＨをＲＯＬｉとおきかえた化合物でも同
様の混合範囲であった。

実施例ロー２ａＬｉｃＡ、Ｌｉｄ、　　　　　　　　　０．１〜６（
ｉｓｂエチレングリコール又はグリセリン及びポリエチレングリコールの合計　　　５〜８０チＣ
ロウ物質　　　　　　　　　　２０〜６０チ実施例ロー
３ａ　ＣＨ３ＣＯＯＬｉ　　　　　　　　　　　０．１〜
５０ｆＤｂステアリン酸　　　　　　　　　５〜５０チ
Ｃポリエチレングリコール　　　　　５〜５０％なお、
上記実施例に於いてＣＨ３ＣＯＯＬｉの代シに飽和脂肪
酸リチウム、不飽和脂肪酸リチウムでＣの数が１〜１７
迄の数とおきかえても同様の結果を得ることが出来る。

」二記各実施例の範囲ではすすの発生が生じることがな
く紅色形光を発するローソクの炎を得ることが出来る。

又、他のアルカリ金属、アルカリ土類金属を用いること
によシ独自の色彩を得ることが出来る。

（効　果）本発明は上述のように発光色物質を確実にロウ成分内に
均一に融解させることが可能であることよυ、ローソク
の長さの位置によシ色彩炎の巾に変化がなく室内の特に
高級レストラン等の照明用として最適であり、又製造も
簡易であり安価に大量生産が出来る等優れた効果を有す
る０

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ホウ素、リチウム等燃焼時色彩色を発する金属、
非金属、あるいはこれらの化合物よりなる着色炎物質の
一種又は二種以上をアルコールあるいはアルコール重合
化合物を溶解材として、パラフィン、カルナバを初めと
するロウ物質に混合せしめたことを特徴とする、ローソ
ク。
（２）着色炎物質としてホウ素Ｂ及びホウ素化合物とし
て無水ホウ酸Ｂ＿２Ｏ＿３、ホウ砂Ｎａ＿２Ｂ＿４Ｏ＿
７（結晶水をもつものを含む）、ホウ酸Ｈ＿３ＢＯ＿３
、（ＲＯ）＿３Ｂ（Ｒはアルキル基）、バンデルマホウ
砂Ｃａ＿２Ｂ＿６Ｏ＿１＿１（結晶水をもつものを含む
）を用いたことを特徴とする、特許請求の範囲第１項記
載のローソク。
（３）着色炎物質としてリチウムＬｉ及びリチウム化合
物例えば塩化リチウムＬｉＣｌ、酸化リチウムＬｉ＿２
Ｏ、臭化リチウムＬｉＢｒ、ヨウ化リチウムＬｉＩ又は
飽和脂肪酸リチウムＲＣＯＯＬｉ、不飽和脂肪酸リチウ
ム（例えばオレイン酸リチウムＣＨ＿３（ＣＨ＿２）＿
７ＣＨＣＨ（ＣＨ＿２）＿７ＣＯＯＬｉ）（但しＣの数
が１７以下）を用いたことを特徴とする、特許請求の範
囲第１項記載のローソク。
（４）着色炎物質としてバリウムＢａ、塩化バリウムＢ
ａＣｌ、酸化バリウムＢａＯ、又はＲＣＯＯＢａ（Ｒは
アルキル基）を用いたことを特徴とする、特許請求の範
囲第１項記載のローソク。
（５）溶解剤として１価、多価アルコール、ポリエチレ
ングリコール又はポリビニルアルコールを用いたことを
特徴とする、特許請求の範囲第１項記載のローソク。