JPS61120331A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

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JPS61120331A
JPS61120331A JP23949484A JP23949484A JPS61120331A JP S61120331 A JPS61120331 A JP S61120331A JP 23949484 A JP23949484 A JP 23949484A JP 23949484 A JP23949484 A JP 23949484A JP S61120331 A JPS61120331 A JP S61120331A
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JP
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magnetic recording
fatty acid
layer
film thickness
recording medium
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JP23949484A
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JPH0513331B2 (ja
Inventor
Osamu Kitagami
修 北上
Hideo Fujiwara
英夫 藤原
Yoichi Ogawa
容一 小川
Hiroshi Yamamoto
博司 山本
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野および発明の目的〕 本発明は、磁気記録媒体の保護潤滑層の改良に係り、走
行性及び耐摩耗性に優れた磁気記録媒体及び、その製造
方法を提供することを目的とする。
〔従来の技術〕
Co−NiあるいはCo−Crをはじめとする金属薄膜
型磁気記録媒体は高密度記録用媒体として注目され、そ
の優れた高密度記録性能が発揮されている。しかし、塗
布型磁気記録媒体と比較した場合、金属薄M型磁気記録
媒体の走行性及び耐摩耗性はまだ充分なものとは言い難
い。そこで上記2つの機械的特性を改善すべく種々の保
護潤滑層が検討されてきたが、上記2つの問題を同時に
大きく改善することは極め【困難であった。例えば、磁
気記録媒体の潤滑剤として最も一般的なフルオロカーボ
ン系の液体潤滑剤を用いた場合には、摩擦係数を大幅に
減少し記録媒体の走行性を改善できるが、耐摩耗性の点
で充分良好な結果は得られない。また、特開昭54−1
13303号公報に開示されている脂肪酸金属塩の蒸着
膜の場合には、記録媒体の耐摩耗性は改善できるものの
、摩擦係数が比較的大きいために充分良好な走行%性は
得られない。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は、上述した従来技術の欠点を解消するもので、
磁気記録面上に耐摩耗性に優れた脂肪酸金属塩のe、着
層を設け、該吸着層上に低摩擦係数を示すフルオロカー
ボン系の液体潤滑層を設けることにより、低摩擦状態を
保持しつつ、耐摩耗性を向上したものである。
本発明にいう脂肪酸金属塩とは、高分子量の直鎖状脂肪
酸の金属塩であり、特にラフリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸などの脂肪酸の
Li塩、K塩、Na塩、Ba塩、Ca塩、Zn塩、pb
塩などの脂肪酸金属塩が有効である。この脂肪酸金属塩
の最適膜厚は40久から1000Xの範囲にあり+oA
未満では、脂肪酸金属塩の分子が磁気記録面を完全には
被覆せず、磁気記録媒体の耐摩耗性の大幅な改善は見ら
れない。また、膜厚が100OA を超えた場合には、
磁気ヘッドと記録磁性層表面の間の距離が大きく、スペ
ーシングロスが大きくなるための記録再生特性の面から
好ましくない。
また脂肪酸金属塩の吸着層上に設けるフルオロカーボン
系の潤滑剤としては、パーフルオロアルキシボ11エー
テル、テトラクルオロエチレン、クロoフルオロカーボ
ンなど材料が有効であり、最適膜厚は100Aから30
0OAの範囲にある。100A未満の場合には脂肪酸金
属塩吸着層表面を完全に榎うことができず、また300
0 A を超えると磁気ヘッドと記録媒体の間で粘着が
生じるため、それぞれ走行不良を引き起こす。
上述したように、磁気記録媒体の表面保護潤滑層として
、脂肪酸金属塩の吸着層とフルオロカーボン系の潤滑層
を組み合わせるととくより、磁気ヘッドの走行性を改善
し、かつ磁気記録媒体の耐摩耗性を大幅に改善すること
ができた。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例について図面とともに!52明す
る。
実施例1 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム1
上に入射角度20°から70°の範囲で斜め蒸着したC
o−Ni膜2を試料とし、該試料表面に膜厚200Aの
オレイン酸ナトリウム蒸着膜あるいはフルオロカーボン
系液体潤滑層、あるいは膜厚200Aのオレイン酸ナト
リウム蒸着膜3上にフルオロカーボン系液体潤滑層4を
設けた各々の場合について、記録媒体の使用寿命及び摩
擦係数を評価した。記録媒体の使用寿命はスチル試験に
よりスチル再生寿命を評価し、摩擦係数の測定は球面摺
動試験機を用いて行った。なお、本実施例に用いたフル
オロカーボン系の液体潤滑剤はKrytoxDupou
社商品名を用い、その膜厚は約01μ肩としている。
上記試料の評価結果を次の表1にまとめた。
表   1 この表より、記録媒体表面にオレイン酸ナトリウムの蒸
着膜を設けることにより、非潤滑の場合に比べ記録媒体
の耐摩耗性は向上し、スチル再生寿命も向上するが、摩
擦係数の大幅な改善は望めない事が分る。一方Kryt
ox のみを堕布した記録媒体の場合には、摩擦係数は
大きく改善されるものの、スチル再生寿命は大幅には向
上しない。しかし、オレイン酸ナトリウムの蒸着膜上I
K rytoxの潤滑層を設けると、スチル再生寿命及
び摩擦係数ともに大きく改善されることが分る。
実施例2 直径75wm、板厚3mmのガラス基板上に形成したC
o−Crスパッタリングディスクを試料とし、該試料表
面に膜厚約9OAのステアリン酸リチウムの吸着層を設
けた後、フルオロカーボン系潤滑剤FornblinZ
 (モンテ70−ス社商品名)を塗布した。
なお、上記磁気ディスクの耐摩耗性及び摩擦係数は、曲
率30fiのサファイア摺動子を用い、周速2rlL/
秒磁気ディスクへの球面摺動子の押しつけ荷重を6Fと
して球面摺動試験を行い評価した。
その試験結果を表2Kまとめた。
表   2 この表2より、フルオロカーボン系潤滑剤−Fombl
ln Zは、摩擦係数低減に、またステアリン酸Liの
吸着層は、磁気ディスクの耐摩耗性向上に有効であり、
ステアリン酸Llの吸着層とFomb目nZの塗布潤滑
層を組み合せ保護潤滑層とすることにより、磁気ディス
クの摩擦特性及び耐摩耗性を大幅に改善できることが分
る。特にステアリン酸リチウム蒸着層は、配向性の良好
な単分子層であるから、特に高い摺動特性を有している
〔発明の効果〕
以上説明したように、磁気記録媒体の磁気記録媒体に脂
肪酸金属塩の吸着層を設け、更に該吸着層上にフルオロ
カーボン系の潤滑層を設けることにより、磁気記録媒体
の走行性及び耐摩耗性を大111に改善できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例に係る磁気記録媒体の断面図である
。 1・・・・・・ポリエチレンテレツメレートフィルム、
2・・・・・・Co−Ni膜、3・・・・・・オレイン
酸ナトリウム蒸着膜、4・・・・・・潤滑層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気記録面上に、脂肪酸金属塩の吸着層を設け、該
    層上にフルオロカーボン系の潤滑層を設けたことを特徴
    とする磁気記録媒体。 2、脂肪酸金属塩の吸着層を真空蒸着法により磁気記録
    面上に設け、しかる後に該吸着層上にフルオロカーボン
    系の潤滑剤を塗布することを特徴とする磁気記録媒体の
    製造方法。
JP23949484A 1984-11-15 1984-11-15 磁気記録媒体及びその製造方法 Granted JPS61120331A (ja)

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JPS61120331A true JPS61120331A (ja) 1986-06-07
JPH0513331B2 JPH0513331B2 (ja) 1993-02-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113119A (ja) * 1984-11-06 1986-05-31 Ulvac Corp 高滑性耐摩耗性磁気記録体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113119A (ja) * 1984-11-06 1986-05-31 Ulvac Corp 高滑性耐摩耗性磁気記録体

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JPH0513331B2 (ja) 1993-02-22

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