JPS6114286A - 土壌改質材 - Google Patents
土壌改質材Info
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- JPS6114286A JPS6114286A JP13306984A JP13306984A JPS6114286A JP S6114286 A JPS6114286 A JP S6114286A JP 13306984 A JP13306984 A JP 13306984A JP 13306984 A JP13306984 A JP 13306984A JP S6114286 A JPS6114286 A JP S6114286A
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- JP
- Japan
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- soil
- sawdust
- mycelium
- shiitake
- powder
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- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は土壌改質材に関する。
（産業上の利用分野〕
我が国における農業生産は化学肥料や合成農薬の大量施
用等によって近年著しく向上したが、反面地力の低下や
土壌汚染等の進行も著しく、これに伴なって作物の病害
抵抗性の減少や品質の低下等が無視し得ない事態に至っ
ている。
用等によって近年著しく向上したが、反面地力の低下や
土壌汚染等の進行も著しく、これに伴なって作物の病害
抵抗性の減少や品質の低下等が無視し得ない事態に至っ
ている。
一般に土壌中には無数の微生物が棲息し、この中には元
来作物の生育に有益な微生物や作物に有害な土壌廃棄物
を無害威容に分解する有用微生物が存在する一方、作物
に種々の病気を伝染させる有害な病原菌も数多く存在し
、これらの微生物間には絶えず拮抗作用が行なわれて土
壌中の微生物社会には一種のバランスが保たれている。
来作物の生育に有益な微生物や作物に有害な土壌廃棄物
を無害威容に分解する有用微生物が存在する一方、作物
に種々の病気を伝染させる有害な病原菌も数多く存在し
、これらの微生物間には絶えず拮抗作用が行なわれて土
壌中の微生物社会には一種のバランスが保たれている。
しかし、長年にわたる無機物の施用や単一化学肥料ある
いは農薬の連用等による地力の低下や土壌汚染によって
土壌微生物社会にアンバランスを生じ、土壌病原菌の増
大、放線菌の減少や糸状菌の増大等が指摘されている。
いは農薬の連用等による地力の低下や土壌汚染によって
土壌微生物社会にアンバランスを生じ、土壌病原菌の増
大、放線菌の減少や糸状菌の増大等が指摘されている。
特に、土壌病原菌の一種であるフザリウム菌による弊害
が最近注目されている。このフザリウム菌は棲息の条件
が悪い場合にはキチン質からなる厚膜胞子で耐久体をつ
くり、土中で最低でも４〜５年生き続けるといわれ、フ
ザリウム菌による病害として長いもの褐色腐敗病、イン
ゲン根腐病、エントウ立枯病、ダイコン萎黄病、キュウ
リつる割病、トマト萎凋病等多数の病害が報告されてい
る。このような土壌病原菌の防除対策を含めて土壌の地
力回復がわが国農業の緊急課題として要請されている。
が最近注目されている。このフザリウム菌は棲息の条件
が悪い場合にはキチン質からなる厚膜胞子で耐久体をつ
くり、土中で最低でも４〜５年生き続けるといわれ、フ
ザリウム菌による病害として長いもの褐色腐敗病、イン
ゲン根腐病、エントウ立枯病、ダイコン萎黄病、キュウ
リつる割病、トマト萎凋病等多数の病害が報告されてい
る。このような土壌病原菌の防除対策を含めて土壌の地
力回復がわが国農業の緊急課題として要請されている。
従来、このようなフザリウム菌をはじめとする土壌病原
菌の防除対策としては、一般にクロロピクリン処理が実
施されているが、クロロピクリン処理は人体に危険を伴
なうのみでな（有用微生物をも殺菌して土壌微生物のア
ンバランス現象を促進させる。すなわち、クロロピクリ
ン処理により細菌、放線菌とも減少するが、湛水により
細菌は速やかに元のレベルに回復するのに対し、放線菌
。
菌の防除対策としては、一般にクロロピクリン処理が実
施されているが、クロロピクリン処理は人体に危険を伴
なうのみでな（有用微生物をも殺菌して土壌微生物のア
ンバランス現象を促進させる。すなわち、クロロピクリ
ン処理により細菌、放線菌とも減少するが、湛水により
細菌は速やかに元のレベルに回復するのに対し、放線菌
。
は２ケ月経過後も元のレベルに達しないことが知られて
いる。又、土壌に投入された薬剤が辿る経路は簡単なも
のではなく、元来動植物に無害なものでも微生物分解を
受ける過程で有害な物質に変換したり、分解が十分に進
まずその侭残留する場合も多く見受けられる。
いる。又、土壌に投入された薬剤が辿る経路は簡単なも
のではなく、元来動植物に無害なものでも微生物分解を
受ける過程で有害な物質に変換したり、分解が十分に進
まずその侭残留する場合も多く見受けられる。
又、フザリウム菌をはじめとする土壌病害菌の増加原因
の一つに土壌への有機物の還元不足が考えられることか
ら、堆厩肥の施用や、フザリウム菌の細胞膜物質である
キチンを溶解させることを目！し、てカニ殻の施用など
も一部において行なわれている。しかし現在のところ堆
厩肥のみΦ施用で土壌病原菌の低下やフザリウム菌の防
除効果を期待するこぶは困難とされており、又、カニ殻
の投与もキチン質をもつ菌には有効であっても反面キチ
ン質をもたない病原菌には効果がなく、むしろその発病
を助長する欠点も指摘されている。
の一つに土壌への有機物の還元不足が考えられることか
ら、堆厩肥の施用や、フザリウム菌の細胞膜物質である
キチンを溶解させることを目！し、てカニ殻の施用など
も一部において行なわれている。しかし現在のところ堆
厩肥のみΦ施用で土壌病原菌の低下やフザリウム菌の防
除効果を期待するこぶは困難とされており、又、カニ殻
の投与もキチン質をもつ菌には有効であっても反面キチ
ン質をもたない病原菌には効果がなく、むしろその発病
を助長する欠点も指摘されている。
このように、従来の土壌病原菌の防除対策は防除対象毎
に個々に行なわれることが多いためへ土壌微生物のバラ
ンス確保という面では必ずしも満足すべきものではなか
った。
に個々に行なわれることが多いためへ土壌微生物のバラ
ンス確保という面では必ずしも満足すべきものではなか
った。
かかる観点から、本発明者は個々の薬剤処理等による方
法では土壌微生物のバランスがよく、病害抵抗性の高い
土壌に復活させることは困難であ へ゛る
との認識の下に、土壌微生物のバランスがよく、病害抵
抗性の高い土壌に復活させることを目的とした場合、土
壌微生物の拮抗作用の促進、放線菌の増殖源となる有機
質の施用、フザリウム菌をはじめとする土壌病原菌の静
菌作用の促進、有用な植物性有機質や動物性有機質の施
用による肥料、農薬ｉに基づ（土壌汚染の回復、土壌の
保水性、通気性、透水性の改善、並びに自然物による植
物の生育促進や病害防除等を同時に実施する総合的な方
策が不可欠の要件であると考えるに至った。
法では土壌微生物のバランスがよく、病害抵抗性の高い
土壌に復活させることは困難であ へ゛る
との認識の下に、土壌微生物のバランスがよく、病害抵
抗性の高い土壌に復活させることを目的とした場合、土
壌微生物の拮抗作用の促進、放線菌の増殖源となる有機
質の施用、フザリウム菌をはじめとする土壌病原菌の静
菌作用の促進、有用な植物性有機質や動物性有機質の施
用による肥料、農薬ｉに基づ（土壌汚染の回復、土壌の
保水性、通気性、透水性の改善、並びに自然物による植
物の生育促進や病害防除等を同時に実施する総合的な方
策が不可欠の要件であると考えるに至った。
そこで本発明者はかかる目的に適合する良質の有機物及
び無機物について種々探索並びに研究を行なった結果、
担子菌類を人工栽培した後の鋸屑培地並びに使用済とな
ったホダ木に着目し、後者。
び無機物について種々探索並びに研究を行なった結果、
担子菌類を人工栽培した後の鋸屑培地並びに使用済とな
ったホダ木に着目し、後者。
については粉砕してこれらを堆積醗酵させたものが極め
て良質の有機質となることを見出すとともに、土壌の保
水性、通気性等を改善するために多孔性の無機質物を配
合し、これら有機質物と無機質物の吸着性を利用して、
これらにカニ殻粉末及び椎茸菌糸体代謝液をそれぞれ適
量添加吸着させた組成物が上記の問題点を総合的に解決
し得るすぐれた土壌改質材となることを見出し本発明を
なすに至ったものである。
て良質の有機質となることを見出すとともに、土壌の保
水性、通気性等を改善するために多孔性の無機質物を配
合し、これら有機質物と無機質物の吸着性を利用して、
これらにカニ殻粉末及び椎茸菌糸体代謝液をそれぞれ適
量添加吸着させた組成物が上記の問題点を総合的に解決
し得るすぐれた土壌改質材となることを見出し本発明を
なすに至ったものである。
以下に本発明の土壌改質材について詳細に説明する。
先ず本発明の土壌改質材において有機質として配合され
る鋸屑又はホダ木は、しめじ、なめこ、エノキダケ又は
椎茸等の担子菌の人工栽培に使用され、その子実体を収
穫した後の鋸屑又はホダ木で、現在適当な利用の途がな
く廃棄されているものが原料として使用される。従って
鋸屑については担子菌を接種し子実体を収穫する毎に、
又、ホダ木については２〜３年で廃棄されるのでそれら
の発生量は相当量に上る。本発明においては鋸屑につい
てはその侭の状態゛、ホダ木については径１鶴程度に微
粉砕し、これらを単独又は混合して堆積醗酵を行なわせ
る。堆積醗酵は鋸屑（以下ホダ゛木粉砕物も鋸屑に含め
て鋸屑と称する。）の含有水分７０〜８０％（以下特記
しない限り％は重量％を表わす。）に調整したのち、屋
外に高さ６〜７菖１程度に堆積し、加温又は無加温下に
約３０日〜半年間醗酵を行なわせる。この場合、鋸屑に
対し米糠を１０：１〜２（容量比）の比率で混入すると
鋸屑の醗酵を促進させることができる。又、寒冷地や冬
期において外気温が低い場合には電熱や温水容器を堆積
物中に適宜挿入して加温することが望ましい。醗酵終了
後の鋸屑は暗褐色を呈し、醗酵過程で残留担子菌が増殖
され、土壌病原菌に対し抵抗性を示す有用微生物に富む
良質の植物性有機質が得られる。
る鋸屑又はホダ木は、しめじ、なめこ、エノキダケ又は
椎茸等の担子菌の人工栽培に使用され、その子実体を収
穫した後の鋸屑又はホダ木で、現在適当な利用の途がな
く廃棄されているものが原料として使用される。従って
鋸屑については担子菌を接種し子実体を収穫する毎に、
又、ホダ木については２〜３年で廃棄されるのでそれら
の発生量は相当量に上る。本発明においては鋸屑につい
てはその侭の状態゛、ホダ木については径１鶴程度に微
粉砕し、これらを単独又は混合して堆積醗酵を行なわせ
る。堆積醗酵は鋸屑（以下ホダ゛木粉砕物も鋸屑に含め
て鋸屑と称する。）の含有水分７０〜８０％（以下特記
しない限り％は重量％を表わす。）に調整したのち、屋
外に高さ６〜７菖１程度に堆積し、加温又は無加温下に
約３０日〜半年間醗酵を行なわせる。この場合、鋸屑に
対し米糠を１０：１〜２（容量比）の比率で混入すると
鋸屑の醗酵を促進させることができる。又、寒冷地や冬
期において外気温が低い場合には電熱や温水容器を堆積
物中に適宜挿入して加温することが望ましい。醗酵終了
後の鋸屑は暗褐色を呈し、醗酵過程で残留担子菌が増殖
され、土壌病原菌に対し抵抗性を示す有用微生物に富む
良質の植物性有機質が得られる。
次に、土壌の保水性、通気性等を改善すると同時に有用
成分の吸着を目的として配合される無機質物としては、
例えばパーライト、バーミキュライト、ケイソウ上等の
多孔性の無機質物粉末が使用される。
成分の吸着を目的として配合される無機質物としては、
例えばパーライト、バーミキュライト、ケイソウ上等の
多孔性の無機質物粉末が使用される。
又、カニ殻粉末は動物性有機物の補填とともに、カニ殻
中に多量に含有するキチンを添加することにより、土壌
中の細菌、放線菌、特に放線菌を増殖させ、又キチナー
ゼ活性を高めてフザリウム菌等の病原性微生物の防除を
はかるために添加される。
中に多量に含有するキチンを添加することにより、土壌
中の細菌、放線菌、特に放線菌を増殖させ、又キチナー
ゼ活性を高めてフザリウム菌等の病原性微生物の防除を
はかるために添加される。
更に椎茸菌糸体代謝液は椎茸の菌糸体をバガス等の個体
培地又は菌糸体用の液体培地で培養セしめたのち、分離
した菌糸体に加水、加温して菌糸体の自己消化を促進さ
せ、その懸濁液を濾過して得られる抽出液（特公昭５４
−３３９９４号公報参照）を使用する。
培地又は菌糸体用の液体培地で培養セしめたのち、分離
した菌糸体に加水、加温して菌糸体の自己消化を促進さ
せ、その懸濁液を濾過して得られる抽出液（特公昭５４
−３３９９４号公報参照）を使用する。
しかして、これらの組成物の配合割合は、配合組成物全
量に対し、鋸屑の堆積醗酵物は５０〜７０％、好ましく
は５５〜６５％、多孔性無機質物粉末は５〜３０％、好
ましくは１０〜２０％、カニ殻粉末は１０〜４０％、好
ましくは２０〜３０％、又、椎茸菌糸体代謝液は０．３
〜０．５％である。
量に対し、鋸屑の堆積醗酵物は５０〜７０％、好ましく
は５５〜６５％、多孔性無機質物粉末は５〜３０％、好
ましくは１０〜２０％、カニ殻粉末は１０〜４０％、好
ましくは２０〜３０％、又、椎茸菌糸体代謝液は０．３
〜０．５％である。
又、これらの組成物の配合方法については配合量の多い
組成物に配合量の少ない組成物を順に攪拌しながら添加
し、椎茸菌糸体代謝液は最後に少量宛攪拌しながら徐々
に添加して組成物全体に均等に分散吸着させる。攪拌混
合によって得られる ）本発明の土壌改質
材は濃褐色の湿潤粉粒体であるので過飽による含有微生
物の活性低下を防止するため非透湿性のプラスチック袋
等に充填して保存される。
組成物に配合量の少ない組成物を順に攪拌しながら添加
し、椎茸菌糸体代謝液は最後に少量宛攪拌しながら徐々
に添加して組成物全体に均等に分散吸着させる。攪拌混
合によって得られる ）本発明の土壌改質
材は濃褐色の湿潤粉粒体であるので過飽による含有微生
物の活性低下を防止するため非透湿性のプラスチック袋
等に充填して保存される。
このようにして得られた土壌改質材を土壌に撒布する方
法は、表層土壌に均一にすき込むことが望ましく、又、
撒布量は対象土壌の性質や微生物汚染度によっても異な
るが、少くとも１０アール当り約１５０ ｋｇ以上、好
ましくは３００ ｋｇ以上を投与した場合、顕著な土壌
改質効果が期待できる。
法は、表層土壌に均一にすき込むことが望ましく、又、
撒布量は対象土壌の性質や微生物汚染度によっても異な
るが、少くとも１０アール当り約１５０ ｋｇ以上、好
ましくは３００ ｋｇ以上を投与した場合、顕著な土壌
改質効果が期待できる。
〔作 用〕
次に本発明の土壌改質材の作用について説明する。
先ず鋸屑の堆積醗酵物は基本的に土壌病害発生の大きな
要因とされている土壌中の有機質不足を補填すると共に
、フザリウム菌をはじめとする病原菌に拮抗性を示す拮
抗微生物を増殖させる作用を有し、又、同時に配合され
る多孔性無機質物と共にカニ殻粉末及び椎茸菌糸体代謝
液中の有用活性成分を吸着保持してその効果の持続性を
向上させる作用を有する。
要因とされている土壌中の有機質不足を補填すると共に
、フザリウム菌をはじめとする病原菌に拮抗性を示す拮
抗微生物を増殖させる作用を有し、又、同時に配合され
る多孔性無機質物と共にカニ殻粉末及び椎茸菌糸体代謝
液中の有用活性成分を吸着保持してその効果の持続性を
向上させる作用を有する。
又、カニ殻粉末はキチンを多量に含有しており、このキ
チンは土壌中の細菌、放線菌、特に放線菌を顕著に増加
し、これに伴ないキチナーゼ生産菌も増加してキチナー
ゼ活性を高め、フザリ゛ウム菌のキチン質からなる厚膜
胞子を溶解して菌を死滅させる作用を有する。又、カニ
殻粉末は土壌中に動物性有機物を補填することにもなる
。 更に椎茸菌糸体代謝液中にはサイトカイニン等の植
物生理活性物質や、糖−アミノ酸のペプチドからなる抗
ウイルス活性物質及びβ−１，３−グルカナーゼ、キチ
ナーゼ、セルラーゼ等３０種以上の酵素群が含有され、
葉の老化防止作用、光合成能の向上、環境適応性の付与
の作用を通じて農作物の生育を促進し、収量増加が得ら
れるほが、ＴＭＶ、ＣＭＶ等各種モザイク病に対する防
除作用を有し、更にキチナーゼを含有することがら前記
のカニ殻粉末と共にフザリウム菌の防除作用を有する。
チンは土壌中の細菌、放線菌、特に放線菌を顕著に増加
し、これに伴ないキチナーゼ生産菌も増加してキチナー
ゼ活性を高め、フザリ゛ウム菌のキチン質からなる厚膜
胞子を溶解して菌を死滅させる作用を有する。又、カニ
殻粉末は土壌中に動物性有機物を補填することにもなる
。 更に椎茸菌糸体代謝液中にはサイトカイニン等の植
物生理活性物質や、糖−アミノ酸のペプチドからなる抗
ウイルス活性物質及びβ−１，３−グルカナーゼ、キチ
ナーゼ、セルラーゼ等３０種以上の酵素群が含有され、
葉の老化防止作用、光合成能の向上、環境適応性の付与
の作用を通じて農作物の生育を促進し、収量増加が得ら
れるほが、ＴＭＶ、ＣＭＶ等各種モザイク病に対する防
除作用を有し、更にキチナーゼを含有することがら前記
のカニ殻粉末と共にフザリウム菌の防除作用を有する。
又、セルラーゼはビシラム属菌の卵胞子の細胞膜物質を
溶解し、菌を露出死滅させることからビシラム属菌で引
き起される水稲の苗立枯れ病にも有効に作用するものと
考えられる。
溶解し、菌を露出死滅させることからビシラム属菌で引
き起される水稲の苗立枯れ病にも有効に作用するものと
考えられる。
以上詳細に説明したように本発明の土壌改質材によれば
、現在の土壌においてその改善が要請されている土壌微
生物の拮抗作用の促進、放線菌の増殖、土壌病原菌の静
菌作用の促進、植物質及び動物質有機物の施用、土壌の
保水性、通気性、透水性の向上、並びに植物の生育促進
と耐病性の向上等の多目的の効果が総合的かつ相乗効果
的に発揮される。特に本発明の土壌改質材においては、
フザリウム菌の防除に顕著な効果を有するキチナーゼ活
性成分をカニ殻粉末及び椎茸菌糸体代謝液を添加するこ
とで豊富に含有させ、又、これらを担子菌の人工栽培後
の鋸屑又はホダ木粉砕物の堆積醗酵物に吸着させたこと
から、フザリウム菌を。
、現在の土壌においてその改善が要請されている土壌微
生物の拮抗作用の促進、放線菌の増殖、土壌病原菌の静
菌作用の促進、植物質及び動物質有機物の施用、土壌の
保水性、通気性、透水性の向上、並びに植物の生育促進
と耐病性の向上等の多目的の効果が総合的かつ相乗効果
的に発揮される。特に本発明の土壌改質材においては、
フザリウム菌の防除に顕著な効果を有するキチナーゼ活
性成分をカニ殻粉末及び椎茸菌糸体代謝液を添加するこ
とで豊富に含有させ、又、これらを担子菌の人工栽培後
の鋸屑又はホダ木粉砕物の堆積醗酵物に吸着させたこと
から、フザリウム菌を。
はじめとする病原菌の静菌作用並びにその効果の持続性
が期待できる利点がある。
が期待できる利点がある。
更に、担子菌の人工栽培後の鋸屑又はホダ木は現在利用
の途がな（廃棄されているものであり、資源的にも極め
て有益な発、明である。
の途がな（廃棄されているものであり、資源的にも極め
て有益な発、明である。
使用例（１１
担子菌を人工栽培した後の鋸屑の堆積醗酵物５９．６％
、パーライト粉末１０％、カニ殻粉末３０％、椎茸菌糸
体代謝液０．４％からなる本発明の土壌改質材を調整し
、これを定植２年目の桑の株元に１０アール当り３００
ｋｇ施用した。
、パーライト粉末１０％、カニ殻粉末３０％、椎茸菌糸
体代謝液０．４％からなる本発明の土壌改質材を調整し
、これを定植２年目の桑の株元に１０アール当り３００
ｋｇ施用した。
その結果、−週間日頃から桑の葉色が濃くなり、生育が
旺盛になってきた。又、施用土壌は膨軟になり、堆肥が
わりとして土壌の保全、地力維持に役立つことが判明し
た。又堆肥に比べ取り扱いが簡単で体を汚すこともなく
施用作業が容易であった。
旺盛になってきた。又、施用土壌は膨軟になり、堆肥が
わりとして土壌の保全、地力維持に役立つことが判明し
た。又堆肥に比べ取り扱いが簡単で体を汚すこともなく
施用作業が容易であった。
使用例（２）
使用例（１）で施用したものと同様の本発明の土壌改質
材を１０アール当り１５０ｋｇの割合で土壌に混和し、
ホウレン草、ハクサイ、キャベツを夫々栽培した。結果
はいずれも生育が旺盛で、葉色もよく、病害も殆どなく
良品質のものが生産された。
材を１０アール当り１５０ｋｇの割合で土壌に混和し、
ホウレン草、ハクサイ、キャベツを夫々栽培した。結果
はいずれも生育が旺盛で、葉色もよく、病害も殆どなく
良品質のものが生産された。
使用例（３）
□□０１よい、、、よ、Ｄ□４１工。 ′ホダ木
粉砕物を半量宛混合した堆積醗酵物６９．５％、パーラ
イト粉末ｌＯ％、カニ殻粉末２０％、椎茸菌糸体代謝液
０．５％からなる本発明の土壌改質材を調製し、これを
葉たばこ圃場に１０アール当り３００ ｋｇの割合で施
用し、葉たばこ苗を定植した。その結果、定植初期より
生育が順調で根張りが良く、根毛が良く発達して揃った
生育を示した。又、中〜後期になっても既出根は白くい
きいきとして活力があり、葉は垂れることなく上を向き
、葉かき作業がしやすく、特に葉先から葉肉の厚いたば
こ葉が収穫できた。このたばこ葉は葉肉が厚いために乾
燥に際しても急戦が出にり＜、乾燥後の仕上がりも良好
であった。
粉砕物を半量宛混合した堆積醗酵物６９．５％、パーラ
イト粉末ｌＯ％、カニ殻粉末２０％、椎茸菌糸体代謝液
０．５％からなる本発明の土壌改質材を調製し、これを
葉たばこ圃場に１０アール当り３００ ｋｇの割合で施
用し、葉たばこ苗を定植した。その結果、定植初期より
生育が順調で根張りが良く、根毛が良く発達して揃った
生育を示した。又、中〜後期になっても既出根は白くい
きいきとして活力があり、葉は垂れることなく上を向き
、葉かき作業がしやすく、特に葉先から葉肉の厚いたば
こ葉が収穫できた。このたばこ葉は葉肉が厚いために乾
燥に際しても急戦が出にり＜、乾燥後の仕上がりも良好
であった。
又、生育中に病害の発生は認められなかった。
Claims (2)
- （１）担子菌を人工栽培した後の鋸屑又はホダ木粉砕物
の堆積醗酵物に多孔性無機質物粉末、カニ殻粉末及び椎
茸菌糸体代謝液を夫々配合したことを特徴とする土壌改
質材。 - （２）土壌改質材を構成する配合割合が 担子菌を人工栽培した後の鋸屑 又はホダ木粉砕物の堆積醗酵物５０〜７０重量％多孔性
無機質物粉末５〜３０〃カニ殻粉末１０〜４０〃椎茸菌
糸体代謝液 ０．３〜０．５〃である特許請求の
範囲第１項記載の土壌改質材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13306984A JPS6114286A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 土壌改質材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13306984A JPS6114286A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 土壌改質材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6114286A true JPS6114286A (ja) | 1986-01-22 |
Family
ID=15096110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13306984A Pending JPS6114286A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 土壌改質材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6114286A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002180047A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Biotech Japan Kk | 土壌改良材とその製造方法 |
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1984
- 1984-06-29 JP JP13306984A patent/JPS6114286A/ja active Pending
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