JPS6114749Y2 - - Google Patents

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JPS6114749Y2
JPS6114749Y2 JP1983282U JP1983282U JPS6114749Y2 JP S6114749 Y2 JPS6114749 Y2 JP S6114749Y2 JP 1983282 U JP1983282 U JP 1983282U JP 1983282 U JP1983282 U JP 1983282U JP S6114749 Y2 JPS6114749 Y2 JP S6114749Y2
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JP
Japan
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shaft
rotating body
flange
hole
cylinder
Prior art date
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JP1983282U
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English (en)
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JPS58123923U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は軸と回転体との締結装置に関し、特
に、楔合輪を用いた場合に回転体の位置ぎめ精度
及びセンタリング精度を良好ならしめた構造簡易
な締結装置に関する。
第1図は楔合輪を用いた軸と回転体との従来の
締結装置を示し、1は回転軸、2は歯車等の回転
体、3は2組の楔合輪、4は加圧リングで、ボル
ト5の締付けにより楔合輪3を加圧して回転体2
を軸1に締結する。かかる構造の締結装置は小
形、安価で、回転体のボス外径が小なる場合に好
適であるが、その反面次の如き欠点がある。
(1) 軸1と回転体2とに適合するように製作した
加圧リング4と回転体2とにボルト孔とねじ孔
を加圧するから製作が面倒である上に、回転体
にねじ孔を設け難い場合は締結ができない。
(2) 楔合輪はボルトの締結力に従つて如何ように
も変形しそれ自体はセンタリング機能を有しな
いから、回転体の中心孔内面又は軸にセンタリ
ング用に仕上げたガイド面を形成しなければな
らず加工が面倒である。
(3) 回転体を軸から取外すときに楔合輪が小で取
出しが困難である。
本案の目的は従来の上記欠点を除去した軸と回
転体との締結装置を提供するにある。
以下本案の実施例を第2〜4図を参照して説明
する。軸1に締結される回転体2はそのボス3に
軸1の外径より充分大なる内径の軸貫通孔4を有
し、軸1と軸貫通孔4との間隙内に互に嵌合する
内筒5と外筒6との組合体7を嵌入させる。内筒
5と外筒6はそれぞれ軸1に外嵌する円筒部8及
び軸貫通孔4に内嵌する円筒部9を有し、外筒6
のボス3内の内端には軸1に外嵌する内部フラン
ジ部10を、また外端には回転体2の外側面に当
接する外部フランジ部11を形成し、内筒5の内
端には外筒6の円筒部9に内嵌し且つフランジ部
10に内接するフランジ部12を形成する。
内、外筒5,6の上記嵌合状態において、円筒
部8の外端はほぼ外部フランジ部11の外端まで
延長する。円筒部8,9間に複数組(第2図では
2組)の楔合輪13を嵌挿し、加圧フランジ14
から突出する円筒部15を円筒部8,9間に嵌入
させて楔合輪13の端面に当接させる。楔合輪1
3はフランジ部11,12間にあつて円筒部9の
軸方向長さのほぼ中央部に位置し、各楔合輪13
は互に円錐面で摺接する内外輪を有する。
加圧フランジ14は外部フランジ部11と相対
するフランジ部16を有し、フランジ部16に等
間隔に設けたボルト孔17に挿入したボルト18
をフランジ部11に設けたねじ孔19に螺入して
締付けると、楔合輪13の前記内外輪は相対する
円錐面に沿つて滑動し、その楔作用によつて円筒
部8と9をそれぞれ内方及び外方に加圧する。円
筒部8,9は該加圧力により弾性変形しうる程度
の薄い肉厚に定められており、この変形によつて
回転体2は軸1に締結される。なお。第4図に示
すように内筒5及び外筒6の円筒部9とフランジ
部10とに軸方向のスリツト20,21を設けれ
ば、円筒部8,9が変形し易くなつて締結力の損
失は小となる。
内、外筒5,6は全楔合輪13の両端をこえて
軸方向に延長するから、楔合輪13の楔力は軸方
向に分散されて軸1と軸貫通孔4の表面に加わ
り、局部的に集中することはない。したがつて軸
1及びボス3の材料が高応力に耐えない場合で
も、本案により大なる締結力を得ることができ
る。なお複数個の楔合輪13を軸方向に配列した
場合、直接加圧力を受ける端部の楔合輪は最大の
締結力を発生し、次の楔合輪はその2/1の締結力
を発生するから、回転体2の最大の肉厚部分に最
大の締結力を加え、肉厚が薄いボス端部に小なる
締結力を加えるように楔合輪13を配置すれば最
も合理的に回転体を軸に締結することができる。
また、本案において軸1と回転体2とのセンタ
リング精度はフランジ部10の高さ寸法の精度に
よつて定まるから、楔合輪13がセンタリング機
能を有しなくても軸1に回転体2をセンタリング
精度よく締結することができる。
ボルト18を締付けるときに回転体2が位置ず
れしないよう、外部フランジ部11に半径方向の
ねじ孔22を設け、これに螺入した止めねじ23
を円筒部8,9にあけた遊孔を通して軸1に締付
ければ、回転体2を軸方向及び円周方向において
正確に位置ぎめすることができるし、またボルト
18を締付ける間フランジ部11を抑える必要が
なく、締付け作業が楽になる。回転バランスをと
るためにねじ孔22及び前記遊孔を円周方向に複
数個設けてもよい。
第5図に示す他の実施例は、第2図における内
筒5を省いたもので、軸1に対する内筒5による
締結力分散作用はなくなるが、楔合輪13の締結
力が直接軸1に加わるため、強固な締結が可能と
なり、ボス3の外径が小なる場合に好適である。
本案は上記構成を有し、軸に対する回転体の軸
方向位置及びセンタリングの精度が良好であり、
構造簡易を内筒或はこれと外筒とを軸径及び軸貫
通孔の内径に対して製作すれば、加圧フランジは
共通に使用することも可能となり、また回転体に
ねじ孔加工が不要となるから加工工数を従来より
も減ずることができるし、ねじ孔加工が困難な回
転体の締結も可能であり、また外筒を軸貫通孔か
ら押出せば回転体を軸から簡単に取外すことがで
きる等のすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の締結装置の縦断面図、第2図は
本案の一実施例の第3図A−A線断面図、第3図
は第2図の左側面図、第4図は内、外筒の斜視
図、第5図は本案の他の実施例の第2図と同様の
断面図である。 1……軸、2……回転体、5……内筒、6……
外筒、8,9……円筒部、10……内部フランジ
部、11……外部フランジ部、12……フランジ
部、13……楔合輪、14……加圧フランジ、1
5……円筒部、16……フランジ部、23……止
めねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転体の軸貫通孔と軸との間隙内に嵌挿され内
    外輪が円錐面をもつて摺接する楔合輪を軸方向に
    加圧して回転体を軸に締結する締結装置におい
    て、軸貫通孔内に内嵌する円筒部の軸貫通孔内の
    内端に形成した軸に外嵌する内部フランジ部及び
    前記内端と反対の外端に形成され回転体側面に接
    する外部フランジ部とを有する外筒と、外部フラ
    ンジ部とボルト締結されるフランジ部及び該フラ
    ンジ部から外筒内に突出する円筒部を有する加圧
    フランジと、外筒の円筒部内に嵌装されて内部フ
    ランジ部と加圧フランジの円筒部との間の挾圧力
    により半径方向に変形して回転体を軸に締結する
    楔合輪と、外筒を外部フランジにおいて軸に締結
    する止めねじとを有する軸と回転体との締結装
    置。
JP1983282U 1982-02-17 1982-02-17 軸と回転体との締結装置 Granted JPS58123923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983282U JPS58123923U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 軸と回転体との締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983282U JPS58123923U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 軸と回転体との締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58123923U JPS58123923U (ja) 1983-08-23
JPS6114749Y2 true JPS6114749Y2 (ja) 1986-05-08

Family

ID=30032020

Family Applications (1)

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JP1983282U Granted JPS58123923U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 軸と回転体との締結装置

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JP (1) JPS58123923U (ja)

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JPS58123923U (ja) 1983-08-23

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