JPS61130115A - 卵の整列移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 本発明はトレイに収容されている卵を次の処理工程に間
隔を拡げて整列移送する装置に関するものである。

従来の技術 従来トレイに複数個宛数列に収容されている卯を卵割機
等の整列移送コンベヤに移送供給する手段として、米国
特許第３８０５９４３号明細書及び米国特許第３９２９
２３４号明細書に見られるように、何れもトレイと整列
移送コンベヤとの間に吸引蛇腹群を有する吸引体を往復
回動させてトレイの卵を整列移送コンベヤ上に供給する
ことが知られている。

しかしながら、このような吸引体の往復回動方式は、吸
引体の復動工程が遊び工程となっているため、処理能力
に限界があり、次工程の卵割機等の処理機に対する供給
が間に合わず、卵割機等の次の処理機の能力を低く抑え
ざるを得ない欠陥がある。

発明の構成 本発明はこのような欠陥を改善するようにしたもので、
その実施例を図面について説明すると。

上部に直交して四本の腕枠１を突設した中空の回転軸２
は適宜の間歇駆動機構で９０度毎に間歇回動すると共に
その９０度毎の四つの間歇停止位置Ｉ・■・■・■にお
いては回転軸２は適宜機構によって下降した後再び旧位
置に上昇するように構成されており、更に回転軸２の中
空部の下部は吸引装置に連通されている。

前記各腕枠１の先端部には吸引体３が夫々固着されると
共に該吸引体３の第１の間歇停止位置ｒの下側部分には
外側から卵を収容したトレイＡを移送する搬送コンベヤ
４と、該搬送コンベヤ４の先端部に直角に設置されトレ
イＡを第１間歇停止位置Ｉの吸引体３の真下に移送する
トレイ供給コンベヤ４′と、該トレイ供給コンベヤ４′
の先端部分から空のトレイを外側に向は移送する空トレ
イ搬出コンベヤＳとが設けられている。

前記搬送コンベヤ４およびトレイ供給コンベヤ４′は回
転軸２の間歇回動と連動して間歇駆動され、空トレイ搬
出コンベヤ５は連続回動するように形成されていると共
にトレイ供給コンベヤ４′の先端部両側にはシリンダー
等で作動されるトレイ挟持片６・６が開閉自在に設けら
れ、トレイ供給コンベヤ４′上を移送されて来たトレイ
Ａを吸引体３の真下において挟持固定するように構成さ
れており、また前記第２間歇停止位置■の吸引体３の下
方には外側に向は卵を卵割機に移送する整列移送コンベ
ヤ７が設置されている。

前記吸引体３は、下部に挟持杆８・８を架設した支持枠
９と、前記支持杆８・８に駒体１０を介して摺動自在に
嵌装せる中空管１１・１１・１１・・・と、該中空管１
１の下部に設けた吸引蛇腹１２・１２・１２・・・とか
ら構成されると共に隣接する中空管１１・１１間はワイ
ヤー１３で夫々連結され、更に両外側の中空管１１・１
１の駒体１０上部は支持枠９中央部の回動軸１４に゛固
着された回動レバー１５の両端に夫々連杆１６・１６で
接続されている。

また前記回動軸１４に固着された作動片１７は各腕枠１
の上部に沿設した作動杆１８と軸着すると共に該作動杆
１８の他端は腕枠１の基部下側に軸支されたＬ型レバー
１９の上端と軸着し、該り型レバー１９の他端は腕枠１
に支持されかつ発条２０で下方に附勢された押圧杆２１
で下方に押圧されて作動杆１８を腕枠基部側に牽引して
おり。

作動片１７、回動軸１４、回動レバー１５及び連杆１６
・１６を介して両外側の中空管１１・１１を内方に牽引
して各中空管１１・１１・・・を収縮状態に保持してい
る。

一方回転軸２の支持筒２２の上部における第２間歇停止
位置Ｈには前記り型レバー１９の先端を停止するストッ
パー２３が設けられ、第２間歇停止位置■におてい腕枠
１が回転軸２と共に下降すると、Ｌ型レバー１９はスト
ッパー２３で停止された後押圧杆２１を上方に押圧しな
から第　図のように反時計廻り方向に回動して作動杆１
８を腕枠１先端方向に押圧し前記と逆に両外側の中空管
１１・１１を外方に押圧し収縮状態にあった各中空管１
１・１１・１１・・・は順次ワイヤー１３を介して外方
に移動して拡開状態となり、卵移送コンベヤ７の巾方向
における吸引蛇腹１２の間隔を拡開して卵移送コンベヤ
７の整列ピッチに拡げるように構成されており、回転軸
２が上昇すると、Ｌ型レバー１９はストッパー２３から
離れるので押圧杆２１°で下方に押圧されて再び作動杆
１８を牽引して各中空管１１・１１・・・は収縮状態に
復帰する。

各腕枠１・１間における回転軸２の上部には、その中空
部と連通ずる吸引管２４が夫々突設され、各吸引管２４
は夫々パイプ２５および分岐パイプ２５′を介して各腕
枠１の中空管１１・１１・１１・・・に接続されると共
に各吸引管２４には開閉装置２６と大気開放兼給気管２
７とが回転軸２から外方に向は順次設けられている。

前記開閉装置２６は、発条２８で下方に附勢されかつ下
部に係止鍔２９を有する開閉弁杆３０と。

弁筺３１に軸支された係止爪３２と、該係止爪３２を前
記係止鍔２９に係止する方向に附勢するスプリング３３
とから構成されており、係止爪３２が係止鍔２９に係合
し発条２８を圧縮して開閉弁杆３０を上方位置に保持し
たときは開閉弁杆３゜は吸引管２４を連通せしめ、係止
爪３２が係止鍔２９から脱れたときは開閉弁管３ｏは発
条２８で下方に附勢され吸引管２４を閉鎖するように形
成されている。

また大気開放兼給気管２７の下端には通気孔３４が設け
られ、該通気孔３４を発条３５で下方に附勢された開閉
弁３６で閉鎖すると共に開閉弁３６には突杆３７が突設
されている。

腕枠１の第４間歇停止位置■と第１間歇位置■との間の
支持筒２２には吸引管開放ストッパー３８が設けられ、
回転軸２が間歇停止して下降すると第１間歇停止位置に
ある吸引体３の吸引管２４の開閉弁杆３０はその下端が
吸引管開放ストッパー３８に衝接して発条２８を圧縮し
ながら上昇して吸引管２４を開放し、回転軸２の中空部
は第１間歇停止位置の吸引体３の各中空管１１・１１・
・・と連通しバキューム作用を行うと同時に係止爪３２
は係止鍔２９に係止して開閉弁杆３０をその位置に保持
する。

腕枠１の第１間歇停止位置■と第２間歇停止位置との間
の支持筒２２には係止爪３２の上端裏面をスプリング３
３に抗して押圧する係止爪開放ストッパー３９が設けら
ｂ、回転軸２が下降すると、第２間歇停止位置にある吸
引体３の吸気管２４の開閉装Ｒ２６は、その係止爪３２
が係止爪開放ストッパー３９で作動されて開閉弁杆３０
の係止を解除し、開閉弁杆３０は発条２８で下方に附勢
され吸気管２４を閉鎖し、各中空管１１・１１・・・の
吸引作用を停止するように形成されている。

また第１間歇停止位置■と第２間歇停止位置■の間には
大気開放兼給気管２７の下方に位置するようにエヤー供
給管４０が設置され、該エヤー供給管４０には常時は発
条４１で上端給気孔４２を閉鎖している開閉栓４３が設
けられており１回転軸２が下降して第２間歇停止位置■
にある吸引体３の大気開放兼給気管２７の突杆３７が開
閉栓４３に当接し先ず開閉弁３６が開いて大気開放兼供
給管２７を大気に開放した後、開閉栓４３を下圧開放し
てエヤー供給管４０と大気開放兼給気管２７を連通せし
めて加圧エヤーを第２間歇停止位置Ｈの吸引体３の各中
空管１１・１１・・・に供給し、吸引状態にあった各吸
引蛇腹１２・１２・・・を急速に伸張せしめて卵の放出
を容易にするように構成されている。

なお図中４４はＬ型レバーの復帰促進ストッパー、４５
は中空管１１の中央規制ストッパーである。

本発明実施例は上記のように構成されているから、卵を
収容したトレイＡが搬送コンベヤ４を介してトレイ供給
コンベヤ４′の先端部に移送されるとトレイ挟持片６・
６が閉じてトレイＡを係止する。次いでこの状態で第１
間歇停止位ＩＩに回動して来た吸引体３は１回転軸２の
下降作用で降下しその各中空管１１・１１・・・の蛇腹
１２・１２・・・はトレイＡ上の各如上に嵌着すると同
時にその開閉装置２６の開閉弁杆３０は吸引管開放スト
ッパー３８によって扛上され吸引管２４を開いて回転軸
２の中空部は各吸引蛇腹１２・１２・・・と連通して卵
を吸着し、また係止爪３２はスプリング３３よにって開
閉弁杆３０の係止鍔２９に係止し吸引管２４を連通状態
に保持する。

このようにして卵を吸着した吸引体３は回転軸２の上昇
作用で上昇された後１回動して第２間歇停止位置■に移
送され再び降下する。するとこの降下作用で該吸引体３
のＬ型レバー１９はストッパー〆３で回動され、作動杆
１８は作動片１７、回動軸１４１回動板↓５、連杆１６
・１６を介して中空管１１・１１・１１・・・を拡開し
吸引蛇腹１２・１２・・・の間隔を卵割り機における卵
の間隔に広げる。またこれと少し遅れて係止爪３２は係
止爪開放ストッパー３９で作動されて開閉弁杆３０の係
止を解除し、開閉弁杆３０が吸引管２４を閉鎖すると共
に大気開放兼給気管２７はエヤー供給管４０に連結して
パイプ２５を大気に連通した後エヤー供給管４ｏから加
圧エヤーを中空管１１・１１・・・に送り、吸引蛇腹１
２・１２に吸着されていた卵を整列移送コンベヤ７上に
載置させ、該整列移送コンベヤ７はこれを卵割り機に移
送するものである。

一方卵を放置した吸引体３は再び上昇して大気開放兼給
気管２７はエヤー供給管４０から分離して閉鎖し、また
開閉弁杆３０は吸引管２４を閉鎖したまま第３間歇停止
位置■及び第４間歇停止位１１Ｖに間歇回動して夫々昇
降動作した後再び第１間歇停止位置に回動して来て前記
のような作用を−繰り返すものである。

発明の効果 本発明は吸引蛇腹を有する並列状の中空管を拡開自在に
形成した４個の吸引体を順次９０度毎に間歇回動せしめ
ると共にこの吸引体を各停止位置で昇降せしめて、第１
間歇停止位置の下降動作で卵を吸着し、第２間歇停止位
置の下降動作で卵の横方向の間隔を広げた後吸着作用を
解除して整列移送コンベヤで移送するようにして、一方
向の回転運動方式にしたので、従来の往復回動方式よう
な吸引体の復動による遊び時間がなく、トレイの卵を連
続的に能率良く卵割り機の整列移送コンベヤに整列移送
でき、卵の処理工程の高速化を著しく向上することがで
きる。

また本発明は吸引体の中空管の拡開機構及び吸引体の吸
引管に設けた開閉装置の開閉手段を１回転軸の間歇停止
位置における昇降作用に連動せしめて作動するようにし
たので、卵の吸着及び開放作用並びに吸着した卵の間隔
拡間作用を円滑確実に行うことができると共にその構成
もコンパクト化できる。

更に本発明は吸引体の吸引管に大気開放給気管を設け、
第２間歇停止位置において卵の吸引作用を解除した後エ
ヤー供給管から吸引体に加圧エヤーを供給するようにし
たので、吸引蛇腹の伸張復帰及び卵の放置動作も迅速容
易に行われ、卵の移送能率を一層高速化できる等の優れ
た特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の配置関係を示す平面図、第２図は同正
面図、第３図は同トレイ供給コンベヤの側面図、第４図
は同平面図、第５図は正面図、第６図は同吸引体の一部
切欠正面図、第７図は同一部切欠側面図、第８図は同一
部切欠平面図、第９図は同吸引体の配置状態を示す平面
図、第１０図は同回転軸部分の一部切欠正面図、第１１
図は同横断平面図、第１２図は吸引管の配置状態を示す
平面図、第１３図は両正面図、第１４図及び第１５図は
夫々中空管の拡縮作動を示す説明図、第１６図は吸引管
の作動を示す断面図、第１７図は開平面図、第１８図は
同要部の縦断正面図である。 １・・・腕枠、２・・・回転軸、３・・・吸引体、１１
・・・中空管、１２・・・吸引蛇腹、１３・・・ワイヤ
、１４・・・回動軸、１５・・・回動レバー、１６・・
・連杆、１７・・・作動片、１８・・・作動杆、１９・
・・Ｌ型レバー、２０・・・発条、２１・・・押圧杆、
２２・・・軸筒、２３・・・ストッパー、２４・・・吸
引管、２５・・・パイプ、２５′・・・分岐パイプ、２
６・・・開閉装置、２７・・・大気開放兼給気管、２８
・・・発条、２９・・・係止鍔、３０・・・開閉弁杆、
３２・・・係止爪、３３・・・スプリング、３６・・・
開閉弁。 ３７・・・突杆、３８・・・吸引管開放ストッパー、３
９・・・係止爪開放ストッパー、４０・・・エヤー供給
管。 ４３・・・開閉栓。 特許出願人　　東洋食品機械　株式会社Ｘ丁１′！１１
）亀 さ士気ｍ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吸引装置と連結した中空の回転軸を９０度毎に間歇
   回動しかつ停止位置で昇降するように設けると共に該回
   転軸の周囲に、吸引蛇腹を有する並列状の中空管を拡開
   機構で拡開自在に形成した吸引体を等間隔で４個取付け
   、各吸引体と回転軸の中空部との間に設けた吸引管には
   開閉装置を設け、前記開閉装置には回転軸の下降動作と
   連動して第１間歇停止位置において吸引管を開放し第２
   間歇停止位置において吸引管を閉鎖する弁制御機構を設
   けると共に回動軸の下降動作で作動して第２間歇停止位
   置の吸引体の拡開機構を拡開せしめる制御機構を設けた
   卵の整列移送装置。 ２、吸引装置と連結した中空の回転軸を９０度毎に間歇
   回動しかつ停止位置で昇降するように設けると共に該回
   転軸の周囲に、吸引蛇腹を有する並列状の中空管を拡開
   機構で拡開自在に形成した吸引体を等間隔で４個取付け
   、各吸引体と回転軸の中空部との間に設けた吸引管には
   開閉装置と大気開放兼給気管とを設け、前記開閉装置に
   は回転軸の下降動作と連動して第１間歇停止位置におい
   て吸引管を開放し第２間歇停止位置において吸引管を閉
   鎖する弁制御機構を設けると共に第２間歇停止位置にお
   ける大気開放兼給気管の下方に回転軸の下降動作で連通
   するエヤー供給管を設置し、更に回動軸の下降動作で作
   動して第２間歇停止位置の吸引体の拡開機構を拡開せし
   める制御機構を設けた卵の整列移送装置。