JPS61157369A - 擂潰装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主として水産螺製品の製造工程等において用い
られるスリ身等の粉砕攪拌薄情装置に関するものであろ
う 従来の技術 例えば、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、かに足風かまぼ
こ等の水産練製品は、原料の魚を採肉機にて採肉して水
晒し、脱水処理して得た魚肉を材料とし、この魚肉を粉
砕、攪拌、慣潰した後それぞれの製品に特有な形、味を
付けて、これを適当な方法で加熱して製品にするもので
ある。

上記工程における魚肉の慣潰は、現在は先ず凍結された
スリ身をカッターにて微細化した後。

又水晒し脱水して凍結し【いない魚肉はそのままの状態
で、椀状の白とほぼスリコギ状の杵との組合せよりなる
摺潰機により行なうのが一般的である。

発明ｆｌＺＭ決しようとする問題点 従来の摺潰機は回転する白の中に微細化したスリ身又は
水晒し脱水したそのままの魚肉の状態で入れ、杵が該臼
とは逆方向に回転して日内の練製品原料を攪拌薄情する
よう罠なっている。

ところがこのような従来の擂潰礪は作業能率の面で問題
があるだけでなく、椀状の日内のスリ身は薄情作業中そ
の表面は大気に触れたままとなっているので、作業場内
全体の衛生管理が大変であり、又魚肉のスワリ（魚肉が
ゲル化し流動性が低下する現象）を防出するために、擂
潰中の魚肉温度を低下させなければならないが魚肉温度
を低レベルに保つことが非常に困難である等多くの問題
を有している。

本発明は上記の□ような従来の諸問題を解消し得る粉砕
攪拌慣潰装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、円筒形９円錐台形９皿状、たる状等の円周面
をもった臼体をその中心線が横向き又はやや傾斜した状
態にて設置し、該臼体上部ず 及び下部にそれぞれ蓋たて開閉制御される貸料　　　　
　　　１投入口及び資料排出口をそれぞれ設け、該臼体
の一方の側壁面に臼体中心線上に中心線が一致する掻落
し用回転軸を回転可能なるよう設け、該掻落し用回転軸
に該掻落し用回転軸の回転に伴ない少なくとも臼体の円
周面の内面に附着した資料を掻落すと共に臼体内資料の
攪拌混合を行う掻落し部材を取付け、慣潰部材を交換可
能なるよう取付けた１本又は複数本の慣潰用回転軸を、
上記掻落し用回転軸を設けた臼体の一方の側壁面に、該
慣潰用回転軸が臼体中心線より下方で且つ臼体中心線に
対し平行もしくは所定角度傾斜させた状態にて回転可能
に取付支持させたことを！￥［とするものである。

作用 上記において、資料投入口より資料及び必要に応じ副資
料、添加物等を臼体内に投入し、資料投入口を蓋たて密
閉した後、掻落し用回転軸を例えば２０〜１００　ｒｐ
ｌ程度の回転速度にて回転させると同時に薄情用回転軸
を高速回転させると、掻落し用回転軸の回転に伴ない掻
落し部材が回転して臼体内局面に附着している資料を掻
き落すと共に臼体内の貸料の攪拌、混合を行い、慣潰用
回転軸の高速回転にて上記のように攪拌。

混合されつつある資料を薄情部材が強くたださ、資料の
粉砕、　４Ｍ潰を行い、極めて短時間にて資料の攪拌、
混合、粉砕、薄情を密閉された空間内で完了し、その後
排出口蓋を開き上記両回転軸の回転にて処理済の資料が
排出口より排出回収されるものである。

実施例 以下本発明の一実施例を附図を８照して説明するう 図において、１は臼体、２は該臼体１の一方の側壁３よ
り臼体１内に突出した掻落し用回転軸で、該掻落し用回
転軸２は側壁３の外側にて軸承４，５によって回転町Ｄ
Ｋ支持され、モータ６によりスプロケット７．８及びこ
れに掛装されたチェーン９を介して回転駆動されるよう
になっている。

上記掻落し用回転軸２の先端部には臼体１の円周面２２
内面附近まで径方向に延びる掻落し用アーム１００基部
が固着さｎ、該掻落し用アーム１０の先端部には臼体１
０円円周面２の内面に沿う掻落し羽根１１が取付けらｊ
Ｌ、掻落し周回転軸２０回転により上記掻落し用アーム
１０と掻落し羽根１１とからなる掻落し部材１２が一体
となって回転し、臼体１内壁に耐着した資料を掻落すと
共に、臼体１内資料をまんべんなく攪拌混合するように
なっている。

上記資料の攪拌混合を更に効果的に行なうために掻落し
部材１２を掻落し用回転軸２先端部に放射状に複数個設
けても良い。

１３．１３’は擂潰用回転軸であり、該薄情用回転軸１
３．１３’は上記掻落し用回転軸２の下方部において、
核掻落し用回転軸２と同様臼体１の一方の側壁３より臼
体１内に突出し、該薄情用回転軸１３．１３’はモータ
１８，１８’にてプーリ１９、２０　、１９’、　２Ｇ
’及びコ２ｔ　ＧＣ掛装されたＶプーリ２１　、２１’
等を介して回転駆動されるようになっている。

上記擂潰用回転軸１３　、１３’には、抽潰棒１４′或
はカッター１１等の擂潰部材１４がスペーサ１５を介し
て適当間隔をもって互に干渉しないように嵌装され回転
軸１３先端ねじ部１６にナツト１Ｔをねじ込み締付ける
ことＫより固定され、該ナツト１７をはずすことにより
擂潰部材１４の種類の組合せを擂潰すべき資料の種類に
応じて適宜任意に取りかえることができるようになって
いる。

慣潰棒１４は回転軸１３０回転によって臼体１内を上記
掻落し部材１２０回転にて攪拌されつつある資料を強く
たたき薄情粉砕するものであり、又カッター１／は回転
軸１３′の一方向回転によりその刃部にて資料を切断粉
砕し、逆方向回転によってカッターの肉厚の背部にて資
料を強くたたき資料の擂潰粉砕を行うものである。

図示実施例では梱潰用回転軸を２本並列に設けた例を示
しているが、これは１本でも艮いし又臼体１の容量が大
なるものでは５本以上としても良い。又図示実施例のよ
うに薄情用回転軸を掻落し用回転軸２と平行に配設して
も良いし、擂潰用回転軸と掻落し用回転軸との中心線の
廷長が互に交差するようある程度の角度をつけた構造と
しても良い。

前記したように掻落し用回転軸２と擂潰用回転軸１３．
１３’とを共に臼体１の一方の側壁３から臼体１内に突
出させた構造としたことにより、該一方の側壁３と対向
する側２３には取付けるべき重量物が何もない。そこで
本発明では一方の側壁３と対向する臼体側部２３は、透
明又は半透明のガラス又は合成樹脂製等の扉３９にて密
閉する構造とし、これＫより資料慣潰作業中核扉３９の
外側から目視にて内部の資料の擂潰状態を充分チェツチ
することができ、且つ扉３９が軽菫であるので該＃ｓ３
９の蝶Ｉｔｒ４０，４１を中心としての開閉操作が極め
て容易となり、薄情作業終了佐の清掃１点検、修理等を
波峰３９を開くことにより容易に且つ充分に行うことが
できるものであろう 波峰３９は図示は省略しているがロック機構により完全
気密状態に密閉保持することができるようになっている
ことは言うまでもない。

更に波峰３９はその内側面部が擂潰作業中質料によって
すれて長期間使用しているうちに透明度が低下する虞れ
があるので、波峰３９の内側面に透明又は半透明の合成
樹脂の薄板又は薄膜を貼着しておき、透明度が低下した
ら該薄板又は薄膜を剥がして祈しいものと容易に貼りか
えることができるようＫしておくことが望ましい？ 臼体１の上面部には資料、副責料、添加物等を投入する
ための投入口２９が設けられ、又臼体１の底面部には排
出口３３が設けられ、投入口２９は支点３０を中心とし
て回動する蓋３１に　　゛て開閉制御され、排出口３３
はレール３６　、３７に案内されて第２図において左右
方向にスライド移動する蓋３５によって開閉１ｉｆｌＪ
＃されるようになっている。３４は蓋３５の開閉操作用
の握りハンドルである。尚蓋３１及び３５は共に投入口
２９及び排出口３３′を気密に密閉した状態を保持でき
るようになっている。

上記投入口２９の蓋３１の中央部内面には回転軸２にほ
ぼ平行な凹溝３２が形成され、該凹溝３２内にパルプ４
２′により開閉ｒｆｆｉ）　ｍｌされる噴水ノズル４２
が設けられており、ＩＮ潰作業が終了し資料を排出口３
３より受箱３８内に回収した後、例えば回転軸２，１３
．１３’を回転させつつＩくルプ４２を開き噴水ノズル
４２より臼体１内に注入することにより、臼体１内の微
細な資料を洗滌し排出口３３より回収することができる
ようになっている。

尚図示実施例のように資料投入口２９を臼体１の中心線
の直上に設けた場曾は上記のように投入口用儲３１に凹
＄４３２と噴水ノズル４２とからなる洗滌水の噴水＠構
を設けるが、資料投入口２９を第２図において臼体中心
繰の直上位置より左方又は右方にずらせた位置に設けた
場合は、凹溝３２を臼体中心線直上の臼体内局面内壁に
形成し、その凹＃１３２内に噴水ノズル４２を設けた構
造とすべきであり、その場合の臼体１内洗滌方法及び洗
滌機能は図示＊ｍ例の場合と同じである。

２４は臼体１の円周枠縁２５，２６の中間部において臼
体１の円周面２２の外側に形成された冷却用空間部、２
Ｔは臼体１の一方の側壁３の外側に囲い２８にて形成さ
れた冷却用空間部であり、該両冷却用空間部２４　、２
７　Ｋ冷却水等の液状冷却媒体を流通させるか或は氷又
はドライアイス等の固形冷却媒体を充填することにより
臼体１内を冷却して薄情作業中の資料の？！！！度上昇
を防とすることができるようになっている。

尚臼体１の形状は、図示実症例のような円筒形に限らず
、円錐台形状、一部内錐台形状１皿状１球状、撰円筒状
、たる形状等任意の形状を採用でき、これらの形状の臼
体１は横置き又は多少傾斜させてフレーム（（固定支持
されるものとする。

上記の構成において、例えば魚肉のスリ身等の資料を投
入口２９より臼体１内に投入し、必要に応じ各種添加物
も投入し、蓋３１を閉めてモーター９．１９’を回転さ
せ、回転軸１３．１３’を共に時計方向に回転させ、回
転軸２もモータ６を回転させて反時計方向に回転させる
。回転軸１３には薄情棒１４を２回転軸１３にはカッタ
ー１１を取付けておくと、カッターがその刃１４α′に
で資料を切断粉砕すると同時に薄情棒１４′が資料な擂
潰し、同時に１落し部材１２も回転して切断、粉砕、擂
潰しつつある資料を充分に攪拌、混合して速やかＫまん
べんなく切断、粉砕ゝ、混合、擂潰が行なわれる。

充分なる粉砕、混合、摺潰が行なわれると、？−１握り
ハンドル３４を引いて蓋３Ｓを開く。

すると資料は掻落し部材１２０回転によって排出口３３
より流出し臼体下方に受けである受箱３８内に回収され
る。

上記作業において撞潰用回転軸１３．１３’のうちカッ
ター軸側は５００〜４０００ｒｐｍ、掴潰棒側の軸は２
５０〜２０００ｒＰｌ、掻落し用回転軸２は約２０〜１
００　ｒｐ１位の回転が適当である。

カッターの個数、大きさ、厚さ、播潰棒の長さ、直径等
は回転軸のトルク、発熱等に大いに関係するので適切に
貸料の種類や目的に合致するよう選定すべきである。

掻落し用軸２０回転方向は資料によって自由に選定出来
、回転数も上記の範囲内において自由に選定できる。

副資料や各種添加物は前述のように資料の投入時同時に
投入しても良いし、資料の粉籍混合、ｔＩ潰作業時適当
な時期に投入し℃も良い。

水産練製品の製造に際してはスワリ防とのために摺潰中
、資料温度を低レベルに保つことが望ましいが、本発明
では作業中冷却用空間２４及び２Ｔに冷水等の液状冷却
媒体を流通させるか、又は氷、ドライアイス等の固形冷
却媒体を充填することにより簡単に資料温度を低レベル
に保つことができろう 又臼体１内の温度は温度計４３にて常時チェックできる
と共に、例えば回転軸の回転が高いために臼体１内の温
度が所定温度（例えば１０℃程度）を超えた場合自動的
にスイッチ４４がオフとなってモータ１８．１８’、６
を停止させるようＫすることが望ましい。オーバトルク
の場合も上記と同様自動停止させるようＫすることが望
ましい。

又一般には温度一定で時間をタイムスイッチの働きで伴
出させるようにしである。

更に水産練製品の種類によっては粉砕、混合、慣潰を真
空に近い状態で行うことが望ましい場合が多いが、本発
明では資料を臼体１内に投入した後臼体１内を密閉し、
空気抜取口４５より内部の空気を抜き取り真空計４６に
て臼体１内部が所定の真空度になったことを確認した上
で運転をはじめるか、運転中に真空状態にする等質料に
合つた方法で上記要望を満足させることができる。

資料の種類によっては加圧状態で粉砕、混合、補償作業
を行った方が良い場合もあるが、その場合は前記空気抜
取口４５より空気圧を供給することによって８易に内部
を加圧状態とすることができる。

上記のような資料の粉砕、混合、薄情作業の途中の資料
の処理状況は扉３９より目視にて充分チェックすること
ができる。

前記のようｋして補償終了後排出口３３より資料を取り
出し、その後排出口３３の下に洗滌水受の容器を置き、
臼体上部の噴水ノズル４２より洗滌澁騙射して回転軸２
，１３．１３’や臼体１内を洗滌してモータ１９　、１
９’、　６を停とさせる。

臼体１内が衛生的な状態になっているかどうかけ扉３９
を開いて充分調べ、常に清潔に保つことができる。

上記実施例においては補償用回転軸を２本とした例を示
しているが、該補償用回転軸を１本として、一方向回転
でカッターの刃による切断粉砕作用、逆方向回転でカッ
ターの背部の厚い部分で資料を叩く構造にしてもよい。

掻落し部材、１２による資料の攪拌混合機能を向−１″
８社共に資１排騎（７）７１１０３３〜０１銹導礪能向
上のために、アーム１０及び掻落し羽根１１に適当なひ
ねり又は適当な曲りをつけることもできる。

本装置は特に上記のようであるから資料の少量のときも
作業ができて少量から天敵まで巾広く能率よく各々の状
態に適合した部材を！＃ｉ会せて過当な方法で、作業状
態を充・分与ながら自動的に作業ができるものである。

臼体上部の投入口の開閉、臼体ｄ器下部の排出口の開閉
部は総てタイマーに仕せて自動的にオイルシリンダ等で
開閉することもでき、又噴水ノズルによる洗滌も自動化
する仁とができる。

発明の効果 以上のように本発明によれは＠科の極めて衛生的なる粉
砕、混合、慣潰を能率よく行ない得ると共に、必要に応
じて真望、加圧、低温条件による粉砕、混合、補償作業
を容易に行なうことができごもので、実用上多大の効果
をもたらし潜るものである。

尚本発明の装置は水産練製品に限らずあらゆる資料の粉
砕、混合、擂潰工程に通用し得ることは言うまでもない
。

【図面の簡単な説明】

（第２図のＡ−Ａ断面図）であり、第２図は第１図装置
を左から見た側面図で扉を一部切欠いて示しているウ ド・・臼体、２・・・掻落し用回転軸、６・・・モータ
、１２・・・掻落し部材、１３　、１３鵠遣潰用回転軸
、１４・・・薄情部材、Ｈｌ、１８’・・・モータ、２
９・・・投入口、３３・・・排出口、３１　、３５・・
・蓋、３９・・・扉。 以　　上

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）、円筒形、円錐台形、皿状、たる状等の円周面を
   もった臼体をその中心線が横向き又はやや傾斜した状態
   にて設置し、該臼体上部及び下部にそれぞれ蓋たて開閉
   制御される資料投入口及び資料排出口をそれぞれ設け、
   該臼体の一方の側壁面に臼体中心線上に中心線が一致す
   る掻落し用回転軸を回転可能なるよう設け、該掻落し用
   回転軸に該掻落し用回転軸の回転に伴ない少なくとも臼
   体の円周面の内面に附着した資料を掻落すと共に臼体内
   資料の攪拌混合を行なう掻落し部材を取付け、擂潰部材
   を交換可能なるよう取付けた１本又は複数本の擂潰用回
   転軸を、上記掻落し用回転軸を設けた臼体の一方の側壁
   面に、該擂潰用回転軸が臼体中心線より下方で且つ臼体
   中心線に対し平行もしくは所定角度傾斜させた状態にて
   回転可能に取付支持させたことを特徴とする擂潰装置。
2. （２）、臼体は、掻落し用回転軸及び擂潰用回転軸を設
   けた一方の側壁面に対向する反対側の側面部を透明又は
   半透明の開閉可能な扉にて密閉された構造となっている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の擂潰装
   置。
3. （３）、資料投入口の蓋又は臼体上部は、その内面に掻
   落し用回転軸とほぼ平行な凹溝が形成され、該凹溝内に
   臼体内の洗滌を行なう洗滌水の噴水ノズルが設けられた
   構造となっていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項又は第２項に記載の擂潰装置。
4. （４）、臼体は、その外側に冷却媒体を流通又は充填す
   る冷却用空間部が形成されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載の擂潰装
   置。