JPS6113772Y2 - - Google Patents

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JPS6113772Y2
JPS6113772Y2 JP8062781U JP8062781U JPS6113772Y2 JP S6113772 Y2 JPS6113772 Y2 JP S6113772Y2 JP 8062781 U JP8062781 U JP 8062781U JP 8062781 U JP8062781 U JP 8062781U JP S6113772 Y2 JPS6113772 Y2 JP S6113772Y2
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JP
Japan
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ring
bearing
lid
housing
raceway
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JP8062781U
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JPS57193421U (ja
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Publication of JPS6113772Y2 publication Critical patent/JPS6113772Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ころがり軸受の軌道輪の固定装置
に関する。
ころがり軸受を用いた精密なスピルドン等で
は、ハウジングの内孔に嵌合させた外輪の側面を
蓋体により押圧して外輪をハウジングに固定する
ことが一般に行なわれている。このようなころが
り軸受の固定手段は、組立てるスピルドンごとに
蓋体を合せ加工してハウジングに対する蓋体の締
付け代を所定の値とすることが必要であるため軸
受の組立てに大きな工数を要するという欠点があ
つた。
ハウジングに対する蓋体の締付け代が小さすぎ
る場合は、外輪を軸方向より押圧する力が不足す
るため外輪の軸方向の支持剛性が小さくなるとい
う不具合が起りやすく、締付け代が大きすぎる場
合は、外輪を適正な力で締付けるとハウジングと
蓋体が密着せず、このような状態ではスピルドン
の使用時に、蓋体の締付けボルトがゆるみスピル
ドンの性能を損いやすく、蓋体をしつかり締付け
ると外輪を押圧する力が過大となり外輪に変形が
生じがちであり、スピルドンに振動とか発熱等の
不具合が生ずる原因となる。
この考案は、前記従来の欠点を解消すべくなさ
れたもので、その目的とするところは、蓋体等の
軌道輪押圧部材に寸法のばらつきがあつても軸受
の軌道輪を最適な軸方向の押圧で固定できる軌道
輪固定装置を提供するにある。
この目的を達成するため、この考案は軸受の軌
道輪とこの軌道輪を軸方向より押圧する蓋体等の
部材の間に特殊なスペーサを介在させたものであ
る。
次に、この考案に係る軌道輪固定装置の実施例
を図面により説明する。
この実施例は、2つのころがり軸受1、2によ
り軸3を支持しているところを示すもので、軸受
1は外輪4と内5の間に転動自在なボール6を有
し、軸受2は外輪7と内輪8の間に転動自在なボ
ール9を有している。外輪4、7はハウジング1
0の内孔11に嵌合し、間座12により軸方向に
離間している。
内輪6、9は軸3に嵌合し、間座13により軸
方向に離間している。
外輪7の一方の端面は、ハウジング10の段部
14に当接している。
内輪6の一方の端面は、軸の段部15に当接し
ている。内輪9の一方の端部は、間座16により
押圧されるようになつており、内輪6、9は軸3
に固定されている。
外輪4の一方の端面にはハウジングの内孔11
に遊嵌する環体17の端面が当接している。この
環体17の側面には内側が狭まつた溝18が円周
方向に形成され、この溝18にはボール19が多
数係合しボール19は環体17より側方に突出す
るようされ環体17とボール19によりスペーサ
20を構成している。環体17のボール19は、
ボルト21によりハウジング10の端面に固定さ
れた蓋体22の内端面23に当接している。
この構成により軸3は軸受1、2によりハウジ
ング10に支承され回転自在とされている。
スペーサ20の自由状態の組付け高さは、外輪
4と蓋体22との間隔より大きくされており、蓋
体22とボルト21によりハウジングに締付けて
行くと、遊びがなくなつた時点からは、ボール1
9が環体17の内側が狭まつた溝18をおし広げ
るようになり、環体17は外面および内面側に膨
出する。
環体17の外面が膨出することにより、環体1
7はハウジングの内面10に圧力を及ぼし、ハウ
ジング10と環体17の間に摩擦抵抗が作用する
ようになる。そしてボール19の押込み量が多小
ばらついても環体17が内面側に弾性変形するの
で軸受の外輪4、7を押圧する軸方向の軌道輪押
圧力は所定の値より極端に大きくなることはな
い。
環体17の肉厚及び内側が狭まつた溝18の角
度等を適正に選ぶこにより軌道輪をほぼ所望の軸
方向の押圧力により固定することができる。
この実施例では、ころがり軸受の外輪を固定し
た場合の例を示したが、内輪を固定する場合に応
用することができることはもちろんである。
以上のように構成したこの考案のころがり軸受
の軌道輪固定装置は、内側が狭まつた溝を円周方
向に形成した側面を有する環体と、この環体の前
記溝に係合する多数のボールとを具えたスペーサ
を軌道輪と軌道輪押圧する部材との間に配して軸
受の軌道輪を固定するようにしたので、軌道輪締
付け部材の締付け代に多小ばらつきがあつてもほ
ぼ均一な力で軌道輪を固定でき、従来のように軌
道輪締付け部材を合せ加工する必要がなく、組立
も簡単であるので、ころがり軸受の軌道輪の組立
を安価に行うことができるという効果を有する。
また、環体の円周面に摩擦力が働くようになつ
ているので蓋体等の軌道輪締付け部材の取付ボル
トを小さくしてもボルトゆるみの問題がない等の
効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るころがり軸受の軌道
輪固定装置を示す縦断面図、第2図は、第1図の
部品の斜視図である。 1,2……ころがり軸受、3……軸、10……
ハウジング、7……環体、18……内側が狭まつ
た溝、19……ボール、22……蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側が狭まつた溝を円周方向に形成した側面を
    有する環体と、該環体の前記溝に係合し前記環体
    より突出せる多数のボールとを具えたスペーサを
    軸受軌道輪と該軌道輪を押圧する軌道輪押圧部材
    との間に配してころがり軸受の軌道輪を固定する
    ことを特徴とするころがり軸受の軌道輪固定装
    置。
JP8062781U 1981-06-02 1981-06-02 Expired JPS6113772Y2 (ja)

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JP8062781U JPS6113772Y2 (ja) 1981-06-02 1981-06-02

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JP8062781U JPS6113772Y2 (ja) 1981-06-02 1981-06-02

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Publication Number Publication Date
JPS57193421U JPS57193421U (ja) 1982-12-08
JPS6113772Y2 true JPS6113772Y2 (ja) 1986-04-28

Family

ID=29876177

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JP8062781U Expired JPS6113772Y2 (ja) 1981-06-02 1981-06-02

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JP (1) JPS6113772Y2 (ja)

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JPS57193421U (ja) 1982-12-08

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