JPS6098524A - 磁気テ−プ用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気テ−プ用ポリエステルフイルム

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Publication number
JPS6098524A
JPS6098524A JP20725683A JP20725683A JPS6098524A JP S6098524 A JPS6098524 A JP S6098524A JP 20725683 A JP20725683 A JP 20725683A JP 20725683 A JP20725683 A JP 20725683A JP S6098524 A JPS6098524 A JP S6098524A
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JP
Japan
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film
particles
polyester
shrinkage rate
magnetic tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP20725683A
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English (en)
Inventor
Seiji Sakamoto
坂本 征二
Takeo Kanezaki
兼崎 建夫
Norio Okumura
奥村 法夫
Yoshitaka Houzeki
宝関 義隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオーディオ磁気テープ用ポリエステルフィルム
に関する。
更に詳しくはフィルム製造時の巻き特性に優れ、且つ磁
気テープとした時の走行性および電磁気特性に優れた二
軸延伸ポリエステルフィルムに関する。
現在、磁気テープのペース材料としては、機械的特性、
熱的特性および価格等の諸点からポリエステルフィルム
が広く用いられている。
磁気テープ分野の中では、近年ビデオテープ用途におけ
る伸びが著しいが、一方オーディオテープ用途の需要も
着実に増加している。
このオーディオテープも近年屋外における苛酷な東件下
、例えば高温多湿下で使用されるケースが増加している
が、かかる糸件下においてもその機能の低下を来たさな
いこと、即ち優れたテープ走行性や電磁気特性を維持す
ることが熱望されている。
即ち、通常高温においてはテープの変形が著しく々るた
め、走行性自体が不安定になるばかりでなく、記録信号
の歪み即ちいわゆるワウフラッタ−現象が起り易くなる
走行性を改良するためには一般にポリエステルに対し不
活性な微粒子全添加しフィルム表面を粗面化すればよい
ことが知られているが、オーディオテープはビデオテー
プに比ベテープの送シ速度が速いこと、また固定ヘッド
を用いていること等の理由から特に優れた走行性が要求
される。一方電磁変換特性全良好に保つためにはテープ
表面はなるべく平滑であることが好ましく、両者を同時
に満足することは困難である。
ところで、かかる磁気テープのベースフィルムであるポ
リエステルフィルムは原料ポリエステルを溶融押出して
/−ト化した後、縦、横二軸方向に延伸しロール状に巻
き取る工程により製造されるが、この場合フィルム表面
が平滑であるとしばしば巻き取り工程でトラブルが発生
する。例えばロールの端面が不揃いとなったり、表面あ
るいは内部にしわやキズが発生しタシする。
本発明者らは、かかる実情に鑑み、フィルム製造時の巻
き特性に優れ、且つオーディオテープとした時苛酷な使
用条件にもかかわらず、電磁気的な特性を損ねることな
くしかも走行性に優れたポリエステルフィルムについて
検討した結果、ある特定の粒子を含有し、且つ表面粗度
および収縮率がある特定の条件を満すフィルムの場合に
初めてこれらの特性が茜度に達成されること全知得し本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、平均粒径0./〜Sμの粒子を0,1
〜7重量%含有してなるポリエステルフィルムであって
、フィルム表面の多重干渉法によるn次の干渉縞の個数
Hn(個/−)、平均線中心粗さRα(μ)、iih′
cで60分間保持した時の熱収縮率α(%)およびフィ
ルムの縦方向のF−を値(Ky / ml )が下記式
(1) 〜t6) ’に同時に満足すること全特徴とす
るオーディオ磁気テープ用ホIJ−Zステルフィルム 
に存する。
100≦H2≦500 ・・・・・・・・・・・・・・
・(1)!≦H8≦100 ・・・・・・・・・・・・
・・・(2)H4≦30 ・・・・・・・・・・・・・
・・(3)0.0+2k ≦Ra ≦θ、Og ・・・
・・・・・・・・・・・・(すα≦八へ ・・・・・・
・・・・・・・・・(5)F−5≧lユ ・・・・・・
・・・・・・・・・(6)本発明におけるポリエステル
フィルムは、ポリエチレンテレフタレートヲ主体とする
ポリマー、例えばポリエチレンテレフタレートホモポリ
マー、エチレンテレフタレート単位が少くともざOモル
係以上であるコポリマー、ブロックコポリマー等を溶融
フィルム化し、延伸して得られるものが好ましいが、本
発明の特徴の一つはそのポリエステル中の不活性物質粒
子にある。
即ち、よく知られているように、ポリエステルフィルム
の走行性を改良するためにはフィルム中にポリエステル
に対して不活性な微粒子を存在させれば良いが、本発明
者らは本発明で必要なフィルム表面粗度を得るためには
、かかる粒子を平均粒径が0./〜5μ、月つポリエス
テルに対する含有量が0./〜/ M 社%の範囲から
選択すれば良いことを知得した。
この場合、より好捷しくに、かかる粒子が異なる性質含
有する。2種類の粒子群から構成されていることが望ま
しい。
即ち、本発明において;まポリエステ、へ製造工程中で
析出せしめた粒子、いわゆる析出粒子と、ポリエステル
製造工程に外部から添加した粒子、いわゆる添加粒子の
2種類の粒子を併用する場合に最もその効果が奏せられ
る。
即ち、析出粒子は一般にポリエステルとの頴1剥離する
ことはほとんどなく、かかる摩耗粉が原因上なるフィル
ム面上の粗大)【物や磁性層の塗布抜は効Vま生成し難
い。しかしながら相当粒子のみてはオーディオ用途にお
いてはしH゛シげ所望の表面粗度に1で到遠しイ1すな
(ろことがある。
仮に析出粒子量を増し例えば平均線中心粗さを望みの値
に調節したとしても、との場合性々にして粒子相互の凝
集による極めて粗大な突起、例えば多重干渉法で測定し
た時り次の干渉縞全 て市与える突起が存在し磁気テー
プ止した時記録信 ホ1゜号の欠落、即ちドロップアウ
トを引き起してし 粒ヨまう。 用し 一方、添加粒子は一般にポリエステルとの親 あ2和性
に欠けるためフィルムの摩擦、摩耗にょる し粒子の脱
落が生じ易いが、粒径、添加量を任意 0・/iCi 
:y ) o−ルすることができるため、フィル ボリ
ム表面粗度の調節が容易であり、また滑シ性に Mfj
優れるという特徴を有する。 0・/ ?ニーhら、2種類の粒子の両者を併せ用いるなら i
84は各々の欠点が大幅に改良されそれぞれの長所 の
学が充分生かされる。 平角 本発明においては析出粒子と添加粒子とを併 kN用す
る場合には、両者の使用割合f /7.20〜 るこ、
20// (粒子の重量比)、好ましくはi/7o〜 
化し10// 、更に好ましくは//S; −!//の
範囲から に力選択するのが良い。 力 勿論、所望の走行性や表面粗度を満たすこと リ、iが
できればポリエステルフィルム中の粒子とし び/1出
粒子のみを用いることもできるし、またエステルに対す
る親和性の改良された添加−1例えば表面処理等金施し
た添加粒子lをする場合には該添加粒子のみで足シる場
合も・ずれにしてもこれらの粒子の平均粒径は〜左μで
なければならない。i fcこれらのエステルに対する
含有量の総和は0.7〜/チの範囲内から選択される。
平均粒径がμ未満あるいは含有量がo、i重fI:%未
満のにはフィルム表面が平滑に過ぎ、フィルムき特性や
走行性が悪化してしまうし、また粒径がSμを越えたり
、含有量が7重童剣、える場合にはこれらの特性は更に
改良されとはないばかシか、逆に電63i変換特性が悪
た9ドロツプアウトが増加したりするようる。
お、本発明でいう析出粒子とは、一般にボスチル製造工
程中でカルシウム化合物お上またはリチウム化合物と燐
化合物との反応により生成した粒子を指すが、具体的に
は例え コば次のような方法によって得ることができる
■ カルシウム化合物あるいはリチウム化合 ム物の7
種以上を用いであるいは用いずして をエステル化また
はエステル交換反応を行な たい、反応終了後必要に応
じて更に上記金属 特化合物と回復または異種の金属化
合物を添 訓諭する。 散 ■ 重縮合反応開始前の任意の時点におい−C性燐化合
物を添加する。
燐化合物としでは上記金属化合物と反応して 反その一
部または全部をポリエステルとの親和性 好に優れた燐
酸塩または亜燐酸塩の誘導体に転化できるものならば如
何なる化合物でも良いが、 ム特に燐酸、燐酸のトリア
ルキルエステル、燐酸 後の部分アルキルエステル、亜
燐酸、亜@酸のト スリアルキルエステル、亜燐酸の部
分アルキルエ まステルの7種以上が好ましく用いられ
る。 ルこれら燐化合物の添加力1は該金属化合物の合
 ム・倍当量用いられる。
以上のようにカルシウム化合物t 7jはリチウム合物
あるいはその双方全使用し、燐化合物併用することによ
シ、本発明で用いるに適し析出粒子を得ることができる
が、その中でもにカルシウム化合物と3佃1の燐化合物
及びSの燐化合物とから得られる析(f3粒子が/Lr
に分注に優れ、粗大粒子が少く、また保れた易滑を有す
ることから好適である。
このカルシウム化合物と複数の燐化合物との芯による析
出粒子全台むポリエステルの特にましい製造法の具体例
を以下に示す。
Jllち、まずエステル交換触媒としてカルシラ[ヒ合
物を用い、次いでエステル交換反応終了、反応系のカル
シウム化合物の総量がボリエ戸ル涼料全酸成分に対し0
..3〜1モル渠、好しくは0.3 A;〜0.6モル
φとなるようp)度力/ウム化合物を添加する。これら
のカルシウム化合物としては、反応系に可溶なカルシラ
ノ、カルボン酸のカルシウム塩、芳香族カルボン酸のカ
ルシウム塩、アルコラード等を挙げることができ、なか
でも酢酸カルシウムが好適である。
次に、3価及びよ価の燐化合物からなる複数の燐化合物
ケ添加する。この場合使用される燐化合物としては、燐
酸、亜燐酸およびこれらのトリアルキルエステルまたは
部分アルキルエステルを挙げることができる。燐化合物
を添加した後、常法に従って重縮合反応全行なうことに
よシポリエステルを製造するが、この場合従来公知の重
縮合触媒5例えばアンチモン化合物、ゲルマニウム化合
物等を使用できる。
本発明においてはこのようにして得られたポリエステル
との親和性に優れた析出粒子を用いるが、一方添加粒子
としては必要に応じて粉砕、分級処理を施した、カオリ
ン、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、燐酸リチウム、
燐酸カルシウムおよびフッ化リチウム等の粒子を使用す
る。
これらの粒子は通常ポリエステル製造工程中に添加され
るが、分散性さえ許されれば、生成ポリエステルに直接
ブレンドして使用することもできる。
本発明においては、このようにしである特定の平均粒径
を有する粒子を特定量含むポリエステルを原料として常
法により二軸延伸フィルムを得るが、この時得られるフ
ィルムの表面構造はある特定の条件を満足しなければな
らない。
即ち、多重干渉法による2次の干渉縞の個数H2が10
0〜soo、好ましくはioo〜300(個1myり、
3次の干渉縞の個数H9が5〜100゜好ましくは10
〜10O(個/ md )、グ次の干渉縞の個数H4が
30(個/7π71)以下であって、且つ平均線中心粗
さRaが0.0.2 、t −0,θg(μ)好−まし
くけ0,0.7〜0.0 ? (μ)でなければならな
い。
H3が100未満の場合にはフィルムの摩擦係数が大き
く、磁性層塗布前後におけるフィルムの走行性が悪化す
るし、またこの値がSOOを越えるようになると電磁変
換特性、即ちシグナルとノイズとの比(S/N )が悪
化するようになる。
またHs が5未満であるとフィルムの耐摩耗性が劣シ
、フィルム同志あるいはフィルムと基材との摩耗により
しばしば白粉状物質が生成するようになる。一方H8が
/ 00f越えるようになると耐摩耗性は更に改良され
ない一方で逆にドロップアウトが多発する欠点が生じる
ようになる。この現象はH4か30を越えた場合に特に
顕著となる。
Hnはフィルム表面粗度のうち各突起の高さに着目した
指標であシ本発明においては各々がある特定範囲内にな
ければならないが、更に本発明においてはフィルム表面
の凹凸の程度を示す平均線中心粗さRaがO1θコ3〜
θ、og(μ)の範囲になければならない。
Raが0.0λ5未満であるとフィルム製造時ロール状
に高速度で巻き取る際ロール端面が不揃いになる等のト
ラブルが発生するし、また磁性層塗布前後の走行性が悪
化する。特に磁気テープを高温で使用する場合の走行性
が不安定となシ易い。一般にRaが大きいほど走行性は
改良されるがあまシVCRaが大きくなると例えば高域
出力、S/Nなどの電磁変換特性が悪化するのでこの値
は0.θgを越えないようにするのが良い。
次に本発明のフィルムにおいては、//!;T::で1
0分間保持した時の熱収縮率αが7.3%以下であると
いう要件が同時に満たされてい々ければならない。
オーディオテープの音響特性は磁気テープの伸縮の程度
にも左右されるのでこれを改良するためにはベースフィ
ルムの熱収縮率を小さくすることが好ましい。特に苛酷
な条件、例えばよ00以上の高温で使用される場合全想
定すればかかる熱収縮率αがへ3%以下であることが好
ましい。
本発明において必要な熱収縮率を得るためには例えば次
のような方法を採用しうる。
即ち、特にオーディオテープ用ベースフィルムとしては
、特に縦方向の熱収縮率が低いことが肝要であシ、この
ためには製膜工程中で通常よシ高い熱固定温度を与えた
p1実質的にフィルムに対し縦方向の弛緩処理を与える
際のフィルム温度は左O〜/!rOCが望ましく、二軸
延伸後フィルムがこの温度範囲にある間に、縦方向を無
張力txは低張力に維持することによって、所望の熱収
縮性を有するフィルムを得ることができる。
次に本発明フィルムの縦方向のF−j値、即ち!r%伸
長時の引張応力は/ 2 Kg / v+−以上、好ま
しくは/2.5〜.20に9/ynd、更に好ましくは
/コ、5〜1sKy/−である。長時間録音を達成する
ためには厚みの薄い高強度化フィルム、例えば縦方向の
F−,1−値が/ 、2 Kg / m4以上のフィル
ムが要求される。一般に縦方向のF−5値を大きくする
と熱収縮率も大きくなるため両者を所望の範囲内に保つ
ことは極めて難しいことであるが、本発明においては縦
方向の弛緩処理を行う等の方法を採用することニーよシ
これを達成する。
以上詳述した如く、本発明はある特定の粒子を含有する
ポリエステルを原料として得られた、フィルムの表面粗
度、熱収縮率及び機械的強度がある特定の条件を潤すよ
うなオーディオテープ用ポリエステルフィルムに関する
ものであシ、その特徴は次に示す通シである。
■ フィルム表面には均一で微細な突起が数多く存在し
、優れた易滑性を与え、フィルム及び磁気テープとした
時安定した走行性を発揮しうる。
■ また平均線中心粗さで表わされるフィルムの表面粗
度が特定範囲にあるときj!!!膜工程におけるロール
状への巻き取りが極めてスムースに進行する。
■ ベースフィルムの熱収縮率をある特定範囲とするこ
とによシ、オーディオテープ全苛酷な条件で使用したと
しても優れた音響特性を維持することができる。
■ 更に、フィルムの縦方向の機械的な強度が強化され
ておシ、いわゆるバランスフィルムと異なシ、磁気テー
プの厚みを薄くすることが可能で長時間録音に適してい
る。
以下実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限シ以下の実施例に
限定されるものではない。
なお実施例および比較例中「部」とあるは「重量部」を
示す。また以下の実施例で用いた測定法を次に示す。
(1)析出粒子量の測定;ポリエステル100?に0−
クロルフェノール/、07 fc加え/2θCで3時間
加熱した後、日立工機■製超遠心機&jP−7−を用い
30.00 Orpmでyo分間遠心分離を行ない得ら
れた粒子f100Cで真空乾燥する。該粒子を走査型差
動熱量計にて測定した時、ポリマーに相当する融解ピー
クが認められる場合には該粒子に0−クロルフェノール
を加熱冷却後再び遠心分離操作を行なう。融解ピークが
認められなくなった特販粒子を析出粒子とする。通常遠
心分離操作は2回で足りる。
(2)粒子の平均粒径の測定;顕微鏡法によった。
即ち粒子を含むポリエステル少量をカバーグラスにはさ
んで溶融急冷後、写真撮影後最大粒径を測定した。平均
粒径は最大径を直径とする球群の重量分布を算出するこ
とによシ重貴分率SO%の点の直径で表わされた粒径を
指す。
(3) 多重干渉法によるフィルム表面の突起個数の測
定;日本光学(イ)1サーフエイス・フィニツシユ−マ
イクロスコープを用いアルミニウム蒸着したフィルムに
ついて干渉縞を観察し一次、3次及びダ次の干渉縞の個
数を数え/ml当りの個数に換算する。用いタミラーの
反射率は65%であシ顕微鏡倍率Fi200倍であゝる
。1だ測定波長はO,S弘μである。
(4)平均線中心粗さRa (μ)の測定; JISB
otθ/−/974記載の方法によった。測定は小板研
究所a者製解析装置(AY−一)付3次元粗さ測定器を
用いて行ない、カットオフは1↑ o、o g調、測定長iaS覇とした。
(5) フィルム巻き特性の評価;直径lりαの紙管に
ラインスピード約/り0m7分で製造されるフィルムを
tooom巻き取り、端面の状態を観察し、次の3ラン
クに分けた。 −A:端面が全て完全に揃っている。
B:端面の一部が不揃いである。
C:端面のかなりの部分が不揃いである。
(6)磁気テープの製法; 紹 成 部(重量) γ−Fe2O3100 ポリ(塩化ビニル−酢酸ビニル)共重合体 、23ニト
リルゴム 7 メチルエチルケトン 100 トルエン 100 上記組成物をボールミルで241時間混練した後、ポリ
イソシアネート化合物を5部加え、更に7時間分散処理
を行ない磁性塗料とし、これを乾燥厚3μとなるようフ
ィルムに塗布し、磁気配向させた後乾燥しオーディオ用
テープとした。
(7)走行性;磁気テープの走向安定性の尺度として反
磁性層面の静摩擦係数全ASTM D/g9’l−4,
7の方法により測定した。
但し測定時の温湿度を各々yoC160%RHとした。
(8)耐摩耗性 長さ777m1幅3.75−の磁気テープを巻取機にか
け、−qm1分の速度で繰り返し走行させ中間に設置し
たA mmφの硬質クロム固定ピンに付着した摩耗量を
目視評価し次に示すランクに分けた。
ランクA:全く付着しない。
ランクB:若干付着するが実用上支障はない。
ランクC:付着量が多く実用上支障がち第(6)項の方
法で製造したオーディオテープに10キロヘルツで録音
を行ない、t/!;Cで10分間熱処理を施した後再生
音の周波数変化を測定した。
OQ 熱収縮率の測定 長さ1ooo調、幅、20rranのフィルムを無荷重
で/75C%60分間エアーオーブン中で熱処理したの
ち熱収縮率を測定した。
(ロ) F−5値の測定 東洋ボールドウィン■社製テンシロンUTM−m型を用
い室温で測定した。F−1値は3チ伸長時に加えられた
力を、フィルムの単位断面積尚シに加えられた力(Ic
g7vrl)で表わしたものである。
実施例/ (ポリエステルの製造) ジメチルテレフタシー8フ00部、エチレングリコール
6S部及び酢酸カルシウム−水塩o、o y部(ジメチ
ルテレフタレートに対し0,1モル%)をエステル交換
反応槽に取シ、反応開始後弘時間かけてコλ0Cに到達
させ、実質的にエステル交換反応を終了させた。
次に酢酸カルシウム−水塩0..27部(0,3モル%
)及ヒドリエチルホスフェ−) 0.J 0部を添加し
1後、10分後にトリエチルホスファイ) 0.07部
(カルシウム化合物の合計量に対する燐化合物の合計量
は1.0倍当量)全添加し、更に三酸化アンチモンO,
OS部を加え常法に従って重合を行なった。7時間後反
応を停止し固有粘度O2乙グのポリエステル(A)を得
た。
該ポリエステル中には平均粒径約/μの析出粒子が認め
られ、その量はポリエステルに対しo3M量チであった
一方、ポリエステ、−(A)の製造においてエステル交
換反応終了後、酢酸カルシウム−水塩及び2種類の燐化
合物を添加する代シに、平均粒径/、!rμの炭酸カル
シウムo3部、及び燐酸θ、o4を部を添加する他はポ
リエステル(A)の製造と同様にして添加粒子を含むポ
リエステル(B)を得た。
(ポリエステルフィルムの製造) ポリエステル(蜀とポリエステル(B)と全り/3(重
量比)にブレンドし2?0Cで押出機よりシート状に押
出し未延伸シートを得た。次いで縦方向にg夕Cで79
.2倍、横方向に9!r’Cで3.7倍延伸し、−一3
Cで3秒間熱固定を行なった。
この場合熱固定の前の昇温過程と熱固定の後の室温まで
の冷却過程で、極力フィルムを低張力に保ち、実施例1
に該当するポリエステルフィルムft得た。
該フィルムの多重干渉法による表面突起の個数、平均線
中心粗さ、熱収縮率及び機械的強度の測定結果を第1表
に示す。
なおフィルムの巻き取シ工程における観察結果も合わせ
て第1表に示す。
(オーディオテープとしての評価) このようにして得られたフィルムに(6)の方法で磁性
層′fr、塗布、乾燥後、y、tsmm幅にスリットし
てテープ化した。該テープの走行性、耐摩耗性及び録音
−再生時の周波数変化を第1表に示す。
比較例/ 実施例1のポリエステルフィルムの製造において、ポリ
エステル(A)のみ’lci料として用いる他は実施例
/と同様にしてポリエステルフィルム全製造し、更に磁
気テープを得た。
これらの特性を第1表に示す。
比較例コ 11[例/のポリエステルフィルム いて、ポリエステル(B)のみを原料として用いる他は
実施例/と同様にしてポリエステルフィルムを製造し、
更に磁気テープを得た。これらの特性を第1表に示す。
比較例3 笑m?+lzのポリエステルフィルムの熱収縮率を/.
ぶーとした。即ち実施例1と同様にして未延伸フィルム
を得、次いで縦方向にgS′cで9.1倍、横方向に9
5υで3.3倍延伸し、277Cで3秒間熱固定全行な
い比較例3のポリエステルフィルム金得た。
実施例コ 実施例1のポリエステル(蜀の製造において、エステル
交換反応終了後酢酸カル7ウムー水塩の代シに酢酸リチ
ウムニ水塩0./左部を,また二種類の燐化合物の代り
にトリメチルホスフェ− ) 0,/り部(カルシウム
化合物及びリチウム化合物の合計量に対し/.θ倍尚量
)を添加する他は実施例/と同様にして重合を行ないポ
リエステル(C)を得た。
ポリエステル(C)中には平均粒径約/μの析出粒子が
認められ、その量はポリエステルに対しO.ダ重量%で
あった。
次ニポリエステル(C)とポリエステル(B)とをX/
4t(重楚比)にブレンドし、実施例/と同様にして二
軸延伸フィルムを製造し、更に6′妖気テープを得た。
これらの特性全第1訟に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径o、i〜Sμの粒子を0.7〜1重量%
    含有してなるポリエステルフィルムであって、フィルム
    表面の多重干渉法によるn次の干渉縞の個数Hn (個
    /−)、平均線中心粗さRa、 (μ)、/ / & 
    ?、″″cA O分間保持シタトキノ熱収縮率α(%)
    およびフィルムの縦方向のF−3値(Kグ/−)が下記
    式(1)〜(6)を同時に満足することを特徴とするオ
    ーディオ磁気テープ用ポリエステルフィルム。 100≦馬≦soo ・・・・・曲・・曲(1)S≦H
    8≦ioo ・・曲・1曲(2)H4≦30 ・・・・
    ・−・・・・曲(3)0.023≦Ra≦O1og・・
    凹曲・曲(4)α≦/、3 ・・凹曲・凹(5) F−&≧/コ ・・・・・山・・・・・・・(6)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6381022A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 Teijin Ltd 二軸配向ポリエステルフイルム
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