JPS6096428A - 耐衝撃性ポリスチレン系シ−ト - Google Patents

耐衝撃性ポリスチレン系シ−ト

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JPS6096428A
JPS6096428A JP58204121A JP20412183A JPS6096428A JP S6096428 A JPS6096428 A JP S6096428A JP 58204121 A JP58204121 A JP 58204121A JP 20412183 A JP20412183 A JP 20412183A JP S6096428 A JPS6096428 A JP S6096428A
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JP
Japan
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sheet
styrene
thermoplastic elastomer
cross
dispersed
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Application number
JP58204121A
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English (en)
Inventor
Fusakazu Hayano
早野 総和
Masao Karaushi
唐牛 正夫
Shigeo Nakajima
滋夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐衝撃性ポリスチレン系シート、さらニ詳シく
いえば、スチレン系樹脂とスチレン−ブタジェン系熱可
塑性弾性体とから成る、耐衝撃性及び透明性に優れたポ
リスチレン系シートに関するものである。
従来、ポリスチレンは優れた透明性と剛性を有すること
から、射出成形や押出成形により成形して多くの用途に
幅広く使用されている。しかしながら、このポリスチレ
ンはもろいという欠点があり、したがってその改善のた
めに種々の方法、例えばゴム状物質とスチレンとを共重
合したり、あるいはゴム状物質とポリスチレンとをブレ
ンドしたりして、ポリスチレンのもろさ、例えば耐衝撃
性を改善する方法が広く採用されている。
これらの方法の中で、ゴム状物質とスチレンとの共重合
は、例えばスチレンとゴムの溶液を塊状重合、懸濁重合
又は塊状−懸濁重合するなどの方法によって行われ、こ
れによりグラフト共重合体が与えられる。しかしながら
、このグラフト共重合体は、一般用ポリスチレンに比較
して通常耐衝撃性は優れているものの、ポリスチレンが
本来具備している美麗な外観と良好な透明性を損うとい
う欠点を有している。このだめ、ポリスチレンの良好な
透明性をぎせいにすることなく耐衝撃性を向上させる方
法として、ポリスチレンにスチレン−ブタジェン系熱可
塑性弾性体を添加混合する方法が種々提案されている。
例えばポリスチレンの耐衝撃性改良剤として、線状ブロ
ック共重合体や分枝放射状ブロック共重合体を使用する
方法(持分”145−19388号公報、特公昭47−
43618号公報)、ブロック共重合体及び耐衝撃性ゴ
ム変性スチレン重合体をポリスチレンに配合する方法(
特開昭47−435号公報、特公昭47−34808号
公報)などが提案されている。しかしながら、これらの
方法によれば、ポリスチレンの耐衝撃性は向上するもの
の、その透明性に関しては満足しうるものではなく、よ
シ効果的な改良方法が切望されていた。
このような要望にこたえるべく、最近いくつかの新しい
方法が提案されている。例えばスチレン含有量の少ない
ブロック共重合体とスチレン含有量の多いブロック共重
合体とをポリスチレンに配合する方法や、これらにさら
にゴム変性スチレン系重合体を配合する方法(特開昭5
4−62251号公報、特開昭53−250号公報)が
提案されている。しかしながら、これらの方法において
は、透明性については前記の方法に比べてかなり改良さ
れているものの、逆に耐衝撃性が低下して成形品として
使用する場合、衝撃によシ破損しゃすいなどの問題があ
る。
本発明者らは、このような事情に鑑み、透明性、耐衝撃
性、伸びなどが優れたポリスチレン系シートを提供すべ
く鋭意研究を重ねた結果、スチレン系樹脂とスチレン−
ブタジェン系熱可塑性弾性体とから成シ、かつ該スチレ
ノープタジェン系熱可塑性弾性体を特定の形状に分散さ
せて成るポリスチレン系シートがその目的に適合しうろ
ことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明は、スチレン系樹脂とスチレン−ブタ
ジェン系熱可塑性弾性体とから成シ、かつ該スチレン系
樹脂が連続相を形成するようなシートにおいて、該シー
トの断面で観察したときに、分散したスチレン−ブタジ
ェン系熱可塑性弾性体のうち、長さく1>と最大幅(W
)との比(Z/W )が4以下のものが、該シート断面
に分散した熱可塑性弾性体の全断面積の40%以下であ
って、残部の熱可塑性弾性体が薄い層状に分散している
ことを特徴とする耐衝撃性ポリスチレン系シートを提供
するものである。
本発明系に用いるスチレン系樹脂は、ビニル置換芳香族
炭化水素化合物を重合させるが、あるいはこのビニル置
換芳香族炭化水素化合物とこれと共重合可能なモノマー
とを共重合させることによって得られる。ビニル置換芳
香族炭化水素化合物と七ては、例えばスチレン、0−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、p −tert 
−メチルスチレン、1,3−ジ、メチルスチレン、α−
メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセ
ンなどかあシ、特に一般的なものとしてはスチレンが挙
げられる。これらの化合物はそれぞれ単独で重合させて
もよいし、2種以上を共重合させてもよい。
また、前記ビニル置換芳香族炭化水素化合物と共重合可
能なモノマーとしては、例えばアクリロニトリル、アク
リル酸エステル、メタクリルばエステル、無水マレイン
酸などが挙げられる。
特に好ましいスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、
スチレン二α−メチルスチレン共重合体、アクリロニト
リル−スチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体などが挙げられる。これらのスチレン系樹脂はそ
れぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用
いてもよい。
また、本発明゛においては、スチレン系樹脂として、一
般用途のスチレン系樹脂にゴム変性スチレン系重合体を
配合したものを使用し、耐衝撃性をさらに向上させるこ
とができる。
本発明において使用できるゴム変性スチレン系重合体は
、ビニル置換芳香族炭化水素化合物とニジストマーとの
混合物、又はビニル置換芳香族炭化水素化合物とこれと
共重合可能なモノマーとエラストマーとの混合物を重合
することにょシ得られ、重合方法としては懸濁重合、乳
化重合、塊状重合、塊状−懸濁重合などが一般に用いら
れている。ビニル置換芳香族炭化水素化合物と共重合可
能なモノマーとしては、α−メチルスチレン、アクリロ
ニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
、無水マレイン酸などが挙げられる。
また、ニジストマーとしては、天然ゴム、合成イソプレ
ンゴム、ブタジェンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、
ハイスチレンゴム、ポリブタジェンゴムζクロロプレン
ゴム、ポリプデンゴム、ゴム状エチレン−プロピレン共
重合体、ゴム状ブタジェン−アクリロニトリル共重合体
、ブチルゴム、各種ニトリル系ゴム、ゴム状エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ゴム状エチレン−アクリル酸エス
テル共重合体、ゴム状アタクチックポリプロピレン樹脂
、ゴム状エチレン−アクリル酸アイオノマーなどが使用
される。
特に好ましいゴム変性スチレン系重合体としては、耐衝
撃性ゴム変性スチレン重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体、アクリル酸エステル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−ブ
タジェン−スチレン共重合体、耐衝撃性ゴム変性スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体などが挙げられ、これらは
単独又は二種以上の混合物として使用することもできる
本発明において用いるスチレン−ブタジェン系熱可塑性
弾性体は、ビニル置換芳香族炭化水素と共役ジオレフィ
ンとのブロック共重合体であって、該ビニル置換芳香族
炭化水素化合物単位の含有量が10〜60重量%、好ま
しくは20〜50重量%の範囲であるものが望ましい。
このビニル置換芳香族炭化水素化合物単位の含有量が1
0重量%未満では、得られたシートは透明性及び耐衝撃
性が低下し、また60重量%を超えても耐衝撃性が低下
して好ましくない。
このブロック共重合体の製造方法としては、従来公知の
方法、例えば特公昭36−19286号公報、特公昭4
3−17979号公報、特公昭49−36957号公報
などに開示されている方法が採用できる。
これらの方法は、いずれも炭化水素溶剤中で有機リチウ
ム化合物などのアニオン重合開始痢を用いて、共役ジオ
レフィンとビニル置換芳香族炭化水素化合物とをブロッ
ク共重合する方法であり、これらの方法によって、本発
明に用いるスチレン−ブタジェン系熱可塑性弾性体は、
一般式%式%) (式中のAはビニル置換芳香族炭化水素化合物を主とす
る重合体ブロックであり、Bは共役ジオレフィンを主と
する重合体ブロックである。AブロックとBブロックと
の境界は必ずしも明瞭に区別される必要はない。また、
nは1以上の整数で、一般には1〜5の整数である。) で表わされる線状ブロック共重合体、あるいは一般式 %式% (式中のA、Bは前記と同じであシ、Xは例えば四塩化
ケイ素、四塩化スズなどのカップリング剤の残基又は多
官能有機リチウム化合物の残基を示す。m及びnは1以
上の整数で、一般には1〜5の整数である) で表わされるラジアルブロック共重合体として得られる
。また本発明においては、これらの種々の構造を有する
ブロック共重合体の混合物を用いてもよい。
なお、ここでいうビニル置換芳香族炭化水素化合物を主
体とする重合体ブロックとは、該ビニル置換芳香族炭化
水素化合物単位の含有量が50重量%よシ多く、好まし
くは70重量%以上の重合体ブロックでアシ、このよう
なものとしては、例えばビニル置換芳香族炭化水素化合
物単独重合体ブロック、あるいはビニル置換芳香族炭化
水素化合物単独重合体部分と、ビニル置換芳香族炭化水
素化合物と共役ジオレフィンとの共重合体部分とから構
成される重合体ブロックなどを挙げることができる。
また、共役ジオレフィンを主体とする重合体ブロックと
は、共役ジオレフィン単位の含有量が50重量%以上、
好ましくは70重量%以上の重合体ブロックであシ、こ
のようなものとしては、例えば共役ジオレフィン単独重
合体ブロック、ビニル置換芳香族炭化水素化合物と共役
ジオレフィンとの共重合体ブロック、あるいはこれらの
組合せから成る重合体ブロックなどを挙げることができ
る。
これらの重合体ブロックにおいて、共役ジオレフィンと
共重合しているビニル置換芳香族炭化水素化合物が存在
する場合、このビニル置換芳香族炭化水素化合物は該重
合体の鎖中に均一に分布していてもまたテーパー(漸減
)状に分布していてもよい。
本発明において好ましく用いられるスチレン−ブタジェ
ン系熱可塑性弾性体は、メルトフローが3.5〜25り
/ l Q m 、好ましくは4〜157/10順、さ
らに好ましくは4.5−125’/10mの範囲にある
、前記のブロック共重合体である。
従来、ブロック共重合体は、比較的分子量の大きいもの
の方が引張強度などの機械的強度が優れることにより、
メルトフローがa、sr/lo=+未満の分子量の大き
なブロック共重合体が常用されており、ポリスチレンの
改質においてもこのようなブロック共重合体が使用され
ていた。しかしながら、本発明者らは、ブロック共重合
体の分子量を小さくし、しかもメルトフローを3.5〜
25f/10−の範囲に調整したものを、ポリスチレン
などの非ゴム変性スチレン系重合体に配合すると、透明
性を悪化することなく耐衝撃性が特異的に改良されうろ
ことを見出した。このよう々改良効果は従来の知見から
は全く予想できないことであった。
なお、本発明でいうメルトフローとは、ASTMD12
38の方法に従い、温度190℃、加重2.16に9で
測定した値をいう。
本発明におけるスチレン系樹脂とスチレン−ブタジェン
系熱可塑性弾性体との好ましい配合割合は、該スチレン
ープタジエy系熱可塑性弾性体の含有量が5〜35重量
%、さらに好ましくは8〜25重量%の範囲内にあるよ
うな割合である。この含有量が5重量%未満では耐衝撃
性の改良効果が十分ではなく、また35重量%を超える
と、得られたシートの透明性及び剛性が低下して好まし
くない。さらに本発明のポリスチレン系シートにおける
共役ジオレフィン単位の含有量は2.5〜20重量%の
範囲内にあることが望ましい。この含有量が前記範囲を
逸脱すると、本発明の効果が十分に発揮されず好ましく
ない。
本発明のポリスチレン系シートの特徴ハ、スチレンiブ
タジェン系熱可塑性弾性体が特定の形状に分散している
ことにある。
本発明者らは、スチレン−ブタジェン系熱可塑性弾性体
の含有量と分散状態、分散しだ該熱可塑性弾性体の大き
さと形状などの因子と、シートの耐衝撃性、透明性、伸
びなどの物性との関係について広範かつ詳細に研究し検
討を重ねた結果、従来と全く異なる概念と知見に基づい
て本発明を完7 成するに至ったものである。
すなわち、分散した該熱可塑性弾性体の形状と配列の状
態が著しくシートの耐衝撃性と伸びに影響を及ぼし、し
たがって特定の形状に分散させることによシ、透明性を
損うことなく耐衝撃性を向上させうろことを見出し、本
発明をなすに至った。
次に、分散した該熱可塑性弾性体の形状及び配列の状態
とシートの物性との関係について詳細に説明する。この
分散した該熱可塑性弾性体の形状と配列の状態は、該シ
ートの断面を透過型電子顕微鏡で観察することにより知
ることができる。この観察により、特に該シートの平面
に対して垂直に、かつ該シートの押出方向に対して平行
又は直角にシートを切断したときの、該熱可塑性弾性体
の断面の形状及び配列の状態と、該シートの透明性、耐
衝撃性及び伸びとの相関性は極めて高く、該熱可塑性弾
性体の断面が薄い層状に長く分散しているものは透明性
、゛耐衝撃性及び伸びなどに優れているのに対し、該熱
可塑性弾性体の断面が円形状に分散しているものは、耐
衝撃性及び伸びが著しく劣るということを見出した。
すなわち、該シートの断面で観察したときに、分散した
スチレン−ブタジェン系熱可塑性弾性体のうち、長さく
4と最大幅(W)との比Ct/W )が4以下のものが
、該シート断面に分散した該熱可塑性弾性体の全断面積
の40%を超えると、該シートの耐衝撃性及び伸びが著
しく低下すること、換言すればt / Wが4以下のも
のが全断面積の40%以下、好ましくは20%以下にな
るように調製すれば、耐衝撃性及び伸びの優れたシート
を得ることができることが分った。
さらに、薄い層状に分散した該熱可塑性弾性体のミクロ
構造を詳細に観察すると、スチレン−ブタジェン系熱可
塑性弾性体におけるビニル置換芳香族炭化水素化合物ブ
ロックと共役ジオレフィンブロックのそれぞれが形成す
るミクロ相分離領域が層状をなし、しかも共役ジオレフ
ィンブロックのミクロ相分離領域が3層以乍、好ましく
は2層以下であるような熱可塑性弾性体の割合が多いも
のほど、好ましくはその割合が該熱可塑性弾性体の全断
面積の60%以上であるものが透明性、耐衝撃性及び伸
びに関して極めて優れた特性を示すという驚くべき事実
を見出した。
このように、薄い層状に分散したスチレン−ブタジェン
系熱可塑性弾性体における共役ジオレフィンブロックの
ミクロ相分離領域が3層以下、好ましくは2層以下、さ
らに好ましくは単相に、しかも長く連続して分散してい
ることが、該シートに著しく高い耐衝撃性と透明性をも
たらすゆえんであり、従来このようなシートは知られて
いなかった。
本発明のシートは通常のシート押出機により製造するこ
とができるが、スチレン−ブタジェン系熱可塑性弾性体
を前記のような分散形態に分散させるためには、該熱可
塑性弾性体の特性及びスチレン系樹脂の特性に合わせて
シートの製造条件、例えば押出温度、ダイのリップ開度
、引取速度などの条件を適切に設定する必要がある。こ
れらの条件は使用するスチレン−ブタジェン系熱可塑性
弾性体及びスチレン系樹脂との組合せによって異なり、
一般的な製造条件として決めることができないが、得ら
れたシートの電子顕微鏡写真を観察して、該熱可塑性弾
性体とスチレン系樹脂との組合せを決めれば、製造条件
を一義的に決めることができる。
本発明のポリエチンン系シートは、その優れた透明性、
1llIj衝撃性及び低温特性をいかして、例えば食品
包装容器の他に、日用雑貨などの包装用ラミネートシー
トやフィルムなどとして有効に活用できる。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではな
い。
実施例1 次に示すような構造及び物性を有するブロック共重合体
(1)を、常法に従い、n−ヘキサン溶媒中でn−ブチ
ルリチウムを触媒として製造1.た。
構造 :B−A−B−A スチレン単位含有量 40重量係 メルトフロー 2.6 なお、構造B−A−B−Aにおいて、Aはスチレン単位
を主とする重合体ブロック、Bはブタジェン単位を主と
する重合体ブロックである。捷た、メルトフローはA8
TM]) 123B (温度190℃、加重2.16に
9)に従って測定した。
次に、前記ブロック共重合体(1)とポリスチレン〔旭
化成工業■製、スタイロン683)とを重追比20/8
0 の割合でヘンシェルミキサーで十分に混合シたのチ
、2511+11ユニオンプラスチツク製シ一ト押出機
(フルフライトスクリューVD−20)を用いて第1表
に示すような条件でシートを押出して、0.35111
厚のシートを成形した。
第 1 表 得られたシートの物性を第2表に示す。
第 2 表 第2表から明らかなように、得られたシートは耐衝撃性
及び伸びが大きく、かつ透明性に優れている。
このシートの断面の電子顕微鏡写真を第1図及び第2図
に示す。第1図はシート押出方向に直角の切断面、第2
図はシート押出方向に平行な切断面である。
これらの電子顕微鏡写真を拡大り一で紙に写しとシ、ブ
ロック共重合体の部分を切シとって重さを秤量すること
によシ、形状の違いによるブロック共重合体の割合を測
定した。その結果を第3表に示す。
第 3 表 注 1)シート押出方向に直角の切断面2)シート押出
方向に平行な切断面 実施例2 実施例1において用いたブロック共重合体(1)とポリ
スチレンとを重量比15/85の割合でヘンシェルミキ
サーで十分混合したのち、ユニオンプラスチツク製4Q
j1m押出機を用いて、第4表に示すような条件でシー
トを押出し、0.35iIm厚のシートを成形した。
第 4 表 得られたシートの物性を第5表に示す。
第 5 表 第5表から明らかなように、得ちれたシートは耐衝撃性
及び伸びが太きく、かつ透明性に優れている。
このシートの断面の電子顕微鏡写真を第3図に示す。ま
た、実施例1と同様にして形状の違いによるブロック共
重合体の割合を測定′シ、その結果を第6表に示す。
第 6 表 実施例3 次に示すような構造及び物性を有するブロック共重合体
(It)を、常温に従い、シクロヘキサン溶媒中でn−
ブチルリチウムを触媒として製造した。
ブロック共重合体(II) 構 造 :A−B−A スチレン単位含有量 : 40重量膚 メルトフロー =3.3 なお、構造におけるA1 B及びメルトフローの測定条
件は実施例1と同様である。
次に、前記ブロック共重合体(Illとポリスチレン〔
旭化成工業■製、スタイロン683〕とノ・イイ/バク
トボリスチレン〔旭化成工業■製、スタイロン475D
]とを、重量比13780/7の割合でヘンシェルミキ
サーで十分混合したのち、実施例1で用いたシート押出
機を使用して、第7表に示すような成形条件でシートを
押出し、0.35111厚のシートを成形した。
第 7 表 得られたシートの物性を第8表に示す。
第 8 表 第8表から明らかなように、得られたシートは耐衝撃性
及び伸びが大きく、かつ透明性に優れている。
このシートの断面の電子顕微鏡写真を第4図に示す。ま
た、実施例1と同様にして、形状の違いによるブロック
共重合体の割合を測定し、その結果を第9表に示す。
第9表 実施例4 次に示すような構造及び物性を有するブロック共重合体
(ill)を、常法に従い、n−へキサン溶媒中でn−
ブチルリチウムを触媒として製造した。
構 造 :B−A−B−A スチレン単位含有t : 40重量係 メルトフロー 、6.7 なお、構造におけるA、B及びメルトフローの測定条件
は実施例1と同様である。
次に、前記ブロック共重合体01l)と実施例1で用い
たポリスチレンとを重量ll、15/85の割合でヘン
シェルミキサーで十分に混合したのち、ユニオンプラス
チックH4ovrm押出機を用いて第10表に示すよう
な条件でシートを押出し、0.351111厚のシート
を成形した。
第 10 表 得られたシートの物性を第11表に示す。
第 11 表 第11表から明らかなように、得られたシートは耐衝撃
性及び伸びが大きく、かつ透明性に優れている。
このシートの断面の電子顕微鏡写真を第5図に示す。ま
た、実施例1と同様にして、形状の違いによるブロック
共重合体の割合を測定し、その結果を第12表に示す。
第 12 表 比較例1 実施例3で用いたブロック共重合体(n)とポリスチレ
ンとを重量比15/85の割合でヘンシェルミキサーで
十分混合したのち、ユニオンプラスチック層40龍押出
機を用い、第13表に示すような成形条件でシートを押
出して0−35m5+厚のシートを成形した。
第 13 表 得られたシートの物性を第14表に示す。
第 1,4 表 第14表から明らかなように、このシートは耐衝撃性が
小さく、また伸びも小さい。
このシートの断面の電子顕微鏡写真を第6図に示す。ま
た、実施例1と同様にして、形状の違いによるブロック
共重合体の割合を測定したところ、々僧比4以下のもの
の割合は70%であった。
比較例2 実施例1で用いたブロック共重合体(1)とポリスチレ
ンとを重量比15/85の割合でヘンシェルミキサーで
十分に混合したのち、東芝機械gsg−itsBV 押
出it−用い、フルフライトスクリュー(VD=z s
 )を用いてシリンダ一温度160〜200℃、ダイス
温度200℃、スクリュー回転数50 rpm、引取速
度15m1m1n、ダイス幅工240闘の成形条件でシ
ートを作成した。
得られたシートはダート衝撃強度13Kg−口、タテ、
ヨコの伸びがともに5係と小さかった。。
このシートの断面の電子顕微鏡写真を第7図に示す。ま
た、実施例1と同様な方法で測定したな〜比4以下のも
のの割合は87%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明ポリスチレン系シートの断面の
電子ぼj微鏡写真、第6図及び第7図は本発明以外のポ
リスチレン系シートの断面の電子顕微鏡写真である□ 手続補正書(試) 1.事件の表示 昭和58年特許願第204121号 2、発明の名称 耐衝撃性ポリスチレン系シート 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、代 
理 人 〒1O5東京都港区新橋2丁目2番2号川志満・邦惜ビ
ルS階面の簡単な説明の欄及び図面 8、補正の内容 (1)明細書第20ページ下よシロ行の「電子顕微鏡写
真」の次に「の模写図」を加入します。 (2) 同[2aページ下より4行の「電子顕微鏡写真
」の次に「の模写図」を加入します。 (3)同第26ページ下よ94行の「電子顕微鏡写真」
の次に「の模写図」を加入します。 (4)同第29ページ下より4行の「電子顕微鏡写真」
の次に「の模写図」を加入します。 (5)同第32ページ下よ97行の「電子顕微鏡写真」
の次に「の模写図」を加入します。 (6)同第33ページ第9行、第14行及び第15〜1
6行の「電子顕微鏡写真」の次にそれぞれ「の模写図」
を加入します。 第1図 第す ■ 第3fXI 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレン系樹脂とスチレン−ブタジェン系熱可塑性
    弾性体とから成り、かつ該スチレン系樹脂が連続相を形
    成するようなシートにおいて、該シートの断面で観察し
    たときに、分散したスチレン−ブタジェン系熱可塑性弾
    性体のうち、長さくt)と最大幅(W)との比(t/w
     )が4以下のものが、該シート断面に分散した熱可塑
    性弾性体の全断面積の40%以下であって、残部の熱可
    塑性弾性体が薄い層状に分散していることを特徴とする
    耐衝撃性ポリスチレン系シート。 2 薄い層状に分散したスチレン−ブタジェン系熱可塑
    性弾性体において、共役ジオレフィンブロック層が3層
    以下である薄い層の部分が、該分散した熱可塑性弾性体
    の全断面積の60%以上である特許請求の範囲第1項記
    載のポリスチレン系シート。 3 共役ジオレフィン単位の含有量がシート全重量に基
    づき2.5〜20重量%である特許請求の範囲第1項記
    載のポリスチレン系シート。 4 スチレン−ブタジェン系熱可塑性弾性体が、ビニル
    置換芳香族炭化水素化合物単位20〜50重量%を含有
    するものであシ、かつメルトフローが3.5〜25 f
     / m+である特許請求の範囲第1項記載のポリスチ
    レン系シート。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127701A (ja) * 1974-08-31 1976-03-08 Tokyo Parts Kogyo Kk Oshibotanshikidochoki
JPS52136253A (en) * 1976-05-10 1977-11-14 Gunze Kk Twist wrapping films
JPS6065044A (ja) * 1983-09-20 1985-04-13 Asahi Chem Ind Co Ltd スチレン系重合体組成物

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