JPS61163884A - 電子タイプライタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、製造工程での機能および耐久性能確認のため
に、タイプライタ−自身が自動的に文字を連続印字する
自動エージング機能を有した電子タイプライタ−に関す
る。

［従来の技術］ 電子タイプライタ−のなかには、製造工程の最終段階で
、この電子タイプライタ−を構成する例えば印字ホイー
ル、キャリッジ、各モータ等の性能、耐久性を確認する
ために、予め定められた複数の文字を自動的に連続して
印字出力する自動エージング機能を持ったものがある。

一般に上記のような自動エージング機能を有した電子タ
イプライタ−は内部記憶部にテスト印字すべき文字コー
ドが記憶されており、各部材の性能および耐久性を確認
するために電源を投入して、キーボードにおける特定の
キー操作を実行すると、記憶された文字コードに対応す
るテスト文字が自動的にプラテンにセットされた印字用
紙上に連続的に印字出力される。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記のような自動エージング機能を有し
た電子タイプライタ−にあってもまだ解決しなければな
らない次のような課題があった。

すなわち、一般に従来の自動エージング機能においては
記憶部に記憶されているテスト文字の印字順序はせいぜ
いＡＳＣＩＩの文字コード順程度であった。このような
エージング機能では、印字ホイールを使用した電子タイ
プライタ−の動作を正確に確認することは不可能である
。すなわち、印字ホイールは、入力される文字コードに
対応してこの文字コードに対応する文字の活字が形成さ
れたスポークがプラテンにセットされた印字用紙上の印
字位置に対向するようにステッピングモータ等で形成さ
れた印字ホイールモータにて回転制御される。

この印字ホイールモータは文字コードの入力順序によっ
て、回転方向および回転ピッチ数が種々に変化する。し
たがって、上記回転方向と回転ピッチ数との全ての組合
せ入力に対する実際の動作確認を実施する必要がある。

しかし、前述のエージング機能は印字ホイールモータの
全ての動作確認を考慮したとは考えられない。したがっ
て、完全な品質検査とは言えない問題がある。

本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり
、その目的とするところは、製造工程の最終段階におい
て実際の使用時に考えられる印字ホイールの全ての動作
を確認でき、出荷前に完全な品質検査ができ、高品質で
信頼性を向上できる電子タイプライタ−を提供すること
にある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の電子タイプライタ−は、印字ホイール上の予め
定められた中心文字に対応する活字が形成されたスポー
ク位置からの移動ピッチ数を記憶する移動数メモリを設
け、最初に印字ホイールを中心文字の位置から移動数メ
モリの示すピッチ数だけ一方方向へ回転させてその位置
にある活字の文字を印字し、次に元の中心文字位置へ戻
してこの中心文字を印字し、さらに移動数メモリの示す
ピッチ数だけ他方方向へ回転させてその位置にある活字
の文字を印字する一連印字動作を連続繰返し、ざらに、
この一連印字動作が実施される毎に移動数メモリのピッ
チ数を増加するようにしたものである。

また、別の発明においては、上記中心文字のスポーク位
置を示す位置ピッチ数を中心文字メモリに格納し、前述
の一連印字動作が実施される毎に中心文字メモリのピッ
チ数を増加するようにしたものである。

［作用］ このように構成された電子タイプライタ−であれば、最
初に移動数メモリに１ピツチ数を設定すると、予め定め
られた中心文字を中心に印字ホイールが例えば１ピツチ
だけ反時計方向に回転してそのスポーク位置の文字を印
字し、元に戻って中心文字を印字し、さらに時計方向に
１ピツチ回転してそのスポーク位置の文字を印字する。

以上３つの文字に対する一連の印字動作が終了すると、
移動数メモリのピッチ数を例えば一定数の１だけ増加し
て２とする。すると、印字ホイールは上記中心文字から
反時計方向に２ピツチだけ回転してその場所の文字を印
字し、次に元の中心文字を印字、さらに時計方向に２ピ
ッチ回転してその場所の文字を印字する。以上の印字動
作を移動数メモリのピッチ数を増加しながら繰返す。

また、他の発明においては、中心文字を中心に反時計方
向および時計方向に移動数メモリのピッチ数だけ移動し
ながら印字するとともに、上記中心文字が順次移動して
いく。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は実施例の電子タイプライタ−の外観を示す平面
図である。図中１は筐体であり、この筺体１の前面にキ
ーボード２が設けられており、筺体１内の上部に印字用
紙３をセットするためのプラテン４が設けられている。

このプラテン４に平行に配設された軸にキャリッジモー
タにてプラテン４の軸方向に移動制御されるキャリッジ
５が移動自在に取付けられている。このキャリッジ５に
は各スポークの先端に活字が形成された印字ホイール６
、印字ホイール６の活字をプラテン４にセットされた印
字用紙３へ叩打する印字ハンマー７゜印字リボン８．お
よびこれらを駆動する各モータ等が搭載されている。

前記キーボード２には、図示するように英字キー９．数
字キー１０等の文字キーの他に、スペースキー１１．キ
ャリッジリターンキー、シフトキー、コードキー等の各
種ファンクションキーが配列され、でいる。

第２図は電子タイプライタ−の概略構成を示すブロック
図である。図中１２は入力ボート、出力ボート等を内蔵
したマイクロプロセッサ（以下ＭＰＵと略記する）であ
り、このＭＰＵ１２の出力ボートＫＳからキーボード２
ヘキー走査信号が送出され、入力ポートＫＯにはキーボ
ード２からキーデータ信号が入力される。入力端子ＴＳ
には筺体１の側面に取付けられた自動エージングモード
設定用のモードスイッチ１３からの設定指令が入力、４
６゜よよ、ヤ、。１２□よアー、７、ユ、４１およびア
ドレスバス１５を介してキーボード２からキー入力され
たキーデータ等の可変データを一時記憶するＲＡＭ１６
および入力コードに対する印字ホイールのスポーク位置
等の固定データを記憶するＲＯＭ１７が接続され、出力
ボートＭには各モータを駆動するモータ駆動回路１８が
接続されている。ざらに、出力ボートＨには印字ハンマ
ー７を駆動するハンマー駆動回路１９が接続されている
。

モータ駆動回路１８にはキャリッジ５を移動制御するキ
ャリッジモータ２０．プラテン４に連結され印字用紙３
を紙送りする紙送りモータ２１゜印字ホイール６を回転
制師する印字ホイールモータ２２．印字リボン８をリボ
ン送りするリボン送りモータ２３等が接続されている。

前記ＲＡＭ１６内には第３図に示すようにキーボード２
からキー入力された印字出力すべき文字コードを一時記
憶する印字データメモリＲＡ１の他に、印字ホイール６
のスポークの移動ピッチ数ＫＮを記憶する移動数メモリ
ＲＡ２が形成されている。

前記ＭＰｔＪ１２は第４図の流れ図に従って自動エージ
ング処理を実行するように構成されている。

すなわち、この電子タイプライタ−の電源が投入される
と各種の初期処理を実行した後、入力端子ＴＳの信号レ
ベルを調べ自動エージングのモードスイッチ１３が投入
されているか否かを調べる。

投入されていなければ通常のタイプライタ−モードであ
るのでキーボード２からの文字コードの入力を持つ。

モードスイッチ１３が投入されていた場合、自動エージ
ング処理が開始されたと判断してモータ駆動回路１８を
介して印字ホイールモータ２２へ駆動信号を送出して印
字ホイール６を例えば［Ｅ］等の特定の中心文字の活字
がプラテン４にセットされた印字用紙３の印字位置に対
向するように回転させる。そして、ＰｌにてＲＡＭ１６
内の移動数メモリＲＡ２の移動ピッチ数ＫＮを初期値の
１に設定する。

移動数メモリＲＡ２の初期設定が終了すると、Ｐ２にて
印字ホイール６を反時計方向へ移動数メモリＲＡ２のピ
ッチ数ＫＮだけ回転させる。そして、ハンマー駆動回路
１９を介して印字ハンマー７を駆動して前記中心文字［
Ｅ］から印字ホイール６上のＫＮピッチ離れた位置の文
字を印字出力する。１文字の印字出力が終了すると、キ
ャリッジモータ２０を回転してキャリッジ５を１文字分
移動させると共に、リボン送りモータ２３を回転して印
字リボン８をリボン送りする。リボン送りが終了すると
印字ホイール６を元の中心文字［Ｅ］の位置まで戻して
、印字ハンマー７を駆動してこの中心文字［Ｅ］を印字
出力する。そして、キャリッジ５を移動し印字リボン８
を送る。次に、印字ホイール６を時計方向へ移動数メモ
リＲＡ２のピッチ数ＫＮ分だけ回転させる。そして、印
字ハンマー７を駆動して中心文字［Ｅ］から前述と反対
方向にＫＮピッチ離れた文字を印字する。その後キャリ
ッジ移動及び印字リボン送りを実行する。

そして、印字ホイール６を元の中心文字［Ｅ］の位置へ
戻す。

以上中心文字を含む３文字の一連印字動作が終了すると
、移動数メモリＲＡ２の移動ピッチ数ＫＮを１だけ増加
する。その後、上記ピッチ数ＫＮが印字ホイール６のス
ポーク総本数（１００）の半分である５１に達していな
いことを確認するとＰ２へ戻り印字ホイール６を増加後
のピッチ数ＫＮ分だけ半時針方向へ回転させる。

Ｐ３にて移動メモリＲＡ２の移動ピッチ数ＫＮが５１に
達すると、全てのスポークに形成された活字の文字が印
字されたと判断してキャリッジ５を左のホームポジショ
ンに戻すと共に、紙送りモータ２１を回転させて印字用
紙３を紙送りする。

そして、Ｐｌへ戻り移動数メモリＲＡ２の移動ピッチ数
ＫＮを１の初期値に戻し、再び自動印字動作を開始する
。

なお、自動エージング動作を停止する場合は電源を遮断
すればよい。

このように構成された電子タイプライタ−であれば、例
えば印字ホイール６の各活字が形成されたスポーク２４
が第５図のように配列されていたとし、製造工程の最後
の検査段階においてモードスイッチ１３を投入した状態
で電源を投入すると、印字用紙３上には第６図に示すよ
うに中心文字［Ｅ］を中心に［ＦＥＤＧＥＣＨＢ　Ｉ　
ＥＡ・・・・・弓と印字される。

このように印字ホイール６の中心文字［Ｅ］を中心に左
右へ移動ピッチ数ＫＮを１づつ増加しながら回転させて
その位置にある文字を印字出力することによって、回転
方向も含めて印字ホイールの全ての動作を実際に実行さ
せ確認することが可能である。その結果、出荷前に完全
な品質検査ができ、製品の信頼性を向上できる。

第７図は本発明の他の実施例に係わる電子タイプライタ
−のＲＡＭ２５内に形成された主なメモリを示すもので
あり、外観図及びブロック図は第１図及び第２図と同じ
であるので説明を省略する。

この実施例のＲＡＭ２５内には、図示するように印字デ
ータメモリＲＡ１の他に、第３図の移動数メモリＲＡ２
と同じく中心文字位置からの移動ピッチ数ＤＥを記憶す
る移動数メモリＲＡ３．任意の中心文字に対応する活字
が形成されたスポークのスポークホームポジションから
の回転位置を示す位置ピッチ数ＣＨＡを記憶する中心文
字メモリＲＡ４が形成されている。

ＭＰｔＪ１２は第８図の流れ図に従って自動エージング
処理を実行する。すなわち、電源が投入されたときモー
ドスイッチ１３が投入されていた場合、キーボード２の
英字キー９にて文字コードが入力されるとこの文字コー
ドを印字データメモリＲＡ１に格納する。そして、数字
キー１０のキー入力操作による数字データＮの入力を待
つ。数字が入力されると、この数字ＮをＲＡＭ２５の移
動数メモリＲＡ３へ格納する。つぎにＰ４にて印字デー
タメモリＲＡ１に格納された１つの文字コードの文字に
対応する活字が形成された印字ホイール６のスポーク２
４の回転位置を示す位置ピッチ数（ホイールアドレス）
ＨＡＤをＲＯＭ１７から検索してＲＡＭ２５の中心文字
メモリＲＡ４へ格納する。

次に、印字ホイール６を中心文字メモリＲＡ４の位置ピ
ッチ数ＣＨＡの指定する位置まで回転させる。その後、
Ｐ５にて印字ホイル６をざらに反時計方向へ移動数メモ
リＲＡ３の移動ピッチ数ＤＥだけ回転させてその位置の
文字を印字出力する。

次に印字ホイール６を元の中心文字メモリＲＡ４の示す
中心文字の位置へ戻し、この中心文字を印字する。中心
文字の印字が終了すると、印字ホイール６を時計方向へ
移動数メモリＲＡ３の示す移動ピッチ数ＤＥだけ回転さ
せてその位置の文字を印字する。

以上３つの文字の一連印字動作が終了すると、中心文字
メモリＲＡ４の位置ピッチ数ＣＨＡに移動数メモリＲＡ
３の移動ピッチ数ＤＥを加算する。

そして、印字ホイール６を加算後の中心文字メモリＲＡ
４の位置ピッチ数ＣＨＡの指定する位置へ移動させる。

Ｐ６にて加算後の回転位置ピッチ数ＣＨＡが５０を越え
ていないことを確認するとＰ５へ戻り印字ホイール６を
反時計方向へ移動数メモリＲＡ３の移動ピッチ数ＤＥだ
け回転させて印字する。

Ｐ６にて増加後の位置ピッチ数ＣＨＡが５０を越えると
、一連の自動エージング処理を終了したと判断してキャ
リッジ５をホームポジションへ戻し印字用紙３を紙送り
する。紙送りが終了すると、Ｐ４へ戻り印字データメモ
リＲＡ１の次の文字コードの位置ピッチ数ＨＡＤを求め
中心文字メモリＲＡ４へ格納する。

このように構成された電子タイプライタ−であれば、モ
ードスイッチ１３を投入した状態で電源投入後キーボー
ド２の英字キー９にて例えば［Ｃ］文字をキー入力しさ
らに数字キー１０にて［２］をキー入力すると、印字ホ
イール６が第５図に示す文字配列の場合、印字用紙３上
には第９図（ａ）に示すように［ＥＣＡＧＥＣＩＧＥＫ
　ＩＧ・・・・・・］のように印印字力される。すなわ
ち、最初の中心文字が［Ｃ］およびＮ−２であるので、
中心文字［Ｃ］および［Ｃ］の１つ隣の［Ｅ］、［Ａ］
を印字したのち、中心文字を１つ隣の［Ｅ］、［Ｇ］・
・・へど順次移動しながら印字していく。

よえ、□ヤー。。ゆ［１］ｅヤー１カ、え　　　）場合
、第９図（１））に示すように中心文字［Ｃ］および［
Ｃ］の隣の［Ｄ］、［Ｂ］を印字したのち、中心文字を
隣の［Ｄ］、［Ｅ］・・・へど順次移動しながら印字し
ていく。

また、キーボード２から入力する数字を１，２゜３、・
・・・・・と順次増加することによって印字ホイール６
の全ての動作を確認できる。

このように中心文字を一定ピッチ数ずつ順次ずらしなが
ら印字出力させても前述の実施例と同様な効果を得るこ
とが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、製造工程の最終段
階において実際の使用時に考えられる印字ホイールの回
転方向も含めて全ての動作を確認できるようにしている
。したがって、製品出荷前〜に完全な品質検査ができ、
電子タイプライタ−の品質を向上できるとともに信頼性
を向上できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係わる電子タイプライタ−を示すものであ
り、第１図は全体の外観を示す平面図、第２図は全体の
ブロック図、第３図は記憶部の主なメモリを示す図、第
４図は動作を示す流れ図、第５図は印字ホイールの要部
を示す切欠正面図、第６図は印字出力図、第７図は本発
明の他の実施例に係わる電子タイプライタ−の記憶部の
主なメモリを示す図、第８図は同実施例の動作を示す流
れ図、第９図は同実施例の印字出力図である。 ２・・・キーボード、３・・・印字用紙、４・・・プラ
テン、５・・・キャリッジ、６・・・印字ホイール、７
・・・印字ハンマー、８・・・印字リボン、９・・・英
字キー、１０・・・数字キー、１２・・・ＭＰＩＪ、１
３・・・モードスイッチ、１６．２５・・・ＲＡＭ、２
０・・・キャリッジモータ、２１・・・紙送りモータ、
２２・・・印字ホイールモータ、２３・・・リボン送り
モータ、２４・・・スポーク、ＲＡｌ・・・印字データ
メモリ、ＲＡ２．ＲＡ３・・・移動数メモリ、ＲＡ４・
・・中心文字メモリ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 Ｎ１図 第４図 第５図 第６図 ＦＥＤＧＥＣＨＥＢＩＥＡ−−−−−−−−（中Ｉｃｙ
ｃｔｒＥ）第７図 第９図 （ａ） ＥＣＡＧＥＣＩ　ＧＥＫ　Ｉ　Ｇ−ｍ−−（Ｎ、２）（
ｂ） ＤＣＢＥＤＣＦＥＤＧＦＥ−（Ｎ＝１）′１：

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）キーボードからキー入力された文字コードに対応
   する文字を印字ホイールを用いて印字出力する電子タイ
   プライターにおいて、前記印字ホイール上の予め定めら
   れた中心文字に対応する活字が形成されたスポーク位置
   からの移動ピッチ数を記憶する移動数メモリと、最初に
   印字ホイールを前記中心文字の位置から前記移動数メモ
   リの示すピッチ数だけ一方方向へ回転させてその位置に
   ある活字の文字を印字し、次に元の中心文字位置へ戻し
   てこの中心文字を印字し、さらに前記移動数メモリの示
   すピッチ数だけ他方方向へ回転させてその位置にある活
   字の文字を印字する一連印字動作を連続繰返す繰返印字
   手段と、この繰返印字手段にて前記一連印字動作が実施
   される毎に前記移動数メモリのピッチ数を増加する手段
   とを備えたことを特徴とする電子タイプライター。
2. （２）キーボードからキー入力された文字コードに対応
   する文字を印字ホイールを用いて印字出力する電子タイ
   プライターにおいて、前記印字ホイール上の予め定めら
   れた任意の中心文字に対応する活字が形成されたスポー
   ク位置を示す位置ピッチ数を記憶する中心文字メモリと
   、前記中心文字に対応するスポーク位置からの移動ピッ
   チ数を記憶する移動数メモリと、最初に印字ホイールを
   前記中心文字の位置から前記移動数メモリの示すピッチ
   数だけ一方方向へ回転させてその位置にある活字の文字
   を印字し、次に元の中心文字位置へ戻してこの中心文字
   を印字し、さらに前記移動数メモリの示すピッチ数だけ
   他方方向へ回転させてその位置にある活字の文字を印字
   する一連印字動作を連続繰返す繰返印字手段と、この繰
   返印字手段にて前記一連印字動作が実施される毎に前記
   中心文字メモリのピッチ数を増加する手段とを備えたこ
   とを特徴とする電子タイプライター。