JPS6110901Y2 - - Google Patents

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JPS6110901Y2
JPS6110901Y2 JP7885282U JP7885282U JPS6110901Y2 JP S6110901 Y2 JPS6110901 Y2 JP S6110901Y2 JP 7885282 U JP7885282 U JP 7885282U JP 7885282 U JP7885282 U JP 7885282U JP S6110901 Y2 JPS6110901 Y2 JP S6110901Y2
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JP
Japan
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stopper
movable body
indexing
driving force
locking rod
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JP7885282U
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JPS58181432U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、マシニングセンタなどにおいて、
パレツトキヤリア等の移動体を所定の位置に正確
に位置決めし、移動体に載置される工作物等の割
出しを敏速に行なう位置決め装置に関する。
一般に、複合化した数値制御工作機械などのい
わゆるマシニングセンタと呼ばれるものは、単に
一つの作業にとどまらず、たとえば穴あけ作業の
ほかに、中ぐり、フライス削り、ねじ立て等の多
くの作業を順次実施するとともに、工具の選択の
順序およびそれぞれの工具における作業条件をコ
ンピユータによつて指示して作業の能率化を図つ
ている。
従来、マシニングセンタにおける割出し作業時
の工作物等の位置決めには、第1図ないし第3図
に示す位置決め装置が用いられている。これは、
基台1に設けた係止棒2を油圧装置3により長さ
方向に沿つてガイド4から引き出し、この係止棒
2をレール5上を走行する各パレツトキヤリア6
の下面に設けた係止部7に調整ボルト8を介して
係止することにより、パレツトキヤリア6を所定
の位置で停止させるものである。
ところで、上記パレツトキヤリア6は、レール
5上を走行し割出しを行なうための駆動力fを有
した状態で、上記係止棒2に係止されてその走行
を停止している。また、上記駆動力fは係止棒2
の長さ方向と直角をなしており、仮に上記係止棒
2を油圧装置3のFなる力でガイド4内に引き込
もうとすると、ガイド4の摺動面にfなる法線力
が作用しかつ係止棒2と調整ボルト8との間にも
摩擦力が作用する。このため、係止棒2をガイド
4内に引き込むには、油圧装置3の力Fを過大な
ものとしなければならない上、もしパレツトキヤ
リア6が駆動力fを有したままの状態で上記係止
棒2を引き込めば、係止棒2と調整ボルト8との
接触部に条痕が残るだけでなく、パレツトキヤリ
ア6の位置決めが狂い、さらには係止棒2の引き
込み直前に係止棒2が係止部7に接触するため、
実際にはパレツトキヤリア6に駆動力fを作用さ
せたまま係止棒2をガイド4内に引き込むことは
できない。また仮りに、ガイド4と係止棒2との
摺動関係を、ローラ等を介して摩擦力の軽減をは
かつてみても、パレツトキヤリア6が駆動力fを
有した状態から次の割出しを行なうことはできな
い。
したがつて、従来におけるマシニングセンタに
おいては、一度パレツトキヤリア6の駆動力fを
切つて、次に係止棒2を引き込め、その後パレツ
トキヤリア9を駆動して割出して割出し作業を行
なつていた。このため、油圧装置3の油圧シリン
ダに直径40mm、ストローク90mmのものを使用し、
油圧パワーを50Kg/cm2、流量30/minの条件で
割出しを行なうと各パレツトキヤリア6の位置決
め停止位置から割出し開始までに要する時間は、
第4図に示すように、約0.5秒かかる。これは、
パレツトローダ(図示せず)後退端を確認しパレ
ツトキヤリア6の駆動力fを切る指冷が出て係止
棒2の引き込み指冷が出るまでに0.1秒かかり、
さらに係止棒2が引込みを開始するまでに0.1
秒、そしてここから係止棒2がガイド4内に引き
込まれるのに0.2秒、次にパレツトキヤリア6の
駆動力fの作動指冷が出て、再び割出しが開始さ
れるまでに0.1秒かかつて合計0.5秒かかるのであ
る。
このように、従来のマシニングセンタにおいて
は割出し作業に時間がかかり、かつ制御もそれだ
け複雑なものとなり、作業の能率化を図る上で不
満があつた。
この考案は、パレツトキヤリア等の移動体の移
動面にストツパを回動自在に設け、このストツパ
にはストツパを上記移動体の移動面に回動突出し
て移動体を停止し、かつストツパを移動方向に回
動して移動体の係止を解く作業機構を付設するこ
とにより、パレツトキヤリア等の移動体に割出し
駆動力をかけたまま、移動体の位置決めを解除す
ることができ、しかも上記駆動力自体が位置決め
装置の解除作用を助長するとともに割出し作業に
かかる時間を短縮して作業の能率を向上できる
上、制御の簡単な位置決め装置を提供することを
目的とする。
以下、この考案を図面を参照して説明する。
第5図ないし第8図は、この考案にかかる位置
決め装置Aの一実施例を示すもので、10はパレ
ツトキヤリア等の移動体である。この移動体10
の上には、従来と同様にパレツト11が載置され
るとともに、移動体10は図示せぬ駆動機構によ
りレール12上を移動するようになつている。ま
た、移動体10の下面には、後述には、後述のス
トツパ20により係止される係止部13が設けら
れるとともに、この係止部13には、調整ボルト
14とロツクナツト15が設けられ、上記移動体
10の位置決め位置を正確に調整できるようにな
つている。
ところで、移動体10の移動面12aすなわち
レール12の側面には上部にアーム16a,16
bを有するブラケツト16が基台17を介して設
けられている。このブラケツト16の一方のアー
ム16aには、ストツパ20が取付け軸21によ
つて垂直な面内で回動自在に設けられ、このスト
ツパ20には、ストツパ20を上記移動体10の
移動面12aに回動突出させて移動体10を係止
させ、かつストツパ20を移動体10の移動方向
Bに回動させて移動体10の係止を解く作動機構
25が付設されている。
上記作動機構25は、上記ブラケツト16の下
部に取り付けられた油圧装置26と、この油圧装
置26のロツド27の先端にナツト28により固
定されたU字形状のヨーク29と、このヨーク2
9の間に位置かつ一端を上記ブラケツト16の他
方のアーム16bに回動軸30を介して取り付
け、垂直な面内で回動自在に設けられたリンクバ
ツクアツプ部材31と、このリンク31の他端に
ピン32を介して設けられたローラ33と、上記
ヨーク29とストツパ20とを連結する連結部材
34とから構成されている。なお上記ヨーク29
には、リンク31をはさむようにして固定ピン3
5,36が設けられるとともに上記連結部材34
の一側すなわちストツパ20側の連結孔34aは
長孔に形成されている。そして、上記ヨーク29
が油圧装置26により上方に動いて上記リンク3
1を回動軸30を中心に上方に回動させるととも
にリンク31の他端に設けられたローラ33をス
トツパ20の摺動面20aに沿つて摺動させるこ
とにより、ストツパ20を移動体10の移動面1
2aに回動突出させるようになつている。
なお、上記ストツパ20の摺動面20aは、回
動軸30を中心とし、リンク31が回転する円弧
C上におけるストツパ20とローラ33との接点
Xでの接線Sと同一形状になるように構成されて
いる。
次に、上記構成になるこの考案の位置決め装置
Aの作用について説明する。
第5図は、作動機構25によりストツパ20が
取付け軸21を中心にして移動体10の移動面1
2aに回動突出し、移動体10を停止させた状態
を示すもので、上記ストツパ20は移動体10の
下部に設けられた係止部13を調整ボルト14を
介して係止している。このとき、第8図に示すよ
うにリンク31はヨーク29の固定ピン35,3
6に上下からはさまれている。この状態におい
て、移動体10の割出し駆動力(以下駆動力とい
う)をfとすると、この駆動力fは、係止部13
から調整ボルト14を介して、第9図に示すよう
に、ストツパ20とローラ33の接点Xに伝わ
る。このストツパ20が接点Xにおいてローラ3
3を押す力f1は、前述のように摺動面20aが円
弧Cに接するように形成されているので、リンク
31の軸、すなわち回転軸30とピン32の中心
を結ぶ線と同方向にあり、したがつて駆動力fは
直接基台17によつて支持されることになり、連
結部材34、ヨーク29、ロツド27、および油
圧装置26には駆動力fが作用することはない。
なお、このローラ33にかかる力f1の値は、力
f,f1と取付け軸21との距離をそれぞれl,
l′とすると次の式で表される。
f1=f×l/l′ また、上記の力f及びf1の作用の結果、第9図
に示すように、アーム16aには、取付け軸21
から力f2が作用する。
ところで、位置決め装置Aを解除する場合に
は、油圧装置26を作動してヨーク29を引き下
げれば良い。このとき、ピン32とローラ33の
間には、ストツパ20からローラ33にかかる力
f1に起因するころがり摩擦抵坑が作用するが、こ
ろがり摩擦抵坑は、従来において使用した位置決
め装置の係止棒2における摺動摩擦抵坑にくらべ
ておよそ1/10〜1/100と小さいので、従来のもの
とくらべて油圧装置26の動力を小さくすること
ができる。
また、ストツパ20の摺動面20aは、回動軸
30を中心とするリンク31の回転する円弧Cの
ストツパ20とローラ33との接点Xにおける接
線となるように構成されているため、移動体10
に駆動力fを作用した状態のままリンク31を容
易に引き下げることができ、しかもローラ33が
円弧Cに沿つて回転して第6図の状態になれば、
駆動力fはストツパ20を取付け軸21を中心と
して回転させる結果となり、したがつて、リンク
31には、ローラ33を経て押し下げる力が作用
し位置決め解除は、駆動力fにより助長される。
また、第6図において油圧装置26によりリン
ク31が下がると、ストツパ20が傾斜して、調
整ボルト14と点接触する虞れがあるが、上記ス
トツパ20の傾斜して下がる速度が、移動体10
の搬送割出し速度よりも速くなつているため、ス
トツパ20と調整ボルト14が点接触することは
ない。
一方、油圧装置26により、ヨーク29を第7
図に示す状態までさらに下げると、リンク31が
ストツパ20と接触しえない所まで下がり、この
とき連結部材34が働らいてストツパ20の姿勢
を保持している。
そして上述のように位置決めの解除された移動
体10は次の割出し位置への移動する。また第7
図のように位置決めの解除された位置決め装置A
は、再び作動機構25を作動してストツパ20を
移動体10の移動面12aに回動突出させ、別の
割出し中の移動体10の走行通過する際に、上記
ストツパ20を移動体10の係止部13に係止し
て移動体10を所定の位置に停止させる。また上
述の一連の操作はコンピユータによつて制御され
ており、このとき油圧装置26の油圧シリンダの
大きさ並びに油圧パワーなどを従来と同一の条件
により移動体10の割出し作業を行なえば、各移
動体10の位置決め停止位置から割出し作動開始
までかかる時間は第10図に示すように約0.1秒
とする。
これはパレツトローダ(図示せず)後退端を確
認しストツパ20の解除指冷が出て、ストツパ2
0が解除を始め、割出しが開始されるまでが0.1
秒ということである。したがつて従来のものにく
らべて割出しにかかる時間を非常に短縮できる。
以上説明したように、この考案によれば、スト
ツパを移動体の走行方向回動自在に設けたので、
移動体の割出し位置決めに際し、割出し駆動力を
作用させたまま移動体の位置決めを解除でき、割
出しのための作動時間を短縮できる。また、スト
ツパの摺動面がバツクアツプ部材(リンク)の先
端の軌跡円弧に接するように形成され、かつリン
ク先端にはローラが配されているので、リンクの
移動のための駆動力が小さくてすみ、作動のため
装置の負荷を軽減できる。したがつてマシニング
センタなどでの作業の能率を向上できる上制御も
容易になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の位置決め装置を示
すもので、第1図は正面図、第2図は第1図−
線に沿う矢視断面図、第3図は位置決め装置の
要部を示す平面図、第4図は従来の位置決め装置
の作動時間を示すグラフ、第5図ないし第9図は
この考案の一実施例を示すもので、第5図ないし
第7図は正面図、第8図は作動機構の要部を示す
斜視図、第9図は作動線図、第10図はこの考案
の作動時間を示すグラフである。 10……移動体、20……ストツパ、25……
作動機構、12a……移動面、A……位置決め装
置、B……移動方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台上を走行する移動体と、上記基台に上記移
    動体の走行方向回動自在に設けられ、上記移動体
    を係止するストツパと、上記基台に回動自在に設
    けられ、その自由端において上記ストツパに摺接
    するとともに、移動体の係止位置においてストツ
    パを支持するバツク部材と、上記バツク部材を回
    動させる作動機構とを備えていることを特徴とす
    る位置決め装置。
JP7885282U 1982-05-28 1982-05-28 位置決め装置 Granted JPS58181432U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7885282U JPS58181432U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7885282U JPS58181432U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181432U JPS58181432U (ja) 1983-12-03
JPS6110901Y2 true JPS6110901Y2 (ja) 1986-04-07

Family

ID=30088051

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7885282U Granted JPS58181432U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 位置決め装置

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JP (1) JPS58181432U (ja)

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0429954Y2 (ja) * 1985-09-30 1992-07-20

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JPS58181432U (ja) 1983-12-03

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