JPS6110612Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は集塵箱の上部に掃除機本体を配設した
電気掃除機のコード収納装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来、この種電気掃除機では、構造上コードリ
ールを設けることが困難で、そのため、コードを
束ねて本体にくくりつけるか、もしくは、本体に
コードを直接巻きつけていた。

また、タイプの異なる電気掃除機には、本体に
コード収納用の凹部を設けたものも見受けられ
る。

考案が解決しようとする問題点 しかしながら前者のものでは汚れた床面に対し
てコードが引きまわされることがあり、また本体
に巻きつけたコードがゆるんで垂れ下がることが
あつた。

さらにコード収納用の凹部を設けたものでは、
このような欠点を解消できたが、プラグ保持がな
かつたために、このプラグ側よりコードが垂れ下
がることがあつた。

一方、一部に、プラグ保持具を本体の一部に設
けたものも見受けられるが、保持位置が決まつて
いるところから、非常に使い勝手が悪かつた。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもの
で、コード収納およびプラグの保持を合理的に行
つたものである。

問題点を解決するための手段 このような従来の問題点を解消するために本考
案は、フイルター装置で過された塵埃を収集す
る集塵箱の上部に連結され、かつ電動送風機を内
蔵した掃除機本体の円周方向にコード収納部を凹
状に形成し、またこのコード収納部に巻装される
コードの先端には弾性体よりなるコードプラグを
設けるとともに、そのコードプラグの厚みをコー
ド収納部の入口寸法より若干大きく設定したもの
である。

作 用 上記本考案によればコード収納部にコードを体
裁よく収納でき、またコードプラグはコード収納
部の入口のどこにでも保持されるものである。

実施例 以下その実施例を添附図面に従い説明する。

図において、１は電動送風機２を内蔵した掃除
機本体で、本体上３と本体下４の２部品で構成さ
れている。５はフイルター装置、６は集塵箱で、
吸気口７が一体に形成されている。８は尾錠装置
で、本体１と集塵箱６を係止している。９は移動
用ローラー、１０はキヤスターローラーである。
１１は把手、１２はスイツチである。１３は本体
上３と本体下４の間に形成したコード収納部１４
に収納したコードである。１５はコード１３の先
端に設けたコードプラグで、厚み１５ａはコード
収納部１４の入口の幅１４ａより若干大きく設定
してある。また、コードプラグ１５は弾性のある
材質で形成されている。１６は尾錠係止部であ
る。

上記構成により、コード収納はコード１３を本
体上３と本体下４で形成したコード収納部１４に
巻装し、最後にコードプラグ１５を係止すればよ
い。すなわち、コード収納部１４に押し込めば、
コードプラグ１５の厚み１５ａがコード収納部１
４の入口の幅寸法１４ａより若干大きいため、巻
きおわつたどの位置でも係止することができる。

また、コード１３を巻き終つたあとの収納部１
４のスペース１４ｂをコードプラグ１５の幅１５
ｂより小さくなるようにしておけば、コードプラ
グ１５を押し込んだ時に、コードプラグ１５が奥
に入りこんでしまうことも防止できる。

考案の効果 以上のように、本考案によれば、コードを外か
ら見えにくいところに収納することにより、掃除
機を室の片隅においてもみぐるしくなるととも
に、コードプラグを全周のどこでも係止すること
ができるようにしているので、コード処理が非常
にやりやすくなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す電気掃除機の斜
視図、第２図は断面図、第３図はコード収納部の
拡大断面図、第４図はコードプラグの半截断面図
である。 １……掃除機本体、１３……コード、１４……
コード収納部、１５……コードプラグ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フイルター装置で過された塵埃を収集する集
   塵箱の上部に連結され、かつ電動送風機を内蔵し
   た掃除機本体の円周方向にコード収納部を凹状に
   形成し、またこのコード収納部に巻装されるコー
   ドの先端には弾性材よりなるコードプラグを設け
   るとともに、そのコードプラグの厚みをコード収
   納部の入口寸法より若干大きく設定したことを特
   徴とする電気掃除機のコード収納装置。