JPS61144262A - サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法 - Google Patents

サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法

Info

Publication number
JPS61144262A
JPS61144262A JP23809884A JP23809884A JPS61144262A JP S61144262 A JPS61144262 A JP S61144262A JP 23809884 A JP23809884 A JP 23809884A JP 23809884 A JP23809884 A JP 23809884A JP S61144262 A JPS61144262 A JP S61144262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
molten metal
cylinder
cylinder block
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23809884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0131984B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Shibata
清 柴田
Akio Kawase
川瀬 昭雄
Ryoichi Kanzawa
神沢 良一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP23809884A priority Critical patent/JPS61144262A/ja
Priority to CA000494738A priority patent/CA1256265A/en
Priority to GB08527656A priority patent/GB2168632B/en
Publication of JPS61144262A publication Critical patent/JPS61144262A/ja
Priority to US07/051,622 priority patent/US5121786A/en
Priority to GB08722957A priority patent/GB2194473B/en
Priority to GB08722956A priority patent/GB2194472B/en
Publication of JPH0131984B2 publication Critical patent/JPH0131984B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明はサイアミーズ型シリンダブロック、特に直列に
並ぶ複数のアルミニウム合金製シリンダバレルに複数の
鋳鉄製スリーブをそれぞれ鋳ぐるんだものの製造方法に
関する。
(2)  従来の技術     − 従来、前記構成のサイアミーズ型シリンダブロックは金
型の各シリンダバレル成形用キャビティにスリーブを設
置してシリンダブロック素材をダイカスト鋳造し、その
後各スリーブの内周面に真円加工を施すことにより製造
されている。
(3)発明が解決しようとする問題点 上記鋳造工程で得られたシリンダブロック素材のシリン
ダバレルには鋳造圧力、アルミニウム合金の急速凝固作
用に起因して鋳造歪が発生しており、スリーブが薄肉低
剛性の場合には前記鋳造歪がスリーブに影響してスリー
ブに歪が発生する。
これを回避するためにはスリーブの肉厚を増せばよいが
、スリーブの肉厚を増しそれを常温で鋳ぐるむと溶湯の
熱がスリーブにより奪われてスリーブ側の溶湯がウォー
タジャケット周回崩壊性中子側の溶湯よりも早期に凝固
するためスリーブ側の金属組織と中子側の金属組織とが
異なったものとなる。この場合スリーブ回りにおける両
金属組織のスリーブ半径方向の厚さはまちまちであり、
また相隣るスリーブ間には中子が存在していないので両
スリーブ間の金属組織が前記両金属組織とは異なったも
のとなる。この金属組織上の問題に加え、溶湯の凝固収
縮にスリーブの溶湯による加熱後の収縮が追従しないこ
ともあって、スリーブに残留する鋳造応力がその内周面
りにおいて不均一となる。
また溶湯の熱がスリーブにより奪われると、溶湯の早期
凝固によりスリーブと溶湯との密着性が悪化してスリー
ブとシリンダバレル間に微少間隙を生じるためスリーブ
の放熱性が悪くなる。
このようにスリーブに残留する鋳造応力がその内周面り
において不均一となり、またスリーブの放熱性が悪くな
ると、スリーブの内周面に真円加工を施してエンジンを
組立てそれを運転した場合スリーブの内周面りにおける
熱膨張量が不均一となるためピストンリングとスリーブ
間に隙間を生じブローバイガスを増加させたり、オイル
を無駄に消費するといった問題を生じる。
本発明は上記に鑑み、厚肉高剛性のスリーブを用いてそ
のスリーブに対するシリンダバレルの鋳造歪の影響を少
な(し、またスリーブを所定の温度に加熱して鋳ぐるむ
ことによりスリーブに残留する鋳造応力をその内周面り
において略均−化すると共にスリーブの放熱性を良好に
し、これによりエンジン運転中での各スリーブの内周面
りにおける熱膨張量を略均−にするサイアミーズ型シリ
ンダブロックを得ることのできる前記製造方法を提供す
ることを目的とする。
B0発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明は、肉厚を内径の10%以上に設定された厚肉高
剛性の前記スリーブを150〜700℃に加熱して金型
の各シリンダバレル成形用キャビティに設置し、次いで
該キャビティに溶湯を加圧充填するシリンダブロック素
材鋳造工程と;前記スリーブの内周面に真円加工を施す
工程と;を用いることを特徴とする。
(2)作 用 厚肉高剛性のスリーブを用いると、それに対するシリン
ダバレルの鋳造歪の影響が少なくなる。
またスリーブを150〜700℃に加熱することにより
スリーブが厚肉でも溶湯の熱がスリーブに奪われること
を抑制すると、スリーブ回りにおける溶湯の凝固速度が
略一定となるためスリーブ回りの金属組織が略同−とな
り、また溶湯の凝固収縮にスリーブの収縮が追従し、こ
れによりスリーブに残留する鋳造応力がその内周面りに
おいて略均−となる。またスリーブの加熱によりスリー
ブ回りの溶湯の凝固速度が遅くなるので、スリーブと溶
湯との密着性が良好となりスリーブとシリンダバレル間
における微少間隙の発生が防止され、スリーブの放熱性
が良好となる。
この状態において各スリーブの内周面に真円加工を施し
てエンジンを組立てそれを運転すると各スリーブの内周
面りにおける熱膨張量が略均−となる。
(3)実施例 第1〜第3図は、本発明により得られたサイアミーズ型
シリンダブロックSを示し、それは直列に配置された複
数、図示例は4個のシリンダバレル11〜14を有する
アルミニウム合金製シリンダブロック本体2と、各シリ
ンダバレル11〜14に鋳ぐるまれてシリンダボア3a
を形成する厚さ8mの鋳鉄製スリーブ3とよりなる。シ
リンダブロック本体2は各シリンダバレルII〜14の
集合体であるシリンダバレル列4と、その下縁に一体に
設けられたクランクケース5とより構成される。シリン
ダバレル列4の上端面にはウォータジャケット6におけ
るシリンダヘッド側への複数の連通ロアが各シリンダボ
ア3aを囲繞するように開口しており、相隣る連通ロア
間には補強デツキ部8が設けられ、これによりシリンダ
ブロソクSはクローズドデツキ型に構成される。
第4図は鋳造により得られたシリンダブロック素材Sm
を示し、この素材Smにおけるスリーブ3の内径は78
鰭で、その肉厚は内径の10%以上、例えば8flであ
る。
第5〜第9図は、前記シリンダブロック素材Smの鋳造
装置を示し、その装置は金型Mを備え、その金型Mは昇
降自在な上型9と、その上型9の下方に配設され、第4
.第5図において左右二つ割の第1および第2側型10
..10□と両側型10、.10□を摺動自在に載置す
る下型11とより構成される。
上型9の下面には、両側型101.lOlと協働して各
シリンダバレル成形用キャビティを集合したシリンダバ
レル列成形用キャビティCIを画成する型締め用凹部1
2が形成され、その凹部12と嵌合する型締め用凸部1
3が両側型10.。
10□の上面に突設される。
第7.第8図に示すように、下型11には溶解炉(図示
せず)よりアルミニウム合金よりなる溶湯を受ける湯溜
部14と、その湯溜部14に連通する給湯シリンダ15
と、その給湯シリンダ15に摺合されるプランジャ16
と、湯溜部14より2本に分岐してシリンダバレル列成
形用キャビティCIの長手方向に、且つそれと略同−長
さに亘って延びる一対の湯道17とが形成される。また
下型11は両湯道17間において上方へ突出する成形ブ
ロック18を有し、その成形ブロック18は両側型i0
+、to□と協働してクランクケース成形用キャビティ
C2を画成する。そのキャビティC2の上端は前記シリ
ンダバレル列成形用キャビティCIに連通し、また両側
の下端は両湯道17に複数の堰19を介して連通ずる。
成形ブロック18は、所定の間隔で形成された背の高い
4個のかまぼこ彩筆1成形部181と、相隣る第1成形
部181問および最外側の画筆1成形部181の外側に
位置する凸字形第2成形部18.2よ、49.8□1□
お、8.、よ、う、    1クビンおよびクランクア
ーム用回転空間20(第2、第3図)を形成するために
用いられ、第2成形部18□はクランクジャーナルの軸
受ホルダ21 (第2.第3図)を成形するために用い
られる。
各層19は各第2成形部18□に対応して設けられてお
り、クランクケース成形用キャビティC□の容量の大き
な部分に溶湯を早期に充填するようになっている。
両湯道17は、湯溜部14側より湯道光17aに向けて
断面積が段階的に減少するように、湯道17底面が湯溜
部14側より数段の上り階段状に形成されている。各段
部17bに連なる各立上がり部17cは溶湯を各層19
にスムーズに導くことができるように斜めに形成される
このように湯道17の断面積を段階的に減少させると、
断面積の大きな部分では大量の溶湯を遅い速度で堰19
を通じてクランクケース成形用キャビティC2に充填し
、また断面積の小さな部分では少量の溶湯を速い速度で
堰19を通じてクランクケース成形用キャビティC2に
充填することができるので、そのキャビティC2内では
両側下端よりその全長に亘って略均等に湯面が上昇し、
したがって溶湯がキャビティC2内で乱流を起こすこと
がな(、空気等のガスが溶湯に巻き込まれることを防止
して巣の発生を回避することができる。また溶湯の充填
作業が効率良く行われるので、鋳造能率を向上させるこ
とができる。
第5.第6図に示すように各第1成形部18゜の頂面に
は、鋳鉄製スリーブ3の内周面と嵌合する位置決め突起
22が突設され、その位置決め突起22の中心には凹部
23が形成される。また両側に位置する2つの第1成形
部18.には、位置決め突起22の両側において第1成
形部181を貫通する貫通孔24が形成され、それら貫
通孔24に一対の仮設置ピン25がそれぞれ摺合され、
それら仮設置ビン25は、ウォータジャケット用中子の
仮設置のために用いられる。両板設置ピン25の下端は
、成形ブロック18の下方に配設された取付板26に固
定される。その取付板26には2本の支持ロッド27が
挿通され、各支持ロッド27の下部と取付板26の下面
との間にはコイルばね28が縮設される。型開き時には
、取付板26は各コイルばね28の弾発力を受けて各支
持ロッド27先端のストッパ27aに当接するまで上昇
し、これにより各仮設置ピン25の先端は第1成形部1
8を頂面より突出している。各仮設置ピン25の先端面
には砂中子の下縁と係合する凹部25aが形成される。
また両側に位置する2つの第1成形部18.には、両賞
通孔24間の三等分位置において第1成形部18.を貫
通する貫通孔29が形成され、その貫通孔29に下端を
取付板26に固定された作動ビン30が摺合される。型
開き時には、作動ピン29の先端は凹部23内に突出し
、また型閉め時には後述するコレット機構により押し下
げられ、これにより両板設置ピン25を第1成形部18
゜頂面より引き込ませるようになっている。
第1および第2側型tO,,10□の中央部分内面には
砂中子を本設置するための位置決め手段31が2個所宛
設けられている。各位置決め手段31は小径孔部31a
と、その開口部外周に形成された段部31bとよりなる
上型9の型締め用凹部12には、シリンダバレル列成形
用キャビティC1に連通ずる複数のオーバフロー用キャ
ビティC2および連道口成形用キャビティC4がそれぞ
れ形成され、また上型9には各オーバフロー用キャビテ
ィC3および各連道口成形用キャビティC4に連通ずる
貫通孔32゜33がそれぞれ形成される。
それら貫通孔32.33には閉鎖ピン34,35がそれ
ぞれ挿入され、それら閉鎖ピン34.35の上端は上型
9の上方に配設される取付板36に固定される。
各貫通孔32.34の、両キャビティC3,C4に対す
る連通端から上方へ所定の長さに亘って延びる小径部3
2a、33aは各閉鎖ピン34゜35と嵌合してオーバ
フロー用キャビティC3および連道口成形用キャビティ
C4を閉鎖し得るが、その外の部分の直径は各閉鎖ピン
34.35の直径よりも大きく、これにより各閉鎖ピン
34.35と各貫通孔32.33間に空気通路37.3
8が形成される。
上型9の頂面と取付板36間には、油圧シリンダ39が
介装され、その油圧シリンダ39の作動により取付板3
6を昇降して各閉鎖ピン34.35により各小径部32
a、33aを開閉するようになっている。40は取付板
36の案内ロッドである。
上型9には、各シリンダバレルII〜14に鋳ぐるまれ
るスリーブ3を保持するためのコレット機構41が設け
られ、その機構41は下記のように構成される。
上型9には、作動ビン30の延長軸線に中心線を合致さ
せた貫通孔42が形成され、その貫通孔42に支持ロッ
ド43が遊挿される。その支持ロフト43の上端は上型
9の頂面に立設されたブラケット44に固定され、また
その下端に溶湯浸入防止板45が固着される。溶湯浸入
防止板45の下面には、下型11における第1成形部1
81頂面の凹部23に嵌合し得る凸部45aが形成され
る。
中空の保持筒46は円形の外周面と、上部から下部に向
けて下り勾配のテーパ孔47を有し、上型9から下方へ
突出する支持ロッド43の下部は保持筒46のテーパ孔
47に遊挿され、その保持筒46の上端面は上型9の凹
部12に突設された凸部48に当接し、また下端面は溶
湯浸入防止板45に当接する。第9図に示すように保持
筒46の周壁部にはその内周面および外周面より半径方
向に延びる複数のすり割溝49が交互に且つ円周上等間
隔に形成される。
支持ロッド43には、保持筒46を拡径するための中空
状作動ロッド50が支持ロッド43の略全長に亘って摺
合され、その作動ロッド50は保持筒46のテーパ孔4
7に嵌合するテーパ部50aと、そのテーパ部50aに
連設されて上型9の貫通孔42に摺合されると共に上型
9より突出する真内部50bとよりなる。テーパ部50
bには複数のピン57が突設され、それらピン57は保
持筒46の上下方向に長いビン孔58に挿入され、これ
によりテーパ部50aの上下動を許容しつつ保持筒46
の回止めがなされる。
上型9の頂面には、油圧シリンダ51が固定され、その
中空ピストン52の上端面および下端面に突設された中
空ピストンロッド53..53□がシリンダ本体54の
上端壁および下端壁をそれぞれ貫通している。中空ピス
トン52および中空ピストンロッド53を貫通する貫通
孔55には作動ロッド50の真内部50bが挿入され、
その真内部50bの環状溝に嵌めた抜止めストッパ56
1.56□を中空ピストンロッド53..53゜の上、
下端面にそれぞれ当接させて中空ピストン52により作
動ロッド50を昇降するようになっている。前記コレッ
ト機構41はシリンダブロックSの各シリンダバレル1
1−14に対応して4機設けられる。
第10.第11図はウォータジャケット周回崩壊性中子
としての砂中子59を示し、その砂中子59は、シリン
ダブロックSの4本のスリーブ3を囲繞すべく4本の円
筒部601〜604を備えると共にそれらの相隣るもの
相互の重合する周壁を欠如させた中子本体61と、ウォ
ータジャケットをシリンダヘッドのウォータジャケット
に連通する連通ロアを形成すべく、中子本体61の上端
面に突設された複数の突起62と、中子本体61の中間
に位置する2本の円筒部60z、60zの両外側面にそ
れぞれ突設された位置決め突起63とより構成される。
各位置決め突起63は中子本体61と一体の大径部63
aと、その端面に突設される小径部63bとより形成さ
れる。
次に前記鋳造装置によるシリンダブロック素材Smの鋳
造作業について説明する。
先ず第5図に示すように、上型9を上昇させ、また両側
型10+、10zを互いに離間するように移動させて型
開きを行う。コレット機構41においては、各油圧シリ
ンダ51を作動させて中空ピストン52により作動ロッ
ド50を下降させ、テーパ部50aの下方移動により保
持筒46を縮径させておく。また上型9上の油圧シリン
ダ39を作動させて取付板36を上昇させ、これにより
       1各閉鎖ビン34.35をオーバフロー
用キャビティC3および連通口成形用キャビティC4に
連通する小径部32a、33aより離脱させる。さらに
給湯シリンダ15内のプランジャ16を下降させる。
略真円で肉厚8fiの厚肉高剛性の鋳鉄製スリーブ3を
250〜500℃に加熱して各保持筒46に遊嵌し、ス
リーブ3の上端開口を上型9の凸部48に嵌合して閉鎖
し、またスリーブ3の下端面を溶湯浸入防止板45の凸
部45a下端面に合致させると共に溶湯浸入防止板45
によりスリーブ3の下端開口を閉鎖する。そしてコレッ
ト機構41の油圧シリンダ51を作動させ、その中空ピ
ストン52により作動ロッド50を上昇させる。これに
よりテーバ部50aが上方へ移動するので保持筒46が
拡径し、スリーブ3は拡径力を受けて保持筒46に確実
に保持される。
第5.第11図に示すように砂中子59における両側の
円筒部60..60.下縁を、下型11における両側の
第1成形部18.の頂面に突出する各仮設置ピン25の
凹部25aに係合させて砂中子59の仮設置を行う。
両側型10+、10gをそれらが互いに接近する方向に
所定距離移動させ、各位置決め手段31の小径孔部31
aに砂中子59における各位置決め突起63の小径部6
3bを嵌合して各大径部63aの端面を各位置決め手段
31の段部31bに衝合し、これにより砂中子59を正
確に位置決めして両側壁IL、10gに保持させ砂中子
59の本設置を行う。
第6図に示すように、上型9を下降させて各スリーブ3
を砂中子59の各円筒部60+〜604内°に挿入し、
溶湯浸入防止板45の凸部45aを第1成形部181頂
面の凹部23に嵌合する。これにより溶湯浸入防止板4
5の凸部45aにより作動ピン30が押し下げられるの
で各仮設置ピン24が下降して第1成形部18.頂面よ
り引込む。
また上型9の型締め用凹部12が両側型101゜10、
の型締め用凸部13に嵌合して型締めが行われる。
下型11の湯溜部14に溶解炉よりアルミニウム合金よ
りなる溶湯を供給し、プランジャ16を上昇させて溶湯
を両湯道17より堰19を通じてクランクケース成形用
キャビティC2の雨下縁よりそのキャビティC2および
シリンダバレル列成形用キャビティC1に充填する。両
キャビティC11ct内の空気等のガスは、溶湯により
押し上げられオーバーフロー用キャビティC3および連
道口成形用キャビティC4に連通ずる空気通路37.3
8を経て上型9の上方へ抜ける。
この場合両湯道17は前述のように湯道光17aに向け
て断面積が段階的に減少するように、湯道底面が湯溜部
14側より数段の上り階段状に形成されているので、プ
ランジャ16の上昇により溶湯は両湯道17より各層1
9を通じてクランクケース成形用キャビティC2の両側
下端よりその全長に亘って略均等にそのキャビティC型
内をスムーズに押し上げられる。したがって溶湯が両キ
ャビティC,,C2内で乱流を起こすことがなく、溶湯
中への空気等のガスの巻込みを防止して巣の発生を回避
することができる。
各オーバーフロー用キャビティC1および各連通日成形
用キャビティC6に溶湯が充填された時点で、上型9上
の油圧シリンダ39を作動させて取付板36を下降させ
、閉鎖ピン34.35によって両キャビティCs、C4
に連通ずる小径部32a、33aを閉鎖する。
前記注湯作業において、クランクケース成形用キャビテ
ィC2およびシリンダバレル列成形用キャビティC1に
溶湯を充填するためのプランジャ16の変位および溶湯
圧力は第12図に示すように制御される。
即ち、プランジャ16はその移動速度を第1〜第3速v
l〜■、の3段階に制御される。本実施例では第1速V
、は0.08〜Q、3m/sec、第2速■2は0.1
4〜0.18 m/sec 、第3速■3は大幅な減速
状態となるように0.04〜0.08m/secにそれ
ぞれ設定され、この3段階の速度制御によって溶湯の波
型を防止して空気等のガスを巻き込むことのない静かな
溶湯流を形成し、その溶湯を前記両キャビティC,,C
,に効率良く充填することができる。
またプランジャ16の第1速Vlでは、溶湯は両湯道1
7等に充満するだけであるから溶湯の圧力P、は略一定
に保持され、プランジャ16の第2、第3速V、、V、
では溶湯は両キャビティCInc!に充填されるので溶
湯の圧力Pgは急激に上昇する。プランジャ16を第3
速V、で所定・ 時間移動させた後は、溶湯の充填圧P
3を約1.5秒間、150〜400kg/c11に保持
し、これにより砂中子59を溶湯により完全に包んでそ
の表面に溶湯凝固膜を形成する。
前記時間経過後においては、プランジャ16を速度■4
で減速移動させるの゛で溶湯の圧力P4は上昇し、その
圧力Psが200〜600kg/cjとなったときプラ
ンジャ16の移動を止めてこの状態で溶湯を凝固させる
前記のように溶湯の圧力を所定時間路一定に保つことに
より砂中子59の表面に溶湯凝固膜を形成すると、次の
溶湯加圧時に砂中子59が前記膜により保護されて破損
することがない。
また砂中子59は、それの各位置決め突起63を介して
両側型101.10gにより正確な位置に保持されてい
るので、シリンダバレル列成形用キャビティCI内への
溶湯の充填時およびそのキャビティC型内の溶湯の加圧
時において砂中子59が浮き上がったりすることがない
。また各位置決め突起63の大径部63aの端面が両側
型103,10gにおける位置決め手段31の段部31
bに衝合しているので、砂中子59に作用する溶湯の圧
力が各位置決め突起63の大径部63a端面を介して両
側型101.10□によって支承され、これにより砂中
子59の変形が防止されて各スリーブ3回りの肉厚が均
一なシリンダバレル列4が得られる。
前記のようにプランジャ16の移動速度および溶湯の圧
力を制御することによってダイカスト鋳造と略同じ生産
効率を以てクローズドデツキ型のシリンダブロック素材
を鋳造することができる。
溶湯が凝固を完了した後、コレット機構41の油圧シリ
ンダ51を作動させ、作動ロッド50を下降させてスリ
ーブ3に対する保持筒46の拡径力を除去し、型開きを
行うと第4図に示すシリンダブロック素材Smが得られ
る。
その後シリンダブロック素材Smに研削加工を施して各
連通日成形用キャビティC4と砂中子59の各突起62
との協働により成形された各突出部64を除去すると各
連通ロアが形成され、また砂抜きを行うことによりウォ
ータジャケット6が得られ、さらに各スリーブ3の内周
面に真円加工を施してその肉厚を5flに仕上げ、さら
にまたその他の所定の加工を施すと第1〜第3図に示す
シリンダブロックSが得られる。
第13図は本発明により得られたシリンダブロックSの
顕微鏡写真(200倍)によるアルミニウム合金の金属
組織を示し、(a)はスリーブ3側に、また山)は中央
部分に、さらに(C)は砂中子59側にそれぞれ該当す
る。これらの図面から明らかなようにシリンダブロック
Sにおいては、スリーブ3側、中央部分および砂中子5
9側における金属組織が略同−であり、これはスリーブ
3を250〜500℃に加熱して鋳ぐるむことによりス
リーブ3回りにおける溶湯の凝固速度が略一定となるか
らである。図には省略したが、相隣るスリーブ3間の金
属組織は第13図(a)と略同−となる。また溶湯の凝
固収縮にスリーブ3の収縮が追従することもあって、ス
リーブ3に残留する鋳造応力がその内周面りにおいて略
均−となる。
第14図はスリーブを常温で鋳ぐるんだシリンダブロッ
クの顕微鏡写真(200倍)によるアルミニウム合金の
金属組織を示し、(a)〜(0)は第13図(al〜(
C)にそれぞれ対応する。これらの図面から明らかなよ
うに常温のスリーブを用いた場合にはスリーブ側、中央
部分および砂中子側における金属組織が異なったものと
なり、また相隣るスリーブ間の金属組織は第14図(a
)と略同−となる。また溶湯の凝固収縮にスリーブの収
縮が追従せず、その結果スリーブに残留する鋳造応力が
その内周面りにおいて、不均一となる。
第15図は本発明により得られたシリンダブロックSに
おけるスリーブ3とシリンダバレルl。
との溶着部の顕微鏡(400倍)による鋳鉄およびアル
ミニウム合金の金属組織を示す、この図面から明らかな
ようスリーブ3とシリンダバレル1、との境界、したが
って溶着部においては鋳鉄とアルミニウム合金間の密着
性が良くそれらの間に微少間隙が生じていない。その結
果スリーブ3の放熱性が良好となる。
第16図はスリーブを常温で鋳ぐるんだシリンダブロッ
クにおけるスリーブ300とシリンダバレル1001と
の溶着部の顕微鏡(400倍)による鋳鉄およびアルミ
ニウム合金の金属組織を示す。この図面から明らかなよ
うにスリーブ300とシリンダバレルIOLとの境界、
したがって溶着部においては鋳鉄とアルミニウム合金間
の密着性が悪くそれらの間に微少間隙Gが生じている。
その結果スリーブ300の放熱性が悪くなる。
以上述べたように本発明により得られたシリンダブロッ
クSにおいては、スリーブ3に残留する鋳造応力がその
内周面りにおいて略均−であり、またスリーブ3の放熱
性が良好となるので、このシリンダブロックを用いてエ
ンジンを組立てそれを運転すると各スリーブの内周面り
における熱膨張量が略均−となる。
なお、スリーブ3の肉厚がその内径の10%を下回ると
、スリーブ3が低剛性となって各シリンダバレル1.〜
14の鋳造歪が各スリーブ3に影響して各スリーブ3に
歪が発生するので好ましくない。
C6発明の効果 本発明によれば、肉厚を内径の10%以上に設定された
厚肉高剛性の各スリーブを150〜700℃に加熱して
各シリンダバレルに鋳ぐるむので、スリーブに対するシ
リンダバレルの鋳造歪の影響が少なくなり、またスリー
ブに残留する鋳造応力がその内周面りにおいて略均−と
なり、さらにスリーブの放熱性が良好となる。このよう
なシリンダブロックを用いてエンジンを組立てそれを運
転すると各スリーブの内周面りにおける熱膨張量が略均
−となるので゛、ピストンリングとスリーブ間に隙間が
生じることを極力抑制してブローバイガスの増加、オイ
ルの無駄な消費といった問題を解決することができる。
また各スリーブに対する各シリンダバレルの鋳造歪の影
響が少なく、またスリーブに残留する鋳造応力がその内
周回りにおいて略均−となるので、相隣るスリーブ間の
間隔を極力接近させることが可能となり、これによりシ
リンダブロック、したがってエンジン全体を小型化し、
その軽量化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第3図は本発明により製造されたサイアミーズ
型シリンダブロックを示し、第1図は上方からみた斜視
図、第2図は第1図n−n線断面図、第3図は下方から
見た斜視図、第4図はサイアミーズ型シリンダブロック
素材を上方から見た斜視図、第5図は鋳造装置の型開き
時の縦断正面図、第6図は鋳造装置の型閉め時の縦断正
面図、第7図は第1図n−n線断面図、第8図は第1図
n−n線断面図、第9図は第1図n−n線断面図、第1
0図は砂中子を上方から見た斜視図、第11図は第10
図XI−XI線断面図、第12図は時間に対するプラン
ジャの変位および時間に対する溶湯の圧力の関係を示す
グラフ、第13図(a)〜(C)は本発明により製造さ
れたサイアミーズ型シリンダブロックにおけるシリンダ
バレルの金属組織を示す顕微鏡写真図、第14図(a)
〜(C1は比較例としてのサイアミーズ型シリンダブロ
ックにおけるシリンダバレルの金属組織を示す顕微鏡写
真図、第15図は本発明により製造されたサイアミーズ
型シリンダブロックにおけるシリンダバレルとスリーブ
との溶着部の金属組織を示す顕微鏡写真図、第16図は
比較例としてのサイアミーズ型シリンダブロックにおけ
るシリンダバレルとスリーブとの溶着部の金属組織を示
す顕微鏡写真図である。 CI・・・シリンダバレル成形用キャビティを集合した
シリンダバレル列成形用キャビティ、M・・・金型、S
・・・シリンダブロック、Sm・・・シリンダブロック
素材、 11〜14・・・シリンダバレル、3・・・スリーブ−
面σ 第4図 第3図 り浄書(内容に変更なL) 第1図 第2図 手続手甫正書(方式) 昭和6o年3月19日 特願昭59−238098号 2、発明の名称 サイアミーズ型シリンダブロックの製造方法3、補正を
する者 事件との関係  特許出願人 名称   (532)本田技研工業株式会社4、代理人 住所  東京都港区新橋四丁目4番5号5、補正命令の
日付 昭和60年2月6日(発送日:昭和60年2月26日)
6、補正の対象 手続補正書(自制 昭和0′年 1 月13日 1、事件の表示 昭和59年特 許 願第238098号2、発明の名称 事件との関係 特許出願人 名 称  (532)本田技研工業株式会社4、代  
 理   人  〒105 電話東京434−4151 5、補正の対象 補正の内容 1、明細書の「特許請求の範囲」の欄の記載を下記の通
り訂正する。 記 複数の一ンI77、区乙」仁坐玉」1良ルj2螢邊−ア
ルミニウム合金製サイアミーズシリンダバレルp」E之
」−ンダバレルに鋳鉄製スリーブ1級ぐるんだサイアミ
ーズ型シリンダブロックを製造するに14、肉厚を内径
の10%以上に設定された厚肉高剛性の前記スリーブを
150〜700℃に加熱して金型」置し、次いで液量!
に溶湯を加圧充填するシリンダブロック素材鋳造工程と
;前記スリーブの内周面に真円加工を施す工程と;を用
いることを豊倣点よるサイアミーズ型シリンダブロック
の製造方法。 2、明細書第2頁第5.第6行を下記の通り訂正する。 記 「に複数のシリンダバレルを結合してなるアルミニウム
合金製サイアミーズシリンダバレルの各シリンダバレル
に鋳鉄製スリーブを鋳ぐる」3、明細書第2頁第10行
、第5頁第1〜第2行、「の各シ・・・ビテイ」とある
を削除する。 4、明細書第5頁第2行、 ・・・「キャビティ」・・・とあるを、・・・「金型」
・・・に訂正する。 5、明細書第6頁第7行〜第10頁第1行を下記の通り
訂正する。 記 [ミーズ型シリンダブロックSを示し、それはアルミニ
ウム合金製シリンダブロック本体2と、鋳鉄製スリーブ
3とよりなる。シリンダブロック本体2は複数、図示例
は4個のシリンダバレルII〜1.を結合してなるサイ
アミーズシリンダバレル1と、サイアミーズシリンダバ
レル1を囲繞する外壁部4と、それらの下縁に連設され
たクランクケース5とより構成される。サイアミーズシ
リンダバレル1と外壁部4間にはサイアミーズシリンダ
バレルlの全周が臨むウォータジャケット6が形成され
、そのウォータジャケット6のシリンダヘッド側開口部
において各シリンダバレル1.〜14と外壁部4間は円
周方向に配列された複数の補強デツキ部8により部分的
に連結され、相隣る補強デツキ部8間はウォータジャケ
ット6のシリンダヘッド側への連通ロアとして機能する
。これによりシリンダブロックSはクローズドデツキ型
に構成される。スリーブ3は各シリンダバレル11〜1
4に鋳ぐるまれており、そのスリーブ3によりシリンダ
ボア3aが画成される。 第4図は鋳造により得られたシリンダブロック素材Sm
を示し、この素材Smにおけるスリーブ3の内径は78
1mで、その肉厚は内径の10%以上、例えば8顛であ
る。 第5〜第9図は、前記シリンダブロック素材Smの鋳造
装置を示し、その装置は金型Mを備え、その金型Mは昇
降自在な上型9と、その上型9の下方に配設され、第5
.第6図において左右二つ割の第1および第2側型IL
、10gと、両側型10+、10gを摺動自在に載置す
る下型11とより構成される。 上型9の下面に、両側型10+、10zと協働してサイ
アミーズシリンダバレル1および外壁部4を成形すべく
第1キヤビテイC1を画成する型締め用凹部12が形成
され、その凹部12と嵌合する型締め用凸部13が両側
型101.102の上面に突設される。 第7.第8図に示すように、下型11に溶解炉(図示せ
ず)よりアルミニウム合金よりなる溶湯を受ける湯溜部
14と、その湯溜部14に連通する給湯シリンダ15と
、その給湯シリンダ15に摺合されるプランジャ16と
、湯溜部14より2本に分岐して第1キヤビテイCIの
長手方向に、且つそれと略同−長さに亘って延びる一対
の湯道17とが設けられる。また下型11は両湯道17
間において上方へ突出する成形ブロック18を有し、そ
の成形ブロック18は両側型101,102と協働して
クランクケース5を成形する第2キヤビテイC2を画成
する。そのキャビティC2の上端は第1キヤビテイCI
に連通し、また両側の下端は両湯道17に複数の堰19
を介して連通ずる。 成形ブロック18は、所定の間隔で形成された背の高い
4個のかまぼこ彩筆1成形部18.と、相隣る第1成形
部18.間および最外側の画筆1成形部18.の外側に
位置する凸字形第2成形部18□とよりなり、各第1成
形部18.はクランクピンおよびクランクアーム用回転
空間20(第2、第3図)を成形するために用いられ、
第2成形部18□はクランクジャーナルの軸受ホルダ2
1 (第2.第3図)を成形するために用いられる。 各層19は各第2成形部18□に対応して設けられてお
り、第2キヤビテイC2の容量の大きな部分に溶湯を早
期に充填するようになっている。 両湯道17の断面積が湯溜部14側より湯道光17aに
向けて段階的に減少するように、湯道17底面は湯溜部
14側より数段の上り段階状に形成されている。各段部
17bに連なる各立上がり部17cは溶湯を各層19に
スムーズに導くことができるように斜めに形成される。 このように湯道17の断面積を段階的に減少させると、
断面積の大きな部分では大量の溶湯を遅い速度で堰19
を通じて第2キヤビテイC2に充填し、また断面積の小
さな部分では少量の溶湯を速い速度で堰19を通じて第
2キヤビテイC2に充填することができるので、そのキ
ャビティC2内では両側下端よりその全長に亘って略均
等に湯面が上昇し、したがって溶湯が第2キヤビテイC
2内で乱流を起こ」 6、明細書第11頁第12行〜第12頁第6行を下記の
通り訂正する。 記 [ン30の先端は凹部23内に突出し、また型閉め時に
は後述する拡径機構により押し下げられ、これにより両
板設置ピン25を第1成形部181頂面より引き込ませ
るようになっている。 第1および第2側型10..10□における第2キヤビ
テイC2を画成する壁部の中央部分に砂中子を本設置す
るための中子受31が2個所宛設けられている。各中子
受31は砂中子の位置決めを行う保合孔31aと、その
開口部外周に形成されて砂中子を挟持する挟持面31b
とよりなる。 上型9の型締め用凹部12に、第1キヤビテイC1に連
通ずる複数のオーバフロー用第3キヤビテイC3および
連通口成形用第4キャビティC4がそれぞれ開口し、ま
た上型9に各第3キヤビテイC3および各第4キヤビテ
イC4に連通ずる貫通孔32.」 7、明細書第12頁第15〜第16行、・・・「オーバ
・・・・・・ティC4」・・・とあるを、・・・「第3
.第4キャビティC,、C4J・・・に訂正する。 8、明細書第13頁第8行、第15頁第12行、第16
頁第13行、第17頁第10行、第22頁第18行、 「コレット」とあるを、 「拡径」に訂正する。 9、明細書第14頁第16行、 ・・・「テーパ部50b」・・・とあるを、・・・「テ
ーパ部50a」・・・に訂正する。 10、明細書第15頁第17〜第18行、・・・「スリ
ーブ3を囲繞すべく」・・・とあるを、・・・「シリン
ダバレル1.−14に対応して」・・・に訂正する。 11、明細書第16頁第5〜第8行を下記の通り訂正す
る。 記 「両外側面にそれぞれ突設された幅木63とより構成さ
れる。各幅木63は中子本体61と一体の大径部63a
と、その端面に突設される小径部63bとより形成され
る。この場合突起62は前記第4キヤビテイC4に遊挿
されるように、その寸法設定がなされる。」 12、明細書第16頁第19〜末行、 ・・・「オーバ・・・ティC4J・・・とあるを、・・
・[第3.第4キャビティC3,C,J・・・に訂正す
る。 13、明細書第18頁第2行〜第7行を下記の通り訂正
する。 記 「る方向に所定距離移動させ、各中子受31の係合孔3
1aに砂中子59における各幅木63の小径部63bを
嵌合して砂中子59を位置決めし、また各大径部63a
の端面を各中子受31の挟持面31bに衝合し、これに
より砂中子59を正確に位置決めして両側壁10..1
0□に挟持させ砂中子59」 14、明細書第19頁第2行〜第20頁第8行を下記の
通り訂正する。 「第2キヤビテイC2の雨下縁よりそのキャビティC2
および第1キヤビテイCI に充填する。 両キャビティC1,Cz内の空気等のガスは、溶湯によ
り押し上げられ第3.第4キヤビテイC3゜C4に連通
ずる空気通路37.38を経て上型9の上方へ抜ける。 この場合側湯道17の断面積が前述のように湯道光17
aに向けて段階的に減少するように、湯道底面が湯溜部
14側より数段の上り階段状に形成されているので、プ
ランジャ16の上昇により溶湯は両湯道17より各層1
9を通じて第2キヤビテイCtの両側下端よりその全長
に亘って略均等にそのキャビティC2内をスムーズに押
し上げられる。したがって溶湯が両キャビティC,,C
2内で乱流を起こすことがなく、溶湯中への空気等のガ
スの巻込みを防止して巣の発生を回避することができる
。 各第3.第4キヤビテイC,,C,に溶湯が充填された
時点で、上型9上の油圧シリンダ39を作動させて取付
板36を下降させ、閉鎖ピン34゜35によって両キャ
ビティC,,C,に連通ずる小径部32a、33aを閉
鎖する。 前記注湯作業において、第2.第1キャビティC2,C
Iに溶湯を充填するためのプランジャ」15、明細書第
20頁第13行、 ・・・r O,3J・・・とあるを、 ・・・ro、12J・・・に訂正する。 16、明細書第21頁末行〜第22頁第13行を下記の
通り訂正する。 記 「また溶湯によって砂中子59が膨張するが、    
     1突起62は第4キヤビテイC4に遊挿され
ているので、砂中子59の膨張に突起62が追従し、こ
れにより突起62の折れが回避される。 さらに砂中子59は、それの各幅木63を介して両側型
10..10□により正確な位置に挟持されているので
、第1キヤビテイC1内への溶湯の充填時およびそのキ
ャビティC2内の溶湯の加圧時において砂中子59が浮
き上がったりすることがない。さらにまた各幅木63の
大径部63aの端面が両側型10..10.における中
子受31の挟持面31bに衝合しているので、砂中子5
9が脹らみ傾向になると、その変形力は各挟持面31b
によって支承され、これにより砂中子59の変形が防止
されて各スリーブ3回りの肉厚が均一なサイアミーズシ
リンダバレル1が得られる。 」 17、明細書第23頁第4〜第6行を下記の通り訂正す
る。 亜2 「施して各第4キヤビテイC4と砂中子59の各突起6
2との協働により成形された各突出部64を除去すると
、突起62により連通ロアが、また相隣る連通ロア間に
補強デツキ部8がそれぞれ形成される。その後」 18、明細書第27頁第13行を下記の通り訂正する。 記 「図、第2A図は第2図II a −II a 線断面
図、第3図は下方から見た斜視図、第4図はサイ」19
、明細書第28頁第14〜第15行、r C+ ・・・
シリ・・・・・・・・・ビテイ、」とあるを削除する。 20、図面第1〜第4.第5.第7.第8図を別紙の通
り訂正する。 21、図面第2A図を別紙の通り加入する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直列に並ぶ複数のアルミニウム合金製シリンダバレルに
    複数の鋳鉄製スリーブをそれぞれ鋳ぐるんだサイアミー
    ズ型シリンダブロックを製造する方法において、肉厚を
    内径の10%以上に設定された厚肉高剛性の前記スリー
    ブを150〜700℃に加熱して金型の各シリンダバレ
    ル成形用キャビティに設置し、次いで該キャビティに溶
    湯を加圧充填するシリンダブロック素材鋳造工程と;前
    記スリーブの内周面に真円加工を施す工程と;よりなる
    サイアミーズ型シリンダブロックの製造方法。
JP23809884A 1984-11-09 1984-11-12 サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法 Granted JPS61144262A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23809884A JPS61144262A (ja) 1984-11-12 1984-11-12 サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
CA000494738A CA1256265A (en) 1984-11-09 1985-11-06 Process for manufacturing siamese-type cylinder block
GB08527656A GB2168632B (en) 1984-11-09 1985-11-08 Siamese-type cylinder blocks
US07/051,622 US5121786A (en) 1984-11-09 1987-05-19 Process for manufacturing siamese-type cylinder block
GB08722957A GB2194473B (en) 1984-11-09 1987-09-30 Siamese-type cylinder blocks
GB08722956A GB2194472B (en) 1984-11-09 1987-09-30 Siamese-type cylinder blocks

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23809884A JPS61144262A (ja) 1984-11-12 1984-11-12 サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61144262A true JPS61144262A (ja) 1986-07-01
JPH0131984B2 JPH0131984B2 (ja) 1989-06-28

Family

ID=17025139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23809884A Granted JPS61144262A (ja) 1984-11-09 1984-11-12 サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61144262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515860A (ja) * 2007-01-16 2010-05-13 ピーク ヴェルクシュトッフ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複数のシリンダースリーブと、材料帯を固着した短いシリンダースリーブを有するシリンダークランクハウジングの製造方法
WO2020094330A1 (de) * 2018-11-09 2020-05-14 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kokille sowie verfahren zum herstellen eines kurbelgehäuses

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515860A (ja) * 2007-01-16 2010-05-13 ピーク ヴェルクシュトッフ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複数のシリンダースリーブと、材料帯を固着した短いシリンダースリーブを有するシリンダークランクハウジングの製造方法
WO2020094330A1 (de) * 2018-11-09 2020-05-14 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kokille sowie verfahren zum herstellen eines kurbelgehäuses
US11219941B2 (en) 2018-11-09 2022-01-11 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Ingot mold and process for manufacturing a crankcase

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0131984B2 (ja) 1989-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61144257A (ja) 鋳造方法
JPS61144262A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS61150746A (ja) シリンダブロツク素材用鋳型
JPS61180664A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の鋳造方法
JPS61144261A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS61180665A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS61154753A (ja) 水ジヤケット用砂中子の支持構造
JPS61142351A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク
JPS61144263A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の鋳造装置
JPS61142350A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク
JPS61144259A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS61147945A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の製造方法
JPS63252664A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材用鋳型
JPS61144258A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS61147960A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の鋳造方法
JPS61144260A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS6338257B2 (ja)
JPS61142352A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材
JPS62110859A (ja) 軽合金製サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS6336864B2 (ja)
JPS6338260B2 (ja)
JPS6257755A (ja) 軽合金製シリンダブロツク素材の鋳造方法
JPS6281248A (ja) サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法
JPS62238058A (ja) シリンダブロツク素材の金型鋳造法
JPH03230858A (ja) 多気筒内燃機関用シリンダブロック素材の成形用鋳型における溶湯充填制御方法