JPS61133068A - 光磁気薄膜製造装置およびその製造方法 - Google Patents

光磁気薄膜製造装置およびその製造方法

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JPS61133068A
JPS61133068A JP25534284A JP25534284A JPS61133068A JP S61133068 A JPS61133068 A JP S61133068A JP 25534284 A JP25534284 A JP 25534284A JP 25534284 A JP25534284 A JP 25534284A JP S61133068 A JPS61133068 A JP S61133068A
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JP
Japan
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evaporation
rare earth
thin film
magneto
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JP25534284A
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English (en)
Inventor
Masahiro Orukawa
正博 尾留川
Hideji Kawabata
川端 秀次
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光記録用媒体に用いられる光磁気薄膜製造装置
および製造方法に関するものである。
従来の技術 近年、情報化社会の進展と共に書き換え可能な大容量光
ディスクの実用化が強く望まれている。
その中で特に注目を集めている光磁気ディスクは、ディ
ジタル・メモリとしてのすぐれた特性を有していること
が最近になって確かめられて来た。
ところで、光磁気ディスクの記録担体である光磁気薄膜
は、Gd、Tb、Dy ’i中心とする希土類元素のい
ずれか1種以上とFe、Co、Ni  f中心とする遷
移金属元素のいずれか1種以上との合金を主成分とする
希土類−遷移金属から成っている。これらの材料から成
る光磁気薄膜の製造法は大別して2通りの方法がある。
1つの方法はスパッタ法による光磁気薄膜の製造法で、
遷移金属ターゲット上に希土類小片を配列させた複合タ
ーゲット、造法で、希土類と遷移金属を別個の蒸発源か
ら同時に蒸発させる。
以下、図面を参iしながら、上述した従来の蒸の 着による光磁気落−麺造法について説明を行う。
°第4図は従来の蒸着による光磁気薄膜の製造方法の模
式図を示すものである。
第4図において、401は希土類元素蒸発部、402は
遷移金属元素蒸発部、464は光磁気薄膜形成のための
基材である。それぞれの各蒸発部401および402は
、フィラメント403.マグネッ)404.蒸発源40
5から構成されている。蒸発源406の形状は円形であ
り、その中心に電子ビームが照射されるか、あるいは中
心部周辺にて電子ビームを走査させる構成となってい名
以上のように構成された電子ビーム蒸着装置によって行
う光磁気薄膜の製造方法について、以下その動作につい
て説明する。
まずフィラメント403に通電させ熱すると熱電子が放
出される。そのとき、フィラメント403は負の高電圧
に保磁されており、アース電位の蒸発源405に向かう
が、マグネット404から誘起される磁界のため偏向さ
れ、弧の軌跡406i抽いて蒸発源406の中心部に達
する。そして電子衝撃により蒸発源が加熱され蒸発する
。同様の動作が希土類元素蒸発部401および遷移金属
元素蒸発部402について同時に行なわれる。その時、
基板464には希土類と遷移金属が同時に堆積され、そ
の結果光磁気薄膜が形成される。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような方法では、光磁気媒体を再
現性良く短時間に製造することが困難であるという問題
点を有していた。その理由について以下に述べる。
゛ 希土類元素は、真空管のゲッターや金属の脱酸材と
しても用いられる通り、化学的に極めて活性であり、特
に高温下では一層活性化する。希土類の蒸着中は130
0℃〜16oO℃程度の高温となり、蒸着器壁面あるい
は基材等から放出されるガスと容易に反応し、蒸発源が
酸化してしまう。したがって光磁気薄膜中に希土類−遷
移金属合金の。
他に希土類酸化物が混在する形となり、その混在比が、
刻々変化してゆく。その結果、光磁気薄膜の性能を決定
するカー回転角、保磁力、熱定数等が変化し、再現性良
く光磁気薄膜を製造することが困難であった。この問題
点の解決策として、1回の蒸着毎に新規の希土類蒸発源
を仕込む方法、あるいは特性劣化の許容できる数回の蒸
着毎に新規の希土類蒸発源を仕込む方法は容易に考えら
れる。しかしながらこの場合、希土類蒸発源を入れかえ
る毎に真空槽を大気に戻し、さらに排気するという工程
を必要とするため、光磁気薄膜の製造に要する時間は多
大なものとなる。
本発明は上記問題点に鑑み、大気にさらすことなく数多
くの光磁気薄膜を再現性良く作製することのできる光磁
気薄膜製造装置を提供す石ものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の光磁気薄膜製造装置
は、希土類蒸発部とそれとは別個の遷移金属蒸発部とか
ら成り、少なくとも希土類元発部機構と、さらにドーナ
ツ型の蒸発源に加熱用エネルギビームを照射させるため
の機構により構成されている。
作  用 この構成により、加熱用エネルギビームの照射と同時に
ドーナツ型の希土類蒸発源を回転することができる。と
ころで希土類は、高温下で非常に酸化され易く、ビーム
照射による溶融時には、高真空下に於いても徐々に酸化
されてゆく。このとき、蒸発源を回転させることにより
、酸化した希土類から遂次酸化していない新規の希土類
部分の戸融へと移行することができる・ このとき、蒸発源の適正な回転速度は希土類の酸化速度
により決定され、さらにそれは希土類蒸発温度と真空槽
内雰囲気により決定される。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例における光磁気薄膜製造装置
の希土類元素蒸発用電子ビーム蒸発部を示すものである
。第1図において101は熱電子放出用フィラメント、
102a 、102bは対になった電子ビーム制御用マ
グネット、103は電子ビーム軌跡、104は蒸発源充
填用ルツボ、105はドーナツ型の蒸発源、106はル
ツボ回転用歯車である。ルツボの蒸発源充填部分形状は
、上部外径77類、上部内径35 m 、底部外径76
隠、底部内径37閣、深さ10隠、容積3sciである
。これらにより構成された蒸発部を2台装備し、一方を
テリビウム蒸発に用い、他方を鉄蒸発に用いた。第2図
に、これら蒸発部を用いた本実施例の構成を示す。第2
図において、まず希土類蒸発部201からの蒸発量は、
シャッタ202が開いた後、水晶膜厚計203で膜厚が
計測され、希土類の蒸着速度が一定となる様に希土類蒸
発量が制御される。一方、鉄蒸発部204からの蒸発量
は、シャッタ205が開いた後、水晶膜厚計206で膜
厚が計測され、鉄の蒸着速度が一定となる様に鉄蒸発量
が制御される。また各々の蒸発部を仕切った遮蔽板20
7により、水晶膜厚計203には希土類の蒸着のみ、水
晶膜厚計206には鉄の蒸着のみが行なわれ、各々独立
して膜厚制御が実現できる。
直径300rxxの基板ホルダ208には試料片209
が20個装着されている。試料片209は10+mX 
10r111Iのガラス片から成っており、基板ホルダ
の直径270閣の周方向に等間隔で配列させた。さらに
切り込みを入れたマスク210により、試料片1個ずつ
の蒸着が可能となるようにした。つまり、マスク210
1に固定させたまま、基板ホルダ208を18度ずつ回
転させることにより、20個の試料片が1個ずつ順次蒸
着される。
以上のように構成された光磁気薄膜製造装置について以
下その動作について説明する。
高電圧に保持されたフィラメント101から発した熱電
子はマグネッ)102&、102bにより形成される磁
界により偏向を受け、電子ビームに同様であり、さらに
これらは従来例の動作と同様である。本実施例では、テ
リビウムの蒸発速度8人/sec  、鉄の蒸発速度1
6人/気に固定し、蒸発源を回転させながら同時蒸着を
行なった。
尚、真空排気系にはクライオポンプを用い、到達真空度
2X10  Torr  まで排気し蒸着を行なった。
このときの分圧はH2Oが主成分であった。
これらの条件で蒸着を行ないながら、50秒経過毎に基
板ホルダ208’z18度ずつ回転させ、膜厚1000
人のテリビウムー鉄合金薄膜を1個ずつ順次形成してい
った。
このようにして作製した光磁気薄膜のカー回転角を第3
図に示す。縦軸にはカー回転角、横軸には連続で順次形
成させた光磁気薄膜試料片の蒸着回数である。ルツボ回
転を停止させた場合にはT回目にはカー回転角は初期値
に比べ1/2以下になるが、ルツボを1 /120 r
 p 121で回転させながら蒸着した場合には20回
の連続蒸着に対してカー回転角の劣化は認められなかっ
た。本実施例の構成によれば、ルツM1回転に約2時間
要し、したがって120枚の光磁気薄膜形成が連続作製
可能であることがわかる。
以上のように本実施例によれば、多数回の連続蒸着が可
能となり、100枚以上の光磁気ディスクを連続して作
製することができる。
なお、本実施例ではクライオポンプのみの排気で到達真
空度2X10−’ Torrで薄膜作製を行なったが、
ゲッタポンプ等の併用により、さらに到達真空度を低く
押さえることにょシ、さらに多数の連続蒸着が可能とな
る。
また、本実施例では、希土類元素としてテリビウムを用
いたが、ガドリニウムあるいはガドリニウム・テリビウ
ム合金を用いても良い。
さ゛らに、本実施例では遷移金属として鉄を用いたが、
鉄−コバルト合金を用いても良く、また本実施例では、
鉄の蒸着にも希土類同様、蒸発源を回転させたが、鉄の
蒸発に限って蒸発源を停止させたまま、あるいは従来の
蒸発源を用いても良い。
最後に本実施例では、蒸発源加熱のためのエネルギビー
ムとして電子ビームを用いたが、エネルギビームとして
レーザビームを用いても良い。
発明の効果 本発明は、希土類蒸発部に於いて、蒸発源の回転機構を
設けることにより、蒸発源を回転させながら光磁気薄膜
を作製することができ、さらに蒸発源を回転させること
により、常に新規の希土類面にエネルギビームを当てる
ことができるため、希土類の劣化を回避させつつ連続的
に多数の光磁気ディスクを作製することができる。した
がって蒸発源補充に伴うリーク、排気の繰り返しを省略
できることのみならず、蒸発源の予備加熱金も省略する
ことができ、希土類の利用効率を高めると同時に薄膜作
製に要する時間を大巾に短縮できるなど、数々の優れた
効果を得ることのできる光磁気薄膜製造装置を実現でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光磁気薄膜製造装置
の希土類蒸発部の斜視図、第2図は本発明の一実施例に
おける光磁気薄膜製造装置の構成図、第3図は本発明の
光磁気薄膜の力と回転角との関係を示す特性図、第4図
は従来の光磁気薄膜製造装置の模式図である。 101・・・・・・フィラメント、102a、102b
・・・・・・マグネット、103・・・・・・電子ビー
ム軌跡、104・・・・・・蒸発源ルツボ、106・・
・・・・蒸発源、106・・・・・・回転歯車。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名10
3−−4びトC−ム卓九E歓 嚇−一粂発fiルツfI′ tOS−一廉定毘 106−−− 1!I件を本 20/−41NK受舒 207−−−迅歇仮 2D8−一巻依示ルr 20q−に科庁 2fO−−1λり

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)希土類元素を蒸発するための第1の蒸発部と、遷
    移金属元素を蒸発するための第2の蒸発部とを具備し、
    第1の蒸発部の蒸発源がドーナツ型形状を有し、かつ上
    記ドーナツ形状の中心軸を中心に第1の蒸発部を回転さ
    せる駆動機構と、上記第1の蒸発部の蒸発源に加熱用エ
    ネルギビームを集中させるビーム制御機構とを有し、主
    たる成分が希土類元素と遷移金属の合金から成る光磁気
    薄膜を製造する光磁気薄膜製造装置。
  2. (2)希土類元素を蒸発するための第1の蒸発部と、遷
    移金属元素を蒸発するための第2の蒸発部とを具備し、
    第1の蒸発部の蒸発源がドーナツ型形状を有し、かつ上
    記ドーナツ形状の中心軸を中心に第1の蒸発部を回転さ
    せる駆動機構と、上記第1の蒸発部の蒸発源に加熱用エ
    ネルギビームを集中させるビーム制御機構とを有し、第
    1の蒸発部の蒸発源を回転軸を中心として回転させなが
    ら、第1の蒸発部の蒸発源からの蒸発と第2の蒸発部の
    蒸発源からの蒸発を同時に行なう光磁気薄膜の製造方法
JP25534284A 1984-12-03 1984-12-03 光磁気薄膜製造装置およびその製造方法 Pending JPS61133068A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63298733A (ja) * 1987-05-28 1988-12-06 Kyocera Corp 光磁気記録素子の製法
EP0575055A2 (en) * 1992-05-20 1993-12-22 MURAYAMA, Yoichi Plasma vapour-deposition apparatus
JP2000503351A (ja) * 1996-11-01 2000-03-21 テファ デュンシヒトテヒニク ゲーエムベーハー 薄い酸化物コーティングの製造装置

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