JPS61102685A - 包装体改ざん防止ラベル - Google Patents

包装体改ざん防止ラベル

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JPS61102685A
JPS61102685A JP22482184A JP22482184A JPS61102685A JP S61102685 A JPS61102685 A JP S61102685A JP 22482184 A JP22482184 A JP 22482184A JP 22482184 A JP22482184 A JP 22482184A JP S61102685 A JPS61102685 A JP S61102685A
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正明 藤尾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、商品包装体の流通過程での故意による開封や
表示の改変行為を防止し、内容物の安全性や流通秩序を
確保するための改ざん防止ラベルに関する。
〔従来技術の問題点〕
食品、飲料、医薬品、化粧品等を容器や袋等で包装した
包装体は、安全・衛生確保の見地から、消費者の手に渡
るまでの流通過程において、確実な封緘状態に保たれね
ばならず、万が−にも、その封緘状態が解かれ、人体に
有害な物質の混入するが如き事態は絶対に生起させては
ならない。
このような故意の開封を防止するための工夫として、テ
ープ封緘、ブレーカプルキャップ、封緘カートン等が提
案されているが、これらは特殊な封緘形式であって、コ
ストが高くつくだけでなく、内容物の種類や性質によっ
ては適用し難い場合も少なくない。これらの特殊な封緘
状態を有する包装体はともかく、通常の包装体のように
タフクラベルが封緘印として粘着されているものなどに
あっては、仮に開封されたとしても、再びその開口部を
閉じてしまえば、外観からだけでは、開封された事実を
察知し得ない場合が多い。また、開封に伴って包装体に
多少の疵跡が残ったとしても、菓子類等のように子供が
主たる需要者である場合等には、その疵跡に気づかずに
、内容物の異変の′有無を顧慮することなく食してしま
うことも少なくない。
更に、包装体の表面に、内容物に関する情報(例えば、
成分、効能、用法等)を表示するために粘着されている
ラベルが、故意に他の商品のラベルと貼り代えられた場
合にも、消費者に対する安全性を保証することができず
、またそのラベルがバーコード等による商品価格、その
他の商品管理情報が表示されているものである場合には
、電算機処理による販売管理が不可能となり、流通秩序
の維持も期し難い。
〔発明の課題〕 流通過程において、包装体が開封されたり11表示ラベ
ルが他の表示ラベルと貼り代えられる等の故意の所為を
完全に防止することは事実上不可能であるとしても、包
装体の外観から、その事実を誰にでも容易に察知し得る
手当てを包装体に施しておけば、不測の事態を未然に防
止することかできると同時に、故意の所為に対する抑止
効果を得ることも可能である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、包装体が
開封されたり、表示ラベルを貼り代えられた場合には、
−目してその事実を視認することができるようにした封
緘ラベルまたは表示ラベルとして有用な改ざん防止ラベ
ルを提供する。
〔技術的手段〕
本発明に係る第1の改ざん防止ラベルは、基材フィルム
と、該基材フィルムの上面に塗布された色インキ(A)
層と、該基材フィルムの下面に所望のパターンに従って
塗布された離型剤層と、該離型剤層を中間層として基材
フィルムに積層され     また、上記色インキ(A
)層とは異なる色相を有する色インキ(B)層と、該色
インキ(B)層の下面に塗布された粘着剤層とからなる
積層構造を有することを特徴とする。
本発明に係る第2の改ざん防止ラベルは、基材フィルム
と、該基材フィルムの下面に塗布された色インキ(A)
層と、該色インキ(A)層の下面に所望のパターンに従
って塗布された離型剤層と、該離型剤層を中間層として
上記色インキ(Δ)層に積層された、色インキ(A)層
とは異なる色相を有する色インキ(B)層と、該色イン
キ(B)層の下面に塗布された粘着剤層とからなる積層
構造を有することを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る改ざん防止ラベルは、包装体に粘着された
常態においてその上面がら視覚された色合いと、一旦引
き剥がされたのちの色合いとが、ラベルの全面または一
部において異なったものとなる。すなわち、本発明ラベ
ルは、包装体の表面に粘着された常態においては、色イ
ンキ(A)層ト色インキ(B)層との混合色を呈し、こ
れをその表面から引き剥がすと、離型剤層を境にして層
間分離することにより、離型剤層の塗布パターンに対応
して混色効果が失われることによってラベルに色の変化
が生じる。一旦、引き剥がしたのちは、粘着し直しても
、元の色合いに戻ることはなく、色の変化はそのまま残
存する。
本発明の改ざん防止ラベルは、封緘用ラベルあるいは商
品情報表示ラベルとして使用される。封緘用ラベルとし
て包装体のシール部に粘着されている場合において、そ
のラベルに色の変化が認められれば、開封された可能性
があると判断することができ、一方色の変化がなければ
、間違いなく封緘状態が保たれていたということを確認
することができる。また、表示ラベルとして包装体の適
宜の個所に粘着されている場合には、そのラベルに色の
変化があれば、他の商品のラベルと貼り代えられている
可能性があると察知することができ、色の変化がなけれ
ば、所定のラベルが粘着されていると判定することがで
きる。
本発明の改ざん防止ラベルについて図面を参照して詳し
く説明すれば、第1図(第1の改ざん防土用ラベルの層
構造を示す)において、(1)は基材フィルム、(2)
は基材フィルム (1)の上面に塗布されている色イン
キ(A)層、(3)は基材フィルム(1)の下面に塗布
された離型剤層である。
この図では、離型剤層(3)は基材フィルム(1)の下
面全体に設けられた例を示す。 (4)は離型剤層(3
)の全面に塗布された色インキ(B)層であり、該色イ
ンキCB)層(4)は上記色インキ(A)層(2)とは
異なる色相を有する。(5)は色インキ(B)層(4)
の下面全体に塗布されている粘着剤層である。なお、本
発明のラベル(10)は、通常のタンクラベルと同様に
、使用前にあっては、その粘着剤層(5)を介して台紙
(離型紙) (図示せず)に貼り合わされており、使用
に際して台紙から剥ぎ取られる。
本発明のラベル(10)は、粘着剤層(5)を介して、
第9図に示すように、包装体(20)の表面の所定の個
所に粘着される。図示の包装体(20)は、箱容器(2
1)の周囲をプラスチックフィルム等の包装体フィルム
(22)で被包したものであり、本発明のラベル(10
)を封緘用ラベルとして包装体(20)のシール部に粘
着した例である。
このように包装体の表面の所定個所に粘着されている常
態においてラベル(10)をその上面から眺めると、該
ラベル(10)は、基材フィルム(1)の全面に塗布さ
れている色インキ(A)層(2)と色インキ(B)層(
4)とにより、その全面にわたって両者の混合色を有す
るラベルとして視覚される。
例えば、色インキ(A)層(2)が黄色で、色インキ(
B)層(4)が青色である場合には、緑色のラベルとし
て目に映じる。
上記ラベル(10)を包装体(20)の表面から剥ぎ取
るべ(、基材フィルム(1)の端縁部をつまみ引き剥が
そうとすると、該ラベルは、第2図に示すように離型剤
層(3)を境にして眉間分離する。すなわち、基材フィ
ルム(1)の下面の色インキ(B)層(4)は、離型剤
層(3)によって基材フィルムとの接着が妨げられてい
るので、粘着剤層(4)とともに包装体(20)の表面
にとどまり、基材フィルム(1)から分離される(なお
、離型剤層(3)は通常、図示のように基材フィルム(
1)に付随する)。このため、引き剥がされたラベルは
、上記の混色効果が失われ、基材フィルム(1)の上面
の色インキ(A)層(2)の有する色合い(上記の例で
は黄。
色)を呈するものとなる。一旦、引き剥がされたラベル
を貼り直すべく、もとの位置に押付ければ、一応付着は
するものの、もとの混合色を現出さ炊ることは不可能で
ある。これは、ラベルの剥離面を十分に密着一体化する
ことができないからである。すなわち、ラベルの製作工
程においては、離型剤層(3)や色インキCB)層(4
)は、半溶融常態で塗布・積層されるので、完全に密着
するのに対し、この場合は、各層とも固体化しており、
しかも、剥離面が粗面化しているため、十分に密着せず
、従って当初のような混色効果を得ることができないわ
けである。
上記ラベル(10)における基材フィルム(1)への離
型剤層(3)の塗布パターンに制限は無く、前記のよう
に基材フィルム(1)の下面全体に塗布するパターンの
ほか、文字、記号、図柄等の任意のパターンに従って塗
布される。第3図にその例を示す。離型剤層(3)は、
所定の文字、記号、図柄等のパターンを描いて塗布され
ており、色インキ(B5層(4)はその離型剤層(3)
を被覆するとともに、離型剤層(3)の存在しない部分
では直接基材フィルム(1)に接して塗布されている。
このラベル(10)を包装体(20)に粘着したのち、
引き剥力(すと、離型剤層(3)を境に眉間分離する。
この場合は、第4図に示すように、離型剤層(3)の存
在しない領域における色インキCB)層、すなわち基材
フィルム(1)に接している領域の色インキ(B)層(
4)は、それ自身の層内で上下に分断され、その上半部
が基材フィルム(1)に付着して、包装体(20)表面
から引き剥がされる。従って、引き剥がされたラベルは
、色インキ(B)層(4)が付着している部分では、色
インキ(A)層(2)と色イ′ンキ(B)層(4)とに
よる当初の混色効果がそのまま保たれており、色インキ
(B)層(4)を付随しない離型剤層(3)の部分は、
混色効果を失い、色インキ(A)層(2)自身の色合い
を呈する。
例えば、離型剤層(3)にて「開封済」なる文字を描画
しておいた場合は、混合色(例えば、緑色)の地に、色
インキ(A)層(2)の色合い(例えば黄色)の「開封
済」の文字が現出する。そのラベルを再びもとの位置に
貼り直しても、一度現れた「開封済」なる色文字は、前
述の理由により消えることはなく、そのまま残存する。
第5図は、本発明の第2の改ざん防止用ラベルの層構造
を示す。図示のように、色相の相異なる色インキ(A)
層(2)と色インキ(B)層(4)は、離型剤層(3)
を中間層として基材フィルム(1)の下面に積層されて
いる。このラベル(1o)を包装体(20)の表面に粘
着したのち引き剥がすと、離型剤層(3)を境に眉間分
離し、第6図に示すように、色インキ(A)層(2)は
基材フィルム(1)に付随して包装体の表面から離屁、
一方色インキ(B)。
層(4)は粘着剤層(5)とともに包装体(2o)の表
面に残留する。
離型剤層(3)は、上記第5図のように色インキ(A)
層と(B)層の境界面の全体に介在するよう設けられる
場合のほか、第7図に示すように、所要のパターンに従
って部分的に設けられる場合もあることは言うまでもな
い。離型剤層(3)が部分的に設けられている場合には
、そのラベル(10)を包装体(20)の表面から引き
剥がそうとすれば、第8図に示されるように、離型剤層
(3)が介在しない部分、すなわち色インキ(A)層(
2)と色インキ(B)層(4)とが直接接触している部
分では、両層間の密着力が大であって、色インキ(B)
層(4)の層内で上下に部分されることにより、色イン
キ(B)層(4)の上半部が色インキ(A)層(2)と
共に基材フィルム(1)に付随して包装体(20)表面
から離れる。なお、離型剤層(3)の表面には色インキ
(B)層(4) (門付随しない。従って、引き剥がさ
れたラベルは、離型剤層(3)の存在する部分のみが選
択的に混色効果を失う。その結果、ラベル(10)には
、色インキ(A)層(2)と色イン    “キ(B)
層(4)との混合色の地の中に、離型剤層(3)によっ
て描かれたパターンが色インキ(A)層(2)の色合い
を有するパターンとして現出する。
上記第6図および第8図に示すいずれの場合においても
、一旦引き剥がした後、もとの位置に貼り直しても、前
記の理由により完全に密着することはないので、上記の
色の変化からラベルが引き剥がされたことを容易に視認
することができる。
なお、第8図において、離型剤層(3)は色インキ(A
)層(2)に付着して基材フィルム(1)とともに、色
インキ(B)層から離脱するとして説朋したが、各色イ
ンキ層に対する離型剤層(3)の接着力の大小関係によ
り、図示の例とは逆に、色インキ(B)層(4)に付着
残存し、色インキ(A)層(2)から離脱する場合もあ
るが、その場合にも、離型剤層(3)が介在している部
分のみ選択的に混色効果が失われ、前記と全く同様の色
変化が生じることに変わりはない。
本発明の改ざん防止用う、ベルを構成する基材フフイル
ム(1)は、色インキ(A)層(2)と色インキ(B)
層(4)の混色効果を妨げない透光性を有するものであ
れば、通常ラベル基材として用いられる各種のプラスチ
ックフィルムを適宜使用することができる。例えばポリ
エステルフィルム(PET)、延伸加工ポリプロピレン
フィルム(OPP)等が挙げられる。
離型剤層(3)は、色インキ(A)層(2)と色インキ
(B)層(4)の混色効果を妨げない透光性を有する離
型剤層であって、通常のタックラベルの台紙である離型
紙の表面処理に使用されるものを塗布することにより形
成される。例えば、シリコン樹脂が挙げられる。
色インキ層(A)および(B)は、印刷用インキにて形
成することができる。両者は前記のように互いに異なる
色相を有するものが使用される。
代表的には、赤、黄および青の三原色から適宜選択すれ
ばよいが、ラベルの引き剥がし前後における色の変化が
明瞭に視覚され得るならば、必ずしも三原色にこだわら
ない。印刷用インキとしては、   ′発泡剤が適量配
合されている。所謂発泡インキを使用することができる
。このものは、一旦引き剥がされたラベル(10)をも
との位置に貼り直す際の剥離面の密着(離型剤層(3)
と色インキ(B)層(4)との密着)を妨げ、混色効果
の再現を確実に阻止する点で極めて効果的である。
なお、色インキ(A)層(2)および色インキ(B)層
(4)のいずれも、必ずしも単層である必要はなく、所
要の色合いに呈色せしめるべく、色相の異なる複数のイ
ンキを重ねてよい。例支ばζ色インキ(A)層(2)の
色相として緑色を望む場合に、黄色インキと青色インキ
との2層を積層して混合効果により緑色を呈する色イン
キ(A)層を形成することができる。色インキ(B)層
(4)についても同様である。
粘着剤層(5)はタックラベルの粘着剤として使用され
る一般的なものであればよい。
本発明の改ざん防止用ラベルの色インキ(A)層(2)
、離型剤層(3)、色インキ(B)層(4)および粘着
剤層(5)は、グラビア印刷等の印刷方式により塗布・
積層することができる。その製作工程は、上記所定の積
層構造が形成される点を除けば、通常のタックラベルの
製作工程と特に異ならない。
〔実施例〕
大嵐医上 下記の構成材料を用いて、第3図に示すような、基材フ
ィルム(1)の上面に色インキ(A)層(2)を有し、
該基材フィルムの下面に離型剤層(3)、色インキ(B
)層(4)および粘着剤層(5)が順次積層され、粘着
剤層(5)の表面に粘着剤層(5)を保護するための離
型紙が粘着された改ざん防止用ラベルを製作した。各層
ともグラビア印刷により塗布した。なお、離型剤層(3
)は、「開封済」なるパターンにて塗布した。
(i)基材フィルム:ポリエステルフィルム、肉厚38
μmや (ii )色インキ(A)層:TR−P型(商品名)〔
大阪インキ製造■製〕。黄色0層厚1〜2μm。
(iii )色インキCB)層:TR−P型(商品名)
〔大阪インキ製造■製〕、青色。層厚1〜2μmや (iv )離型剤層:TR−P型(商品名) (大阪イ
ンキ製造■製〕。透明。層厚l〜2μm。
(v)粘着剤層ニアクリル系粘着剤。透明。層厚27μ
m。
上記ラベルを離型紙から剥ぎ取り、第9図に示すような
包装体(2o)の被包フィルム(延伸加工ポリプロピレ
ンフィルム) (22)の表面に粘着した。
該ラベルは全1面にわたり、色インキ(A)層(2)と
色インキ(B)層(4)との混合色である緑色を呈する
。ついで、そのラベルの一端側から基材フィルム(1)
をつまんで引き剥がしたのち、再びもとの位置に戻し指
先で押さえつけて貼り直した。
なお、ラベルの貼り直しに際し、正確にもとの位置に戻
すために、ラベルの他端面は剥離させながった。
ラベルは、引き剥がされたときに緑色の地の中に黄色の
「開封済」なる文字が現れ、ラベルを貼り直した後も、
そのまま明瞭に視認することができた。
実施例2 色インキ(B)層(4)の色インキとして、発泡インキ
〔マイクロフェアF30D (商品名)、松本油脂■製
、インキ二発泡剤=84 : 16)を使用した点を除
いて実施例1と同じ条件で第3図に示すごとき改ざん防
止用ラベルを製作した。
このラベルを実施例1におけると同じように包装体表面
に粘着したのち貼り直した結果、貼り直した後も、ラベ
ルの緑色の地と黄色の「開封済」なる文字のコントラス
トがより鮮やかに残存した。
去諧勇主 下記の構成材料を用いて、第7図に示すような基材フィ
ルム(1)の下面に、色インキ(A)l(2)、離型剤
層(3)、色インキ(B)層(4)および粘着剤層(5
)がグラビア印刷により順次塗布積層され、その粘着剤
層(5)の表面に離型紙が貼り合わされた改ざん防止用
ラベル(直径約30mmの円形ラベル)を製作した。な
お、離型剤層(3)は「開封済」なる文字パターンにて
塗布した。
(i)基材フィルム:ポリエステルフィルム。
肉厚38μm。
(11)色インキ(A)層:’rR−x型(商品名)〔
大阪インキ製造■製〕。黄色。層厚l〜2μm。
(iii )色インキ(B)層: TR−X型(商品名
)〔大阪インキ製造■製〕。青色。層厚1〜2μm0 (iv )離型剤層ニアクリル系樹脂。透明。層厚1〜
2μm。
(v)粘着剤層ニア々・リル系強粘着剤。透明。
層厚30μm0 上記ラベルを離型紙から剥ぎ取って、第9図に示すよう
な包装体(2o)  の被包フィルム(ポリ塩化ビニル
フィルム) (22)の表面に粘着した。ラベルの色は
、色インキ(A)層(2)と色インキ(B)層(4)と
の混合色である緑色である。ついで、そのラベルの基材
フィルム(1)の一端側をつまんで引き剥がしたのち、
再びもとの位置に戻し、指で押さえつけることにより貼
り直した。なお、引き剥がされたラベルを正確にもとの
位置に貼り直すために、ラベルの他端部は剥離させなか
った。
上記ラベルは、包装体から剥離されたときに、緑色の地
の中に、黄色の「開封法」なる文字パターンが現出し、
ラベルを貼り直した後にも、そのまま明瞭に視認するこ
とができた。
〔発明の効果〕
本発明の改ざん防止用ラベルは、包装体に粘着されたの
ち、その表面から引き剥がすと、離型剤層のパターンに
従ってラベルの全面または部分に色の変化が生じるので
、その色の変化の有無から、包装体を入手するまでの間
に、ラベルが貼りかえられたかそうでないかが誰にでも
容易に察知することができる。
従って、本発明の改ざん防止用ラベルを包装体の封緘ラ
ベルとして使用した場合には、そのラベルに色の変化が
無ければ、その包装体は流通過程で間違いなく封緘状態
に保たれていたと判定することができ、もし色の変化が
視認されれば、開封された可能性があることを考慮し、
包装体の内容物の使用に当たって、内容物の異変の有無
を検分    1′することにより、不測の事態を未然
に防止することができる。
また、本発明の改ざん防止用ラベルが包装体の内容物に
関する情報(商標、品名、用法、値段、製造、販売者基
等)を示す文字、記号、図柄等が表示されているラベル
である場合にあっても、上記と同様に、ラベルの色の変
化から、ラベルの貼り代えの有無を視認することができ
、それによって正しいラベルであるかどうかは容易に確
認されるので、貼り代えに因る不測の事態を未然に防止
し、流通秩序の維持に寄与する。
本発明の改ざん防止用ラベルは、封緘ラベルと表示ラベ
ルの両者を兼ねるラベルとしても有用であることは言う
までもない。
本発明の改ざん防止用ラベルは、上記のように一目して
改ざんの有無を確、認することができるので、改ざん行
為を無意味なものとし、従って改ざん行為を抑止する効
果をも奏する。
本発明の改ざん防止用ラベルは、通常のタックラベルと
同様の工程により製作でき、しかも包装体に粘着するだ
けでよいので、従来の改ざん防止構造に比し、安価であ
り、取り扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第5図および第7図は本発明改ざん防
止ラベルの積層構造の模式的断面図、第2図、第4図、
第6図および第8図は本発明改ざん防止ラベルの剥離状
況を示す模式的断面図、第9図は本発明改ざん防止ラベ
ルの包装体表面への粘着態様の例を示す斜視図である。 1:基材フィルム、2:色インキ(A)層、3:離型剤
層、4:色インキ(B)層、5:粘着剤層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルムと、該基材フィルムの上面に塗布さ
    れた色インキ(A)層と、該基材フィルムの下面に所望
    のパターンに従って塗布された離型剤層と、該離型剤層
    を中間層として基材フィルムに積層された、上記色イン
    キ(A)層とは異なる色相を有する色インキ(B)層と
    、該色インキ(B)層の下面に塗布された粘着剤層とか
    らなる包装体改ざん防止ラベル。
  2. (2)基材フィルムと、該基材フィルムの下面に塗布さ
    れた色インキ(A)層と、該色インキ(A)層の下面に
    所望のパターンに従って塗布された離型剤層と、該離型
    剤層を中間層として積層された、上記色インキ(A)層
    とは異なる色相を有する色インキ(B)層と、該色イン
    キ(B)層の下面に塗布された粘着剤層とからなる包装
    体改ざん防止ラベル。
JP22482184A 1984-10-25 1984-10-25 包装体改ざん防止ラベル Pending JPS61102685A (ja)

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