JPS61132533A - 偏波面保存光フアイバの製造方法 - Google Patents

偏波面保存光フアイバの製造方法

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JPS61132533A
JPS61132533A JP59254394A JP25439484A JPS61132533A JP S61132533 A JPS61132533 A JP S61132533A JP 59254394 A JP59254394 A JP 59254394A JP 25439484 A JP25439484 A JP 25439484A JP S61132533 A JPS61132533 A JP S61132533A
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JP
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glass
core
optical fiber
polarization
cladding
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Ryozo Yamauchi
良三 山内
Suehiro Miyamoto
宮本 末広
Tomio Azebiru
富夫 畔蒜
Takeru Fukuda
福田 長
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/105Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type having optical polarisation effects
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2203/00Fibre product details, e.g. structure, shape
    • C03B2203/30Polarisation maintaining [PM], i.e. birefringent products, e.g. with elliptical core, by use of stress rods, "PANDA" type fibres

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野 この発明は、ファイバの軸に対して円対称でない屈折率
分布を有する光ファイバ、つまり偏波面保存光ファイバ
と呼ばれる光ファイバの製造方法に関する。 (ロ)従来技術 従来より、光フアイバ通信は1発光ダイオード(LED
)、 レーザダイオード(L D)等を光源とし、その
光を変調して光ファイバに入射し、遠端でこれを光検出
器で受けて復調することによって通信を行なうものであ
った。このとき光は強度変調されており、本来光が持っ
ている位相、周波数には情報は載せられていない、これ
は、上記光源の発光波長が広がりを持つとともに十分な
波長安定性を有していないためである。 光フアイバ通信がまだ夢に時代にあったときを翻ってみ
れば、短波→超短波→マイクロ波→ミリ波→光という発
展のなかで光の電波としての超高周波性を利用した超大
容量通信が考えられていたものである。しかし、光ファ
イバを用いた現実の光通信は上記の如く、光源の波長の
広がり、不安定性による制限や、その他光ファイバ自体
に起因する制限を受けて、所謂分散に伴なう伝送帯域幅
の制限を受けている。所謂広帯域光ファイバである単一
モードファイバにおいて問題となる分散には、■材料分
散、■導波路分散、■偏波分散が知られている。材料分
散は、ファイバ構成材料の屈折率が波長依存性を有する
ために生じるものであり、導波路分散は導波路サイズが
波長に対して相対的に変化するために生じるものである
。これら■、■の分散は、光源の波長の広がりに比例し
て生じ、光源の波長広がりが少なくなるにつれて小さく
なる0通常の光フアイバ通信では■、■の分散が支配的
である。なお、ここでは触れなかったが、伝搬モード数
の多い多モードファイバでは、モード毎に光の伝搬速度
が異なるために生じるところの多モード分散により極端
に伝送帯域幅が狭くなる。■の偏波分散は多モード光フ
ァイバのコアの非円化や、ファイバ軸に対称でない歪を
受けて生じるものであり、理想的な軸対称光ファイバで
は縮退しているところの直交偏波モードの縮退が解ける
ことによって異なる伝搬速度を持つようになることによ
り生じる分散である。 以上のような従来の光の強度変調を基礎とする光フアイ
バ通信方式の有する伝送帯域制限を取り除く方式として
、所謂コヒーレント伝送方式が考えられ、近年盛んに研
究が行なわれるようになってきた。たとえば、第9図の
ように、波長純度の高い安定な光源91を用い、その光
を位相変調器92によって位相変調し、これを光ファイ
バ93の入射端に入射する。そして、光フアイバ93中
を伝搬させ、出射端で、参照光源94を別途用意し、ミ
キサ95において出射光と参照光とを干渉させることに
より光検出器96で光の位相に載せられた情報を取り出
す。 このようなコヒーレント伝送に使用する光ファイバでは
、上記の材料分散、導波路分散の影響は、光源からの光
のコヒレンシーが高く、しかも可干渉性があり、波長純
度が高いのであまり問題とならない、むしろ、最後にあ
げた波長分散の影響が大きくなる。すなわち、2つの偏
波モードが異なる速度で伝搬したのでは高速伝搬ができ
ないし、またファイバ出射端に偏光器を置いてどちらか
一方の偏波モードを取り出したとしても、ファイバ伝送
途中で2つの偏波モードがモード結合を起こすと、信号
の位相情報が不鮮明となり、十分なS/N比がとれなく
なる等の問題を生じる。 これらの欠点を克服するため、定偏波単一モード光ファ
イバ、偏波面保存単一モード光ファイバ等と呼ばれる一
群の単一モード光ファイバが作られている。その構造は
様々であるが、第10図、第11図、第12図のような
ものが知られている。第10図は、楕円コアファイバと
も呼ぶべきもので、コア101はG e Ox−ドープ
シリカガラスからなり断面が楕円になっている。その周
囲にはシリカガラスからなるクラッド102が設けられ
、さらにその外側にはジャケット部103が設けられて
いる。コアークラッド屈折率差は約3%程度である。第
11図は楕円クラッドファイバで、Gem、−ドープシ
リカガラスからなるコア111は断面が円形であるがク
ラッド112が楕円になっている。このクラッド112
はB20゜/ G e O、−ドープシリカガラスより
なり、ジャケット部113により被われている。コア・
クラッド屈折率差は0.2〜0.4%程度である。 i12図は応力付与型ファイバで、コア121はG e
 O2−ドープシリカガラスよりなり、クラッド(Si
O□よりなる)122の周囲のジャケット部123中に
、コア121の両脇に位置する応力付与部(B 20 
x / G e O2−ドープシリカガラスよりなる)
124が形成されたものである。 これらの光ファイバの製造方法もまた種々様々であるが
、ガラスの切削、研摩、ロッドインチューブによる一体
化を伴なうのが普通である。 たとえば、第12図の応力付与型ファイバでは、第13
図のように、ジャケットとなるべき石英ガラス母材13
1に3つの穴を軸方向に設け、その中央の穴にコア母材
132を、両脇の穴に応力付与母材133を、それぞれ
挿入して、加熱・一体化し、後に線引きしてファイバ化
する方法とか、あるいは、第14図のように、予めコア
141とクラッド142とが形成されたプリフォーム1
43のコア141の両脇に2か所の穴を設け、その穴に
応力付与母材144を挿入して、加熱・一体化し、後に
線引きしてファイバ化する方法等がある。さらには、第
15図のように、コア母材151、応力付与母材152
、充填用母材153等をガラスパイプ154内に挿入し
てコラプスし一体化する方法もある。 その他の製造方法として、第1O図、第it図の構造の
光ファイバについてであるが、所謂MCVD法を用いて
、周回方向に一様でないクラッドやコアのガラス膜を堆
積させ、これをコラプスすることによって軸対称でない
ファイバプリフォームを得、これから光ファイバを得る
ことも行なわれている。 いずれにしても、第10−12図のような偏波面保存光
ファイバでは、軸対称でないコア形状やクラッド形状を
形成したり、コアおよびコア周辺のガラスに軸対称でな
い応力を与えて屈折率に異方性を生じさせることにより
、2つの偏波モード間に伝搬定数差を生じさせている。 この伝搬定数差が小さいと、すなわち、十分な変形がコ
アやクラッドに与えられなかったり、軸対称でない応力
が十分な大きさでなかったりすると、わずかな曲かりに
よって2つの偏波モード間に結合が生じ。 前述のコヒーレント伝送には不適な光ファイバとなって
しまう、2つの偏波モードの位相定数をβX、βyとす
るとき、 B=12π/(βX−βy)  l で規定されるBなる量はビート長と呼ばれ、2モ一ド間
にどの程度結合が起り易いかの目安となるものである0
、定性的には、光ファイバに保護被覆を設けたり、撚り
合せたりするケーブル化において生じるファイバ軸のラ
ンダムな曲がりの周期が概略B以上であれば有害なモー
ド結合が2つの偏波モード間に生じる可能性は少ないと
言える。 なお、もう1つの定偏波/偏波面保存単一モード光ファ
イバの用途はセンサである。一般的な使用法としては、
ファイバに入射端においてファイバの一方の偏波モード
にコヒーレントな光全入射し、このファイバに物理的な
撹乱(ファイバ長や屈折率変化が生じるような温度、力
、電界、磁界等)を与えることによって伝搬モードの位
相に変化を与え、この変化をファイバ出射端で検出する
ことにより、物理量の測定を行なう、この場合も、入射
した偏波モードのエネルギがもう1つのモードに移った
りすればセンナとしての満足な動作は得られない。 ところで、従来の偏波面保存光ファイバの製造方法には
次のような欠点がある。まず、前述の製造方法のうちM
CVD法に基づくものでは、1本のプリフォームのサイ
ズが必ずしも大きくなく。 長尺の光ファイバが得にくい、これに対して、第12図
の応力付与型光ファイバについては、所謂VAD法や外
付は法によって作成したプリフォームを用いて非常に大
きな偏波面保存光ファイバ用ガラス母材を得ることが可
能であり、この母材から低い伝送損失の光ファイバが得
られたことも学会などではいくつか報告されている。し
かしながら、この方法では、穴あけ、研摩等の複雑な工
程が必要なこと、基本的に複数個の透明ガラスブロック
を組合せるため寸法精度が必要なこと、ブロックの境界
面で汚染を生じる可能性があり、ここに異物が混入した
り、泡が発生したりして損失増を招く可能性が多い等の
欠点がある。 (ハ)目的 この発明は、安定で且つ歩留りが良好に偏波面保存光フ
ァイバを製造する方法を提供することを目的とする。 (ニ)構成 この発明による偏波面保存光ファイバの製造方法では、
コアとなるべきガラス母材をその軸の回りに回転させつ
つ軸方向に相対的に移動させ、このコアとなるべきガラ
ス母材の側面より1個または複数側のガラス製造装置に
よってクラッドとなるべきガラス層を添着させるととも
に、このクラッドとなるべきガラス層の組成または厚み
の一部または全部を上記コアとなるべきガラス母材の回
転周期の整数倍で変化させることが特徴となっている。 (ホ)実施例
【実施例1】 第1図に示すように、4本の酸水素バーナ1〜4を用意
し、これらを種棒5の下方の側方に配置し、各バーナ1
〜4の火炎中でガラス化反応を生じさせ、ガラス微粉末
を種棒5に吹き付けることによって種棒5の下方の何方
よりガラス微粉末を堆積させる0種棒5は回転させられ
ながら、上方に引き上げられ1種棒5の下部に円柱状の
ガラス微粉末焼結体6が成長させられる。7は排気管で
ある。バーナl〜4はいずれも同心の石英ガラス管を複
数本組合せたものであって、第2図のような断面構造と
なっている。中央部から数えて1層目(中心部)がガラ
ス原料ガス流路であり、2層目がH2ガス流路、3層目
がArガス流路、4層目(最外層)が0.ガス流路であ
る。バーナ構造および材質についてはこの実施例に限定
されることなく、断面が方形あるいは楕円のものでもよ
く、またバーナの材質として金属やパイレックスガラス
等も利用できる。バーナ1はファイバコアガラス用バー
ナであって、コアの屈折率をクラッド部より高くするた
め、反応してGem、を生じるようなガスたとえばこの
実施例ではGeCl4を5iC14とともに流す、バー
ナ2はクラッドガラス用バーナであり、良好な伝送損失
を維持するためドーパントガスを含ます5iC1+のみ
を流す。バーナ3は応力付与部を形成するためのバーナ
であり、5iC1*に加えてBBriまたはBCl、を
間欠的に流す、このとき、最終的なガラスの屈折率が石
英ガラスの屈折率と比べて高くならない程度にさらにG
 e Cl 4をBBrzに添加してもよい。バーナ4
はクラッドガラス用バーナで、5iC14を流して純粋
なS i O2を生じるようにする。バーナl〜4の各
々に流すガスの種類および流量の一例を次頁の表に示す
(流量の単位はsccmである)。なお、以上述べた原
料ガスは一例であり、他のハロゲン化物を使用すること
もできる。 そして、応力付竿部作製用バーナ3には、たとえば第3
図のような構成によりドーパントガスが間欠的に送り込
まれている。第3図番とおいて1種棒5に金属羽根8等
が取り付けられ、この羽根8が投光器9と受光器lOと
の間を通るように投光明細書の浄書(内容に変更なし−
) ま ;間欠豹変化 器9、受光器lOが配置される。これら投光器9、受光
器10は遮光検知器11に接続され、投光器9から受光
器lOへ向かう光が遮光されたことを検知することによ
って種棒5の回転が検知される。この回転検知信号はバ
ルブコントローラ12に送られ、回転角度に応じて電磁
バルブ13゜14が制御される。これらの電磁バルブ1
3.14にはバブラー15からのパイプが接続されてい
る。バブラー15にBBr□液が入れられており、Ar
ガスで7曳ブリングすることによりArをキャリアガス
とするBBrxガスが得られる。このガスは電磁バルブ
13が開き電磁バルブ14が閉じると、5iC14と合
流してバーナ3の中心部の管に送られ、電磁バルブ13
が閉じ電磁バルブ14が開くとバーナ3側には送られず
廃ガス処理系に送られる8種棒5の回転角度に対する電
磁バルブ13.14の開閉およびバーナ3中のBBr、
の濃度はたとえば第4図のようになる。 こうしてガラス微粉末焼結体6よりなるプリフォームが
得られるが、このような、ガラス微粉末を堆積した多孔
質ガラス状態のプリフォームを得るのでなく、原理的に
は透明ガラス状態で堆積させることも可能である。ただ
し、光ファイバの使用波長がlBm以上の場合には残留
するOH基による吸収損が損失増をもたらすので、多孔
質ガラス状態のプリフォームを得てこれを適当なハロゲ
ンガス中で加熱処理することにより脱水し、さらに高温
の状態、たとえば1600℃程度またはそれ以上の温度
で加熱することにより透明ガラス化し完全なプリフォー
ムを得る方が好ましい、このような多孔質ガラスの透明
ガラス化の工程を経て、多孔質ガラス状態では、直径が
下方からそれぞれ10mm、30mm、70mm、10
0mmとなっている階段状のガラス微粉末焼結体6が、
直径が下方からそれぞれ5mm、15mm、35mm、
50mmの階段状の透明ガラスプリフォームとなる。 なお、偏波面保存光ファイバは一般には使用波長におい
て実質的に単一モード状態で作動させるので、プリフォ
ームを線引きして得られたファイバのコア径とコア・ク
ラッド間の屈折率差とがこの単一モードの条件を満たす
ように設定される。 理論上は、この関係は所謂正規化周波数Vを用いて、■
が2.4程度かそれより多少小さい値に設定される。こ
こで、 V=  (2π/ 入)a n xF]「にであり、入
は使用する光の波長、aはコア半径、nlはコア部分の
屈折率、入はコア・クラッド間の比屈折率差である。こ
の単一モード条件を満たすため十分なクラッド厚がとれ
ない場合には、上記の透明ガラスプリフォームにさらに
石英ガラス管を被せて所定のクラツド径/コア径比が得
られるようにする。 この透明ガラスプリフォームから、線引き紡糸の工程を
経て光ファイバを作製する。この実施例で得られた光フ
ァイバの屈折率分布は第5図のようであった。この第5
図から分るように、ファイバの中心を通るX方向に屈折
率の落込みがクラッド部に生じているのに対して、ファ
イバの中心を通るY方向にはクラッド部の屈折率は平担
である。これは、この落込み部分にBBr□が多くドー
ピングされたことによりその部分で屈折率が低下したか
らである。 この場合、コアの屈折率はクラッド部の純粋石英と比較
して0.6%高く、応力付与部の屈折率は0.3%低い
ものであった。実際の複屈折は、この屈折率差によって
生じるというよりは、むしろ、応力付与部とその他のク
ラッド部とでガラスの軟化温度が異なるために、プリフ
ォームをファイバ化する際に、純粋石英ガラス部分が溶
融状態から先に固化するのに対して、多量のドーパント
を含む応力付与部が1000℃以下の温度になってはじ
めて固化することによって生じていると考えられる。す
なわち、応力付与部が後から固化する際に応力の異方性
を生じ、その結果、伝播する光に対する屈折率の異方性
が生じる訳である。 この実施例で得られた光ファイバは、コア径が約41i
、 m、 L P xxモード(第1高次モード)カッ
トオフ周波数が約1.25Bmであった。また。 波長1.15.imのHeNe光を用いて測定したビー
ト長(前述参照)は約10mmであった。さらに伝送損
失は約0 、9 dB/Km (波長1.3pmにて)
であり、従来のロッドインチューブ法を併用して挿入し
た場合に比較して、低損失な偏波面保存光ファイバが非
常に容易に製造され得ることが分った。 なお、上記では、1本の光ファイバに1本のコアが含ま
れる単一コアファイバを製造したが、上記のようにして
得た透明ガラスプリフォームを複数本、1つの石英ガラ
ス管中に挿入して、加熱・融着し1本化し、後に線引き
紡糸して、1本の光ファイバに多数のコアが含まれる所
謂マルチコアファイバを作ることもできる。
【実施例2】 この実施例では、予め、コアと不十分な厚さのクラ−2
ドとを有する生成品透明ガラスプリフォームを準備する
。そして、第6図に示すように、この生成品透明ガラス
プリフォーム61の側方にクラッド形成用の2つの酸水
素バーナ31.41を配置し、ガラス微粉末を生成品透
明ガラスプリフォーム61の側面に堆積させてガラス微
粉末焼結体62を形成する。このバーナ31.41は。 第1図のバーナ3,4に対応しており、構造および流す
ガスも同じである。バーナ31は、応力付与部を含むク
ラッド部となる。内側のガラス微分末堆積層を形成する
ためのもので、バーナ41は、純粋石英のクラッド部と
なる、外側のガラス微粉末堆積層を形成するためのもの
である。 生成品透明ガラスプリフォーム61は、この実施例では
直径15mm、長さ300mmのものを用い、これをそ
の軸の回りに回転させながら、下方に一定速度で引き下
した。この実施例では降下速度をinn/分とした。そ
して、バーナ31に導入するB B !” iの流量は
、第1図のバーナ3と同様に、プリフォーム61の回転
に応じて、この回転周期と同じかまたは局の周期で変化
させる。 実際にはプリフォーム61の回転周期(ここでは6秒)
の半分の周期(3秒)でBBr、の導入量を変化させた
。なお、このプリフォーム61の口切#J7の浄口(r
勺容(二大更なし)転周期をあまり短くすると、ガスの
応答速度がこの回転周期に追従することができず、応力
付与部として設定した部分に集中したドーピングを行な
うことができなくなる。実験的には回転周期は2〜6秒
程度が良好な結果をもたらした。このことは、実施例1
についても同様である。下の表(この表で流量の単位は
SCCmである)に示すような条件でバーナ31.41
にガスを流した。 、   よ;間欠的変化 結果として直径15鳳層、長さ300m層の生成品透明
ガラスプリフォーム61の側面に直径80m諺のガラス
微粉末焼結体61が形成できた。内側のガラス微粉末堆
積層の直径が45−鳳、外側のガラス微粉末堆積層の直
径が60■璽であった。 こうして得られた、中心に生成品透明ガラスプリフォー
ム61を有し、側面にガラス微粉末焼結体62を有する
プリフォームを、約1600℃の加熱路中に置いて透明
ガラス化を行なったところ、直径35mmの透明ガラス
母材が得られた。 これを約2100℃の線引路内で線引きした結果、第7
図のような断面を有する、コア径約4゜5 p、、 m
 、比屈折率差0.6%、カットオフ波長1.27hm
、ビート長(波長1.15pmで)7mmの、偏波面保
存光ファイバが得られた。この図で71がコア、72が
クラッドであり、応力付与部73がクラッド72中に形
成されている#74は生成品透明ガラスプリフォーム6
1として当初より形成されていた部分を表わす、この光
ファイバのX、Yの各方向での屈折率分布は第8図A、
Bのようであった。ここで特徴的なことは、X方向屈折
率分布において、予め準備された生成品透明ガラスプリ
フォーム61の部分74と応力付与部73との境界部分
で屈折率変化が非常に急激なことである。これは生成品
透明ガラスプリフォーム61の外周の透明ガラス層上に
ドーパントを含むガラス微粉末を堆積させたため焼結時
にドーパントの拡散が中心部に向って生じることがなか
ったからと考えられる。 なお、この実施例2では生成品透明ガラスプリフォーム
61にはコアとクラッドとが形成されていたが、コアの
みが形成されている生成品透明ガラスプリフォームを用
い、第1図のバーナ2に相当するバーナをもう1本追加
してクラッドとなるガラス微粉末堆積層をこのプリフォ
ームの側面に形成するようにしてもよい。 また、実施例1.2を通じて言えることであるが、応力
付与部にドーパントを混入することは、その部分でのガ
ラス軟化温度を引き下げるためであり、そのため、ドー
パントは一種でも複数種でもよい、ただし、応力付与部
の屈折率がその他のクラッド部よりも高くなると、応力
付与部が一種の先導波路を形成するので、その屈折率は
、これらの実施例のように純粋石英をクラッドとする場
合、この石英と等しいかまたは低くする必要がある。そ
のため、応力付与部のドーパントとしてはほう素(B)
、フッ素(F)のように単独で石英の屈折率を低めるも
のを用いるか、またはこれらのうち1種または2種を他
の石英の屈折率を高めるドーパントと組合せて用いるよ
うにする。具体的には、たとえばB20.とGeO□を
用いる場合、B201は約20モル%石英に混入するこ
とによって約O37%の屈折率低下を生じGem。 は約7モル%で約1%の屈折率上昇をもたらすので、こ
の2つのドーパントを同時にドーピングする場合にはご
く粗い近似として、 (G e Oaモル%X(177月 (B20mモル%X (0,7/20) )≦0の条件
を満たすようにすればよい訳である。 (へ)効果 この発明による製造方法を用いれば、従来のロッドイン
チューブ法などのようにガラスロッドとガラスロッドま
たはガラスロッドとガラス管との接合境界面での異物混
入や泡の発生などに悩まされることなく、歩留りが良好
で、安定に偏波面保存光ファイバを製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこ、の発明の第1の実施例の模式図、第2図は
第1図のバーナの断面図、第3図はドーパントガスの流
量制御系の模式図、第4図は動作説明のためのタイムチ
ャート、第5図は屈折率分布のグラフ、第6図は第2の
実施例の模式図、第7図は第2の実施例で得られた偏波
面保存光ファイバの断面図、第8図A、BはX、Y方向
の屈折率分布のグラフ、第9図はコヒーレント伝送方式
のブロック図、第1O図、第11図および第12図は各
タイプの偏波面保存光ファイバをそれぞれ示す断面図、
第13図、fJS14図および第15図は従来の製造方
法の一例をそれぞれ示す模式図である。 1〜4.31.41・・・バーナ   5・・・種棒6
.61・・・ガラス微粉末焼結体  7・・・排気管8
・・・金属羽根      9・・・投光器10・・・
受光器      11・・・遮光検知器12・・・パ
ルプコントローラ 13.14・・・電磁バルブ 15・・・バブラー16
−−−BBr、液 61・・・生成品透明ガラスプリフォーム71・・・コ
ア       72・・・クラッド73・・・応力付
与部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファイバの軸に関して円対称でない屈折率分布を
    有する偏波面保存光ファイバの製造方法において、コア
    となるべきガラス母材をその軸の回りに回転させつつ軸
    方向に相対的に移動させ、このコアとなるべきガラス母
    材の側面より1個または複数個のガラス製造装置によっ
    てクラッドとなるべきガラス層を添着させるとともに、
    このクラッドとなるべきガラス層の組成または厚みの一
    部または全部を上記コアとなるべきガラス母材の回転周
    期の整数倍で変化させることを特徴とする偏波面保存光
    ファイバの製造方法。
  2. (2)上記コアとなるガラス母材およびクラッドとなる
    ガラス層とも、多孔質ガラス状態を経由して形成し、そ
    の後高温で透明ガラス化することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の偏波面保存光ファイバの製造方法。
  3. (3)上記コアとなるガラス母材は既に透明化されたも
    のであって、この透明化されたガラス母材にクラッドと
    なるガラス層を多孔質ガラス状態で添着させたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の偏波面保存光ファ
    イバの製造方法。
  4. (4)上記コアとなるガラス母材の周囲には既にクラッ
    ドとなるガラス層が形成され、且つこのコアとクラッド
    とを含むガラス母材が透明ガラス化されていて、この透
    明ガラス母材の周囲に、周回方向に周期的な組成または
    厚みの変化を有する新たなクラッドとなるガラス層を添
    着させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    偏波面保存光ファイバの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001244535A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Fujikura Ltd 偏波保持光増幅用ファイバ
JP2017045967A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 日本電信電話株式会社 光ファイバ増幅器

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