JPS6111049A - マイクロ波放電プラズマ殺菌装置 - Google Patents

マイクロ波放電プラズマ殺菌装置

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JPS6111049A
JPS6111049A JP13090084A JP13090084A JPS6111049A JP S6111049 A JPS6111049 A JP S6111049A JP 13090084 A JP13090084 A JP 13090084A JP 13090084 A JP13090084 A JP 13090084A JP S6111049 A JPS6111049 A JP S6111049A
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JP
Japan
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sterilization
vacuum container
microwave
sterilized
gas
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JP13090084A
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前羽 良保
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Original Assignee
Ulvac Inc
Nihon Shinku Gijutsu KK
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 クロ波放電プラズマ殺菌装置に関するものである。
従来の技術 従来、医療器具等の殺菌には、高圧蒸気や高温空気等に
よる加熱殺菌、酸化エチレンガス等によるガス殺菌、紫
外線殺菌や放射線殺菌等が広く用いられている。
加熱殺菌では被殺菌物が高圧蒸気や高温空気にさらされ
、通常100℃以上の高温となるため、殺菌処理可能な
物質は耐熱性である必要があシ、極めて限定されること
になる。従ってどのような加熱手段を用いてもこの欠点
は避けることができない。
ガス殺菌は、殺菌剤をガス状にして容器内に充満させ、
ガス濃度、温度、湿度、圧力等を調節し、細菌に作用さ
せるようにしたものであって、低温で殺菌することがで
きる。例えばこのガス殺菌には酸化エチレンが用いられ
るが、上記の条件調節が容易でなく、条件の変動によっ
て作用効果が著しく左右されることになる。またガス殺
菌は殺菌に長時間かかり、しかも被殺菌物の形状が複雑
な場合にはガスが十分に浸透せず十分な殺菌が行なわれ
ない恐れがあシ、まだ殺菌後においても酸化エチレン等
の毒性ガスが被殺菌物に吸着し、長時間残留するので殺
菌後被処理物をすぐに使用できないという欠点がある。
1だ、紫外線殺菌は極めて短時間で殺菌効果を発揮する
が、紫外線ランプの汚れ等で紫外線強度が低下すること
により殺菌効果も落ち、また細菌の密度が104/(−
J以上では細菌自体の陰影効果により陰になる部分は殺
菌できない。
さらに放射線殺菌はその設備自体が大がかシとなり、一
般に通常の使用には不向きである。
上述のような殺菌法の欠点を解消する方法として放電ま
たはプラズマを用いた殺菌方法が知られている。放電殺
菌装置の従来例は例えは特公昭63−3jf7/!号公
報、特開昭37−/9!弘47号公報および特開昭57
−2ooist号公報に記載されている。しかしこれら
の公知の放電殺菌装置ではいずれも真空容器内に放電電
極が配置されておシ、この放電電極に高電圧を印加して
放電させるだめ電極が放電によって生成されたイオンで
スノやツタされ、スパッタされたものが被殺菌物に付着
し殺菌とは別の意味で汚染されることになる。
そこで本発明は、従来の加熱殺菌法における高温に伴な
う被殺菌対象の制限問題、ガス殺菌法に伴なう有毒ガス
の残留の問題、紫外線殺菌法に伴なう殺菌むらの生じる
問題および放電殺菌法における電極等のスパッタによる
被殺菌物の汚染の問題を全て解決して低温、短時間で清
浄で十分な殺菌を行なうことのできるマイクロ波放電プ
ラズマ殺菌装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明によるマイクロ波放
電プラズマ殺菌装置は、排気系に連結される排気ポート
とガス導入ボートとを備えた真空容器内に被殺菌物の処
理板を配置し、捷た真空容器にマイクロ波導入装置を取
付け、真空容器内−、マイクロ波を導入して内部にプラ
ズマを発生させるようにしたことを特徴としている。
寸だ本発明の別の特徴によれば、上述の装置においてさ
らに真空容器内にプラズマ状態を制御する磁場を発生さ
せる磁気装置が設けられ、この磁気装置は永久磁石また
は磁気コイルから成ることができる。
作     用 以上のように構成することによって本発明のマイクロ波
放電プラズマ殺菌装置においては処理板に被殺菌物を置
き、所定の圧力まで排気される。
そして真空容器内にはガス導入ボートを介してAr。
He等の不活性ガスや02.H2,またはO62、フッ
素ガス、殺菌ガス等が導入され、所定の圧力にされる。
この状態においてマイクロ波導入装置を作動させてマイ
クロ波エネルギを真空容器内に投入し、プラズマを発生
させることによシ所要の殺菌処理が行なわれる。
またコイルや永久磁石を設けた真空容器内に磁場を発生
させるようにした場合には磁場作用によって電子の空間
滞在時間がのび、ガス分子と衝突する回数が増し、プラ
ズマ密度が増加し、殺菌効率を上けることができる。
実施例 以下添附図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図には本発明によるマイクロ波放電プラズマ殺菌装
置の一実施例を示し、/は真空容器で、図示してない真
空ポンプに連結される排気ポートλ、適当なガス供給源
に連結されるガス導入ボート3および被殺菌物を入れた
り出したりするためのルミを備えている。真空容器/内
には被殺菌物をのせるための処理板jが配置されている
。また真空容器/の壁の一部には図示したように石英ガ
ラス、セラミック等の誘電体から成る窓乙が設けられ、
この窓乙の外側にはマイクロ波導入装置を構成している
マイクロ波導波管7が取付けられている。このマイクロ
波導波管7を介して真空容器l内に導入されるマイクロ
波エネルギのレベルハ運転条件に応じて適当に設定され
得る。
第2図には第1図に示す装置の変形実施例を示し、この
場合には真空容器lの構造およびマイクロ波導入装置は
全く同じであり、第1図と同じ番号で示す。この実施例
では真空容器/内に磁気を発生させるため永久磁石ざが
設けられている。
第3図には別の実施例を示し、りは真空容器で、第1,
2図の実施例の場合と同様にガス導入ポート101排気
ポート/lおよび扉12を備えており、内部には被殺菌
物の置かれる処理板13が配置されている。l≠は真空
容器/の壁に設けられた@電体材料から成る窓でその外
側にはマイクロ波導波管/グが取付けられておシ、また
真空容器りの外側には磁気コイル/jが設けられている
なおこの場合磁気コイル/jの代りに永久磁石を用いる
こともできる。
第グ図にはマイクロ波エネルギを真空容器内へ導入する
方法の別の例を示す。第弘図において真空容器/gの壁
に開口部17が設けられ、この開口部/7にはコイ、フ
タitが取付られ、コネクタ/Iから真空容器/6内に
はアンテナlりがのびており、そし7てコネクタigは
同軸ケーブル20を介してマイクロ波電源(図示されて
ない)に接続される。
このように構成された各図示実施例の装置を使用して殺
菌動作を行なう場合には、まず、真空容器(/、り)内
に配置された処理板(!、/3 )に処理すべき被殺菌
物を置き、所定の圧力まで真空ポンプを用いて排気する
。しかる後、ガス導入ボート(λ、10)を介して上述
のようカガスを真空容器(/、り)内に導入し、第1図
の実施例ではへ3×lO1〜1.3×1O2Pa程度、
また第λ、3図の実施例では/、JXlo  −/、J
Xlo  Pa程度の圧力にする。この状態においてマ
イクロ波導波管(7,l≠)または同軸ケーブル20を
介して真空容器(/、?)内に所定のマイクロ波エネル
ギを投入する。これにより真空容器(/、り)内にはプ
ラズマが発生され、処理板(!、/3)に置かれた被殺
菌物の殺菌処理が行なわれる。こうして予定の時間後マ
イクロ波の投入が止められ、そして大気圧捷で戻して被
殺菌物を取シ出す。このようにして一連の殺菌処理動作
が行なわれる。
なお、第3,3図に示すように永久磁石ざや磁気コイル
/jを用いて真空容器(/、り)内に磁場を発生させ、
内部に発生したプラズマの状態を制御することによって
より高い殺菌効率を得ることができる。
一例として第2図に示すような構造の装置を用いて02
プラズマを0.04t×10  Paの圧力のもとで発
生させ(この時のマイクロ波入力は200 W)試料と
して枯草菌芽胞706個をスライドガラスに塗布したも
のを用いて殺菌処理をしたところ、3分間の処理で完全
に殺菌させることができた。同一試料を従来の蒸気殺菌
法で殺菌処理した場合には20分、また従来の放電殺菌
法では5分かかった。このことから、本発明による装置
は低温でしかも短時間で清浄な滅菌が可能であることが
認められる。
効     果 以上説明してきたように本発明においては電極を用いず
にマイクロ波エネルギの投入によってプラスマを発生さ
せ、それにより殺菌処理を行なうように構成しているの
で従来の加熱殺菌法、ガス殺菌法、紫外線殺菌法および
放電殺菌法等における欠点を解消して低温、短時間で汚
染のないきれいな殺菌を効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略断面図、第2図は
変形実施例を示す概略断面図、第3図は本発明の別の実
施例を示す概略断面図、第弘図はマイクロ波導入手段の
一例を示す図である。 図中、/、り:真空容器、コ、10:ガス導入ボート、
3./’I:排気ボート、j、/3:処理板、7./グ
、7g’、/り、コQ:マイクロ波導入装置、r、is
:磁気装置。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、排気系に連結される排気ポートとガス導入ポートと
    を備えた真空容器内に被殺菌物の処理棚を配置し、また
    真空容器にマイクロ波導入装置を取付け、真空容器内へ
    マイクロ波を導入して内部にプラズマを発生させるよう
    に構成したことを特徴とするマイクロ波放電プラズマ殺
    菌装置。 2、排気系に連結される排気ポートとガス導入ポートと
    を備えた真空容器内に被殺菌物の処理棚を配置し、また
    真空容器にマイクロ波導入装置を取付け、真空容器内へ
    マイクロ波を導入して内部にプラズマを発生させ、さら
    に真空容器内にプラズマ状態を制御する磁場を発生させ
    る磁気装置を設けたことを特徴とするマイクロ波放電プ
    ラズマ殺菌装置。
JP13090084A 1984-06-27 1984-06-27 マイクロ波放電プラズマ殺菌装置 Granted JPS6111049A (ja)

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JP13090084A JPS6111049A (ja) 1984-06-27 1984-06-27 マイクロ波放電プラズマ殺菌装置

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JP13090084A JPS6111049A (ja) 1984-06-27 1984-06-27 マイクロ波放電プラズマ殺菌装置

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JPH0237183B2 JPH0237183B2 (ja) 1990-08-22

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005089818A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Japan Science And Technology Agency マイクロ波プラズマ滅菌方法および装置

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Also Published As

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JPH0237183B2 (ja) 1990-08-22

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