JPS6088641A - 格納式アシストグリツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グリップ本体が引出しまたは格納できる格納
式アシストグリップに関する。

近年、グリップ本体が車室内において突出した状態のま
まとなっていると、乗降等の際に邪魔となることから、
平常時にあっては、グリップ本体を車体側に格納してお
き、使用時にのみ、グリップ本体を車体側から引出すこ
とができるようにした、格納式アシストグリップが提案
されている。

この種の従来の格納式アシストグリップにあっては、第
１図に示すように、可撓性のグリップ本体１の両端から
、該グリップ本体１の長手方向に突出する芯材２の突出
部３を、側面形状が略Ｖ字状となるように折曲し、その
折曲部４位置に、第２図及び第３図に示すように、前記
芯材２の長手方向に沿う長孔５を穿設し、この長孔５内
に取付ねじ６を挿通して車体７側に固着されたベース部
材８を介して車体７側に取付けておき、格納時には、第
２図に示すように、グリップ本体１を車体７側に押込ん
で、取付ねじ６０頭部６Ｉ！１下に配置された環状のワ
ッシャ９と車体７側に差込み固着され九カラ一部材ｌＯ
との間の間隙り内に介装された前記芯材２の突出部３を
、長孔５内に挿通された取付ねじ６によって案内しつつ
、その芯材２の長手方向外方に移動させ、前記ワッシャ
９の外周部に前記折曲部４を係合させることによシ、グ
リップ本体１を車体７側に収納保持させる一方、使用時
には、前述の場合とは逆に、第１図に示すように、車体
７からグリップ本体１を引出して前記突出部３を取付ね
じ６によって案内しつつ、芯材２の長手方向内方に移動
させ、前記ワッシャ９の外周部の４箇所ａ　、　Ａ　、
　ｃ　、　ｔｔに前記突出部３上面を弾接させるととも
に、前記カラ一部材１０上面に前記折曲部４下面を弾接
させることによシ、グリップ本体１を車体７から引出し
保持させるようにしている。

ところで、このような従来の格納式アシストグリップに
あっては、グリップ本体ｌの引出時に、第３図に示すよ
うに、環状のワッシャ９の外周縁下部に、突出部３に形
成された長孔５の外周Ｒを弾接させる一方、第１図に示
すように、カラ一部材１０の上面に、前記突出部３に形
成された折曲部４の下面を弾性的に面接触させ、これら
４箇所の係合摩擦点ａ　、　４　＋、　ｃ　、　ｔｔ及
び１箇所の保合摩擦面番による保合摩擦力にて、グリッ
プ本体１を、その引出完了位置で保持するようにしてい
る。したがって、前記長孔５の外周縁にパリ等が存在し
てい７′ｃシ、あるいは取付ねじ６に対する長孔５の穿
設位置がずれていたシすると、引出時における保合摩擦
力にばらつきを生じて、グリップ本体１の引出し状態の
確実な保持を安定して得られない欠点があった。

本発明は、このような従来の欠点に鑑み、取付ねじの頭
部と芯材の突出部との間に、取付ねじの胴部が挿通され
たストッパ一部材を介在配置し、このストッパ一部材と
前記突出部とのいずれか一方に、グリップ本体の引出完
了位置において、前−記ストッパ一部材または前記突出
部と摩擦係合する係合突部を形成して、グリップ本体の
引出し状態の確実な保持を安定して得ることができる格
納式アシストグリップを提供することを目的とする。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお
、従来例と同−講成部分には、同一指示符号を付してそ
の重複する説明は省略する。

第４図は本発明に係る格納式アシストグリップの一実施
例を示す要部断面図、第５図はそのアシストグリップの
構成部材を示す分解斜視図である。

第４図に示すように、グリップ本体１の両端から突出す
る芯材２の突出部３と該突出部３ｔｌ−車体７側に取付
ける取付ねじ６０頭部６ａとの間には、その取付ねじ６
の胴部６ｋに挿通された板状のストッパ一部材１１　（
第５図参照）が介在配置されている。また、前記突出部
３には、グリップ本体１の引出完了位置（第４図参照）
において、前記ストッパ一部材１１の、グリップ本体１
側端縁１１４と摩擦係合する係合突部１２が形成されて
いる。この係合突部１２は、車体７から所定位置まで引
出されたグリップ本体１を、その引出完了位置において
確実に保持するために設けられたものである。また、前
記芯材２の突出部３と車体７側に固着されたベース部材
８との間には、金属製のカラ一部材１０が介在配置され
ている。このカラ一部材１０カら延在された差込部１３
は、車体７側に設けた差込孔１４内に差込まれており、
それによって、ベース部材８を車体７に位置決め固定す
るようにしている。

また、このカラ一部材１０に形成された、前記取付ねじ
６の胴部６４が挿通される環状突部１５の上端縁上には
、前記ストッパ一部材１１が載置されておシ、この環状
突部１５によって、カラ一部材ｌＯとストッパ一部材１
１との間に間隙ぷが形成されて、この間隙ヱ内を前記芯
材３が長手方向に移動できるようになっている。このカ
ラ一部材ｌＯの下部には、ベース部材８のねじ挿通孔８
ＩＩＬ内に嵌装された環状突部１θαを有する補強金具
１６が配置されている。

なお、ベース部材８には、前記ストッパ一部材１１取付
ねｉどを被い隠すためのキャンプ１７が被着されている
。

このような構成を有する本発明に係る格納式アシストグ
リップによれば、車体７からグリップ本体１を引出して
そのグリップ本体１が引出完了位ｔまで至ると、第４図
に示すように、長孔５内に挿通された取付ねじ６によっ
て案内されつつグリップ本体ｌ側に移動された芯材２の
突出部３に設けられている係合突部１２がストッパ一部
材１１のグリップ本体１側端縁１１薯と摩擦保合する。

したがって、この係合突部１２によるストッパ一部材に
対する摩擦係合力によって、ストッパ一部材１１に対し
て芯材２の突出部３ｆ：強固に係合することができるの
で、グリップ本体１を、その引出完了位置において確実
に保持することができる。

一方、グリップ本体の格納時にあっては、第６図に示す
ように、グリップ本体ｌを車体７側に押込んで、芯材２
の突出部３を取付ねじ６によって案内しながら、その芯
材２の長手方向外方に移動する。すると、ストッパ一部
材１１のグリップ本体１側端縁１１善に摩擦係合されて
いる係合突部１２は、その端縁１１４から離脱して、ス
トッパ一部材１１とカラ一部材ｌＯとの間の間隙上内に
挿入される。この係合突部比が所定位置まで挿入される
と、ストッパ一部材１１の両端縁ｌｉｄ、１１と芯材２
の突出部３上面とで摩擦係合されるとともに、該突出部
３に形成された折曲部４下面とカラ一部材１０上面とで
摩擦係合されるので、グリップ本体１を車体７側に確実
に収納保持することができる。

なお、この実施例では、両端縁に上向きの折返し部１１
０．１１　Ｑを有するストッパ一部材１１を、取付ねじ
６に取付けた場合について説明しているが、単に板状の
ストッパ一部材を取付ねじに取付けるようにしてもよい
。

また、この実施例では、ストッパ一部材１１に形成した
係合突部１２が突起状に２個形成されている場合につい
て説明しているが、突出部３の幅方向に沿うような突条
状に１個形成してもよい。

次に、第７図及び第８図は本発明の他の実施例を示す要
部断面図及びそれに使用されるストッパ一部材を示す斜
視図である。

この実施例にあっては、第３図ないし第６図に示す実施
例と異なシ、ストッパ一部材１１側に、第７図に示すよ
うに、グリップ本体ｌの引出完了位置において、芯材２
の突出し３と摩擦係合する係合突部１８を２箇所に切起
し形成している。

このように構成した場合にも、前述の実施例と同様、こ
の係合突部１８による前記突出部３に対する摩擦係合力
によって、ストッパ一部材１１に対シて井キイ前記突出
部３を強固に結合することができるので、グリップ本体
１を、その引出完了位置において、確実に保持すること
ができるほか、ストッパ一部材１１は取付ねじ６から容
易に着脱できるので、前記保合突部１８の先端が摩耗し
た場合には、新しいストッパ一部材と取り換えることで
、可及的速やかにその新しいストッパ一部材によジグリ
ップ本体を所定の引出完了位置で保持することができる
。

以上の説明から明らかなように、本発明は、取付ねじに
取付けられたストッパ一部材と芯材の突出部とのいずれ
か一方に、グリップ本体の引出完了位置において、前記
ストッパ一部材または前記突出部と摩擦係合する係合突
部を形成して構成したものであるから、簡単な構成でも
ってグリップ本体の引出し状態の確実な保持を安定して
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来のアシストグリップの引出し状
態及び格納状態をそれぞれ示す要部断面図、第３図はグ
リップ本体を引出した時の取付ねじと長孔との位置関係
を示す平面図、第４図以下は本発明に係るアシストグリ
ップの実施例を示すもので、第４図はグリップ本体全格
納した状態を示す要部断面図、第５図は本発明に係るア
シストグリップの構成部材を示す分解斜視図、第６図は
グリップ本体を引出した状態を示す要部断面図、第７図
は本発明の他の実施例を示す要部断面図、第８図はそれ
に使用されるストッパ一部材を示す斜視図である。 １・・・グリップ本体、２・・・芯材、３・・・突出部
、４・・・折曲部、５・・・長孔、６・・・取付ねじ、
６ｔＬ・・・頭部、６４・・・胴部、７・・・車体、８
・・・ベース部材、　１０・・・カラ一部材、１１・・
・ストッパ一部材％戎、１８・・・係合突部。 第５図 第７図 第８図 １

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）可撓性のグリップ本体の両端から、該グリップ本
   体の長手方向に突出する芯材の突出部を折曲し、その折
   曲部位置に、前記芯材の長手方向に長孔を穿設し、この
   長孔内に取付ねじを挿通して車体側に固着されたベース
   部材を介して車体側に取付け、格納時にあっては、前記
   グリップ本体を車体に沿って位置させる一方、使用時に
   あっては、前記取付ねじに対して前ｕ己芯拐の突出部を
   長手方向に移動して前記グリップ本体を引き出すように
   した格納式アシストグリップにおいて、前記取付ねじの
   頭部と前記芯材の突出部との間に、前記取付ねじの胴部
   が挿通されたストッパ一部材を介在配置し、このストッ
   パ一部材と前記突出部とのいずれか一方に、前記グリッ
   プ本体の引出完了位置において、前記ストッパ一部材ま
   たは前記突出部と摩擦係合する係合突部を形成したこと
   を特徴とする格納式アシストグリップ。