JPS61120852A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61120852A JPS61120852A JP24154584A JP24154584A JPS61120852A JP S61120852 A JPS61120852 A JP S61120852A JP 24154584 A JP24154584 A JP 24154584A JP 24154584 A JP24154584 A JP 24154584A JP S61120852 A JPS61120852 A JP S61120852A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- acrylate copolymer
- thermoplastic resin
- weight
- meth
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ポリカーボネート樹脂に新規なエチレン・カ
ルボン酸ビニルエステル・アルキル(メタ)アクリレー
ト共重合体を混合してなる、種々の機械的性質、特に、
低温下での耐衝撃性に優れ、良好な耐薬品性、良好な成
形加工性を示す熱可塑性樹脂組成物に関するものである
。
ルボン酸ビニルエステル・アルキル(メタ)アクリレー
ト共重合体を混合してなる、種々の機械的性質、特に、
低温下での耐衝撃性に優れ、良好な耐薬品性、良好な成
形加工性を示す熱可塑性樹脂組成物に関するものである
。
周知のように、芳香族ポリカーボネート樹脂は強靭で耐
衝撃性、電気的性質に優れ、寸法安定性も良好であるこ
とから有用なエンジニアリングプラスチックとして利用
されている。しかし溶融粘度が高くて成形性が悪い事、
耐衝撃性に厚み依存性がある事、芳香族溶剤やガソリン
に接触するとクラックが発生するといった耐薬品性に難
点があること等の欠点があることなどから、その応用範
囲は限定されているのが実状である。例えば、自動車業
界では、安全性上の必要性から低温下での耐衝撃性を有
する樹脂に対する要望が強く、このため芳香族ポリカー
ボネート樹脂が注目されている。ところが、ポリカーボ
ネート樹脂は、上記のように溶融粘度が高く、自動車部
品のような大型成形品では型に充填しづらく、ショート
・モールド、縮緬模様を呈し良好な成形品が得られ1い
。
衝撃性、電気的性質に優れ、寸法安定性も良好であるこ
とから有用なエンジニアリングプラスチックとして利用
されている。しかし溶融粘度が高くて成形性が悪い事、
耐衝撃性に厚み依存性がある事、芳香族溶剤やガソリン
に接触するとクラックが発生するといった耐薬品性に難
点があること等の欠点があることなどから、その応用範
囲は限定されているのが実状である。例えば、自動車業
界では、安全性上の必要性から低温下での耐衝撃性を有
する樹脂に対する要望が強く、このため芳香族ポリカー
ボネート樹脂が注目されている。ところが、ポリカーボ
ネート樹脂は、上記のように溶融粘度が高く、自動車部
品のような大型成形品では型に充填しづらく、ショート
・モールド、縮緬模様を呈し良好な成形品が得られ1い
。
そこで、成形温度を充填が容易な程度まで上げると熱分
解などの問題が生じ、外観良好で安定した物性の成形品
が得られ難い。他方、ポリカーボネート樹脂の平均分子
量を低くして成形加工性を改良する方法があるが、耐衝
撃性が低下し、金型からの離型が困難になるなどの欠点
が生じる。
解などの問題が生じ、外観良好で安定した物性の成形品
が得られ難い。他方、ポリカーボネート樹脂の平均分子
量を低くして成形加工性を改良する方法があるが、耐衝
撃性が低下し、金型からの離型が困難になるなどの欠点
が生じる。
これらの欠点を改良する為に、う;0香族ボリカーボネ
ー) JAJ脂に種々の樹脂を配合する提案が成されて
いる。例えば、特公昭40−17663号公叩にはポリ
オレフィン、特公昭40−24191号公幸Uにはエチ
レン・プロピレン共重合体を配合することがそれぞれ教
示されており、これらは成形加工性や酎i1! %”−
性、耐薬品性の向上は認められるものの、低温下での耐
衝腎性の改良効果は小さく、相溶性不良に起因する表面
Mi +’ilf現象、ウェルト部分の弱さといった種
々の欠陥があり、実用的には必ずしも改良が充分とは言
えない。
ー) JAJ脂に種々の樹脂を配合する提案が成されて
いる。例えば、特公昭40−17663号公叩にはポリ
オレフィン、特公昭40−24191号公幸Uにはエチ
レン・プロピレン共重合体を配合することがそれぞれ教
示されており、これらは成形加工性や酎i1! %”−
性、耐薬品性の向上は認められるものの、低温下での耐
衝腎性の改良効果は小さく、相溶性不良に起因する表面
Mi +’ilf現象、ウェルト部分の弱さといった種
々の欠陥があり、実用的には必ずしも改良が充分とは言
えない。
本発明は、新規なエチレン・カルボン酸ビニルエステル
・アルキル(メタ)アクリレート共重合体を配合するこ
とにより芳香族ポリカーボネート樹脂の成形加工性や耐
薬品性、低/詰下での耐i5j ’J性と衝撃強度の厚
の依存性を改良するとともに、機械的強度、耐熱性など
の種々の性質の均衡のとれた熱可塑性樹脂組成物を見出
し完成したものである。
・アルキル(メタ)アクリレート共重合体を配合するこ
とにより芳香族ポリカーボネート樹脂の成形加工性や耐
薬品性、低/詰下での耐i5j ’J性と衝撃強度の厚
の依存性を改良するとともに、機械的強度、耐熱性など
の種々の性質の均衡のとれた熱可塑性樹脂組成物を見出
し完成したものである。
すなわち、本発明は、A、芳香族ポリカーボネート樹脂
70〜99重量%、B、エチレン・カルボン酸ビニル
エステル・アルキル(メタ)アクリレート共重合体1〜
30重量%を含有する耐薬品性、耐衝撃性に優れた新規
な熱可塑性樹脂組成物である。
70〜99重量%、B、エチレン・カルボン酸ビニル
エステル・アルキル(メタ)アクリレート共重合体1〜
30重量%を含有する耐薬品性、耐衝撃性に優れた新規
な熱可塑性樹脂組成物である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の八、芳香族ポリカーボネート樹脂とは、芳香族
ジヒドロキン化合物又はこれと少量のポリヒドロキシ化
合物をホスゲン又は炭酸のジエステルと反応させること
によって作られる分岐していてもよい熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート重合体 。
ジヒドロキン化合物又はこれと少量のポリヒドロキシ化
合物をホスゲン又は炭酸のジエステルと反応させること
によって作られる分岐していてもよい熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート重合体 。
である。芳香族ジヒドロキシ化合物の一例は、2゜2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェ
ノールA)、テトラメチルビスフェノールA、テトラブ
ロモビスフェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニル
)−P−ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキノン、レ
ゾルシノール、4.4′−ジヒドロキシジフェニルなど
であり、特に、ビスフェノールAが好ましい。また、分
岐した芳香族ポリカーボネート樹脂を得るには、フロロ
グルシン、4.6−シメチルー2.4.6− トリ (
4−ヒドロキシフェニル)へブテン−2,4,6−シメ
チルー2.4.6− )リ (4−ヒドロキシフェニル
)へブタン、2.6−シメチルー2.4.6− トリ
(4−ヒドロキシフェニル)へブテン−3,4,6−
シメチルー2.4.6− )リ (4−ヒドロキシフェ
ニル)へブタン、1,3.5− トリ (4−ヒドロキ
シフェニル)ベンゼン、1.1.1− )リ (4−ヒ
ドロキンフェニル)エタンなどで例示されるポリヒドロ
キシ化合物、及び3.3−ビス(4−ヒドロキシアリー
ル)オキシインドール(=イサチン(ビスフェノール)
)、5−クロロイサチン、5.7−ジクロルイサチン、
5−ブロモイサチンなどを前記ジヒドロキシ化合物の一
部、例えば、0.1〜2モル%をポリヒドロキシ化合物
で置換する。更に、分子量を調節するのに適したm個芳
香族ヒドロキシ化合物はm−およびp−メチルフェノー
ル、m−およびp−プロピルフェノール、p−ブロモフ
ェノール、p−tert−ブチルフェノールおよびp−
長鎖アルキル置換フェノールなどが好ましい。芳香族ポ
リカーボネート樹脂としては代表的には、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)アルカン系化合物、特にビスフェノ
ール人を主原料とするポリカーボネートが挙げられ、2
種以上の芳香族ジヒドロキシ化合物を併用して得られる
ポリカーボネート共重合体、3価のフェノール系化合物
を少量併用して得られる分岐化ポリカーボネートも挙げ
ることが出来る。芳香族ポリカーボネート樹脂は2種以
上の混合物として用いてもよい。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェ
ノールA)、テトラメチルビスフェノールA、テトラブ
ロモビスフェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニル
)−P−ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキノン、レ
ゾルシノール、4.4′−ジヒドロキシジフェニルなど
であり、特に、ビスフェノールAが好ましい。また、分
岐した芳香族ポリカーボネート樹脂を得るには、フロロ
グルシン、4.6−シメチルー2.4.6− トリ (
4−ヒドロキシフェニル)へブテン−2,4,6−シメ
チルー2.4.6− )リ (4−ヒドロキシフェニル
)へブタン、2.6−シメチルー2.4.6− トリ
(4−ヒドロキシフェニル)へブテン−3,4,6−
シメチルー2.4.6− )リ (4−ヒドロキシフェ
ニル)へブタン、1,3.5− トリ (4−ヒドロキ
シフェニル)ベンゼン、1.1.1− )リ (4−ヒ
ドロキンフェニル)エタンなどで例示されるポリヒドロ
キシ化合物、及び3.3−ビス(4−ヒドロキシアリー
ル)オキシインドール(=イサチン(ビスフェノール)
)、5−クロロイサチン、5.7−ジクロルイサチン、
5−ブロモイサチンなどを前記ジヒドロキシ化合物の一
部、例えば、0.1〜2モル%をポリヒドロキシ化合物
で置換する。更に、分子量を調節するのに適したm個芳
香族ヒドロキシ化合物はm−およびp−メチルフェノー
ル、m−およびp−プロピルフェノール、p−ブロモフ
ェノール、p−tert−ブチルフェノールおよびp−
長鎖アルキル置換フェノールなどが好ましい。芳香族ポ
リカーボネート樹脂としては代表的には、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)アルカン系化合物、特にビスフェノ
ール人を主原料とするポリカーボネートが挙げられ、2
種以上の芳香族ジヒドロキシ化合物を併用して得られる
ポリカーボネート共重合体、3価のフェノール系化合物
を少量併用して得られる分岐化ポリカーボネートも挙げ
ることが出来る。芳香族ポリカーボネート樹脂は2種以
上の混合物として用いてもよい。
本発明で用いられるB、エチレン・カルボン酸ビニルエ
ステル・アルキル(メタ)アクリレート共重合体とは、
エチレンを主成分とし、これに酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニルなどの炭素数1〜4のカルボン酸のビニルエス
テル、特に酢酸ビニルとメチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレ
ート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート
などのアクリル酸もしくはメタクリル酸の炭素数1〜8
のアルコールのエステル、特にエチルアクリレートを共
重合してなるものであり、本共重合体中のカルボン酸ビ
ニルエステル成分の量は、0.1〜15モル%、好まし
くは1〜10モル%の範囲であり、アルキル(メタ)ア
クリレートの量は、0.1〜15モル%、好ましくは1
〜10モル%の範囲から選択される。
ステル・アルキル(メタ)アクリレート共重合体とは、
エチレンを主成分とし、これに酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニルなどの炭素数1〜4のカルボン酸のビニルエス
テル、特に酢酸ビニルとメチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレ
ート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート
などのアクリル酸もしくはメタクリル酸の炭素数1〜8
のアルコールのエステル、特にエチルアクリレートを共
重合してなるものであり、本共重合体中のカルボン酸ビ
ニルエステル成分の量は、0.1〜15モル%、好まし
くは1〜10モル%の範囲であり、アルキル(メタ)ア
クリレートの量は、0.1〜15モル%、好ましくは1
〜10モル%の範囲から選択される。
このような本発明のエチレン系共重合体は、密、度0.
910〜0.950 g/cIl、メルトインデックス
(以下、MTと略記する)0゜1〜100 g/分の範
囲であり、通常、高圧下におけるラジカル重合法により
製造される。
910〜0.950 g/cIl、メルトインデックス
(以下、MTと略記する)0゜1〜100 g/分の範
囲であり、通常、高圧下におけるラジカル重合法により
製造される。
ここで、高圧下におけるラジカル重合法とは、重合圧力
500〜4 、000 kg / c+J、好ましくは
1 、000〜3,500 kg/cJ、反応温度50
〜400℃、好ましくは100〜350“Cの条件下、
遊離基触媒および連鎖移動剤、必要ならば助剤の存在下
に槽型または前型反応器内で該単量体を同時に、あるい
は段階的に接触、重合させる方法をいう。
500〜4 、000 kg / c+J、好ましくは
1 、000〜3,500 kg/cJ、反応温度50
〜400℃、好ましくは100〜350“Cの条件下、
遊離基触媒および連鎖移動剤、必要ならば助剤の存在下
に槽型または前型反応器内で該単量体を同時に、あるい
は段階的に接触、重合させる方法をいう。
上記遊離基触媒としては、ペルオキシド、ヒドロペルオ
キシド、アゾ化合物、アミンオキシド化合物、酸素等の
通例の開始剤が挙げられる。
キシド、アゾ化合物、アミンオキシド化合物、酸素等の
通例の開始剤が挙げられる。
また、連鎖移動剤としては、水素、プロピレン、ブテン
−1、C+”Cz。またはそれ以上の飽和脂肪族炭化水
素およびハロゲン置換炭化水素、例えば、メタン、エタ
ン、プロパン、ブタン、n−ヘキサン、n−へブタン、
シクロパラフィン類、クロロホルムおよび四塩化炭素、
01〜c2゜またはそれ以上の飽和脂肪族アルコール、
例えば、ツタノール、エタノール、プロパツールおよび
イソプロパツール、01〜C2゜またはそれ以上の飽和
脂肪族カルボニル化合物、例えば、二酸化炭素、アセト
ンおよびメチルエチルケトンならびに芳香族化合物、例
えば、トルエン、ジエチルベンゼンおよびキシレンの様
な化合物が挙げられる。
−1、C+”Cz。またはそれ以上の飽和脂肪族炭化水
素およびハロゲン置換炭化水素、例えば、メタン、エタ
ン、プロパン、ブタン、n−ヘキサン、n−へブタン、
シクロパラフィン類、クロロホルムおよび四塩化炭素、
01〜c2゜またはそれ以上の飽和脂肪族アルコール、
例えば、ツタノール、エタノール、プロパツールおよび
イソプロパツール、01〜C2゜またはそれ以上の飽和
脂肪族カルボニル化合物、例えば、二酸化炭素、アセト
ンおよびメチルエチルケトンならびに芳香族化合物、例
えば、トルエン、ジエチルベンゼンおよびキシレンの様
な化合物が挙げられる。
以上説明した本発明の熱可塑性樹脂組成物成分の配合比
は、八、芳香族ポリカーボネート樹脂 70〜99重量
%、好ましくは 80〜99重量%、特に、90〜99
重量%の範囲とするものであり、B、の共重合体は1〜
30重景%重量ましくは1〜20重量%、特に、1〜1
0重景%重量囲とするものであって、通常溶融混合する
ことにより本発明の熱可塑性樹脂組成物とする。
は、八、芳香族ポリカーボネート樹脂 70〜99重量
%、好ましくは 80〜99重量%、特に、90〜99
重量%の範囲とするものであり、B、の共重合体は1〜
30重景%重量ましくは1〜20重量%、特に、1〜1
0重景%重量囲とするものであって、通常溶融混合する
ことにより本発明の熱可塑性樹脂組成物とする。
芳香族ポリカーボネート樹脂が70重量部未満では耐熱
性がエンジニアリング・プラスチックに要求される水準
に至らず、寸法安定性も不良となIQ、新[なエチレン
・カルボン酸ビニルエステル・アルキル(メタ)アクリ
レート共重合体成分が1重量部未満では耐薬品性、耐衝
撃性の改善は達成されず好ましくない。
性がエンジニアリング・プラスチックに要求される水準
に至らず、寸法安定性も不良となIQ、新[なエチレン
・カルボン酸ビニルエステル・アルキル(メタ)アクリ
レート共重合体成分が1重量部未満では耐薬品性、耐衝
撃性の改善は達成されず好ましくない。
以上の如くである本発明の熱可塑性樹脂組成物には、所
望に応じて安定剤、顔料、染料、難燃剤、滑剤等の各種
添加剤や無機或いは有機の繊維物質といった補強材やガ
ラスピーズなどの各種充填剤を配合することが出来、さ
らには、本発明の特性を害さない範囲で、他の樹脂成分
を配合しても良い。例えばビスフェノールAまたはテト
ラブロムビスフェノールAからのポリカーボネート・オ
リゴマーを成形性、難燃性や表面特性の改良に、ポリエ
ステルカーボネートやボリアリレート(例えば、商品名
:Uポリマー、ユニチカ側)などの耐熱性ポリエステル
類を耐熱性の改良に配合することが挙げられる。
望に応じて安定剤、顔料、染料、難燃剤、滑剤等の各種
添加剤や無機或いは有機の繊維物質といった補強材やガ
ラスピーズなどの各種充填剤を配合することが出来、さ
らには、本発明の特性を害さない範囲で、他の樹脂成分
を配合しても良い。例えばビスフェノールAまたはテト
ラブロムビスフェノールAからのポリカーボネート・オ
リゴマーを成形性、難燃性や表面特性の改良に、ポリエ
ステルカーボネートやボリアリレート(例えば、商品名
:Uポリマー、ユニチカ側)などの耐熱性ポリエステル
類を耐熱性の改良に配合することが挙げられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物を調整するに当たっては、
従来公知の方法が採用されれば良く押出機、バンバリー
ミキサ−、ロール等で混練する方法が適宜選択される。
従来公知の方法が採用されれば良く押出機、バンバリー
ミキサ−、ロール等で混練する方法が適宜選択される。
以下、実施例および比較例によって説明するが、「%」
、「部」及び「分子量」は特に断らない限り重量基準で
ある。
、「部」及び「分子量」は特に断らない限り重量基準で
ある。
実施例−1,2及び比較例−1〜4
ビスフエノールAを原料とする芳香族ポリカーボネート
(三菱瓦斯化学■製、商品名ニューピロンS−2000
,分子量25,000)、エチレン・酢酸ビニル・エチ
ルアクリレート共重合体(A:酢酸ビニル含量5型景%
、アクリル酸エチル含量10重量%、MT=0.9 g
/10分、d =0.940 、及びB:酢酸ビニル含
量5型最%、アクリル酸エチル含量10重量%、MI=
1.6 g/10分、d =0.940 >を第1表に
示した比率で用い、ベント付き押出IR(40u+φ、
L/D・25、シリンダー塩度260℃)で溶融押出し
ペレットとした。
(三菱瓦斯化学■製、商品名ニューピロンS−2000
,分子量25,000)、エチレン・酢酸ビニル・エチ
ルアクリレート共重合体(A:酢酸ビニル含量5型景%
、アクリル酸エチル含量10重量%、MT=0.9 g
/10分、d =0.940 、及びB:酢酸ビニル含
量5型最%、アクリル酸エチル含量10重量%、MI=
1.6 g/10分、d =0.940 >を第1表に
示した比率で用い、ベント付き押出IR(40u+φ、
L/D・25、シリンダー塩度260℃)で溶融押出し
ペレットとした。
このペレットを熱風乾燥器で120℃、5時間以上乾燥
し、射出成形機により物性測定用の試験片を成形し、物
性の試験をした。
し、射出成形機により物性測定用の試験片を成形し、物
性の試験をした。
結果を第1表に示した。
比較の為、芳香族ポリカーボネート樹脂単独(比較例−
1)、芳香族ポリカーボネート樹脂と高密度ポリエチレ
ン(日本石油化学■製、商品名:スタフレンE707
、Ml・0.7g/10分、密度 0.950g/cJ
)を加えたもの(比較例−2) 、Ll、PR(日本石
油化学0@製、商品名、 AF 1210 、■・O,
b/10分、密度0.920のものおよび八J 531
0 、旧−8,0g710分、密度0.920のもの)
(比較例−3,4)についても上記と同様にした結果を
第1表に併記した。
1)、芳香族ポリカーボネート樹脂と高密度ポリエチレ
ン(日本石油化学■製、商品名:スタフレンE707
、Ml・0.7g/10分、密度 0.950g/cJ
)を加えたもの(比較例−2) 、Ll、PR(日本石
油化学0@製、商品名、 AF 1210 、■・O,
b/10分、密度0.920のものおよび八J 531
0 、旧−8,0g710分、密度0.920のもの)
(比較例−3,4)についても上記と同様にした結果を
第1表に併記した。
なお、第1表中において、略号及び物性値の測定等は以
下のごとくにした。
下のごとくにした。
・IIDT (=熱変形温度):荷重18.6 kg
/cn・IZ(=アイゾツト衝撃値): ノンチ付き単
位、kg−cm/cm ・C1σy (=CCj!、中曲げ強度):単位 シg
/cf〔発明の作用及び効果〕 以上、詳細な説明で説明したごとく本発明に使用するエ
チレン・カルボン酸ビニルエステル・アルキル(メタ)
アクリレート共重合体は、従来法によるものとは明白に
異なり、従って、該共重合体を使用した本発明の組成物
もその流動性、耐熱性、耐衝撃性において優れた性質を
発揮するものであることが明らかである。
/cn・IZ(=アイゾツト衝撃値): ノンチ付き単
位、kg−cm/cm ・C1σy (=CCj!、中曲げ強度):単位 シg
/cf〔発明の作用及び効果〕 以上、詳細な説明で説明したごとく本発明に使用するエ
チレン・カルボン酸ビニルエステル・アルキル(メタ)
アクリレート共重合体は、従来法によるものとは明白に
異なり、従って、該共重合体を使用した本発明の組成物
もその流動性、耐熱性、耐衝撃性において優れた性質を
発揮するものであることが明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 A、芳香族ポリカーボネート樹脂70〜99重量%、 B、エチレン・カルボン酸ビニルエステル・アルキル(
メタ)アクリレート共重合体1〜30重量%を含有する
耐薬品性、耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24154584A JPS61120852A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24154584A JPS61120852A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61120852A true JPS61120852A (ja) | 1986-06-07 |
JPH0453899B2 JPH0453899B2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=17075948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24154584A Granted JPS61120852A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61120852A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5021504A (en) * | 1987-09-17 | 1991-06-04 | Tonen Sekiyukagaku Kabushiki Kaisha | Thermoplastic polyolefin-polycarbonate composition |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649752A (en) * | 1979-08-27 | 1981-05-06 | Gen Electric | Polycarbonate composition |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP24154584A patent/JPS61120852A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649752A (en) * | 1979-08-27 | 1981-05-06 | Gen Electric | Polycarbonate composition |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
US5021504A (en) * | 1987-09-17 | 1991-06-04 | Tonen Sekiyukagaku Kabushiki Kaisha | Thermoplastic polyolefin-polycarbonate composition |
EP0545902A2 (en) | 1987-09-17 | 1993-06-09 | Tonen Sekiyukagaku K.K. | Thermoplastic resin composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453899B2 (ja) | 1992-08-27 |
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