JPS61141738A - 繊維とゴムとの接着方法 - Google Patents

繊維とゴムとの接着方法

Info

Publication number
JPS61141738A
JPS61141738A JP26089184A JP26089184A JPS61141738A JP S61141738 A JPS61141738 A JP S61141738A JP 26089184 A JP26089184 A JP 26089184A JP 26089184 A JP26089184 A JP 26089184A JP S61141738 A JPS61141738 A JP S61141738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
rubber
gas
treated
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26089184A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Fukuura
福浦 幸男
Masahito Yoshikawa
雅人 吉川
Setsuo Akiyama
秋山 節夫
Toshio Naito
内藤 壽夫
Toshio Honda
本田 寿男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP26089184A priority Critical patent/JPS61141738A/ja
Priority to EP19850302685 priority patent/EP0168131B1/en
Priority to DE8585302685T priority patent/DE3571450D1/de
Publication of JPS61141738A publication Critical patent/JPS61141738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は芳香族ポリアミド繊維とゴムとの接着性改良方
法に関し、詳しくは芳香族ポリアミド繊維の表面圧低温
プラズマ処理を施し、この処理繊維をフェノール類−ア
ルデヒド類初期縮金物とゴムラテックス(以下この混合
物をPFLと称す)とからなる接着組成物あるいはこの
組成物を主体とする接着剤組成物で接着処理し、さらに
加熱硬化させた後、未加硫ゴムと接触加硫し、かくして
ゴムと強固に接着せしめる接着性改良方法に関する。
本発明方法により芳香族ポリアミド繊維とゴムとを接着
した場合、その接着性は従来の接着方法による接着性よ
り大幅に改良され、しかも繊維の物性を低下させず、さ
らに接着剤層が柔軟であり、屈曲性、耐疲労性の向上が
大幅に期待できる。
したがって、本発明方法はタイヤ、コンベアベルト、ホ
ース、ゴムクローラ等の工業製品に適用され、とくに高
性能が要求されろタイヤやベルトに効果的に採用される
− 従来技術 ポリ−m−フェニレンイソフタルアミドあるいはポリ−
ルーフユニレンテレフタルアミドに代表される芳香族ポ
リアミドは、脂肪族ポリアミドに較べて耐熱性、耐薬品
性にすぐれ、かつ高弾性率、高強度特性を有しているの
で寸法安定性が良好である。
したがって熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂あるいはゴム等
の材料と複合化により構造用材料として多方面に使用さ
れている。とくに強度的にスチールコードと同等のレベ
ルにあり、且つ軽量、柔軟であるため、タイヤ用補強部
材として好適とされている。
しかし、上述の如き特性を有する芳香族ポリアミド繊維
も依然として下記の如き欠点を有する。
すなわち、耐熱性および高強度特性を有するので、その
特性を必要とするものに向けられるが、可撓性に欠け、
屈曲や疲労に対して弱く、かっ他の材料と(にゴムとの
接着性に欠ける。例えばタイヤ用補強材として用いる場
合、従来多用されてきたレゾルシン−ホルムアルデヒド
初期m合物とゴムラテックスとからなる接着剤(以下こ
の混合物をRFLと称す〕の適用では、6−ナイロン、
6,6−ナイロンに代表される脂肪族ポリアミド繊維に
比し、ゴムとの接着性および耐疲労性において芳香族ポ
リアミド繊維は劣っている。
このため、二浴による接着法が開発されてきた。
例えば芳香族ポリアミド繊維とゴムとの接着は、デュポ
ン社の情報で示されている下記配合内容、水     
                   850210
%NaOH水溶液        10 F5%ジオク
チルスルホコハク酸ソーダ 水溶液              2tl 92−ピ
ロリドン          1t107グリセロール
のジグリシジルエーテル    201000 f の接着剤処理液(下塗り用)で接着処理し、ついでさら
K RFL接着剤(上塗り用)で接着する方法がとられ
ている。
また、接着性の改良には下塗りの接着剤に関するものが
その主体であり、多くはエポキシ基含量を多くした接着
剤に期待している。しかしエポキシ基含量が多くなれば
、当然のことながら接着剤層は硬くなり、処理繊維コー
ドの剛性が高まり、屈曲性、耐疲労性等が低下する傾向
を生ずる。
発明の目的 本発明は芳香族ポリアミド繊維とゴムとの接着における
欠点および脂肪族ポリアミド繊維における欠点を排除す
ることを目的としたものであり、芳香族ポリアミド繊維
の表面を低温プラズマ処理し、この処理繊維にPFLあ
るいはPFLを主体とする接着剤組成物で一浴処理する
ことにより、ゴムとの接着性および仕上った構造体の耐
疲労性を向上せしめたものである。
発明の構成 本発明は、芳香族ポリアミドと称される分子内にアミド
結合と芳香族基を有する、ポリ−p−フェニレンテレフ
タルアミド、ポリ−m−フェニン/テレフタルアミドあ
るいはポリ−p−ベンズアミドに代表される芳香族ポリ
アミド繊維をあらかしめ1O−3〜10 Torrの減
圧区域を通し、非重合性ガス、重合性ガスあるいは加熱
気化ガスの単独あるいは混合ガス雰囲気下において、オ
ーディオ波、高周波あるいはマイクロ波により励起発生
されろ低温プラズマで表面処理した後に、フェノール類
−アルデヒド類初期縮合物とゴムラテックスの混合した
接着剤(PFL )を主体とした水溶液で浸漬処理し、
さらにその後加熱硬化させ、ゴムとの接着性を改良する
方法である。
さらに詳細に述べれば、芳香族ポリナミド繊維を低温プ
ラズマ処理することにより、繊維表面に親水基が付与さ
れることあるいはスパタリング効果により水溶液接着剤
であるPFL等とのめれ性が著じるしく向上することに
より接着剤の繊維表面への付着は勿論のこと繊維束の内
部にまでIEFL等が迅速に含浸され、フィラメント間
を包埋する結果、屈曲破壊を防止できる。
また、低温プラズマ処理および接着処理した芳香族ポリ
アミド繊維は、この光面処理を施さないものおよび従来
試みられたオゾン処理、酸処理あるいは紫外線処理に比
して強伸度等の物性低下がみとめられないばかりでなく
、むしろ向上する傾向すらみとめられろ。これらの効果
よりゴムと一体化させた後の芳香族ポリアミド繊維の屈
曲疲労後の物性低下率は大幅に改善される。
撚糸した芳香族ポリアミド繊維コードの低温プラズマ処
理に用いられろ低温プラズマガスとしては、前述の如く
非重合性ガス、重合性ガスあるいは加熱気化ガスを単独
あるいは混合して用いることができ、例えばヘリウム、
水素、アルゴン、酸素、窒素、空気、塩素、アンモニア
、−酸化炭素、二酸化炭素、亜硫酸ガス、−酸化窒素、
ホルムアルデヒド、塩化水素等、あるいは減圧下に気化
するガスとしては四塩化炭素、ノ・ロゲン化炭化水素(
トリクレン等)、ホルムアルデヒド水、水、メチルアミ
ン、アンモニア水、水蒸気等が好ましく導入され、減圧
区域を1tJ−’ −10Torrになるように調整し
た後にオーディオ波、高周波あるいはマイクロ波発生装
置によりl、 w ”−IQ kwの出力で低温ブラダ
づを発生させ、その雰囲気下に1〜103秒間照射して
表面処理を施j。
プラスづ処理を連続的に処理するためには、減圧容器内
に繊維コードの巻出し、巻取り装置を組み入れた密閉型
装置あるいは巻出し、巻取り装置が外部にあり、圧着ロ
ーラーあるいは細径の穴を有するシール材により徐々に
減圧雰囲気状態になす、いわゆる差動排気による半密閉
型装置が用いられる。
本発明方法に使用される接着剤の成分としては、フェノ
ール類化合物を先ずアルデヒド類と水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の存在下に水
などの溶液中で反応させ、次に酢酸、塩酸のような有機
酸あるいは無機酸のような酸性物質を加えて生成1−だ
樹脂を析出分離し、次いで分離した樹脂を遊離のアルデ
ヒド類の非存在下に水酸化アンモニウムの水溶液に溶解
し、更にゴムラテックスを加えた接着剤が用いられる。
こ〜でいうところのフェノール類は一価フエノール、多
価フェノールを含めた総称である。即ち一価フエノール
にはフェノール、クレゾール、エチルフェノール、キシ
レノール等のフェノールおよびアルキルフェノール類か
ある。多価フェノールの例にはレゾルシノール、ハイド
ロキノン、フロログルシノール、オルシノール、タレゾ
ルシノール、m−キシロシノール等がある。
本発明で最も好適に用いられるフェノール類は一価フエ
ノール類に属するフェノール自体およびm−クレゾール
、p−クレゾールである。中でもフェノールが最も好ま
しい。
一方アルデヒド類とは、アルデヒド基を有しフェノール
類に対して反応性を有する化合物一般を指し、フルフラ
ール、アクロレイン等も含まれるが、本発明で最も好適
に用いられるのはホルムアルデヒドである。
本発明において、フェノール類とアルデヒド類とをアル
カリ金属水酸化物の存在下で反応させる場合の温度は常
圧下、30℃から100℃までの範囲が好ましく、最も
好ましいのは70℃から95℃の間が好ましい。反応時
間は温度、触媒の量等に応じて適宜定まるものである。
例えば、反応源[8tJ℃の場合は1時間から3時間程
度になるよう触媒の量を定めるのが望ましい。
触媒に用いるアルカリ金属水酸化物の食はフェノール類
1モルに対して0.01モルから0.2モルの間が適当
であり、好ましくは0.05モルから0.15モルの間
である。
前述の条件下においてフェノール類とアルデヒド類との
反応を行うが、この場合フェノール類に・対するアルデ
ヒド類の量が重要であって、フェノール類1モルに対し
て3.t)モル以上、好ましくは4.0モル以上、10
モル以下が適当である。
この反応の進行度合は平均分子量および分子量分布曲線
の変化によって知ることができる。合成物の平均分子量
は200から2500の間、好ましくは500から15
00の間になるように反応させるのが望ましい。但し、
この範囲から少々はずれても接着性能にはそれ程影響を
もたらさないが、分子量分布の上限下限はなるべくなら
この範囲((入るようにした方が良い。
次に反応終了後、酢酸のような有機酸あるいは塩酸のよ
うな無機酸を滴下するか、あるいは酸の中に反応物を投
入して中和することによって生成した樹脂を析出させる
ことができる。
析出物を濾過、水洗し、風乾あるいは減圧下で乾燥する
ことによって接着に有用な樹脂状物を得られる。この場
合析出物を乾燥する前の湿った状態のときに−たんアセ
トンのような低沸点有機溶媒に溶解した後、減圧蒸発乾
1肩すれば迅速に同様の樹脂状物が得られる。
次に前記樹脂状物を稀薄な水酸化アンモニウムの水溶液
に溶解すれば、容易に溶解することができる。樹脂状物
の分子量が太きいときは水酸化アンモニウムの量を多く
すれば良い。
次にこの溶液にゴムラテックスを混合して接着液を調製
する。本発明て用いられるゴムラテックスは天然ゴムラ
テックスおよび各種の合成ゴムラテックスが含まれる。
とくに、ビニルピリジンスチレンズタジエンターポリマ
ーラテックス、スチレンブタジェンコーポリマーラテッ
クス、ポリブタジェンラテックス等が用いられる。ポリ
クロロプレンラテックス、アクリロニトリル・アクリル
酸ブタジェンコーポリマーラテックス、アクリロニトリ
ル・アクリル酸ブタジェンターポリマーラテックス、ア
クリロニトリル・アルキルメタクリレートブタジェンタ
ーポリマーラテックス類、イングレンイノブチレンコー
ポリマーラテックス、エチレンプロピレンコーポリマー
ラテックス、エチレンプロピレン非共軛ジエ/ターポリ
マーラテックス等も使用可能である。以上のゴムラテッ
クスは単独で、あるいは二種以上混合して使用すること
ができ、これらは被着ゴム種により任意に変えて使用さ
れる。
この場合フェノール類−アルデヒド類初期縮合物との混
合割合は、上記縮合物が全固型分に対し5〜30重量%
、ゴムラテツクのそれが95〜70重菫チであるのが好
ましい。
以上に詳述した如く、本発明方法は芳香族ポリアミド繊
維コードを低温プラズマ処理し、処理繊維をPFL系接
着接着剤着処理し、加熱硬化せしめ、これを未加硫ゴム
と接合させ、加熱、加圧してゴム組成物を加硫すること
により接着性能にすぐれた複合体を得る繊維とゴムとの
接着方法である。
本発明方法は、タイヤ、コンベアベルト、ホース、ゴム
クローラ等の工業用製品において使用され、とくに高性
能が要求されるタイヤやベルトに効果的に適用される方
法である。
本発明に用いたフェノール類−アルデヒド類初期縮合物
とゴムラテックスとからなる接着液は以下に説明する方
法により得たものを使用した。
フェノール類としてはフェノール、m−クレゾール、m
−メトキシフェノール、m−クロルフェノールの4種類
を用いた。各フェノール類1.Uモルに対し37%ホル
ムアルデヒド水溶液を5.0モル、苛性ソーダー0.1
モルを80℃、1.5時間還流コンデンサー付きコルベ
ン中で攪拌しながら反応させた。この液を冷却した後、
6N酢°責で中和すると内容物が院政する。これを遠心
分離機で補集した後、アセトンに溶解し、50℃でロー
タリーエバポレーターで減圧下蒸発乾固し、細粉化して
粉末状の樹脂状物を得た。
この様にして得られた各樹脂状物40部を28%アンモ
ニア水50部を550部の水で稀釈した稀アンモニア水
に溶解した。この液に40%のビニルピリジン−スチレ
ン−ブタジェンターポリマーラテックスした。
上記の如くにして得られた接着液より以下の接。
着剤A、B、C及びDを得た。
接着剤A (フェノール−ホルムアルデヒド初期縮合物
/ビニルピリジン−スチレンブタジェンターポリマーラ
テックス、) i着剤B  (m−クレゾール−ホルムアルデヒド初期
縮合物/ビニルピリジン−スチレ ン−ブタジェンターポリマーラテック ス) 接着剤C(m−メトキシフェノール−ホルムアルデヒド
初期縮合物/ビニルピリジン −スチレン−ブタジェンターポリマー ラテックス) 接着剤D  (m −クロルフェノール−ホルムアルデ
ヒド初期縮合物/ビニルピリジン− スチレン−ブタジェンターポリマーラ テックス) 実施例 以下に実施例を示し本発明を具体的に詳述する。
実施例1 差動排気が可能で且つマイクロ波発生装置と該装置から
発生されるプラズマを処理するプラズマ処理室とを具備
し、繊維を連続的に移動させることができる装置に、ポ
リ−バラ−フェニレンテレフタルアミド(デュポン社製
;ケプラー29)のマルチフィラメントコード(150
U−D/2 、3Usx3UZ)を通し、連続的に移動
させながら、各差動排気ポンプによりプラズマ処理区域
の圧力を0.1 Torr以下にし、その状態で空気1
.ヘリウム、N2、o2、Ar 、 Co 、 CO2
、SO2、No等のガスを導入口より導入し、プラズマ
処理区域の圧力を1Torrに調整し、その状態で周波
数2,45GHzのマイクロ波発生装置により出力I 
KWで各ガスプラズマを発生させ、繊維コードがプラズ
マ発生区域を20秒および120秒で通過するように速
度を調整し、プラズマ処理を施した。
以上のようにプラズマ処理を施した繊維コードを、繊維
接着処理装置としてリツツラー処理機を用いて、接着剤
Aに浸漬させ、その後140℃の温度で30秒間乾燥さ
せ、さらに240℃の温度で60秒間熱処理して接着処
理コードを得た。
上述の処理が施された各繊維コードを長さ20U冒に伸
張した状態で深さ2mの金型に張り、その上に補強布で
裏打ちされた下記表1記載の未加硫ゴム配合物を接合さ
せ、160℃の温度で20分間加熱、加圧させ加硫し、
その加硫ゴムからコードを引張速度3001分で剥離さ
せ、ゴムとコードとの剥離接着力を測定した。その結果
は表2に記載の通りであった。
表  1 表2  (マイクロ波発生プラズマ) なお、比較のため、プラズマ処理を施さない繊維コード
に対し接着剤Aで接着処理を施1−て比較例とした。比
較例につき、前述の方法でゴムとコードとの剥離接着力
を測定し、その結果を同様に第2表に示した。
第2表の結果より、本発明方法による芳香族ポリアミド
繊維コードとゴムとの接着に於てはその剥離液゛着力が
すぐれていることが明らかであった。
実施例2 実施例1で用いた連続処理装置に周波数13.56MH
zの高周波を発生させる装置を取付け、実施例1で用い
た各種ガスのプラズマ処理を下記の通り行なった。
プラズマ処理区域内の圧力をU、1Torr以下にし、
ガス導入口より各種ガスを導入し圧力を1.OTorr
に調整した状態で、高周波装置により出力100 Wで
プラズマを発生させ、繊維コードに20秒問および12
0秒間のプラズマ処理を施した。その後実施例1と同じ
方法で接着剤及び加硫処理を施し、接着剤処理コードを
得た。
得られた接着剤処理コードにつ(・て、実施例1と同様
の方法でゴムとコードとの剥離接着力を測定した。その
結果は表3に示す通りであった。
表 3  (高周波発生プラズマ) 実施例3 実施例1で用いた連続処理装置に周波数13.5(iM
Hzの高周波を発生させる装置を取付け、高周波プラズ
マ処理を下記の通り行った。
すなわち、プラズマ処理区域内の圧力をQ、l tor
r以下にし、ガス導入口より酸素、アルゴン、空気の各
種ガスを導入し、圧力をl、Q torrに調整した状
態で高周波装置により出力L(JU Wでプラズマを発
生させ、繊維コードに120秒間プラズマ処理を施した
。その後、実施例1と同じ方法で、接着剤B、C及びD
で接着処理し、その後加硫処理を施様の方法でゴムとコ
ードとの剥離接着力を測定した。結果は表4に示す通り
であった。
なお、比較例として各接着剤を用いプラズマ未処理コー
ドに接着処理を施したものを得、その剥離接着力を同様
に測定した。結果は表4に示す通人 4 高周波プラズ
マ 実施例4 実施例2〜3で得られた20秒間プラズマ処理を施した
処理コードについて強伸度測定およびベルト屈曲試験法
に基づき、耐疲労性試験を行なった。
長さ50e、幅5俤、深さ1備の金型の長さ方向に処理
コードを50本並列させて入れ、表1に記載の未加硫ゴ
ム組成物と接合させ、160℃の温度で20分間加熱、
加圧し、加硫を行なった。
上記の方法により得られた試験片に対し、ベルト屈曲試
験機で、プーリー径32φ、荷重125kFの条件下に
50万回くり返し屈曲疲労を与えた。その試験片より取
り出したコードについて繊維コード引張試験装置を用い
て引張速度300fm/分で強伸度を測定し、初期の疲
労付与前の強伸度との比較を行なった。
得られた結果は表5に示す通りであった。
表   5 以上の各実施例が示す通り、芳香族ポリアミド繊維コー
ドを各種のプラズマ処理し、PFLを主体とする接着剤
で処理すると、ゴムとの接着性および屈曲ヒロウ性が改
善された。
参考例 芳香族ポリアミド繊維コードを表6に記載の配合組成の
エポキシ化合物接着剤に浸漬させた後、240℃の温度
で60秒間熱処理し、その後更f表5に記載の配合組成
のRFL接着剤に浸漬させ、その後240℃の温度で6
υ秒間熱処理したものを実施例1および実施例4にもと
づいて接着力および繊維コード物性を測定した結果は下
記の通りである。
剥離接着力     1.0kB/本 初期強力    50ky 伸度    4.9% 疲労後 強力保持率    31% 表  6 特許出願人 株式会社 ブリデストン 化 理 人、 弁理士 1)代 惑 治手続補正書(自
発) 昭和60年1月25日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族ポリアミド繊維の表面を、減圧下に低温プ
    ラズマガス雰囲気中で処理し、ついでこの処理繊維をフ
    ェノール類−アルデヒド類初期縮合物とゴムラテックス
    とからなる接着剤組成物にて接着処理することを特徴と
    する芳香族ポリアミド繊維とゴムとの接着方法。
  2. (2)接着剤組成物が、フェノール類にアルデヒド類を
    アルカリ金属水酸化物を触媒として反応せしめ、次に酸
    で中和し、分離して得られる樹脂状物を遊離のアルデヒ
    ド類の非存在下に稀アンモニア水に溶解し、更にゴムラ
    テックスと混合して得たものであることを特徴とする特
    許請求の範囲(1)記載の方法。
  3. (3)低温プラズマガスが非重合性ガス、重合性ガス、
    および加熱気化ガスの単独または混合ガスである特許請
    求の範囲(1)記載の方法。
  4. (4)低温プラズマがオーディオ波、高周波あるいはマ
    イクロ波発生装置により励起されたものである特許請求
    の範囲(1)記載の方法。
JP26089184A 1984-05-25 1984-12-12 繊維とゴムとの接着方法 Pending JPS61141738A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26089184A JPS61141738A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 繊維とゴムとの接着方法
EP19850302685 EP0168131B1 (en) 1984-05-25 1985-04-17 Method for adhering of aromatic polyamide fibers to rubber
DE8585302685T DE3571450D1 (en) 1984-05-25 1985-04-17 Method for adhering of aromatic polyamide fibers to rubber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26089184A JPS61141738A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 繊維とゴムとの接着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61141738A true JPS61141738A (ja) 1986-06-28

Family

ID=17354183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26089184A Pending JPS61141738A (ja) 1984-05-25 1984-12-12 繊維とゴムとの接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61141738A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013022011A1 (ja) 2011-08-09 2013-02-14 三菱樹脂株式会社 透明積層フィルム
KR20150114541A (ko) 2013-02-06 2015-10-12 미쓰비시 쥬시 가부시끼가이샤 투명 적층 필름, 투명 도전성 필름 및 가스 배리어성 적층 필름

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4848531A (ja) * 1971-10-26 1973-07-10
JPS528085A (en) * 1975-06-06 1977-01-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The Method for adhering aromatic polyamide fibers
JPS551393A (en) * 1978-06-14 1980-01-08 Tno Adhesibility improvement of aromatic polyamide fiber

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4848531A (ja) * 1971-10-26 1973-07-10
JPS528085A (en) * 1975-06-06 1977-01-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The Method for adhering aromatic polyamide fibers
JPS551393A (en) * 1978-06-14 1980-01-08 Tno Adhesibility improvement of aromatic polyamide fiber

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013022011A1 (ja) 2011-08-09 2013-02-14 三菱樹脂株式会社 透明積層フィルム
KR20140046057A (ko) 2011-08-09 2014-04-17 미쓰비시 쥬시 가부시끼가이샤 투명 적층 필름
KR20150114541A (ko) 2013-02-06 2015-10-12 미쓰비시 쥬시 가부시끼가이샤 투명 적층 필름, 투명 도전성 필름 및 가스 배리어성 적층 필름

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4469748A (en) Adhesion of aramid cords to rubber
CA2671842C (en) Process for improving the adhesion of carbon fibres with regard to an organic matrix
US4680228A (en) Adhesion of rubber to aramid cords
JPH0530378B2 (ja)
KR20170085882A (ko) 폴리에스테르 섬유, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 타이어 코드
EP0168131B1 (en) Method for adhering of aromatic polyamide fibers to rubber
JPH0912997A (ja) 接着剤組成物
JPS61141738A (ja) 繊維とゴムとの接着方法
US3449200A (en) Product and method of producing composite polyester textile rubber products
JPH0576495B2 (ja)
JPH0726415A (ja) 接着性の改良されたポリベンゾビスオキサゾール繊維及びその製造方法
JPH0571701B2 (ja)
JP3482427B2 (ja) アラミド繊維の処理方法
EP0084453B1 (en) Fiber reinforced rubber manufacture
JP6089676B2 (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維
JP2667555B2 (ja) 接着剤組成物
JPH1044251A (ja) コード・ゴム複合体およびその製造方法
JPS63215737A (ja) 表面を改質した成形体の製造法
JP3793931B2 (ja) ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維の製造方法
JPS585243A (ja) 芳香族ポリアミド繊維とゴム配合物との接着方法
JPH03220369A (ja) 芳香族ポリアミド繊維の処理方法
JPH1046468A (ja) ゴムとの接着性の改善されたポリベンザゾール繊維の製造方法
JPH0593369A (ja) ポリエステル繊維の接着改良法
JP2000045184A (ja) ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維、その製造方法および繊維強化ゴム複合材料
JPS63223043A (ja) 材料表面の改質法