JPS61115477A - 煙草フイルターとその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は煙草の煙フィルターに関するもので、特に煙の
流れを制御するためのじゃま板を有する煙草煙フィルタ
ーの改良に関するものである。

従来技術 煙草製品の一端部に煙フィルターを設け、このフィルタ
ーに煙の流れをよくするための手段を設けることは喫煙
製品の分野では既に公知である。最近特許された米国特
許第４４５７３１９号（１９８４年７月３日付チャール
ス　ジー　ラム）にはフィルターの出口端に円錐形素子
を挿入することによってフィルター喫口端での煙を外側
に分散させるための手段が述べられている。

発明が解決しようとする問題点 契煙者の口中に最大限の味覚と煙の効率的な流れを提供
するためにはフィルター内での煙流の制御が重要である
という認識に基いて、本発明は従来よりも直線的で効率
よ（かつ経済的なフィルターの配列を提供するものであ
り、また製造時の部品数及び製造工程が最小で、そのま
ますぐに各種のフィルターに適用し得る製造法を提供す
るものである。

本発明の他の特徴は以下の説明を読むことにより当業者
に明らかとなるところである。

発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明は特に、溶融性フィラメント材料からなり、入口
及び出口の両端を有する多孔性フィルターで、少くとも
その一端がその全断面の少くとも一部に少くとも１個の
予め決められた溶融面積を有し、それによって残りの非
溶融部分を通る煙流方向を制御する煙不透過性溶融部が
形成されることを特徴とする改良された煙草の煙フィル
ターを提供する。

本発明はさらに、構造的に安定な溶融性材料ρ為ら細長
い多孔性ロッドを形成し、とのロッドを人口及び出口の
両端部を有するフィルターに切断し、フィルターの少く
とも一端の少くともその一部を予め決められた形状に溶
融して残りの非溶融部分を通過する煙流の方向を制御す
るための溶融部とすることを特徴とする新規の煙草フィ
ルターの製造法を提供する。

また本発明の精神と範囲内において製品の配列、形状、
構成において、また製造方法のいくつかの工程において
、当業者が告ｆｌの変形を行ない得ることは当然理解さ
れなければならない。

実施例 以下、本発明の製品とそのＲ進法の利点を示すための具
体例の一つを図面で示す。

Ｗ１１図は＠燻製品に取り付けられた本発明の煙草フィ
ルターの具体例を示す斜視図で、チップ材が捲かれてい
ない状態のシガレットを示す。

第２図は第１図のシガレットの側面図でフィルターをＭ
面で示したもの％第３図は第１，２図の煙フィルターを
製造するための本発明の方法を実施するための装置で無
端ベルト及び二ン♂ス歯車を含めて模式的に示したもの
、＠４１ｉ！１は第３図の装置の模式的平面図である。

第１図及び第２図においてフィルター２が示される。フ
ィルター２はフィルターロッドの軸に沿って長さ方向に
伸びる繊維を有する熱溶融性、繊維状のフィラメント材
料からなる円筒形の多孔性材料から成形され、次いで複
数個の個別のフィルターに切断される。このフィルター
ロッドの材料は熱または化学的に溶融し易いものでさえ
あれば、多くの公知の煙草煙用多孔性または繊維状材料
、例えばセルロースアセテート等、任意の材料でつくる
ことが望ましい。

フィルター２は煙草の煙の入口端３及び吸口端４を有し
１図面に示すように長さ方向に沿った通気溝６がフィル
ター２の外周壁に沿って相互に隔てて設けられている。

喫煙製品即ちシガ　　　（レット１１を形成するため端
部３で煙草ロッド７にフィルターを取り付けるのに、適
当なチップ材またはラップ材８がフィルターに捲かれる
が、このチップ材８は通気溝６に通ずる相互に離れた一
列の透孔９を備えている。この場合。

本発明が図面の特定の通気溝及びチップ材のみに限定さ
れるものではなく、他の多孔性また非多孔性ラップやフ
ィルター壁部構造も使用し得るものであり、フィルター
が適当な溶融性材料であり、加熱または適当な無毒性化
学処理で選択的に溶融されて実質的に煙草の煙を透過さ
せない溶融部１２を形成することが唯一の本質的快件で
あることは理解しなければならない。

図面でシガレット１１の溶融部１２は米国特許第４４５
７３１９号の埋込材と同様な寸法形状が円錐形のもので
、フィルター２の吸口端即ち出口端の中央部に設けられ
てこの部分を実質的に煙不透過性にする。米国特許第４
４５７３１９号と同様に、喫煙者が喫煙中フィルター２
の吸口端を吸引すると、空気がチップ材８の透孔９を通
って溝６内に吸引されてフィルター２の吸口端４に送ら
れるが、同時にフィルター２を通して煙が吸引され、溶
融部１２は吸口端４で吸口端の環状流過部分に向けて外
側に煙流を制御分散させて、溝９に沿って進む空気流の
流れの中に流入させ％喫煙者の口中に渦流と分散された
煙を形成させ、それによって増大された旨味を感知させ
る。溶融部の寸法、形状、煙不透過度及び通気構造の形
状は本発明の精神及び特許請求の範囲の範囲内で空気対
煙の望ましい値に基いて変化させ得ることは当然である
。例えば、溶融部は特定部分を多孔性のままで残すこと
によって、フィルターの全断面にまで拡大することも可
能である。

図面の第３図及び第４図において、以上の本発明の煙草
フィルターの溶融製造法が示される。

既に知られているようにフィルターはフィルターロッド
の軸に沿って長さ方向に伸びる繊維からなる熱溶融性繊
維性フィラメント材料から任意の方法で成型され、次い
で複数個の個別のフィルターに切断され、それぞれ煙草
ロッドに取り付けられてシガレット１１のような喫煙−
品とされる。既に述べたように、フィルターロッドの材
料はそれが溶融し易いものであれば任意に選択すること
ができる。

この喫煙製品１１は反対方向に回転する二つのエンドレ
スベルト１３及び１４の間に送られ、ベルトは異つ九速
匹で動き、上部ベルト１３の下面とベルト１４の上面が
シがレット１１の周面を挾んでシガレットを長さ方向軸
に直角方向の通路を移動させ、シガレットはまた異った
速度のベルトによって挾まれて回転する。

シがレット１１がこのように移動回転するため、その溶
融性フィルター端部２はベルト間を通過するフィルター
端部に隣接し、シガレット装置とこの回転機構との間に
設けられた溶融処理部１６を通過する。溶融処理部１６
は１図面に模式的に示されるように、加熱された回転エ
ンデス歯車１７で、各シガレットのフィルター２に円錐
形に溶融された煙不透過性くぼみ部分を形成するよりな
形状の歯１８を有し、この煙不透過性部分はフィルター
２の周壁部に沿りた環状煙流路を構成するように周壁部
分から隔てて設けられている。既に述べたように歯車１
７の歯１８の寸法形状、従って溶融部１２の寸法形状は
煙不透過性の根囲の要求に応じて変化し得ることは当然
である。

発明の効果 本発明は従来よりも経済的な煙草フィルターの構成を提
供するもので、製造時の部品数及び製造工程が著しく少
なく、従ってフィルター内の煙流の制御を容易にするも
ので、旨味の増大された煙草の製造を従来よりも著しく
容易にしたものということができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は喫煙製品に取り付けられた本発明の煙草フィル
ターの具体例を示す斜視図で、チップ材が捲かれていな
い状態のシがレットを示す。 第２図は第１図のシガレットの側面図でフィルターを断
面で示したもの、第３図は第１，２図　　　　１の煙フ
ィルターを製造するための本発明の方法を実施するため
の装置で無端ベルト及びエンｄｆス歯車を含めて模式的
に示したもの、第４図は第３図の装置の模式的平面図で
ある。 ２・・・フィルター、３．４−・・フィルター端部、６
・・・通気溝、７・・・煙草ロッド、８・・・チップ材
、９・・・ａ％透孔、１１・・・シガレット、１２−・
・煙不透過性溶融部、１３．１４・・・エンドレスベル
ト、１６・・・溶ｉ％処理部、１７・・・歯車、１８−
・・歯。 代　理　　人　　　丸　　　山　　　幸　　　雄ＦＩＧ
、　３ ＦＩＧど

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶融性フィラメント材料からなり、入口及び出口の
   両端を有する多孔性フィルターで、少くともその一端が
   その全断面の少くとも一部に少くとも１個の予め決めら
   れた溶融面積を有し、それによって残りの非溶融部分を
   通る煙流方向を制御する煙不透過性溶融部が形成されて
   いることを特徴とする改良された煙草フィルター。 ２、フィルターが一般に円筒形で、ロッドの周壁部から
   隔てられた中央部にロッドの長さ方向軸に沿って設けら
   れ、その周囲に環状流路を形成する溶融部を有する特許
   請求の範囲第１項記載のフィルター。 ３、フィラメント材料がフィルターの長さ方向軸に沿っ
   て長さ方向に伸びる多数の繊維を有する繊維状のもので
   ある特許請求の範囲第１項記載のフィルター。 ４、溶融部分がフィルター出口にある特許請求の範囲第
   １項記載のフィルター。 ５、溶融部分が煙流とその周囲に分散させるためのくぼ
   みである特許請求の範囲第１項記載のフィルター。 ６、該くぼみが円錐形である特許請求の範囲第５項記載
   のフィルター。 ７、フィルターの長さ方向軸に沿って一般に長さ方向に
   伸びる多数の繊維を有する熱溶融性で繊維状のフィラメ
   ント材料からなる一般に円筒形の多孔性フィルターであ
   って、入口及び出口端を有し、ロッドの周壁部から隔て
   られた中央部にロッドの長さ方向に沿って出口端に設け
   られ、その周囲に環状流路を形成するための煙不透過性
   部分を形成する円錐形溶融くぼみ部分を有することを特
   徴とする改良された煙草フィルター。 ８、構造的に安定な溶融性材料から細長い多孔性ロッド
   を形成し、このロッドを入口及び出口の両端部を有する
   フィルターに切断し、フィルターの少くとも一端の少く
   ともその一部を予め決められた形状に溶融して残りの非
   溶融部分を通過する煙流の方向を定めるための溶融部分
   を形成することを特徴とする新規の煙草フィルターの製
   造法。 ９、該部分を溶融するためにフィルター端の該部分を加
   熱する特許請求の範囲第８項記載の方法。 １０、フィルターの長さ方向軸に垂直な長さ方向通路内
   にフィルターを移動させて、通路に接する溶融処理部分
   を通過させ、フィルターが溶融処理部分を通過する時に
   端部を溶融する特許請求の範囲第８項記載の方法。 １１、フィルター端の該部分を加熱圧入させることによ
   って溶融成形する特許請求の範囲第８項記載の方法。 １２、加熱と圧入を同時に行なう特許請求の範囲第１１
   項記載の方法。 １３、長さ方向軸に沿って円錐形に同時に加熱と圧入を
   行ない、周囲に環状流路を形成する円錐形溶融部分を周
   壁部から隔てて生成させる特許請求の範囲第１２項記載
   の方法。 １４、ロッドの長さ方向軸に沿って一般に長さ方向に伸
   びる多数の繊維を有する熱溶融性で繊維状のフィラメン
   ト材料からなる一般に円筒形の多孔性フィルターロッド
   を形成し、該ロッドを相対する入口端及び出口端を有す
   る個々のフィルターに切断し、このフィルターをそれぞ
   れ円筒形の煙草ロッドに捲いて複数の喫煙製品とし、こ
   の喫煙製品をその周縁側面に係合する間隙を有し異った
   速度で動くエンドレスベルトに通過させ、該喫煙製品を
   その長さ方向軸の周囲に回転させながら、該製品の長さ
   方向軸に直角な長い通路を移動させ、次いで加熱された
   回転エンボス歯車の円錐形の歯を有し、該製品のフィル
   ター端に隣接して位置する溶融処理部分で該製品のフィ
   ルター端を圧入加熱して、各フィルター端に端部周壁か
   ら隔てられ、その周囲に環状流路を形成するための円錐
   形に圧入溶融された煙不透過性部分を形成することを特
   徴とする煙草フィルターの製造法。