JPS61146988A - 窓ガラスの昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、取付部において上下に摺動して開閉する窓ガ
ラスの昇降装置に関し、自動車の窓に用いられるもので
ある。

「従来の技術」 従来の窓ガラスの昇降装置としては、例えば特公昭５０
−２０３２７号公報に開示されたものがある。

すなわち、同公報には、キャリヤプレートたる案内板が
係合子たるローラを介して、ガイドレールたる案内チャ
ンネルに案内されているものが開示されている。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の窓ガラスの昇降装置で
は、昇降動作時も停止時も同じような状態で係合子がガ
イドレールに嵌合しているので、窓ガラスの昇降抵抗を
小さくしようとして係合子をガイドレールにゆるく嵌合
させると、停止時のガタつきが大きくなり、ガタつきを
小さくするために固く嵌合させると昇降抵抗が大きくな
って大きな操作力を要し操作性に問題を生じることにな
るという問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、窓ガラスの昇降時には抵抗が小さく、停止時に
はガタつかないようにすることが・できる窓ガラスの昇
降装置を提供することを目的としている。

ｒ問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、取付部において上下に摺動して開閉する窓ガラスの
昇降装置において、窓ガラスの昇降軌跡に沿って配設さ
れるガイドレールに沿う部位を有するよう駆動ケーブル
を取回し、窓ガラスの下部が固結されるキャリヤプレー
トを、前記駆動ケーブルの上昇側と下降側との各端部が
それぞれ固結される移動部材を介してガイドレールに昇
降可能に嵌合させ、該移動部材に、停止時は前記ガイド
レールに密着嵌合し、移動時に前記移動部材に前記駆動
ケーブルの張力が伝わったときは前記ガイドレールにゆ
るく嵌合する係合子を備えたことを特徴とする窓ガラス
の昇降装置に存する。

「作用」 しかして、昇降移動するときは、係合子がガイドレール
にゆるく嵌合しているので、軽快に窓ガラスを昇降する
ことができ、停止すると係合子がガイドレールにかたく
嵌合するので、ガタつかないものである・ 「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。

図は本発明の一実施例を示している。

第１図および第２図に示すように、昇降装置ｌＯはドア
Ａに装着され、窓ガラスＡＩを昇降させるためのもので
ある。

昇降装置ｌＯは、取付部たるドアＡに窓ガラスＡＩの昇
降方向に沿って前後一対で相互に並行して配置されたガ
イドレール３０．３０　と両ガイドレール３０゜３０の
上部および下部を夫々連結する連結ブラケット４０．４
０とにより枠状のベース部材２０が形成されている。

ガイドレール３０．３０にはそれぞれ、移動部材５０を
介してキャリヤプレー）　８０．８０ａが摺動可能に嵌
合されている。

キャリヤプレート８０，６０ａが連結されるケーブル１
１は、一方のガイドレール３０に沿う部位１２と他方の
ガイドレール３０に沿う部位１３とを有するよう。

ベース部材２０の上下に配設したガイドプーリ１１ａ。

１１ｂおよびガイドプーリＩｌｃ、ｌｉｄに巻き掛け、
ベース部材２０の略中央部で交差して略８字形をなすよ
う配設されている０部位１２および部位１３は同一方向
に移動する。

ケーブル１１の交差する部位の内の一方は、上下の連結
ブラケット４０．４０に両端が係止されたガイドチュー
ブ１４内に通して案内されている。

連結ブラケッ）　４０．４０は基本的には同一形状であ
って、１８０度平面的に回転させれば上と下とに用いる
ことができるものであり、一部を除く周囲に立設された
フランジ４１にガイドレール３０の上部あるいは下部が
溶接固着されている。

各連結ブラケット４０．４０の両端部にはガイドプーリ
ｌｌａ〜ｌｉｄが支持されるとともに、取付ボルト２１
が螺合するウェルドナツト４２が溶着され、ベース部材
２０は上部２箇所、下部２箇所でドアＡに固定されるも
のである。

ガイドレール３０　、３０の中間部を連結している支持
プレート２２には駆動部１５が設置され、駆動部１５に
は駆動プーリ１５ａ、駆動モータ１５ｂを備えており、
駆動プーリ１５ａに前記ケーブル１１が交差する部位の
他方が巻掛けられている。

第１図および第５図でわかるように、ガイドレール３０
，３０はチャンネル状で、側壁３１．３２は略Ｖ字形断
面の溝状をしており、移動部材５０は、窓ガラスＡＩに
固結されるキャリヤプレート８０．Ｂｏａに同一の構造
のものがそれぞれ装備されるものである。

一方のキャリヤプレート６０および移動部材５０を代表
として説明すれば、第３図〜第５図に示すように、キャ
リヤプレート６０は窓ガラスＡＩに沿ったガラス固結片
８１と、ガラス固結片６１から対象的に延びるケーブル
連結片８２と、ガラス固結片６１とケーブル連結片６２
との境界に窓ガラスＡｔの面に対し略直角な方向に延び
て形成された移動支持部６３と。

移動部材５０とより成る。

移動部材５０は、上下に並んで移動支持部６３に設けら
れた枢軸ピン５１．５１を介して移動支持部Ｂ３に固設
された固定係合子５２と、固定係合子５２の先端部のテ
ーパ面５２ａ、５２ｂに上下方向から嵌合した一対の移
動係合子５３．５４とが主要構成要素をなしている。

固定係合子５２の背面はガイドレール３０の側壁３１に
摺接され、前面に前記テーパ面５２ａ、５２ｂが形成さ
れており、移動係合子５３および移動保合子５４の背面
はガイドレール３０の側壁３２への摺接部５３ａ。

５４ａをなし、前面は固定係合子５２のテーパ面５２ａ
。

５２ｂに嵌合するテーパ面５３ｂ、５４ｂをなしている
。

枢軸ピン５１．５１には上昇側の解除中継レバー５５と
下降側の解除中継レバー５６とがそれぞれ枢支され、解
除中継レバー５５の先端は第４図において上の移動係合
子５３にピン５５ａを介して連結され、解除中継レバー
５６の先端は下の移動係合子５４にビン５８ａを介して
連結されている。

ケーブル連結片６２には枢支ピン５７ａ、５８ａを介し
て上昇側の解除レバー５７および下降側の解除レバー５
８がケーブル連結片６２の面に沿って揺動可能に枢支さ
れており、解除レバー５７．５８の先端は、解除中継レ
バー５５．解除中継レバー５８の後端に設けられた連結
用の切欠５５ｂ、５８ｂに連結されている。

解除レバー５７．５８の後端部はばね５８により相互に
近接する方向に付勢されており、解除レバー５７の後端
には、上方から下がってきたケーブル１１の部位１２の
端部１２ａが連結され、解除レバー５日の後端には下方
から丘昇してきた部位１２の端部１２ｂが連結されてい
る０以上の構成は、他方のキャリヤプレート８０ａおよ
び移動部材５０についても同様である。

上記構成を有する窓ガラスＡ１の昇降装置１０を組付け
るには、昇降装置１０はベース部材２０を基礎にして全
体としてユニット化されているので、ドアＡ内に全体を
持ち込み、各ウェルドナツト４２に取付ポル）２１を螺
合さぜれば、はぼ全体としての位置が定まり、微妙な調
整を除き極めて容易に組付けることができる。

昇降装ａｍｌＯが停止しているときは、キャリヤプレー
）　８０，６０ａの移動部材５０において、ばね５ｓの
付勢力により解除レバー５７．５８の後端部が引寄せら
れ、先端部は逆に広がるように付勢され、その付勢力は
切欠５５ｂ、５６ｂを介して解除中継レバー５５゜５６
に伝達され、解除中継レバー５５．５８の先端部は相互
に近接するように付勢されている。

したがって、ピン５５ａ、５８ａを介して移動係合子５
３．５４は相互に近接するよう付勢され、テーパ面５３
ｂが固定係合子５２のテーパ面５２ａに、テーパ面５４
ｂがテーパ面５２ｂに食込み、固定保合子５２．移動係
合子５３．５４はガイドレール３ｏの側壁３１と側壁３
２との間で相互に拡巾してガタつくことなく密着嵌合し
、キャリヤプレート８０．８０ａおよび窓ガラスＡＩの
ガタつきは抑えられる。

駆動部１５の駆動モータ１５ｂを作動させれば駆動プー
リ１５ａが回動し、ケーブル１１が縦動される。

ケーブル１１の縦動に際しては、その部位１２および部
位１３は移動方向および速度を同一にして昇降するので
、ケーブル１１に連結されたキャリヤプレート８０．Ｂ
ｏａも同一の移動方向および速度で昇降することになる
。

例えば窓ガラスＡＩが上昇する場合を考えると、ギヤリ
ヤプレー）　８０，８０ａは全く同様に作動するが、キ
ャリヤプレート６０を代表として説明すれば、ケーブル
１１の部位１２に上昇方向の張力が加わると、キャリヤ
プレー）　８０，８０ａの移動部材５０において、ばね
５９の付勢力に抗して解除レバー５７の後端部が引かれ
、解除レバー５７は小角度だけ回動し、その動きは切欠
５５ｂから解除中継レバー５５に伝達され、ビン５５ａ
を介して移動係合子５３を第を図において上昇させるよ
う変位させる。

したがって移動係合子５３のテーパ面５３ｂは固定係合
子５２のテーパ面５２ａから離れ、固定係合子５２の上
側の背面および移動係合子５３の背面はガイドレール３
０の側壁３１および側壁３２にゆるく嵌合するようにな
る。

キャリヤプレートＢＯおよび移動部材５０が少し上昇す
ると、ケーブル１１の端部１２ｂ側の部位１２はゆるん
でおり、移動保合子５４はガイドレール３０の側壁３２
への摩擦力により原位置に漸次とどまり、これまたテー
パ面５４ｂが固定係合子５２のテーパ面５２ｂから離れ
、固定保合子５２の下側の背面および移動保合子５４の
背面はガイドレール３ｏの側壁３１オよび側壁３２にゆ
るく嵌合するようになり、第６図に示す状態になる。

この状態でキャリヤプレート８０，８０ａ　、移動部材
５０、窓ガラスＡＩが小さい摺動抵抗で上昇する。窓ガ
ラスＡＩを停止すると、ケーブル１１の部位１２の張力
がなくなるので、前記のようにばね５３の張力により移
動係合子５３．５４は固定係合子５２に食込み、固定係
合子５２．移動係合子５３．５４はガイドレール３０に
固く嵌合する。

本実施例では、昇降装置１０がユニット化されているの
で組付けやすく、窓ガラスＡＩは下部の２箇所に駆動力
を加えて昇降されるので、駆動荷重が偏ることなく円滑
に昇降開閉されるという利点がある。

「発明の効果」 本発明に係る窓ガラスの昇降装置によれば、移動時には
ガイドレールにゆるく嵌合し、停止時に固く密着して嵌
合する移動部材を介して窓カラスをガイドレールに沿っ
て昇降案内するようにしたから、窓ガラスを昇降移動時
には小さな操作荷重で円滑に昇降させることができ、停
止時にはガタつくことなく支持され、支持剛性と操作性
とを同時に改良した優秀な窓ガラスの昇降装置とするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示しており、第１図は昇降装置
の斜視図、第２図は昇降装置を取付けたドアの略示正面
図、第３図はキャリヤプレート近傍の正面図、第４図は
第３・図１’Ｖ−ＩＶ線断面図、第５図は第４図Ｖ−Ｖ
！ｉｌ断面図、第６図は移動状態の移動部材近傍の説明
正面図である。 Ａ・・・ドア　　　　　　　ＡＩ・・・窓ガラス１０・
・・昇降装置　　　　　１１・・・ケーブル２０・・・
ベース部材３０・・・ガイドレール４０・・・連結ブラ
ケット５０・・・移動部材５２・・・固定係合子　　　
　５３．５４・・・移動係合子第１図 第２図 第３図　　　　　第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 取付部において上下に摺動して開閉する窓ガラスの昇降
   装置において、窓ガラスの昇降軌跡に沿って配設される
   ガイドレールに沿う部位を有するよう駆動ケーブルを取
   回し、窓ガラスの下部が固結されるキャリヤプレートを
   、前記駆動ケーブルの上昇側と下降側との各端部がそれ
   ぞれ固結される移動部材を介してガイドレールに昇降可
   能に嵌合させ、該移動部材に、停止時は前記ガイドレー
   ルに密着嵌合し、移動時に前記移動部材に前記駆動ケー
   ブルの張力が伝わったときは前記ガイドレールにゆるく
   嵌合する係合子を備えたことを特徴とする窓ガラスの昇
   降装置。