JPS6112610A - 液体整髪料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は整髪力及びその保持力に優れると共に、使用時
の粘着感が少なくかつ使用後の手からの洗い落ち性が良
好な新規かつ有用な液体整髪料に関するものである。

〔従来技術〕

従来、ポリオキシアルキレン系化合物−液体整髪料に用
いることについては公知であるが、これらのポリオキシ
アルキレン系化合物を配合した整髪料は、使用時に粘着
感を与えかつ使用後の手からの洗い落ち性が悪い等の問
題がある。

〔目　　　的〕

本発明者らは、上記の問題点を解決するために種々検討
した結果、ポリオキシアルキレン系化合物を整髪主剤と
し、これにポリオキシエチレン（８〜６０）多価フルコ
ール脂肪酸（Ｃ−１２〜２４）エステルを併用すると、
整髪力の低下をきたすことなく、使用時の粘着感を減少
でき、がっ使用後′の手がらの洗い落ち性を著しく改善
できることを見出し。

本発明を完成するに到った。

〔構　　成〕

即ち１本発明によれば、エタノール水溶液中に、ポリオ
キシアルキレン系化合物５〜４０重量％とポリオキシエ
チレン（８〜６０）多価アルコール脂肪酸　、（Ｃ−１
２〜２４）エステルｏ、１−ｉｏ重量％を溶解させたこ
とを特徴とする液体整髪料が提供される６本発明で用い
るポリオキシアルキレン系化合物としては、例えば、脂
肪族−価アルコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、２−エチル−２−ヒドロキシメチル−，１，３−プ
ロパンジオール（ヘキサグリセロール）、糖アルコール
類等の一価又は多価アルコールに、アルキレンオキサイ
ドを付加重合させて得られる化合物又はその誘導体が使
用される。この場合、アルキレンオキサイドとしては、
プロピレンオキサイドやブチレンオキサイド又はこれら
の混合物が好適に使用され、特にプロピレンオキサイド
が好ましい。また、プロピレンオキサイド及び／又はブ
チレンオキサイドの合計付加物ル数は１０モル以上、好
ましくは２０．、−１ｏｏモルとすることが好適な結果
を与える。なお、アルキレンオキサイドとしては、プロ
ピレンオキサイド及び／又はブチレンオキサイドに加え
てエチレンオキサイドを付加したものを用いることがで
きるが、エチレンオキサイドの付加モル数は、１０モル
以下で、プロピレンオキサイドとブチレンオキサイ１く
の合計付加モル数の１／３以下とするのが好ましい。ま
た、単糖類、２糖類、オリゴ糖類及びこれらのエステル
化物にアルキレンオキシドを付加重合させて得られるも
のや、ポリオキシエチレングリコールジアルキルエーテ
ル類や、プロピレングリコール、ジプロピルグリコール
、ポリプロピレングリコール等と飽和脂肪族ジカルボン
酸やオキシジカルボン酸等とのエステル生成物等も使用
され、さらにこれらのリン酸エステル等も使用できる。

本発明の場合、特に、多価アルコールを母核に、プロピ
レンオキサイド１０〜１００モル、好ましくは４０〜７
０モル付加重合させたもの又はこれにエチレンオキサイ
ド０〜２０モル、好ましくは２〜１０モル付加重合させ
たポリエーテル化合物の使用が好ましい。また、本発明
で用いるポリオキシアルキレン系化合物としては、その
粘度が３００〜３０００ｃρ５（２０℃、ＢＬ型粘度計
）のものが好ましい。

また、本発明で用いるポリオキシアルキレン系化合物は
、単独又は２種以上の混合物の形で用いることができる
。

本発明においては、次の一般式で表わされるポリオキシ
アルキレン系化合物を用いるのが特に好ましい。

Ｍ（ＰＯ）＋２（ＥＯ）ｍＯＨ’　　　　　　　（Ｉ）
前記式中、旧まグリセリン、ジグリセリン、ペンタエリ
スリトール、トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン、マンニット、ソルビタン。

ソルビット等の多価アルコール残基である。Ｑは１０〜
１００、好ましくは４０〜７０の数字であり、ｍは０〜
２０、好ましくは２二１０の数字である。また、前記一
般式（１）で示さ九る末端に水酸基を有するポリオキシ
アルキレン系化合物は、必要に応じ、リン酸や脂肪酸の
エステルとして用いることができる。

本発明の整髪料において、前記ポリオキシアルキレン系
化合物の配合量は、全重量に対し、５〜４０重量％、好
ましくは１０〜３０重量％である。

本発明においては、前記ポリオキシアルキレン系化合物
に対し、ポリオキシエチレン（８〜６０）多価アルコー
ル脂肪酸（Ｃ−１２〜２４）エステルを組合せて用いる
。このエステルは、エチレンオキサイドを付加重合させ
た多価アルコールに脂肪酸をエステル化反応させた構造
を有するもので、前記「ポリエキシエチレン（８〜６０
）」は、そのエチレンオキサイドの付加モル数が８〜６
０であることを示し、「脂肪酸（Ｃ−１２〜２４）Ｊは
、その脂肪酸の炭素数が１２〜２４であることを示す。

本発明で使用するポリオキシエチレン（８〜６０）多価
アルコール脂肪酸（ｃｆ−ｉ２〜２４）エステルとして
は、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール
、トリメチ、ロールプロパン、トリメチロールエタン、
マンニラタン、マンニット、ソルビタン、ソルビット等
の多価アルコールに、エチレンオキサイドを付加重合し
たものと、炭素数１２〜２４のアルキル鎖を有する直鎖
又は分枝鎖状の脂肪酸をエステル化反応させたものが使
用される。工゛チレンオキサイドの付加モル数は、８〜
６０モルで、モノ体、ジ体、トリ体によって変化し、　
ＨＬＢ値９〜１５好ましくは１１〜１４になる付加モル
数が好ましい。

また、脂肪酸成分としては、ラウリン酸、ミリスチン酸
、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オ
レイン酸、ベヘニン酸等の炭素数１２〜２４の直鎖又は
分枝鎖状のものを使用することができる。

本発明におけるポリオキシエチレン（８〜６０）多価ア
ルコール脂肪酸（Ｃ−１２〜２４）エステルは、次の一
般式で表わされる。

Ｍ（○ＣＨｚＣＨｚ）ｘｏ−ｃＯＲ （モノ−、ジー又はトリエステル体を含む）Ｍ：グリセ
リン、ジグリセリン、ペンタ′エリスリトール、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、マンニラタ
ン、ソルビタン、マンニット、ソルビット等の多価アル
コール残基 Ｒ：炭素数１２〜２４のアルキル鎖長の直鎖又は分枝鎖
状脂肪酸残基 Ｘ：　８〜６０ このようなものの具体例としては、次のものが挙げられ
る。ポリオキシエチレン（２ｏ）ソルビタンオレート、
ポリオキシエチレン（１０）グリセリルモノミリステー
ト、ポリオキシエチレン（２ｏ）グリセリルモノステア
レート、ポリオキシ・エチレン（１５）グリセリールモ
ノイソステアレート、ポリオキシエチレン（３０）グリ
セリルモノイソステアレート、ポリオキシエチレン（２
５）ジステアレート、ポリオキシエチレン（５０）グリ
セリルトリイソステアレート、ポリオキシエチレン（３
０）ト・リメチロールプロパントリミリステート等。

本発明においては、このポリオキシエチレン（８・〜６
０）多価アルコール脂肪酸（Ｃ−１２〜２４）エステル
は、単独又は２種以上の混合物の形で用いることができ
、その配合量は、０．１〜１０重量％、好ましくは０．
５〜５重量％であり、さらに前記ポリオキシアルキレン
系化合物に対し、０．１〜２５重量％の割合で用いるの
がよい。

本発明の整髪料は、前記成分及び必要に応じての補助成
分を、エタノール水溶液に溶解することによって得られ
たものである。この場合、エタノール水溶液におけるエ
タノール／水の重量比は、５５／４５以下では溶解性が
低下し、　９０／１０以上では使用時のくし通りが悪く
なるため、８０／２０〜５０１５０の範囲にするのが適
当である。また、補助成分としては、この種の整髪料に
慣用の香料、界面活性剤、着色剤、紫外線吸収剤、溶解
助剤等の種々のものが用いられる。

〔効　　果〕

本発明の整髪料は、前記構成であり、整髪保持力にすぐ
れると共に、使用後の手からの洗い落ち性にすぐれ、し
かも使用時の粘着感が少ないというすぐれた特性を示す
。

〔実施例〕

次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお
、以下において示す％はいずれも重量基準であり、また
（ＰＯ）はプロピレンオキサイドを示し、ＥＯはエチレ
ンオキサイドを示し、またカッコ内の数字はアルキレン
オキサイドの付加モル数を示す。

実施例１ 表−１に示す成分組成の整髪料を調製し、その評価を行
った。その結果を表−１に示す。この場合の評価基準は
次の通りである。

（１）整髪力、整髪仕上りの軽さ及び使用時の粘着性及
び使用後の壬からの洗い落ち性二〇・・・良　好 Δ・・・普　通 Ｘ・・・悪　い 表−１に示した結果から、本発明品（Ｎｏｌ〜Ｎｏ２及
゛　　　びＮ’ｏ８〜ＩＯ）は、比較品（Ｎｏ３〜Ｎｏ
７）に比べて、整髪力にすぐれると共に、使用時の粘着
性及び手からの洗い落ち性においてすぐれた効果を・示
すことがわかる。

実施例２ 以下に示す成分組成の整髪料（Ａ）〜（Ｄ）を調製した
。

（Ａ） ポリオキシプロピレン（６７）グリセリルエーテル　　
　　　　　　　　　　　　　１２％ポリオキシプロピレ
ン（５０） ブチルエーテル　　　　　　　　　　　　８％ポリオキ
シエチレン（１５）グリセリルイソステアレート（ＨＬ
Ｂ　：　１２．１）　’　　　　　１．０％プロピレン
グリコール　　　　　　　　３．０％塩化ベンザルコニ
ウム　　　　　　　　０．０５％黄色　４号　　　　　
　　　　　　　　　適量黄色　５号 紫外線吸収剤 香料　　　　　　　０．５％ エタノール　　　　　　　　　　　　　５０．０％精製
水　　　　　　　　　　　　　　２５．４５％（Ｂ） ポリオキシプロピレン（５５）　トリメチロールプロパ
ン　　　　　　　　　　　　　　　２０％ポリオキシエ
チレン（５０）グリセリルトリイソステアレート　　　
　　　　　　０．７％（ＨＬＢ　：　１２．７） ２−フルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウム ベタイン　　　　　　　　　　　　　　０．３％黄　色
２０３号　　　　　　　　　　　　　適量縁　色３号　
　　　　　　　　　　　　　適量紫外線吸収剤　　　　
　　　　　　　　　適量香料　　　　　　　　０．５％ エタノール　　　　　　　　　　　　　　４０％０％精
製水　　　　　　　　　　　　　３８．５％（Ｃ） ペンタエリスリトール（ＰＯ）６５モル（ＥＯ）４モル
付加物　　　　　　　　　　　　　　　　１０％ＰＰＧ
ＩＯメチルグリコース玉−チル　　　　１２％ポリオキ
シエチレン（４０）　トリメチロールプロパントリイソ
ステアレート　　　　　１゜５％（ＨＬＢ　：　１１．
２） Ｑ−メントール　　　　　　　　　　　　０．３％ビタ
ミンＢ６　　　　　　　　　　　　　適量前　色１号　
　　　　　　　　　　〃 紫外線吸収剤 エタノール　　　　　　　　　　　　　６０．０％精製
氷　　　　　　　　　　　　　　　１６．２％（Ｄ） ソルビトール（ＰＯ）　４５モル（ＥＯ）２モル付加物
１５％ＰＰＧ４００コハク酸オリゴエステル トリエタノールアミン　　　　　　　　　　２％ヒドロ
キシエチルアクリレートアクリル酸オリゴマ・−３％ ポリ・オキシエチレン（ｌＯ）グリセリルモノミリステ
ート（ＨＬＢ　：　１１．０）　　　　　　　　　２％
グリセリン　　　　　　　　　　　　　　２％ポリエー
テル変性シリコーン　　　　　０．３％ジブチルヒドロ
キシトルエン　　　　　　０．１％黄　色２０３号　　
　　　　　　　　　　　　適量前　色１号　　　　　　
　　　　　　　　適量紫外線吸収剤　　　　　　　　　
　　　　適量香料　　　　　　　０．３％

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）エタノール水溶液中に、ポリオキシアルキレン系
   化合物５〜４０重量％とポリオキシエチレン（８〜６０
   ）多価アルコール脂肪酸（Ｃ−１２〜２４）エステル０
   ．１〜１０重量％を溶解させたことを特徴とする液体整
   髪料。
2. （２）ポリオキシアルキレン系化合物に対するポリオキ
   シエチレン（８〜６０）多価アルコール（Ｃ−１２〜２
   ４）エステルの割合が０．１〜２５重量％である特許請
   求の範囲第１項の液体整髪料。