JPS609202A - 受信アンテナ方向調整用の受信レベル計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、衛星放送用受信装置等の受信アンテナの指向
方向調整用をζ供するものである。

第１図は衛星放送用受信装置の構成を示す。受信アンテ
ナ１０１および周波数変換器１０２は屋外に設置され、
放送衛星からの電波は受信アンテナｌＯ１で受信され、
このアンテナに直結された周波数変換、器１０２で周波
数変換される。

この周波数変換信号は接続ケーブル１０４で屋内装置に
送られ、チー−す部、復調部等を含む屋内ユニット１０
５を介して所望の放送チャンネル信号をテレビ受像機１
０６に出力する。また、周波数変換器の電源は接続ケー
ブルに重畳して供給される。

さて衛星放送の場合は放送波の周波数帯域が１２ＧＨ２
帯であり、また、たとえば、パラボラアンテナを使用す
る場合はそのアンテナ直径は１ｍ程度であることから、
その受信アンテナの電力半値幅は約２度である。良好な
受信状態を得るためには、このような指向性の鋭い受信
アンテナを正確に放送衛星の方向に向ける必要がある。

このためには実際に使用する受信アンテナを設置した後
に仰角および水平角を調整し、該受信アンテナでの受信
状態をモニタリングして最大受信レベルの得られる方向
に固定する。

受信状態のモニタリングは、従来のＶＨＦおよびＵＨＦ
放送の受信アンテナ設置の場合、一般家庭ではテレビ受
像機の画面の状態を監視しながら受信アンテナの方向を
調整し、最適方向を決定していた。

しかし、衛星放送用受信アンテナの場合、前述のように
鋭い指向性を有しており、ビーム方向が少し違えば急激
に受信レベルが低下し、上記のような方法でアンテナ方
向を決定することは非常に困難である。このような場合
受信アンテナに受信レベル計を接続し、最大受信レベル
が得られるように、該受信レベル計の指示を監視しなが
らアンテナ方向を調整する。このとき、方向調整は当然
、屋根の上や屋上で行なわれることになり、前記受信レ
ベル計用の電源が手近にないことが多い。

本発明は、このような衛星放送受信用アンテナの方向調
整用のための受信レベル計の電源を、たとえば屋内など
から電源コードをひくことなく、また、バッテリなどの
外部電源もしくは内蔵電源を使用せずに供給するもので
ある。

前述のように受信アンテナに接続さ゛れる周波数変換器
の電源は、屋内ユニットとの接続ケーブルに重畳して供
給される。

第２図は本発明を利用した受信アンテナ方向調整のため
の構成例で、周波数変換器１０２の出力端子１０３に接
続される接続ケーブル１０４との間に２分岐器２０１を
挿入する。この２分岐器の分岐端子への結合量は、周波
数変換器の出力電力の一部を分岐して、分岐端子に接続
される受信電力計２０２で受信レベルがモニタできる程
度であればよく、特に規定され゛ない。該２分岐器２０
１の周波数変換器側、屋内ユニット側受信電力計側の計
８つの端子はいずれも直′流的に導通している。屋内ユ
ニット１０５から接続ケーブル１０４を介して周波数変
換器１０２に供給される直流電源はしたがって、前記２
分岐器により、受信電力計２０２のアンテナ入力端子へ
も印加される。

第３図は受信電力計の一般の構成例である。アンテナ入
力端子３００から入力された信号は３０１゜３０２、　
、３０３で同調、増幅、フィルタリングされたあと３０
４で検波されて、入力電力量が表示器３０５で示される
。これら回路への電源供給は、商用電源や内蔵バッテリ
等からなる電源３０６による。

第４図は本発明の受信レベル計の構成例で、アンテナ入
力端子３００とチー−す３０１の間にスプリッタ４０１
が挿入されており、該スプリッタにより高周波信号成分
はチューナ３０１へ接続され、直流重畳電源は電源４０
２に供給されるようになっている。したがって、アンテ
ナ入力端子に印加される直流電源により、受信電力計が
動作するようになっている。

このような、受信電力計と前述の２分岐器を用いて、第
２図のように接続した場合アンテナ方向調整用の受信レ
ベル計の電源は周波数変換器と同様に接続ケーブルおよ
び２分岐器を介して供給されることになり、商用電源を
別途用いて来る必要もなく、また受信レベル計内部に直
流安定化電源を持ったり、バッテリ電源を持つ必要がな
くなる。

これにより受信レベル計の小型明量化が図れる。

又、衛星放送用の受信アンテナは、前述のように鋭い指
向性を持っているため、ま・た、その方向調整は仰角と
水平角の両方について行なう必要があるためにアンテナ
の設置は少し煩雑である。

放送衛星は静止軌道にあるため、受信アンテナ設置位置
が決まれば、所要の仰角が決まる。

従ってまず何らかの方法でこの所要仰角をめ、受信アン
テナの仰角を調整し、しかる後に水平方向に受信アンテ
ナを回転させると一回の旋回で簡単に衛星からの放送波
を受信でき、最後に仰角・水平角を微調整するのが一方
法である。

このためには該受信アンテナ設置位置に応じた所要仰角
を知るための手段が必要である。

これはたとえば、所要仰角の等しい地図上の場所を線で
結んだ、等仰角線の記入された地図などがあればよい。

この場合所要仰角がわかった後、該受信アンテナをその
角度に調整する場合に該受信アンテナの仰角を検出−す
ることが必要となる。

次にこの仰角を検出しやすくした例を示す。

第５図は、本発明の受信レベル計の２分岐器に受信アン
テナ仰角検出表示装置を付加した１実施例で、コネクタ
５０１，５０２は周波数変換器と屋内ユニットからの接
続ケーブルに接続されるコネクタである。コネクタ５０
３は受信レベル計への接続用コネクタである。仰角検出
表示装置５０４はたとえば、仰角表示盤５０５と錘等に
より鉛直方向を示す指針５０６により構成される。受信
アンテナの指向方向と受信アンテナに取り付けられた周
波数変換器に取り付けられる該２分岐器の軸方向（第５
図のＡ　−Ａ’　）のなす角度は、既知であるから、ア
ンテナ指向方向の仰角が該仰角表示装置で読みとれるよ
うに、このなす角度に合わせて、該仰角表示盤の角度表
示目盛りを目盛っておく。

このような２分岐器を周波数変換器に取り付けることに
より簡単に受信アンテナの仰角を知ることができ、受信
アンテナの指向方向調整が非常に簡単に行なうことがで
きる。なお錘を使用する仰角検出表示装置の場合、錘が
収容ケース内部の壁等に接触せず指針が鉛直方向を正確
に示すように、錘の振れる平面が鉛直線を含むように該
２分岐器を周波数変換器の出力端子に接続固定できるよ
うに該２分岐器に例えば水準器などを付加して前記錘の
振れる平面が所定の方向角度に向くように設定すべき方
向が検出表示できるようにすればよい。

又第６図は、周波数変換器の出力端子と屋内ユニットを
結ぶ接続ケーブルの間に挿入される２分岐器に電源取り
出し端子６０４をつけたものの例である。周波数変換器
出力端子と接続ケーブル端子が接続される端子は６０１
および６０２である。端°子６０３は、周波数変換器出
力信号の分岐出力端子でＤＣカット用のコンデンサ６０
５がラインに挿入され、これに接続される受信電力計の
アンテナ入力端子から重畳直流電源が流入しないように
なっている。

端子６０４は電源取り出し用の端子で、高周波的には、
開放になっており、この端子から受信電力計の電源をと
り出す。このような分岐器をつかえは受信電力計内で信
号電力と電源電力を分配する必要もない。

以上述べた本発明を利用することにより受信電力計の電
源として商用電源を引いたり、パンテリ電源を内蔵する
必要がなくなるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は衛星放送用受信装置の構成を、第２図は本発明
の受信レベル計を使ってレベル調整する場合の構成を、
第３図は受信電力計の構成図を、第４図は本発明の受信
レベル計の構成例を、第５図は本発明に使われる２分岐
器にアンテナ方向調整のための仰角表示盤を取付けた例
を、第６図は本発明に使われる２分岐器の別の実施例を
示す。 図中１０１に受信アンテナ、１０２は周波数変換器１０
３は出力端子、１０４は接続ケーブル、１０５は屋内ユ
ニット、１０６はテレビ受像機、２０１は２分岐器、２
０２は電力計、３００はアンテナ入力端子、３０１はチ
ー−す、３０２は増１１］回路、３０３はフィルタ、３
０４、は検波回路、３０５は表示器、４０１はスプリン
タ、４０２は電源、５０１．５０２．５０８はコネクタ
、５０４は仰角検出表示装置を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）受信アンテナ給電端に接続されるかもしくは該受
   信アンテナの一次放射器と一体化された周波数変換器の
   出力端子と該周波数変換器と屋内装置とを結び該周波数
   変換器への供給電源を重畳した接続ケーブルとの間に挿
   入される２分岐器と、該２分岐器の他の１つの分岐出力
   端子に接続され、該周波数変換器の出力信号電力を測定
   する受信電力計とから構成され、前記２分岐器の各端子
   がいずれも直流的にも導通しており、該２分岐器を介し
   て前記受信電力計に電源を供給することを特徴とする受
   信アンテナ方向調整用の受信レベル計。