JPS61112892A - 断熱管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は断熱管及びその製造方法圧関する。

（従来の技術） 従来の断熱管は、銅管などの流体流通用の内管の外面に
断熱材を装着し、これを保護用の外管内に挿入固定して
構成していた。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、この様な断熱管においては断熱材の装着に手
間を要する上（、さらに外管内に挿入し、固定する作業
が必要となり、大変手間がかかると共に構成も複雑とな
シ、コスト高になるという問題がある。また、外管も通
常は円筒管が用いられているので、外力に耐えるために
厚肉の管を用いる必要があシ、さらにこの様な外管を用
いているため、曲げて配管することも不可能であった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、この様な問題点を解消するため、合成樹脂製
の蛇腹管と、その内部に挿通された内管と、これら蛇腹
管と内管との間の空間に注入された断熱材とから成る断
熱管を提供する。

また、本発明は蛇腹状内周面を有するトンネル状の移動
成形空間内に合成樹脂製の未硬化の筒状体を供給し、こ
の筒状体内に内管を前記移動成形空間の移動速度と同速
で挿通し、これら筒状体と内管との間の空間に断熱材を
注入する断熱管の製造方法を提供する。

（作用） この様な断熱管によると、外管が蛇腹管からなるので、
これを合成樹脂製にしかつ特に厚肉にしなくても外力に
対して十分な強度を有し、またこの蛇腹管と内管との間
の空間に断熱材を注入しているので、前記空間が断熱材
で完全に満たされ、断熱材で内管が保持固定されると共
に断熱効果が大きく、また構成も簡単で容易に製造でき
る。

さらに、上記本発明の製造方法によると、注入された断
熱材にて筒状体を移動成形空間の蛇腹状内周面く押し付
けて蛇腹管を形成し、こうして蛇腹管の製造と同時に断
熱管を製造するので、極めて能率的に断熱管を製造でき
る。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図及び第２図において、（１）は鋼管などの金属管か
ら成る内管で、熱媒や冷媒などの流体が流通する。（２
］は、この内管（１）に間隙をあけて外断熱材であル、
前記内管（１）はこの断熱材（３）を介して蛇腹管（２
）に保持され、蛇腹管（２）は断熱材（３）及び内管（
１）を保護している。

この断熱管の製造方法及び装置を第６図及び第４図によ
り説明すると、（５ａ）（５ｂ）は多数の分割型（４）
′ｔ−無端状に連結し、循環移動する様に構成した上型
と下型であシ、これら上型（５ａ）と下型（５ｂ）にて
それらの循環経路の一部に蛇腹状内周面を有するトンネ
ル状の移動成形空間（６）を形成している。

（７）　＃ｉ押出機のノズルであって、その先端から未
硬化の合成樹脂製の筒状体（８）を前記移動成形空間（
６）の一端部に同心状に供給する様に配設されている。

前記ノズル（７）の軸心位置には貫通孔（９）が穿設さ
れ、この貫通孔（９）を通して前記筒状体（８）の内側
に内管（１）を供給し得る様に構成されている。この内
管（１）は、図外レペラーで真直ぐに矯正した後図外送
り装置によ〕前記移動成形空間（６）の移動速度と同速
　・で供給できる様にしである。又、前記ノズル（７）
には、前記貫通孔（９）の周囲に発泡性合成樹脂を前記
筒状体（８）の内側に圧送注入するだめの注入用通路α
Ｑが穿設され、この注入用通路（１０の外側端は前記内
筒（１）が密封貫通する注入用ヘッダー（ロ）に連通し
、この注入用ヘッダー（ロ）に発泡性合成樹脂（Ａ）の
注入口金（イ）が装着されている。なお、前記注入用通
路（１０は前記貫通孔（９）とは独立して形成しても良
いが貫通孔（９）の周壁に溝状に形成してもよい。

前記ノズル（ア）において、α１は中空のノズル本体で
、Ｌ字状に屈曲すると共に先端に向かって漸次径が細く
なっており、その基端の７ランジ（１３ａ）が押出機本
体α→に取伺けられている。ａＯは押出機本体α→のス
クリューである。ノズル本体（至）内には中子Ｑ６が配
置され、ノズル本体（至）内面と中子鰻外面との間に漸
次断面積及び径が小さくなる合成樹脂通路αηが形成さ
れ、これを通った合成樹脂にて前記筒状体が形成される
。前記中子（至）の基部には支持ブロック（至）が形成
され、この支持ブロック（至）がノズル本体（２）の屈
曲部の中空部゛に密嵌保持されている。α傷はこの支持
ブロック（ト）に穿設された樹脂通過孔である。

以上の構成において、上型（５ａ）と下型（５ｂ）を循
環移動させて移動成形空間（６）を形成し、押出機本体
α舶を作動させて筒状体（８）全押出し成形すると共に
、貫通孔（９）を通して内管（１）を前記移動成形空間
に送り出す。次いで注入口金＠から徐々に発泡性合成樹
脂（Ａ）　ｔ−圧送して前記筒状体（８）と内管（１）
との間の空間に注入し、最初に注入した発泡性合成樹脂
（ト）が発泡固化すると注入圧力を高めて定量注入する
。すると、注入された発泡性合成樹脂（Ａ）の注入圧及
び発泡膨張圧にて前記未硬化の筒状体（８）が径方向外
方に押されて移動成形空間（６）の蛇腹状の内周面に押
し付けられ、蛇腹管（２）が形成されると共にこの蛇腹
管（２）と内管（１）との間が発泡固化した発泡性合成
樹脂から成る断熱材（３］にて埋められ、−内管（１）
と蛇腹管（２）と断熱材（３）からなる断熱管が形成さ
れる。なお、注入される発泡性合成樹脂（Ａ）の発泡固
化時間が長く、製造初期に、発泡固化して形成された断
熱材にて発泡性＾ 合成樹脂の注入圧を受けることができない場合は、移動
成形空間（６）から出てき・た蛇腹管（２）の先端部と
内管（１）との間の空間を適宜栓体（図示せず）【て密
閉できる様に構成するとよい。

上記実施例では断熱材（３）として発泡性合成樹脂から
なるものを例示したが、各種無機質断熱材を合成樹脂等
に混合して流動性を持たせ、これを注入する様にしても
よい。また、上記実施例において発泡性合成樹脂（Ａ）
の発泡固化を早めるために、前記内管（１）　Ｋ加圧蒸
気や燃焼ガス等の高温流体を通して内管（１）を加熱す
る場合がある。一方、筒状体（８）が移動成形空間（６
）の内周面に接すると速やかに冷却固化して蛇腹管（２
）が形波される様に、上型（５ａ）及び下型（５ｂ）は
冷却するのがよい。

（発明の効果） 本発明の断熱管及びその製造方法によれば、以上の説明
から明らかな様に、外管が蛇腹管からなるので、合成樹
脂で構成していても特に肉厚を厚くせずに十分に外力に
耐え、また屈曲することができるので曲り配管も容易に
行うことができる。

またこの断熱管は蛇腹管と内管とそれらの間の空間に注
入された断熱材だけからなシ、内管は断熱材にて蛇腹管
に保持されているので構成が簡単で、安価に製造でき、
さらに蛇腹管と内管の間の全空間が断熱材で満たされて
いるので断熱効果が大きく、外径を小さくできる等の効
果がある。

また、本発明の製造方法によると、断熱材の注入によっ
て未硬化の筒状体から蛇腹管を形成しながらこの蛇腹管
を外管とする断熱管ｔＳ造するので、極めて能率的に断
熱管を製造でき、製造工程の簡略化により断熱管を安価
に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は断熱管の部分
縦断面図、第２図は一部省略全体正面図、第３図は製造
装置の概略構成図、第４図は製造装置の要部の部分断面
詳細図である。 （１）・・・内管、（２）・・・蛇腹管、（３）・・・
断熱材、（６）・・・移動成形空間、（８）・・・筒状
体、Ｃ！Ｌ）・・・発泡性合成樹脂。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）合成樹脂製の蛇腹管と、その内部に挿通された内
   管と、これら蛇腹管と内管との間の空間に注入された断
   熱材とからなる断熱管。
2. （２）蛇腹状内周面を有するトンネル状の移動成形空間
   内に合成樹脂製の未硬化の筒状体を供給し、この筒状体
   内に内管を前記移動成形空間の移動速度と同速で挿通し
   、これら筒状体と内管との間の空間に断熱材を注入する
   ことを特徴とする断熱管の製造方法。