JPS6094430A - 食品包装用ストレツチフイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐ガス透過性、劇透湿性にイヴ：れた食品包装
用ストレッチフィルムに関するものである。

一般に食品は酸素との接触により色素の変退色、ビタミ
ンＣ等の栄養価の低下、油脂成分の酸敗、好気性菌の繁
殖等が起こる。

また水分の蒸散に」：す、野菜関係では目減り、いわゆ
るしなびる現象が、漬物、細微関係等でも重量減少が起
こる。

これらの変ｆヒを抑制する目的で食品包装分野には、食
品包装用ストレッチフィルムが広く用いられている。

食品包装用ストレッチフィルムとしては塩化ビニル樹脂
製、ポリ塩化ビニリデン製、ポリエチレン叉等挿々ある
が、なかでも塩化ビニル明所製のものは透明性、柔軟性
、防曇性、食品保存性、包装適性に優れ、スーパーマー
ケット、商店等で精肉、鮮魚、青果、総菜等の食品包装
に多量ｒ要用されている。

従来、これらの食品包装用ストレッチフィルムは、メー
カーあるいは問屋から直接販売店であるスーパーマーケ
ット、商店等へ商品を納入し、そこで吊装、販売するイ
ンストアーパッケージ方式に多く使用されて来たが、近
年商品を低温輸送して、加工センターへ一括納入し、そ
こで加工、包装するセンターパッケージ方式でｒ吏用さ
れること７ノが多くなっている。

この様な場合、流通経路が長くなるに加えて、食品添加
物（保存剤を含む）の規制が厳しく商品の日持ちは短か
くなる結果となっており、品質保全につ℃・て一層配置
する必要が生じ、従来以−」二に耐ガス透過姓、耐透湿
性に優れた食品包装用ストレッチフィルムが必要となっ
ている。

塩化ビニル樹脂製の食品包装用ストレッチフィルムは、
通常塩化ビニルのホモポリマーであり、このホモポリマ
ーはそれ自体ではフィルムとする車が出来な℃・ので可
塑剤が配合されストレノチフトレノチフイルムについて
検討した結果、肩側″として従来用いられていなかった
内部可塑化Ｊ負化ビニル系共改合体を用いたならば、従
来同様の柔軟＠　陶 なストレンチ姓を保持し、かつＪス透過性、４透湿性も
向」ニする事を見出し、遂に本発明を完成するに至った
。

ＲＩＪち、本発明は、内部可塑ｒヒ塩化ビニル系共重合
体を用℃・ることを特徴とする酬ガス透過性、１１１１
１透湿性に優れた食品包装用ストレンチフィルムである
。

本発明に用いる内部ｔＪ塑化塩化ビニル系川用合体とし
ては、塩化ビニルを主体とする共重合体であり、その性
能を損なわない範囲で塩什ビニル単独重合体を添加した
ものも含む。共重合体としてハ、α−オレフィン、ビニ
ルエーテル、ビニルエステル、アクリレート、塩化ビニ
リデン、スチレン等との共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共（■合体、エチレン−プロピレン共重合体、ブタジ
ェン系共重合体、ポリアクリレート等へのグラフト共重
合体があげらハ、中でも好まし℃・ものはα−オレフィ
ンとの共重合体である。共重合体中の塩化ビニル以外の
成分は０１〜５０重［Ｌ好ましくは０５〜２０重量係が
適当である。０１−重“且係未満では而・ｊガス透過１
−１ヨ、面イ透？！ｉｉ！１午の１臼Ｊ−ヒが十分でな
（，５０重晴チを越した場合はフィルムの透明性が悪く
なる。

α−オレフィンとしては、その重合性、物性からみて、
エチレン、フロピレン、１−ヘキセン等の炭素原子数２
〜３Ｄ個り）ものが望ましい。

本発明に用いる内部可塑化塩化ビニル共重合体は、乳化
重合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合等の公知の重合方
法で得られたものであればいずれでも使用できる。

本発明に用いる可塑剤としては、食品包装用に用いられ
るものであればいずれでも使用でき、特に塩ビ食品衛士
協議会、侍発行の［塩化ビニル樹脂製食品包装等に関す
る自主規制規準Ｊ（１９８２年発行、ＰＬ規格改訂第７
版）に示されているものが望ましい。例示するならば、
アジピン酸ジー２−エチルヘキシル、アジピン酸ジー１
−ブチル、アジピン酸ジーｎ−ヘキ７ノへアジピン酸ジ
−ルーヘプチル、アジピン酸ジー１−へブチル、アジピ
ン酸ジーη−オクチル、アジピン、＊ジーη−ノニル、
アジピン酸ジー１−ノニル、アジピン酸ジーη−デシル
、アジピン酸ジー１−７′″シル、セパチン酸ジー？Ｌ
−ブチル、セパチン酸ジールーオクチル、セパチン酸−
ジー２−エチルヘキシル、アゼライン酸ジールーヘキシ
ル、アゼライン酸ジ−２＝エチルヘギシル等の脂肪族２
塩基酸エステル系町塑削、酒５酸ジエステル、アセチル
クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、ア
セチルクエンｔＡ’？、　）　＋）　−２−エチルヘキ
シル、クエン酸トリブチル、クエン酸モノシトＩＪステ
アリル等のヒドロキシ多価カルボン酸エステル系可塑剤
、アセチルリシノール酸メチル、バルミチン酸エチル、
ステアリン酸エチル、ステアリン酸η−ブチル、ステア
リン酸アミノペステアリン酸ンクロヘキシル、オレイン
酸ブチル、水添ロジンメチルエステル等の脂肪酸エステ
ル系可塑剤、グリセリントリアセテート、グリセリント
リプロピオネート、グリセリントリブチレート、グリセ
リントリヘゲクツエート、トリメチレングリコールシカ
ブリレート、トリメチレングリコールシカプレート、２
，２゜４−　）　ＩＪ　、’チルー１．３＜ンタンジオ
ールーシーイソーブチレート等の多価アルコールの脂肪
・酸エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化
とマシ油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ザフラワー
油、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル、エポキシステア
リン酸オクチル、３−（２−キセノキン）　−１，２エ
ポキシプロパン等のエポキシ系可塑剤、ポリ（プロピレ
ングリコールへアジピン酸）エステル、ポリ（１，３−
ブタンジオール、アジピン酸）エステル、ポリ（プロピ
レングリコール、セパｆ７Ｈ）エステル、ポリ（１，３
−ブタンジオーノペセバチン酸）エステノペポリ（プロ
ピレングリコ−／ｌｚ、フタル酸）エステル、ポリ（１
，５−ブタンジオール、フタル酸）エステル、ポリ（エ
チレングリコール、アジピン酸）エステル、ポリ（１，
６−ヘキサンジオール、アジピン酸）エステル、アセチ
ル化ポリ（ブタンジオール、アジピン酸）エステル等の
ポリエステル系可塑剤等をあげることができ、これらは
１種または２種以上を併用して用いられる。好ましくは
エポキシ系可塑剤と他の可塑剤とを混合して用いる。

可塑剤の使用１は、内部町塑比塩化ビニル系共重合体の
種類により異なるが、通常重合体１００重量部当り６０
重量部以内、好ましくは８〜６０重量部、より好ましく
は１５〜５０重量部力１置部である。

本発明においては必要に応じ、熱安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤、防曇剤等の
添加剤を添加する。

本発明のストレッチフィルムは塩化ビニル系共重合体、
可塑剤、その他の添加剤をヘンシェルミキサー等で混合
し、Ｔ−グイ押出しあるいはインフレーションにより１
０〜３０μηＬ程度の厚みを有するフィルムとすること
により製造される。

本発明のストレッチフィルムは、従来の塩化ヒニル樹脂
製のストレッチフィルムと同降に透明１ト（：、柔軟性
があり、かつ耐ガス透過性、耐透湿性σ）きわめて良好
なものであり、加えて内部町ｖ７１化塩化ビニル系共咀
合体を用いているので可つ２ノ剤使川叶を少なくするこ
とが出来、食品包装に使用した」局舎、町ｒｌ！、剤の
食品に対する移染爪の目安であるａ−へブタン抽出量（
食品衛士法に従って規定さＡｌた規準値１５　Ｄ　Ｉ）
ｌ）１１１　）も少ノエく、安全１４１−の良（Ｉｆな
ものである。

以下、実施例により本発明を説明する。

実施例１〜１０ 第１表に示す平均重合度１０５０の共重合組成の塩化ビ
ニル樹脂１００重量部、可塑剤としてエポキシ化大豆油
５重年部とアジピン酸ジインノニルを第１表に示す量、
ステアリン酸カルシウム０５重量部、ステアリン酸亜鉛
０．５　取祉部、グリセリンモノ脂肪酸エステル１５重
量部及びポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル（
１５重ｔ　部ヲヘンシエルミキザーで混合し、更に押出
機でスクリμｍ７Ｌのフィルムのロール状巻物を得た。

得られたフィルムの透明性（ａ価）、柔軟性、耐ガス透
過性、耐透湿叶、ｎ−ヘプタン抽出量、包装適性及び包
装物の外観等につき測定した。

結果を第１表に示す。

なお、上記測定は下記によった。

（１）透明性（曇価）　：　ＪＩＳ−に−６７１４の航
空機用メタクリル樹脂板に基づき、積分球式光線透過率
測定装置を用い測定した。

塩化ビニル樹脂製のストレッチフィルムで（ま通常５％
以下、好ましくは６％以下である。

（２）柔軟性：　Ｊ　＋５−Ｚ−１７０７の食品包装用
プラスチックフィルムに基づき、１００％モジュラスを
測定し、柔軟性の目安とした。

この［直は１８０〜５５０，９．好ｉＭ　Ｋ　＆ま２０
０〜４ｏｏｇの範囲にあるのが望ましし・。

（ロ）耐ガス透過率：　ＡＳＴＭ−１）−１４３４のＯ
ＡＳ　ＴｌＬＡＮ５−Ｍｌ５ＳＩＯＮ　＋１．ＡＴＥ　
ＯＦ　１）ＬＡＳＴ■ＯＦＩＩ、Ｍ　ＡＮＩ）　５ｉｌ
ｌ弓１８−ＴＩＮＧに基づき酸素ガスの透過率を測定し
ｊこ。

本発明の目的のためにはこの値ｈ１小さ見・？’Ｅｌど
望ましい。

（４）耐透湿度：　ＪＩＳ　−Ｚ　−０２０８の防湿包
装料オー１０）透湿度試験法に基づき温度４０±０．５
　”Ｃ、ａ　ｔｆｉ湿度９０±２係で測定した。

本発明の１４的のためにはこの値が小さし・シ江と望ま
しい。

（５）ｎ−へブタン抽出量：食品衛生法に基づき５ｃｍ
ｘ　５ｃｍノ試Ｆｔヲ７Ｌ−ヘプタ７１００ｍ１（表１
ｆｊｉ積１ｄ当り２　ｍｌ　）　ｋこ入れ、２５℃で１
時間抽出する。この７Ｉ−へブタン抽出液を濃縮して残
在量（ａ　＝、９　）をめる。抽出に用いたと回置の７
７−へブタンを、７１孕縮しその残ｒモ量（１）アリ）
とから、次式により７７−へブタン抽出量をめる。

なお規格値は１５０　ｐｐｍであり、この値も小さいほ
ど望ましも・。

（６）包装適性：旭記録紙製造（株）製の手包吸機０Ｐ
Ｉ）　−Ｗ型を用いて包装作業を行ない包装作業者の疲
労度を調べた。また、自動包装機（（株）フジパックシ
ステム社製Ａ−４４型及び大森機械（株）　＃　５Ｔ−
６０ｑ　ＯＮ型）を用いて包装によるトレーの変形およ
び破損度並びにフィルムの切断特性等の計画を行なった
。これらを総合して包装適性を評価した。

・：良好　Ｏ：やや不良 △：かなり不良　×：全く不良 （７）包装物の外観：包装物のタイト性、内容物の透視
性等を目視により判定した。

◎：良好　○：やや不良 Δ：かなり不良　×：全く不良 比較例１ 実実例乙におし・て、塩化ビニル樹脂として塩化乞 ビニルホモポリマー−用いアジピン酸ジイソノニル４０
重量部を添加した他は実砲例６と同様にしてストレンチ
フィルムヲ得た。

得たフィルムの諸試験の結果を第１表に示す。

耐ガス透過率、耐透湿度、几−ヘフリン抽出轍が劣って
いることがわかる。

比較例２ 実施例乙において塩ｒヒビニル樹Ｊ指としてエチレン４
０重量係を含む共重合体を用（・、アジピン酸ジインノ
ニル２重量部を添加した他は実施例６と同様にしてスト
レンチフィルムヲ４０だ。

得られたフィルムの諸試験の結果を第１表に示す。

エチレンが多い共重合体では包装適性が全く不良である
。

比較列ろ 実施例６において、塩化ビニル樹、脂として炭素原子数
３２個のα−オレフィンとの共重合体を用いアジピン酸
ジイソノニル２２重量部を添加した他は実施例６と同様
にしてストレンチフィルムを得た。

得たフィルムの諸試験の結果を第１表に示す。

炭素原子数の大きいα−オレフィンとの共重合体で番ま
透明性が劣るため問題がある。

特１作出願人 三井東圧化学株式会社 手続補正書治十２ 昭和５９年４月乙日 特許庁長官　若杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和５８年特許願第２００７４７号 ２、発明の名称 食品包装用ストレッチフィルム ３、補正をする者 ４、補正の対象 明細書のざし１ｌｊｊの訂、、、、＋Ｉ　”ｊ’　＋＋
３ご明の欄５、補正の内容 （１）明細書第２頁第１７行目の「包装」を１包装し」
に訂正する。

（２）同第５頁第３行目の［塩化ビニル共重合体Ｊを［
塩化ビニル系共重合体］と訂正する。

（３）同第１０行目の１食品包装」を１食品容器包装］
と訂正そる。

（４）同第１１頁第２行目および第４行目の「残存量」
を「残存量」と訂正する。

（５）同第９行目σ）「手包製機」を［手包装機Ｊと訂
正する。

（６）同第１４頁第２行目の「実実例」を「実施例」と
訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内部可塑化塩化ビニル系共重合体を用いることを特
   徴とする耐ガス透過性、耐透湿性に優れた食品包装用ス
   トレッチフィルム。 ２、内部可塑ｒヒ塩ｒＩＳビニル系共重合体が塩化ビニ
   ル７０〜９２９重ｔ％とα−オレフィン６０〜０１重叶
   係の共重合体である特許請求の範囲第１項記載の食品包
   装用ストレンチフィルム。 ３、α−オレフィンが炭素原子数２〜６０個つものであ
   る特許請求の範囲第２項記載の食品包装用ストレッチフ
   ィルム。