JPS61148717A - 貫通孔接点を備えた継電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、常時開路接点、常時閉路接点及び切換接点を
有し、それらの接点にリベット型接点又はボタン型接点
を用いている継電器（以下リレーと云う）の改良に関す
る。

（従来技術とその問題点） 近時、電気、電子技術の発展に伴い、各種電気。

電子機器が小型化され、それに応じてリレーの小型化が
図られている。

ところで、リレーが小型化すると、接触力、開離力が小
さくなり、接点間距離が狭（なり、溶着や移転によるロ
ッキングが起き易くなるという問題がある。また沿面距
離や絶縁距離が短くなり、絶縁抵抗や耐電圧の劣化を招
くという問題がある。

この為、これらの問題に対処できる接点材料やリレーの
構造改良がなされているが、今だ満足すべきものがない
。

（発明の目的） 本発明は、上記問題を解決すべくなされたもの！リレー
の心臓部とも言える接点の形状を変えることにより、リ
レーの性能を向上させようとするものである。

（発明の構成） 本発明のリレーは、リベット型接点又はボタン型接点よ
りなる常時開路接点と常時閉路接点の少なくとも一方の
接点及び切換接点の中心部に円形の貫通孔が設けられて
いることを特徴とするものである。

本発明のリレーにおいて貫通孔が設けられている接点は
、第１図ａ、　ｂ、第２図ａ、　ｂ、第３図ａ、　ｂ、
第４図ａ＊ｂｓ第５図ａｌｂ＋第６図ａ。

ｂに夫々示す貫通孔７を有する接点１．２，３゜４．５
．６をヘソグー機又はプレス機にて加工し、夫々第７図
ａ、　ｂ、第８図ａ、　ｂ、第１３図参照　ｂのように
カルめ、または第９図ａ、ｂ、第１０図ａ。

ｂ、第１１図ａ、ｂのように溶接にて台座８に固定した
接触子１０．１１．　１５．１２．１３．１４の内接触
子１５を第１３図に示すフレクチャータイプリレー１６
の切換接点１７に組み込まれ、残りの接触子１０．１１
．１２゜１３、１４のいずれかを常時閉路接点１８．常
時開路接点１９の少なくとも一方に組み込まれるもので
ある。

本発明のリレーにおいて、接点の中心部に円形の貫通孔
７を設けた理由は、リレー開閉時、アーーり熱発生によ
り接点が高温且つ高圧にさらられる為、溶着及び移転に
よるロッキングや消耗粉による耐電圧、絶縁抵抗の劣化
が生じる接点中心部に貫通孔７をあけることにより、リ
レー開閉時のアーク発生による接点の高温且つ高圧の常
態を短時間に抑え、一方消耗粉を貫通孔７内へ付着させ
、リレーを構成している有機物系の絶縁材料であるモー
ルドに付着することを防ぐもので、これにより溶着発生
、ロッキング発生、耐電圧や絶縁特性の劣化を防ぐこと
ができるものである。

（実施例） 本発明によるリレーの呉体的な実施例と従来例。

について説明する。

（実施例１） Ｃｕより成るベース材１ａにＣｄ　１１重量％を含むＡ
ｇ−Ｃｄ０より成る接点金属１ｂをクランドした第１図
ａ、ｂのリベント型の接点１において頭径５ｍ、頭高１
鶴、張り厚９．５＋ｎ、貫通孔７の孔径１鶴のものを第
７図ａ、ｂのように台座８の接点取付穴９に挿通してか
しめた接触子１０を常時閉路接点とし、一方常時開路接
点は接点中心部に孔がおいていない以外は常時閉路接点
と同じものを使用し、切換接点１７　（第１３図参照）
としてはＣｄ１１重量％を含むＡｇ−Ｃｄ０より成る頭
径４ｍ。

頭高１．１ｍ、貫通孔７の孔径ｌｆｉ、頭部球面５ｆｌ
Ｒの第６図ａ、ｂのようなリベント型の無垢接点６を第
１２図に示すように台座８の接点取付穴９に挿通してか
しめた接触子１５を使用し、これらを第１３図に示すフ
レクチャータイプリレー１６に組み込んだ。

（実施例２） 実施例１の常時閉路接点と全く同じものを常時閉路接点
及び常時開路接点に使用し、且つ切換接点も実施例１と
全く同じものを使用し、これらをフレクチャータイプリ
レー１６に組み込んだ。

（実施例３） Ｃｕ−Ｎｔより成るベース材５ａにＣｄ　１１重量％を
含むＡｇ−Ｃｄ０より成る接点金属５ｂをクラッドした
第５図ａ、ｂの段付ボタン型の接点５において接点金属
５ｂの直径５ｍ、張り厚０．５鶴。

ベース材５ａの直径６鶴、高さ０．５＋ｎ、貫通孔７の
孔径１１ｍのものを第１１図ａ、ｂのように台座ｉに溶
接にて取付けた接触子１４を常時閉路接点とし、常時開
路接点及ｄ切換接点は実施例１と同じものを使用し、こ
れらをフレクチャータイプリレー１６に組み込んだ。

（実施例４） 実施例３の常時閉路接点と全く同じものを常時閉路接点
及び常時開路接点に使用し、切換接点は実施例１と全く
同じものを使用し、これらをフレクチャータイプリレー
１６に組み込んだ。

（実施例５） 実施例１の常時閉路接点と同寸法、同形状のＣｄ１１重
量％を含むＡｇ−Ｃｄ０より成る第２図ａ。

ｂの無垢接点を第８図ａ、ｂのように台座８の接点取付
穴９に挿入してかしめた接触子１１を常時閉路接点及び
常時開路接点に使用し、切換接点は実施例１と全く同じ
ものを使用し、これらをフレクチャータイプリレー１６
に組み込んだ。

（従来例１） 実施例１の常時開路接点と全く同じものを常時開路接点
及び常時閉路接点に使用し、切換接点は接点中心部に孔
がない以外は実施例１と全く同じものを使用し、これら
をフレクチャータイプリレー１６に組み込んだ。

（従来例２） 実施例１の常時開路接点と同寸法、同形状のＣｄ１１重
量％を含むＡｇ−Ｃｄ０より成る無垢接点を常時開路接
点及び常時閉路接点に使用し、切換接点は従来例１と全
く同じものを使用し、これらをフレクチャータイプリレ
ー１６に組み込んだ。

然して上記実施例１〜５のフレクチャータイプリレーと
従来例１，２のフレクチャータイプリレーを下記の試験
条件にて常時閉路接点１８側のみの開閉試験及び常時開
路接点１９側のみの開閉試験を行い、耐電圧、絶縁抵抗
、溶着発生までの開閉回数を測定した処、下記の表−１
及び表−２に示すような結果を得た。

試験条件 電圧：　ＡＣ１００Ｖ、　５０Ｈｚ 電流：投入４０Ａ、定常１０Ａ 負荷：抵抗負荷二段切替 開閉回数：溶着発生まで 接触カニ４０ｇ 開離カニ４５ｇ 耐電圧：接点間Ａ　Ｃ１２００Ｖ　、　１０　ｓｅｃ印
加印加リレー電流１０以Ａは不合格（×）それ以下は合
８（○）とする 絶縁抵抗：接点間ＤＣ５００Ｖ印加 １００ＭΩ以上合格（○） （以下余白） 尚、フレクチャータイプリレー１６は、接点に貫通孔を
有しない場合、機構上常時閉路接点１８側は常時開路接
点１９側に比ベチャタリング（バウンスイング）の発生
回数１時間が多い為、耐溶着性が劣る。これは上記の常
時開路接点側試験及び常時閉路接点側試験においてもそ
の傾向が現われている。

上記の試験結果で判るように貫通孔が設けられている接
点を備えたフレクチャータイプリレーは、貫通孔を有し
ない接点を備えたフレクチャータイプリレーに比し耐溶
着性、耐電圧、絶縁抵抗に優れていることが判る。これ
はひとえに接点に貫通孔を有するが為に、高温且つ高圧
の状態を短時間に押さえ、一方消耗粉を貫通孔内へ付着
させ、絶縁材料への付着を防ぎ、これにより溶着発生、
ロッキング発生、耐電圧、絶縁特性の劣化を防いでいる
からに他ならない。

これまで述べてきた貫通孔を有する接点は、リレーの使
用負荷により常時開路接点側または常時閉路接点側もし
くは双方の接点側に取付けて使い分けするものである。

（発明の効果） 以上の説明で判るように本発明のリレーは、常時開路接
点と常時閉路接点の少な（とも一方の接点及び切換接点
に貫通孔が設けられているので、リレー開閉時アーク発
生による接点の高温、高圧状態を短時間に抑制でき、ま
た消耗粉を貫通孔内に付着させ、絶縁材料への付着を防
止でき、従って溶着発生、ロッキング発生を抑え、耐電
圧、絶縁特性の劣化を防止できるという優れた効果があ
り、従来のリレーにとって代わることのできる画期的な
ものと云える。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂ乃至第６図ａ、ｂは夫々本発明の継電器に
組み込む貫通孔を有する接点の斜視図及び断面図、第６
図は貫通孔を有しない無垢の接点の斜視図及び断面図、
第７図ａ、ｂ乃至第１２図ａ。 ｂは第１図乃至第６図の接点を台座に取付けた状態を示
す斜視図及び断面図第１２図ａ、ｂは第６図の無垢接点
を台座に取付けた状態を示す斜視図及び断面図、第１３
図はフレクチャータイプリレーの概略断面図である。 出願人　　田中貴金属工業株式会社 第１図（Ｑ）　　　　　第１図（ｂ） 第２図（Ｃ１）　　　　第２図（ｂ） 第３図（Ｃ１）　　　　第３図（ｂ） ７：Ｔ芝札 第４図（０）　　　　第４図（ｂ） 第５図（Ｑ）　　　　　第５図（ｂ） 第６図（Ｑ）　　　　　第６図（ｂ） ４．５，６　：押漬、 第７図（Ｑ）　　　　　　第７図（ｂ）第８図（Ｑ）　
　　　　　第８図（ｂ）第９図（Ｑ）　　　　　　第９
図（ｂ）第１０図（ＣＩ）　　　　　　第１０図（ｂ）
第１１図（Ｑ）　　　　　　第１１図（ｂ）１３．１４
．１５　：撞献子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 常時開路接点、常時閉路接点及び切換接点を有する継電
   器において、常時開路接点と常時閉路接点の少なくとも
   一方の接点及び切換接点に貫通孔が設けられていること
   を特徴とする貫通孔接点を備えた継電器。