JPS608705Y2 - 海草処理装置 - Google Patents

海草処理装置

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JPS608705Y2
JPS608705Y2 JP1982190714U JP19071482U JPS608705Y2 JP S608705 Y2 JPS608705 Y2 JP S608705Y2 JP 1982190714 U JP1982190714 U JP 1982190714U JP 19071482 U JP19071482 U JP 19071482U JP S608705 Y2 JPS608705 Y2 JP S608705Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の技術分野 本考案はローラと、このローラに掛けられた無端ベルト
との間に海草を挿入させて処理する海草処理装置に関す
る。
(2) 従来技術とその問題点 一般に、昆布やわかめなどの海草にあっては採集後に、
洗浄、コケムシ基し、巻締めならびにしわ伸しなどの処
理が行なわれる。
従来、洗浄やコケムシ基しなどの処理装置としては種々
提案されている。
しか腰それらは何れも二つのローラあるいは二つの円筒
状のブラシを対設し、それらの間に海草を挿通させるこ
とによって、洗浄、コケムシ基しなど所望の処理をする
構造になっている。
したがって、ローラやブラシ間に形成される処理帯域が
短かく、充分な処理ができない。
このため、実開昭52−75698号、同54−489
0吋及び特開昭54−30696号公報などに記載され
た処理装置が提案されている。
これらの処理装置はローラやブラシの多数組を横に並べ
、一端の一組から他端の一組にかけて海草を順ぐりに挿
通させる構造になっている。
しかし、この構造にあっては、海草の挿入に対して手前
に位置する先位組のローラ回転よりも、海草の挿入に対
して後に位置する次位組のローラの回転が速い場合、処
理途中で海草が切断されたり、擦過傷を受けたりする不
都合がある。
また多数組のローラやブラシを同期回転させたとしても
、各組の処理帯域が離間配置されているので、処理帯域
と処理帯域との間にある海草が自重によって張力を受け
、途中で海草が切断することがある。
これを防止するために、各処理帯域間に海草支持部を静
止状態で設けた場合には、海草が海草支持部上に摺られ
ながら移動するので、海草に海草支持部との接触抵抗が
付加され、海草が切断したり、擦過傷を受けたりする。
これを防止するために、海草支持部を処理帯域と同期さ
せつつ移動させたとしても、処理帯域と海草支持部との
間が離間するので、処理開始時に海草の先端を処理帯域
から海草支持部へ、また海草支持部から処理帯域へと案
内することが必要となり、構造が複雑になる。
上記実情に鑑みて、実公昭50−26794号公報に示
すように、ベルトとローラとから構成された海草処理装
置が提供されている。
ところで、同公報の如く海草の茎状部を積極的に押し潰
して水分除去を行うものがあるが、海草のしわ伸し加圧
処理は断る水分処理を行なうか、或は行なわないでいず
れにしてもある程度乾燥させた後に行なわれるものであ
る。
しわ伸し処理に際しては、予め茎状部を除去しているの
で、かえってベルトとローラとの間で海草の挿入端面が
押し潰されて商品価値を損なうものである。
又、特開昭51−91197号公報に示すように巻締め
を行なう処理装置も提供されているが、いずれも単一目
的のみで多用途に使用できるものではなかった。
(3)考案の目的 本考案の目的は、前述した従来の実情に鑑み、処理帯域
を長くすることができ、海草の損傷を防止することがで
きる海草処理装置を提供することにある。
(4) 考案の構成 上記目的を遠戚するために、本考案の構成は、小径ロー
ラとこれに着脱自在にはめ込まれる大径ローラとを有す
るローラと、このローラの周面に無端ベルトが掛けられ
て走行され、無端ベルトとローラとの間に海草を挿入す
るとき無端ベルトをローラ間が相対移動される構成とし
たことを特徴とする。
(5)考案の一実施例 以下、第1図〜第6図について本考案の施された海草処
理装置の詳細を説明する。
この海草処理装置は、第1図に示すように、ローラ1と
、このローラ1の周面に一部を掛けられる無端ベルト2
とを備える。
この無端ベルト2は、第3図のように、装置フレーム3
に回転自在に取付けられた多数個の方向転換ローラ4〜
1゜と、テンションローラ11とによって張られる。
上記方向転換ローラ4,10はそれぞれ支軸4a、10
aに回転自在にはめ込まれており、方向転換ローラ4,
10の両端より突出した支軸4a、10aは前部フレー
ム3aに穿たれた長孔12.13に貫通される。
長孔12,13の両側に位置する支軸4a、10aには
ナツト14が螺着されており、ナツト14の締付によっ
て支軸4a、10aが前部フレーム3aに固定される。
上記長孔12,13は装置フレーム3の上下方向に細長
くなっており、ナツト14の締付・弛緩によって、方向
転換ローラ4,10の間隔が調節される。
他の方向転換ローラ5,6,7はローラ1よりも上方に
位置する装置フレーム3の頂部フレーム3bに配される
方向転換ローラ5,6.7の両端に突出した支軸5a、
6a、?aが頂部フレーム3bに固定された軸受15,
16.17にて回動自在に支持される。
方向転換ローラ8,9はローラ1よりも下方に位置する
装置フレーム3の中間フレーム3cに配され、方向転換
ローラ8゜9の両端に突出した支軸8a、9aが中間フ
レーム3cに固定された軸受18,19にて回動自在に
支持される。
前記無端ベルト2の展張は次のようになっている。
即ち、無端ベルト2はローラ1の上部から方向転換ロー
ラ4,5,6,7,8,9,10への順次掛けわたされ
る。
そして、方向転換ローラ10からローラ1の下部を経て
、ローラ1の周面からローラ1の上部に至る。
即ち、無端ベルト2はローラ1の半周以上にわたって掛
けられる。
このローラ1への無端ベルト2の掛けわたしにより、無
端ベルト2の掛は始められる位置Aから無端ベルト2の
離れる位置Bにかけて、処理帯域Cが形成される。
また、無端ベルト2は、第1図のように、モータ20の
駆動によって一定方向、即ち矢印X方向に走行される。
モータ20はローラ1よりも下方に位置する装置フレー
ム3の下部フレーム3dに固定される。
モータ20には、プーリ21とベルト22からなる減速
機構23が連結される。
減速機構23の出力ブール21aは方向転換ローラ8の
支軸8aの端部に固定される。
減速機構23の中間ブーIJ 21 bは支軸8aと支
軸9aの間に位置して中間フレーム3cに回動自在に装
着されている。
出力プーリ21aと軸受18との間に位置する支軸8a
には、第2図示のように2段プーリ24が固定されてい
る。
この2段プーリ24の一方のプーリと、方向転換ローラ
5の支軸5aの一端に固定されたプーリ25との間には
ベルト26が掛けわたされる。
2段プーリ24の他方のプーリと、方向転換ローラ6の
支軸6aの一端に固定されたプーリ27との間には、ベ
ルト28が掛けわたされる。
上記2段プーリ24、プーリ25゜27は同一径になっ
ている。
上記減速機構23は第2図示のように、装置フレーム3
の一側に配される。
前記テンションプーリ11は方向転換ローラ6と方向転
換ローラ7との間に位置する無端ベルト2に配される。
このテンションプーリ11は支軸11aに回動自在には
め込まれ、この支軸11aの両端は無端ベルト2の両側
よりも突出している。
この支軸11aの突出部には重錘29のフック片30が
着脱自在に装着される。
重錘29の両端には突片31が突出されており、突片3
1は装置フレーム3の後部フレーム3eに摺接される。
また、重錘29の側面の一部には把手32が口状に突設
されている。
一方、ローラ1は、第1図示のように、支持部材33に
て頂部フレーム3bから片持ち状態で吊下げられており
、支持部材33の基部33aは頂部フレーム3bに回動
自在に取付けられている。
支持部材33の先端33bは基部33aを中心としてロ
ーラ1の径方向へ揺動自在になっている。
ローラ1は第4図示のように、大径ローラ34と小径ロ
ーラ35の異なる種類からなる。
大径ローラ34の軸心部には小径ローラ35よりもわず
かに大きな径の装着孔36が貫通され、この装着孔36
によって大径ローラ34が小径ローラ35に着脱自在に
はめ込まれる。
小径ローラ35の軸心部には軸受孔37が貫通され、こ
の軸受孔37には支持部材33の先端33aから水平に
突出された支軸38がはめ込まれる。
小径ローラ35の長さは大径ローラ34の長さよりも長
い。
小径ローラ35の両端に突出する支軸38には小径カラ
ー39がはめ込まれる。
小径カラー39は局面に螺着されたボルト40にて支軸
38に位置決め固定される。
したがって、小径ローラ35は小径カラー39にて支軸
38から抜止めされる。
支軸38の基端部に位置する小径ローラ35の基端には
大径カラー41がはめ込まれる。
大径カラー41は周面に螺着されたボルト42にて小径
ローラ35に位置決め固定される。
この大径カラー41によって大径ローラ34の基端が位
置決めされる。
また、第1図示のように、前記無端ベルト2の離れるロ
ーラ1の周面に向かって剥離部材43が設けられる。
この剥離部材43は、第4図示のように、剥離板部44
とアーム部45とを備える。
剥離板部44は大径ローラ34の長さ方向に延長すると
ともに、ローラ1から方向転換ローラ4の下方を通って
前部フレーム3aの手前に延長する板状になっている。
剥離板部44は無端ベルト2から離間される。
アーム部45は剥離板部44の裏面に固定されかつ剥離
板部44の両側からローラ1の軸心部分に向けて延長さ
れる。
このアーム部45の延長端には雄ねじ46が刻設され、
この雄ねじ46にはそれぞれ複数個のナツト47が螺着
される。
このナツト47間に位置する雄ねじ46が小径カラー3
9の周面に突出された取付片48に装着される。
取付片48には小径ローラ35の軸心方向一方に開放さ
れた凹状の装着溝49が刻設されており、この装着溝4
9に上記雄ねじ46をはめ込んだ後ナツト47を締付け
ることによって、アーム部45が取付片48に固定支持
される。
また、方向転換ローラ5に位置する無端ベルト2の上方
には供給案内部材50が離間状態で配される。
この供給案内部材50は無端ベルト2の短手帳方向に延
長するとともに、方向転換ローラ5の上部から前部フレ
ーム3aの手前に延長する板状になっている。
供給案内部材50の両端に形成された支持片51は支軸
10aにナツトにて固定支持される。
この支持片51には、第3図の仮想線示のように、凹状
の装着溝52が刻設され、この装着溝52に上記支軸1
0aがはめ込まれる。
また、前記モータ20にはカバー53が被せられる。
このカバー53は下部フレーム3Cに取付ねじ54にて
固定される。
以上のように構成された海草処理装置において昆布のし
わ伸しを行なう場合について説明する。
モータ20の駆動にて無端ベルト2を矢印X方向に走行
させた後、供給案内部材50から海草(図示省略)の一
端を無端ベルト2の掛は始め位置Aに挿入する。
これによって海草の一端がローラ1と無端ベルト2の間
に挾み込まれた後、掛は始め位置Aから無端ベルト2の
離れる位置Bへと向けて処理帯域Cを通過する。
この処理帯域Cの通過時に、海草はローラ1と無端ベル
ト2から加圧作用を受けてしわが伸ばされる。
その後、離れる位置Bを通過した海草の一端はローラ1
の周面に付着しつつ移送された後剥離部材43にてロー
ラ1の周面から剥離され、剥離部材43にて前部フレー
ム3aの手前に導びかれる。
ところで、処理帯域Cはローラ1とローラ1の周面に掛
けられた無端ベルト2とによって形成されるので、従来
のようなローラまたはブラシによる処理帯域よりも長く
形成される。
したがって、海草のしわは処理帯域Cを通過することに
よって好適な処理を受ける。
また、ローラ1が無端ベルト2の走行によって矢印X方
向へ従動しているので、処理帯域Cの通過時に海草に無
理な引張りが作用せず、海草の一部が引きちぎられたり
、擦過傷を受けたりする不都合がない。
さらに、ローラ1は装置フレーム3から支持部材33に
て径方向へ移動自在に支持されているので、処理帯域C
に海草が挿入されたときローラ1は支持部材33の基端
を中心として第5図示の実線示から仮想線示の間を怪力
へ移動し、海草に局部的な荷重が作用するのを防止して
いる。
また、第5図示のように、海草りの一端が掛は始め位置
Aに挿入されローラ1の周面に接触したとき、ローラ1
は実線示位置から仮想線方向へ移動され、海草りの一端
即ち挿入端の押潰れが防止される。
また、上記ローラ1の移動はローラ1の移動方向前面に
位置する部分の無端ベルト2からの張力がローラ1の移
動力よりも大きくなったときローラ1は仮想線示から実
線示へと復帰される。
換言するならば、海草の挿入によるローラ1の移動力と
、ローラ1の移動による反作用として生じる無端ベルト
2からの張力との差によって、ローラ1は径方向へ前後
移動される。
したがって、無端ベルト2とローラ1の間に海草を挿入
するとき無端ベルト2とローラ1の間が相対移動し、海
草の押潰れ現象が防止される。
しかも、無端ベルト2はローラ1周面の半周以上に掛け
られているので、処理帯域Cが、より長く形成される。
また、無端ベルト2は掛は始め位置Aと離れる位置Bと
の両方において、方向転換ローラ4,5にてそれぞれ前
部フレーム3aに沿いつつ上下方向に方向転換されてい
る。
したがって、処理帯域Cへの海草の挿入と、処理帯域C
からの海草の搬出との両操作が簡単にできる。
さらに、剥離部材43がローラ1の支軸38にて固定さ
れつつローラ1の回転に対して静止状態で架設されてい
るので、剥離部材43はローラ1の径方向への移動に追
随する。
したがって、ローラ1周面と剥離板部44先端との装着
関係が常に一定に保たれ、海草の剥離操作に支障がない
次に、海草の巻締め処理に流用する場合について説明す
る。
剥離部材43を取外すとともに支軸38の先端に位置す
る小径カラー39を支軸38から取外す。
そして、大径ローラ34を小径ローラ35から取外すと
ともに前部フレーム3aに位置する方向転換ローラ4,
10を互いに径方向へ移動固定し、方向転換ローラ4,
10の間隔を小径ローラ35の径よりも小さくする。
これによって巻締め処理が完了する(第6図参照)。
上記準備完了後、モータ20を駆動させた後、海草の一
端を供給案内部材50から無端ベルト2の掛は始め位置
Aへ挿入する。
これによって海草の一端が処理帯域Cを経て無端ベルト
2の離れる位置Bを通過する。
この離れる位置Bを通過するとき海草の一端は小径ロー
ラ35の周面に付着しつつ掛は始め位置Aに至り、この
掛は始め位置Aにて海草の一端は、供給案内部材50側
から掛は始め位置Aに位置している海草とローラ1との
間に巻込まれる。
このように順次海草はローラ1と無端ベルト2の間にお
いてローラ1に巻締められる。
(第7図参照)。この巻締め処理の際、方向転換ローラ
4,10の間隔が小径ローラ35の径よりも小さくさせ
ることにより、無端ベルト2の走行時に小径ローラ35
が前部フレーム3a手前に飛び出すような不都合がない
この結果巻締め処理が簡単に行なえる。
また、小径ローラ35が支持部材33にて装置フレーム
に支持されているので、巻締めの進行にしたがって小径
ローラ35は第6図の実線示から仮想線用方向への運動
軌跡11を描いて移動される。
しかも、支持部材33が片持ちになっているので、巻締
め後に海草を小径ローラ35の軸心方向−側に引抜くこ
とができ、巻締めた海草の取外しが容易である。
また、巻締めの準備にあっても大径ローラ34が小径ロ
ーラ35の軸心方向−側に引抜けるので、準備作業が簡
単である。
(6)考案の変形例 (a) 第8図に示すように、ローラ1Aを定位置に
て回動自在に設け、このローラ1Aに無端ベルト2を掛
け、無端ベルト2の掛は始め位置Aと方向転換ローラ1
0との間に作動レバー55を設ける。
この作動レバー55は無端ベルト2の走行(矢印X方向
)と交差する方向に移動され、無端ベルト2が実線示か
ら仮想線方位置へと引かれる。
したがって、海草の一端が掛は始め位置Aに挿入される
際、作動レバー55の操作により無端ベルト2を移動腰
海草の押潰れを防止される。
上記作動レバー55の移動は海草の一端が掛は始め位置
Aに供給されるのを検出し、この検出信号に連動させる
ことが可能である。
(b) 図示は省略するが、テンションローラ11廻
りにテンションローラ11を上方に移動すせる機構を設
け、海草の一端が無端ベルト2の掛は始め位置に挿入さ
れるとき、無端ベルト2の張力を減少させ、海草の押潰
れを防止することも可能である。
(C) 図示は省略するが、無端ベルト2の掛は始め
位置Aと離れる位置Bのいずれか一方の方向転換ローラ
4(または10)を省くことが考えられる。
(d) 無端ベルト2の離れる位置Bから海草を無端
ベルト2に付着させつつ導出させてもよい。
(e) 前記実施例においては、しわ伸しと巻締めに
ついて説明したが、本考案にあっては上記処理だけに限
定されるものではなく、他の処理、例えば洗浄やコケム
シ落しなどに組合せることも可能である。
(f) ローラ1を定位置にて回動自在に設けること
によって、方向転換ローラ4,10間の間隔をローラ1
の径よりも大きくすることが可能である。
(g)第9図示のようにローラ1を複数個対設し、これ
らのローラ1に無端ベルト2を順次掛けわたすことによ
り、処理帯域Cを無端ベルト2の走行方向に複数個列設
させてもよい。
図中符号56は中間ローラを示す。
この変形例の場合、複数個の処理帯域C9Cが離間配列
されるけれども、処理帯域Cと処理帯域Cの間にある海
草は処理帯域Cに連続されて走行する無端ベルト2に載
りながら運ばれるので、海草は従来のような切断や擦過
傷などを受けることがない。
(h) 図示を省略するが、モータ20と2段プーリ
24との間にクラッチを設け、装置フレーム3の操作部
分にクラッチ操作部を配し、モータ20の駆動から無端
ベルト2の走行を断続操作させてもよい。
(i) 無端ベルト2の走行を矢印X方向と逆方向(
第2図のY方向に同じ)にさせ、無端ベルト2の掛は始
め位置Aを離れる位置Bよりも上位に配してもよい。
この変形例によれば処理済の海草の取出しが、重力にさ
かられず自然の摂理にしたがって自動的に行なえる。
この変形例の場合、剥離部材43は前記実施例と反対に
なる。
(j) 供給案内部材50は必要に応じて設ければよ
い。
(7)考案の効果 以上説明したように本考案によれば次のような効果があ
る。
(イ)小径ローラに大径ローラを着脱自在にはめ込むロ
ーラ構造としたので、無端ベルトと大径ローラで海草の
しわ伸し処理を行なえるうえ、大径ローラを取り外せば
無端ベルトと小径ローラとで海草の巻締め処理が行なえ
、簡単に多目的に兼用できる。
(ロ)無端ベルトとローラとの間に海草を挿入するとき
無端ベルトとローラ間が相対移動されるので、処理時に
海草への局部的な過荷重を阻止して、海草の押潰れ現象
を防止できる。
この結果、処理性状のよい加工製品を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の施された海草処理装置の側面図、第2
図は海草処理装置の無端ベルトを取外した平面図、第3
図は第2図の■−■線断面図、第4図は同海草処理装置
のローラ廻りの分解斜視図、第5図は同海草処理装置の
ローラ廻りの側面図、第6図および第7図は同海草処理
装置による巻締め処理を説明するための第3図に相当す
る断面図であって、第6図は処理前の状態を示し、第7
図は処理中の状態を示す、第8図は本考案の変形例を示
す第5図に相当する側面図、第9図は本考案の別の変形
例を示す概略図である。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 小径ローラとこれに着脱自在にはめ込まれる
    大径ローラとを有するローラと、このローラの周面に無
    端ベルトが掛けられて走行され、無端ベルトとローラと
    の間に海草を挿入するとき無端ベルトとローラ間が相対
    移動される構成とした海草処理装置。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項に記載されたもの
    において、海草を挿入するときローラが径方向に移動さ
    れる構成とした海草処理装置。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第1項に記載されたもの
    において、海草を挿入するとき無端ベルトが掛は始めら
    れる位置にその走行と交差する方向へ移動される構成と
    した海草処理装置。
  4. (4)実用新案登録請求の範囲第1項に記載されたもの
    において、海草を挿入するとき無端ベルトの張力が減少
    される構成とした海草処理装置。
  5. (5)実用新案登録請求の範囲第1項乃至第4項に記載
    されたものにおいて、無端ベルトがローラ周面の半周以
    上に掛けられる構成とした海草処理装置。
  6. (6)実用新案登録請求の範囲第1項乃至第5項に記載
    されたものにおいて、無端ベルトが掛は始められる位置
    と離れる位置との両方で方向転換される構成とした海草
    処理装置。
  7. (7)実用新案登録請求の範囲第1項乃至第5項に記載
    されたものにおいて、無端ベルトが掛は始められる位置
    と離れる位置とのいずれか一方で外側に方向転換される
    構成とした海草処理装置。
  8. (8) 実用新案登録請求の範囲第1項乃至第7項に
    記載されたものにおいて、無端ベルトの離れるローラ周
    面に向けて剥離部材が設けられる構成とした海草処理装
    置。
  9. (9) 実用新案登録請求の範囲第1項乃至第8項に
    記載されたものにおいて、剥離部材がローラの回転に対
    して静止状態でローラの軸心部に支持される構成とした
    海草処理装置。
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