JPS61113793A - アルミ材の電解着色方法 - Google Patents

アルミ材の電解着色方法

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JPS61113793A
JPS61113793A JP23474084A JP23474084A JPS61113793A JP S61113793 A JPS61113793 A JP S61113793A JP 23474084 A JP23474084 A JP 23474084A JP 23474084 A JP23474084 A JP 23474084A JP S61113793 A JPS61113793 A JP S61113793A
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electrolytic
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Toshikatsu Higa
敏勝 比嘉
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Okinawa Prefectural Government
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Okinawa Prefectural Government
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はアルミ材(アルミニウムあるいはアルミニウム
合金)の電解着色方法に関する。
〔技術の背景〕
近年、アルミ材の需要は急速な伸びを示してきた。特に
1機能性、経済性、耐久性等の長所を持つことから、ア
ルミ建材として広(普及している。
従来、アルミ建材はアルミ独自の銀白色のままで使用さ
れていたが、需要とともに各種の着色技術が開発されて
きている。
現在1着色技術として、交流電解着色法(浅田法)、直
流電解着色法(住化法)が主に用いられているが、それ
ぞれに一長一短がある。
〔従来技術の問題点〕
従来の直流電解着色法(住化法)は、電解電極の切り換
え操作の繰り返しによって8色調の多品種化、濃色化を
はかるものである(特開昭50−44939号、 50
−67241号参照)。この方法は、ラインのスピード
化および色調の安定性において特徴を有し、ブロンズ(
薄幅色)の単一色調のみを主に生産していく場合に適し
ている。
交流法においては、電解時間に比例してブラックまで着
色されるが、直流法においては、ある所定のブロンズま
で着色されると、それ以上は着色の変化が見られない。
よって、さらに逆電をかけ極の切り換えを行い、その操
作によって色調の濃色化をはかることができる。しかし
この場合、生産工程における操作、つまり電解電極の橿
性の切り換え時にともなう電流、電圧および電解時間等
の制御が難しく、工程管理の面で問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は上記従来の欠点に鑑み、電解電極の切り換え操
作の不要な、かつ色調の多種化、濃色化の可能なアルミ
材(アルミニウムおよびアルミニウム合金)の電解着色
方法を提供することを目的とする。
、       〔発明の構成〕 本発明は、上記目的を達成するために、アルミ材を電解
浴中で電圧を印加することによって着色する方法におい
て、印加電圧を順次上昇させることによって電流値が第
1および第2のピーク電流値を生じることに基づいて、
該第1のピーク電流値と該第2のピーク電流値にそれぞ
れ対応する第1および第2のピーク電圧値で1着色の開
始とが行われ、該第1および第2のピーク電圧値の範囲
内で前記アルミ材の色調の濃色化をコントロールするよ
うにしたことを特徴とするアルミ材の電解着色方法を提
供するものである。
〔発明の実施例〕
以下1本発明の一実施例について2図面を参照しながら
説明する。
第2図は本発明に使用するアルマイト電解着色処理装置
である。1は硫酸と硫酸アルミニウムの混合液で一次電
解アルマイト処理を施された供試片(アルミ材)、3は
ニッケル陽極板、4はマグネチックスターラ、5は整流
器(50V−3A>。
6は分流器(LA−50mA)である。
同図において、陽極酸化された供試片1を、硫酸ニッケ
ル(NiS Oa・7H20,90g/l)とと硼酸(
H3BOt、 30 g/β)の混合液(11)2中で
、 pt13゜65.浴温度(20±1)℃の条件下で
マグネチソクスターラ4で攪拌しながら処理する。
この電解着色時には、あらかじめ作図した正弦曲線状の
曲線に添って電圧を手動で移動させ、電流曲線を得2着
色のハロメータとして明度(L値)を測定する。ここで
L値が低くなるぼど濃色化が進む。
第3図は硫酸浴中でアルマイト(陽極酸化)処理された
アルマイト皮膜のミクロセル構造である。
7は孔、8は障害層、9は アルマイト皮膜である。
同図において、硫酸浴中で陽極酸化されたアルミ材の金
属と皮膜の接するところに、無孔質の緻密な通電性の障
害層(活性層)8が形成される。
これをさらに、硫酸ニッケルと硼酸の混合液の電解浴中
てこの供試片1を陰極として電気分解すると、孔7中に
Ni金属が析出し、このNiの析出量がアルミの色調変
化(ブロンズ〔褐色〕からブラック〔濃黒褐色〕)に作
用する。
第1図は本発明の特徴を表すもので、陽極酸化処理され
たアルミ材の供試片片1を混合液2中で直流法で陽極酸
化(アルマイト)皮膜を着色する際の電流−電圧−電解
(着色)時間の特性図である。これは、あらかじめ作図
した正弦曲線状の曲線に添うように手動で電圧を印加さ
せ、第2図で示すような装置で電流を測定し、電流、電
圧1時間の関係を示したものである。同図において。
1iは第1次ピーク電流値、■iは第2次ピーク電流値
、およびIvはそれに対応する第1次ピーク電圧値、I
lvは第2次ピーク電圧値である。この着色試験のL値
のデータ(図示せず)から、以下のことが考察された。
(11電解時間<Ivのとき この領域では着色は起こらない。
(2) T v≦電解時間<[IIvのとき電解着色は
Ivで開始し、mVで着色が停止する。この領域におい
ては時間が経過するとともに色調が濃くなり1時間制御
によって色調の制御が可能となる。
(3)電解時間≦IIvのとき この領域では時間の経過とは無関係に色調はブロンズ(
薄褐色)のままである。
これは、Ilvのときに供試片1の表面に電気抵抗の高
い絶縁性の皮膜が生成するためと考えられる。また、ピ
ーク電流が生起している電圧曲線において、この電圧曲
線の最大値が高いほどL値が高くなることから、すなわ
ち電圧曲線の勾配が小さいほど着色性が良いという結果
もこれらのデータから考察された。
第4図は電解加電圧パターンと生起電流の特性図である
。同図(a)は’、4sinカーブ法である。これは極
大電圧と着色時間を設定して着色を行う方法で基本的な
加電圧パターンである。同図(blは’/4 sinカ
ーブ法である。これは零〜Ilvまでsinカーブに添
って上昇させ、IIv(約18ボルト)付近で電圧と掃
引時間を設定して着色を行う方法である。
同図(C1は改良型%sinカーブ法である。これは。
づ %sinカーブ法(同図(b))で着色が起こらなかっ
た約零〜IV(0〜9ボルト)までおよびIrv以上の
加電圧を省略したパターンで、IV(約9ボルト)から
IIV(約18ボルト)までの電圧と掃引時間とで着色
を行う方法である。このとき、直流電圧の範囲は図示の
ようにIvのやや手前から始まりlJvのやや後までと
っても良く、またivからllvまでの範囲に限定して
もよい。この改良型!4sinカーブ法はIvとIIv
の間の電圧を用いるから電圧の印加時間も短(てすみ、
 %sinカーブ法を省エネルギー化したパターンであ
り、かつ短時間に黒色まで着色できるのでエネルギー効
率、゛迅速性2着色性およびカラー安定性等を考慮する
と最適な方法と考えることができる。特に黒色は高級感
を与えるものとして望ましい着色とされている。よって
この改良型’A sinカーブ法の加電圧パターンによ
りp111通正膜原2適正時間、およびピーク電流値、
ピーク電圧値について表1および第5図、第6図、第7
を参照して考察を加える。
表1のデータより、L(明度)、a(Red成分)b 
(Yellow成分)のそれぞれの値とpI(の関係を
検討する。ここで、L値、a値、b値がおのおの小  
   評さいほど黒色化が進むことになる。
L値とpHの関係グラフ(図示せず)において。
3≦pH<5でL値は徐々ニ減少し、  pH=5.0
 テ極少値となり、p11≦5.5で急に大きくなる。
L値が高くなると着色度は落ちるので1着色の適正pH
は5.0付近であることがわかる。
また、 Red成分とpifの関係グラフ(図示せず)
においては、3≦pH≦6でa値は徐々に低くなりpH
6付近で零もしくは負となり、 Green側に移行し
ていく。
さらにまた、 Yellow成分とpHの関係グラフ(
図示せず)においては、b値はpH4,8付近で極少値
となる。
以上よりL値、a値、b値のpH特性から着色に必要な
適正pHは約5.0であることがわかる。
第5図は実験室調整液2の使用回数とL値の関係グラフ
である。調整液ll中に0.5dmの供試片lを数枚順
次着色を行うことによってL値を測定し、液の再現性を
調べたものである。この結果。
液の使用回数が進むとL値は所定の値まで下がり。
徐々にバラツキもな(なってくる。このことは着色にお
いては好適である。
第6図は着色時間とL値の関係グラフである。
図より明らかなように約90秒でL値は20となり。
実用上の濃色化が完了している。また、浅い色たとえば
ブロンブ等を!場合には1分以内の短時間で十分である
ことから9着色をコントロールする加電圧パターンとし
ては改良型+As1nカーブ法が適していることがわか
る。
第7図は1次アルマイト膜厚とL値の関係グラフである
。膜厚〉5μm以上でL値は急に低くなり以後バラツキ
もなくなる。よって膜厚が5μm以上であれば着色度も
良<、L値20まで着色できる。しかし、膜厚が13μ
m以下では着色時に供試片の表面に緑色の粉ふき減少が
起ることから、13μm以上が適正膜厚となる。このこ
とによって。
従来の濃色化時に起る粉ふき欠陥は1次アルマイト皮膜
の膜厚を厚くすることによって改善される。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように1本発明によれば。
アルミ材のカラー濃色化が極性の切り換え操作なしに、
直流電圧の制御だけで着色コントロールができ、しかも
、短時間(約2分)で行うことができる。このことによ
って、アルミ材の着色を効果的に行うことが可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図(a)、 (bl、 (clは本発明
における電解時間に対する電流、電圧の特性図、第2図
は本発明に用いるアルマイト電解着色装置の構成図。 第3図はアルマイト皮膜のセル構造を示す斜視図。 第5図は本発明における液使用回数に対するL値の特性
図、第6図は本発明における着色時間に対するL値の特
性図、第7図は本発明における1次アルマイト膜厚とL
値の特性図である。 1・・・・1次アルマイト処理後の試供片。 2・・・・混合液。 3・・・・ニッケル陽極板。 1i・・・第1次ピーク電流値。 11i・・・第2次ピーク電流値。 lv・・・第1次ピーク電圧値。 [Iv・・・第2次ピーク電圧値 特許 出願人   沖  縄  県 代理人弁理士   大 菅 義 2 第1図 電解時間(Sec) 第20 第3図 第4図 電PiFn閣(介) 第5図 液便用口攻(ロ) 第6図 着色j+間(分) 第7図 一次アルマイト緘ff(Am) 昭和60年9月7日 特許庁長官  志 賀  学  殿 ■、事件の表示 昭和59年 特許願 第234740号2、発明の名称 アルミ材の電解着色方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所  沖縄県那覇市和泉崎1丁目2番地32名称 沖
縄県 代表者西銘順治 4、代理人◎102奮(03) 238−0031住所
  東京都千代田区麹町6丁目1番18号6、補正の対
象 願書の「出願人の名称」及び7゜補正の内容 1)願書 別紙の通り 2)委任状 別紙の通り 3)明細書の「4、図面の簡単な説明」の掴願書に添付
した明細書節12頁12行目に「第1図及び第4図(a
)、 (b)、 (C)は本発明における」とあるを「
第1図及び第4図は本発明における」と補正する。 以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミ材を電解浴中で直流電圧を印加することに
    よって着色する方法において、1/4sinカーブ法に
    て印加電圧を順次上昇させることによって電流値が第1
    および第2のピーク電流値を生じることに基づいて、該
    第1のピーク電流値と該第2のピーク電流値にそれぞれ
    対応する第1および第2のピーク電圧値で、着色の開始
    とが行われ、該第1および第2のピーク電圧値の範囲内
    で前記アルミ材の色調の濃色化をコントロールするよう
    にしたことを特徴とするアルミ材の電解着色方法。
  2. (2)前記印加電圧値は改良型1/4sinカーブ法に
    より、ほぼ第1および第2のピーク電圧値 I vとIIv
    の間にのみsinカーブに添って上昇させるにことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルミ材の電解着
    色方法。
JP23474084A 1984-11-07 1984-11-07 アルミ材の電解着色方法 Granted JPS61113793A (ja)

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JPH0429755B2 JPH0429755B2 (ja) 1992-05-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834197A (ja) * 1981-01-16 1983-02-28 ロナイン・ソシエダ・アノニマ 電解着色方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834197A (ja) * 1981-01-16 1983-02-28 ロナイン・ソシエダ・アノニマ 電解着色方法

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