JPS609188B2 - セルフレベリング床材の施工方法 - Google Patents

セルフレベリング床材の施工方法

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JPS609188B2
JPS609188B2 JP51154279A JP15427976A JPS609188B2 JP S609188 B2 JPS609188 B2 JP S609188B2 JP 51154279 A JP51154279 A JP 51154279A JP 15427976 A JP15427976 A JP 15427976A JP S609188 B2 JPS609188 B2 JP S609188B2
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self
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slurry
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昭二 酒井
節美 秋林
均 向田
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はセルフレベリング床材の新規な施工方法に関
する。
さらに詳しくは、セメント類および各種石膏などの水和
硬化剤に水および各種添加剤を加えてなるセルフレベリ
ング床材を連続的に高速高容量で、ダイレクトに粗床面
に対して流挺するセルフレベリング床材の施工方法であ
る。そしてその目的とするところは以下に述べるセルフ
レベリング床材の施工上の欠点を排除し、施工の能率化
、省力化、迅速化、工期の短縮を計り全体としての経済
性を向上させるところにある。従来、粗床面を平滑かつ
水平に調整する方法として、均しモルタルをコテ塗りす
ることが一般的に行なわれて来たが、近年この平滑水平
面を簡便容易に形成する方法として、セメント類および
石膏などの粉状水和硬化剤に水および各種添加剤を加え
てなるスラリーを粗床面に流挺し、自然流動により平滑
水平面を得る、いわゆるセルフレベリング床形成工法が
提案されている。(例えば特閥昭49一37426号)
このセルフレベリング工法は均しモルタルのコテ塗り工
法に比べ、コテ塗り作業が不要であるため、施工が簡単
なこと、硬化時間が短いため、工期が早いこと、自然流
動を利用しているため、水平でかつ平滑であり、仕上が
り面の外観が優れている。などの利点を有している。こ
のような利点を有しているにもかかわらず「セルフレベ
リング床材が必らずしも汎用化されていない大きな理由
として「以下に述べるような施工上、特にセルフレベリ
ング床材スラリーの混合、調整の過程に操作上の制約あ
るいは欠点を有するためである。すなわち、粉状水和硬
化材と水および各種添加剤を混合する過程で、多量の粉
状水和硬化材中に水を加えて混合する方法はスラリーを
形成する以前に粉末水和硬化材が反応して一部凝固物を
発生し、はなはだしい場合には全体の凝固を引き起すた
めに禁止される。
この現象は粉末水和硬化材と水との反応熱が拡散されず
系の部分的温度上昇をもたらし、さらにこの温度上昇が
水和反応を加速するためと考え′られる。したがって、
粉状水和硬化材は多量の水中に加えられなければならな
い。
この場合、とくに粉状水和硬化材は、蝿梓された水中に
注意深く除々に加えられなければならない。さもないと
、粉状水和硬化材は水中でままこ(継粉)を形成し、セ
ルフレベリング床材の強度、外観、平滑性に著しい悪影
響を及ぼす。一旦形成したままこをつぶすために、損幹
時間を延長したり、鷹拝速度を上げるなどの方策をとる
ことは必らずしも得策でなく「むしろ水和硬化材の反応
をうながすことになり、スラリー粘度の上昇、ひいては
全体が渡梓中に凝固するというトラブルを引き起す。こ
のようなトラブルを防ぐためには粉状水和硬化材は水中
へ時間をかけて除々に加えられなければならないが、こ
のことはセルフレベリング床材スラリーの調整に時間が
かかるだけではなくその凝集時間をこの混合操作に要す
る時間だけあらかじめ余分に延長しておかなければなら
ないことを意味する。
すなわち、200k9のセルフレベリング床材スラリー
を調整するためには、通常100k9以上の粉状水和硬
化材を水中に除々に添加しなければならないが〜 これ
には5〜10分間を要し、粉状水和硬化材がこの混合に
要する時間内で凝結を開始するほど短いものならば、セ
ルフレベリング床材の施工は全く不可能である。
そして、この混合段階で必要な十数分〜数十分の凝結遅
延は、セルフレベリング床材が歩行可能なまでに硬化す
るための数時間から数十時間に相当するものであり、セ
ルフレベリング床材の工期を短くしようと云う要請を損
なう結果を招く。これらの問題点ないし操作上の制約は
用いられる粉状水和硬化材の高い反応性に起因するもの
であるが、この性質は、セルフレベリング床材の使命と
するところの早期硬化性で工期が早いという特徴を満た
すために必要欠くべからざるものであり、早期硬化性を
損なわず上述した操作上の問題を解決することは、従来
、非常に困難であるとされていた。
注意深い操作によってセルフレベリング床材スラリーが
得られるとしても未だいくつかの問題を有している。
セルフレベリング床材はそれを施工する建築現場付近で
混合調整され、施工すべき場所に容器などによる運搬ま
たはポンプなどによる圧送により流挺されるが、この過
程で問題となるのは、流艇に必要なセルフレベリング床
材スラリーの全量を一度に混合することが実際には困難
であるということである。
たとえば施工すべき床面積が300でであり「流灘厚み
が1.5肋であるとすると、必要なセルフレベリング床
材スラリーの全量は4.5あとなり、これを一度に混合
調整するためには約5あの鷹浮浪合容器を用意する必要
があり、そうすることは技術的にも又経済的にも得策と
はいえない。したがって、適当な大きさの澱幹容器を1
台以上(実際には2台で交互に使うことがなされている
。)用いて何回かにわけてセルフレベリング床材スラリ
−を混合しなければならない。この場合にはもちろんス
ラリー混合調整のために必要な、水および各種添加剤の
計量、投入、粉状水和硬化材の注意深い添加混合、混合
容器からの排出などからなる一連の操作の繰り返しが必
要であり、し、ぜんとして施工上の問題は解決されない
うらみがある。このようにセルフレベリング床材は、施
工上、特に粉状水和硬化剤、水および各種添加剤を混合
する過程に多くの欠点を有し、これらの解決が強く望ま
れていた。
発明者等は、鋭意研究の結果、早期硬化性で工期が早い
という特徴を有するセルフレベリング床材を施工する上
でのこれらの欠点を解決する画期的な施工方法を見出し
、この知見に基ずし、て、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、粉状水和硬化材と水または添加剤
を含む水溶液とを所定の割合混合して、粘度100〜5
000(cps)のセルフレベリング床材スラリ−を調
製するにあたり、A.混合容積(v)1.5〜100(
夕)、B.排出容量(V)0.3〜10(夕/sec)
、C.混合時間(t)5〜300(sec)の条件下で
連続混合して、得られたスラリーを粗床面に流艇するこ
とを特徴とするセルフレベリング床材の施工方法を提供
するものである。
この発明でいう粉状水和硬化材とは、以下に説明する各
種セメント類、各種石膏類、各種骨材および各種粉状の
添加剤をさし、セルフレベリング床材の要求特性に応じ
、種々の配合成分および組成からなる。
この発明にいうセメント類としては、ボルトランド系セ
メント(ボルトランドセメント、ホワイトセメント、早
強セメント、ジェットセメント高炉セメント、シリカセ
メント、フライアツシユセメントなど)、アルミナセメ
ント、カルシユラムスルホァルミネート系膨張性セメン
ト混合材などが挙げられる。
この発明にいう各種石膏としては、O型無水石膏Qおよ
びB半水石膏、石膏プラスターなどや、これらの混合系
が挙げられる。
この発明における骨材の例としては、桂砂、桂砂粉、炭
酸カルシウム、クレー、タルク、ドロマィト、硫酸バリ
ウム、などがあげられ、セルフレベリング床材の粘度が
低いため、粉状または粒状のものが用いられ、一般のセ
メントコンクリートに用いられる粗骨材(平均直径が5
柳以上)のものは沈降性が大きいため、用いられること
は少ない。
この発明における添加剤とは、水和硬化成分の硬化速度
を調整するための硬化調整剤、セルフレベリング床材の
粘度を調整するための粘度調整剤、粉状水和硬化材の分
散性を良くしまた減水作用を有する分散剤、セルフレベ
リング床材スラリーの泡を消すための消泡剤、セルフレ
ベリソグ床材が硬化する以前に凍結することを防止する
ための凍結防止剤、水和硬化材に加えることにより、強
度、接着性等に好ましい結果を与える高分子ェマルジョ
ンなどが挙げられる。
硬化調整剤の例としては、ボルトランドセメントに対し
て急結作用を有する塩化カルシウムおよびその他金属塩
化物、半水石膏に対して遅延作用を有する炭酸ソーダ、
クエン酸塩、ベプトン、ニカワなどが挙げられる。
粘度調整剤の例として、セルロースエーテル系、ピニル
系、アクリル系の水溶性高分子および水ガラス系の増粘
度などが挙げられる。
分散剤の例として、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物の金属塩、リグニンスルホン酸ソーダで代表される
リグニン系、クレオソート油系が挙げられる。
さらに、消泡剤の例としては、シリコン系やノニオン活
面活性剤系のものなど、凍結防止剤の例としてエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジェチレングリコ
ール、グリセリンや食塩などの氷点降下作用を有するも
のが挙げられる。
高分子ェマルジョンの例としては、天然ゴムラテツクス
、合成ゴムラテックス、各種合成樹脂ェマルジヨン、ア
スフアルトエマルジヨン、ワックスェマルジョンなどが
挙げられる。これら添加剤は必要に応じ1種または2種
以上が加えられる。
添加剤のうち、粉状のものはあらかじめ、粉状水和硬化
材と混ぜておき、また液状のものは水に加えておく方法
は、セルフレベリング床材の計量操作の手間を省略出来
ると云う点で有利である。この発明にいうセルフレベリ
ング床材スラリーとは、前記の粉状水和硬化材を基材と
し、骨材、水および前記各種添加剤を必要に応じて加え
、単に粗床面に流燐硬化させて平滑水平床面を形成する
ことを目的として混合されたスラリーをいう。
この場合、自然流動に必要なセルフレベリング床材スラ
リーの粘度範囲は、5000センチポィズ(以下cps
という)以下、望ましくは100〜150比psであり
、凝結開始時間は5〜300分、であることがセルフレ
ベリング床材として必要条件である。この場合の粉状成
分と水との比率は、粉状水和硬化材、骨材、各種添加剤
の種類と配合比によって異なるが「一般的には粉状成分
の100重量部に対して添加する水は30〜9の重量部
の範囲にある。
この発明において最も重要な点は、このセルフレベリン
グ床材スラリーが、短時間で均一に連結混合されること
である。そのためには、次の各要件を満足する条件下で
連続混合されることが必要である。すなわち「A 混合
容量 v(夕):1.5〜100(好ましは、3〜50
、さらに好ましくは3〜20)B 排出容量 V(そノ
sec):0.3〜10(好ましくは、0.3〜3、さ
らに好ましくは0.5〜144)C 混合時間 t(s
ec)三5〜300(好ましくは、5〜1703らに好
ましくは6〜40)但し、t=v/Vここで混合容量と
は、粉状成分と液状成分とがtsec(混合時間)接触
する見鶏の全容量を意味し、排出容量とは、単位時間当
り連続的に得られるスラリーの容量を意味する。
次に「この発明の理解を容易にするために「図面に示す
施工の概念的フローシートに基ずいて説明する。
セメント類および各種石膏などの水和硬化材および骨材
類、硬化調整剤「粘度調整剤、消泡剤高分子ェマルショ
ンおよび凍結防止剤などのうちt粉状成分はあらかじめ
混合し「ホツパー富もと貯えられる。
水およびその他の液体成分はもあらかじめ混合し、タン
ク3に貯えられる。粉体成分および液体成分はそれぞれ
粉体定量供給装置〜例えばスクリューフイーダー2およ
びポンプ4などを用いて、連続定量的に連続混合装置川
こ供給される。混合擬梓機から連続的に排出されたセル
フレベリング床材スラリーはポンプ8などでそれを流艇
すべき場所まで圧送される。粉体の連続定量的な供給に
適当な装置として〜先にあげた他に、テーブルフィーダ
ーもロータリーフイーダー「ベルトフイーダーしチェー
ンフイーダー、電磁フイーダー「プランジャーフイーダ
−、レシプロケイテイングフイーダーもバケットフィー
ダーなどが挙げられ、目的とする供給量および供給量の
変更はその装置に応じた方法でなされる。
液体成分はポンプ4を用い、流量指示計6の所望の流量
に「バルブ5で調節するのが一般的で簡便な方法である
が、定量ポンプその他の方法によっても何らごしつかえ
ない。
液体成分が水だけ、あるいは各種添加剤の液体成分が水
の供給配管中で定量混合出来るような装置がある場合に
は液体成分のタンク3は省略することが出釆「直接水道
等の水源から、供給することが出来る。セルフレベリン
グ床材を実際に施工する場所へ圧送するためのポンプと
しては「 スクイズポンプダイヤフラムポンプ「プラン
ジャーポンプ、うずまきポンプ、など一般のスラリーを
送るためのポンプが利用出来るが「コンクリート、モル
タルなどの圧送にも用いられているスクイズポンプは「
メインテナンスが良いので好適である。
この発明の要件を満足する連続混合装置の好適なものと
しては「それから排出されるセルフレベリング床村スラ
リー中にままこがなく均一であるような構造のものであ
ることが必要である。すなわちt ままこが出来ないた
めには連続混合装彊内に蝿拝されずに滞留する部分(デ
ッドゾーン)がなく「供給された粉状成分と液体成分と
は穣鮫と同時に糟拝されること、排出されるまでに分散
に必要な縄梓セン断力が十分加えられるような蝿浮羽根
の構造を有することなどが必要であるQこの発明を実施
するために好適な連続混合装置の1例は「図面中7もこ
示した概念図のように〜全体の形は中空円板状であり、
そのケーシングの内部に「円の中心を回転軸とするデス
ク型の蝿梓羽根を有し〜中心部または中心部付近に混合
すべき成分の供給口を有し、排出口がその外周の一部に
設けられた形式のものである。
この形式の連続混合装置は〜回転する縄浮羽根によって
中心部付近が吸引状態となり、供給された粉状成分と液
体成分が、供給口付近で滞留することがあまりないこと
、遠心力を利用して排出するためも混合機容積あたりの
排出能力が大きくとれることトデスク型凝枠羽根の構造
を変えることによって高いセン断力を与えることが可能
であることなどの特徴を有すしている。
そしてこの形式の櫨梓羽根は通常30mp.m.〜30
0伍.P.m4の範囲内で運転されることが多い。中空
円板状の形式の連続混合装置は本発明を美施する上で有
用であるが、本発明がこれによって制限されるものでは
ない。
すなわち、本発明に使用する連続浪合装置は前述した連
続混合条件すべてを満足するものであればよく装置その
ものの形式、礎造は問わない。
連続混合装置の実内容積(混合容積と実質的に同じ)が
100〆以上の装置を本発明に用いることは装置全体が
かなり大きくなりすぎ、移動に際し、多大の労力を要す
ることとなり、また装置の価格も高くなり、本発明の意
図するものではない。(ここでいう実内容積とは、ケー
シングの内容緩から燈梓羽根等の実容積を差し引いたも
のであり、実質的に蝿枠羽根の回転によるセン断力が及
ぶ部分を云い、供給口、排出口の容積は含まない。)ま
た実内容積が1.5〆以下の装置によっては、先に示し
た排出容量、混合時間を満足することが事実上不可能で
ある。
すなわち、美容積1.5そ以下で0.3そノsecの排
出容量のときには混合時間は虫ec未満となる。セルフ
レベリング床材を連続的に混合することは、従来のバッ
チ混合法に比べ、計量、投入、混合、排出からなる一連
の操作の繰り返いま不必要ではあるが、その排出容量が
043〆/sec(1.08めノhr)以下では、通常
のセルフレベリング床材を施工すべき場所に要求される
量に比べてあまりにも小さいため、流灘が継続している
にもかかわらず〜すでに先に流挺されたセルフレベリン
グ床材は凝結を開始いまじめると云う状態になり、その
結果全体として平滑水平面が得られないという不都合を
生じる。
また10夕/sec(10.8あ/hr)の排出容量以
上では、流艇の速度があまりにも大きすぎるため、流艇
作業を実際に制御することが出来ない。また排出容量を
上げることはこれに附随する粉体供給装置、圧送のため
のポンプを含め、全体として大きくなり、この発明のも
う一つの目的であるセルフレベリング床材をそれを必要
とする建築現場附近で混合調整するための移動可能な装
置としては大きくなりすぎ、経済的ではない。混合時間
はセルフレベリング床材スラリ−が均一でままこにが出
来ないならば「短かければ短かし、ほど良い。
しかし発明者等によれば「混合時間t=$ec以下で、
排出容量043夕/sec以上を引き出した場合には、
セルフレベリング床材スラリー中に明らかに分散不良の
部分を見こぎ・るを得なかった。混合時間が30瓜ec
以上においても、連続的に混合し、流離施工が可能では
あるが、本発明の目的の一つが、混合に要する時間を短
かくして、凝結時間の短かし・粉状水和硬化材のセルフ
レベリング床材の施工を可能にすることであり、いたず
らに混合時間の長い連続混合装置を用いることは本発明
の意図するところではない。
本発明者等は、この発明を実施する段階でさらにもう一
つの利点のあることを見出した。
セルフレベリング床材を粕床面に流挺するにあたり、そ
の必要量をあらかじめ正確に知ることはかなり困難なこ
とであり、通常は流腿しつつその量を決定している。こ
の場合混合調製したセルフレベリング床村スラリーの量
と流灘に必要な量は必らずしも一致せず、残余が出るこ
とがいまいま起る。この残余のスラリーはもちろん再利
用出来ないため、ロスとなって不経済であるばかりでな
く「その捨て場に困ることになる。この発明の施工方法
によれば、流樋に必要な正確な量が判断されて直ちに混
合燈枠を止めることにより、ほとんど残余を作らずに、
施工を終ることが出釆る。以下さらに本発明の理解を助
けるため、実施例を示す。
実施例1本実施例の用いたセルフレベリング床材の配合
を次に示す。
上記合のセルフレベリング床材スラリーは比重1.5で
あり、粘度250比ps混合後24分後には凝結を開始
するものである。
施工は図面に示すような装魔を用いて行なった。
以下に各装置の能力などを示す。1.粉体ホッパ一
300と 2. スクリューフィダー 3000&ソh丈60
r風)3.水タンク 300Z4.ポンプ
(うずまき型)3000Zノhr5. パルフ
IBストップバルブ6.流量計
ーターメーター粉体成分は300そのホッパーに、水お
よび消泡剤はタンクに入れ、施工中必要に応じて追加し
た。水の定量供給はポンプからの水をローターメーター
でみながら1500k9/hrになるようストップバル
ブで調整した。セルフレベリング床材の庄送にはスクイ
ズポンプを用い、連続混合装置の排出容量に合せて運転
した。施工すべき粗床面は、鉄筋コンクリート造り2階
建ての2階フロア一300めであり、施工の装置は建築
現場付近に設置し〜セルフレベリング床材はスクイズポ
ンプを用いて2階に庄送した。
セルフレベリング床材の流灘予定厚みは2比舷したがっ
て6000夕を必要とする予定であったがト組床面に設
置した流艇希望厚みを示すピンの位置まで流灘するため
には5200そで十分であった。このため、流灘途中で
直に判断して混合燈梓を中止し、残余を作ることなく「
施工を終了出釆た。セルフレベリング床材は流艇後約2
0分で凝結硬化が始まり、4時間後には歩行可能な平滑
水平な床面を形成した。この施工作業に要した時間は、
流艇に要したのが2時間弱、ポンプ圧送ラインのセット
、原料「混合櫨洋装層などの前準備に1時間の計3時間
である。
すなわち300あの粗床面を平滑水平に仕上げるための
施工時間が3時間であり、さらにその後約4〜6時間後
に歩行可能となって次の作業が始められるということは
、従来の建築業界の常識では考えられず、まさにドラマ
チックというほかはない。実施例2 次に示すような配合のセルフレベリング床材を実施例1
とほぼ同じような施工操作に従って、1戸当り40〆、
20戸建てのRC集合住宅計800〆に施工した。
上記セルフレベリング床材スラリーは比重1.8粘度4
0比ps混合後24分後には凝結を開始するものである
施工は実施例1とほぼ同様に行なったが、配合およびス
ラリーの比重が異なるので、スクリューフィーダーの供
給能力を3780k9/hr(65r.p.m.)水の
供給を1620k9/hrと変更した。
またこの配合で液体成分が水のみであるため、4のポン
プ、3のタンクを省略し、上水道から直接、5のバルブ
につないだ。そしてこのタンクおよびポンプ以外を装備
した自動車を用い、建築現場付近に駐車し「車上よりポ
ンプを用いてセルフレベリング床材を施工すべき組床面
へ圧送した。施工組床面に対する予定流艇厚みは3仇吻
、したがって1戸当り、1200そ、合計24めである
が、実際には1000〜1500その間でバラッキがあ
った。
セルフレベリング床材の排出流灘能力は実施例1と同じ
3000〆ノhrなので、1戸当りの流艇時間は20分
〜3び分である。1戸の施工が終ってから次の戸の施工
を行なうために必要なト圧送ホース先端の移動作業は2
〜4分であり、その間は連続混合装置およびポンプなど
装置全体を一度停止し、圧送ホースのセットが終って再
び運転する方法をとった。
したがって装置は20〜30分の運転と2〜4分の休止
の間ケッ運転となり、20戸分を施工するのに要した時
間は約6時間であった。セルフレベリング床材スラリー
は流艇後約2ぴ分で凝結が始まり、5時間後には歩行可
能な、平滑水平面を形成した。
この実施例においては、前記実施例1における効果に加
えて、間ケツ運転による連続施工が可能なことを示して
いる。もちろん装置の休止時間は、セルフレベリング床
村スラリーの凝結時間をこえることは許されない。比較
例 1 実施例1に示した配合のセルフレベリング床材を300
その混合縄梓容器を用い、あらかじめ液体成分を容器中
に入れ、粉体成分を除々に添加する方法でスラリ−を調
整した。
このとき粉体成分の添加量は約200そであり、これを
全量投入するに要した時間は18分、さらに均一に混合
するため添加終了後2分間健投し、直ちにポンプで圧送
流艇したが、粗床面に流挺し、自然流動によって平滑水
平面を形成する以前に凝結が始まり、平滑水平な床面を
得ることが出来なかった。比較例 2 実施例1におけるクエン酸ナトリュムの添加量を0.1
5にし、凝結開始時間を6び分としたセルフレベリング
床材処方を用い、比較例1と同機、300どの混合健杵
器を2台用いて300あの粗床面に20伽の予定厚みで
施工を行なった。
液体成分の計量投入、粉体成分の除々の添加燈拝、およ
び圧送ポンプによる排出流灘の一連の操作に要する平均
の時間は30分間であり、交互に2台の麓枠混合容器を
運転することにより、1200そ/hrの割合で粗床面
に流挺することが出来た。
実際に流艇に要したセルフレベリング床村の量は予定の
6000夕に対し5800そであり、正確な流灘量が判
断出来た時点ではすでに混合燈梓操作が開始されていた
ため、200その残余を余儀なくされた。また一連の操
作の繰り返し回数は20回であり、多大の労力を要した
。また施工に要した正味の濃伴、流艇時間は5時間であ
った。流挺され自然流動したセルフレベリング床材は混
合されているから60分後、流挺されてから約3び分以
上後に凝固を始め、平滑面を形成したが、歩行可能とな
るには2餌時間を要した。比較例 3 実施例2の配合のセルフレベリング床村を排出容量が0
.2そ/sec(?20〆/hr)の連続混合装置を用
い、その他の装置はこの排出容量に見合った実施例1に
示したのと類似の装置を用いて、300〆の粗床面に施
工した。
流艇予定厚みは3柳、したがって、セルフレベリング床
村の予定量は9000そである。実際の施工にあたって
必要とした量は8500そであり、連続混合装置の運転
時間、すなわち施工に要した時間は約1幼時間であった
。そしてこの場合流灘速度が遅いため、粗床面に対して
必要なセルフレベリング床材を供給し終らないうちに、
先に流瀕されたセルフレベリング床材の凝結硬化が進行
し、仕上がった面は部分的には平滑であるが、全体とし
て水平といえず「 10〜15側程度のなだらかな凹凸
を生じ、見苦しいものであった。そして準備、後始末を
含めた全体の施工に要した時間は1虫時間であり、実施
例1に比べると非常に能率が悪い。以上、実施例および
比較例より本発明の効果は明らかであるがt以下にまと
めると次のようである。
1 従来の施工方法では事実上施工不可能な凝結時間の
短いセルフレベリング床材の施工が本発明によって可能
となり、工期の短縮が可能となったこと。
2 従来の施工方法では計量、投入、蝿拝、排出の一連
の操作の繰り返しが必要であり、多大の労力を必要とし
たが、本発明によって、省力化(迅速化、施工時間の短
縮)が可能となったこと。
3 本発明の附帯的効果として、従来の施工方法ではセ
ルフレベリング床材のある程度の残余は余儀ないもので
あったが、本発明の方法によれば全く残余を作らずに施
工が可能となったこと。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の施工用装置の概念的フローシートの一
例である。 1……ポツパー、2……スクリューフイーダー、3……
タンク、4……ポンプ、5……バルブ、6・・・・・・
流量計、7・・・・・・連続混合装置、8…・・・ポン
プ。 図面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉状水和硬化材と水または添加物を含む水溶液とを
    、所定の割合で、下記の要件を満足する条件下で連続混
    合して、粘度10cps〜500cpsのスラリーを調
    製し、このスラリーを粗床に流涎することを特徴とする
    セルフレベリング床材の施工方法。 A 混合容量 v(l) :1.5〜100B 排出容
    量 V(l/sec) :0.3〜10C 混合時間
    t(sec) 5:〜300但し、t=v/V2 粉状
    水和硬化材が、石こう、セメント、骨材、および粉状添
    加剤からなる特許請求の範囲第1項記載の施工方法。 3 粉状水和硬化材か、石こう、セメントおよび粉状添
    加剤からなる特許請求の範囲第1項載の施工方法。 4 粉状水和硬化材が、石こうおよび骨材もしくは粉状
    添加剤を混合してなる特許請求の範囲第1項記載の施工
    方法。 5 粉状水和硬化材が、セメントおよび骨材もしくは粉
    状添加剤を混合してなる特許請求の範囲第1項記載の施
    工方法。 6 粉状水和硬化材が、石こうおよびまたはセメントか
    らなる特許請求の範囲第1項記載の施工方法。 7 粉状水和硬化材と水または添加剤を含む水溶液の割
    合が、重量比で100/30〜100/90の範囲であ
    る特許請求の範囲第1項記載の施工方法。 8 スラリーの粘度が200cps〜1500cpsで
    ある特許請求の範囲第1項記載の施工方法。 9 連続混合条件において、混合容量が3〜50l、排
    出容量が0.3〜3l/sec、混合時間が5〜170
    secである特許請求の範囲第1項記載の施工方法。 10 連続混合条件において、混合容量が3〜20l、
    排出容量が0.5〜1.4l/sec、混合時間が6〜
    40secである特許請求の範囲第1項記載の施工方法
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GB1375922A (en) * 1971-02-17 1974-12-04 Bayer Ag Manufacture of flooring plasters and building materials by the flow process

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